権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「エイリアン2」

2020-09-30 08:24:55 | 映画

もうこの映画が公開されてから30年も経つのか、月日の経つのは早い、実感する。
この当時に続編を切望していた映画に「2001年宇宙の旅」と「エイリアン」があった。
そしてこのエイリアン2が公開開されるやすぐに会社の仲間と引けた後に見にき、感激したもんだった。
この映画で気にいったのは海兵隊の描き方、ベトナムからそのまま来た様ないで立ちでSFで馴染みの宇宙兵隊でない所、そして一作目よりもパワーアップした内容。(よりSFらしくなった)
ちなみに故淀川長治氏は一作目を「SFのヒッチコック」と評したが、まぁ納得。
なおこれのノベライゼーションは映画よりも面白かった記憶がある。

〔内容〕
 ノストロモ号事件唯一の生存者、二等航海士リプリーが眠るシャトルは57年の後にようやく発見されゲッタウェイ・ステーションに回収された。エイリアンの存在と危険性を会社に訴えるリプリーを驚愕の事実が襲う。今やアチェロンと名付けられたあの惑星LV426は数十家族が移り住み植民惑星となっていたのだ。
そしてアチェロンからの連絡が途絶え、リプリーの危惧は現実のものとなった。宇宙海兵隊と共にアドバイザーとして宇宙船スラコ号に乗り込んだリプリーは再び悪夢の星へと旅立つのだが……。
(出典:全洋画オンライン)

この後にジェームズ・キャメロンとランス・ヘンリクセン(TV:ミレニアム・シリーズ)と馴染みになる。
なお一作目の「エイリアン」では面白いエピソードがあって、友人のK氏がこれを観に行き最初は前の方で段々怖くなって途中から後ろの席に移動し、最後を観ないで映画館を出たらしい。
仲間内の飲み会でこの映画が話題になって、ラストを解説したら、「なんだ助かるのか、最後まで観れば良かった」と悔しがった。
2001年宇宙の旅」の続編「2010年」は期待した程のことは無かった。

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「バニー・レークは行方不明」

2020-09-26 09:11:46 | 映画

またまた初見の傑作に遭遇した。
監督「オットー・プレミンジャー」は「栄光への脱出」以外に馴染みが無いが、誠に見事なサスペンス映画を造った。
栄光への脱出」はポール・ニューマン主演とテーマ曲以外は取柄が無い代物(失礼!)だと思うが、最近の映画「トランボ」でこんなシーンがあった。
  ・・入浴しながらタイプするトランボに向かってオットーが突然訪ねて来て「この映画クソつまらないから、なんとか脚本を書き直してくれ」と頼む。・・・
この場面では妙に納得した覚えがある、ともかくそんな超大作退屈映画の監督としか記憶にない。

〔内容〕
ロンドンに越してきた女性の娘が行方不明になった。
彼女は兄とともに娘を探すが、まったく手がかりが掴めない。捜査に乗り出した警部(ローレンス・オリビエ)は、消えた娘というのは、彼女の妄想ではないかと疑い出す……。

知らずに見れば「ヒチコック」映画だと間違えるに違い無い、それほど作風が似ている。
さて主演のキャロル・リンレーと言う綺麗な女優さん、名前だけ記憶していて、「ポセイドン・アドベンチャー」「0011ナポレオンソロ:スラッシュの要塞」「事件記者コルチャック:TV」に出ているからどこかで聞いたか観たかしているんだろう。
 
また、こういう映画に遭遇すると低予算でも(舞台が自宅、旧宅、保育園の三か所で登場人物も両手程なので)脚本演出役者のそれぞれの力量が揃えば傑作映画になる。
最近の邦画は残念なことにこれらの一部か全てが欠ける。

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20世紀

2020-09-21 16:40:13 | 食・レシピ

久しぶりに二十世紀ナシを食べた、美味しかった。
事務所の長老が長野にお墓参りに行き、そこの土産で20世紀ナシ(伊那産)を事務所に送ってきて、本日の昼食後のデザートで。

冷蔵庫に苦労して押し込んだ後が何とも微笑ましい。(これは連日出勤しているボスの仕事)
さてこの20世紀梨、みずみずしくてほんのりとした甘さと少々強みの酸味、これがなんとも懐かしい。
近頃はどんな果物でもやたらと甘いのがはやりだから、逆に新鮮。
で、こどもの頃は断然格上の梨だった。

