HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

セカイイチand 10

2013年02月23日 | セカイイチ
セカイイチとの出会いは「石コロブ」だったんだけど
今回のこのand10にはこの曲は入っていなかった。

参加ボーカリストたちが選ばなかったのか
それとも選曲になかったのか

どこかのインタビューとかを読んだらわかるのかもしれないけれど
それがちょっと寂しかった。

私にはその出会いから今の間にとてつもなく時間のブランクがあって
セカイイチと真正面に向き合えるようになったのはここ数年のことだ。

だから過去の持っていなかったCDを買い集め
そのブランクを埋めるかのように過去の知らない曲を聴きまくった。

でも、ライブに行くチャンスはなかなかなくて
ボーカルの岩崎慧さんのソロライブやイベントに
参加することで少しでも追いつこうとしていた。

やっと来月の3月2日の大阪でのライブに行けることになって
「やっとだ!」って喜んでいたのだけれども
それがオリジナルメンバーで見るラストになるっていうのは
本当に残念でならない。

つい昨日のことだ。

ベースの泉健太郎さんが3月いっぱいでセカイイチをご卒業になるという事を知る。

私は脱退という言葉が好きじゃないので、あえての卒業という言葉に変えさせてもらってる。

10周年をひとつのひとくくりとして終えるのか
10周年をひとつのステップとして次のステップへ向かうのか
解釈はいろいろなんだろう。

泉さんは「音楽も大事だけれどそれ以上に家族を大切にしたい。」というような思いを
綴られていた。

音楽を最初は衝動や自己表現と考えていたとしても
人は10年も経つといろいろな環境の中で変化していくものだと
自分を振り返って感じる。

家族、特に子どもっていうのは授かってみて、自分が初めて命にかえても
守らねばならない存在だということを思い知らされるだろう。
そして、自分がこの世で一番会いたかった存在だということがわかるだろう。

そんな子どもたちといっしょになるべくいたいという泉さんの
気持ちがわかる気もする。

ただ、ミュージシャンだけではなく、ふつうの仕事においても
お父さんというのは仕事に追われて、なかなかゆっくりと
いっしょに子どもといられるわけではない。

だから音楽をやっているから家族といっしょにいられないという
わけではないと思う。

だからこそ、この決断には私たちの計り知れない彼と家族の
大事なことによるものなのだろうと思うので、彼の卒業を
温かく見守って、またいつか戻ってきてくれるかもしれない日のために
セカイイチを応援していくしかないと思っている。


*****************************************************************

さて、この話は突然だったのでこうして先に綴ったのですが
このアルバム「and 10」についてずっと書こうと思っていました。

タイミングがタイミングであったので
最初に書こうと思っていたのとちょっと解釈が変わっちゃうかもしれないけれど
この素敵なアルバムについて自分なりに感じたことを書こうと思います。



このアルバムはベストアルバムとトリビュートアルバムが合わさったような
アルバムのような気がします。

10年間の中のベストな曲にゲストボーカルが参加して慧さんと
歌うんだけれど、それがとてもゴージャスなのです。


全曲書くと大変なので
まずは私が大好きなGrapevineの田中さんと歌う「あかり」

この歌も大好きだし、田中さんも大好き。
ゆえにどれだけ鳥肌ものか想像して下さい。

ちなみに私が妄想の中で
結婚したいベスト3をあえてあげるなら
(別にどうでもいいことだけど)

1位 田中和将(GRAPEVINE)
2位 ホリエアツシ(ストレイテナー)
3位 チバユウスケ(the Birthday)

となります。まあ皆さんご結婚されているだろうし
(ホリエさんはまだかな?)妄想に他ならないので
あしからず。

いつも大好きという細美さんは?
栄喜さんは?って思うでしょうが
彼らはそういうジャンルを超えている存在なのです。



ゆえに岩崎慧さんと田中さんがいっしょに歌うなんて
ほんと夢のよう。

田中さんが歌うとそこはやっぱりバインの香りがほのかに
するのだけれど、今回全体的に感じたのは
セカイイチというバンドのサウンドの濃厚さ。

今までトリビュートアルバムでthe pillowsのとか
イエモンのとかLOW IQのとか聴いてても
それぞれカバーするバンドとかのカラーが出ていて
みんな自分たちのものにして名曲をカバーしてたのに
今回はゲストボーカルはそのポジションに徹していて
あくまでセカイイチなのです。

