権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「グッドモーニング、ベトナム」

2022-02-28 10:11:12 | 映画

今の様な時世でこの映画を見ると昔も今も同じだなぁ、などと思う。
さてこの「グッドモーニング、ベトナム」はすご~く面白くて良い映画、ベトナム戦争を扱った正統派では「プラトーン」なんかが有名だが、こちらは少し砕けていてユーモアたっぷりで人情ドラマの様なとこもあり、ロビン・ウイリアムスの魅力が満載。
ベトナム・サイゴンのGIに人気のディスクジョッキーの生活を通して、ベトナム戦争の裏と表をさりげなく表現している。
そして「反戦」を主題とした一本の線が通っている。

〔内容〕
 ジリ貧状態の米軍が兵士の士気の高揚のために人気DJを採用する。およそ軍人らしくない主人公に、根っからの軍人の士官やら下士官がやたら妨害するのだが、軽妙なノリでやり過ごす様はだんだんと周りの人間を引き付けてゆく。やがてベトナム人の友人が出来て彼らとの交流が始まるが、戦況は公式発表とは別にどんどん悪化してゆく。

物語の後半で、増援で到着した若い新米米兵を前に弾丸トークを炸裂する所は名シーンなのだが、その後の彼らの運命を示唆している様で少々気が滅入る。
そして「マッシュ」とかこの映画とか自国の戦争(特にいやな上官とか)をよくこれだけ茶化せるものだと感心する。
なおこの映画では若きフォレスト・ウィテカーが良い役で出ている。

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エコードットのバッテリベース(あらたなる旅立ち)

2022-02-27 14:06:21 | DIY

エコードットのバッテリーベース製作は、またまた新しい昇圧回路を見つけたので再挑戦。
今度のは出力電流最大4Aと強力で立派な放熱版までついているのと、トランスと名乗っているので一時側と二次側で絶縁されているかもしれない(DROK dcdc 昇圧トランス、約1000円)。


ところがこの昇圧回路を静特性で調べると12V-20Ω負荷(6.2W)までは耐えられるが、12V-12Ω負荷(12W)ではシャットダウンしてしまう。どうやら最大出力電流4Aとはよほど条件が揃わないと困難なようだ、おまけに取説は無いしAMAZONの製品説明では昇圧機能の説明に続いて定電流回路機能の説明があって???。
質問しても応答が無いし、上記の様な性能(最大6.2W)で試してみることとした。

結果は良好で最大ボリュームで適当なジャズを30分以上再生してOK(結構うるさかった、そもそも最大ボリュームではそれほど良い音では無い)
このケースはそのうちに作り直しが必要だけど、一応納まっているから良しということで。

今回のいろいろな試みは昇圧回路がかなり安価に入手できることや、最大出力を1W程度に限定すれば単三2本(3V)でも容易に5~12V出力が得られること、いろいろと応用が利きそうだ。

いよいよと春が近づいてきた、そろそろ寒いのは勘弁。



下田に移動中の細君から河津桜の便り、人は多いらしいが花はまだまだ。

いよいよ戦争が始まった、早く終わってほしいと心から願う。
そんな中で一部の識者(自称を含む)や政治家から「憲法9条を変更することで我が国をこの様な他国の侵略から守れる」みたいな論調が聞こえてくる。一瞬なるほどと思うが、、、
で、そんな中、とあるユーチューブ番組で「憲法9条は自国のバカが他国に攻め入らないためにある」と解説していたのはものすごく納得。
まぁそんな論調の人たちはだいたい”大日本帝国礼賛者”だからしょうがないかも知れないが、そんな人たちのためにも憲法9条はやはり必要だと思う。

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「Uボート:235」未体験の映画たち

2022-02-21 10:55:08 | 映画

ヒューマントラストシネマ渋谷の「未体験ゾーンの映画たち2020」で上映されたマイナー映画、でもなかなか潜水艦映画としては良く出来ていてそこそこ楽しめた。
しかしこの邦題(副題)「潜水艦強奪作戦」は”深紅の嘘”、内容とタイトルが不一致でこの映画のためにもマシな副題をつけて欲しかった。

