権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「DEP:重大事故捜査班」三部作

2024-07-18 13:21:32 | テレビ番組

アマプラ公開の「ÐEP:重大事故捜査班」の三部作を漸く見終えた、1シーズン/晩で結局3日間の寝不足。
(尤も夜早く寝てとびっきりの早朝に覚醒するのと、夜更かしして寝坊するのと睡眠時間は対して変わらないが)
何気なく見始めたら次から次へと局面が変わってかつての「24」みたいな乗りで付き合ってしまった。
第1シーズンが航空機事故、第2シーズンが高速列車事故、第3シーズンが大型旅客船と、それにグランドホテル形式の群像劇と大掛かりな陰謀劇まで織り込んでいるから、結構忙しいドラマではある。
また45分/話で6話/シーズンなので一機観には手ごろな尺かも。

〔あらすじ:航空機編〕
 乗員乗客256人を乗せた旅客機BGA716便が大西洋上でこつ然と姿を消す。TSIB(運輸安全調査局)の事故調査官ケンドラ率いるチームは、あらゆるデータを分析して機体の位置を探り当て、奇跡的に1名の生存者を発見。調査チームは海底に沈んだ機体からのブラックボックス回収を目指すが難航。一方で、機長が自殺をほのめかしていたこと、死んだはずのテロリストが偽名で搭乗していたことなど、次々に新事実が明らかになる。

〔あらすじ:高速列車編〕
 カナダのトロントから米国シカゴを目指していた完全自動運転の高速列車アポロが脱線事故を起こし、乗員乗客60名以上が犠牲になる。ケンドラは米国のFTSA(連邦運輸安全局)の要請を受け、主任調査官としてチームを率いるが、事故直後にアポロから逃亡した移送者がいたことからFBIに指揮権を握られてしまう。ケンドラたちは事故直前にブレーキが作動しなくなったことを知るが、異常発生の原因は不明。

〔あらすじ:旅客船編〕
カナダのニューファンドランド島沖で、乗員乗客493名を乗せた米国籍の旅客船クイーン・オブ・ナローズ号が沈没。ケンドラ率いるFTSA(連邦運輸安全局)のチームが事故調査にあたる。ケンドラは救助要請から約32分という異常なスピードで沈没したことに違和感を覚える。そんななか、解雇された元船員が乗船しナローズ号に関するあやしげなウェブサイトを作成していたことから容疑者とされる。一方でケンドラは、ナローズ号の所有会社や同船の販売元である英国の企業に過失がなかったかを調査する。

(以上番組HPより)


シーズンを重ねる毎に人間ドラマの部分が良く仕上がっていて、全世界でのヒットも何となく理解できる。
シーズン1と2は重鎮クリストファー・プラマーが恰好良い役で出ている、ただ一人知っている役者。

なお昔夢中になって明日は遅刻と決め込んで夜なべしたのは「人間の条件」と「ルーツ」の最終巻、「ゲームの達人」くらいだったか、昔はそれほど読書に夢中になれた。

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「9から始まる奇妙な物語」

2024-07-14 17:39:38 | テレビ番組

BBC制作のオムニバス12話(シーズン1,シーズン2)で妙に取りつきにくいながら、最後まで行くと結構ワクワクした。
毎回ドラマの造り(状況、展開、落ち、ブラック・ユーモア度)が異なっていて、これを書いたライターさんに一票投じたい位。
そして昔夢中になった「トワイライト・ゾーン」を彷彿させるドラマ。
(と言ってもリアルタイムでは無くてレーザ・ディスク時代にこつこつと収集した)
ともかくいろいろなエピソードが満載なので、飽きずにたのしめた、お気に入りのを2点ほど。

「トムとジェリー」
作家志望の小学校教師トム(リース)の元に、ホームレスのミグ(スティーヴ)が落とした財布を届けにくる。
嫌々ながらもミグを部屋に招き入れるトム、が段々とミグを親密になってゆき怠惰な性格が乗り移ってゆく。
そしてそれから恋人ジェリーとの関係や周囲との関係もおかしくなり始める。
これがいかにも「トワイライト・ゾーン」的な作風で落ちも凄い。


「最後の息」
有名なポップ・スターが病床の少女の見舞いにとある家庭を訪れる。
そして少女のために風船を膨らました後に急死する。残った大人たちは有名人の最後の息がはいった風船が高値で売れとと考えて奪い合いのドタバタ劇を演ずることとなった。
この物語の最後はある種の清々しさがあって他の作品とは一線を画する。


