HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

約12年ぶりに

2021年05月09日 | インディーズ
昨日の夜、携帯が鳴っていた。
気付いた時は切れて、その相手を見て驚いた。
もう随分とご無沙汰していたアヤさんからの着信だった。
慌てて、折り返した。
そこから、恐る恐る私を確かめるアヤさんの懐かしい声が返ってきた。

ここのブログを始めた頃に出会った当時インディーズバンドVelvet Mellowの
ボーカルだったアヤさんだ。

とっても魅力的な人で、京都の通りを歩いているだけで、その存在感が
感じられるオーラを持った女性だ。

その当時はまだ20代だったアヤさんが昨日の電話でもう40歳を超えたと
聴いて、本当に時の流れを感じた。

自分自身は当時に比べて、もちろん体重も増えているし、全体的に
かなりの年を重ねてしまったけれど、きっと彼女は今でも
美しい人なんだろうなと思いながら、電話越しに彼女の声を聴いていた。

このコロナ禍でどこにも行けず、部屋を整理していたら、
昔、私が彼女のステージをMV風にして作ったDVDが出てきたらしい。
そこで、思い出してくれたんだ。でも、今まで私の電話番号を残してくれていたのも
驚きだった。そして、私の方ももちろんそのまま彼女の電話番号を残していた。


12年の歳月を経て、また繋がれて本当に嬉しい。
もちろん、今はすぐに会える状況ではないけれど、
彼女が、元気でいてくれたのを知れただけで本当に嬉しい。

彼女はとても繊細で、ガラスのような人だった。
だから、時々すごく心配になった。
どうしてるかなぁ
と何度となく思っていた。

正直、電話番号を残しているのも、時の彼方に
置いてしまっていた。

この12年間の間に、私にも彼女にもいろんなことがあって、
お互いに自分の毎日を精一杯生きてきたんだろう。

また繋がれて止まっていた懐かしい時が動き始めた気がした。

やはり音楽ってすごい。
音楽によって、こうして人はつながっているんだから。


*彼女との昔のエピソードはインディーズのカテゴリーで読んでもらえることができます。

Velvet Mellow 「Count THREE」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THINK OF MICHINOKU

2021年05月01日 | ELLEGARDEN
今日こんな素晴らしい配信があった。
『THINK OF MICHINOKU」

実のところ、始まった時間から観れたわけではない。
昨日は夜遅くまで仕事で、今日は親の介護で
やっと家に帰ってきて、ふとツイッターを見たら、エルレのツイッターに
「THINK OF MICHINOKU」に出演との文字。慌てて、YOU TUBEを開く。
そして、慌てて、タイムテーブルを確認。
あ〜間に合った〜と安堵する。

いろいろな疲れが一気に飛んでいく。

荒吐ロックフェスは私の憧れのフェス。
なのに、春のこの時期は仕事柄行くことができなかった。
でも、いつもフェスの開催発表となるとそのHPに行き、
どんなアーティストが出るのかとかグッズはどんなのがあるかとか
行けなくても、いつか行くぞという思いで楽しみに見ていた。

去年は無かった分、今年をすごく楽しみにしていた人たちの
声がラジオだったり、ツイッターだったりから聞こえてきて
だからこそ、突然の中止のニュースでは、そのファンの人たちの
ことを考えると本当に心が痛かった。私は今年も行けなかったけれど
今まで、夏フェスを毎年楽しみにしていて、参加していた自分と
フェスを楽しみにしている気持ちは同じだから、悲しかったし、
また、一年前から準備されていた関係者の方達の気持ちを
思うと、本当に辛く、悲しかった。

でも、荒吐は人の命を重んじたフェスなのだ。
勇気ある決断をしたのだ。

私は今の日本はどこか変だと思うことがある。

一生に一度しか来ない、甲子園での高校野球が中止されて
涙を飲んだ高校生球児にはそういうことができて、
なぜ、オリンピックにはそこまでできないのか。
オリンピックももちろん、全ての人がまた出れるとは限らない。
でも、チャンスはゼロではなく、選手が頑張れば、また出れるかもしれない。
一方で、高校野球やインターハイ、中学生の春季大会はその時しか無理なのだ。

それでも命を優先して、みんな勇気ある決断をし、
まだティーンエイジャーなのにその苦しみに
しっかり耐えて、それを力にして強くなっていく
子供達。

音楽、ロックフェスにおいては
本当にみんな一年前から準備する。
それでも、直前に中止となってしまった。
それは命を優先したからだ。
人を幸せにしてこそ
ロックフェスを開催する意味があることを知っている人たち
だからこその決断だ。

今、医療が切迫している日本。そして世界。

みんなの命より何が大事だというのか。
上の人たちの考えが全くわからない。

今日このようなライブ配信があり、
細美さんの今の様子が見れて、それが私にまた力をくれた。
TOSHI-LOWさんの話す言葉には力があって
「これが本当の道徳なんじゃないか。」という人として
大切なものが溢れていた。
今日のこの配信は音楽ファンの心を1つに束ねた
素晴らしい時間だったと感じた。

私は一年前の2月にイエローモンキーのライブに行って以来、いまだに
どんなライブにも行けていない。
仕事柄、ライブに行くことは遠巻きにではあるが、暗黙の了解で止められている。
それは多くの子供達と接する仕事であるため、出来るだけ、自分の日々の
行動に細心の注意を払わないといけないのが現実だ。でも、本当はライブに
すごく行きたい。でも、今は行けない。責任を伴うからだ。
大事な命を守らないといけないからだ。

それでもわかっている。ライブはみんなが細心の注意を払ってやっていることを。
さらに、音楽のファンを私はとても信頼している。
自分たちの適当な行動が自分の敬愛するアーティストに迷惑をかけてしまうなんて
みんなは絶対にしたくないから、マスクはもちろん、手指消毒や検温なども
しっかりするし、声を出さないということもしっかりしていると思っている。
だから、コロナ禍で開催されている大きなライブでまだクラスターが出てないのは
その証拠だと思う。

なんだか、配信の内容から随分と外れてしまったけれど、
今日のELLEGARDENの「金星」は聴いていて、泣きそうになった。
この曲がここ最近、ずっと聴きたかったからだ。

私は今日の配信に登場した素晴らしいバンドマンたちのことを
これからも子供達に伝えていきたいし、彼らがある程度の年齢に
なったら、アラバキに行って欲しいと思っている。


そして、私も必ず、行く。

そこに咲く桜の花をこの目で見る日を楽しみにしている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする