HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

日本中のあちこちから打ち上げられた映像は世界へ愛とともに届くかもしれない。

2012年06月24日 | FoZZtone
REC OK! TOURを現在行っているFoZZtoneの各地のライブ映像が
YOU TUBEにアップされている。
日に日にそれは増殖し、あたかもYOU TUBEを乗っ取っていくんじゃないかと
錯覚させるほど、いっぱいアップされていく。

なんだかクーデターを起こした革命軍のように
今の日本の音楽業界に音を歌を投げ込んでる感じだ。

花火を打ち上げたかのように
同じ曲なのに
見た人のいろんな角度から
違う色合いで画面を彩る。

それぞれの撮る人の心がなんだか見えちゃうような気もする。
その人の目に見る側もなる。
その人の映像がブレるとそのドキドキ感まで伝わって来て
自分までドキドキしてしまう。

仕事で撮っているというのではなくて
ファンが撮っているということが
何より大事な気がする。

そこには深い思いが必ず存在して
どうかこの曲が世界中の人に届いてという思いが
絶対にあるから。



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FoZZtoneのMOTHER ROCKからどこかアメリカの女性ロッカーたちを思い出す。

2012年06月18日 | FoZZtone
昨日も書いたけれど
この曲から結構いろいろな事を考えてしまう。
なんか奥が深いというか。

そもそもロックというのは男性社会で生まれた音楽のように思いがちだけれど
その裏で実はどれだけの女性がそのロッカーたちを支えて来たかということだ。
あるいは音楽界を支えて来たかということだ。

ジョン・レノンでいえばオノヨーコ
ポール・マッカートニーでいえばリンダ・マッカートニー

支えてきたのかどうかわからないけれど破滅したシドといっしょにいたナンシー
自ら命を絶ったカート・コバーンを支えたかどうかわからないビッチな妻のコートニー・ラブ

あるいは夫というより世界中の人に愛を注ぐシンディ・ローパー
そして夫を変えるたびによりビッグになっていくマドンナ

正直、このフォズのMOTHER ROCKの最初に浮かんだのはコートニーだった。
実際に売れない頃グルーピーもしてたし、はちゃめちゃな人生を歩んで
今のセレブなポジションを掴んだすごいMOTHER ROCKだ。

私が彼ら無しでは今がないと言えるバンドにthe CLASHがいる。
彼らの歌やインタビューに何度となく登場する母親という存在。
ロックミュージシャンの母って凄いんだなって当時高校生だった
私は感動した。

マザコンとか悪く言う人いるけれど
私は逆に母親を大事に思わない人を信じる事はできない。
それは男女ともに。

昨日の日記に書いたようにミトコンドリア・イブの遺伝子を
受け継いでいるのが母なんだよ。

遠い人類の過去を今に繋いでくれているのが母なんだよ。

もちろん、世の中にはいろいろな事があって
お母様を亡くされた方もいらっしゃる。

そのお母様もちゃんと太古からのDNAを今まで
繋いでくれてたんだから凄いよね。

そして、男性にはそれがなくてもその姉妹あるいは
恋人や奥さんにそれはちゃんと存在しているわけで
そう思うと壮大な時間の川を感じませんか?

思うに
ROCKって実は母から生まれて来たものだよね。
母から生まれたロッカーが作り出したもの。

女性はロックなんて
ではなく
そもそもロックは女性から始まってるんだ。


そんなことをこの「MOTHER ROCK」を聴いているうちに
感じた次第です。以上!

