権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

24時間TV

2016-08-29 09:39:24 | 日記・エッセイ・コラム

愛と感動の「24時間TV」が終わった。
本当に素晴らしい感動をありがとう、、、、なんてのはうそ。
全国の数多い、不幸な人々でかつ成功した人々をスクリーニングして、ドラマチックな感動を、そしてバラエティで飯食ってるタレントさん達がこの時とばかりに楽屋話で盛り上げて笑いと感動を放映する、きわめて低俗な企画だと思う。
MCにはあの’とくみつさん’がぴったりとはまる企画。
感動の押し売りの様な24時間、結構良い話もあるんだけども、こんなバカ騒ぎでやる様なこととも思えないし、この国のために何がしかの貢献するのであればバラエティなんかに頼らなくてもいくらでも方法はあるのに、などと強く思う。
ともかくこの24時間TVなる代物、最近の民放のバラエティ全盛の象徴の様な存在、今回は特に気になることがあって、、、、

林家たい平という噺家が100Kmのマラソンを走る、それについては師匠のこん平が応援のためにきついリハビリをし、師弟で涙まみれで抱き合うなんてシーンを見た。
噺家なんてのは高座で話してなんぼの世界、楽屋落ち(業界の裏情報やら家族の話) で”受け”をとるもんでもなかろうに。
笑点と言う番組、以前はしゃれた会話が聞けたので結構好きだったが、最近はバラエティー 化したせいかあまり見ない。
(昔は紹介の時に「湯上りのおとこ、三遊亭圓楽」とかキザなセリフの小園遊とか、この頃から自己紹介は結構面白かった。)
以前’ラーメンズ’ のインタビューで「僕たちは台本が無いと駄目なんです、だからこの番組でないと駄目なんです」との受け答えを見て、まさしく我が意を得たりの思いだった。
彼らの芸は計算された台本としっかりとした稽古(推測、もし稽古無しであれだけやれたら超天才)で極めて完成度が高い。
芸人がたくさん出る番組なぞでは「本日はネタの競演です!」なんてセリフを良く聞くが、そもそもネタなる言葉は業界用語で放送禁止にしても良いと思う。
我々視聴者が期待するのは芸人のパフォーマンスであり、家族の話や業界の話そして世話になった人の話では無い、しかしながら残念なことにその楽屋落ちで視聴率が稼げる不思議で残念な世の中である。
一方で近頃の芸人さんは「台本なんかなくてもリアクションだけで」食っていける番組が多いから食うのに困らない、それやこれやが質的低下となっている。
寄席の大喜利なんてのは普段の芸とは別にリアクションを見せる遊びの様な存在だったらしいから、笑点なんかは世の中のバラエティの波に迎合して成功した様に見えてるだけ。
1960年代にはあっちこっちで(寄席中継で)大喜利なんかやっていた、でもどうやら笑点だけがこのバラエティー強調路線で生き残ったようだ。

林家たい平、結構好きな噺家なんでバラエティー・タレントにはなって欲しくない、100Kmマラソンの結果なんてどうでも良い。 
芸人さんが楽屋落ちで笑いとるのはやめよう、と強く言いたい。 

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映画「ジュラシック・ワールド」

2016-08-28 09:00:53 | 映画

ネットをアクセスしてPCで映画を再生し、TVに無線で飛ばして見る、良い時代になったもんだとつくづく思う。
近頃はDVDレンタルなどと無縁でTカードのポイントはコンビニの買い物でどんどんたまる。

