権助の冒険

BlogzineからGooにやんごとなき事情により引っ越し。
これを機にブログタイトルを「権助の冒険」に変更

映画「東京裁判」

2015-07-26 22:59:17 | 映画

ちょいと空き時間が出来たので、片道1時間と交通費¥550を掛けて、本日のみの上映と言うことで池袋の新文芸座まで行ってきた。
そこまでして見たかった映画とは「東京裁判」(小林正樹監督,1983年)。

1983年の封切時にも見ていて、その実物の人物が織りなすドラマに当時は随分と感動したが、今回もやはり傑作だった。
日米の膨大なドキュメンタリー ・フィルムを編集して、ほんのチョットの説明映像を差し込んで、4時間半に纏めあげた力量は”渾身の力作”と言う言葉がぴったり、まったく退屈することが無く、あくびすら出ないで集中して見ることができた。
まるであの当時の実物が脚本に基づいた芝居でも演じているかの様な錯覚すら覚える見事な編集、しかしながら監督が結論を誘導する様なこともしていない、もう見事というしかない。
ただこの映画でも日本側弁護団の主張の、「侵略か自衛かは当事国の当事者が判断するもので、国際法上も戦争行為を認めている。故に”平和に対する罪”は成立しない」、このことは支持している様だ。また、だからと言ってこの当事者達の免責にはならないことも暗示している。
(この被告となった帝国軍人達は見ていて情けなくなる、たしかに個人の罪は問えないが、結果責任は追及したくもなる。)
あらためて見てみると、結構客観的な造りで好感が持てる、そして、映画はこの裁判の後の冷戦時代の始まりを告げて終わる。

それにしても連合国側の記録フィルムは随分キレイ、対して我国の記録映像は極めて劣化しており、彼我の差はここでも明らか。
こんな季節に見るには最適の映画。(下手な役者もいなければ、臭い演出も無い)

東京裁判名場面


さて”戦争責任”と言うことに関して個人的な意見を言うと、
開戦や敗戦はしかたが無いが(100歩位譲って)、辞める(降伏する) タイミングを誤ったのは最大の罪だと思う、3月の東京大空襲や広島や長崎の原爆、これを非人道的と言うならば、”一億玉砕”を叫んでズルズルと8月15日まで先送りしたのは非人道的な所業で許しがたい大罪だと思う。
サイパンと同じことが日本本土で起きていたらと思うと「ぞっ」とする。 


 

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映画「パリよ永遠に」

2015-07-24 18:07:37 | 映画

そろそろ戦争映画の季節になった、この時期はかつて我が邦画でも「山本五十六」「日本の一番長い日」「日本海大海戦」「連合艦隊」とか、結構な名作戦争映画が封切られたもんだったが、近頃ではそんなことも無い。

さて、本日はそんな季節でもありフランス・ドイツ合作の「パリよ永遠に」を大森の名画座にて観た。 

ドイツ占領軍の将軍と中立国スェーデンの領事の二人芝居に終始する。こんな戦争映画もあるのかと我が目を疑った。
ほとんど戦闘シーンや活劇シーンは無く(ゼロでは無いが)、この二人の丁々発止のやり取りで物語は進行し、派手な反戦や人道を表に出していない。
ドイツではあの戦争を客観的に見れる様になっているのか、などと思う。
役者が達者で無ければ成立しない映画で、舞台劇がベースとなっているようなので当然かも知れない。
ところで、もしも、「パリ」が消えていたら――世界は、どうなっていただろう”と言う宣伝文句 、実はどうもなっていない、それが証拠に焼野原となった破壊しつくされた東京ベルリンも立派に復興して世界の名都市となっている、パリだけが特別な訳では無い。
今日が最後の上映日そして”僕の夏休み”最後の日、観ておいて本当に良かった。

ドイツやフランスの戦争映画というと派手なロードショーでは無くて、この様な名画座系の上映が多い様に感じるのは気のせいだろうか。
ヒトラー最後の12日間」「シャトーブリアンからの手紙」そしてこの映画なんかはかなり上等な部類だと思うが、マックの味を本物と信じている人々には多分受けないだろうからショウガナイ事かも知れない。 

『パリよ、永遠に』劇場予告編

 