たぶん演奏がセカイイチだからなのでしょう。

でも、それぞれのボーカリストが選んだ曲が
それぞれの個性にぴったりで驚きました。

OKAMOTO'Sのオカモトショウさんの
RAIN/THAT? SOMETHINGも彼らしいし

THE BACK HORNの山田将司さんの
虹も彼だな~って思うし

ニューカマーを歌ったジュンスカの宮田さんは
ほんと「これでしょ!」って感じでした。

意外な感じで驚いたのはチャゲ&アスカのチャゲさんが
歌うKids Are Alright

これは最初チャゲさんと思えなかったです。
歌い方が独特で、これはちょっとセカイイチのイメージを
変える感じがありました。どこかヴィジュアル系のボーカルの
香りがしたけれど、チャゲさんってこういう歌い方だったのでしょうか?
チャゲ&アスカでしか聞いたことないので。
慧さんとのかけあいが、まるで父と子のようで素敵でした。

プレゼントは私の大好きな小南泰葉ちゃんが歌っていて
これは女性ボーカルだったからか泰葉ちゃんらしさの出ていた曲に
なっていました。彼女にはまさにぴったりの曲。

バンドマンは怒髪天の増子さんが歌われてましたが、
これを歌う人は増子さんしかいないと思いました。
実績や歴史や音楽への愛が溢れていて
素晴らしかったです。

最後に入っていたセカイイチのメンバーだけの歌
「真ん中の歌」

♪諦めと希望の真ん中を歩いたまま
全てを心のままに 解き放ってやろう

この部分がとても響きました。

このアルバムで今までの10年間の彼らの歴史がそこに浮き上がって
そしてなぜか過去の曲は今のメンバーを元気づける歌のようにも聞こえてきます。

あかりの歌詞にこういうのがあります。

♪僕らの旅立つ景色に 君が見とれてしまわないよう
君んとこまで迎えにゆくんだぜ

虹の歌詞には

♪あぁ 君とまたうまく笑い合いたいな
鳴り止まない歌声は 君の心にあるのさ

があって

ふりだしの歌には

♪ふりだしに戻る その場所は空(くう)
空(から)と書いて空(そら)になって 全てを思い出して



これらが泉さんへのメッセージのようにも
ついつい聞こえてしまいました。

これから先もセカイイチはずっと続いて行くと信じています。

泉さんが卒業しても、泉さんの場所はずっとそこにあります。

そして
バンドマンの歌のように

セカイイチのみなさんには言いたいです。

♪お願い ひとりぼっちの夜を支えてくれた歌聴かせてよ

って。


このフレーズはありとあらゆる曲たちに捧げたいです。

ひとりぼっちの夜ほど
歌は心を暖めてくれます。


慧さんはソロで歌うときもいつもセカイイチのことを
お話されます。彼はバンドを心から愛しているのだと
本当にいつも感じています。

だからこそ、これからも泉さんがそこにいなくても
彼は永遠に泉さんのベースの音を心に響かせながら
音楽の旅を続けるのだと信じています。



最後にここには入ってなかった
「石コロブ」の歌詞を

♪サイフは捨てて ギターを握って 自分のために今日は歌おう

過去の歌が未来の自分をきっと支えてくれるはず。

ミュージシャンは本当の本当は未来の自分への希望や光を
歌い続けているのかもしれないですね。

そして、それを聴く私たちは同時に自分の未来の希望や光を
探す道しるべとしてそれを受け取っているのかもしれません。

セカイイチのみなさん!

10周年おめでとうございます☆

とこしえに愛すべき音楽を!










