HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

セカイイチ主催イベント『光風動春』パート2

2013年09月29日 | セカイイチ
「光風動春」っていうタイトルがとても素敵ですね。
今は秋なんだけれど、春が見えるような感じがしました。

さて、この日の主催者であるセカイイチ。

彼らは10周年を迎えて、新たな一歩のときにベーシストの泉さんが
脱退するということになり、ちょっと苦しい思いをされたと思います。
が、泉さんが抜けたあと初めてみた昨日のステージはそんな事
どこへやらっていうぐらいの「We are セカイイチ!」って感じの
ステージでした。

サポートのハルちゃんこと岡部晴彦氏はほんと違和感なく
セカイイチに溶け込んでいました。
で、あの笑顔最高ですね。すっごいいいキャラです!
よくぞ、ハルちゃんを見つけてきたなっていう感じです。

さてセットリストは私も知らない曲が混じってたので
他の方から拝借しました。

Step On
ニューカマー
あたりまえの空
幻を見ていた
Ride on songs
井の中の世界
カプセル
バンドマン

en)あかり

あかりを始める前にちらっと慧さんがリ~ラシャングリラ~とか歌ってたら
後ろにそっと渡會さんが表れて、みんなと手のフリ(ワイパー?)をやってましたね。
「し~!」っていうジェスチャーをしつつ。

で、あかりのあとに
オーラルのドラムとボーカルの山中くんと
フォズの渡會さんと菅野さんが出て来ていっしょに

RAIN/THAT/ SOMETHING

渡會さんがやるこの曲は初めて聞いたので、すごく新鮮でした。
まあ、途中間違えちゃうのはご愛嬌として,結構高音で歌うの
大変だったのでは?って慧さんの時はあんまりそう意識してなかったけど
キーがやっぱり違うのですね。ベースをきっちり弾いていた菅野さんは
かっこよかったです。しっかり練習されたのですね。

バンドマンは何度聞いても滲みる名曲であり
あかりをアンコールでやってくれた時はテンションマックスになりました。
大好きです、この歌。


知らない曲もあったので
「こういうのもやってたのか。」と新鮮な気持ちにもなれた
ライブでしたし、やっぱり上手いバンドだなって。
彼らがもっと高い評価受けてもおかしくないのにっていつも
くやしい思いがします。

フォズだってそう。まずは音楽を聞いてもらうチャンスを
もっと欲しいなって。

ラジオで今月の曲に選ばれないかな~。

「リトルダンサー」でもいいから。

これで2バンドいっしょにでかくしちゃうという。

この日のライブに男性でひとりで来られている方が目についたのですけれど
こうして、すっと来てひとりで音楽楽しんで帰る人っていうのもいいですよね。

50歳前後かの女性陣の人たちもいらして、若い子とも打ち解けてる感じで
そういうのもこういうバンドだからある光景なのでしょう。

年齢を問わない音楽というのか。

まあ、前見た栄喜さんのときのようにおばさんパワー炸裂になると
ちょっといやですけれどね。

おばさんいつも最前とかね。私も言えないけれど
初めてな人にこそ最前に行かせてあげてほしいです。
そのドキドキ感を味合わせてあげたら
若いファンがどんどん増えていくような気もするのです。
いい音楽をする人の楽器とか指の動きとかを
しっかり目にすると感動しますものね。

昔、某インディーズバンドで年齢が高いファンの方がいらしたのですが
若いファンの人たちに保護者的振る舞いをして、若いファンにちやほやされていた
人がいましたが、私はそういうカラーはあまり好きじゃないです。

なんかグループを作って、どこか選民意識を持つようなシステム。
音楽を聴くのはバラバラでいいんじゃないかなって。
そのバラバラが同じ空間にいて音楽で心をひとつにするっていうのがいいと
思うのです。ひとりで来てたって、なんか一体感を味わえる感じ。

まあ、人それぞれ価値観は違うので、どれが正しいとかわかんないのですが、
自分はこの感じでこれからも音楽を愛していきたいなと思う訳です。

たとえば漆職人さんは漆塗りが素晴しくなくちゃいくらかっこよくても意味ないように
音楽家は曲と演奏が素晴しくなければ、いくら外見がかっこよくても意味ないから
そこをこれからも音楽家の方たちには確認していって欲しいなと思うわけです。

