HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

グレイプバインとエレファントカシマシ

2010年11月22日 | グレイプバイン
最近、めっきりバインのことを書いてなかったね。
このブログを初期の頃からもし読んで下さっている方がいたら
私がどれだけバインと田中さんが好きだったか(今も好きだけれど)
わかると思う。

この前久しぶりにタワレコに行って、バインの「風の歌」を買って来た。
これには「風の跡」っていうタイトルの田中氏によるセルフライナーノーツ集みたいな
インタビュー集みたいなブックレットがついていて、そこで10曲のリリックを
田中氏とライターさんがセレクトしているんだけど、新曲以外はすべて家にあるから
「風の跡」っていうプレイリストを作って、1つのアルバムのように聴いていた。

去年かな?出たアルバムだけは手元にないんだけれど
それ以外はすべて家にあって、でも最近ちょっと聴いてなかったなぁ~
って改めて聞き直すとやっぱり私の愛すべきバインだった。

彼の使う言葉がすごく好きで、彼自身もそういう言葉への
こだわりがすごくあるのが、このブックレットからも
わかった。

彼は「歌い出し」っていうのにこだわってるみたい。
歌詞の検索サイトで歌い出しだけ見て「ナニこれ」みたいな
一発目で惹き付ける歌を書きたいんだって。

そういえば、彼の書く歌っていつも彼しか書けない出だしで
始まっているよね。


グレイプバインはおそらく私が好きになった日本のバンドで
一番長く活動しているバンド。

私が日本のロックバンドで最初に好きになったのは
SIAM SHADEでそれとほぼ同じぐらいに出会ったのが
くるりとグレイプバインで、この2バンドはメンバーこそ
減ったりしたけれど、今だに健在で、いつも
ワクワクさせてくれる。

そして、それと絡みつつ、結構聴いていたのが
エレファントカシマシ。

彼らの曲はいろいろ聴いたり、CDも持っていたりするんだけど
メンバーについての細かい情報はまったくもってなかった。

テレビに出ていた宮本さんは個性的でおもしろい人だなぁ~って
いうのはあったんだけど、音楽は骨太ロックでそれが
すっごく気持ちよくて、すごい人だと思っていた。

この間ロッキンオンジャパンの宮本さんのロングインタビューを
読んで、もう20年もやっているんだと驚いた。

しかも、あんなに売れていると思っていたのに
契約を切られたり、事務所が解散したりしてたんだって
さらに驚いた。

メジャーであんなに有名でもこういうことがあるんだね。

私は東京事変の初期のギタリストの昼海幹音さんってすごい人だなぁ~って
ずっと前から注目してて、ブログとかもチェックしてたんだけど
彼のブログからエレカシのステージに彼も立っているのを知って
フェスとかの映像でエレカシを見つつ、幹音さんも見ていたことがある。

で、どうして、エレカシと彼が繋がったのかわかんなかった。
インタビューを読んでやっとわかった。

好きな人たちが繋がっていくというのはうれしいよね。


さらにうれしいのは今私が一番注目しているFoZZtoneの
メンバーもグレイプバインやエレカシが好きだったりする。

私の好きな音楽の神様っていうのが実はいて、
その人が音でできた真珠のネックレスを持っていて
ある日、うっかりばらけてしまった。

そのバラバラに飛び散った真珠を持っているのが
きっと私が好きになるバンドやアーティストなんじゃないかと
最近思うんだ。

それだけどこかで繋がりがあるから。


そして、なんと年末に大阪であるRADIO CRAZYの30日。
私はthe HIATUSを見るためにチケットを先行で買ったら、
あとでわかったんだけど、その日はエレカシもグレイプバインも出るんだよ!

すごくない?

