HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Who are you?

2008年09月28日 | NICO TouchestheWalls
NICO Touches the Wallsの『Who are you?』のアルバムは珍しく、発売日の前日に店頭に並ぶのを待って買った。ネットで買う方がお得だったんだけど、なんか待ってられなくて。まるで10代の子の気持ちのようにうれしくてうれしくて。アルバム抱きしめて帰ったそんな感じ。

オリジナルバージョンの「Broken Youth」から始まるこのアルバム。最初からやっぱり体中の体温がぐわぁ~って上昇していくのがわかる。

♬ そんな力任せのプライドも甘い日々の代償も超えていけそうで......♪

の下りの歌詞がすごく好きだ。いい年しての私だけど、そんな熱い思いを抱えていた時代の感覚が戻ってきて、なんか「生命」を感じる。

何度聞いてもこの曲のギターのトレモロのあたりが好きだし、とにかく全体的にギターワークが心にストライクな曲でもある。

「B.C.G」って、これはコードのことなのかな? 歌詞の中にコードが出てくるから。Aマイナーとかいろいろ。そのイメージなのかな、それが結構つぼにはまった。たまにギター弾く人なんかに「どのコード好きですか?」って聞いたりして、まるで性格判断してるかのように、それで「この人こんなタイプなのかな?」なんて思う私だから。

関係ないけど、ギターを弾く弟子A曰く、ギターのコード進行の黄金進行っていうのがあるらしく(って彼女はそれが実際に何コードというのはわかってないけれど)とにかく、こう進めば必ずかっこよくロックに聞こえるコード進行っていうのがあるそうだ。それを弾いて、海外でも国内でもいろんなバンドが使っていると教えてくれた。で、結構知っているバンドでもよく聞けばそれが使われていて、へぇ~って目から鱗。

もしかして知らぬ間にその黄金旋律というのかコード進行を使っているのかもしれないね。

で話それましたが、「B.C.G」はどこかサザンの香りがふわぁ~って香ってきた。あくまで香り。

「THE BUNGY」はやっぱり彼らしかできない曲であり、今のこの時代にこれをシングルで出したことすらすごいなぁ~って改めて思った。一見年齢層が高そうな人に受けそうだけれど、そこにNICOの若さがすごいスパイスになって、聞いていてその加減がすごく気持ちいい。

NICO最高!って思える曲だよね。あのブラッククロウズやレナードスキナード(って誰やねんって感じでしょうか?ここを読んでくれる方だと)とかのサザンロック系の香りぷんぷん。こんな嗜好もおそらく、光村さんたちがサザンオールスターズが好きなの一致するのかもしれない。だって、サザンはサザンロックが好きなのもあってサザンがついたんだものね、名前に。

レッドツェッペリンのメンバーもイエローモンキーのメンバーもブラッククロウズが好きだし、なんか好きな人の輪ができていく感じ。

「エトランジェ」はNICOのもうひとつの顔の音楽だよね。NICOにはいろんな顔があるんだけど、それをさらに大きく分けると2つに分けられる気がして、その一方のサイドに入るのがこの曲だと思う。

このアルバムを仕事帰りの午後8時過ぎぐらいにバスに乗りながら聴いていたら、その街の景色とすごくとけ込んで、なんか心がファンタジックになった。ちなみに京都のやや繁華街から外れた道はネオンなんかももちろんないし、わずかな光と遠くに見える電車と京都タワーが夜をほんのり明るくするぐらいなんだ。

「image training」ほんとうにNICOの曲って街の風景が似合うよね。いつもの風景が彼らの曲を聴きながらだと映画のシーンのようになってしまう。いろんな主人公たちが見えてくる。通り過ぎる人たちのドラマを知りたいって思ったりする。インディーズからの本当に名曲だよね。

「バニーガールとダニーボーイ」もある意味渋い曲だと思う。こういう曲が作れてしまう光村さんて本当に何歳か?って思う。ロックインジャパンの対談でグレイプバインの田中さんが言っていたのと同じ気持ちだ。(Oh Love is a Dream ...)のあたりの部分がつぼだ。あれは洋楽テイストが満開。

「有言不実行成仏」カッティングギターが効いてて、私の好きなUKバンドのレベル42の香りも漂いつつ、レニークラビッツ風でもあったりとタイトルからはおよそ想像できないメロディライン。

「ほっとした」これはライブで初披露っていうのを聴いた曲だ。ほんとに聴いててほっとする。アコギの弦の音がきゅきゅと聞こえて、それがまた心に滲みていく。

「夜の果て」これはやっぱり私の中ではスペシャル。彼らと出会った曲でもあり、つらい時に助けてくれた曲だから。今だにこの曲を聴くと冬のあの寒い夜に心ボロボロになりながら聴き続けた光景が蘇る。でも、これで強くなれた。これで超える事ができた。

♪明日もしこの世界が音もなく消えてしまって.....

というこの言葉。ここにどこかエルレの細美さんやJet Lily Starの真田さんとどこか重なる世界観というか人生観を見た気がした。

♪闇夜に色彩をつけたらいい

この言葉はすごく心に響く。


なんか私は暗闇から色のある世界へNICOによって引っ張り上げてもらった気がする。そう今私は色彩の中で生きている。


「(MySweet)Eden」はインディーズのアルバムの中でも大好きな曲のひとつだったから、これがフルアルバムに入ってくれて本当にうれしい。これをライブで聴けた時はもう脳天から花火があがるようなトランス状態になった。この曲で会場が一体感になる感じがすごく好きだ。

♪ただ僕らしくある街 このふざけた世界で ずっと探している

この言葉がまた好きなんだ。そう楽園はそばにあるんだよね。自分にとって大事なものって案外近くにあるんだよね。

あぁ~またNICOのライブに行きたい。


「葵」という漢字からはついつい京都生まれの私は京都を連想してしまうんだけど、それにしても心にじわぁ~っとゆっくり染み込んでいく行く曲だね。彼ららしいバラード。香り的にはくるりだったり、サザンだったりと共通なものがふわぁ~ってあるんだけど、聴いていてNICO色であることは確か。

「anytime, anywhere」ロカビリー風な出だしで、どんな曲なんだろう?って最初からワクワクしてしまった。ギターの感じはちょっとクラッシュ風で、TOKYO CALLING風な感じもしないでもない。



最近すごく忙しくて、帰りに本屋さんにもあまり行けなくて、NICOのインタビューとかも読めてないから、私が書いているのとはおおよそ外れた感じのことをインタビューで答えられているのかもしれないけれど、これはあくまで主観なので、違いを見つけてもスルーしてくださいね。


いっしょについていたDVDも私が行ったライブの「夜の果て」の映像だったりして、それがものすごくうれしかった。大好きな一生もののこの曲をライブで生で聴けた感動がまた蘇るわけですよ。その場所なんですから。

もうNICOってどう私の中で位置づけたらいいんでしょうね。


そうそう余談ですが、この前桑田選手がメジャーにいてたとき、自分の愛称は「NICO」だったって言ってて、なんかへぇ~って思いました。UNICOっていうのは唯一っていう意味のイタリア語(だったかな)らしく、それのUをとってNICOって言われてたみたいです。

私はNICOがどこからついたのか未だに知らない人ですが、ある意味その音楽はUNICOですね。


まだ聴いたことない方は一度聴いてみてくださいね。






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電車と歩く人

2008年09月19日 | JET LILY STAR
私の日常に電車はいつもあって、実は家の窓からも電車が見える。すぐそばっていうわけではないので、その音が聞こえることはないんだけど、夜行電車がまるで銀河鉄道999のように夜空に飛んでいくように見えることもある。真っ暗な世界にキラキラと光が走り去る。

私がなぜにJet Lily Star及びその前身バンドが好きか・・・きっとその歌の中に電車の風景が浮き上がってくるからだろう。

この世には莫大な音楽があるけれど、音楽によっては車が似合う音楽だったり、ドライブが似合う音楽だったり、ジェット機が似合う音楽だったり、様々だ。そんな中でJet Lily StarやJet Kellyの音楽には駅や電車や歩く時に見える風景がいっぱいあって、それがものすごく好きだというのが改めてわかった。

私は免許を持っていない。ゆえに車を運転しない。だから、自分ひとりで動く時はバスや電車になる。だからそんな時に見える風景が歌の中に出てくると、この人は同じ風景を見たり、感じたりしているんだと思い、なんだか暖かいものを感じてしまうんだ。


きっとJet Lily Starだけでなく、他のバンドにも言えると思う。Ellegardenの「月」にはそんな香りが漂うし、FoZZtoneやNICOの音楽にもある。


私が未だにできてなくて、やりたいことは、早朝のようやく白くなり始めた朝に大都会のビルの間をゆっくり歩くことだ。それで何があるとか別にないんだけど、その空気感を感じたいって思うんだ。ずっと昔から。


そんな空気感をくれる音楽をまた作ってほしいなと欲張りなファンは思うわけです。
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「天井裏のフェト」 atLIVE SQUARE 2nd Line on Sep.15th, 2008

2008年09月16日 | JET LILY STAR
マフラータオル忘れた!
まず、最初に思った。
こんなことJet Lily Starのライブでは初めて思った。
私がふだん行くことの多い洋楽のライブでは欠かせないアイテム。
それがマフラータオル。
もちろんELLEGARDENやSIAM SHADEの時も欠かせなかったけど。

Jet Kelly, TOKYO DROP, そしてJet Lily Starの今までの間でワンマンライブを見たことがなかったせいもあるだろうけれど、彼らのライブで汗は多少かいたとしてもマフラータオルにお世話になるぐらいの汗をかいたことはなかった。

実際ステージでいつもは多少の汗でもタオルをもたない真田さんが汗が滝のように流れてこれはタオルが必要だろうってほどの状態だったし、見ている側の私も「わぁ~この感覚日本のバンドでは久しぶりだ~」っていう感じで、もう最初の2,3曲から「マフラータオルなんで持ってこなかったんだ~」って思った。

始まるまで、ドキドキした。
なんか10代の子か・・・っていうほどのワクワク感。
どんな曲が聞けるのか、何曲聞けるのか。
私は20曲はやってくれると家で言ってたのに、家族のものは「そんなの14曲ぐらいだろう、ふつう」って言われてた。でも、実際はアンコール含めて21曲。最高。

大阪福島セカンドラインのステージは始まるまでスクリーンが下りている。3年前のクリスマスの時はそこに「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」の映像がずっと流れてた。昨日はなにも映されてなく、まさにホワイト。これから何が始まるのかわかんない。そう今から絵は描かれるんだ。そう感じた。だからこそ、ライブが終わるとき、どんな絵がそこに完成するのか、すごく楽しみだった。

BGMはJimmy Eat World。
そしていよいよスクリーンがあがるとT-REXの曲が流れ、メンバーが登場。

「何から始まるの・・・」ってドキドキ。


心臓の鼓動が早くなる。

セットリスト

『最たるもの』
タイムマシン
星のリンダ
願い
シンクロナイズドスイミング
センチメンタルディスコ
青葉
日々の向こうに僕は笑う
明日が近い
心臓のインベーダー
彼女のショコラ
Yes
17才
空に風、声は羽根
parade
beautiful noise
ナナ
bt fly high

<EC1>
僕らを繋ぐ音
千一夜
<EC2>



それぞれに書きたいことはあるけれど、そうすれば果てしなく時間を使いそうだ。また、時間ができたら、書くかもしれないけれど、感情の輪郭だけをピックアップして書きたいと思う。

1曲目が「最たるもの」っていうのは予想外であり、でも始まりにふさわしい曲のような気がした。これは彼らの前身、Jet Kellyの最初のミニアルバムのタイトルであり、表題曲である。いわゆる今ある原点のような曲。実はこのアルバムを私はタワーレコードのネットで絶対に欲しいと思ってファンになった当初すぐに買った。
最初に聴いたとき、これが最初のミニアルバム?っていうほどの渋いアルバムで、どこかミッシェルガンエレファントやブランキーの香りのするアルバムだった。重厚なベースやブルージーなギターがかき鳴らされる、モノトーンの似合うアルバムで「すごく好き」以外感じられないアルバムだった。正直、今でも新鮮で世にしっかり出してあげたいアルバムだ。
このアルバムにはのちにメジャーデビューアルバムにも納められた「雷」という曲も入っていて、なんとその「雷」が昨日のワンマンのラストを締めくくった。もう最高じゃん!って自分の身体と魂が何倍にもなってセカンドラインをかけめぐるような感じになった。

なんか、私の勝手な思いだけど、彼らの音楽の核は「雷」であり、この「最たるもの」というアルバムで、ほんとうにやりたいロックのカプセルはここに埋められていて、またいつかそれを掘り起こしてほしいなと思うんだ。

当たり前なんだけど、Jet Lily Star名義の曲が半数以上だ。これでやってくんだ!っていうのをすごく感じた。これが「今」なんだって・・・「これについてこれないなら、知らねぇからな」っていう選曲のような気もした。

そう時は確実に流れてる。

でも、昨日のお客さんの半数以上はJet Lily Starとしての曲をたくさんライブでやっている時からのファンだと思うから、今の曲の方がテンションがあがるんだと思う。

ふと思う。過去の曲を知っているのと知ってないのとでは、たとえばparadeとかの印象は違うんだろうか?とか

Jet Kelly時代を知らない自分が聴いたらどんな印象なのか、ちょっと興味がある。

私にとって、何よりも確実で、生涯かけて離さないと誓える曲は「シンクロナイズドスイミング」

これはJet Kelly, TOKYO DROP, そしてJet Lily Starと時代を泳ぎ続けてきた曲だから。生まれる時代をずっと待ち続けて、やっとJet Lily Starの時代にCDとなって抱き上げることができた曲だから。

「シンクロナイズドスイミング」をたぶん初めて聴いたのはその日ではなかったのかもしれないけれど、あのクリスマスの日の印象が強い。あの時も汗をかいていた真田さんと昨日の真田さんを見て感じたこと。クリスマスのあの日は新人戦のスイマーで、昨日は大会新記録を打ち立てようとするスイマーのような力強さがあった。きっと大新記録が出たと思うよ。昨日の五線譜での泳ぎっぷりでは。

「yes」という曲を初めて聴いた。
ど真ん中だった。
新しくて、そして身体を貫いた。
これだ。これだ。って体が震えた。
ファーストインプレッションでまだたった一度しか聴いたことがないけれど
待っていた曲だと心が記した。

Jet Lily Starがこれから進み続けるとき

yes! yes! yes!

って言い続けたい。

歌いながらパントマイマーのように手を動かす真田さんを見てたら、本当にドラゴンボールを会場に放っているかのように、そう炎の音球を放っているようにみえた。

だから、しっかり受け止めた。
熱すぎてやけどしそうだったけどね。

ヤブさんがなんか自信が出てきたかんじで、それがすごく頼もしかった。ヘアスタイルを変えてサングラスしてきて出てきたとき、「いいかんじ!」ってほんと思った。似合ってたよ。そして50万もするらしいギターもかっこよかった。途中壊れたなんて言っていて、少しあせっている感じだったけど、私は「あせらなくていいから、落着いてね」って心で言ってた。結局壊れてなかったんだけどね。

長尾さんも最近の雰囲気がすごくいい。どんどん前に出てきて、ドラムにもそれが出ていて。超えたんだね。彼の何かを。

ソウさんのステージアクションもなんか激しくなっていて、それがうれしかった。何がうれしいって・・・そりゃぁ、ロックバンドのベースがいかれてなくてどうなん?って感じでしょ?レッチリのフリーとか、マキシマム・ザ・ホルモンの上ちゃんみてたらわかるでしょ?

もっと変になってください・・・って、あるいはポール・シムノンやレベル42のマーク・キングのようにかっこいいベーシストになってくださいね。


正直、何を書いていいのかわかんない。
Jet Lily Starの初ワンマンライブ「天井裏のフェト」

いろんな思いや願いが混ぜ合わされて
これからも何度もこんなライブが見れるよね?って何度も心で叫んでた。

もう悲しい思いは嫌だから
絶対に絶対に何度もやってね。


あなたたちの歌が化学方程式のようにいろんな人を繋げていく。私がもらったその音をまた仕事場や家で繋げていく。それをもらった人がまた繋げていく。それがどんなことが起きても生きていける力を作る原子になれるといいな。


ワンマンだから当たり前だけど、みんなJet Lily Starのファン。そして、それぞれが皆「私がナンバーワンのファン」だと思っている。それでいいんだよね。そう思っていいんだ。だからこそ、あの人より私の方がファンみたいな比べっこはしなくていいんだ。はっきり言ってどのファン熱も比べられないんだもの。

昨日でっかいプレゼントが渡された。きっと、「え?」って知らないって思った人もいただろう。なんかちょっと寂しい思いをした人もいただろう。でも、プレゼント渡す渡さないで伝わる思いは変わらない。

でも、昨日のあのでかいフラッグというか垂れ幕というか、あれは素晴らしかったなぁ~。一生懸命考えられて、それぞれが費用を持ち寄ってかなり時間をかけて用意されたものだと思った。愛ゆえの大作だ。もしかして、後ろにメッセージを書かせてもらうチャンスはあったのかもしれない。でも、妙なロック魂が湧き出てしまって・・・

この前音楽チャンネルでロケットマン(ふかわりょう)がロックだなと思うランキングやってたんだけど、たとえば「アイスのピノを食べるのに爪楊枝を使わず食べる」とか「パピコは2つ引っ付いているのをわけずに片方をつけたままもう一方をチュチュする」とかまあ、ロックだなっていうのはこんなもんかもしれない。要するにちょっと人から見て「なんだ、この人。変」って思われることなのかも。ゆえにメッセージを書かなかったのはおバカなロック魂ゆえで。悪気はありません。って「書いてください」って果たして言われたのかどうかも・・・

実は私には渡したいものがあったんだけど、それは時間がなくて、まったくできなかった。適当にやることは可能だけれど、やっぱりやる限りはちゃんとやりたくて、ゆえにまだまだ先のことになりそうだ。それが完成したアカツキにはここを見てくれている方たちにもお知らせすると思うけど、老後になるかもしれない(笑)

って喜ばれるものとは限らないし、結局できないかもしれない。

なら、ここに書くなって話。でも、ちょっと気合を自分にいれるために。

私は結局、物は何も渡せなかった。心だけは渡したつもりだ。

で、そんな私は別のファンの方からプレゼントを頂いた。それが思いもかけないサプライズだったので、すごくうれしかった。そしてもう半年以上も前に言ってたことをずっと覚えてくださっていたみたいで、それを昨日渡してくださったことに感動しました。そんなファンがいるのがJet Lily Star。

情に厚いファンばかりというのか。

ゆえに心の垣根を取り除きたいもんですね。

というか、団体でなく、個々の連結でいようっていう。
自分のペースで自由な繋がりという。

だから、私はここにライブの感想は書いて、誰もが自由に読んでもらえるようにしています。


そうあなたと君と彼女や彼といい音楽を分かち合いたいから。

これからいっぱいライブがあるよね。
それがうれしい。っていつもいつも行けるわけではないんだけど、それでもうれしい。
そして、その中のひとつにUESAとしてだけど、真田さんが元SIAM SHADEの遠藤一馬さんと共演するのを知って驚いた!

やっぱり好きな音楽と人は繋がっていく。

一馬さんも栄喜さんと同様自分達がどんだけ売れていようともファンを大事にしてた人。たった一度だけ、彼の作った曲にすごく感動して手紙書いたことがあった。するとちゃんと封書で返事をくれた、そんな人だ。で、字が達筆だった。

まあ、いろいろあったから、今はどんな感じなのかわかんないけど、いい人のままだといいな。

ほんと長くなってしまった。ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
こんな自分の日記を自分の思う以上に見に来てくださる方がいるのは本当にうれしいし、ある意味、申し訳ないぐらいです。


「天井裏のフェト」という絵は昨日、描かれました。
記念すべき、第一作目です。
これはこれから連作になっていくことと思います。
どんな作品になっていくのか、ほんと楽しみであり、Jet Lily Starという音楽描き人の展覧会は今後も日本各地のライブハウスで展開されていきますので、是非見に行ってくださいね。

入場料と音楽愛をもっていけば、それで完璧ですから。
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かかって来いっていう音魂

2008年09月15日 | JET LILY STAR
ワンマンライブおめでとうございます。よかったですねっていう気持ちはもちろんある。

でも、それ以上にステージからのロック魂をドラゴンボールのように受け取ることができるのかっていう期待の方がどんどん溢れてくる。

真田さんがよくメンバーとの温度差みたいなことで葛藤しているのを感じたし、なんとなくというかステージパフォーマンスから本当はそれを感じてはいた。でも、人の性格っていうのもあるし、そう簡単に変わるっていうことも難しいって知っている。自分もどちらかというと自分をさらけ出すのがへたな人間だから。

でも、たとえばパンクロックを始めるロッカーたちは最初はそんな感じなんだけど、ある瞬間から一線を越えて変わりだす。ミクスチャーの連中だってそうだ。そんなロッカーたちに今まで出会ってきたからこそ、私もいつか越えられるって希望をもってきたし、少しは超えられたのかなとも思う。じゃないと今の仕事できないもの。

だから思うんだ、メンバーが一線を越えるそんな瞬間が明日見れたらいいなって。


「過去は過ぎ去りもう無い 未来は未だ来たらずまだ無い」っていう言葉がロックインジャパンフェスに出てた筋肉少女帯の大槻ケンヂ氏の特攻服の背中に書かれてあったんだけど、そう結局「今」しか存在しないんだって感じた。

だから「今」を全開にしなくてどうするって話。


ポップスターのようにおめでとうって花束を投げないかわりに、ロックなステージには拳をあげて感情を投げるよ。


そうステージ対会場の真剣勝負だ。ロック魂の。


ピアノの発表会やクラシックの演奏会じゃない。


王子様を見つける場所でもない。


「生きてる」今をその空間全ての人で感じるのがロックだって


そう思ってる。



だから、その生き様を音と身体で投げあおうって思うのはいけないかな?


