権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

映画「アイヒマン・ショー」

2016-04-28 21:48:31 | 映画

これは、と思って見に行った「アイヒマン・ショー」、知っている役者はいないが地味で実に良い映画だった。
ドキュメンタリー・フィルムと被らせて本編のドラマが進行し、まるでドキュメンタリーの様な錯覚を覚えた。
まぁあれだけ悲惨なホロコーストの画面を本編にまじえたらドキュメンタリー風になるのも無理は無い。
この映画の前半はアイヒマン裁判の放映を何とか実現しようとする苦労を、後半は証人の発言やらアイヒマンの表情とかで裁判の進行と放送スタッフの心境の変化等を描いてグイグイと引っ張って行く。

(こんな話)
1960年、ユダヤ人絶滅計画を推し進めたナチ親衛隊の将校アドルフ・アイヒマンが逃亡先のアルゼンチンでイスラエル諜報機関により拘束される。その後、彼はイスラエルへ移送され、エルサレムの法廷で裁かれることに。アメリカの若き敏腕プロデューサー、ミルトン・フルックマンはこの裁判のTV放映権を獲得、監督に赤狩りで職を失っていた米国人ドキュメンタリー監督レオ・フルヴィッツを起用するなど一流のスタッフを編成し、万全の体制で本番に臨もうと意気込む。そんな彼らの前には、思いも寄らぬ数々の困難が待ち受けていたのだが…。

アイヒマンが普通の人であることを何とか見出そうとする監督と、ショー(見世物)として受けを狙うプロヂューサの葛藤も面白い。
こんな映画は単館上映こそが相応しい、そしてこの内容ではテレビ放映は先ず望めない。

マーティン・フリーマン主演映画『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』予告編

 

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洋画は「字幕派」

2016-04-25 09:10:40 | 映画

これまで様々な映画を映画館やらDVDやらビデオテープで見てきたが、やはり「字幕」が好き。
とりわけ「映画をみるぞー!」ってな心意気の時には特に。

”字幕”の良いところは役者の声と脚本が生で味わえること、例えばアル・パチーノ 主演の「インサイダー」なる映画の名場面で、
"Are you a newsman or are you a bisinessman?" と言う名セリフ、これはやはり原語で本人の言い回しでなければ。
(特にアル・パチーノ主演映画は彼の一人舞台となる傾向があるので彼の声で無ければ)
他にも「ベン・ハー」の戦車競走のパドック?でのメッサラ(スティーブン・ボイド)のセリフ、
"This is today, Juda!" 
これも顔の表情やらと合わせてやはり字幕物なるが故に味わえるもの。
実はこの様なフレーズならば何とか理解もできるというのもある、そして他にもこんな名シーンはあるんだけれども思い出せない。

反対に吹き替えでも良いのは、海外TVドラマやTV放映される洋画(特にCMの挿入される民放系)。
例えば「チャングムの誓い」とか「イ・サン」 なんかの韓国系のものは日本の俳優さんの声の方が馴染みがあって良い、字幕で見るとちょっと?
馴染みの声優さん達も捨てがたい。
野沢那智さん(アル・パチーノ、イリア他多数)、矢島正明さん(ナポレオン・ソロ、カーク船長他多数)、小池朝雄さん(ピータ・フォーク、他多数) あと名前が出てこないけどイースト・ウッドの声優さん、等々。
寝っ転がって時々トイレに行ったりする適当な映画鑑賞には、吹き替えはもってこい。 

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ダットサン・サニー(その2)

2016-04-24 20:09:29 | 日記・エッセイ・コラム

本日も日産グローバル本社のダットサン・サニーの展示を見に行く。
どうやら毎週ネタを変える様で、本日は初代サニーと二代目(隣の車が小さく見えます)。
  
やはり二代目はこのサファリブラウンが良く似合う、これのクーペは大ヒットした車で、フォードムスタングを真似た様な顔、今でも恰好良いと思う。

こうして観ると大きなヘッドライトが中々印象的で、どちらも恰好良いセダンだと思う。
この当時の車のグレードは”スタンダード”と”デラックス”の二種で、デラックスにはカーラジオとヒータが標準装備だと思った。未だカーステレオは無い。
今から50年前はラジオが付いた車と言うのが庶民の大変な贅沢だった様だ。
(そういえば、カー&クーラー&カラーテレビの3Cがこの当時に三種の神器で、少なくとも子供の頃は縁が無かった。) 

     

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映画「スポットライト(世紀のスクープ)」

2016-04-20 22:10:17 | 映画

映画ってのは予告編とかアラスジを見て「これは!」と思うのが時々ある、好きな役者が出ているとかすきなジャンルの話とか。
表題の映画「スポットライト(世紀のスクープ)」もまさしくそんな閃きで観たもの。
とりわけ以前「バードマン」でお会いした「マイケル・キートン」が年相応の役でこれが恰好良い、後はほとんど知っている役者はいないが、大根も一人としていない。 

(こんな話)
 2001年、夏。ボストンの地元新聞“ボストン・グローブ”の新任編集局長としてマイアミからやって来たマーティ・バロン。さっそく目玉になる記事の材料を物色し、神父による子どもへの性的虐待事件に着目すると、これを追跡調査する方針を打ち出す。しかしボストン・グローブの読者は半数以上がカトリック教徒。彼らの反発を招きかねないと古参幹部は難色を示すが、地元のしがらみと無縁で、なおかつユダヤ人のバロンは強気に押し切っていく。こうして、リーダーのウォルター“ロビー”ロビンソンを中心に特集記事欄《スポットライト》を担当する4人の記者たちが調査を開始する。そして地道な取材を積み重ね、次第に事件の背後に隠された巨大な疑惑の核心へと迫っていくが…。
 