柳亭市場師匠の泥棒話の枕で、
泥棒の親分が「おめぇ名前は何て言うんだ?」→「へい長十郎です」
      「でいつからこの仕事やってんだ」 →「へい二十世紀からです」
ってこんな落とし話、今じゃ理解できる人は少ないだろうな。

これはいつもの休日出勤前の風景。(六人の撮り鉄)

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4連休と思うこと

2020-09-19 12:23:27 | 日記・エッセイ・コラム

4連休に突入したが、ほとんど感動が無い、というのも好きな時に仕事して呼び出されたら電車に乗ってみたいな気ままな時を過ごしているから。
でも何となく週末は嬉しいし世間が連休で騒ぐのもやはり嬉しい。
この週末は宿題をサラッとこなせば仕事は終わり、後は家の掃除したり庭の草取りしたりと雑用のみ。
早速、細君から固く言いつけられていた雑用の一つ、義父が随分前に植えたミカンの木(ポンカン)の枝落とし(剪定というのかな)をした。
今年は不作。

サンマが安けりゃ塩焼きにこいつを絞って食ったらさぞ旨いだろうなどと思うが、今年はサンマが高い。
イワシが安いらしいからそちらで試すのも有りかな。(早速夕飯=一人飯で)

さて昼のNHKのニュースで「安倍元総理が靖国に参拝した~」なんてニュースを長々と流していたが、ここんとこのNHKニュースの劣化ブリは酷い。
一昨日のニュースでも某自動車メーカが何年ぶりかでモデルチェンジするニュース(社名と車名をアナウンスしたらしい)を流したらしいが、これも酷い。
とりわけ最近の政治関連のニュースはどこの局も酷くて、もっぱらユーチューブとかで必要な情報を得ている、TVのニュースを主情報源にしている人たちが多いとしたらそれも恐ろしいことだと思う。

最近はラジオが面白くて、「大竹まことゴールデン・ラジオ」はリアルタイムは少ないがほとんど聞いている。多彩な顔触れと軽妙なトークとTVなら事故の様な内容が流されている。結局はTVの様な’当局の規制が緩い’ということなのか、ともかく面白い。
特に水曜のお相手「壇蜜」と金曜のお相手「室井佑月」が好き!
下の様なのはTVでは絶対無理でしょ。
どぶろっく“イチモツ音頭” (どぶろっくチャンネル 公式)

次の企画は「チチガシラ音頭」らしい。

 

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せやろがいおじさんからご報告

2020-09-11 09:01:10 | うんちく・小ネタ

これは面白かった!!!
ところで「せやろがい」って「そうだろう!」って意味なのかな。
私の田舎で老人達の言葉に「今なんてせぇった?」(今何て言いましたか?)という言い回しがあった。

せやろがいおじさんからご報告


〔おまけ〕
どぶろっく“イチモツ音頭” (どぶろっくチャンネル 公式)

下ネタも面白い。(これは文化放送「ゴールデン・ラジオ」より)

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越境(その2)

2020-09-10 19:34:57 | 日記・エッセイ・コラム

本日は、神奈川→東京→埼玉→群馬と関東平野を渡って越境。
移動時間往復5時間は流石に、引き籠り中の体には少々応えた。そもそも電車が「熊谷駅」を通過した時には北極点に到達したかの様な思いも。
幸いなことにそこそこ涼しい陽気だったので助かった。

何となく「ドンナドンナ」を連想する様な場面、売り買いされた小牛が新しい牧場へ。



仕事の方はつつがなく終了。

ところで昨日お席亭から素晴らしい贈り物が届いた。
「シャイン・マスカット」様で、今年の最初で最後の一品、最初の一粒は至福の一瞬でした。

結構な物をありがとうございました。m(_ _)m

PS: 本日の21:52にChoose_Life_Projctのクラウド・ファンディングが3000万円
  を超えた、わずかばかりのお布施をしたものとして素直に嬉しい。
  昨今のマスメディアの堕落を逆ばねに大きく飛躍して欲しい。