〔内容〕
 第2次世界大戦中、ベルギーのレジスタンス集団がナチスの潜水艦を奪取した。その目的は、原子爆弾製造に必要なウランをベルギー領コンゴからニューヨークまで輸送すること。
ナチスの原子爆弾開発に遅れを取っていたアメリカは、世界有数のウラン鉱山を保有するコンゴから大量のウランを国内に運び込もうとしていたのだ。

いろいろと突っ込み所が満載ながら実写とおぼしきリアルな潜水艦映像は邦画の同種のものよりは出来が良い。
でも次の点は何とかならんか、あまりに荒唐無稽。
1.複雑な潜水艦の操船をたった3週間でマスターするとか
2.深度150mの深海で魚雷管経由で外から艦内に入って救出するとか(これは「アビス」のパクリ)
3.潜航中の潜水艦どうしで魚雷戦とか
  (「Uボート 最後の決断」もこの点ひどかった)
と言うことで本邦一般公開見送りも故あることかと思うが、ベルギー製の珍しい映画で有り、7型らしいUボートのレプリカ(だと思う)がよく出来ているから「良し」としたい。

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エコードットのバッテリベース(結論)

2022-02-20 16:46:34 | DIY

イングリモングリいじって来たエコードットのバッテリベースの自作、結論から言えばこれまで入手した安価な昇圧回路(DC-DCコンバータ)では出力不足。
一応音楽再生はある程度できるが、大きなボリュームで再生するとどこかで出力不足でシャットダウン。
実際この昇圧回路に30Ωの負荷を接続すると何とか動くが、12Ω(出力12W)ではNG。
2個並列にしても12V-1A  は無理。
例えばこのバッテリベースでRADIKO再生をすると、にぎやかな音楽再生が始まるとシャットダウンする。(付属のACアダプタの出力は12V-15W)
500円で2個入りのDC-DCコンバータで出来れば巧い話にはなったが、生憎と動的出力変動の大きい負荷には少し無理だったようだ。

今後は出力12W(12V-1A)位のDC-DCコンバータを探してリトライ、しばらくは中断。
(仕事なら解決するまで止められないが、道楽ならばこの位のいい加減さは有りだろう)
ただ、この様な安価な昇圧回路でも出力が3Wまでなら充分に実用的になるだろうと思う、いずれ何かに利用しようかと思う。

向いの家の梅の木もそろそろ満開、メジロはまだ見ていない。

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エコードットのバッテリベース(途中経過その2)

2022-02-16 20:28:45 | DIY

さてDC-DCコンバータを少し高級なのに交換してためした所、一応30分位は破綻無く音楽再生できたが、やはりシャット・ダウンは止まらない。
ボリュームを上げると頻発することから、やはり出力過負荷が原因で瞬断でも起きているのだろう。

高級と言っても2個500円とまだまだ安い。
こちらの方が回路図がついているだけ良心的。
なおこういう昇圧方式は何というか知らないがシンプルで安価、かつては入力側を高周波でスイッチングしてトランスで昇圧したものだが、近頃のはインダクタンスに通電してそれを遮断した時に発生する電圧と入力電圧を加算して出力するという極めて巧妙な仕組み。これなら面倒なトランスは不要。
出力電圧はパルスのON/OFFの時間比(デューティ・サイクル)を制御することで得られる様だ。

(左側が入力、右側が出力:この回路図はそれが記入されて無いのが駄目!)
どうやら5番端子で出力電圧を検出して、3-1番の導通時間を制御している様だ。
単純に出力電圧=Vcc+L(ΔI/Δt)≒Vcc+(vt/Δt) だと思う、多分。
(vtはLの出力の過度的な電圧)
この出力に1000μF程度のコンデンサを付けて組上げようかと思う、そして暇とやる気が残っていたら昔購入したオシロスコープでシャットダウンする現場を捕えてみようかと思う。

向かいの家の梅がぼちぼち咲き始めた、これからメジロが沢山やってくることだろう。

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「マッドマックス 怒りのデスロード」

2022-02-16 08:02:29 | 映画

何気なく引き込まれて観終わったら耳からス~っと抜けていって、後には何も残らない見事な映画「マッドマックス 怒りのデスロード」。
全編イカレタ車のオンパレードでそいつらが競争しながら破壊しまくる、「ベン・ハー」の戦車競走だけで一本の映画に仕立てた様な内容。
たまたま放送直前にTVをオンしたら見てしまった次第、でもたまにはこんなのも良い。(はなっから録画対象ではない)