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A HAPPY BIRTHDAY !!!細美武士様

2013年02月22日 | 細美武士/the HIATUS
今日2月22日は細美武士さんの誕生日。

細美さんは40歳になられたのですね。

でもいつまでも10代の衝動を忘れないそんな人のようでいて
一方で、すごく周囲に心配りのできる大人でもあって
そんな2つを持っている細美さんのことが大好きです。

あなたの言動とか見ていて
どうしたらこういう人になれるんだろう?って
うらやましく思えます。

久しぶりにELLEGARDENの曲を聴いています。
このところはずっとthe HIATUSばかり聴いていたので。


エルレの曲を聴いているともう一度これらを
生でバンドで聴きたいと思います。

♪忘れないように、なくさないように
結び目がほどけないように
この指が今でも覚えている♪~バタフライ

ほんとに最初に小さなライヴハウスで出会った時に
指先に触れたあなたの手を今も思い出します。

この頃のあなたに戻ってって言っても絶対に無理なことで
もちろん誰だってその時代に戻れることはできないわけで

あの時の空気感や熱や汗だくの感覚やグルーヴはもう二度と戻ることは
ないのもわかっているし、それを求めるのはとてもバカげているのもわかっています。

ただ、今のあなたでいいから
今のELLEGARDENが聴きたいです。

40を超えたELLEGARDENが聴きたいです。


約束しましたよね。みんなと。

いつかまた戻って来てくれると。
それはまだまだ先なのでしょうか?

同じは求めません。
より進化した形でもなんでも構いません。

今の

いまの

いまの

あなたのエルレが見たい。


the HIATUSでホールツアーを成功させたあとの
あなたのエルレがどんな風になるのかが
ほんとうにほんとうに見たい。

アコギではなく
バンドで見たいです。

同じメンバーでのエルレが見たいです。

これはまだまだ叶わぬ先の夢なのでしょうか?

私も年とっちゃうのでいつまで生きているかわからないから
早く見たいです。
まだ暴れる体力がある内に。


♪ちょっと疲れたよ
眠っていいかな

ちょっといかれてる
ぐらいがいいんだってさ

明日は少しだけいい人間になろうと思う♪

~おやすみ~

もちろんthe HIATUSも大好きです。

でもあなたとの原点にまた戻りたくなります。


これからもずっと長生きして
素晴らしい歌をいっぱい聴かせてくださいね。





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新世界兄弟~ACIDMANとFoZZtone

2013年02月18日 | ACIDMAN
ACIDMANとFoZZtone

この2組のバンドを並べて、どういう共通点があるのかは
知る人にはすぐわかるのですが、同じ事務所すなわちアムニス所属の
2バンドであります。
で、アムニスにはこの2バンドしか所属していません。
(もし違ったら許して下さい。)

ゆえに正真正銘兄弟バンドなのです。

ACIDMANはある意味デビューから順調にその地位を築いて
今に至るわけですが、FoZZtoneはときどき紆余曲折しつつも
今の不思議な地位を築いています。

この2バンドに共通しているのは「今の流れ」とか
「時代の方向」とかそんなものとまったく関係なく
自分たちがやりたいがままを貫いていることです。


ACIDMANは最初からうまく種まきが出来て、花も咲いたのかもしれないけれど
FoZZtoneは兄バンドのようには順調ではなかったのかもしれません。
でも、今現在においてはしっかりと根をはることに成功したと私は思っています。
あとはぐんぐんと成長して花が満開になるのを待つばかりです。

この2バンドを見ていて思うのは
その2つを育てていらっしゃるアムニスの社長さんが
とても愛情をもってこの2バンドを見守っていらっしゃるということです。

特にFoZZtoneに対して、あれだけ自由な事をさせてあげる度量というのか
「俺はわかっているから。お前達がすごいことは。」っていうのを
毎日言っているんじゃないかと思うぐらいにフォズの企画を見るたびに
愛を感じるわけです。

偶然ではありますが、
FoZZtoneは第一回目OMA企画のあとに「NEW WORLD」というアルバムを出し、
ACIDMANは去年の年末に「新世界」というシングルを出し、今年2月の終わりには
「新世界」というアルバムも出します。

それぞれの考える「新世界」は違うのかもしれませんが
核の部分で繋がるものがあるように感じるのです。

まだ、ACIDMANの新譜はもちろん聴いてないわけで
聴かないと何も言えませんが、先行シングルから感じるイメージは
宇宙へ放つ感覚の新世界を描いているのがACIDMANで
内なる精神に放つ新世界を描いているのがFoZZtoneのような気がしています。

もちろん、まだもっと深く聴かないとわからないのですが
第一印象はそういう感じです。

大宇宙がACIDMANで
小宇宙がFoZZtone

自分から大空間へ心を放ち、そこでいろいろな出来事と対峙するのがACIDMANの「新世界」で
自分が外部からのいろいろな困難に打ち勝つように内面を強く強く、自分自身を広げて行くのがFoZZtoneの「新世界」

