HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

『景色の都市』そしてNYの空気(追記)

2010年02月25日 | FoZZtone
STERLING SOUND STUDIOの話の続きだけれど、

FoZZtoneのシングルの『音楽』(『ブランケット』も含めて)を
マスタリングしたGeorge Mariono氏はニルヴァーナとかAC/DCとか
オフスプリングとかやっている人で、ONE OK ROCKもやってもらってる。

この同じスタジオで、マイケミの『Welcome to the Black Parade』も
マスタリングされていて、なんだか驚くほど、好きなバンドが多く
ここでマスタリングしてるんだ。

マスタリングは仕上げの部分をする作業で、
MACを持っている人ならGARAGE BANDにも
初心者向けマスタリング機能がついている。

ときどき仕事で録音しないといけないことがあって
その機能を使わせてもらっている。
マスタリングの調整の仕方でほんとうに印象が
いろいろ変わるんだよね。

あとシングルの『黒点』に
プロコルハルムの「青い影」のカバーが入ってるんだけど
これって、すっごくかっこいい。
フォズ色にしているんだよね。

あ~またライブ行きたい!
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『景色の都市』そしてNYの空気

2010年02月24日 | FoZZtone
去年も今年もi-Podをシャッフルして最初に聴いた日本の曲は
このアルバムからの曲だった。

去年は「In the sky 」
今年は「Elevator」

そして、去年末と先月と立て続けに何年かぶりに東京へ行き、
何も考えずに撮った写真の中にまさにこのアルバムの
ジャケットに描かれた東京タワーのある風景があった。

アップしようと思ったら、容量が大きすぎてだめだった。
残念。


まだ、ライブの余韻は残っていて、
頭の中で「音楽」が流れている。

その歌詞の中に

「俺の選曲には無いよ、君に聴かせたい」

っていうのがあるんだけど、

私の選曲したいろんな曲を
あなたとか
あなたとか
あなたとかに

聴いてほしいと思う。

それぞれにあった選曲ができる自信がある。

音楽のソムリエっていうのがあったら
なってみたいな。

莫大な今まで聴いてきた曲の中から
あなたにぴったりの曲を探し出します。

洋楽、邦楽問わず。


こんな曲聴いたことないっていうぐらいの曲をね。
熟成された年代物もね。

70年代
80年代
90年代と

泣けてくる音楽をね。


「ブランケット」を今日も聴いてたんだけれど、
これを聴いていると、どうしてもアメリカの香りがする。

って私はイギリスやヨーロッパしか行ったことないんだけど
自分のイメージするアメリカの香りがする。

マスタリングがNYで行われたからなのかな?

たとえば、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」
とかピート・ハミルの小説だとか、そんなアメリカの
本の香りがする。

The HIATUSのアルバム「Trash We'd Love」のアルバムの
マスタリングもNYで行われて、細美くんが特にラストに
収録されている「Twisted Maple Trees」を聞くとNYの
風景を思い出すって言ってたけれど、私もこの曲を
聴いたときに、そのフォズの「ブランケット」と
同じようなアメリカの香りを感じた。

そして、最近なんだけれど、驚くことに気がついた。

この2曲ともNYのSterling Soundでマスタリングされていたんだ。
マスタリングしたエンジニアは違うけれども同じ場所だったんだ。

なんかその場所の空気感がパッキングされているような気がした。


好きなバンドの好きな曲が同じ場所で出来上がったんだ。
しっかりとこの世に出て来たんだ。

なんか感動した。
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FoZZtone at KYOTO MUSE 2010.2.20(続編)

2010年02月21日 | FoZZtone
昨日は帰ってすぐに忘れないように書けるだけ書いた。
というのも今日は急ぎの仕事があって、それに追われるのが
わかっていたから。

ちょっとだけ横道それるけど
オリンピックで服装問題でとりあげられた国母選手いるよね。
服装問題から発展して他にもいろいろ叩かれたよね、マスコミに。
でも、私はなんか彼に対して悪い気持ちは抱けない。

彼がね、オリンピックも他の大会と同じ競技の場って言ったことに対して
いろいろ言われたけれど、この考え方って悪いかな~?って。

ついつい音楽に置き換えて考えてしまう私がいて。

これは大きなアリーナでやろうが、武道館でやろうが
ちっちゃなライブハウスでやろうが同じだと言っている
The HIATUSの細美くんを始め、いろんなアーティストと同じじゃないのかなって。

