HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Jaguar in the stream

2010年09月30日 | FoZZtone
このタイトルを見たときに
Jaguar hard painを連想した人は
間違いなくイエローモンキーファンだ。

イエモンのJaguarは吉井和哉氏自身のことだと言われてる。
って本人がJaguarという架空の人物になろうとしていたと言ってたから。

それはデヴィド・ボウイのジギー・スターダストに影響を受けたらしい。

イエモンにとってのこの作品はどちらかというと初期のもので
コンセプトアルバムだった。

今回フォズがというか渡曾さんがこのタイトルをつけたのが
このイエモンのアルバムになんらかのインスピレーションを
受けたかどうかはわからないし、そんなこと一言だって
彼は言ったりしてない。

あくまで私が勝手に連想しただけのこと。

ただ、私にはJaguarっていうのは
渡曾さんの化身のように感じた。

孤独なJaguarはたくさんの人が行き交う交差点に
立ちとまり、そこで

♪未来はいつも波の中だったじゃない


と強く感じた瞬間があったんだろうって
その風景を想像した。


歌詞はすべて聞き取れたわけじゃないけれど
英語も交えて、俵田教授の講義の実践も
しているように思った。

今回、ベースがすごく響く。
Jaguarのイメージはベースだ。

かつて吉井和哉氏がベーシストであったから
きっと彼の奥底ではいつもベースが鳴っていて
そこから生まれたJaguar。

そのJaguarは一旦この世を去ったかのようにみえた。
でも、それはこの2010年に再び、渡曾さんに
よって戻って来た。そんな気がした。


竹尾氏のギターもいつもよりより深くじっくり
底からわき上がるようなメロディを紡ぐ。

クラプトンのような音。
あるいはブラッククローズのようなサウンド。

これをライブでやったんだ。

って思うとすごくクオリティが高いと
ほんとうに驚く。

ライブ録音なんだよ。

それも新曲で。


レイトショーで見ている映画は・・・

やっぱり「ニューシネマパラダイス」
であってほしいと私は思う。

あのラストのきれいなラブシーンばかり
集めた映像はほんとに愛があふれているから。


もっと歌詞をしっかり知ったら
また印象も変わるかもしれないけれど

これが今日初めて聞いた第一印象です。

これは絶対にセレクトから外せないな。

Move on!

そうだよね。動きつづけなきゃ。
苦しくても、歩き続けなきゃ。





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SUBWAY

2010年09月26日 | 音楽・映画・本
リュック・ベンソンの映画「サブウエイ」をやっと数年(いやもっと)ぶりに見ました。
最近、やっとB-rayで出たのです。DVDはいつ販売になったのかもうなくて。

これを見た人はふたつに分かれるでしょう。

「意味不明」
「すごくいい」

あなたはどちらでしょう?

って見ないとわからないですが。

私はもちろん「すごくいい」派。
ゆえに何年もこの映画を求めていたわけです。

この映画はフランス映画なので
やっぱり会話がキーワードになります。

最初に主役が出てくるけれど
どういう状況なのかとか
その相手役の女性とどういう関係なのかとか
まったくわかりません。

それが見ていくうちに会話から
わかってくるという感じ。

主役はクリストファー・ランベール

彼はクイーンが主題歌を担当した「ハイランダー」という
イギリス映画にも出ています。

相手役はイザベル・アジャーニ

ほんとキラキラ美しすぎました。

あと、ジャン・レノとか今のフランス映画を
支えている大物たちが脇役でいっぱい出ている映画でもあります。

俳優の浅野忠信さんが一番好きな映画であげていた映画でもあります。

とりあえず、地下鉄のプラットフォームやら裏の通路やら
ほとんど地下鉄しか出てきません。

でも、雰囲気がファンタジックなのです。

フランスの地下鉄はメトロといいますが

先日東京に行ったときに東京メトロに乗ったら
この映画を思い出しました。

きっとフランスの地下鉄をモデルにしているんでしょうね。

この映画は感覚で見る映画だと思います。
音楽を聴くのと似ています。

で、この主人公は悪者なのですが
音楽を愛しています。

自分は歌えないから、自分が作ったのか
ある曲をバンドで演奏してほしいから
地下鉄の通路とかでストリートのように
演奏しているミュージシャンたちを
集めてバンドを作らせて、
彼らにその曲をやらせます。