宇宙あるいは自然という脅威と向き合うのがACIDMANで
自分の体内の宇宙と向き合うのがFoZZtone
のように今は感じています。

ゆえにこの2バンドを秘かに「新世界兄弟」と私は呼んでいます。



私はあえて言わせていただくなら
この新世界兄弟が大好きなのです。

この2バンドともひとつひとつこの世にあるあらゆる存在を
大切に扱うところが大好きなのです。

人間だけでなく、他の生き物も
岩も石も海も空も星も太陽も月も
風も光も影も。

今生きている私たちの世界を構成しているすべてを
大事にとりこんで大事に歌にして行くところが
ほんとに素晴らしいと思っています。

私は今まで詩は文学的な人から生まれるものだと思っていたところがあります。
でも、この2バンドにおいて、大木さんも渡會さんも実は理科系な方たちで
その理科系的観点から見る世界を描くところにとても新鮮なものを感じるし
ただの石が、もうただの石に見えなくなってきて
なんだか愛おしくさえ思えるのです。

鉱物とか鉱石とか聞くとドキっとしたりするし
細胞とか代謝とか聞くとロマンを感じたりするのです。

大木さんが理科の先生だったらすごく楽しい授業をして下さっただろうし
渡會さんが数学の先生だったらすごくロマンティックな数式の話をして下さっただろうと
想像し、妄想しています。

いつかこの「新世界兄弟」でのライブが見てみたいものです。

アフリカに行かれた大木さんたちは
アフリカの歌を歌う渡會さんたちに
どんなお話をされたのでしょう。

そんな共通点もある「新世界兄弟」のそれぞれの宇宙への旅に
これからも心を馳せたいと思っています。









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RADIO CRAZY 2012(2日目30日日曜日)パート4 The HIATUS

2013年02月17日 | 細美武士/the HIATUS
本当にどれだけ日数が経ってしまったのかというぐらいの
ライブの感想になってしまいますが、
このRADIO CRAZYはそれだけ濃厚でひとつひとつが深いライブだったので
そう簡単に書けなかったわけです。

で、やっとthe HIATUSまで来ました。

ブンブンサテライツが終わって、the HIATUSのセッティングになりました。
いつもながら、細美ファンは期待しちゃうんですよね。
彼出て来ないかな~って。

スタッフがチューニングをいろいろしてて、そしてステージは暗い状態のままです。
でも、the HIATUSのメンバーは一度はいつもステージに来て、楽器の調整を自ら
されるので見る事はできるからじっとステージを見ていました。

するとやっぱり出て来てくれました!
細美くんが。
「たいくつだろうからちょっと歌うね。」って感じで言ってくれて
ビートルズの「Let It Be」をアコギで歌ってくれました。
この曲聴くのは京都のボロフェスタぶりかな?

いったん戻ってまた来て
「待っているの可哀想だから」って「何がいい?」ってことから
誰かが言ったのかわかんないけれどウイザーの「My Name is Jonas」
をアコギで歌ってくれました。

2曲も先に聴けちゃったという贅沢。

the HIATUSのライブでセッティング中に一曲聴かない時は
今までに無かった気がします。この日は2曲もでしたが。
細美くんに感謝です。

<セットリスト>
Deerhounds
Silver Birch
Superblock
Bittersweet/Hatching Mayflies
Insomnia
紺碧の夜に
ベテルギウスの灯
Souls
On Your Way Home

この日はあのゴージャスなホールツアーから初めて
ふだんの編成に戻ったライブでした。

CDJよりこちらの方が早かったと思うので
ほんとうにホール後初だったからか
細美くんが水を得たさかな状態で
ぴょんぴょんしている感じがしました。

もちろんホールツアーでも元気な細美くんだけれど
やっと緊張感から解放された感じが溢れていました。

でもこの日はなぜか黒いシャツに赤いネクタイという
いつものTシャツとは違うスタイルでした。

そこの部分にホールツアーの余韻があるのかな?とも思ったり。

キーボードももう堀江さんはいなくて
伊澤一葉くんが堂々とそのポジションでおおらかに若々しく
鍵盤を叩いていました。

この日のセットリストはある意味ベスト盤的な選曲だったかと。

Silver Birchは友達の歌だと彼がホールツアーで言ってたように
細美くんはこれからもこの曲を友達のために歌い続けるのでしょうね。


このRADIO CRAZYで恒例になっているこたつっていうのが
あるんだけれど、どうやら細美くんは間でそのこたつに
行ってきたようで、ファンの人たちで会えた人もいるようですね。