その場でベストをつくすこと
すべてを出し尽くす事に差はないんじゃないかと。

私はだから、国母選手はいいやつなんじゃないかなって思ってしまう。

昨日のFoZZtoneのライブで感じたこともこれに近い。

おそらく東京でのライブを知っている人には
想像できない感じだったと思う、昨日の京都は。


私はそんな京都の音楽気質は知っているから
そう驚きはしなかったけれど、
モッシュとかダイブとかするなんて考えられない
空間だったと思う。

ときおり、ごく少数のロック気質満載の人たちも
いたけれど、ほんとうのほんとうに少なかった。

最後の最後で2人モッシュサークルしてた女の子たちが
いたけれど、それに驚いていたステージ前の3列ほどの人たちの
様子が忘れられない。もちろん身勝手なモッシュサークルは
好きじゃないけれど、彼らががまんできずにやってしまった感覚は
なんとなくわかる。

「フォズってロックだろう?」って
「かっこいいロックンロールだろう?」って

ただ、ステージからそれを見てた渡會さんの顔が
笑顔ながらもなんともいえない微妙な表情をして

「おいおい怪我すんなよ。」って

心の声が聞こえるようだったけれどね。

でも、私は静かに見ていた人も
そういう風に見ていた人も
どちらもフォズが好きならそれでいいやって思う。

前までは追っかけみたいな人に対して
結構、「どうなん?」的な発言をしていたけれど
あるときから感覚が変わった。


たとえば、学校の先生がいて生徒たちがいる。
で、生徒にはやんちゃするやつもいれば、大人しいやつもいる。
でも、結局愛情ある先生なら、みんな同じにかわいいはず。

それと同じで、ステージのアーティストも
お客さんとして自分たちのステージを見に来てくれる人は
すべてどんな人であれ、同等に大事に思ってくれるはず。

だから、ファン側の気持ちで
「音楽聞きにじゃなくて、彼に会いに来てるんじゃない。」
っていうような、いわゆるミーハー的な人はだめじゃんみたいに
思ったとしても、アーティスト側からすれば、なんら問題ないわけで。
みんな同じに「笑顔をくれてありがとう」って思うはず。

だから、自分は自分なりの楽しみ方をして回りについては
気にしなくてもいいわけ。

渡會さんにあこがれている人はそれでいいし、
フォズの音楽が何より好きって言う人もそれでいい。
どっちもありの人もそれでいい。

ちなみに私は彼らがガチャピンとかムックとか
バルタン星人とかショッカーとか、どんな着ぐるみ着て
その正体を表さなくても、その音楽を聴きに行く。
だって、その音楽を生み出す4人の魂が好きなんだもの。

目に見えないものが好きなんだもの。


それと、あのような空間においても
全力で、まるで武道館にでもいるかのように
歌ってくれているっていうのがすごくうれしかった。

そして、すっごくまぶしい笑顔で会場を見てくれてたこと。

「こんなもんかい。」みたいなことはいっさいなくて

ひとりひとりに挨拶してくれているみたいに
歌ってくれていたし、演奏してくれていた。


彼らは会場を差別化しないし、どんな場所でも
どんな人数でも、同じように宇宙に届くぐらいの勢いで
ライブを繰り広げてくれるって昨日確信した。


「ブランケット」の時は(ごめんね、これだけ書かせてね。)
涙が出そうだった。こんなにも素敵なバラードってそんなにない。
言葉で表現するのは難しいんだけれど、歌の歌詞のひとつひとつに
血が通っているというか、何かが宿っていて、それが聴き手の心に
飛び込んでくるんだ。小さな妖精達が目に見えないブランケットを
ひとりひとりに掛けてくれるような感覚というのか。


今までライブのたびに髪型変わっているって思ったけれど
今回の渡會さんの髪型はそんなに変わった感じはしなかった。
彼は変わるのをやめたのかな?

それはいい意味で。

彼が思い描く音楽を貫いて、そこで多くの人の心をつかまないと
意味がないって思えたのかな?