なぜか英語詩のロック。

私は自分がミュージシャンになれなかった人だから
この主人公の気持ちがわかる気がしました。


ある意味PVのような
ある意味音楽のような
感覚の映画ですが、

チャンスがあれば是非見て下さい。

ただし、「海猿」のような映画を
決して期待しないでくださいね。


いっぱいのコーヒーを飲む感じで
構えずにふわっと見る映画ですから。


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Nicheシンドローム

2010年09月26日 | ONE OK ROCK
Knotlampといい
このONE OK ROCKといい
若手バンドですっごくいいバンドがまた出て来た。

andimoriとはまた違うジャンルだけれど
どちら側も私は好きだ。

ただ、andimoriのドラマーが脱退したんだよね。
こういうところまでアークティックモンキーズと似てる。
きっとandimoriは続いていくんだろう。
アークティックモンキーズのように。

さて、Knotlampの新譜より前に
ONE OK ROCKの新譜はずいぶん前に出てて
初回盤を今回はギリギリ手に入れてはいたんだけど
なかなかゆっくり聴く時間がなくて、
昨日やっと聴いたんだ。

そしたら、ものすご~くよくて
なんだか日本のロックの未来が光って見えたよ。

ONE OK ROCKはカメラマンの累さんのイベントで
ライブ見たことあるけれど、彼らはすごくうまい。

ただ、ファンが問題なんだよね。
きっとONE OK ROCKのファンは2分割される。
ひとつはジャニーズ流れのファン(これがちょっとひどい。
めちゃくちゃするんだ。ライブルールなんてあったもんじゃない。
モッシュダイブするロックファンよりある意味恐ろしい。)
とバンドとして知ったロックファン。(これのファンは
純粋に彼らの音楽を好きでライブに来てる。)

どうもあのファンの恐怖がトラウマになって
(だって、私のコンタクトにひび割れができちゃったんだよ!)
ONE OK ROCKはCDだけにしておこうって思ったけれど
この新作聴いたら、やっぱりライブに行きたくなるよね。

音楽レベルがかなり高い。

TAKAの英語の発音もまたきれいで
KnotlampのKEITとともに細美氏と野田氏に
継ぐきれいな英語発音シンガーだ。

演奏力もONE OK ROCKはすごいと思う。
ボーカル力がかなりだから、それにひっぱられて
自ずと演奏もパワーアップするんだろうね。

マイケミが好きだとmy spaceに書いてあっただけあって
マイケミっぽいところも結構あるけれど、
それがまたかっこよくて、日本人でもここまでできるんだと
本当に感動しちゃう。

SIAM SHADEっぽいところもあるけれど
SIAM SHADEがいなくなって何年も経つけれど
やっと後継者が現れた感じもする。

ONE OK ROCKは今でこんな力があるから
年齢を重ねるたびにすっごいバンドになっていくと思う。

だから、このメンバーのままでずっと続けてほしいな。

アメリカ村でかなり至近距離で見たこの4人組は
微笑ましい若者たちだったけれど、ステージ立つと
本当に豹変する。

the HIATUSとも対バンしたONE OK ROCK。
この2マン本当に見たかった。

このバンドの曲を作っているTAKAはきっと
洋楽ばっかり聴いているんだろうね。

聴いてたら、いろんな海外のバンドのエッセンスが
見え隠れするから。で、それらが私の好きなバンドばっかりで。

で、たまにロックだけじゃなくてポップなアーティストの
曲もうまく取り入れていて、そこがいいんだよね。

リンキンパークの影響もかなりあるよね。

宇多田ヒカル風の曲もあったり。

でも、どれも心に響いて
なんかしあわせな気持ちになれるんだよね。

「Wherever you are」なんてこれからの季節に
ぴったりというか、ドラマチックな曲なんだけど
ロック魂がしっかり根底に流れているから
好感をもって聴けるんだよね。

それこそ「海猿」とかにも使えそう。

このアルバムはknotlampと同様に
ONE OK ROCKの今までのアルバムの中でも
一番いいアルバムだと思う。

よりあか抜けたというか、今までのアルバムでは
ちょっと力が入っていたのが
自然体になって、なめらかになっていって
よりハイレベルなアプローチになって
こちらも自然体で受け入れられる。

このアルバムの全曲が本当に素晴らしいから
今失望気味の音楽業界に彼らは
光を本当にもたらしてくれる気がした。













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こんなイベントが行きたい!