他にも紹介したいエピソードはあるがキリが無いので。
今回はアマプラでシーズン2まで観たが、これは5シーズン位まであるそうなので機会があれば是非とも見ようかなどと。

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「徹底討論 朝までナメてれば」回顧

2024-07-03 06:27:41 | テレビ番組

昔は「朝までナマテレビ」なんて面白い討論番組が月1回放映されていた、結構な見ごたえがあって何ら結論は出ないけれども夜更かし分は充分に楽しめた。
今でも月一で放映されている様だがとんと観ていない、過去何度かチャレンジしたが冒頭10分観て辞めたことが何度か。
さて以下の動画は昔の雰囲気満載の面白いパロディ、こんなのを編集を駆使して作るとは演者であり製作者である松尾貴史さんは凄い才能の持ち主だと思う。
大島渚、西部 邁、栗本慎一郎、野坂昭如、小田実、広瀬隆、舛添要一、等々 一人で見事に演じている。
なおこの大がかりなコントはフジTVの番組で放映されたらしいから、この当時の「朝までナマテレビ」は他局がパロる位に話題性があったということ、そしてこの頃のフジはまだまだ面白かった。

【1989年】松尾貴史「徹底討論 朝までナメてれば」


田原総一郎さんもこの当時は自分よりも大物相手に丁々発止で大活躍だが、今では自分が一番偉くなってバランスが著しく悪くなっている様で、ここら辺は長い事続くと堕落する政治やマンネリ化したドラマがつまらなくなったりする現象と同じかも。

なお先日焼きトウモロコシに挑戦して見事に失敗した。

味はそこそこだったけれども見栄えが、こんなことしないで普通に焼けば良かったかと。

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「Outer Range 領域外」(その2)

2024-06-15 16:49:13 | テレビ番組

ようやくシーズン2を見終えた。
物語は段々複雑になり、タイムトラベル物のタブー”同一人物が時代を超えてのご対面は不可”というSF界の基本原則を無視してのストーリの進行、これはもう開き直った姿が本当にすがすがしい。
タイム・トラベル物と言えば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」がここら辺(パラドックス)を上手いこと処理していて娯楽編としては秀逸だったが、こちらは種明かしが一切ない、「2001年宇宙の旅」的”訳の分からなさ”が好きな人以外には勧められ無い。
シーズン2ではアボット家、ティラートン家そしてジョイ(ネィティブ・アメリカンの保安官)一家のエピソードを軸に展開し、時を超えて絡むドラマの造りが誠に面白い。
また広大な平原に馬を走らせるシーンもまるで西部劇の様な味わいがあってそれもまた楽しめる。(場所はワイオミングだそうだけれども)


シーズン3に期待。

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「Outer Range  領域外」

2024-06-05 09:52:54 | テレビ番組
アマプラで配信中「Outer Range 領域外」、これがシーズン1途中からがぜん面白くて、いつもの通り嵌っている。
作風は不思議やら謎が満載の点で「LOST」と良く似ているが、ドラマの芯が発散しない分こちらの方が良い。(あちらも充分に面白かったが)
最初の3話位は米国ドラマらしからぬテンポの悪さと画面の暗さで結構我慢が必要だったが、途中から謎の露出が多くなりグングン引きこまれて今ではシーズン2の途中。

〔内容〕
 現代のワイオミングの3代前から続いているアボット牧場、その当主ロイヤル・アボットは気難しい家族第一主義のカウボーイで地元の評判もまぁまぁながらそれほどの金持ちでは無い。一方対立する隣の(といっても車で移動しなければお互いに行き来できない)牧場主ティラーソンはともかく金持ちで性格は悪い。
さて、そんな時に謎の女性オータムがアボット牧場に現れる、そしてアボット家の長男がティラーソンの長男をケンカの末に殺してしまう事件が起きる。
ロイヤル・アボットは家族のために隠ぺい工作に奔走し、自分だけが知っている牧場西部の謎の「穴」に投げ込む、そしてその殺人が周辺を巻き込んで段々と大きな事件になっていく。


暗い穴が大きな鍵になるのでともかく画面が暗い、昼間の居間でみると画面の中で何が起こっているのか全く分からない。映画をTV放映した時に良くあるケースだけど。
さてこの主人公ロイヤル・アボットと敵役ウェイド・ティラーソンを演じる役者さん、どこかで観たことが有るが思い出せない。