下記はFoZZtoneの「MOTHER ROCK」のアコギバージョンだから
実際はもっとロックしてる。


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REC OK! TOURが始まります☆

2012年06月17日 | FoZZtone
どこかの80年代、90年代かな?活躍してたバンドが録音録画OKツアーを
やったってその時朝の情報番組で紹介されてましたけれど
そのバンドより前にこのツアー企画されてたのですよ。
でも、どっちが先とか後とかはどうでもいいことで
世界規模でみたならばナインインチネイルズはそういうのやっていましたものね。ずっと前に。

で、今度のFoZZtoneのMV企画で全国各地で撮られた”TOUGH!!!”のライブ映像が
100以上集まったらそれでライブMVを作るって言うのも
トレントレズナーすでに行っています。

でも、それはアメリカだからできたことで
渡會氏がずっと以前から言っていた
グレイトフルデッドの録音録画OKっていうのも
ありましたからアメリカは自由の国なのですね、やっぱり。
でも、締め付け激しい日本では画期的なものだと思うのです。
日本のバンドたちは今までどうしてやらなかったのかな~って
思うけれど、それは日本の音楽業界の規制が厳しかったのでしょう。

でも、そんなことしてると
時代に取り残されて、音楽業界が不景気不景気と
言われるのです。
フォズのようにどんどん日本の音楽界の規格なんてはずれちゃえと思うのですが
いけませんか?いいえ、いいでしょう。

本日は千葉LOOKです。
もちろん私は行けません。
これだけツアーがあって
かろうじてなんとか行けるのが一カ所だけという。

ゆえにそこで撮れなかったら終わりという感じですが
一体どのように撮ればいいのでしょう?
人が多すぎるとなかなか難しいですよね。

正直、ただ残せばいいっていうのはイヤなんです。
ちゃんとしたものを残したい。
でも、背があまり高くないからかなりハードルが高いです。

今までのインストアツアーなどでも一部OKが出て録画されたものが
YOU TUBEでアップされていますが、同じ曲をいろんな人が
どういう風に撮るのかは興味はありますが、映像として
自立しているものはそうたくさんあるわけじゃないので
そこがちょっとだけ大丈夫かなと思います。

私も一部撮らせてもらいましたが
正直ダメだし満載な映像で、これをアップするのはな~って
いうのが多数ありました。揺れすぎ、構図悪い、音がはずれてる
ピントがずれてる、などなど。
いくら撮ったからといって外部に出してよいかどうかを
自分で判断するのは難しいですね。

まあ、たまに私はいいと思ってアップしたら
「だめ」って言われて消したものもありましたが(笑)
(フォズではありませんよ)

別に「だめ」って言われたらすぐにそれを受け取って
消すのが私です。ただ、たまになぜ?って思う事もありましたが
アーティスト側から「それは困る」って言われたら消すのは
当然です。彼らの音楽ですから。

今日の千葉は本当に行きたかったです。
最近私WHITE ASHが好きになり
彼らが今日はフォズの対バンなのです。

なんというすばらしい対バンなのでしょう。
サマソニ級ですよ(笑)

WHITE ASHについてはまた気が向いたら
ブログに書くと思いますが、
と~っても個性的なボーカルギターののび太君。
彼に渡會さんがどう絡むのかを見てみたいです。

もし、彼の彼女が
「ね、ね、のび太さん!今から水族館に行こうよ!」って
言ったら「うん、うん、いいよ。行こう!行こう!」って
うれしそうにいっしょに行ってくれそうなタイプがのび太さん。

「この本読んでおもしろいから」というと
「え、ほんと。読んでみるよ。ありがとう。うれしいな。」って
言ってくれるようなタイプ。

「ケーキ食べにいこう!」って言ったら
「行こう、行こう。どこのお店行こうか。」って
いろんなケーキ店を検索して調べてくれるようなタイプ。


ってこれみんな私の妄想ですのであしからず(笑)

これはこの間のRooftopのニコ動の生ライブを見たときだけの
彼の印象で書いています。ゆえにもしかしたらサカナ嫌いかもしれないし
本読まないかもしれないし、ケーキ嫌いかもしれないですが
イメージは先に書いたような感じを持ちました。