2010年09月25日 | 邦楽
これは理想のイベント。

もしあったら絶対に行く。

場所は関西じゃないとだめ。

でメンツはこうだ~!

Aaron (ex Start from scratch)
サナソニック (って勝手に名付けたけど 真田さんと薮内さん ex Jet Lily Starのユニット)
世界の終わり
Abstract Mash
FoZZtone
NICO Touches the Walls
Knotlamp
ONE OK ROCK
Nothing's Carved in Stone
FACT
グレイプバイン
くるり
DETROX(ex SIAM SHADEの栄喜さんバンド)
the Birthday
ストレイテナー
吉井和哉
The HIATUS

海外編なら

Red Jumpsuit Apparatus
My vitriol
Feeder
Jet
Katy Perry
Avenged Sevenfold
MAE
My Chemical Romance
MUSE
Red Hot Chili Peppers
Weezer
blur

本当にこういうのがあったら
夢みたいだな~。

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Dot of the Galaxy

2010年09月25日 | 邦楽
Knotlampの新作「Dot of the Galaxy」をやっと手に入れた。
もちろん、初回限定版のDVD付きの。

KEIT氏が発売日を延期してでもこだわった作品であることは
聞いたらすぐにわかった。

本当に素晴らしい完成度で、
なんか鳥肌がたった。

「Libra」っていう曲なんて、あの展開
すごく気持ちがいい。

今日なんて仕事でくたくただったのに
この曲を聞いたら、身体がしゃきって
してきたよ。

KEIT氏は英語の発音もきれいだし
日本語もきれいに歌うし
音節を扱うセンスがぴか一なんだろうね。

「Until you sleep」はアコースティックナンバーだけれど
こういう面も素敵だな~って思った。

「A thousand sorries」

ちょっとAshを彷彿させる曲なんだけど、
これもまた新たなKnotlampのサウンドっていう感じが
して、聞いてていろんな可能性を感じた。

「My world, your world」も落ち着いたサウンドで
聞いていて、癒される。

一曲、一曲、このアルバムの曲は
こだわってこだわって丁寧に作られたのが
ものすごく伝わってくる。

どれも手を抜いてない。
細部までこだわってて
だからこそ、今までのアルバムを飛び越えて
きっと、彼らのアルバムの中では最高作品なんじゃないかな?

Knolampらしさももちろん残しつつ、
よりハイレベルに向かっていった感じで

ライブではどんな感じで演奏されるのかな~って
思ったら、またライブに行きたくなった。

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日本の政治と音楽のゆくえ

2010年09月19日 | 邦楽
今日本にはカリスマがいない。
そんな気がする。

日本のトップもがんばってくれるだろうけれど
そこに「何かを変えてくれるんじゃないか?」っていう
風はまだ感じられない。

何をどうしたら景気が回復して
豊かな、皆がやる気がでるような日本になっていくのか。

新幹線の技術が果たしてアメリカに選ばれるのか
日本のいろいろな高度な技術が中国などに流れるのを
防ぐのはどうしたらいいのかとか


実際はそんな次元よりもっと深刻な気もする。

リアルな10代の子ども達を見ろよ!って話。

彼らをしっかり育てないともうダメだ。

彼らをとりまく環境はある意味最悪で
夢や希望なんてもんはどこか端っこに追いやっている。

ある意味、あのこだわり屋さんの「さかな君」みたいな
子どもがいっぱいでてくると、日本はよくなるかもしれない。
ひとつの好きなことに目をキラキラさせる子どもをひとりでも
多く育てる。そうするとすごい技術や発見や発明が生まれると思う。

それには親や周りの大人が大事なんだ。
いろいろな興味や知識をバランスよく持っている大人。

ブランドだけを追いかける大人
おいしいレストランばかり追いかける大人
流行の音楽しか聴かない大人
携帯小説ばかり読む大人

政治経済からファッション、嵐、ワンピースやリボーンなどのアニメとかまで
どの分野にもバランスよく対応できるくらいの
容量のある大人をあなたの周りでどれくらい
見つけることができるだろう?