そして、まだオーラルが若いから仕方がないけれど
客にいろいろ要求するのはだめだと思います。

それはステージがその力がないからなのですよ。
学校で生徒が寝てたり、しゃべったりするのは
生徒が不良だからとか、悪いとかではなくて
先生が惹き付ける授業をしてないからなのです。
それを認めるか認めないかはそれぞれですが。
どんな不良でも「おもしろい」と思えば先生の方を見るのです。

ステージもそうだと思います。
初めてのお客さんばっかりでも
その一曲あるいはステージが凄かったら、みんな自然と
惹き付けられて、ノってくれて、盛り上がってくれるのです。

だいぶ前に書きましたが、今Nothing's Carved in Stoneで
ボーカルをしている村松拓さんなんて、彼がABSTRUCT MASHの時代、
私がライブハウスの扉を開けた瞬間に私の心を掴む歌を歌ってましたから。
その日はその日ラストだった一曲しか聞けなかったけれど、その1曲だけで私は
ファンになり今に至るわけです。

そういうものだと思うのです。

だから、今まだこれからのバンドだからこそ
The Oral Cigarettesはそんなステージを作って行ってください。
一発目に観客に「すげぇ!こんなのはじめて!」って思わせるような。

あと、フォズもセカイイチも関西出身のメンバーがいるのですから
関西でのライブこそ絶対にSold Outにしないと!
それにはいろいろと日頃の政策(笑)が必要かと思うわけです。
10周年を迎えた今こそ、関西オールソールドアウト作戦を展開して下さい。
とことん関西です。なにがなんでも関西です。
大阪、神戸、京都、滋賀、和歌山、奈良制覇です。
ライブハウスの大きさは問わないけれど、やったライブはすべてソールドアウトで。

いくらでも作戦はあるはずです。
特にFoZZtoneなんて企画派集団ですもの。世間をびっくりするような企画を考えれると思うのです。
あんな事こんな事あるでしょ!?

ドラマ「あまちゃん」があれほど記憶に残るドラマになったことや
「半沢直樹」があれほど視聴率を取ったことにそのヒントはあるでしょ。

テレビドラマがもうだめだとか言われている時代にあのドラマ達のパワー!
それはアイディアと情熱そして愛情です。

音楽だってそれはあります。

やってやってください。

セカイイチもFoZZtoneもそしてオーラルも


「じぇじぇじぇ」も「倍返し」も超えて

慧さんが言ってたように

「音楽に温かいものをもらって、それをこうしてみんなに返して
またみんなから返してもらって」

という愛のリレーをどれだけ長く続けられるか
これからの10年、20年を楽しみにしています!

大好きなバンドたち

セカイイチとFoZZtoneへ

武道館が休館になるそうだけれど
再び、開館した時にはそこで「光風動春」をやってください!
これは仕事休んでも観に行くから!





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セカイイチ主催イベント『光風動春』パート1

2013年09月29日 | FoZZtone
2013年9月28日(土)秋晴れ

サマソニ以来久しぶりのライブ。
まったくジャンルも場所も違うけれど
やっぱり音楽を全身で浴びるっていうのは最高だなと
思ったライブに昨日行ってきました。

場所は梅田AKASO
ここには栄喜さんのライブで前に来たことがあり
今回で2回目。もとバナナホールの場所です。

セカイイチ主催イベント「光風動春』
彼らの10周年を記念し、そして同じく10周年を迎えたFoZZtoneを
共演に選んだライブでした。そして若手のバンド代表として
ここではThe Oral Cigarettesが登場しました。

まず、オーラルですが、もちろん初めてライブを見るバンドです。
でも、彼らはこの間行けずにテレビでだけ見たRUSH BALLの
これからの期待するバンドのところで出演してたし
滋賀でのイナズマロックフェスにも出ていました。
RUSH BALLでの映像を見た時はあまりピンと来なかったのですが
実際に生でライブを体感するとノリのいいバンドでした。

最初からすぐに体が動いちゃうような感じだったのですが、
この日がフォズやセカイイチのファンが多かったからか
ファンがあまり揺れない感じでそれがちょっと残念でした。
フェスとかにいくと自分のお目当てのバンドではなくても
音楽バカが集まるので、自然と体を動かしてノっていく感じなのですが
あまりそういうのに慣れてない人たちが多いのかな~って

だから、ノリノリで、でもタオルはフォズとかだったり、セカイイチとかの
Tシャツ着てる人を見つけるとうれしかったです。
こういうファンが増えると両方のバンドももっともっと
多くの人に支持されるバンドになるのだろうなって。