でもですね。

彼は歌い始めるとめちゃくちゃかっこいいロッカーになるのです。
英語バリバリの発音で歌っちゃうわけです。
中指たてちゃうぐらいの勢いで。
どこか細美さんを彷彿しちゃいました。
ぜんぜん似てないんだけれどね。
なんかね。

私はやっぱり外見では人を見てないというのが
改めて自分自身で実感しました。

話を戻しますが、
今日からいよいよFoZZtoneのレックオンツアーが
始まるわけですが、新作からいっぱいやってくれるのかな~って
すっごく楽しみなわけです。

自分が選曲した歌を生で聴けるかと思うとドキドキします。
ライブではまたCDからの印象とは変わるのでしょう。


今までのツアーで録画録音OKでYOU TUBEにも多くの人が
アップしている「MOTHER ROCK」っていう曲は
結構リアルな曲な気がしています。

ミトコンドリアイブという言葉がこの歌の中に出て来ます。

ミトコンドリアイブについて調べると
「すべての人類は母方の家系をたどると、約15-30万年前に生きていた一人の女性にたどりつく」
「全人類に共通の祖先のうちの一人がアフリカにいたことを示唆する。
このように論理的に明らかにされた古代の女性に対して名付けられた名称が「ミトコンドリア・イブ」である。」
というような記述があります。(まあ、詳しくはウイキでどうぞ)

ミトコンドリアDNAは母方から受け継がれていくもので男性からはいっさいない。ゆえに子孫に女の子が生まれないと
それは受け継がれないそうです。

今回オーダーメイドアルバム2を選曲するにあたって
実はこの言葉自体はあまりちゃんと聴きとめていませんでした。
だけど、渡會さんの作った曲全体からアフリカの風が吹いていたというか
それは私の前のブログを選曲理由を見てもらったらわかると思いますが
それはこれだったんだ今だから思うわけです。

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/6b94bb579978140a5f9f02ec96d331b7

この曲はそういう壮大な人類の遺伝子を歌い込みながら
ごく身近な事と絡めて歌っているのがなんか凄いなって思う訳です。

これはある女性シンガーの事を歌っているのか
実際のリアルな既婚女性の事を歌っているのか
それはわかりませんが

「ひたすら僕は君と寝たかったんだろうな」っていう言葉が
なんかインパクトがあります。

私はそういう風にまるで小説のように
私の好きな村上小説のように
リアル感をもって書かれている歌詞が好きです。

これがツイッターとかで生の言葉としてつぶやかれたら引いてしまいますが。
まるで洗濯機の中身を見てしまったような。洗われてない食器がある流しを
見てしまったような感じになりますものね。

私はそういうのは音楽には必要だと思っていませんから。
音楽はあくまで歌詞の世界だけでいいのです。
そのアーティストのプライベートは見なくていいのです。
私のこのブログは誰が見たとかはまったくわかりませんが
何で検索してこられたかはわかります。
そこでよく「誰それアーティストの彼女(彼)」とかで検索してくる方が
いますが、彼女とか彼とか私は知りませんので。むしろそんなことはほっといてあげて下さい。
音楽にそんなことまで必要ないですもの。音楽は私の自分の生活を彩ったり
元気づけてくれたり、心を穏やかにしてくれるものですもの。そう私自身の。


歌はなんでも本当にしてしまうし
逆にファンタジーにもしてしまいます。
そういうところがイマジネーションをくすぐるのです。

あと、ミトコンドリアイブにもどっていえば
私は女なのでそういう太古の祖先までDNAから調べられるなんて
すごいな~って思うし、ロマンがあります。
私の遠い祖先がアフリカで太鼓を叩いてたりしてたから
私はアフリカンなドラムにドキドキするのかな~なんて。

それにしてもこの「MOTHER ROCK」の歌詞は日本語が
英語に聞こえます。この韻の踏み方というか
そういうのを考える渡會さんはやっぱりすごいですね。

結構いけない英語が羅列されていますが、
まあ、女性からしたらあまり言ってほしくない言葉たちですが
彼がいうとなんかスマートに聞こえる不思議。

ところどころ昔でいうグルーピーっていう存在を思い出しますが。
もう死語になっているグルーピー。
今の追っかけとはちょっと違いますよね。
そう一夜だけアーティストと床を共にすることだけを
望んでいるファンたち。