どんだけ揺らしてくれるのか



そんな祭りの神輿をいっしょに担がせてください。









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Dream on

2008年09月14日 | 邦楽
一昨日はROCK IN JAPANの映像がWOWOWであって、さらに関西では大阪のサマソニの模様の特番があった。RIJがオールナイトで放映されてたので、サマソニのと3時間ほど被ったので、サマソニの方を優先して録画した。(もちろん、仕事疲れの私は寝ちゃってたので、片方見て片方録画っていうことはできてない。)で、サマソニと被ったところだけRIJは見れなかった。でも、NICO Touches the WallsやFoZZtoneは録画されてたのでよかった。また、昨日の夜の別枠の名場面集とやらは見れた。

ステージごとに固めて見せてくれたんだけど、やっぱりメインステージのGRASS STAGEのアーティストたちはすごいなぁ~って思った。で、LAKE STAGE, SOUND OF FOREST, WING TENTと見ていくと、まるでその成長の過程が見えるような、パワー差がやはりあって、でもそれぞれのバンドがだんだんとGRASS STAGEへとあがっていくのを見るのはこれから楽しみな気がした。

特にNICOやFoZZtone。

FoZZtoneはWING TENTの一番フレッシュステージのグループにいたんだけど、他のバンドに比べて一番音楽力が強かった気がした。ボーカルや演奏力が他のバンドに比べて光ってた。スパルタローカルズはそれはそれで昔から好きな方だったけど、他のバンドはどこか何かが足りなかった・・・って私にとってはですよ。あくまで主観なのでね。誤解のないように。

UNISON SQUARE GARDENはちょっと期待してたんだけど、まだまだ課題がたくさんあるように感じた。そういえば関西で活躍中のHigh-Gのサウンドと似ていた。一番ある意味がっかりしたのはGLORY HILL。

エルレファンにお薦めってよくCDショップに書かれてるけど、まったく及ばない感じ。音程狂いまくるし、演奏もまだまだだし、英語もありがちな感じだし。なんかよくある感じで・・・サマソニでPerfumeの方見て正解だったなぁ~ってそのライブ見て思った。やっぱりELLEGARDENに対抗できるバンドなんてそう出てきやしないんだよ。

8ottoは音楽的にはあんまり入りこめないけど、ここのドラマーさんサマソニで観客の中に見かけた気がしたけど、人違いかな~?すごく印象に残った人がいて、その人だ~ってテレビ見てて思ったんだけど。

あとNorthern19のライブ風景を久しぶりに見たらドラムさんが結構太っていてびっくりした。前会ったときはもっとスリムなイメージだったような。

そんなNorthern19とかもあわせてもすべての中でFoZZtoneが基礎がしっかりしている建物のような安定感と垢抜け感があった。今後が楽しみだな。

NICOはMy Sweet(Eden)だけだったけど、好きな曲だったので、あ~このフレーズで感情がピークになるんだよなぁ~なんて思いながら見てた。

一日目のとりのストレイテナーはやっぱり素晴らしいバンドだなぁ~って思ったし、他のバンドについても書きたいんだけど、今日はあえて、3日間の大トリのエルレとあと鬼束ちひろについて少し書きます。

エルレはスペシャル場面集の中では「I Hate it」をやったんだけど、なんか細美君が泣いているような気がした。すごくせつない感じが心を揺らした。

あえてそれ以上は書かないけど。

そして鬼束ちひろのエアロスミスのカバー。「Dream on」はもう鬼気迫る感じでありつつ、ピアノというアコースティックな楽器でハードロックを見事に歌い上げた彼女にすごく感動した。ほんと素晴らしかった。ある意味今回のRIJの最高シンガーだった。

なんか彼女が証明してくれた気がする。


アコースティックでもハードロックはできるし、拳をあげたり、モッシュしたりできるって。


待ってるから、そんな新鮮なハードロックを!





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ただ今留守にしております。

2008年09月13日 | ELLEGARDEN
ELLEGARDENのHPを見たら、「しばらく留守にします」みたいな画面が出てきた。なんか「ただ今留守にしております。御用のある方は・・・」っていう声が聴こえてきそうだった。



でも、メッセージは入らない。伝えたくても伝えられない。


ピィ~っとメッセージを入れるときの音だけが響くようなそんな感じ。



WOWOWでROCK IN JAPANのエルレを見ながら思った。もしかして家でこれ細美君たち見てるんじゃないのかなって。


でも、この映像見ながら、高橋さんがなんか寂しそうで泣いてるみたいに見えるねって話してた。細美くんが笑顔の後ろで・・・。

いつもあたたかく、時に心配そうに見つめていた高橋さんが、どこか違う場所を見つめてた。

そんな悲しい顔をするなら休止しなくても・・・って思ったり。そうファンの悪あがきです。ごめんなさい。


細美君は笑顔ながらも何かをひたすらつかもうとしているみたいで、何かを絶対に忘れないって感じで。


ウブさんはなんか落着いていた。リーダーはやっぱりリーダーなんだね。


ゆういち君はなんかいつもより激しかった気がした。ただ、彼の場合は相変わらずマイペースな感じで、ある意味ほっとする。


やっぱり不思議だなぁ~。


活動休止にいたる今。

この活動休止はメンバー間の「友愛」によるものとしか考えられない。その「友愛」の意味はあえてここには書かないけれど(あくまで私の主観だから)エルレが長生きしていくためのお休みなんだろうなと改めて感じたわけです。



なんか復活するのはこのロック・イン・ジャパンからのような気がした。何年後かわかんないけど。そのときその会場にいられたらいいな。



細美君の休止前の最後の日記。


それに対して心で答えた。(別に答えてくれって言われてないけど・笑)


「私の方こそ、これからもよろしくお願いします!」


そう暖かい世界をいっしょに感じたいから。


I'll call you from the bottom of my heart.