私はそうあってほしいと思っている。
こんなに良質なロックって、そうないよ。


少しだけ菅野さんと話したときに
「ロックが好きなメンバーだけど
バラバラなのをみんな聴いてる。
たとえば、UKよりだったり、アメリカよりだったり
70年代だったり、80年、90年代だったり
それが融合していろんな曲になってるし
これからもそういう風にいきたい。」って
いう言葉をもらった。

それってすっごくかっこいいよね。
もう世間の流れに流されないぞ!っていう感じで。

だからちゃんと羅針盤(ロードストーン)があるんだね。
きっと、その4人の思いがロードストーンなんだと思う。

その思いが向く方向へ舵をとっていけば、
やがて思い描いた場所に到着するはず。


私はちっぽけな船でその後をついて行くので
溺れそうになったら、浮き輪投げてください。
ト音記号型のでもオーケーです。


京都にはこれからも来ますと言ってくれたけれど
本当にそれを信じて待っています。


あと、アンコールのときに携帯が鳴って
それに対して竹尾さんが
「携帯なってるし」って結構ストレートに言ったら
すぐに渡會さんの「大丈夫、傷つかないでね。気にしなくていいよ。」
っていうフォローが入って、それが2人の性格出ている感じがして
いいなぁ~って思った。

竹尾さんはストレートで自分を隠さない人で、きっと根に持たない人なんだろうね。
いつも淡々としてるし、心ここにあらずみたいな感じもステージを降りたときに思うことも
あるけれど、そういうスナフキンみたいなところが好きだ。
渡會さんは気を回す方で、繊細な心の持ち主だと思う。じゃないと
あんな詩は書けないよね。
菅野さんとは今回物販にて初めて話をさせてもらったけれど、
ステージの激しさとは裏腹に落ち着いた感じの方でした。
コッシーさんとはお話できなくて残念。


これからもそんな4人組が
良い旅できるように多くの人たちと
彼らの音楽を大事にしていけたらと思います。







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FoZZtone at KYOTO MUSE 2010.2.20

2010年02月21日 | FoZZtone
2010年2月20日(土)

京都は晴れわたり、穏やかで温かい一日だった。
久しぶりに市バスで通った烏丸通り。
見知らぬ建物や店がいつの間にかできていた。

開演時間の前にはすでに何名かのファンが
集まっていた。

そこにニット帽を深く被り、
でっかいマスクで顔を隠した人物が
出てきて、通りに消えていき、
しばらくしてコーヒー片手にまた戻ってきた。

オレンジ系のセーターの背中が彼を語ってた。

その背中は君しかいないだろう。

そこにいたファンは気づいていたんだろうか?



さて、Lodestone Tour 1という今回のツアー。

HPのデザインもLodestoneに合わせてか海図風になっている。

Lodestoneとは羅針盤のこと。

彼らは日本中に散らばった音楽玉を探しに旅に出た。
ってHPからはそう解釈した。

まるで南総里見八犬伝のように
各地に音楽玉をもつ人がいるはずだ。
各会場にその音楽玉をもつ人がきて
すべてそれを集めることができたら
ドラゴンボールのようにパワーを持った音楽魂が
FoZZtoneに宿ることだろう。

ってこの解釈は私個人のものであって
彼らのものではありませんので
あしからず。


そういえば、渡會さんは
「毎週ジャンプを買わないと自分の未来が見えません。」って
言ってましたね。ジャンプといえばワンピース。
ワンピースといえば、船旅。
船旅といえば、海路が描かれた海図と羅針盤。
まさか、ワンピースから来たロードストーンでは
ありませんよね?

ちなみに少年ジャンプといえば
アニメになっているのが多い。
で、そのアニメと私の好きなバンドやアーティストが
関係しているケースが多い。


NARUTO-ナルトはアジカンと出会った作品であり
NICO Touches the Wallsも曲を担当してた。
最近では中嶋ユキノさんが詩を担当している。

ONE PIECEといえば、やっぱりバンプ。
ちなみにこのアニメには私にはすっごく関係のある
場所が出てくるので、生涯忘れられない。


家庭教師ヒットマンREBORN!といえば、
プロデューサーの片岡大志さんがSplayが曲を
やっているときにそのプロデュースをしてた。


銀魂といえばDoesでしょ!