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「12人の優しい日本人」

2020-09-10 09:05:14 | 映画

この映画は有名かつ傑作映画である「十二人の怒れる男」のパロディ、それもかなりの秀作映画。
もともとが芝居を映画化したもので、芝居->映画化の格好の素材であることに加え、脚本と監督の腕が冴えている。
脚本が三谷幸喜さん、この人は本当に映画監督よりは脚本家に専念してもらいたい人、TVドラマだと良く映えた実相寺監督も映画監督になるとカラキシだった。
それと同じ。

〔内容〕
陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。
ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。
(出典:全洋画オンライン)


出ている役者をほとんど知らない(3人位は知ってるが)、けれども皆が芸達者な感じなので舞台俳優なんだろうと思う。
こういうパロディならば知恵と芸達者な役者と力のある監督をそろえれば低予算でも出来るし、邦画はこんな喜劇に活路を見出したら良い。
(「日本以外全部沈没」なんてパロディ映画があったが、こちらは映画館まで足を運んでスカを引いた)

 

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「海底軍艦」

2020-09-08 16:40:47 | 映画

この映画はツッコミ所が多すぎてお話としてはどうかと思うが、これが面白い。
もともとは1900年に発表された「海底軍艦」を下敷きにしており、原作とは別の荒唐無稽な世界を描いている。
この映画を初めて観たのは今から20年前、チャチな造りと荒唐無稽さに呆れたものの、伊福部昭の音楽が良くて結構ほれ込んだ。
(多分VHSをキャプチャーした動画が探せばあると思う、そのVHSは友人から借りたLDのダビング品)

〔内容〕
 一万二千年前、地殻変動のため海底に沈んだムウ帝国。だが彼らは海底に都市を作り、世界征服を企んでいた。そのころ終戦間際にこつぜんと姿を消した神宮司大佐たちは、孤島でひそかに海底軍艦を建造していた。それを知ったかつての神宮司の上司・楠見はムウ帝国と戦うために轟天号の出動を頼む。だがアメリカとの最終決戦を計画していた神宮司は、これをしりぞける。
一方、神宮司の娘・真琴と恋人・旗中はムウ帝国に連れ去られてしまう。やがて始まるムウ帝国の総攻撃。そしてその砲火の中、ついにムウ帝国撃滅を決意した神宮司は、海底軍艦を出動させる……。
(出典:全洋画オンライン)



なおこの「轟天号」のデザインは小松崎茂氏だそうで、どうりで冒険王の特集みたいなデザイン。昔の少年はこんなのにワクワクしたもんだった。

この映画はプロット変更してリメークしたら面白いと思うが。
・時代は1950年代初頭の戦後処理が終わりかけた頃
・敵はムウ帝国では無くて、南半球に逃れたナチスの残党(Uボート部隊)
・我が海底軍艦は’無条件降伏’時の武装解除に応じずにそのままトンズラした伊400を含む数隻の潜水艦。(帝国反乱軍)
・補給は南方の秘密基地。(実は戦中に物資を運んでいた)
・ナチスの残党は公海上で海賊行為を繰り返していたところに、最初は帝国反乱軍と獲物をめぐってドンパチするが、共同で海賊行動をとるようになる。
・国連が討伐隊をくりだしてドンパチする。
こんなプロットならばパート3ぐらいまでは引っ張れるだろうし、「終戦のローレライ」よりは面白い物が出来そうだと思うが。

参考までに原作情報を
押川春浪 (1876年<明治9年>3月21日 - 1914年<大正3年>)の「海底軍艦」
(櫻木大佐が来たるべき大戦に備えて開発した潜水艦。)
  全長:130フィート6インチ  (40m)
  全幅:22フィート7インチ  (6.6m)
  潜航深度:30 - 50フィート (9~15m))
  平均速力:56ノット
  最大速力:107ノット
  武装
   敵艦衝破器:17フィートの長さを持ち毎秒300回転する三尖衝角
   新式併列旋廻水雷発射機:両舷に1機ずつ備える。魚形水雷を毎分78本発射できる。
   魚形水雷:長さ:2フィート3インチ、直径:3インチ、速力:41ノット、
   射程距離:1400ヤード。綿火薬105kg相当の破壊力を持つ。
   照準装置:特殊「明鏡」で海上や海中を肉眼で見通すことができる。
        夜間など目視が行えない場合には「強熱電光」を発振し測的を行う。
   装甲:全体が新式合成装甲板で覆われている。
   動力源:12種類の薬品の調合による化学反応を動力源とする
   推進器:6枚翼スクリュープロペラを2軸