そう音楽その音楽を真底愛して、メンバーがかっこいいとか
そんなのどうでもいいけど「いい音楽、いいロックを聞かせてくれ!」って
いうファンが大集合したら、それこそ「世界一」愛されるバンドに
なれる気がします。

フォズやセカイイチやオーラルのファンが入り交じったからか
昨日はちょっといつものファン層とは違って、フェス系の人たちも
いて、それがなんか新鮮でありました。

本能的なのか「本当の音楽バカ」か「男前目当て」なのか
そのファンを見ていて自分で勝手に仕分けしちゃっている感が
あって、それはよくないのだろうなって思いながらも
「音楽バカ」最高!って思ってしまうのです。

もちろん、男前で音楽最高は素晴しいのですが、
そこのひとつのバンドだけに留まらず、他の五万とある
素敵な音楽をもっともっと貪欲に聴き、貪欲に探してほしいなって。

そうすれば、余計にフォズの素晴らしさやセカイイチの上手さが
わかると思うわけです。

結構年齢層も高い人たちの集団とかもいて
そういうのもいいなって。

年齢なんて関係ないのですよ!よい音楽には。


さて、話を戻して
オーラルのさいごにやった「大魔王参上」
とてもおもしろい曲だったと思いますが、
私は最初の方の楽曲たちの方が好きでした。
この曲が結構目玉的なのはわかるのですが。

で、この曲を聴いた時に彼らの誰かが
音楽の授業で聴いた「魔王」から
ヒントを得たのかな?って
ちょっとストーリー似てるもの(笑)

なんか自分を中学や高校時代に置き換えて
そんな風にクラシックをロックバージョンに
かえて喜んでいる図を思い出してしまったわけです。

オーラルの次はFoZZtone

ここは幕が降りないのでステージでサウンドチェック等しているのが
そのまま見えました。

ここからはセットリスト書くのでまだ見たくない方はページをかえてください。

<セット>
Reach to Mars
GO WAY GO WAY
茶の花
レインメイカー
Shangri-La
LOVE

ここからセカイイチが加わって

リトルダンサー
退屈な僕と小さなギター


この日はフォズのいわゆる初めての人でもすんなり入って行ける的な
ある意味シングルカット仕様な感じの選曲でしたね。

それにしても「レインメイカー」を彼らはすごく好きな気がします。
これはアコースティックライブでもどこでもやる感じがします。

リ~ラ シャングリラ~♪は
ほんとNHKの「みんなのうた」でやってほしい。
子どもたちにも絶対にうけると思います。あのふり。

この6曲だけであったのにセカイイチのメンバーが登場するころには
渡會さんはかなりエネルギー消耗してた感じで
汗の量が半端なかったです。ダンガリーシャツが色変わってました。
ふだんワンマンするよりずっと曲数が少ないのに
どれだけ全力投球で最初から全開で歌ってきたかがわかります。
それだけこのイベントへの思いが強かったのですね。

セカイイチが出て来てた時ふらついてましたものね。

リトルダンサーを生で初めて聴きましたが
ほんと楽しい曲で、みんなで踊れる曲ですね。
ほんと踊れる空間があったので踊ってました!
楽しかった!

この曲を作ったのが渡會さんなのですが、
彼はみんなで踊ったり歌ったりできる曲を
作るセンスが半端ないですね。
彼はもしかしたら、学校とかで歌う曲とかを
作る才能があるのかもしれないです。
いつか全国合唱コンクールの課題曲を
作る人になるかもしれません。
っていろいろ妄想する私ですので、気にしないで下さい(笑)

そして、岩崎慧さんが作った「退屈な僕と小さなギター」
は彼が言うには7人でやるのに自分は昔のひとりぼっちの時の
自分を思って作ったと笑いながら言ってました。

友達もほとんどいなくて、音楽だけが支えだった時のことを
思って作ったということですが、音楽にはそういう力があるのですよね。
私もロックと出会ってなかったらどうなったんだろう?って