ちなみにJet Lily Starの真田さんも渡會さんの仲間だと
私は確信しました。ジャンプで未来が見えるチーム。


話がそれてしまった。

さて、この日のMUSEには2つのバンドが対バンで登場。

1バンド目がmothercoatっていう埼玉に住み東京で活動するバンド。
紅一点の4人組バンドで、ベースが女性。

曲はブンブンサテライツ的なところもあるけれど
イギリスのバンドHAVENの曲っぽいのもあった。
そういえば、HAVENはどうしているんだろう?
大好きだったのになぁ~。サマソニでも見たのになぁ~。

ただ、HAVENとかは感情から成り立つ音楽だと思うけれど
このmothercoatはどちらかというと頭から成り立つ音楽だという
印象をもった。

頭からっていうのは、実験的音楽をするバンドだということ。
こういう音を出したら、おもしろいんじゃないかとか
ボーカルをこういう風に加工したら不思議な歌ができるとか
そういうのを考えるのが好きで、そこから曲が生まれたり
ライブパフォーマンスが生まれる感じ。

関西で活動するバンドの対バンでは見られないバンドで
新鮮さはあった。でも、私はやっぱり感情から始まる音楽を
やるバンドの方が好きかもしれない。

でも、このバンドの4人のパフォーマンスは個性的で
よかった。


次に登場したのが、MONOKUROという3ピースバンド。

結構期待してたんだ。彼らには。
だってあのthe pillowsの山中さわおさんプロデュースのバンドなんだもの。

で、期待どおりだった。
メロディアスでロック。
イエローモンキーとthe pillowsの遺伝子が
ときどき見え隠れして、そこがまた両者のファンである
私には響いてきたし、どの曲もはずれがなかった。

やった曲がすべて入っているというアルバムを
帰りに買ったけれど、CDextraも入っていたので
うれしかった。歌詞カードのクレジットには
山中さわおさんの名前もあったし、レコーディングに
ゲストミュージシャンとして参加もされていた。

なんか1粒で2度おいしいグリコみたいな感じだね。

そうそう、フォズとは久しぶりに対バンして
楽屋は同窓会みたいだって言ってたね、ボーカル君が。

6年ぐらい前って言ってたかな?
下北沢のガレージでライブしているときに
いっしょにしのぎを削ってたんだって。

きっといろんな思い出があるんだろうね。
そういう時代のフォズを見てみたかったなぁ~。

ちなみにmonokuroの3人とフォズの菅野さんは
同じ福島県出身だそう。

また新たないいバンドに出会えた感じがしたな~。

でも
でも
やっぱり

FoZZtoneは素晴らしかった。

セットリストはツアー中だから
書けないけれど


新曲もやってくれました。

1つは途中までなのか
あれで完結なのかわからないけれど

まるでステックス(アメリカの大御所バンド)の
パラダイスシアターの最初みたいな感じで

チャプターが始まる感じで。


群青色の空と
白鷺の色のインパクトが
頭に残った。

素敵な曲。


もう一曲は真面目に愛を歌った曲だということ。

偶然なんだけれど、以前に新曲の存在なんて知らずに
フォズのTwitterに「日々溺れそうだから、フォズのライブで息つぎ」
という内容の返信をしたことがあった。

それの答えのような「溺れる」っていう言葉が入っているその歌で
まさに私は水面に引き上げられた。
しっかり息つぎができたよ、このライブで。

全部で10曲とアンコールをしてくれた。

そのほとんどが是非聴きたいって思ってた曲で
聴けてすごく幸せだった。


ライブっていうのはいろんな条件のもとで左右されるし
会場で音なんかも変わる。

もちろん、同じ曲であっても京都のMOJOで聴いたのと
梅田のシャングリラで聴いたのと京都のMUSEで聴いたのでは
音質も違う。

でも、毎回思うのは渡會さんのボーカルはどんな場所でも
すばらしいってこと。深く太く広がりをもって私の奥の奥まで
滞りなく入ってくる。その力強さはほれぼれする程だ。

竹尾さんのギターも職人技で聞き惚れてしまうし、
コッシーさんのドラムも聞くたびにたくましくなっていく。
キャノンさんのベースも分厚くなっていく。

今まで、いろんなロックライブに行ってるけれど
ボーカルにおいてのコンディションが一番よくて
後のち、かなりのスパンをもって
その余韻を持続してくれるのが渡會さんのボーカルだ。