ただ、優先順位はthe HIATUSだからその同じ会場に彼らも
出てくれることを祈るばかり。

田中さんも
宮本さんも

2人とも本当に根っからの文学青年で
そういうところがまた本好きの私が
惹かれるところでもあるのかも。

あと、宮本さんは歌を作るのが好きで
契約切れて、バイトしないと~って思う前に
「曲をつくらなきゃ。」ってなるらしい。

曲を作ることが真底好きなんじゃないかって
思うのは真田暎人さんもそうだけれどね。


エレカシもアルバム出たばかり。
まだ買ってないけれど、多分買うと思う。
バインももうすぐ出るから、それは絶対に買う。


ほんと、いやになっちゃうぐらい音楽バカの私。
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もうひとつのhiatus

2009年06月10日 | グレイプバイン
偶然なんだけれど、グレイプバインの新譜の「疾走」のカップリングが
「hiatus」っていうタイトルの曲。

あまり使わない英語のような気がするんだけど
それがひとつはバンド名でひとつは楽曲名として
同じ時期にCDショップに並ぶというのは
不思議な気がした。

しかもどちらも大好きなバンドで。


グレイプバインを好きになってから
もうかなりの年月が経っていて

まるで長年寄り添った夫婦のように
当たり前のように存在する

そんなバンドだ。


今も現役で活動している日本のバンドの中で
私が一番長く愛してきたバンドかもしれない。



「疾走」という曲はバインらしいといえばそうなんだけど
どこかNICO Touches the Wallsに似ていて。

そりゃあ先輩のバインの影響を受けるのは当たり前かも
しれないけど、今回のはどちらかというと
後輩から刺激を受けたっていう印象がする。

歌い方もなんか似てて、
これは光村さんが影響を受けてるのかな?


とにかく


やっぱり惚れちゃうサウンドなんだよね。



田中氏の書く詞もやっぱり好きで

彼しか書けない言葉繋ぎ


「hiatus」という曲は歌詞はすごく短い
インストの方が長いような気もする。


でも、なんか好きな空気感が漂っていて

今の梅雨の時期にはなんかフィットして
いろんな妄想をめぐらせそうな

雨にくゆる窓の外の景色が
にじんで、見えなくなって
それを指で辿りながら
誰かを思うような

そんな時間を思い出す。


今回は初回盤のDVD付きを買った。
まだ実は見れてないけど
すごく楽しみ。


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small townをリニアで突き抜ける!

2007年03月06日 | グレイプバイン
我慢できずに発売日に買ってしまいました。Grapevine の『From a smalltown』とストレイテナーの『リニア』

でも、どうして好きなバンドが同じ日にアルバムをリリースするんでしょ。金銭的にかなり困るんですけど・・・

そういえばGrapevineの前回のアルバムは二年前の私のバースディにリリースされたな~なんて、ふと思い出しました。

それぞれのアルバムの感想はまた書くと思いますけど、やっぱり本能的に生理的にこの2つのバンドは好きなんだと思います。粘っこく絡むような歌・・・でも、聴いていると誰かに会いたくなります。

そんなGrapevineの田中くんの言葉はほんと彼の言葉で

たとえば『FLY』なら「・・・もうイヤっちゅう程・・・」っていうような言葉。なんか直に話しかけられているような気になります。

一方でストレイテナーのホリエくんの声は太くて、まっすぐで、その歌にはいつもファンタジーがあって、子どものころ描いた景色があって・・・すごく安らぐんです。


たとえば、ノンアルコールの飲み物にたとえるならエルレガーデンやマイケミはサイダーで、グレイプバインやストレイテナーはお茶で、ミスチルやスピッツは水なのかな~ってふと思いました。
TOKYO DROPは・・・泉から湧き出る天然水かもしれない。


私の好きな人はたとえば、細美くんだったりホリエくんだったり、田中くんだったり、真田さんだったりするわけだけど、外見的にはぜんぜんバラバラで、いったいどんなタイプが好きなの?って感じだけど、もし心にもう一つの顔があるのなら、きっと皆共通しているんだと思います。

すごく傷つきやすいんだけど、人間が大好きな人たち。ふだんはそんなに雄弁ではないんだけど、歌を作るとすごくいろんな事が語れる人たち。どこかにいつも「思いやり」を隠している人たち。そんな彼らの音楽をこれから先も自分の人生が終わる日まで聴いていけたら幸せです。