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甲州まったり温泉三昧の旅

2015-07-23 20:55:10 | 日記・エッセイ・コラム

表向きはかつての勤め先のシステム不具合のヒアリング、裏では温泉三昧と適当な御馳走にありつく事、そんな了見であちこちのたくって回った。
仕事の方はまぁまぁで、いろいろな人々との旧交を温めることができた。
(真の目的は贈答用の桃の手配、山梨に住んでた時から世話になった人たちにご当地名物の桃を送っており、今でも続けている。)


Mr.OMG氏とは22日(水) に合流、21日は別件で来ていてその夜は薬石の湯「塊泉」で一人で温泉三昧、夜は食事の後で温泉、一眠りして夜中に温泉、また軽く寝て温泉に浸かって、、、、そんな具合で21日だけでも十分に堪能。

22日はOMG氏とかつての勤め先を後にしてから、スパランドホテル内藤(石和温泉)に直行し、またまた温泉三昧。

ここでは館内着でホテル内の居酒屋でいい加減良い気分で出来上がり、早く寝て夜中に目があきまた温泉、、、、、 
因みに宿泊経費は、21日は1泊1750円也(温泉&雑魚寝)、22日はシングル&温泉&朝食付きで5900円也と格安で済ますことができました。 

20150723甲州行

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話芸の紹介(サンドイッチマン)  ~Mr.OMGに挑戦!

2015-07-22 20:14:40 | 日記・エッセイ・コラム

昨日今日と山梨で温泉三昧の日々、かつての勤め先で懐かしい人々との再会を果たし大満足な一日でした。

さて、それさておき、ばい・ざ・うぇい、標題の如しで、約12分程お付き合い下さい。
そして是非ご感想を!

サンドイッチマン 漫才 ピザの出前 外国人

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ブラザーズ・フォアの公演ビデオ(お宝映像)

2015-07-18 08:34:10 | 音楽

先日とあることから見つけた素晴らしいブラフォーのライブ映像(1963年のベルギー公演のTV放送版)、なんと30分もの長さで初期のヒット曲を彼らのパフォーマンスを見せる、まさにお宝映像。
残念なことにこの当時は未だ弱冠11歳、まだこの全盛期のブラフォーは知らない、彼らのファンになるのはこれから約10年後の事1970年代の初め、彼らは既に落ち目になっていて公共電波などへの露出は減っていた。 

たった30分ながら極めて良好な画質と音質で、充分に楽しませてくれること間違い無し。
(1965年の日本公演のTV放映ビデオを見つけたが、当時の録画の画質が悪いために音だけが公開されている) 

1963 Concert des Brothers Four

さて、1964年の東京オリンピックを翌年に控えた1963年と言う年はどういう年だったかと言うと、次の様な年。
(個人の趣味で取捨選択。 ところで、最近は懐古趣味に走り過ぎかと思うことが多い、やはり歳かな)

[できごと]
  2月- 小倉・門司・戸畑・若松・八幡の5市が合併して北九州市が誕生。全国6番目の政令指定都市となり、旧5市がそれぞれ区となった。
  3月- 寿屋がサントリーに社名変更。
  4月- NHK総合テレビで大河ドラマが放送開始。第1作は舟橋聖一原作の『花の生涯』。
  6月- 関西電力の黒部川第四発電所が完成。
 10月- 東洋工業が「ファミリア」を発売(当初はバンのみで、後にワゴン・セダンも追加)。
 11月- ニセ札防止のため新千円札(伊藤博文の肖像)発行。
     (祖父が新札を見せてくれてクリスマス・プレゼントと称して兄弟3人に1枚[1枚ずつでは無く]くれた、
                               この当時はバナナ1本を兄弟で3人で分けて食べた時代だった)
 11月- アメリカのケネディ大統領がダラスで暗殺される(ケネディ大統領暗殺事件)。
     (子供心に衝撃を受けた!)
 11月- 初の日米間の衛星中継実験に成功(ケネディ大統領暗殺事件を伝える)。
 12月- 力道山刺される。12月15日死去。 (卑怯で性格の悪い米国人をやっつけるヒーロだった)

[ヒット曲]
 舟木一夫「高校三年生」、三波春夫「東京五輪音頭」、梓みちよ「こんにちは赤ちゃん」、三田明「美しい十代」、
 ハナ肇とクレイジー・キャッツ「ホンダラ行進曲」、ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」、真理ヨシコ「おもちゃのチャチャチャ」
 坂本九「見上げてごらん夜の星を」、西田佐知子「エリカの花散るとき」

[映画]
 ・海底軍艦    (失跡したイ403潜水艦がいきなり空を飛んで海底を掘り進むスーパメカにはびっくり!、音楽が良い!)
 ・007 ロシアより愛をこめて  (公開時は「007号危機一髪」でこれはシリーズ最大の傑作)

[テレビ]
 1月- 連続テレビアニメ『鉄腕アトム』放映開始( - 1966年12月31日)
 1月- NHK大河ドラマ第1作「花の生涯」、出演:尾上松緑 (2代目)、淡島千景
 1月- キユーピー3分クッキング(日本テレビ制作)放送開始、現在も放送中。
 10月- アップダウンクイズ(毎日放送系)放送開始( - 1985年10月6日)
 12月- 第14回NHK紅白歌合戦。歴代最高視聴率81.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

[CM] おもかじ一杯、のりたま三杯  (丸美屋食品工業『のりたま』5秒CM)

 

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サクラ例会 ~ディスカバー関内:唐家村

2015-07-14 22:49:24 | 日記・エッセイ・コラム

ともかく素晴らしいお店を見つけた、カロリー当たりの単価は最安、そして旨い。
本日の横浜-関内はプロ野球の巨人-ベイスタ戦で結構な賑わいを見せていたが、こちら「唐家村(とうかむら)」も午後五時から結構な賑わい。
安くて旨いので流行るのも道理、これからも贔屓にするぞ。 

  

お店はいかにも個人商店と言うたたずまい、中国美人(アルバイト?)がせわしなく注文やら給仕に動きまわり、怪しげな日本語が飛び交う。
この雰囲気も台北の食堂の様な雰囲気。 
右側の写真は本日の贅沢な一品(黒酢スブタ¥580)のタレ、これが妙に旨くてお皿をペロペロなめたくなる様な感じ。 

20150714唐家村

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映画「兵隊やくざ」

2015-07-12 20:04:34 | 映画

この間とある動画サイトで大映の「兵隊やくざ」を見た。
勝新太郎と言う役者の魅力満載の映画で、共演の田村高廣とのコンビが実に心地良い。
 
この映画はDVDでも借りようかと考えていた所、ネットで見れたのは面倒が一つ省けた。
結局1965年の第一作のヒットで何と全9本も作られた様だ。
  1.兵隊やくざ            (1965) 
  2.続 兵隊やくざ          (1965) 
  3.新・兵隊やくざ          (1966) 
  4.兵隊やくざ 脱獄        (1966) 
  5.兵隊やくざ 大脱走      (1966) 
  6.兵隊やくざ 俺にまかせろ  (1967) 
  7.兵隊やくざ 殴り込み     (1967) 
  8.兵隊やくざ 強奪        (1968) 
  9.新兵隊やくざ 火線      (1972) 

暇があれば(まぁ面白いから)どうぞ。
The Hoodlum Soldier (1965) - Shintaro Katsu

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DELLの行く末

2015-07-12 19:21:55 | 日記・エッセイ・コラム

かつての愛用器Dell Inspiron N5010、メモリ8GByteと本体(ただしHDDとメモリは無し=ジャンク)はともにヤフオクに出品し第二の人生を歩むこととなった。
    

総計約¥10,000-、まぁ良いオークションではあった。
本体ジャンクはキーボードとマザーボードを接続するFC(フラットケーブルコネクタ)さえ修理すれば再生出来るはずなので、半田ごてで部品交換、とりわけCPU交換(CPUはCorei5)が出来る技量があれば結構良い買い物になったと思う。
当方は、FCの所を半田付で直結することや秋葉原での部品入手とマザーボード上の部品交換等々を考えたが、結論は面倒くさい、ということに。

これで、”大いなる 野望”は本当に完結した。

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映画 ~川島雄三の世界(その2)

2015-07-07 16:45:33 | 映画

本日は池袋-新文芸座-川島雄三特集最後の日、早速出かけた。

貸間あり
 
ともかく面白い、げらげら笑う訳でもないのに面白い、筋をダラダラ紹介するのは好きではないが、 
 井伏鱒二の同名小説を原作に、大阪の風変わりなアパート屋敷に住むバイタリティにあふれた個性豊かな住人たちの悲喜劇を描いた群像ドラマ。
 アパートの2階に住む与田五郎は4ヵ国語に堪能で、小説、論文、翻訳などの代作を中心によろず引き受け業を営んでいた。
 そこへ、学生の江藤が受験の身代わりを申し込んできた。ついでに、1つ空いているアパートの空き室を借りようとするが、そこは一足先に陶芸一筋の三十娘、ユミ子が借りることに……。