そして、そんな自分が今こうして7人でやっているのを
昔の自分に教えてやりたい!って言ってました。
なんか少年時代の彼の姿がふんわり見えたような気がします。

いうなればドラマ「あまちゃん」で
昔の春子さんが今の様子を見て微笑んでいるのと
だぶらせてしまいました。

昔の慧さんがにっこりと今の様子を見てる感じ。

そういえば細美くんも言ってましたね。同じ事を
昔の自分に言ってやりたいって。

オーラルが世界一の景色を作りましょうって最初言ってましたが
細美くんは自分が今見ている景色、会場のファンのみんなの景色を
見て、最高だと言ってくれてました。

思うに最高の景色かどうかはそれぞれの心で決めるんだと思うのです。
会場にぎゅうぎゅうにファンがいても、いなくても
その人が見て「美しい!」と思えば、いつでもどこでも最高の景色になるのでは
ないかと思う訳です。
ファンからしたら、ステージからの最高の景色はわかんないけれど、ミュージシャンの表情を見てたら
「きっと今最高の景色なんだろうな。」って感じられるのです。

この日はドラムがふたつ最初からセットされていて、
ほんとゴージャスでしたね。

7人で演奏なんてほんとすばらしいです。
ベースはキャノンだけというそこも凄い。
竹尾さんがエレキで中内さんがアコギ。
それにしても、慧さんと渡會さんの声ってすごく相性がいいというのか
きれいに混じり合いますよね。聞いていてほんと気持ちがいいです。

さて、主催者であるセカイイチについては
2で書きます。

P.S.

FoZZtoneのマネージャーさんがフォズのステージの間何度もステージを見ては戻り見ては戻りされていて
本当はずっと見てたいんだろうなって。あるいは何か気になることでもあったのかな?って
思いつつ、秘かに私はマネージャーさんのファンなので、これからも女性ながら男性陣に負けないで
仕事していってくださいね!



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音楽からReach to Marsへ

2013年09月23日 | FoZZtone
なんだか本当申し訳ないぐらいにブログ書いてませんでした。
書きたくないわけではなくて、ほんと仕事に追われ過ぎて、家に帰ってネットに
繋ぐ元気すらないような日々を更新しておりました。

書きたいと思うことはその時に書かないとすぐに鮮度は落ちて
やがて書く気もなくなるわけで、それは仕方がないのかなと
思っています。

ただ、今日は久しぶりに今書くぞ!っていう気になって
書いてます。

今から5年ぐらい前の事です。
FoZZtoneが「音楽」という曲をリリースしました。
その曲を初めて聞いた時に私は
「Sci-Fi、あのSci-Fi、明日を照らして」というフレーズが
とても耳に残りました。

そして、その頃にはすっかり忘れていた
レイ・ブラッドベリを思い出し、
そして彼の作品のひとつである
「火星年代記」を思い出しました。

今考えてみれば、この時にすでに
「Reach to Mars」の種は蒔かれていたんじゃないかと
思うわけです。

今年で10周年のFoZZtoneですが、
この5年間の間に目まぐるしくいろいろな事がありました。

まさに♪「同じ毎日」なんて言葉は無いよ♪でしたね。

そして♪君に聴かせたいよ
僕の選曲を 素晴しいから♪

とオーダーメードアルバムというものもその5年間に
3回もやってしまったわけです。

その第一回目の選曲のひとつに私が選んだ「白鯨」という曲。

この曲も実はレイ・ブラッドベリが繋がるわけです。

ブラッドベリは火星の話も書きつつ、映画「白鯨」の
シナリオも執筆していたのです。

この執筆中のアイルランド滞在記をブラッドベリは書いてるのですが
そこには「音楽」が溢れていました。

「たしかにこの世で大事なのはおカネだよ。」
「だけど、この世のいざこざをおさめてくれるのは音楽だ。」

この言葉が特に印象に残っています。

そして、去年ブラッドベリはこの世を去りました。
でも、彼の描いた火星を彼の愛した音楽で
歌にしているバンドがこの日本にいるのです。

FoZZtoneというバンドです。

このFoZZtoneのフロントマンである渡會さんはソロの曲で
「I'm in Mars」という曲を作って歌っています。

私は今この地球にブラッドベリがいないのがとっても残念です。
もし、今地球に彼がいたなら、このフォズの曲を彼に聴いてもらえたのにって。

あと、この5年の間にいろいろあった中で
いっとき、地面に縛り付けているような時期もあったけれど
今「火星」へと思いを巡らすようになったフォズは
また音楽によって自分たちを解放したんだなって
広い世界を抱くようになったんだなって。