まあ、昔自慢げにとあるヴィジュアル系バンドのボーカリストが
「僕は一夜だけだよ。って言ったのにそれでいいっていうから。」
ってそういうグルーピーっぽいファンのことを話してたのを聞いて
かなりがっかりしました。

まあ、頭が悪かったのですね。そのボーカリストは。
そんなことふつうは公に言わないでしょ。

あえてそのバンドのことを言うなら
そこのベーシストは好きです。
かっこいいです。
結構今の現役アーティストで彼のこと
リスペクトしている人多いです。

まるでクイズになっていますが詮索しないでくださいね。

さて、そんなバンドとはまったく関係のない
フォズとWHITE ASHとの対バンが見れる人は
めちゃくちゃ楽しんできて下さい。

両方ともこれからの音楽界にあたらしい風を
ミトコンドリアイブにつながる風を
吹かしてくれるはずですから。























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佐々木亮介というロッカー

2012年06月15日 | a flood of circle
いろんな事で脳みそのヒューズが飛びそうになって
心もその影響で暗くなって
あ~しんどいと思っていた日に
a flood of circleの佐々木氏の弾き語りライブをニコ動で
見る事ができた。

“Rooftop公開対談2012年7月号編 -弾き語りもあるよ-”だ。

途中から見たそのライブで
彼はブラックバードとI love youとブルースマンを
やってくれた。

改めて私はこの人が好きだと思った。

私の年齢からするとかなり年が下なのだけれど
彼の音楽的存在感は素晴らしいと思っている。

好きっていっても「きゃーきゃー」いう若い女の子の
ハートマークの好きではなくて
音楽バカが好きになる好きだよ。わかってくれますよね?

この声そしてメロディ、そして演奏。
すべてが私をとことんひっぱりこんでくれる。
これが「ロックだ」と電気ショックをくれる。
弾き語りであってもだ。

それは先日大阪で見た時もそうだった。
まだ彼のバンドで彼を見てないのがくやしいから
年内には彼らのライブに行きたいな。

こんなにヘトヘトで精神的にも参っている時こそ
佐々木氏の歌声と演奏はおそらく「レッドブル」(飲んだ事ないけれど)
以上に活力をくれると思う。

そんな彼がいつも着ている革ジャンはRude galleryのものだ。
彼は革ジャンが好きっていうのではなくて、そのRudeの店長さんが
好きで、その店長さんが作っているものだからその革ジャンが好きなんだって。
音楽やってなくてもロックな人がその店長さんだって。

これすごくわかる。
私は2年前にひさしぶりに東京に行った時に
(それも2ヶ月のうちに2回も)寄ったところが
そのRude galleryだった。男性もののお店だから
自分のを買うとしたらTシャツぐらいなんだけれど
小物もあったりして、そういうのを買った。
どうしてもこのお店のものを持ちたかったんだ。