 
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「誰もがダイヤを愛してる」

2024-01-27 22:25:34 | テレビ番組

今度のターゲット(アマプラ海外TVシリーズ)は「誰もがダイヤを愛してる」。
あまりドンパチやら格闘シーンが無いのでそこそこ楽しめたが、寝る間を惜しんでまで嵌ることはなかった。。

「内容」
アントワープ・ダイヤモンド・センターから数百万ドル相当の宝石を盗み出すため、最高レベルの警備を欺くことに成功したイタリアの窃盗団、物語りは成功したシーンから始まり、その後数日で主人公が逮捕される。以降は過去の準備段階の物語りと現実(ドラマでの現在)が交互に展開して手口や後日談が明かされる。


最後まで行くとどんでん返しが満載で面白い犯罪ドラマになっている。
(実話から物語化したそうで)

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「名探偵ポアロ」の放送が終わった。

2023-10-22 20:30:34 | テレビ番組

とうとうNHK-BSPの「名探偵ポアロ」の放送が終了した。
記憶によれば今回は3回目の再放映だと思う、ともかく毎週楽しみにしていて、数少ない贔屓のドラマが終わった。
このドラ・シリーズを調べてみたら、日本で放送開始されたのは1990年の1月、終了したのは2014年の10月で全70話、どうりで見ごたえがあるはず。
なお2回目の再放送は2015年の10月に再放送がスタートしたらしい、実はこの時からお付き合いをしている。
最初の頃のヘ-スティング大尉、ミス・レモン、ジャップ刑事の脇役陣との掛け合いが面白かったが、一番にのお気に入りは熊倉一雄さんが吹き替えのD・スーシェ演じるポアロ。
熊倉さんの声を懐かしむあまりに見始めたドラマでもあった、そして最終話は見事な閉じ方だった。

なおこのドラマでたびたび登場する1930年代の車(クラシックカー)は良くぞこれだけそろえた物と感心、これも楽しかった。
そもそもアガサ・クリスティーという作家は読んだことが無くて、単発で掛かるポアロが活躍する映画でしった程度、このシリーズを見始めてからは新作ポアロ(ケネス・ブラナー版)まで漁る様になってしまった。
このシリーズはその内また再放送してくれるかもしれないから、その時にはまた楽しもうかと。

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「弁護士ビル・マクグライド」シーズン4

2023-09-25 07:23:48 | テレビ番組

シーズン4は大手製薬会社を相手取っての大立ち回り、法廷ドラマらしい面白い出来だった。
そして今度の悪役はJ・K・シモンズ、これが倒し買いのあるなかなかの相手。

〔内容〕
かつてのパートナー・パティがサンフランシスコの一流法律事務所に勤務することになり、ビリーはパティの引きでその大手法律事務所に臨時で入る。2人は協力して、アメリカの最も狡猾なゴリアテ=鎮痛剤ビジネスで拡大中の大手製薬会社オピオイド産業に立ち向かうが、例のごとく様々な妨害工作を仕掛けてくる。
一方でその大手法律事務所も裏があってややこしい展開となる。

エピソード2の冒頭はJK・シモンズのミュージカル仕立てで♪Pain killer ♪なんて歌と踊りを披露してくれる、こういう幕間の余興みたいなのは多いに歓迎。
このシリーズがこれで終わるのも潮時だと思う、面白いドラマ・シリーズだった。
ところでこのシリーズの原題は「ゴリアテ」、巨大な敵を表すのはわかるが、対する”ダビデ”がタバコ中毒で酒好き(時々溺れる)で悪役顔のビル・マクグライドではどうもしっくりこない。
どうしてもミケランジェロのダビデ像のイメージが強いから、トム・クルーズみたいな役者を連想するが、それでは多分製作費倍増で面白さ半減だろう。
もし「シーズン5」が出来たらまた観ようっと。

 

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「弁護士ビル・マクグライド」シーズン3

2023-09-15 15:59:56 | テレビ番組

このシリーズは法廷ドラマらしくディスカッションシーンが多くあってシリーズ中で一番の出来ではないだろうか。
カルフォルニアの水資源を巡ってのいざこざは「チャイナ・タウン」を彷彿させるが、今回のシリーズは総決算の様にシリーズ1やら2の悪役が復活したりして最終シリーズらしい出来栄えでもある。(実はシーズン4が存在するらしい)