ディスカバリーチャンネル、ディズニーチャンネルを見てるけど
吉本新喜劇も見ているような人ってどれくらいいるだろう?

そういう大人と接することができる子どもには
いろんな世界を見せることができて、その中には
たくさんの選択肢や夢があって、

勉強だって、歴史を楽しく勉強出来るチャンスも
そういう大人と接したら出てくるだろう。

もっと、大人が心を広げないと
子どもが危ないよ。


音楽だって、今はファストフード化してて
薄っぺらなダウンロード音楽が耳を腐らせている。

正直、私が子どもの頃はレコードで途中からCDになった。
たまたまある精密機器の会社でCDの音っていうのを
そんな過渡期に聴かせてもらうチャンスがあったんだけど

そのとき感じたのは

音が選別されちゃって交わり感が無くなってるっていうのが
最初の印象だった。

深みがあって、血が通っているような音はやっぱりレコードからしか
聴く事ができない気がした。もちろん、音はCDでは精密にどれも
しっかり聴けるんだけど、仕事分担がはっきりしているというか
絵でいうなら写実主義的な音。レコードは印象派的な音。
それは好みで好き嫌いは出るんだけれど、今のダウンロードの音は
その次元に行き着いてない。

どんなにミュージシャンが時間をかけて、音にこだわって
音を重ねて作っても、ダウンロードされる音は省略された音であって
すべてでないんだから。

CDを買って、しっかりステレオでいいヘッドホンで聴かないと
本当にミュージシャンが伝えたい音は知らずしまい。

今じゃおそらく、最初からダウンロード仕様で軽く作られている音楽も
あるだろうし、すぐにシングルが出るアーティストなんてそういう音楽だろうと
思っている。音にこだわって、アルバムが出るのが延期になったりする
アーティストの音楽こそCDで絶対に聴くべきだ。


大人たちももっと音楽を真剣に聴いて、10代の子に
いい音楽を聴かせてあげてよ。


いい音楽っていうのはどの時代になっても新鮮さを
失ってない音楽だ。

ビートルズ
クイーン
オアシス


これらのバンドは今でもいつでも新鮮で
初めて聞いた人の心を揺らすだろう?


日本では昔の音楽はあまりわかんないけれど
たとえば、井上陽水さんの音楽は今でも新鮮に思えるよね。

で、ELLEGARDENの音楽はやっぱりいつでも新鮮だ。
これこそ、ビートルズやクイーンに匹敵する日本の宝の音楽だと思う。

曲でいえば、いろいろあるけれど
Dragon Ashの「ファンタジスタ」はきっと永遠にかっこいいだろうし
レミオロメンの「粉雪」も確かに大衆化したけれども、すばらしい曲だと思う。

私個人としてはSIAM SHADEの「1/3の純情な感情」や
アジカンの「遥か彼方」もいつの時代聴いても心は揺らされ続けると思う。

もっと個人的に言えば

FoZZtoneの「音楽」と「ブランケット」
Jet Kellyの「楽園」
Jet Lily Star の「yes」

はみんなが聴かなかったら後悔する名曲だと思う。

今、私が期待しているのはサカナクションの山口さんだ。

彼はこの音楽業界を変えてくれる何かをもっている気がしてる。

Wikiでたまたま音楽会社のところに行ってしまったら
過去にその会社に所属してたアーティストっていう欄があった。

そこで「あ、このバンド契約切れたんだ。だから今あ~いう活動してるんだ。」
とかわかって、なんか悲しかった。

音楽業界の不況はもちろんレコード会社の懐も苦しめるから
売れない音楽は切られていく。

売れない音楽すなわち悪い音楽は成りたたない。

いい音楽なのにセールスが伴わないのはいっぱいあって
どうして売れないのか


それは聴く側の耳と環境のせいなんだ。


ダウンロードミュージックにより安物音楽に毒されてしまって
まるでマクドナルドチルドレンのように、もうそこから
逃れられなくなっているんだ。

そんな安物の音楽の歌詞は
感性を育ててくれるような言葉をもっていない。

そこには文学性も芸術性も何も無い。

サカナクションの山口さんはそんなところを打破しようと
している気がする。

芸術性のある言葉をセールスに乗せる方法。

アジカンのゴッチもいうように


感性を育てる言葉を音楽に乗せて伝える。
そして聴く人の心を育てる。

それが今音楽の政治と同じく日本をよくしていくための
必要な役割じゃないのかな?