またこういうフェスを「忘年会みたい」と言える感覚が好きです。

彼がMCで「俺、頭が悪いからさどうしたら日本がよくなるのかなんて
さっぱりわかんねぇし、説明もできやしないけれど、なんか足りない物が
あるとしたら「パーティー」なんじゃねぇかなって思うんだ。どっかで
好き放題して、騒いで酒を飲んでバカ騒ぎできない奴が、世界を
よくするなんてできないと思うんだ。」と言った言葉が今も心に
響いています。

彼の言う意味は「めちゃくちゃしろ!」っていうのではなくて
心に余裕がなくっちゃ、人のことも考えられないよっていう事だと思うのです。
ストレスをためて吐き出すところがなくっちゃ、まず自分が潰れちゃうよって。

自分をよい精神状態にして、人に対しても余裕をもって接して行ける人が
増えたなら、きっと日本はよくなるっていうのは本当によくわかります。

パーティーは別に大きさとか酒を絶対に飲まなくちゃいけないとかの
ことを言っているのではなく、仲間と心をぶつけ合う場をもとうという
ことだと思っています。


2、3人でもいいと思うし、100人でもいいと思う。

パーティーは自分の心を回転させるところなんだと思うのです。
とげとげしてごつごつした心をコロコロころがして
まる~くしていく場所。

ハイエイタスのあとに登場したゴッチもこの話をとりあげて
そのとおりだと言ってました。

ライブやフェスも大きなパーティーだと私は思っています。
そこに参加することで心のとげとげをいつもなめらかにして
帰ることができて、明日からの日々にまた向かえるわけです。

この日の細美くんの声はほんとうにきれいに響き渡っていました。
その笑顔も一層キラキラしていて、
何度も何度も思うけれど、彼といるこの世界は素晴らしいと
全身で感じられました。

私は大事な人といっしょに見たのですが、
細美武士という人は私たちの一生の宝です。






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ドラマ「泣くな、はらちゃん」と栄喜考

2013年02月17日 | DETROX/栄喜/SIAM SHADE
ここしばらくのドラマの中で
土曜日にやっている「泣くな、はらちゃん」は
私の中では大ヒット作品です。

はらちゃんはヒロイン役の麻生久美子さんが描くマンガの
主人公で長瀬智也さんが演じています。

アニメの主人公が次元の割れ目から現実世界にやってきて
人々と交流していくドラマなんだけれど、
ストーリーもおもしろいけれど
舞台設定とかカメラワークとか
出ている人たちとかがほんと素晴らしいのです。

女優として麻生久美子さんは大好きで
どちらかというと映画女優のイメージな彼女だけれど
このドラマでは真面目で何かと損する地味な越前さんを
ナチュラルに演じていて、やっぱり彼女はすごく素敵なのです。

さらにそこに登場する長瀬さん演じるはらちゃんがもう
ほんと純粋でまっすぐで熱くて涙もろい、いい人なのです。

単にいい人って書くと「そうなの?」で終わっちゃうので
見た事無い人はどんな風にいい人なのか是非見て下さい。

で、他に登場する人たちが濃厚キャラで

越前さんのお母さん役の白石 加代子さんは
舞台や演劇に詳しい人ならその大御所ぶりは
ご存知かと思いますが、本当に個性のかたまりの
ような素敵な女優さん。

そういう方が母役でちらりちらりと登場されるのですが
それだけでインパクト大なのです。

関ジャニ∞の丸山くんもいい味全開だし。
薬師丸ひろ子さんも忽那汐里もおもしろい役柄だし。

最近の作品は原作があるのが多いのに
この作品はオリジナルなんですよね。
それがまた凄い。

で、この脚本家は誰かと見てたら
なんと岡田惠和氏!

私が今まで生きて来ていろいろなドラマを見てた中で
結構いまでも心に強く残っている作品のいくつかを
手掛けている方ではないですか!

