HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

フライデー・ジャーニー

2005年05月06日 | JET KELLY
今日は会社はまだお休み中なのでぶらりと京都を歩いてみました。あいにくの雨だったけど、それもまたなかなか風情があっていいんです。会社に行く時間よりは少し後の電車に乗って京都駅に8時半頃に着き、以前から入ってみたかったカフェでサンドイッチとコーヒーの朝食を。毎朝出勤時にバスの窓から見ていたところで、どんなところか気になっていたんです。まあ、ふつうのカフェではあるんですけど、ビジネスマンとかが利用するかんじの・・・でも中に入ると広くてゆったりとしていて、私が今大学生ならここでノートをまとめたりしたい感じ(笑)そこでのんびり窓から道ゆく人たちを眺めながら、さてどこへ行こうかと考えました。(無計画な人ですねぇ・笑)

まあ、ただの観光というよりは映像を撮りたかったのです。いわゆる映像のスケッチです。私は大学時代は以前も書いたけど写真部に属していたわけですが、1年ぐらい前に大事にしてたはずの一眼レフをバカなミスで潰してしまったんです(涙)それで、まず、キャノンのデジカメの安いのを買いました。結構いい感じで気にいってたんですが、動画は数秒しかとれません。実は東映で映画の勉強をしてたことがあったので映像にはものすごく惹かれるわけです。で、どうしても映像をとりたい・・・まあ、できるなら映画撮りたいわけですが(笑)・・・そこまではまだまだとしてビデオカメラがずっと欲しかったんです。そんなある日サンヨーのムービーカメラという動画に主を置いたデジタルカメラを安く手に入れることが・・・。すごくコンパクトでカバンにちょこんと入れられるんですけど、機能はすごいし、映像もきれいという優れもの。ただ、パソコンとの相性とかMP4という規格なのでそれ専用のソフトがいるのでややパソコン処理が大変だという難点がありますが、それさえクリアしたらすご~くいいカメラなんですよ。

そのカメラを携えて、今日は何年ぶりかに東本願寺に行きました。朝早かったし、しかも一応平日だったので人は少なくて、建物の中に入ったら、広い畳敷きの本堂には一人の方しかいなくて、しかもその方も何処か別のところに行かれたので、しばらくは私一人がその広い空間を一人占めでした。薄暗い本堂は本当に静かで、座ってじっとしていると心が穏やかになります。どこかイタリアの教会にいる時の感じと似ています。海外にわざわざ行かなくても気持ちだけで海外旅行できる私は安上がり(笑)実際後から中で出会った人の多くは外国人の方・・・だからそういうイメージを保ち続けられるわけです。

実はずっと前にイタリアに貧乏旅行したことがあります。イギリスに留学中ですが。「地球の歩き方」を手にリュックで歩く旅。一日の宿泊代は日本円にして1600円ぐらいの予算でローマの場合、修道院に泊めてもらおうと飛び込んだり。もしベッドが空いていたら泊めてくれるんですよ。でもその時はいっぱいだったので、近くの家を紹介してくださったんです。ほんと普通の家って感じでしたが、安い宿代で泊めてもらいました。でも、雰囲気はローマって感じでした(笑)ただ、安いとやっぱりそれなりの我慢もあるから、ブランド嗜好のゴージャスなホテルしかだめっていうような女の子には絶対にお薦めできません(笑)まあ、とにかくお金があまりないので、暑さをしのぐためによく教会に入りました。教会の中は冷やっとしていて、涼しいんです。イギリスやフランスの教会は窓がステンドグラスのものが多いので明るいところが多いのですが、イタリアは絵画を飾っているので窓を閉めている場合が多く、かなり薄暗いです。でもろうそくの灯があちこちに灯っていて、そういう雰囲気が今日行った東本願寺の本堂の空気感と似ている気がするんです。ってもちろん私の勝手な感覚なので、人によってはぜんぜん違う!って怒られてしまうかもしれません。でも、どちらの雰囲気も心を癒してくれるというのでは一致していると思います。

今東本願寺は修復工事中なので外からはあまり見た目はよくないけど、中はいいですよ。誰でも入館料無しで入れますからね。何かを考えたい時、あるいは心を無にしたい時なんかはあそこの畳部屋に座るのをお薦めします。まあ、別に私は宗教にはこだわらないというかあまり関心はないのですが、場所っていうものには関心があるんです。

結構いろいろ中を歩きまわると時間はたって、そこから今度はいつもいく繁華街の三条河原町までバスで移動。なぜ三条かというと私が好きなお店「ニュートロン」が今度移転するんです。それで最後にもう一度あの場所にある「ニュートロン」で食事をしたくて、足を運んだわけです。ここはどこか北欧のイメージの場所(またまた安上がりに海外旅行ができてしまう私・笑)でまたパリのアパルトマン風でもあるんです。今度の場所がどんな風かわかりませんが、この雰囲気が好きだったので残念な気がします。

結局その2箇所を行った後はついついいつもながら、CDショップツアーに出てしまって、JEUGIAからHMVそしてタワーレコードへ。でも、今日は何も買いませんでした。視聴しただけです。今日は買い物するために来たわけではなかったもので。

いろいろ映像は撮れました。雨の日だから撮れる映像。花びらから流れる涙のような雫。薄暗い寺院の中。白いテーブル。などなど。そうそう今日のフライデー・ジャーニーのお伴になってくれたのはJET KELLYのインディーズ時代のアルバムの曲とシングル曲。メジャーの今とはちょっとイメージの違う曲なんかもあって、でもきっとインディーズ時代から知っていても好きになったこと間違いなしの心に残る名曲ぞろい。彼らの音楽性の奥深さを知りました。「パナソニックアルカリ電池~」という歌はちょっと微笑ましかったけど(笑)・・・注)これはミナミホィールという大阪のライブサーキットの主催者の1つであるパナソニックアルカリ電池のために彼らが作った曲。

こうして、雨の日のフライデー・ジャーニーは日々のいろんなものを浄化してくれました。
コメント
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