権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

今年も終わり

2020-12-31 20:16:52 | 日記・エッセイ・コラム

後数時間で今年2020年も終わり、散々な年だった。
三月から’引き籠り’を始めてずるずるここまで来てしまった、締め括りの'The Fishing Year 2020'(昨日予定)の催しも天候不良で中止となった。
なお当日は、師匠と兄弟子が自宅まで毛ガニやら何やらの正月用品(恒例の縁起物とカレンダー一式)を届けてくれて楽しいひと時を過ごした。
一昨日はK氏から「PCがワークせん、何とかしてくれ、年賀状が書けない」との緊急要請で現地へ急行、無事完了。
そんな年末を過ごした。
なお仕事の方は極めて順調だったが、映画館通いは3月以降はピタっと停止、やはり散々だった。
今年のBEST映画はかろうじて映画館でみれた「無法松の一生」かな。

TVがドウショモ無く下らなくなってインターネットの'Choose-Life-Project'を応援したが、見事目的成就ほんの少しの希望。


そんな今年の写真の中で(到来物と自分が撮影したの合わせて)BESTの2枚が ↓ 。

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「アルカトラズからの脱出」

2020-12-30 09:08:56 | 映画

30年程前の米国出張の際、休日にここ(アルカトラズ島)を観光して、この映画の脱出の困難さを実感した、そしてここへ上陸した時は(この映画の)聖地巡礼の様な気分になったもんだった。
4月中旬なんだけれども寒い、海は荒れていて多分相当に冷たいだろう。
島の造りは観光客向けに蝋人形館になっていてカポネの居室(房?)とかが再現されていた。
さてこの映画、あらためて観たら傑作だとは思うがそれほど再感動しなかった、最初の印象が強烈過ぎたのかも知れない。
ここでもパトリック・マクグーハンが憎まれ役を見事に演じている、素晴らしい!!
〔内容〕
 脱獄絶対不可能と言われたサンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ刑務所。実話を基に、そこから奇跡の脱出を果たした男たちの姿を描いたサスペンス映画の傑作。冷酷な刑務所長(P・マクグーハン好演)と寡黙な囚人イーストウッドの対立を軸としながら、脱獄までのプロセスを丹念に描写、その中で紡ぎ出されるサスペンスの数々は何度観ても唸らされる。紙粘土で造った人形を身代わりに仕立て、脱出準備を行うシーンの緊迫感など尋常ではない。
(出典:全洋画オンライン)


さて10年程前にTVドラマ「プリズン・ブレーク」に嵌って全話を観たが、このシリーズは本作を参考にしたことだろう。

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「天国は待ってくれる」

2020-12-28 16:02:30 | 映画

面白い映画だった、大金の入った財布を拾って警察に届けて1割の謝礼をもらった様なき分。
1943年と言う戦争中に造られたカラー映画、そして内容も変な国威発揚と無関係な恋愛コメディ、いやはやたいした国力だ。

〔内容〕
 年老いて死んだ主人公が地獄の王に、自分の生涯を回想形式で語るファンタジー・コメディ。
生前の行いが元で地獄に落とされた男ヘンリー。マーサという愛妻がいるにも関わらず、多情な彼は数々の女性遍歴を経ていたのだった。やがてサタンの前に引き出された彼は、安らかな表情で自分の犯してきた過ちを語り始めるが……。
(出典:全洋画オンライン)

知っている役者は居ない、でもハッとする鮮やかな色の画面、地味に展開するドラマ(とあるプレーボーイの人生だけれども)、テンポ良く進んで気持ち良いラスト。
もっと騒がれても良い映画だと思うが、初めて知ったタイトルと内容。
まだまだ未見の名作が有りそうだ。

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「おちょやん」

2020-12-25 08:46:07 | テレビ番組

何気なく見ていたら何だか引き込まれてしまった朝連ドラ「おちょやん」。
これまでの朝ドラも結構面白くてチョイ見はしていたが、定期的に見ることは無かった、今回は5年振り位に欠かさず楽しんでいる。

このドラマ、何となく「花登 筺(はなとこばと)」の匂いがするのとヒロインが自然なのが良いと思う。(自然というのは普通の器量で普通の演技)
道頓堀とか立売堀とか船場とか土地勘が無いから全然知らないけれども「花登世界」の馴染み、そして不幸なヒロインが周囲の虐めにもメゲズに成長・成功していく筋立ては観ていても痛快。
また関西喜劇の舞台裏をチラ見させてくれるのも業界ネタとして面白い、そういえばNHKの朝ドラはアーサ・ヘイリーばりの業界ネタが多い。
その昔TVで藤山 寛美の関西喜劇をTV放映していて楽しんだ記憶がある、あれは松竹新喜劇だったか。やはり関西は笑いの本場かも知れない、イソジン吉村とかアマ合羽松井とかその系譜は綿々と続いている。
篠原涼子(別にファンでは無いが)もいつの間にか良いオバサン役を演じている、我が身の年を感じる。