コメント (2)
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文学青年

2007年03月04日 | グレイプバイン
久しぶりのグレイプバインのお話。別に彼らのことを忘れていたわけではなくて、案外コンスタントにいつも聴いていた。そう、マイケミの間にもエルレガーデンの間にもJET KELLYの間にも彼らの曲は一定の間に必ず入っていたわけで、ある意味10年は聴いているのかもしれない。

そうグレイプバインは10周年を迎えた。

スペースシャワーの「チャート☆コバーン」にゲストで出ていたんだけど、やっぱり田中くんは素敵な人だな~って思った。

このチャート☆コバーンの鹿野さんといっしょに番組をやっている木村綾子ちゃんは大学で日本文学を専攻してたようで、彼女と田中くんの文学談義がちょっとだけあった。その時、綾子ちゃんが「田中さんの詩から坂口安吾とか太宰とか感じるんですが・・・」って切り出した時に、素で驚いたように反応した田中くんがまた素敵だった。田中くんはまさか坂口安吾の名前がこんな場所で出てくるとは予想してなかったのか、素でうれしそうに話していて「あ~この人ってやっぱり文学青年なんだな~」って思った。

いっとき坂口安吾の「堕落論」を持ち歩いていたらしいから。

田中くんの書いた本は2冊もっている。最近はついついエルレの細美くんやTOKYO DROP(JET KELLY)の真田さんの詩のことを書いてしまっているけれど、もちろんそれだけ彼らの詩がすごく心に響くからなんだけど、昔から変わらずずっと私に言葉のすばらしさを歌で伝えてくれていたのは田中くんだったのを最近は書いてなかったな~って。


そんな彼が今日は興味深いことを言っていた。

あんなに文章力があって、言葉が豊かなのに彼にとっては歌詞よりやっぱりメロディが大事で、それにちょっと色どりを添える感じで言葉をつけるというような事を語ったんだ。実際メロディだけでも人はイメージを抱けるから、そこにあえてくわしく言葉をつける必要はないと考えるんだって。

なんか不思議な感じだった。でも、彼の歌詞はやっぱり言葉力があると思う。無駄な言葉はないし、彼しか言えない言葉が存在する。


何を言いたいのか・・・
何を伝えたいのかより、自分が何をいいたいのか

を私が好きなアーティストたちはいつもわかっているような気がする。

真田さんにしても、細美くんにしても、そして田中くんにしても。


「これを言いたい」

それを聴き手がどう聴くか、感じるかは自由なんだよね。
そういう曲が私は好きな気がする。

何かを伝えたいという思いが強すぎて、メッセージ満載の曲だと

「こうしろ、ああしろ、がんばれ、まけるな」ばかりが押し寄せてきて、逆に疲れてしまう。


真田さんなら、その歌詞でそこに情景を拡げてくれて、聴き手の自分がその風景を見ながら、感じながら、自分自身にいろんなことを問いかけることができる。

細美くんなら、その歌詞で今の私自身の状況を「そういうこと俺もあるし、誰でもあるんだよ」って、その現状を受け入れる力なり勇気なり、生きる力なりを分けてくれる。

そして、田中くんなら、その歌詞で今の私自身の中の渾沌とした感情を少しづつ、少しづつ、絡んだものをもつれたものを解きほぐして、「な~んちゃってね」って感じで、笑ってくれるそんな歌詞や、あるいは「泣いちまえよ。俺がいるからさ」みたいにそこにいてくれる歌詞をそっと置いてくれる。


実はずっと昔から洋楽をメインに聴いてきた自分にとって、やっぱり音楽はメロディありき・・・だったんだ。

だけど、田中くんと出会い、細美くんに出会い、そして真田さんに出会って、言葉の力を初めて信じられたんだ。


もうすぐグレイプバインのアルバムが出る。すごく楽しみだ。

余談だけど、ゲスト出演の時に田中くんが着ていたカーディガンの色は私の好きな色で、もっている服にもある色だった。春を感じる薄いパープル・・・

「君を待つ間」でも聴こうか。
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Gotta Pull Myself Together