というのもこのお店にはthe CLASHの写真が飾ってるんだ。
そう私の生き方を支えてくれたバンドの。

それだけでこのお店がどういうお店か想像できるよね。
そして、その店員さんや店長さんがまた素敵な人ばかりなんだ。

すっごく丁寧に接してくれたし、NCISのウブさんの話や
the Birthdayのチバさんの話で小さな花が咲いた。

その時はまだフラッドのことをちらっとしか知らなかったけれど
やっぱりこのお店と繋がるバンドだっていうのは
音楽を聴いてたらわかる。

さらに今彼が読んでいるのは谷川俊太郎の詩集らしい。
私も彼の詩が好きだ。

最近のお気に入りは「明日」だ

一節だけ引用すると

「明日は今日になってこそ生きることができる」

っていうのが大好きなフレーズだ。

私は本格的にフラッドにそして佐々木亮介というロッカーに
のめりこみそうだ。

補足ながら
この佐々木氏の字が好きだ。
すごく味のある美しい字なんだ。
彼の人柄はきっとその字に現れていると思う。


I LOVE YOUを聴きながら今日はいい夢をみたいと思う。
どこか映画「トレインスポッティング」の曲のような
the JAMの曲のようなこの曲を聴きながら。

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小南泰葉 インストアライブ at Osaka

2012年06月03日 | 小南泰葉
2012年6月2日(土) 大阪梅田茶屋町NUタワーレコードにて

小南泰葉さんのフリーライブがありました。
これは「嘘憑キズム」を買ったらイベント参加券をもらえるものでしたが
これはサイン会にも参加できるというものであって、当日に参加券も
なくても見れるライブでした。

私の場合はイベント券はもらっていましたが。

この茶屋町NUに来るのはタワレコのイベントの時だけだな~って
改めて思います。大阪にはいろいろ行く場所がたくさんあって
最近では買い物は大阪駅の大丸伊勢丹ルクアだけでもありすぎて
そこだけでも疲れる感じなのでその周辺まで足を運ぶ事もなくなりました。

だから、前のMAGIC PARTYとカジヒデキさんのイベントの時以来です。

でも、このNUには好きなお店があります。
ひとつは「LULU GUINNESS」
もうひとつは「STANDARD BOOKSTORE」です。

ルルの方はイギリス人のデザイナーの方のブランドですから
イギリス臭プンプンなんですが、私からすると高価。
なので小物(財布とか)を持つのがやっとかな。
でも、以前ユニクロでコラボした時にはTシャツ喜んで(笑)
買いましたけどね。彼女のデザインする女の子にふと
「小南泰葉」をかぶせてしまうのも私の変なところかな(笑)

「STANDARD BOOKSTORE」はアート系の本や雑貨など
ヴィレバンのような毒性はなく、フレンチな雰囲気というか
そういう本屋と雑貨屋さんプラスカフェというスタイルで
しかもカフェで食べたり飲んだりしながらゆっくりと
その店内にある本を見て吟味できるという太っ腹なお店です。
「汚さないのかな~。」ってちょっと心配にはなりますが。

この日は私は本とかを見る程度に。
欲しかった村上春樹氏の本も見つかったし。
ふつうの本屋さんでは見つけられなかった本です。
あと、ダリ(サルヴァドール)の時計も買ったよ~!
なんと1029円プラス消費税!

食事は「カンテグランテ」というインドカフェというのか
昔からよく行ってたお店で野菜カレーとパンプキンプディングとチャイ。
おいしかった。

ってここまで何も小南泰葉ちゃんと関係ないですね。ごめんなさい。


さて、リハ中は仕切りで見えなくされていて、
お客さんを入れる時になって仕切りがとられました。

結構男性ファンが多かったというか当たり前か。
年齢層も幅広く。

女性も幅広く、親子連れもいらっしゃいました。

男性ファンの雰囲気もいろいろでヘヴィ系から坊ちゃん系サラリーマン系など
いろいろで、いろんな人の心をつかんでいるんだなと思いました。

セットリストは

足枷
脳内フラクション
藁人形売りの少女
拘束ロード
嘘憑きとサルヴァドール
おとなのうた

サポートはバイオリンとギターはナラやんこと楢原英介氏と
キーボードはハジメタルではなくあ~名前が~
どなたか教えてください。とても素敵な方でしたよ。

前のライブの時は見えなかったけれど
この日は明るいインストアライブだったので
彼女のアコギがちゃんと見えました。

どうやらCRAFTERのツインバードっていうのを
彼女は使っているみたいです。

ボディに絵が描かれているもの。
すごくかわいいの。

この日は6曲もやってくれて
ふつうのライブイベントと変わらぬ曲数ですごく得した気分です。

彼女が最初出て来て早々に言ったのが
「トイレ行ってきていいですか?」
まあ、その流れは彼女のブログ見たらわかると思いますが
この会場とトイレの位置関係においてステージから出て行かないと
トイレに行けないわけで、多分お客さんを全部入れるまでは
出られなかったんだと思うのです。
だから裏でずっとガマンしてたんだなって