先日再見したドラマ「トリック」で、こんなやり取りがあった。
「蝶々が、、、」そしたら相方がすかさず「ミヤコ」と発して、分かる人だけわかる瞬間オじいギャグ。
ミヤコ蝶々、飯田蝶子、そして浪速千栄子、年が分かろうと云うもの。

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映画とピストル

2020-12-23 20:09:50 | 映画

黒澤監督の「野良犬」という映画があった、戦後直後の東京を背景に若い刑事が盗まれた短銃(コルト)が殺人事件の凶器として使われ、その犯人を追い詰めるという名作刑事ドラマ。
実はこの映画の中で、若い刑事(三船)がベテラン刑事(志村)に
 「僕のコルトが盗まれなかったらあの人は死なずに済んだのに」と嘆くと、ベテラン刑事が「コルトが無ければブローニングでやるさ、遊佐って男はそういう奴さ」
という掛け合いがあった。
その主役のコルト(コルト・ポケット)とブローニング自動拳銃が下。

シルバーのがコルト、黒いのがブローニング、どうも戦後の警察はこれらを刑事用のピストルとして採用していた様だ。
「多羅尾伴内」が二丁拳銃で撃ちまくるのがブローニング、「地球最大の決戦」で夏木陽介(刑事役)が「さぁこれから警護だ」と身に着けるガンベルトの中にもこのブローニング。

どちらも背広の内ポケットにしまえる様に突起物を排除した設計なそうな。

さてこれらを含めて何丁かは30年程前に組立てキットとして所有していたが、諸事情で売り払って、最近またヤフオクで手に入れた物。
この自動拳銃というメカニズムは結構な優れもので、昔はこれにあこがれてコレクションを始めた。
【実銃解説】銃の基礎知識 オートマチック編 World of Guns: Gun Disassembly


映画とかアニメの主人公の持ち物として結構流行り廃りあって、
 ・007シリーズ(ドクター・ノー)=ワルサーPPK
 ・ダイハード・シリーズ     =ベレッタ自動拳銃
 ・ドイツ軍が出る映画     =ルガーP08 (「Uボート」の艦長の所持品としてチラっと)
 ・ルパン三世(アニメ)    =ワルサーP38
 ・インディー・ジョーンズ   =エンフィールドMK2(リボルバー)
 ・東映やくざ映画       =ほとんどが米軍流れのガバメント

今ではモデルガンは廃れて専ら玉(BB弾)がでるガスガンとかが主流、従って昔ながらのモデルガンはオークションに頼るしかない。
昔は火薬を装填して作動(ブローバック)を楽しんだが、後の手入れが面倒くさいので、今は手動で楽しむのみ。
どうも最近は趣味嗜好が段々と子供帰りしてるみたいだ。

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今年最後の越境(上州へ)

2020-12-16 08:52:50 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は朝6時の暗い中、もより駅に向かい上州まで出張。
こちらも寒いが向こうは風が突き刺さる様な寒さ、関東のカラッ風の真っただ中。
仕事の方は何とかかんとか手傷を追いつつも無事終了したが、現場の人達の切実な思いはシステムを考えれば良いだけの身分には結構突き刺さる。
国がデジタル庁なんかを作って諸々推し進めるのも現場からすると大きな迷惑なんだろうなとか思って、いつもの年末と違ってウキウキ感は皆無。

でも今仕込んどかないと来年の実入りに大きく影響するから、最後のひと踏ん張りと言ったところ。
しかし関東平野は広い、大宮あたりの車窓で富士山がくっきり大きく見えた、埼玉から富士山がこれほど見えるとは思わなかった。
東海道線乗り換えなしで行ったから、’籠原行き’と’高崎行き’の地名も何となく実感できた。昔はJR上野駅で乗り換えたもんだったけど。
なおお昼に「木枯し紋次郎」の話が出来たのは嬉しかった、まぁ「国定忠治」→「大前田栄五郎」とお国の英雄自慢話から派生したものだが。

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「砂漠の鬼将軍」

2020-12-13 09:44:06 | 映画

砂漠の鬼将軍」、地味に良い映画に出会った。
ただこのタイトル(邦題)は派手な戦車戦映画を連想させて下心が見え見え。
実態はWWⅡのドイツの英雄ロンメル元帥がヒトラー暗殺事件の後始末で自決を強要されるまでを力強く描いている。「ワルキューレ」を知っていればより面白く観れると思う。
ヒトラー暗殺を扱った映画(部分的にも)は面白いのが多数有り、これもその中の一つ。
将軍たちの夜」「ワルキューレ」「荒鷲の要塞」「ヒトラー暗殺、13分の誤算」等々。

〔内容〕
 “砂漠の狐”と異名をとった独軍アフリカ方面司令官ロンメル元帥は、戦況不利となっても強硬策を主張するヒットラーの横暴さを許せず、彼を暗殺する計画に加担。
だが、計画は不成功に終わり、ロンメルも主謀者の一員として反逆罪に問われる……。