そしていつかそれが「ただ今留守にしております」から

「はいELLEGARDENです!」という4人の声を聴ける日が来るまで


私は毎日聴き続けます・・・あなたたちの音楽を。
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流れる川の上で

2008年09月08日 | JET LILY STAR
「流れる川の上で」


以前にも触れたかもしれない。

これは私の生まれて初めて書いた脚本のタイトル。でも、せっかく書いたその原本というか自筆の原稿は東映の中で紛失されてしまった・・・ゴミとして捨てられちゃったのかな~。

でも、それはちゃんとした冊子としては残っているんだ。そのシナリオ集に載せるのに原本預けてたから、とりあえず印刷では残ってる。

って随分昔の話だ。


ストーリーは言うに及ばず。

ただ、当時のライターの先生には褒めてもらった。でも、それだけ。


どうってことのない話なんだけど、この言葉を最後に書きたいがために長々と作り上げたストーリーだといえる。




「時は常に流れていき、今にも立ち止まることのできない自分を見た」


これを言いたかったんだ。



今日これを思い出した。



昨日の夜はELLEGARDENに放出した感情もあっという間に流れて、また新たな感情が私のところに流れてきている。

じっとしてなんかいられないんだ。


もちろん、忘れるんじゃない。


流れを止めることはだれにもできないんだ。



時は当たり前に感情を流していく。



Jet Lily Starの真田さんの日記を読んだ。

「ワ、まで長い!」

というこのタイトルで

驚くほど完璧に「あ」で始まるフレーズから言葉が順番に「ワ」に向かって繋がれていく。

そこに私の好きな歌の好きな歌詞が織り込まれていく。


今日はとにかく朝から通勤の電車の中で聞けるだけJET KELLYの時代からの曲をずっと聴いていた。


なんて名曲ぞろいなんだ。


最初から良質なハイレベルな作品ぞろいで。


バラエティ豊かで。


どうしてこんなすごい曲たちがもっと世に認知されないんだよ!


って怒りもこみ上げてくる。



こんなにも極上の言葉の料理ができる人がここにいて

世界中の音楽にもひけをとらないメロディを奏でられる人たちがいて



気づけよ!


Japaneseってほんと思う。



とくに男性諸君に言いたい。



むさ苦しい風貌の人だけがへビィなガレージな曲をやると思ったら大間違いさ。


さわやかな風貌とのそのギャップを味わう新鮮さを知ってくれ!


「愛してる」っていう言葉が甘いキャンディーに聴こえない「愛してる」って知ってる?ジム・ジャームッシュの映画のトーンのような「愛してる」やヴェンダースの映画のような「愛してる」が溢れてるんだ。真田さんの「愛してる」には。


見た目はカラーな感じでも彼の心の風景はきっといつも最初はモノクロで、そこに少しずつ色彩をほんのりつけていく感じだ。彼はモノトーンがカラフルな服を着ているような人だ。


もうすぐワンマンライブが大阪である。


大好きな場所

福島セカンドライン。


かつてサンタクロースが降り立った場所。



きっと会いにいくよ。きっと・・・


モノクロが色を付け始めるその瞬間を

この目で見るために。





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全細胞で歌ったんだね

2008年09月07日 | ELLEGARDEN
「個人的には必ず再開させようと思ってるから、寂しさは少ししか感じない。」

この言葉にしがみついた。
今日がお休み前のラストデー
君の声が遠くなる。
この莫大な距離が希望への道のりになる。


ライブ会場にいなくても
その時間に家で歌ってた。

MAKE A WISH
ジターバグ
金星

魂を重ね合わせるっていうのはこんな感じなのかな?

そこにいないけど
いる自分がいて


君達が大好きな自分がいて


いつも答えは出せないけど
いっしょに考えようぜとか
いっしょに悩もうぜとか
いっしょに笑おうぜとか
いっしょに怒ろうぜとか
いっしょに泣こうぜとか


そんな君達がいて

ほんと幸せだった。

そして、これからもきっと幸せでいられる。


それは痛みの中の幸せかもしれないけど


それを乗り越えてまた会いたいよ。

絶対に。


君の声が大好きで
君のドラムが大好きで
君のギターが大好きで
君のベースが大好きで





なんか大げさに悲嘆してしまってるのかもしれないね。

だって、海外のバンドなんか「今休止中なんだ~」って思いながら、5、6年なんか休んでて、久しぶりにアルバム出したら、わぁ~久しぶりの新曲だぁ~って感じのスタンスで、そんなに深刻になったことないものなぁ~。

マイケミだってお休み何回目?