こういうのはもちろん初めて体験したけれど
でもそこでますます人間性溢れる泰葉ちゃんが
好きになりました。

作られた偶像じゃなく感情も意思もある人間なんだっていう。
かわいこちゃんシンガーじゃなくてロックボーカリストなんだっていう。

彼女が行っている間はならやんたちは美しいメロディを
奏で続けてくれてました。

一曲目は「足枷」
新しい曲ばかりやるのかなって思っていたから
意外でうれしかった。

サカナサカナなところがサカナサナダに聞こえちゃう(笑)

HELLO!HELLO!HELLO!のところがインパクトがあって
ここがすごく好きです。

次の「脳内フラクション」からはすべて
アルバム「嘘憑キズム」からの曲でした。

どの曲も大好きで、またこのアルバムについては
別の日に改めて書こうかなと思っています。

なので一曲ずつについてはここでは書きませんね。

間のMCで彼女がCDを工場で作っている時に
ジャケットにイタズラ描きを何枚か描いて
それが当たった人はアンハッピーみたいに
言ってましたが、それはハッピーということです。

そしてそのイタズラに当たった人が二人会場に
来られていました。そういうのって楽しいよね。

そのジャケットを泰葉ちゃんが見せてもらって
一度手から離れたのをまた見るのって感動するって
いうようなことを言ってました。

ラストにやってくれた「おとなのうた」が
本当にうれしかったです。

私はこの歌を最初に聴いたときに
「あ~やっぱり私がこの小南泰葉っていうシンガーを好きになる理由が
ここにもあったんだ。」って思いました。

古くからこのブログを見て下さっている方はご存知かと
思いますが、「星の王子様」の作者であるサンテグジュペリが大好きというか
たぶん世界で一番私にとっては重要な作家なのです。

私がこのように長く生きて来ているのには
ロックとサンテグジュペリの存在がどれほど大きかったかと言えます。

彼の作品の中でダントツに好きなのは「人間の土地」という作品。
これは伊坂幸太郎の「砂漠」という作品にも引用されています。
(だから私は伊坂氏も好き。)

サンテグジュペリはサンテックスと呼ばれています。

そのサンテックスを私が大学出てすぐ勤めた会社の
同期の男の子がフランス語科で勉強してたのです。
彼の家にいくとサンテックス全集がど~っとあって
それを借りて順番に読んでました。
もちろん、サンテックスを好きになったのはもっと前で
子どもの頃「星の王子様」は読んだのですが
その時は自分が子どもだったからかきっと同じ感覚だから
何がすごいのかわからず、なにが?って感じでしたが
大学の時に恋愛で悩んでいる時に読んだ時に泣けて来ました。

同じ水をくんで手渡してくれても好きな人なら
その水がこの世の全ての中でおいしい水に感じられる感覚。
人を好きになるっていうのはそういうことなんだと
この「星の王子様」によって教えてもらいました。

小説とは別に彼の書簡集みたいなのも読んだら
そこには人間臭い部分がいっぱいあって
「本を売れるようにするにはどうしたらいいか。」
みたいなのもあって、現実に戻された感覚もありましたが
そういう人間的な部分も知れてよかったと当時思いました。

ジャンルが違っても
ミュージシャンたちだってそういうことを実際考えているわけですものね。

サンテックスは突然飛行機にのって行方不明でこの世から姿を消しました。
彼はずっと不明なままです。だからこそ彼のことをいろいろ考えました。
どこかで生きていたらすごいなとか。彼に会いたかったなとか。

私は好きすぎて山梨県にある星の王子様ミュージアムにも2回行ってるし
家で使うディナープレートは星の王子様柄だし、スプーンもあるし
陶器の王子様やひつじやきつねが家に飾られています。
ぬいぐるみもあります。

まあ、家中がそれっていうわけじゃありませんが
何せロックな人なので(笑)

ロックに混じる王子様であります。

話がそれ過ぎですね。

で「おとなのうた」に
星の王子様とサンテグジュペリという言葉が入っています。

おとなというものは一体なになのか?