この内容からは大型潜水艇みたいな感じ。




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「妖星ゴラス」

2020-09-07 08:25:43 | 映画

この映画「妖星ゴラス」は記憶の中の因縁の映画。
1960年代初めの映画だから’話題になっていたという微かな記憶’と中学校時代の担任が学生時代のアルバイトでこの映画の特撮に関わったらしいとのことでそれなりに気にはなっていた。
(この記憶はかなり曖昧なのでいつか確認してみたい)
しかしながらプロットだけみたらかなり怪しいのでこれまではじっくりと観ることは無かった、が昨晩じっくりと観たらこれがなかなか面白い。
1960年代から描いた1980年代と言う近未来の地球滅亡の危機を描いていて、突っ込み所は満載なのは置いといて実写の特撮が結構頑張っている、この10年後に作られた「日本沈没」と比較しても遜色ない出来栄え、加えてドラマ部分も昔の邦画らしいしっかりとした出来栄え。
これをリメークしたら「ディープ・インパクト」「アルマゲドン」とか「ザ・コア」になるんだろうと思う。

〔内容〕
 地球の6千倍もの質量を持つ恒星が発見された。土星探査船・隼によって、その恒星・ゴラスの軌道は地球を目指していることが判明する。地球上の爆発物ではゴラスを粉砕出来ないことを知った国連は、地球その物をロケットに変え、公転軌道上からの離脱を決意する。各国の科学技術者は総力を結集、南極に巨大なロケット噴射口を建造するが……。

なおこの映画では後の「ウルトラマン」で活躍する二瓶さんやら’ビートル’らしき戦闘機も登場する。
今なら「恒星」ではなく「彗星」だろうし太陽系内がかなり狭く描かれていて一月位で冥王星から地球に来るくらいの勢い、とまぁいろいろと置いといて、この様な子供向けの映画とは言え相当数の大人も楽しんでいたろうと思う。
またこの手の映画はたいてい〔特技監督:円谷英二〕〔監督:本田猪四郎〕のコンビ。
以前ハリウッドの「ゴジラ」で渡辺謙が演ずる日本人科学者が”芹沢猪四郎博士”という名前で、こりゃ是非とも観なけりゃ!などと勇んで観たら見事に外された。

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グレゴリー・ペックの西部劇「拳銃王」

2020-09-06 12:26:58 | 映画

先日、「拳銃王」なるモノクロ・スタンダードの西部劇、グレゴリー・ペック主演と言うことで観てみたら、これが面白かった。
どちらかと言うとドンパチの打ち合いを想定する西部劇から少しずれたメロ・ドラマみたいな感じで、期待以上の作品。

〔内容〕
 西部一の早撃ちと噂される男が、名前を隠して教師をしている妻のもとを訪れる。そこは、彼の親友が銃を持たない保安官として治安をあずかる穏やかな町だったが、サルーンに彼がやって来たという話が伝わると、小学校の男子生徒たちをはじめ、町中の男たちが見物に集まり、女たちは眉をひそめた。
彼に息子を殺されたと思い込み、命をねらう老人もいる。また、イキがった若造の荒くれがつけ回す。
そして、そこに立ち寄る前の宿場で、やむなく撃ち殺した男の兄たちが現れる時間も近づく。彼はその三兄弟に襲われたとき、馬を奪いとったのだが、三兄弟が徒歩ででも追いかけてくるのは目に見えていた。
最早、一刻の猶予もないのだが、彼は一目妻に会いたくて、代理に立てた知り合いの婦人の返事を待つ……。

グレゴリー・ペックは大好きな役者さんだったが、この人はアウトローは似合わない、どちらかと言えば「大いなる西部」の東部から来た色男の方がはまる。
だからアウトローの凄みが無くて親切な物分かりの良い「悪漢」みたいになってしまう。
そういえば「白鯨」のエイハブ船長もなんだかなぁ?って感じだった。
でも映画全体は良質なストーリに仕上がっているし旧友である保安官との友情が心地良いのとドラマティックな展開もある、ここらへんが名優たる所以だろうと思う。

先日記事にした「新ガンヒルの決闘」もそんな感じで面白かった。

正月に録画した「大いなる西部」を未だ見ていない、これは日照りの時の慈雨にでもしようかと思う。

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