流されずにポリシーを持っているミュージシャンが
もっともっと出て来て欲しい。






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どうしても残したいから。どうしても届けたいから。

2010年09月12日 | 邦楽
syrup16gの過去のインディーズのときの音源を復刻するというニュースを聞いた。
それは彼らを育てて来たレーベルの代沢レコードだからこその思いが形になったんだろうね。

私も過去のシロップのCDを数枚持っているけれど
いいものばかりだった。

この世にはこんなにも名曲なのに残らずに
消えて行く音楽がありすぎる。

それをどうにかもらさず
残していくのは本当に難しいことだろう。

反対にどうでもいい音楽が耳を閉ざしたくなる程
あちこちで流れて、ある意味公害だ。

それは日本だけじゃなく海外でもね。


でも、解散してしまってもその音楽を本当に
愛している人がいたなら、絶対によみがえってくるんだ。

SIAM SHADEのトリビュートが今度発売される。
歌っているメンツがすごい。
リッチー・コッチェンとか海外アーティストがほとんど。
で「1/3の純情な感情」はAcid black cherryがカバーする。
そう、あのジャンヌダルクのヤスくんが歌うってわけ。

SIAMが好きだった当時にジャンヌダルクも好きで
この2バンドのボーカルの声が清涼感があるという
共通点があり、私はこういう声が好きなんだなぁ~って
当時思っていた。

だから、ヤスくんがカバーするとぴったりだと思う。

バンドとしてもアシッドは実際サマソニでライブ見たけれど
演奏力も抜群だった。きっと素敵なカバーをしてくれるだろう。


こうしていい音楽をみんなが残そうとしているんだね。

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アイデンティティ

2010年09月12日 | 邦楽
「東京にはいっぱい音楽があって
だからすごく好きになったんだけど
自分が好きな音楽はマイノリティなものばかりで
こんなにいい音楽がどうして多くの人に届かないのか
考えてた。」

そんな風に(だいたいの記憶なのですが)話していたのは
サカナクションの山口一郎さん。

NHKの「the Songwriters」の今日のゲストだった。

山口さんの話の前に
ちょっとだけNHKの話を。

私は実は昔からNHKがテレビ局では一番好きだった。

昔はそれこそ日本のメインテレビ局だったのかもしれないけれど
今の時代、スポンサーがなくて、視聴料だけでやっている国営放送は
きっと民放より低予算で番組を作らないといけないんだろうなって
いつも思う。

でも、それゆえにお金目当てでない才能あふれる夢追い人たちが
果敢に自分をアピールして、そこで低予算ながらアイディアを
出し合って素晴らしい番組を常に作ろうとするパワーを感じる。

今は無いけれど、かつてあった真夜中の王国もそうだし、
子ども番組だってすごい。

一日中つけてたって、結構おもしろい番組がいっぱいだ。

ドラマもいいドラマが多いし、
大河ドラマは唯一お金をかけているものなんだろうけど
その価値はあるよね。

「英語でしゃべらナイト」もいい番組だったのに
どうして終わっちゃったのかな?

デジスタはあえて、才能をあちらから呼ぼうという
低予算な会社だからこその知恵だよね。

でも、応募する方もチャンスがいっぱいで
両方のニーズに見合ってる。

「トップランナー」や「課外授業」も
そこに出てくるアーティストや才能ある人たちの
本質が見える人間性がうかがえるものになっていて
それが民放のようにどこか仮面をつけて話しているような
あるいは芸能人っていうような姿がなりを潜め
実に皆さん素に自分を語ってくれるので
そこが楽しいし、刺激を受ける。

さて、話を戻すけれど

山口さんってステージから感じたままの
雰囲気をもって、でもふだんの彼もこんな風なんだろうな
っていう、独特の個性を佐野さんとのトークで溢れさせてた。

もし、同級生にいたら、ちょっと話しかけにくいけれど
すっごく話したいと思う人で、たとえば文化祭のときなんかに
文化委員なんかしてそうで、それでいっしょに何かを作り上げる
機会があるときに、結構話し込んで楽しくなるタイプだろうなって
想像してた(笑)