そして、この地球はそれぞれの考え方によって
小さくも大きくもなるんだなって思いました。

小さな地球だからこそ環境とか人々の暮らしとか
大事にしなくちゃいけないし、
大きな地球だからこそ自分を見失わないように
夜空に光る星やそして惑星たちに心を馳せて
地球を感じていかないといけないのかもしれない。

ブラッドベリのアイルランド滞在記の中に出て来た言葉
「行動せよ」
まさに
 GO!ですね。

7月の大阪でのライブの時に最初が「Reach to Mars」で
アンコールが「音楽」という、まさに私にとっては
とても感動的な繋がりでした。

これからまた彼らがどんな風になっていくのか。
私は陰ながら見守っていけたらと思っています。









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FoZZtone at 梅田Shangri-La 「Reach to Mars」TOUR

2013年09月08日 | FoZZtone
2013年7月20日(土)晴れ

夏真っ盛りの事を今頃書くという
なんとも気の抜けたサイダーのように
思われても仕方が無いのですが、
フォズのライブ後いろいろありすぎて
ちゃんと書こうを思えば思う程、書けませんでした。

ゆえに昨日9月7日(土)に赤坂ブリッツにてファイナルの
ワンマンライブを迎えた後に書くということで
ここをもし、ブリッツのことかと思って来られた方すいません。
私はその感想は書けません。

とりあえず、だいぶ遠い事なので間違ってたらごめんなさいですが
セットリストを

Reach to Mars
世界の始まりに
Jumping Girl
ニューオリンズ殺人事件
情熱は踵に咲く
She said
Go way go way
21st Century Rock'n'roll Star
1983
Master of Tie Breaker
Shangri-La

EN)
音楽
LOVE

2ヶ月近く経つとMCとかはさすがに薄れてきますが
竹尾氏が友達のレスポールをもらったっていうのを
ステージで言って、既成の事実を作ったぞって言って
それに対して渡會さんが「大人はちゃんと返すということで」
とフォローしたのが印象に残っています。

で、結局返されたのかな?
レスポールって高いもの。

ニューオリンズ殺人事件の時にメンバー紹介があったのですが
この曲はドラムの武並さんが作曲された曲で、この曲中に
メンバー紹介とソロを見せてもらえたところにフォズの粋な計らいを感じました。
彼らが武並さんをしっかりリスペクトしているというのが
伝わって来て、なんかうれしかったです。

この日はオープニングアクトにU-22の大阪代表に選ばれた
TALOWSが登場しましたが、スタイリッシュでかっこよかったです。
ちょっとOKAMOTO'Sっぽかったけれど。

そして対バンはLUNKHEAD
音源は1枚だけ遠い昔に買ってもってましたが
実際のライブを見るとすごく男っぽくって
男気あふれるロックだと感じました。

その時にちらりと「おんがく、そのおんが~く」と歌われたので
ここで「あ、今日はフォズ音楽やるんだな。」ってわかっちゃいましたけれど(笑)

この日本編のラストにもってきた「Shangri-La」
おそらく他の場所ではこの曲がラストはないのでしょう。
ここだけのレアなラスト。
というのもこの曲はこの梅田シャングリラで生まれた曲だからです。
そのできあがりをシャングリラで聴きたいと切望されていた店長さんは
なんとこの日お友達の結婚式が入ってしまっていなかったという。
でも、その歌声はきっと届いたことでしょう。

REC OK! TOURだったので撮影されていた方もたくさんいました。
私も撮影してましたが、あとで見て、こんな風に自分が撮ってたのかと
記憶のない部分もたくさんありました。
それほど素敵なライブだったからです。

「1983」では渡會さんがマイクだけ持ってフロアに降りて来られて
みんなにもみくちゃにされつつ、満面の笑顔で歌い続けられてました。
ステージのメンバーも笑顔中の笑顔っていう感じで。

FoZZtoneの独特の世界がそこに展開されて
唯一無二なステージがあって
そんなステージを見れるのは本当に幸せだなと思いました。

これから一体どれぐらい見れるのだろう?
そんな事も思いました。

若い人たちや時間や仕事やお金が融通つく人たちは
これからもたくさん行けるのだと思いますが、
若くもなく、時間とお金も自由に使えず、仕事も融通がきかない私の場合
ほんとライブに行くことは奇跡のような感じです。