西洋の国で教会の権威にたてつくことの難しさをこの映画はかなり具体的に教えてくれる。我が国でもこの様なタブーは存在する様で、我が国のマスコミもこの様なタブーには未だに触れない様だ。
我が国では政権の批判するのも遠慮しなければならないから、もっと深刻かもしれない。 

さて映画はひたすら4人の記者たちの地道な活動を少々ドラマチックに描いているが、この少々というのがこの映画の味噌。
どんでん返しも恋愛も裏切りも友情すらも無い、標的を追う記者魂をコンコンと描いていて、さすがはアカデミー受賞映画。
こんな映画を封切で観れるのも幸せなことだ、来年当たりに名画座に掛かったらもう一度観ようかと思う。 

映画『スポットライト 世紀のスクープ』予告編
 

話はガラっと変わって「シン・ゴジラ」なる映画(多分”新ゴジラ”)がこの夏掛かるらしいが、早くも駄作の匂いがプンプン臭う。
駄目なものはソレナリの異臭を発するもんです。 

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ダットサン・サニー

2016-04-17 11:13:37 | 日記・エッセイ・コラム

日産グローバル本社@横浜でダットサン・サニーが展示されていると言うので参拝。
  
さすがに自動車会社の展示車というだけあって見事な保存状態。
この車は日本人が自家用車を持つきっかけとなった車、で当方もサニークーペ1000(友人から10万円で購入)やらトラッド・サニーやら12マイルサニーやらのオーナだったこともあり、 この車に対する思い入れはひとしお。
トヨタのカローラと熾烈な販売競争をしていつも負けていた車、でも性能面では明らかに上だった様に思う。
そして出来ればこれのクーペにオメモジしたかった。
    

で、ここには他の日産車の展示もあり、日産ゆかりの地に住んでいるものとしてはソレナリに楽しめる。
いわゆるGTRと新型GTR。
 

こちらは最初の三枚がダットサン・フェアレディの1/4スケールの模型。
    


 

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○●●○●○●●○○○△○△●● (7勝7敗)

2016-04-13 22:56:36 | 中日ドラゴンズ

ふぅー、プロ野球の無い夜は心の平安、やな世の中になったもんだ、、、
タイトルは我らが中日ドラゴンズのこれまでの成績、7勝7敗の五分、まぁ下馬評が悪かっただけに良くやっているとは思う。
でも最近の負けっぷりは腹もたたない弱さ、こんな調子だと6月には他人事の様に、何も無かったことにしよう、そんなモードになりそう。

さて昭和49年(1974年) に与那嶺監督率いる中日ドラゴンズが読売の10連覇を阻んでセリーグ優勝、これまで読売が優勝するのが当然の世界がガラっと変わった、と、同時にファンになった。
当時まで野球漫画は「巨人の星」とか「黒い秘密兵器」「誓いの魔球」等々み~んな読売ジャイアンツが正義の味方で、それ以外の球団が敵役、そんな構図で成り立っていた様である。
(唯一の例外でかつ上質なプロ野球漫画は「あぶさん」)
で、そんな世界観をぶっ飛ばしてくれたのが我らが中日ドラゴンズであった。
そして、翌昭和50年には広島カープが優勝で巨人は最下位、本当に素晴らしい年だった。
それ以後のプロ野球というのはヤクルトやら横浜やら阪神までもが入り乱れての優勝争いで誠に面白くなったんだが、ここ5年位の中日は誠に駄目。

今年も暖かく見守るか投げ出すか、、、、、でもこんな事に一喜一憂するのも(心が)平和な証拠かも。

【中日ドラゴンズ】岩瀬仁紀投手・612日ぶり一軍登板 [2016年4月9日]
 

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桜(その2)

2016-04-04 23:32:41 | 日記・エッセイ・コラム

本日はK氏宅に元締めを伴って伺う。
とりとめのない昔話と旨いイタリアン料理でひと時を過ごし、サクラ見物。
ここは何しろ町名がサクラナントカ、じゃによって本場もん、そして今年の見納めかも知れない。


桜を撮る時には、並みではない状況下(例えば夜とか月光下とか逆光とか)の方が面白い様な気がする。
そしておまけ。
  

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花見 @三渓園

2016-04-02 06:12:37 | 日記・エッセイ・コラム

昨日はOMG氏と連れ立って花見。
何十年ぶりかの三渓園、花よりも移設されら旧家やらお寺やらの日本建築が素晴らしかった。
やはり名前を残す金持ちは違う。 
(↓クリックするとスライドショー再生をするはず?) 

この後、関内に出ていつもの安い中華屋さんで4125円/2人で豪勢な食事、これは実に美味かった。
     

ひと月程前よりムービメーカ(スライド・ショー作成用アプリ)がファイル出力99%で凍りつく現象に悩まされており、それだけならまだしもアクセスしているフォルダを壊すというとんでもないトラブルが多発。

凍ったPCは電源ボタンの長押しでのみ落とすことが出来る、で、立ち上げたらフォルダが破壊。ストレージのチェックで修復して復旧、こんなことを繰り返している。
どうもWindows10が悪さをしているらしい。
これの対処法はどうもMP4で保存せずにWMVで保存することらしい。実際これでなら何とか保存できている。

昨年の7月頃に購入したHPのPC、スイカのリーダがついていて、これを使おうとしたけれども使えない、で、HPのサポートに電話を掛けたら、こちらもWIN10にドライバーが対応していないらしい。
この機能は使わんことに決めた。
ここにきてWIN10の歪だか綻びだかがあちこちに出始めている、早いとこ直して欲しいもんだ。 

今年の中日ドラゴンズも弱い、はぁ~。

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