2006年05月27日 | グレイプバイン
サントリーの『カロリ』のCMの曲を聴いてびっくり。お久しぶりのグレイプバインがなんとカバー曲をやっているではありませんか。その曲は子どもの頃聴いていたイギリスのポップアイドル・ノーランズの曲『Gotta Pull Myself Together』(邦題・恋のハッピーデート)。歌詞自体は失恋の歌なのになんでハッピーデートになったんでしょうね(笑)80年代にかなり流行ったのですが、嫌味がないというか、素直にかわいくて、歌が上手くて、聴いているだけで心が晴れやかになってくるそんなポップグループでしたね。アバの曲やダイアナロスの曲なんかをカヴァーしていたんだけど、私はあまりアバが好きでなかったから、ノーランズバージョンの方の「Thank you for the music」が好きでした。ややモータウン系の香りがする曲が多かったから、それで好きだったのかもしれない・・・

だからなのかな~?やはりモータウン好きのグレイプバインがカヴァーしたのは。グレイプバインも動き始めた感じでうれしい。
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その未来

2005年07月20日 | グレイプバイン
グレイプバインの新曲のPVを見ました。曲もその時初めて聴きました。やっぱり私はグレイプバインを遠ざけることはできないな~って思いました。私は実はSIAM SHADEを好きになった同じぐらいの時にグレイプバインも好きになったんです。ひとめぼれみたいなものではなく、気付くと心の中に螺旋を描くようにドリルが地面をこじ開けていくように私の胸の奥あたりに強引なまでにその音はその歌は突入してきたんです。

私は田中君の書く詩がすごく好きなんです。まさに彼の言葉。まるで話しているような感じで言葉をメロディに乗せていく。曲のタイトルも「光について」とか「会いにいく」とかなんか好きなんです。そのタイトルだけでイメージが広がっていくような・・・。

田中君の歌い方があまり好きでないという人もいるけど、私は逆に好きで、なんかまとわりつくような歌い方がよかったりして(笑)

曲はドラムの亀井君が作るのが多いけど、彼の作るメロディも好きで、音楽を人間にたとえるなら包容力のある人イコール亀井メロディって感じかな~。

グレイプバインのサウンドにはブルースやモータウンのエッセンスが入っている。もともとそういう音楽から入っていった私だから、自分の音楽のルーツのような部分と彼らのサウンドが重なるのかなって、ちょっと思いました(笑)

そういえば、田中君の詩には「会いに行く」という言葉がよく出て来る気がする。きっと彼はずっと会いたい誰かがいたんでしょうね。その「会いに行く」という言葉がとても痛く響くこともありました。「会いに行く」というのは一種戦いにいくようであり、決意であり、そして臆病な自分へのおまじないみたいな言葉だな~って思うのは私だけなのかな~。会いに行って、見事撃沈され、粉々になった心を拾い集めた経験もある私だから、そう感じるのかな?

「君を待つ間」は大好きな曲です。あの重たいドラムから始まるイントロから大好き。何度聴いたかわからない。聴いていて光、そう昼の自然光が目の前に見えて来る歌。「待ち合わせして会うこと」がこんなにも素敵なことなんだって思えるよね。「時間過ぎているのに遅い」とか「暑いところで待たされて」とか思う人もこの歌を聴けば、その待つ時間すら素敵に思えるのでは?って現実はそんなもんじゃない?(笑)

そういえば、最近どうしているんでしょう?お元気ですか?「君のその未来を待つ間」少し寂しい気もします。

一体誰に言っているんでしょうね(笑)まあ、戯言ですから、誰にもあてはまり、誰にもあてはまらない・・・

田中君の言う「いつまでだって待ってるから・・・」ってどのくらいの期間有効なんでしょうね。

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