彼はやっぱり読書家で小学生でもう詩を書いていたそうだ。

彼はイマジネーションがまるでお風呂にお湯がたまって溢れる瞬間のように
自分の中から溢れるまで詩を書かないそうだ。

日常でそれをいつも待っているんだって。
そして、自分の日常で起きていることしか書かないらしい。

このブログの頭に書いた彼の言葉だけれど
彼はそんな風にマイノリティの音楽が伝わらないのを
どうすればいいのかを考えたんだって。

それで、大衆性を持ちつつ、マイノリティさを
持ち続けるっていうようなことを語っていた。

ある意味戦略的に音楽も今の時代はやっていいと。
ツイッターやウエブがあるんだから。

サカナクションの場合、山口さんの言葉をうまく伝えるために
メロディを考えているらしい。

メロディは言葉を伝える手段。これが山口さん方式なんだね。

メロディが先で、言葉にそんなに意味を持たせないというアーティストも
いるから、おもしろいね。

彼が歌の中でくりかえして言葉を発するのが多い気がしたけれど、
種田山頭火の自由律俳句の影響なのかなってふと思った。
(彼が山頭火も好きだと語ってたので)

まだ、来週にパート2があるから、それが楽しみ。


最近、10代の子からおもしろい音楽論を聞いた。

今はふつうの音楽(よくあるパターンのらしい)
や暗い感じの音楽はだめだ。
出だしのイントロの長いのもだめ。
スピード感があるのがいい。
テクノが入っているのがいいけれど、
中田ヤスタカ氏が流行っているからテクノ入れてみよって
いうのを感じるのはダメ。

らしい。

で、その彼がいうには

サカナクション
ベースボールベア
andimori
magic party

がいいらしい。


それにしても

私は

「どうしたら自分が好きな音楽が世に広まるのか」

をいつもいつも考える。

何が超えられない壁になっているんだろう?




結局、アイディアと戦略なのかもね。


NHKを見習うことなのかな?


って別にNHKの回し者ではありません。
視聴料もしっかり引き落としで毎年払ってます(笑)


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未完の約束はいつもポケットに

2010年09月11日 | ELLEGARDEN
9月7日。

もう2年も経っちゃったんだ。
今でもカーステからはエルレが流れ
でもthe HIATUSも流れてる。

すっかり区別して聞いているから
そのときの気持ちに合わせて選んでる。

っていつも車に乗っているわけじゃないし
私は運転できないから、ドライバーのセレクトに
よるっていうのが実際のところで、私には
あまり選択権はない。というか。

でも、仕事に疲れたときに
無性にエルレを求めるときがある。

彼らの音楽に助けられて来た時代を思い出し、
この音楽をまた生で聞けるのはいつなのかな~
って考えると、なんともいえない気持ちになる。

ただ、細美くんなら
絶対に約束は守ってくれるという思いが
いつもあって、それはいつになるか
わかんないけれど、

きっと来る

そう信じている。


今の季節になると必ず聞くのは

the Autumn Song

♪I wonder where I put the letter you wrote me
.....................................But I feel I'm all alone♪

(日本語訳☆君がくれた手紙をどこにおいたっけ
。。。。。。。。僕はどうしようもない孤独に襲われる)


私は一度だけ細美くんから返事をもらったことがある。
そのメールを保存してたパソコンがバグッちゃったからもう
見れないんだ。ただ、一枚だけプリントアウトしてたんだけど
それをどこにしまったか忘れちゃったんだ。
また、探さないと。

最近、ほんとうに孤独に押しつぶされそうになることが多いんだけど
それは周りに人がまったくいないっていうんじゃなくて
自分がある1人の人にどう手を差し伸べていいかわからなくて
でも、誰に相談しても解決できないことで
だから、自分で孤独に戦うしかなくて
なんか大人のくせに道歩きながら泣きそうになるんだけど
泣けなくて。

「助けてくれ~!」って

叫びたいのに叫べなくて。


心を閉じた人の心を開くというのは
とても忍耐のいることだと
最近思い知ると同時に

「愛」って使い古された言葉だけれど
重い言葉であり、大事な言葉で
絶対に忘れちゃいけないって
常に自分の中に確認しなきゃいけないって
最近、すごく感じる。


とにかく、細美くんが長生きしてくれてたら
それで安心だから、お身体を大切にしてくださいね。
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音楽その音楽