さてそんなことで映画「ジュラシック・ワールド」(2015年版) を見た、最初の(ジュラシック・パーク)から20年もたった。
つまらないので1時間でやめようかと思ったが一応最後までつきあった。
相も変わらず恐竜たちとの追っかけっこ、女子供を巻き込んで突っ込み所満載の空想非科学物語、で最後はやっぱりなぁと言うvsラプトル。 
なんだぁかんだぁとこのシリーズは全部観た。一作目は立派な空想科学ドラマになっていたし、史上初のCG恐竜に度肝を抜かされた、ということで多いに価値を感じたもんだが、3作目以降は柳の下のドジョウ狙いの作品。
 ・金儲けをたくらむ(軍事利用をたくらむ????)悪い人たちの活躍で主人公たちが窮地に陥る。
 ・当然ありえる様な事故が’想定外の事故’として大騒ぎする。
 ・ ひたすら恐竜から逃げ惑う人々につまらないドラマを絡ませてえんえんと見せる。
 ・CGに金をつぎ込みすぎてドラマ部分が貧弱。 

そして全シリーズを通して主人公恐竜は「ブラキラプトル」、これは何だか理由を知りたいもんだ。

なおこの映画は3D映像で見世物興業的な価値は十分にあるだろうから、それなりの興業収入を上げたと思う。

映画館に足を運ばなくて良かった。 

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映画「リバティ・バランスを射った男」

2016-08-25 20:09:01 | 映画

映画の記事というのは見た物すべてを書いてる訳では無くて、’面白い奴’、’いい奴’、’どうしようもない奴’とかに出会うと書きたくなる。
さて「リバティ・バランスを射った男」、これは’とってもいい奴’だった。
西部劇では「大いなる西部」がダントツで好きだが、この映画も良い味が出ていて、今までしらなかったのが不思議なくらい。
一応題名だけは知っていたが、「ジョン・ウェイン」の西部劇というのは結構避けていたので、これも例外なくその主義に沿ったのかもしれない・

<ストーリ>
 東部の大学で法律を学んだ青年ランスは、一肌脱ごうと西部のある小さな町にやって来た。だが、彼はそこで無法者のリバティ・バランス一味に襲われ、重傷を負ってしまう。幸運にも、牧場主で拳銃の名手であるトムや彼の恋人ハリーに救われるランス。彼は州昇格を目指す住民のため、反対派と雇われガンマンのバランスに対抗することを決意する。やがて州昇格運動の代表に選ばれたランスは、ついにバランスと一対一の対決に挑むことになるが…。

ブラフォーの「遥かなるアラモ」'The Green Leaves of Summer' は大好きな一曲だけれども元の映画「アラモ」は一度TVで観た切りで二度と見たいとは思わない。
ブラフォーのコンサートでマーク・ピアソンがこの歌を紹介するときに「ジョン・ウェイン主演。監督。製作の映画の主題歌で、、、」なんていうのが何とも気に入らない。

でも、この映画「リバティ・バランスを射った男」のジョン・ウェインは恰好良い、頼りないJ・スチュワートや悪役リー・マービン等役者も揃っているし、ジョン・フォードの造りも冴えている。
ちょうどマカロニ・ウェスタンが席巻し始めた頃で、後のスター「リー・バン・クリーフ」が悪役で登場している。
この映画この時代(1962年)でモノクロ。それゆえに今価値が高まっ照るのかもしれない。
名匠「ジョン・フォード」がすたれつつあるアメリカ製西部劇を愛情込めて(未練たらたら)作った様な傑作。 

The Man Who Shot Liberty Valance (7/7) Movie CLIP - Showdown with Liberty Valance (1962) HD
 

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ケンタウルス座で惑星発見

2016-08-25 18:20:13 | 日記・エッセイ・コラム

いや~、朝から素晴らしいニュース、いっぺんに目が覚めた。

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太陽系に最も近い恒星をまわる惑星発見 - 生命が生存できる環境の可能性も

太陽系に最も近い恒星をまわる惑星発見 - 生命が生存できる環境の可能性も

英国のクイーン・マリー大学などからなる国際研究チームは8月25日(日本時間)、太陽系に最も近い恒星である「プロキシマ・ケンタウリ」に、生命が生存できる環境の可能性のある惑星「プロキシマb」を発見したと発表した。太陽系とプロキシマ・ケンタウリとの距離は4.37光年で、これほど近くの恒星に惑星が発見されたのは初めて。今後、より詳しい探査により、この惑星の環境などが明らかになることが期待されている。