ゆえに今回演奏してくれた私の大好きなあの曲も
今でもしっかりその余韻が残っている。
そして当分はまた前回のように
フォズのライブの余韻で日々が潤うだろう。

MCで渡會さんが言ってたんだけど
京都は2年ぶりだって。

もうそんなに立つんだね。

その前回はMOJOのライブだったよね。

そのときも「デビューしたのは京都でのライブの日」
って言ってたから、そんなスペシャルな場所で
ライブに参加できてよかった。

そうそう、転換のときのBGMはthe MUSICの
曲だった。


まだ書きたいことはあるけれど
長文になってしまったので
とりあえずこのへんで。










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One hundred piece of love

2010年02月14日 | JET LILY STAR
矢井田瞳さんを育てて、今も多くのアーティストを育てている片岡大志さん。
私の好きなJet Lily Starもすっごく大事にされていて、それを見たり聞いたりしてると
私の心もあったかくなってくる。

1月に参加した「唄会」においても
どれだけ、真田さんや植田さんをかわいがっているか
言われなくてもわかっちゃうほど。

大阪の方しか参加できなかったけれど
奈良の方でのゲストだった薮内さんのことも
同様に思っているのは大阪での会話からも
伝わってきた。


私はとても回り道をしたようだけれど
こうして今、片岡さんと出会えたことを
音楽の神様に感謝しないとって思います。


そんな彼の曲に「One hundred piece of love」という
曲があるのですが、この歌がすごく心に響いて
忘れることができません。

彼の場合、メロディも歌詞も素敵なんですが
声がすごく凛としてて透明感があって
パノラマ状に空間に広がっていくんです。
実際に生で聞いてそう感じました。

そんな彼のライブ映像が期間限定でYOU TUBEに
アップになっています。

是非一度見て下さい。







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太郎さんはみんなboyになる

2010年02月13日 | 細美武士/the HIATUS
昔、こんなのにあこがれた。

インドのカシミール地方にまったく無音の場所があるって
誰かから聞いて、そんな場所に行って無の気持ちになりたいって。

それを言った誰かはまったく覚えてないけれど

レッドツェッペリンのロバート・プラントが
どこかで言ってたのかもしれないなぁ~。

行った事が無い分、自分の中では
静寂に囲まれた湖を思い描いてたような気がする。

音の無い森だね。きっと。

おそらく、そういうところにいくと
なにかが自分に降りてくるのかな?

そういうところに細美くんも行きたいのかな?

ある意味、シガーロスの世界は
このカシミール地方の無音の場所に対する
私が勝手に抱いたイメージと近いものがあって
その音楽から無音の世界を感じる事ができる。


今、細美くんが自分の中からどんな雑音を遮断しようとしてるのか?
そんなのわかりっこないけれど、
私の今日の一日はいろんな雑音が自分の中で跳ね合ってザワザワして
「私をつぶす気?」ってイライラしてた。でも、ある瞬間に無になった。

「失敗したかもしれないけれど、結局これが自分で、こうするのが自分で
そうせざるを得ないのも自分で、そんな自分だから、そのまま行くしかないさ。」

そんな気になって、だんだん雑音もなりをひそめ、夜には落ち着いてきた。
「これからも私は好きなものを損得勘定なしで愛し続けるぞ!」ってな
感じになってね。


細美くんは岡本太郎さんの言葉を引用してた。

私が太郎さんで思いつく言葉はやっぱり有名な
「芸術は爆発だ!」だ。

日本の昔話に出てくる3人の太郎、

桃太郎
金太郎
浦島太郎

これを英訳したものは

PEACH boy
GOLDEN boy
URASHIMA boy

って太郎がみんなboyになってる


もし、岡本太郎っていう人を
そんな主人公にしちゃったら

OKAMOTO boyだね。

少年の心を忘れずにいた彼は
その秘密をその名にかくしていたんだね。





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創造と想像

2010年02月11日 | 細美武士/the HIATUS
高校のとき、なんの授業か忘れたけれど
あてられて、何かを答えてたとき
私が「そうぞう」っていう言葉を発したときに
先生が「それはimaginationの方ですか?それともcreationの方ですか?」
と聞いてきた。