だからこそ、毎回毎回とても大事に記憶に留めようと全身全霊で参加します。
「これがラストになるかもしれない。」と

赤坂ブリッツでのファイナルで今後やらないだろうという
曲たちをされたそうです。

「VERTIGO」というアルバムの中の全曲だそうです。
とても名曲ぞろいのアルバムなのでファンの支持も高い曲ばかりなので
悲しんだ人たちもたくさんいたと想像します。もちろん私も昨日どころか
もうずっと前に聴いただけで、これから聴けないと思うと悲しいです。

が、バンドが存続していく限り、いつかは必ずやってくれると思うのです。
一巡二巡したら、きっと。

バンドが解散したり、活動休止してたりするとほんと二度とやってくれない可能性も
あるわけで、そうじゃないまた新たな1ページをめくって進んで行くバンドには
そんな悲しい結末はいりませんものね。

どこかのページまで行くと、きっと
「さて、ここからはエスパーの話をしよう」と「フラッシュワープ」の章に入ると信じたいし
「なんかコーヒーをずっとブラックで飲んでたけれど、久しぶりにミルク入れようかな。」って
「polka dots」を思い出してくれるかも知れないし
「誰だったんだろうか?今話したのは。」ってある日、どこかで会った人と別れた後に
「MOB RULE」が頭で流れるかもしれないし
夏にココナッツの香りがした時に「水際」やりたいなって思うかもしれないし、
地面に座ってふと土を触った時に「puddle」をつい鼻歌で歌ってしまって
で、ものすごく歌いたくなってギター持って来て弾いてしまうかもしれない。

バンドが続いていたら、きっとそういうページは訪れるはずです。

そこまで長編小説を読み続けなきゃ。

私はそれらの曲だけでなくて多くの曲といつもどこかで再会できると
信じています。頻繁にライブに足を運べないからこそ、1曲1曲と
毎回一期一会なのです。

ライブごとに同じ曲を聞き比べれるほど行って無い分
毎回「初めまして」の気持ちで聴くので、心を真っ白にして聴けます。
だから、今まで「今日のライブはちょっと。」っていうのに
フォズの場合出会ったことがありません。
いつもその余韻で相当の時間幸せでいられます。

ゆえに2ヶ月ほどたっても7月のこのライブの余韻にまだ浸れるのです。

C'mon MVのコンテストがありました。
みんなの思いがそれぞれに込められた作品が出そろいました。
もちろん好き嫌いはあると思います。
それがふつうです。みんないっしょなら気持ち悪いです。

映像テクニックが半端ないなっていう人もいます。
人を集める力半端ないなっていう人もいます。
それぞれの個性です。

人それぞれの考え方で作っているので
正解はないのです。

で、私がフォズのライブの感想を書けなかった理由もここにあります。
自分も作っていたからです。

私は一カ所しか参加できてないので、そこで撮った映像の中から
選び出して作ったわけですが、たった5秒でこんなに時間がかかるのかって
いうほど時間がかかりました。何度も「もうだめ」と泣きそうになりながら。
だって最初の5秒を納得いくものにするのに8時間かかったんです。
仕事はあるし、家の事もいろいろあるし。
ほとんど休みの日は徹夜状態でした。気がつくと夜明けの時間になってました。

「世界の始まりに」という曲のMVなので
ライブでその曲の映像を撮ったのを使うかというとそれだけでは作れないのです。
ゆえに他の曲のすべてをコマごとにチェックしつつ合う映像を選んで行く作業が
かなりの時間がかかるし、それを重ねていくのに0.1秒とかのズレがうまくいかなくて
またやり直しのくりかえしなのです。色を重ねるのも「ここはこの色重ねるけど
ここは重ねない」というところも少しずれるとぐちゃぐちゃになるわけです。

でも他の方のを見たら、すごい事をされているんだろうなってなんか
自分がいやになっちゃうのです。

誰かと協力っていうのは一切できなくて(人と会う時間もないので)
すべて自分1人の孤独な戦いでした。
だからこそ、たくさんの人とやっている人を見ると泣きそうになりました。

私が唯一曲げなかったのは、曲の良さを伝えること。
決して映像が邪魔をしてはいけないということ。
そして、同一人物が撮ったからこそ同じトーンで作れたってこと。

フォズとはあまり接点のない、とあるギター少女に登場してもらいましたが、その子には感謝しています。
唯一の協力者です。短いシーンでしたが。

もうほとんど決まっているのだと思いますが
こういうのを作った人間もいたよって事で見ていただけたら報われます。




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