権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

夢中になっていた「刑事フォイル」

2016-03-21 09:28:00 | テレビ番組

なんと「刑事フォイル」が昨日の放送(BS3-日曜午後9時)で終了となってしまった、ということで見事「夢中になっていた海外ドラマは」にノミネート。

そりゃあ無いだろうよNHKさん、ここで終わったら出し惜しみもいいとこ、芸の出し惜しみはいけません。
このドラマ、第二次大戦初頭のイギリスが舞台、それもロンドンから大分外れた田舎町のヘイスティングなる町。
なんと言っても異常な状況下での殺人事件、国外にでれば大量の人間が殺されたり殺したりしている世の中で、たった1件のどうでも良い様な事件を執拗に解決する。
(普通なら50分位で解決するところを何と二週間に渡り追いかけ続けて解決する。)
そして連合国イギリスも人権侵害やら利敵行為やら階級差別やら有象無象のネガティブな面をさらけだして、よくもまぁこんなドラマを作ったもんだと感心する。
加えてジーパンはいたデカとかスニーカ履いたデカとかミーちゃんハーちゃんが騒ぎそうな登場人物が出ないのも、ドラマとしての見ごたえを感じさせている。
昨日の最終回で一番のお気に入りの会話。(このシリーズは戦後編まで作られている様だが、NHKが勝手にここで終了してしまう!)
 犯人の父親:「息子は明日船に乗ってお国のために戦おうとしている、逮捕して何の得があるんだ。」
 フォイル:「もちろん何の得もない」
これがこのドラマの真骨頂、犯人が戦争遂行に重要な人物であるケースもあり、そんな時は苦虫つぶした様な顔をして手を引くこともある。
時代背景やら登場人物の配置、そして練りこんだ犯人像など、こんなアイデア満載の探偵ドラマこれまでなかった。

再開することを切に望む。 
 

PS 英国製の刑事もので「第一容疑者」というシリーズがあってこれもなかなか面白かった。
  これまでの海外刑事もので(TV放映で)面白かったのは
  〔刑事フォイル〕 > 〔名探偵モンク〕 > 〔刑事コロンボ〕 >> 〔刑事コジャック〕 >>> 〔その他〕


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