まず「チャンス」というドラマ。
これは三上博史さんが主役の売れないロックスターの話。
はちゃめちゃなキャラの三上さんがいつもこの中で
使うセリフ

「ちっちゃくまとまるなよ!」

これ絶対に忘れられないし、なんか自分の応援言葉のひとつとして
心にいつもある言葉でもあります。


「南くんの恋人」はある意味。このはらちゃんと共通している
ファンタジーの切ない話ではありますが、これも好きでした。

「彼女たちの時代」これはOLのつらい気持ちとか働く人たちの
せつなさをリアルに描いていたと思うし、これを見て
せつないけれど共感できた自分がいました。全編に流れていた
音楽がバックストリートボーイズで「ミレニアム」から全曲
たぶん流れていたと思いますが、このアルバムを聴くたびに
あのドラマの主人公たちが蘇って来ます。
視聴率はあまりよくなかったようだけれど、これはとても
いい作品だったと今も思っています。
もう一度見たいぐらいです。

「天気予報の恋人」も心に残っています。

最近のではキョンキョンが出てた「最後から二番目の恋」
も彼の作品だったのですね。

彼の作品にはコミカルな部分とせつない部分と
人間はこういうもんだよねっていう共感できる部分が
いつも描かれていて、ファンタジーを使ったとしても
そこにはリアルな世界もちゃんと描かれているので
私はいつも心が揺り動かされます。

ゆえにそのライターさんが今回オリジナルで
「泣くな、はらちゃん」をどうして書かれたのかが
すごく興味があるし、本当に素晴らしい作品だと思っています。

はらちゃんのギターをマンガで越前さんが最初三弦しか描いてなかったけど
現実世界ではらちゃんが見たギターは六弦だったので、
はらちゃんが「ギターは六弦なのですね。」って言ったのを聞いた越前さんが
線をマンガに書き加えて六弦にすると、そのマンガの世界でのはらちゃんが
ギターを弾くと音が初めて出て、みんなで歌を唄うというシーンがあったのですが
じわ~って来ました。

マンガの中でのはらちゃんがいる場面は演劇の世界のような雰囲気で
まるで舞台のようなのがおもしろいし、たくさんのランタンというのか
ちょうちんが雰囲気を凄く出しています。


このはらちゃんは長瀬くんを最初からイメージして岡田さんが
考えたそうですが、このはらちゃんを見てて
誰かに似ているな~って考えたら

は!っと浮かんだのは実は元SIAM SHADEの栄喜さんでした。

栄喜さんに怒られちゃうかな?

別にはらちゃんの格好とかそういうのが似てるっていうのではなくて
あのまっすぐで純粋で人のために一生懸命な感じがすごく重なるというか。

で、はらちゃんはすぐに感動して涙を恥ずかしげもなく流すのですが、
はらちゃんみたいにたくさん涙を流すわけではないけれど
そういうところが栄喜さんにもあるな~って見てて思い出しちゃうのです。


たぶん、先週栄喜さんに会ったからでしょうね。
自分の時もほんと素敵な方でしたが、
他のファンの方たちとひとりひとり接していらっしゃる時の
彼の声かけやふるまいがほんと「はらちゃん」なのです。

ひとりひとりに心を本当に注いでいるっていうのが
端から見ていてもわかるほど熱いというのか。


実のところ遠い昔
栄喜さんはTOKIOに楽曲を提供していて
アルバムに入っているのです。
「Crazy Chase」という曲です。

長瀬さんが栄喜さんの歌を歌っているのです。


何かを人に対してきっちりと伝えて行こうとする感じ。
相手の思いをしっかり聴こうという前向きな姿勢。
それが栄喜さんであり、はらちゃんでもあります。

ある意味、私にとってはSIAM SHADEというのは
遠く手の届かない存在であったけれど、何かの次元の
空間から栄喜さんが飛び出して来て、この間
会えたのかなって思っています。

で、彼はまた自分の世界に戻って行ってしまったんだなって。

せつないけれど、笑っちゃうんです。
栄喜さんの会話を思い出すと。

人を「くすっ」とさせる言葉を残してくれる人って
最高ですよね。

なんか月ぐらい距離が離れていても
笑顔をくれる存在が私にはいてよかったなって
今本当に思っています。

ACIDMANの大木さんが言うように
小さな笑顔がやがて世界を包む大きな笑顔になるような
気がします。


はらちゃんのラストがどうなるのか想像もできませんが、
昨日のかまぼこやさんの支店長が亡くなって悲しい話の中で
越前さんがマンガに支店長さんを描いて、はらちゃんたちと
彼がマンガの世界で生き続けるというのにも泣きそうになりました。