あと、KISSなんて世界的に大々的に解散ライブしたのにすぐ復活したし。なんかあまり真剣に受け止められないんだよね。

なのに日本にいるがゆえに、こうなっちゃうんだよね。


でもさ。

今まで生きてきて、洋楽邦楽あわせて、こんなにも好きなバンドってELLEGARDENが初めてなんだ。本当に。



だから待つよ。

でも、音楽探求は止まらないし、わたしはここに留まらない。

いつもいつも新しい音楽を探し続ける。


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夏が終わる

2008年09月05日 | ELLEGARDEN
季節っていうのはとりあえず4つあって、春だとか夏だとか秋だとか冬だとか言うわけ。

でも、不思議なことがひとつある。「春が終わった~」とか「秋が終わった~」とか「冬が終わった~」とかって皆あんまり言わないけど、夏だけは皆強く思うんだ。

「夏が終わった」って


そして、春の終わりなんてさほど気にもとめたことなくて、秋なんていつ終わったのかわかんなくて、冬なんてやっと終わったって感じで喜ぶぐらいで、その終わりはいつも適当なのに

夏だけは違う。


すごくすごく感じる。


「夏が終わった」って


どうしてなのかな?





私にとってELLEGARDENってまさに夏なんだなぁ~って今日思った。


終わってほしくない存在。いつもいつも待っている存在。

私は夏生まれだからかもしれないけれど、周りの人が「夏なんて暑いだけだ」とか「熱すぎていやだ」とか言っても、昔から好きで好きでしょうがなかった。

だから、秋の香りがしてくるとなんか戻れない場所に何かを置き忘れたようなすごいあせりやら後悔やらがうずまいて、すごく悲しくなってくる。


別にサーファーでもなくて、泳ぐことがものすごく好きなわけでもないけれど、やっぱり海は好きだ。湖も好きだ。緑の森も好きだ。

そう夏色の場所が好きだ。


ELLEGARDENと初めて会ったのも夏だった。



休止活動前のライブにはついにいけなかったけれど、いろんな人の日記を秘かに読ませていただいた。


不思議なのは皆同じ気持ちなんだってこと。感じる思いが同じなんだってこと。だから、ライブにいけてない私がそんな人たちの気持ちが痛いほどわかって、そして痛いほど泣けてくる。



そう、私はあなたの思いといっしょです。ライブに行った行かなかったに関係なく、あなたといっしょです。



ラジオのストリーミングの最終回を聴いた。「エルレガーデンの細美武士です」っていう言葉は当分聞けないんだな~って


でも、彼の雰囲気から、エルレガーデンは夏休みでも、部活はしますって感じの雰囲気が伝わってきて、きっと近いうちにどこかの電波から彼の声や言葉が聞こえてくるような気がする。

ある意味、練習試合をこれからたくさんしてくれるんじゃないかなって・・・


あくまで期待ですが。



ある中学生の子にエルレを聞かせてあげたら、すごく好きになってくれて、全部CDを集めて聴いてるって言ってくれるんだけど、こんなにも今気持ちがエルレへ向いている14歳の子に「エルレはしばらくお休みするんだ」って言うのになぜか心がちくちくする。妙な現象だ。

でも、こんなにも好きになっている子に「待て!」っていうのは忍びない気がする。

君がひとりでライブいけるようになったころ、きっとエルレは復活しているよ。そういいたい。


9月7日(日)がELLEGARDEN活動終了日。って終わるわけじゃなくて、いわゆる夏休み前の二期制の学校が使う授業終了日だから、夏休み明けにはまたふつうに始まるんだ。だから休み明けたら、エルレもふつうにまた始まるんだ、絶対に。


MAKE A WISHはこの日に歌うとますます泣けちゃうだろうな。想像するだけで、いけなくても泣けるから。

♪Sunday is over~

ってね、この歌詞を知っている人ならわかってくれるよね。



夏が終わるっていうのは本当にさびしいな。


秋にはおいしいものが・・・っていうけれど、おいしいものなんかエルレの曲が聴けるなら別になくてもいい。もし、まだ夏を続けてくれるんなら、秋なんて来なくていい。



大好きなエルレ。



信じてるから。



あと、痛みから逃げないから。



また会おうね。絶対に。




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