私は即座に「creationの方です!」と答えた。

どんな内容だったのか覚えてないけれど
このシーンだけが忘れられない。

そのとき自分が発した「creation」という言葉が
すっごくかっこよく自分に響いたんだ。

creationという言葉にはなんだか強さが感じられて。

creationという言葉には創造だけでなく森羅万象という意味もある。

今、細美くんはそんなcreationのまっただ中にいるんだね。

ブログを読んでいると

また創世記以前に入ろうとしてるのかな?なんて
ちょっと心配してしまうけれど
ラジオを聞いてたら、少しは安心する。

常識なんてどっかいっちまえ~みたいな事が
書かれてたけれど、

私には最近、常識がどんなもんだか
わけわかんなくなっているから
常識に出会っても気づかないかもしれない。

日々、もしかして異常な世界にいるのかもしれないな~。

creationもimaginationも翼をもぎとられて
墜落してしまっているような日々。

現実の世界はリアルに非常識

ドラマで見て「そんなのないよなぁ~」
みたいなことが目の前で展開されてたり。


昨日も朝の7時30分ぐらいに職場に入った瞬間から
ノンストップで夜の7時ぐらいまで全力投球の仕事。
昼ご飯なんて5分でいわゆる「カッ食らう」感じ。
でも、ちゃんと牛乳は毎日飲んでいる(笑)

ヘトヘトで職場を出て、駅につくと
中途半端な時間。地元のバスに連絡してないんだ。
田舎だからね。

仕方が無いので京都駅の伊勢丹でやっている
「高橋真琴」展に行ってみる。8時までやってるって
書いてたので、美術展でこんな時間までやってるのって
あんまり見たことなかったので、疲れてたけど
入ってみた。

そこには目にキラキラがたくさん入った
美しい少女たちのイラストがたくさん飾ってあった。

とても癒された。
常識ではありえない大きな瞳とキラキラした光。

この画家は男性でしかも高齢。
今も現役で少女の絵を描いている方。

彼が描くのは「清楚で気品があって恥じらいのある凛とした女性」
このポリシーを彼の長いイラストレーター人生において
曲げたことはないんだって。

ほんとそうだった。

どの絵を見ても、気品が漂っていて
見るものに安らぎを与えてくれる。


雑誌なんかにたくさん描かれている方なので
昔の幼児雑誌の「よいこ」の雪の女王とか
そういう名作の挿し絵も展示されてたけれど
こんなレベルの高い挿し絵を幼児期に雑誌で
見れた世代の人たちはきっと今の時代
何歳かわかんないけれど、「創造」力のある
人たちになってるんじゃないかと思う程。

子ども向けの名作の本の挿し絵も最近は
マンガみたいなのが多くて、うすっぺらくて
誰かに買ってあげたいってなかなか思えない。
マンガが悪いっていうのではなく、その挿し絵に
採用されているマンガが細やかさに欠けている。

でも、古本屋で見かけたり、こうして高橋さんの
イラストが描かれた本とか見ると、昔の人たちが
すごくうらやましいのと同時に今日本のどこかに
実はすばらしいイラストレーターが育ってきていると
信じたいし、見てみたい。


で、展覧会はある意味非現実。でも現実の自分に
何かをくれる。で疲れ果てて帰ったはずなのに
家族からは「なんでそんなに微笑んでるの?」って
聞かれた。「なんだか幸せそう。」って
すっごく嫌なこともしんどいこともあった日なのにね。

音楽もそれと同じで
実際は自分には見えない世界を見せてくれるんだけど
現実の自分にとてつもない力をくれる。

きっと細美くんは今までになかった音楽で
自分がすごく大好きだと思える音楽を作ろうとしてて
同時にファンもそれと同じことを期待してる。

でも、今までになかった音楽にこだわるあまりに
ある意味自由じゃなくなっている気もする。

ある果物を絞って、そのもっともおいしい一滴を
絞りに絞って取り出すような感じで

針の穴に向かって飛び込んで行くような作業を
きっと今もしているんだろうね。

もちろん彼が音楽に対してやることならすべて肯定する。
身体を壊してしまうことをのぞいてはだけど。

どんな風にやろうが
それが彼のやり方ならそれを肯定する。

ただ、

自分の知らない遠くに咲く花の香りをふわっと伝えてくれるような
その人が毎日歩いている風景を見せてくれるような
ベランダから見える空の雲の流れのような
そんな音楽もほんとうは非現実で、
でも現実の自分にはいい作用をしてくれるから
その作り手の現実がたまに聴き手の非現実になって
いい作用することもあるのかなぁ~って