〔内容〕
 石油も水も尽きかけ荒廃した世界。愛する家族を守れなかったトラウマを抱え、本能だけで生き長らえている元警官、マックス。
ある日、資源を独占し、一帯を支配する独裁者イモータン・ジョー率いるカルト的戦闘軍団に捕まり、彼らの“輸血袋”として利用される。そんな中、ジョーの右腕だった女戦士フュリオサが反旗を翻し、ジョーに囚われていた5人の妻を助け出すと、彼女たちを引き連れ逃亡を企てたのだった。
裏切りに怒り狂うジョーは、大量の車両と武器を従え、容赦ない追跡を開始する。いまだ囚われの身のマックスもまた、この狂気の追跡劇に否応なく巻き込まれていくのだったが…。

まぁ派手なカーチェースだけが売り物の映画で、ここまで徹底すると潔ささえ感じる。
そいえばケビン・コスナーの「ウォーターワールド」とか「ポストマン」とかの世界観と良く似ているから多少の影響は受けているかも知れない。

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エコー・ドットの自作バッテリ・ベース(途中経過)

2022-02-13 12:58:25 | DIY

先日記(2/5の記事)にしたエコードットの自作バッテリーベースは3個並列駆動に変更して試してみたが、相変わらず音楽再生でシャットダウンしてしまう。DC-DCコンバータ絶対出力の不足ではなくて、出力瞬断が発生しているとか入力へのラッシュカレントが発生してモバイルバッテリの安全回路が働いているとか、いずれにしても調査環境がないのでこれ以上の原因特定は無理と判断。

(出力はダイオード3個と高周波特性の良いセラコンと100μFの電解コンをかましている)
なにしろ5個で¥830と異常に安くてスペック詳細も不明だから「ややこしいこと言うなら使わんといて!」、とか言われそう。
なおエコードットを駆動している時の12V出力は150mA位(入力は500mA弱)で一応静特性上は問題が無さそう。


今度はもう少しDC-DCコンバータに予算をかけてトライしてみようかなどと思う。
(なお今回の試作でちょうど糸半田がなくなってしまった)

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「オリエント急行殺人事件」

2022-02-10 19:30:06 | 映画

久々に1974年制作の「オリエント急行殺人事件」を見た、何しろこの当時の往年のスターが揃っている映画で、聴衆は物語の筋を先刻承知ながら結構楽しめてしまう。
こういう映画は「忠臣蔵」型で、筋なんかどうでも良くてどんな役者がどんな役を演じるのかという芝居を観る楽しみみたいなもの。
もちろん初めてこの物語に接した時には大どんでん返しを多いに楽しんだものだったが。

〔内容〕
 1935年。イスタンブールからパリ経由でカレーに向かう大陸横断国際列車オリエント急行には様々な乗客が乗っていたが、その中には名探偵エルキュール・ポワロの姿もあった。
二日目の深夜、折りからの雪で線路が埋まり列車が立往生している中、ポワロの隣の客室にいたアメリカ人富豪ラチェットが身体中を刃物で刺されて死んでいるのが発見される。鉄道会社からの依頼で事件の究明に乗り出したポワロは、一等寝台の車掌と十二人の乗客たちの尋問を開始するのだが…。

さてこの映画の監督は”シドニー・ルメット”、あの名作「十二人の怒れる男」を撮った人。
この映画でもショーン・コネリーの台詞で「12人の陪審員にゆだねるべき」と言うのがありそれがポアロをしてトリックに気が付いたことにしている。
これはルメット監督が聴衆に自作品への連想をさせた物なのかなどとエンドロールの時に思いついた。
2018年1月には新作を観に映画館に足を運んでいる、アンゼンパイを掴む様な思いだったかもしれない。
なおこの物語では悪役は必ず名優が演じている、1973年版では”リチャード・ウィドマーク”、2017 年版では”ジョニー・デップ”等々、まさしく西洋の吉良上野介。

実はTVシリーズ「名探偵ポアロ」も大ファンで毎週欠かさず録画して観ていた。
これはあの熊倉一雄が吹替えをやってることもあり、時代を感じるなつかしさが半分位はある。
初期シリーズのミス・レモン、へースティング大尉、ジャッブ警視の脇役陣のでる45分物が軽くて良かったが、90分シリーズになってからは本格的な推理劇でちょっと重い。そして30年前に放映されてた時にはほとんど無視してたもんだったが。