主役のジェームズ・メーソンは知ってる役者さんではあったが、どちらかと言うと脇役で渋く光っていた様な感じだったが、このロンメル元帥役は見事。
米国戦争映画が描くドイツ軍の高官はキリッとしたキャラクターで描くことが多くて、なぜかファンになってしまう。

なお50年程前に田宮模型が発売していたパンサー突撃砲戦車「ヤークト・パンサー」はロンメル戦車と言う名前だった。実際にこういうニックネームが付いていたかどうかは知らないが、今でも時々耳にする。

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「運び屋」

2020-12-08 10:53:24 | 映画

昨年の7月に場末の名画座で御目文字以来の二度目の「運び屋」、今度はTV放映だけれどもやはり面白い。
今回は脚本の出来(なのか監督の力量なのかは良く分からないが)に感心、コカインの運び屋として成功するのが一本の線だとすると、それを追いかける捜査側の線、運び屋の家庭内の問題を描いたもう一本の線、これら三本の線が終盤でヤヤコシイ程に絡んで「見事」。
何回か観てると新しい発見があって面白いし、記事のネタにもなる。

〔内容〕
 退役軍人のアール・ストーンはデイリリーというユリの栽培に情熱を燃やし、園芸の世界では一目置かれる存在だったが、その代償として家族をないがしろにしてしまい、90歳になろうとする今は家族との間に埋めがたい溝を抱え、孤独な日々を送っていた。やがて農園の経営も行き詰まり途方暮れるアール。そんな時、“車の運転をするだけで大金がもらえる”という仕事を紹介される。最初は荷物の中身を知らずに運んでいたアールだったが、ほどなくそれが大量のドラッグであることに気づく。それでも90歳の老人が疑われることはほとんどなく、順調に仕事をこなしていくアールだったが…。
(出典:全洋画オンライン)

主人公が妻の最後を見とる所なんかは名シーン、実話を基にしたらしいがここまで物語として膨らませたのは脚本家の仕事だろうと思う。
こういう脚本家と演じれる俳優達を集めて監督を手配してお金を集めるのが映画製作者の仕事、なかなか奥が深い。
(製作も監督もイーストウッドだった、本当にたいしたもんだ)

 

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出刃包丁

2020-12-05 19:51:30 | DIY

愛用の出刃包丁が段々と酷くなって柄を交換しようかと考え、いろいろとお店を物色して現物確認をしたところ断念。
この包丁は我が家に代々伝わるというか、祖父が健在の頃から活躍していたから50年以上は経過している、そんなことから修復して使い続けようとした。
拡大画像

でもこれではさすがに駄目だろうと断念した次第、かなり前からのひび(割れ目)を放置したせいだろうと思う。
そんなこんなで何時魚が手に入っても良い様に出刃包丁を買った、それほど高い物では無いが、一応は鋼で切れ味は良さそう。
(以前ステンレス製の出刃を買ったが手入れが楽なのは良いが待ったく切れない、切るために買ったのに。)

時代劇で名刀を購入した旗本の若殿様が辻斬りをしてまで切れ味を試したくなるのは良く分かる、ともかくイナダでもタイでも解体したくなって魚屋に走りたくなる衝動が走る。
でもマルマル一尾を売っている様な魚屋は近くには無い、残念なことにそういうお店はどんどん淘汰されている。
(こんな魚を捌きたい:10年前に魚屋で購入した魚たち=総額2000円弱)

10年前の記事①〕〔10年前の記事②

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「カサブランカ」

2020-12-02 08:18:08 | 映画

こんなメロドラマなら大歓迎。
2年前にもTV放映されたのを記事にしていた、今回もまた面白くみれた。
ハンフリー・ボガードがめちゃくちゃ格好良くて、イングリッド・バーグマンがひたすら綺麗、粋なセリフと結末の気持ちよさ等々やはり、名作中の名作。
こんな映画を1942年(昭和17年!)に造る国力たるや凄いとしか言いようがない、日本公開は1946年らしいから実時間でこの映画に接した人たちは「こりゃ敵う訳が無い」と心底感じたことだろうと思う。
モノクロ・スタンダードでも十二分に楽しめる映画、劇場に掛ることがあれば是非行きたい。

〔内容〕

 戦火近づく'40年の仏領モロッコ、カサブランカは、自由を求めて渡米しようとする人々で溢れていた。ナイトクラブを経営するリックの元へ、ナチの手を逃れてここまでやって来た抵抗運動の指導者が現れる。
だがその人物の妻は、かつてパリでリックと恋に落ちたイルザだった……。

ハンフリ―・ボガードって役者はそれほどの二枚目だとは思わないが、これほどトレンチ・コートの似合う人もいない、’ハードボイルド’を人の形にするとこんな風になるのかな、などと思わせる。
ともかく名作って奴は何回でも楽しめる。

コメント (2)
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