2010年09月04日 | FoZZtone
今日のような場合難しい。

このブログにはとりあえずカテゴリーを作っているけれど
私の大好きな2つのバンドのABSTRACT MASHとFoZZtoneが2マンライブを
千葉LOOKでしている今のような場合、どちらのカテゴリーを使うかで
ちょっとだけ悩む。

でも、つい最近FoZZtoneのコッシーの脱退が発表された後の残りわずかな現メンバーでの
ライブだから、今回はフォズで書くことにした。

今日ほど行きたいライブはおそらく人生でもそう沢山ないと思う。

音楽のタイプはちょっと違うかもしれないけれど、
どちらも私にとっては大事すぎるぐらい大事なバンドだ。

このイベントではお互いにカバーするらしいけれど
どんな曲をお互いにカバーするのかすごく聞きたい。

どなたか聞かれた方、お知らせください!!!

私がリクエストできるのなら

フォズにはやっぱり「1mmタール」か「I Am」
(でも「Save the World」とかになるのかな)

アブストにはやっぱり「黒点」か「World is Mine」

あ~生で聞ける人がほんとうにうらやましい!


行かれる方はこの最高の空間と音楽を心から楽しんで来て下さい。


先日のフォズの重要なお知らせは本当に辛かった。

だいたい「重要なお知らせ」でいいお知らせであった試しはない。

9月1日はthe Birthdayからもイマイ氏
KnotlampからTetsunari氏が

そして、フォズから越川さんの脱退が発表された。

自分の好きなバンドからメンバーが抜ける
というのが3つも重なり、驚くというより
そういう季節かって思ってしまった。

いわゆるバンドの卒業シーズン。

イマイ氏はキャリアがあるから、
彼なりにやりたいこととかあるのかもなぁ~って
思うのと、チバさんのバンドって流動的だから
あまり驚かなかった。またいっしょにやることも
あるかもなぁ~って。

Knotlampは7月に見たばっかりだからちょっと
驚いたけれど、あのとき、バンドがどこか結束感に
欠けるな~って感じたのは(あの日の感想には書いてないけれど)
すでに何かが崩れ始めていたのかもしれないね。

自分の感想って正直だな~って思うのは
きっと読まれた方は感じたと思うけれど

たとえばthe HIATUSやフォズやアブストの
ライブの感想と違う書き方してるってこと。

心が全力で入ってないというか。

正直、音楽は好きだし、KEIT氏の声も歌い方も好きだけれど
これからもCD買うと思うけれど、あのバラバラ感がちょっと
ひっかかっていて、また見たいかというとそのときは
あまり思えなかったんだ。でも、また気持ちは変わるかもしれないけど。

怖いね。ライブってそういうのも出ちゃうんだね。

フォズの場合、最近は見てなかったけれど、

彼らが『The Sound of Music』をリリースしたあたりから
彼らの苦悩というのがすごく感じて来ていて、
いつも
いつも

どうして彼らの音楽が広く聞かれないのかと
音楽ファンの1人として自問自答していた。

あのヒットメーカーのプロデューサーの亀田氏を
もってきても、ヒットしたとは決していえない結果で。

亀田氏は亀田氏ですごい人だと思っている。
それで嫌いになったわけじゃないけれど、

そのミュージシャンにはそのミュージシャンにあった
プロデューサーがいるんだと思う。

意外な人が案外、その潜在的魅力をひっぱり出せるのかもしれない。

今の音楽業界でヒットチャートの上位にいる音楽って
本でいうならいわゆる携帯小説みたいな音楽ばかり。


でも私の好きなNICO touches the Wallsなら
伊坂幸太郎や重松清の小説みたいに幅広い読者層に
聞かれる音楽をやっていて、それはそれで
すごいと思う。

細美さんの音楽は村上春樹の小説のようにすごく深くいろんな
解釈があるのに多くの人に受け入れられる。

ならフォズは

フォズはある意味純文学のような立場にある。

最近、三島由紀夫なんて日本の若者で愛読している人ってどれくらいいるんだろう?
あるいは今純文学といえばそれにちかい小説を書いている島田雅彦氏は毎回
ベストセラー作家として店頭で宣伝されているだろうか?