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エコー・ドットの自作バッテリ・ベース

2022-02-05 20:38:32 | DIY

先日購入したエコー・ドット、これがなかなか可愛い奴なんだがACコンセントつまりひも付き、バッテリーベースも市販されているが何と6,000円(本体は1,500円以下で購入)もする。なので意地でも買いたくなくて自作することにした。
最近普及しているスマホ用のモバイル・バッテリー(5V-10000mAHで3000円位)と5→12Vへの昇圧回路を組み合わせて、適当なケースに納めれば完成。
ということで自作したのがこれ。



さて掛かった費用
 ・モバイルバッテリ 3000円 (10,000mAH)
 ・木材         500円
 ・昇圧回路       850円 (5個の値段、安い!)
 ・その他        800円     (コネクタ等)
と合計したら5000円強、既製品の方が安く付いた様だ。(手間が半端ではないから)
昇圧回路は秋葉原の通販でキットを探していたらAMZONで前掲の品を知り入手、中華製だと思うが安くて良く出来ている。
残念なことに音楽を流すと適当な時間経過後にシャットダウン、どうも出力不足な様で昇圧回路を2~3個並列にして出力増強しないと使い物にはなりそうもない。
(RADIKO再生ならば1時間程のエージングでも問題ないが、音楽再生が始まると5分位経過してNG)
つまりはハラワタの作り直し、面倒でもあるが当分は楽しめそうだ、そしてもはやコストは度外視。
久々の細かい木工作業は面白かったが、今回の作業でもう少し薄くて強度のある板と精密な切断技術が必要なことが良く分かった。

実は既製品のバッテリーベースをヤフオクで手に入れたがバッテリが劣化していて使いものにならなかった。こちらもいずれは中身をバラシて覗いてみようかと思うが、バッテリがユニットになっていなければ諦めるしかなさそう。(多分5V→12Vに昇圧していると思うが)

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「コレクター 暴かれたナチスの真実」

2022-02-04 16:34:17 | 映画

コレクター 暴かれたナチスの真実」、これもまたマイナーながら面白い映画だった。
ジャーナリストがナチスの犯罪を暴いて行くというパターンの物語は結構沢山あって、どれもがそこそこの傑作、この映画もその中の一つとして相応しい内容。
オランダの映画でオランダとポーランドが舞台、1970年代のオランダと第二次大戦中のナチス支配とソ連支配の複雑なポーランド(回想)を舞台に戦犯告発の捜査と裁判が見事に描かれている。

いつも洋画と言えばハリウッド製、イギリス製、フランス製、イタリア製としかお目に掛かれないが、欧州でもドイツとかオーストリアとかこのオランダの様に地味ながら面白いのが存在する。
(”地味”という表現はだいたい上記以外の製作国で使っている=個人の主観)

〔内容〕
1976年、アムステルダムの記者ハンス・クノープのもとに、彼の人生を大きく変える一本のタレコミ電話が入る。
電話の主が告げた驚きの内容は、億万長者のアート・コレクター、ピーター・メンテンは第二次世界大戦中ナチに肩入れをしており多くのユダヤ人を虐殺した、というものだった。
はじめは半信半疑のハンスだったが、当時の証人たちを探し出して取材を進めるにつれ確信を抱き、次第にメンテンを追い詰めていく。
戦後約30年、巨大な富と名声を手に入れ、「自分は多くのユダヤ人たちを救った」と語るメンテン。温厚そうなこの白髪の男がはたして、残忍な大虐殺を行ったその人物なのかー。

この大富豪が自分の無実を塗り固めるためにあらゆる手段を使うのだが、”お金”で無実が贖えるという実態も暴いていて、ここら辺も見どころ。
そしてナチスの残党物では「顔のないヒトラーたち」「オデッサ・ファイル」「アイヒマン・ショー」「マラソンマン」「将軍たちの夜」「ブラジルから来た少年」等々アクションから地味な捜査物までいろいろと存在していてどれもが面白くて好きだ。

それにしても一介のジャーナリストが国の権力側にいる大物を追い詰めてゆく様は結構痛快、これが現代の我が国でも起きればと節に願う。

映画『コレクター ―暴かれたナチスの真実―』予告編

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