心に感じるものが極端に減ってしまうのか?
目に見えるものしか信じられなくなるのか?

そんな嘆きや訴えや悲しみを感じられるのがこの歌です。
まさにサンテグジュペリの葛藤でもあります。
小南泰葉ちゃんの葛藤でもあります。
そして20歳を超えてかなり経つ私もいまだに
この年齢で葛藤しています。

この歌で
「一瞬の閃光」という最後のくだり
まさに「星の王子様」とのお別れのシーン

大事なものを失ったってことを感じる時です。

この曲をライブで聴けてほんとうに幸せでした。

サイン会は丁寧にジャケットにネコちゃんといっしょに
サインをしてくれました。

少しの会話と笑顔
どきっとした一言(笑)
そんなすべてを忘れません。

私はこの日彼女の決意をすごく感じました。

今は本当の歌といいながら嘘つきなシンガーもいるけれど
小南泰葉ちゃんは「嘘の歌」「嘘」といいつつ本当を歌うシンガーだと思います。

椎名林檎と比較してよく言わない人もいるけれど
多少林檎さんを思い浮かべることもあっても
それがどうなの?って感じです。

GLAYのテル君が氷室さんの歌い方に凄く似てて
歌も似てたとしてもそれがなんの障害になった?

ミスチルの櫻井さんがエルヴィスコステロに似てたって
誰が責めた?

NICO Touches the Wallsの光村さんが桑田さんの
影響をかなり受けててもなんの問題もないよね。

それといっしょ。

みんな大好きだったり昔よく聴いた曲に
影響を受ける。

解散しちゃったけれどジェットはビートルズの影響バリバリだったし
世界中で音楽はどこかでリレーしていくんだよ。

そしてそれを自分らしくリレーすればいいじゃん。

私は林檎さんも好きだしCDも持っている。
なぜか事変はもってなくて林檎名義のばっかりだけれどね。

彼女の芝居っぱい演劇っぽい世界が好き。
彼女の人生を投影しているというよりは
自分の作り上げた世界を演じる感じが好きだった。
エンタテイナーロッカーだと思っていた。

一方、小南泰葉ちゃんは詩は見世物小屋の片隅を
見ているようなある意味現実離れしているようなんだけれど
どこかリアルが存在していて、そこが惹かれるところ。

画家でいうと金子國義氏の描く世界のイメージ
作家でいうと島田雅彦氏の描く話に登場する女の子に泰葉ちゃんが重なる。

中村佑介氏の描く世界にはちょっと出てこないかな?

今回のインストアで泰葉ちゃんの決意を受け取った!
そんな気がした。

自分をすべて見せる決意。

I am Yasuha Kominami!

私が小南泰葉だ!っていう。


私はそんな彼女が大好きだ。
彼女は自分を偽らない
「嘘憑キズム」はすなわち
「嘘に取り憑かれたら傷つくぜ」っていう風に
解釈している。

「人間の土地」という本の冒頭あたりに

「人間というのは障害物に対して戦う場合に、はじめて実力を発揮するものなのだ。」

というのがあるけれど

これからもどんどん戦っていってほしいし
ずっと私は彼女の味方でいたいと思っています。

今月あるライブすごく行きたいけれど
仕事上まったく無理で、悲しいけれど
次回を待ちます。

とにかくタワレコでのインストアライブは
フリーでもほんとうに素晴らしいライブでした。

一日幸せでした。


















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