感情だけを絞りだしてくれる音楽ももちろん必要だけれど

たまになんの取り柄もないような灰色の街を歩いてても

「創造」の力が降りてくることもあるよね。

私はミュージシャンでもなんでもない普通の人なので
それをどこに活かせるのかまったくわかんないけれど
たまに仕事に使うこともあるし、絵を描くのも好きだから
絵にしてみることもある。まあ、自分だけしか見ないおめでたい
作業だけれど(笑)


結局、アメリカの誰かの短編にあるように
何かに追いつめられていたときに
目の前のインクツボの中にちゃぽんと
誤って入ったハエをペン先で取り出してると
一瞬にして思考が切り替えられることもあって
その瞬間、新たな力が芽生えるときもあるんだね。


まあ、何を言いたかったのか自分ではよくわかんなくなったけど


99%疲れてても残り1%の部分にcreationの力が入り込めば
99%の疲労も吹き飛ぶこともあるってこと。


栄喜さんが「無理せず頑張って下さい」って言葉だと
「がんばらずにがんばってください」ってことになるから
そんなのできないや!って言ってました。


ゆえに細美さんには「無理せず頑張ってください」なんて
絶対に言わない。


「とことんやってください。でもたまには自分の足の指先から
頭のてっぺんまで見て、自分の顔もしっかり見てください。
あと、こちらは細美さんを待つことに
かけてはかなり自信がありますから
待たせることにご心配はご無用」


細美さんを始め多くのアーティストが
どこかで音楽を生み出そうとしているから
今この自分が生きている世界が大好きです。

日々打ちのめされてもね。
救われるんだ。


ありがとう。



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目に見えるいいことならば

2010年02月08日 | Weblog
目に見えるその人のいいところを言ってあげるのは簡単だけれど
目に見えないその人のいいところを伝えるのはものすごく難しい。

自分は必要とされていないとか役に立たないって
思っている人がいて
多くの人ができることがその人はできないことも多々あって

そんな人に「こんないいところがあるよ」って
言うときに、自分が返す言葉に自問自答。

「あなたのいいところは人に対して嫌なことを言わないこと」
「我慢強いところ」

そんな言葉しか出てこないけれど
これは事実だから、やっぱりそれが見えないいいところって
信じていいよね。

そんなことを人にいいつつ
自分も結局なんにもいいところ無いような気がしてくる日々だけれど

自分で自分のいいところをあえてあげるなら

「音楽をとことん愛し続けていること」かな?



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入り口と出口

2010年02月01日 | 邦楽
1月29日はDETROXの栄喜さんのバースデー。
もう38歳なんだね。まだまだ若いイメージなのに。

そんな彼がこんなこと書いてた。

「入り口を忘れたら出口が無いって事。
上手くいかない時、苦しい時、入り口を思い出すと
きっと出口が見付かると思うよ。」

すっごくいい言葉だと思った。

いわゆる初心を忘れるなってことだよね。


自分が何かにぶつかったときに
それを始めた頃の状況を思い出せってことなんだよね、きっと。

それはハングリーな気持ちだったり
謙虚な気持ちだったり
いろんなことができなくてどうしようって
戸惑ったことだったり(きっと今はそれよりはましに
なってるはずだから)

そういうのをすっかりどこかへ置き去りにしてしまったら
つまずいた時に出口を見失って、自分も見失うってことなんだね。

最近、仕事がまた袋小路に入り始めたんだけれど
この言葉で力をもらった。

どうして今の仕事を自分は続けたいって思ったか
どうして好きなのか

もう一度最初の最初を思い出してみた。

そして、今映画「アバター」がヒットしてるけれど
そのキャメロン監督の「タイタニック」を見た日にタワレコで
SIAM SHADEのアルバムを初めて買ったことは生涯忘れない。
それが彼らとの最初の出会い。
1998年1月23日。

栄喜さん、あなたと出会えてよかった。

コメント (4)
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