フランキー堺、淡島千景が主人公とその恋人未満を演じて良い、そして小沢昭一(身代わり受験を頼み込む学生役)、これが最高。
今の時代でもその内容が色あせることなく、時代に遠慮することなく楽しめた。

イチかバチか
城山三郎の経済小説を原作としているだけあって立派な社会派ドラマに仕上がっている、でもそこは川島監督流の喜劇のエッセンスを加えて塩梅が良い。
 
 城山三郎の小説は読んだことは無いが、昔嵌ったアーサ・ヘイリーの雰囲気を感じさせた。世代をへだった人々が様々な思惑を持ってストーリが進行し、最後に大舞台を見せて収束する、そんな感じ。
でも喜劇のエッセンスがはいっているため楽しく見れるし、社会派ドラマなんだけども、その手の押し売りは無し。
(この間社会派映画監督・熊井啓の「日本の黒い夏」を見たけども「社会派映画でございます」を100回連呼された様な嫌な気分になった) 

これで川島雄三監督の映画を4本(「人も歩けば」、「特急にっぽん」、「貸間あり」、「イチかバチか」)程見たがどれも型に嵌らずに素晴らしい。
演じている役者陣や監督以下スタッフが皆良い仕事をしているし、これで総料金¥2,100は安い。
これまで洋画礼賛で来たが、邦画にも良いのが沢山あることが分かった、ただ残念なことにそのほとんどが過去それも50年程前の大昔。
時代を経ることに品質が低下するのは古代中国の陶磁器の様なもんだ、なんでこんなに邦画は駄目に成ったんだろうか。

なお、再びこの監督の映画が小屋に掛れば、是非足を運びたいと思う。

 

 

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昔の邦画 ~川島雄三の世界

2015-07-02 19:21:02 | 映画

知人の強い勧めがあって、池袋の「新文芸座」なる場末の映画館に行く。
お目当ては”川島雄三監督特集”、でこれから毎日2本立て興行、本日は「人も歩けば」 と「特急にっぽん」。
どちらも古き良き邦画それも喜劇、わざわざ電車賃¥1000と往復2時間も掛けたけど、良いものを見た。

人も歩けば
昭和60年代初頭、まだ東京オリンピックは4年後のことである。
ちょうど日本が戦後から]復興し始めた頃の日本(東京)の風景が今見るととても新鮮。
ドタバタ具合も程良くて、ともかく楽しめる映画だった。 少し中だるみ傾向があるが最後のオチは秀逸。 

特急にっぽん
電車を舞台にして面白かったのは「天国と地獄」 、でもこちらは喜劇かつ群像劇(典型的なグランドホテル形式)で走る”特急こだま号”を十二分に堪能させてくれる。 是非、テっちゃん族に見てもらいたい。
まだ新幹線は存在してなくて、”特急こだま”が最上級だった頃の話、乗務員もかなり高級職員だったんだろうと思う。
さて、この映画はカメラワークがすごく良くて、狭い電車の中をカメラが縦横無尽に動き回る、見事と言うしか無い。(あるいはセット撮影か?)
最初から最後までテンポ良く、これは傑作映画だと思う。

喜劇と言えば「寅さんシリーズ」が日本喜劇映画の代表作の様に言われ、そこそこの人気も有る、でも実はあまり好きではない。
ワンパターンと言うのも有るが、この映画を見ていると主人公の愚かさを笑う”上から目線”の自分に気が付いて後味の悪い思いをする。 
こんなのが身内に居なくて良かったと安堵する”人の不幸は蜜の味”みたいな後味である。それ故に「寅さんシリーズ」は"喜劇"と言うよりも"悲劇"として見てしまう。
そこで川島雄三監督の映画、少々風刺の効いた紛れもない喜劇だと思う、それが気に入った。

この池袋の新文芸座、毎日でも通いたいが残念ながら時間が無い。
とりわけ「幕末太陽傳」 は是非とも見たいが、上映日7/5(日曜)は時間が取れない、悔しいけど仕方ない。
こうなりゃ名画座系に再度掛るのを根気良く待つか。 

映画『幕末太陽傳』予告編
 

 

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