私はフォズはそういう立場にあるバンドだと思うんだ。

読めば読む程、もう離れられなくなる毒性がある本ように
聞けば聞く程、離れられなくなる毒性のある音楽。

彼らの音楽には実は毒がある。

その毒に気付いたのは実は最近だ。


10代前半の子に音楽を聞かせようとセレクトしてた時に
絶対にジャニーズやAKB48のような携帯音楽を聞かせたくなくて
自分が好きな音楽からセレクトしようとした。

そうしたら、RadwimpsやBump of Chickenはすんなり入れられる。
次にELLEGARDENもOK。NICOもアニメに使われた曲はOK。
で意外とロックテイストが大人な感じのアブストの曲も受け入れられるんだ。

ところが、フォズの曲は難しいんだ。10代前半の子どもに聞かせるのに
高度すぎるというのか。頭がいい音楽というか。

もちろん、10代前半でもフォズを好きになってくれる子もいる。
でも、多数に受け入れやすいという点では難しい。

ただ、10代でフォズを好きということは絶対に音楽を真底好きになると思う。
あるいはミュージシャンになる子が多いと思う。

彼らの音楽を好きになる条件っていうのがあるとすれば
音楽バカ。

そう音楽がほんとうに空気吸うぐらい毎日そばにある人こそ
フォズに惹かれると思うんだ。

だから、フォズのファンの音楽好きレベルはかなり高いと思う。
他のバンドのファンとフォズのファンでもし
「音楽楽曲実力テスト」なるものがあるとしたら
フォズのファンはおそらく上位に入ってくるだろう。

音楽に関しては勉強熱心な人が多いんだ。


越川さんがどうして脱退するのかは
彼のHPでの言葉で知るしかないけれど

彼がフォズにとって大事な存在であったのは確かなことで
彼のキャラクターがどれだけバンドをなごませて
ファンをなごませて、ある意味毒を緩和していたか。
なんだか、いつも一生懸命さがあふれていて
ライブのたびに彼をみているとドキドキしちゃうんだけれど
フォズの他の3人が彼によって癒されている感じがあった。
彼がいなくなって、次にどんなドラマーが来るのかわからないけれど
きっと、渡曾さんも今すごく辛い気持ちだろうけれど
さらにフォズが飛躍できるようにパワーをもってきてくれる
ドラマーが見つかることを祈るばかり。



今更だけれど本当にドラムのポジションというのは大事で
あのGLAYが今までの歴史を作れて来たのも
あのずっとサポートしてきた永井さんの力が
かなり大きいと私は密かに思っている。

レッド・ツェッペリンも
the Whoも

ドラマーの死がどれだけその後に影響を
与えたかわかるように

どの世界でも
ロックバンドにおいては
ドラムが大黒柱なんだ。

そこがしっかりしてないバンドは
長続きしない。

すごいと思うのは
イギリスのヘヴィメタバンドのデフ・レパードの
ドラマーのリック・アレンは事故で片腕を無くしても
まだドラマーとしてロックを打ち続けている。
それは彼がこのバンドの大事な柱であり
メンバーも最初は片腕でドラムなんて叩けるのかと
思ったけれど、リックの並ならぬ努力する姿を
見て待ち続けて、そしてデフ・レパードをいまだに
ひっぱっていっている。

♪「変わらぬ日常」なんてどこにも無いよ
俺の音楽、俺の音楽 今を照らすぞ

(「音楽」 by FoZZtone )

そうだよね。

毎日変わっていくんだよね。

その中で

流されずに

自分の音楽をこれからもフォズには鳴らし続けてほしいし
脱退してしまうけれど越川さんもこれから自分の人生を
こんなに素晴らしいフォズのメンバーであったという誇りとともに
自分の叩いた楽曲とともに力強く歩んで行ってほしいです。

私には今の4人が最初の出会った4人だから
これから一生この4人でのライブを忘れることはありません。
そして、越川さんの叩くドラムが入っているアルバムも
一生聞き続けて、そのたびに越川さんのことも
思うし、忘れることはありません。

素敵な笑顔と
一生懸命のひたむきなドラミング

ありがとうございます。



コメント (4)
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