 






これでダイダロス計画はプロキシマ・ケンタウリに場所替え。

今まで発見されなかったのが不思議な位、暇つぶしの思考実験が実を結んだ様な気分。
 http://blog.goo.ne.jp/fwhn6127/e/f0bf774b2cbde88d11a50ba16d57b69a
 http://blog.goo.ne.jp/fwhn6127/e/3993d4fc9e0493b2ba3b2081055fd2d1 

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サクラの会

2016-08-21 21:58:00 | 日記・エッセイ・コラム

諸般の事情により、本日(日曜日)の開催となった。
当方は戒厳令が解除になり束の間の 休息、OMG氏はあらぬ疑いが晴れて無罪放免の身、もろもろのことがメデタイ。
ということで久々の「サクラの会」(先月はともに不幸が重なり休会)、素晴らしく見事な料理と会話で楽しいひと時を。
(↓はスライドショー  曲はブラフォーのララバイソング、そんな心境で) 

 
そして2枚目は一押しの'マボードーフ&ご飯'の組合せ、ともかく最高の〆。
こんな小市民的な楽しいひと時も良いもんだ。

そういえばややこしい台風が北海道を直撃するらしい、お世話になっている人たちに害が及ばなければと切に願う。 

コメント (6)
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映画「最強のふたり」

2016-08-20 19:00:23 | 映画

人生ここにあり」と同時期(約半年前)に借りた「最強のふたり」、ようやく見ることができた。
そして素晴らしい映画だった。

<ストーリ> 
 パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップ。彼の新しい介護人募集の面接にやってきたのは、いささか場違いな雰囲気の黒人青年ドリス。スラム街に暮らす彼の目的は、失業手当をもらうための不採用の証明書だった。周囲の憐れみの同情と腫れ物に触るような態度に辟易していたフィリップは、そんなドリスのふてぶてしい態度に興味を抱き、思いつきで採用してしまう。ドリスには介護の経験がないばかりか、趣味や生活習慣にいたるまで互いが歩んできた世界はまるで水と油。いつまで持つかと思われたが、障がい者相手にも遠慮することなく本音で接するドリスは、他の誰よりもフィリップの心を解きほぐし、いつしか2人は固い絆で結ばれていく。

なおこの話は実話をベースにしているしく、友情を描いたのか、人の幸福なんてどこにあるのかわからんいうのか、ともかく秀作。
’Intouchables’ というのが原題で、フランス語で「触れることができない人々=二人のこと?」、まぁ「最強のふたり」は良い邦題だと思う。
この映画ハリウッドあたりがリメークしそうな内容。

 映画『最強のふたり』予告編

こんな映画を見ると駄目な邦画に深いため息しかでない。

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とうとう

2016-08-19 09:55:43 | 日記・エッセイ・コラム

とうとう昨晩本当の爺になった、そして戒厳令は解除に。 

コメント (4)
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とこぶし

2016-08-16 06:30:37 | 日記・エッセイ・コラム

今朝起きたら玄関先にこんなのが(↓)置いてあった、早朝義弟が西伊豆から帰って、その土産。
名前はトコブシ、味はアワビよりも木目細かく旨い、形は市場に出回るアワビの1/3(重量比なら1/10)と小型。
このトコブシ、市場にはほとんど出回らず地元のこれを採ることが出来る人たちだけで消費される貴重品、我が家では毎年この季節におすそ分けにあずかる。

 

これをとるには5m以上を潜って、大きな石をひっくり返してそのショックではがれた奴を拾う。一度チャレンジしたことがあるが、2m以上潜った所でギブアップ、耳が痛くなるやら息が苦しいやらで海底まで潜りつけなかった。

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映画「日本のいちばん長い日」(2015年版)