〔内容〕
あるとき、突然の地盤沈下に巻き込まれた農家の女性ボビーが亡くなり、ボビーの夫ジーンに依頼を受けたビリーは、水資源の強奪が地盤沈下の原因と考えて調査を開始。
大農園主でありカジノやホテルを経営する地元の有力者ウェイド・ブラックウッド、その妹で企業を経営するダイアナの存在がビリーの前に立ちはだかる。
ウェイドと地元有力者たちは水資源の利用に係る秘密協定を結んでおり、渇水時の水利権を独占していることを突き止めるが、合法的に進めているため訴訟は暗礁に乗り上げることになる。
そして生活水に困る一般市民と水資源を独占するウェイド・ブラックウッドとの集団訴訟と言う形で事態は進んで行く。


カルフォルニアの大きな道路をフォード・ムスタング(オープン)で疾走する所はとても恰好が良いし、年中口にしてるマールボロ―風のたばこも恰好が良くてまた喫煙したくなる様な心持にさせてくれる。
そして今回の悪役はデニス・クエイドで久々に見た、なおシーズン1の悪役ウィリアム・ハートも出てくる。
また今風なのか、登場人物が様々な人種(アフリカ系、先住民系)で構成されるとかも面白い。

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「弁護士ビル・マクブライド:GOLIATH」

2023-09-12 17:43:09 | テレビ番組

こちらもなかなか面白い、「弁護士ビル・マクブライド」。
シーズン1は一気観してしまった、この邦題よりは原題の「ゴリアテ」の方がはまっていると思う。
この落ちぶれた弁護士が巨大企業相手の訴訟で勝つ、というのは米国弁護士物の定番みたいで、知る限り「評決」、「レイン・メーカー」等々。(他にもあるかもしれない)
そしてこういう物語の巨大企業には大きな法律事務所が付いていて、そして主任弁護士は大物俳優が演じるのがご常道。
今回のシリーズ1では”ウィリアム・ハート”、いつもは善人を演じているこの人の怪物悪役ぶりは凄い、そして正義の味方は”ビリー・ボブ・ソーントン”、このひとはわき役でちょこちょこ見ている人で何となく悪役が多かった様な気もする。
と言うことで、善人役と悪人役が入れ替わったようなこのシリーズはそれだけでも結構面白い。

「シーズン1」
 軍需企業の社員が自殺を図るが、その死を不審に感じた遺族が訴訟を起こす。その代理人になったのがかつては敏腕で鳴らしたビル・マクブライド、今では落ちぶれていて妙な縁でこの訴訟を受けることになる。
かつての仲間(怪しげな連中)を集めてチームを結成し、訴訟対応を始めるが、訴訟の相手の代理人はかつての設立メンバーである大法律事務所。
証人の死亡とか自身に身の危険が及ぶとかの怪しげな事象が頻発するも徐々に事件の核心に迫って行く。

「シーズン2」
ビル・マクブライドの友人の子供が殺人で拘留される、その弁護をなんやかやの事情を経て受けることになったビルは事件を調査することになる。かつてのメンバーを集めて調査活動を進める内に南米の麻薬カルテルとロサンゼル市の幹部との闇に迫る羽目に陥る。
例のごとく周囲で奇妙な殺人事件が頻発し弁護活動は難儀を極めることとなった。
このシーズン2は、南米の麻薬カルテルと単身で大立ち回りを演じるものだが、動機が最後まで理解できないのと少々の無理を感じて面白いとは思わなかった。
これで終わりかと思ったら、さらにシーズン3があった。

「シーズン3」
カルフォルニアの農場の水利権をめぐる事件に巻き込まれる話(見始めたばかり)

このシリーズはかつてハマった「バーン・ノーティス」と印象が妙にかぶる。
主人公がともに悪役俳優(ジェフリー・ドノバン)であることや、首になった辛い立場のスパイと落ちぶれた弁護士、それと昔馴染みの仲間が集まって(権力を持つ)悪い奴らに対峙する等々。
なおこの落ちぶれた弁護士を表現するのに「酒浸り」と「愛煙家」であること、”タバコ”を止められないというのは何となく理解できる。(禁煙に成功した人間が持つ人生における極小さなアドバンテージ)
とりわけこのシリーズ「弁護士~」では2016年に配信されたシリーズにもかかわらずに、喫煙シーンが異様に多い。
GOLIATH Season 1 TRAILER (2016) New Amazon Series

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