2016-08-15 06:24:02 | 映画

’日本の一番長くてつまらない映画’だった、というのは冗談で、普通につまらない映画だった。
名作「日本のいちばん長い日」 のリメークだけにガタガタになってしまったと言う訳ではないが、いかんともし難い作品。
http://blog.goo.ne.jp/fwhn6127/e/78b9dcbe0bcea61f95e82a9591524077
こんな映画でも邦画では名作になってしまうんだろうと思うと何とも情けない。

駄目な点
 ・室内の演技が多いのに皆さん涼しげ、そして涼しい演技。
   (この日は8月15日で暑苦しい夏の日、夜だって蒸し暑いだろうに)

 ・脚本は明らかに劣化(編集もか?)
 ・8月14日夜から15日朝までのクライマックスがぜんぜんドラマチックでなく、平板。
 ・天皇が前に出すぎ。(モッくんの露出を増やしたかったんだろうけども)
 ・精一杯頑張った配役がこんなもんかな。 
良い点
 ・前作が下敷きになっていたためメチャクチャな劣化ではなかった。
       (「隠し砦の三悪人」なんかは最悪だったからそれに比べればまだまし)
 ・映画館で無くTV放映で済ませたこと。(金払って観なくて良かった。)
 ・このテーマを選んで映画製作をした点。(一応今の時代には勇気のいるテーマ)

岡本喜八と原田真人の違いか時代の違いか、前者は沢山の名作映画を作った名人、後者はろくな映画しか造らせてもらえず経験不足なのか、役者陣もTVドラマの様な乗りで役をこなし、邦画の劣化はもはや受け止めなければならない現実。
(今の役者はセリフを間違えずに言うと'OK'が出るのかもしれない!、山崎努なんかは好きな俳優なんだけども「スペースシップ・ヤマト」とか本作をみる限り劣化⇒「天国と地獄」の悪役はすごかった!) 


1945年4月。戦況が悪化の一途を辿る中、次期首相に任命された77歳の鈴木貫太郎は、組閣の肝となる陸軍大臣に阿南惟幾を指名する。2人はかつて、侍従長、侍従武官として共に昭和天皇に仕えた関係でもあった。その後、連合国によるポツダム宣言の発表に続いて、広島、長崎へ原爆が投下される。それでもなお、陸軍の若手将校たちは本土決戦を訴え、阿南に戦争継続を強く迫る。阿南はそんな将校たちの暴発を押さえようと対応に苦慮する。一方、戦争の終結か継続か、議論がまとまらない御前会議では、鈴木首相が天皇に聖断を仰ぐのだったが…。
 

旧作での、田崎潤(厚木航空隊)と伊藤雄之助(児玉飛行隊)と天本英世(横浜警備隊長)の各エピソードは良かったんだけども本作には無し。 
やはり比較の対象ですら無い。 

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とある彫刻家の個展のお誘い

2016-08-13 12:36:46 | 日記・エッセイ・コラム

があった。
何と田舎の中学校の同窓生が彫刻家として個展を開くとのことで、世話人の同窓生からその旨の封書が届いた。
そういえば長いこと同窓会に参加してこなかった(そもそも断ったことはあまりないので開かなかったのか呼ばれなかったのか)ので少々びっくりした。
声を掛けてくれたのが確か労働基準局に就職した結構優秀な奴、もう退官して悠々自適な所からこの役を買って出たんだろうと思う、ウレシイ限り。
 
この作家先生は小学-中学と同級生で画才は抜群だった、30年位前の同窓会で彫刻家として活躍している話は聞いていたが、あれから30年たちそろそろ老境で仏師として大成していることだろうと思う。
さて10月初旬~中旬に掛けて静岡県の三島市で開催とのことなので、是非足を運んでみたいと思う。
ここでこの個展を見て、沼津港でお昼して、西伊豆で夕日を見て、温泉三昧&酒池魚鱗の1泊をするというのも良いアイデアだ。
ん、そうしよう! 

 

 

 

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