このドラマは本当に心を浄化してくれるドラマです。


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栄喜 アコースティックスペシャルライブ &握手会 at 大阪梅田NU茶屋町

2013年02月11日 | DETROX/栄喜/SIAM SHADE
2013年2月11日(月)祝日 晴れ

大阪梅田にあるNU茶屋町のタワーレコードにて
栄喜さんのインストアライブがありました。

以前もインストアライブは大阪であったのですが
私は仕事で行けませんでした。
今回は念願叶ってようやく行けることになりました。

でも、最初発売日の前日の入荷日に京都のタワレコ行ったのに
「予約だけでないです。」なんて言われて、ほんと
ぶっ飛びました。

「どういうこと?」って感じで。

取り寄せならと言われましたが、それにライブ券ついてるの?って話。

「あ~なんてことだ。予約してなかったのがいけないだ。
でも、仕事が毎日遅くまであって行けなかったから
どうしようもないんだ。」と自分を責めつつも
大阪まで買いに行って、ようやく整理券をゲットしたわけです。

そんな感じで、もうこの日を指折り数えて待っていました。

SIAM SHADEと出会ったのが1997年として
今2013年。

16年間ですよ!

どれだけの年月か。

初めて面と向かってお話できるわけですよ。

ってなんか自分でちょっと恥ずかしいです。

言葉で説明するのはものすごく難しいのですが、
SIAM SHADEと出会った頃はプライベートでの
大変な時代。家族に病人がいて
頻繁に病院に泊まり込みにいかないといけなかった時代。
当たり前のことがすごくうらやましく思えた時代。
たとえば、マクドナルドでハンバーガーを食べるとか。

別の家族とタッチ交代で自宅に帰って疲れきって
「なんか世界から見放されて、孤独の底にいるような」
そんな感覚に教われたときに、たまたま見た深夜の
音楽番組から流れて来た音楽。
そして、そのときに目に入った名前が
「SIAM SHADE」

なんて読むんだろう?って最初はよくわかんなかったけれど
その名前の威力とそして聞こえて来た爽快なロックに
心が救い上げられたそんな感覚になりました。

私はその日からSIAM SHADEに助けられ
病気だった家族も元気になり、
そして、そこからライブにも行けるようになりました。

あの闇から光が見えた瞬間を今でも忘れません。


だからこそ、そのような歌を歌っていた栄喜さんと
握手で繋がれるというのがどれほどの思いと
ともにあるかは、まあ、他の人には
どうでもいいことですが、私にとっては
凄いことなのです。

ゆえに前日は深夜まで仕事してたのですが
早起きして行って来ました。

NU茶屋町には私の好きなルル・ギネスの
お店があり(といっても、高価なものが多くて
とうてい買えないのですが、バーゲンで財布とか
ハンカチをたまに買うぐらいです。)そこで
まだ時間があったので少し
見てました。で、外に出てエレベーターに
向かおうとしたら、目の前に栄喜さんと
K-A-Zさんとがエレベーターの前にいらして
もう、どうしようって感じでしたが
近づけませんでした。メガネをかけていても
栄喜さんはすぐにわかりました。
まあ、K-A-Zさんはその背の高さと容姿で
すぐにわかりますけどね。

結局、そのまま彼らはエレベーターの中に消え、
私はなんともいえない気持ちでしたが、
タワレコに向かいました。


時間が来て、栄喜さんが登場前に
SMEの方が司会されて、
「あのゴール成し遂げる所まで」が一番好きな人!って
唐突に言うものだから、みんな手をあげそびれたのですが
それがちょっと栄喜さんの気にさわったようで。

でも、誤解だと思います。
誰かが「全部好き」って言ったのは
嘘じゃないと思うし、
私もいわゆる捨て曲なんて1曲もなかったし、
どの曲もそれぞれによさがあって
どれを選べって無理なのです。

栄喜さんとK-A-ZさんのMCでのかけ合いとか
栄喜さんのMCとか本当に楽しくて
涙が出るほど笑わせていただきました。

お二人とも185、190ぐらいの身長なので
かなり高いイスに座られてましたが、座ってても
立っているぐらいの存在感がありました。

譜面台の歌の紙がひらりと何度か下に落ちたのですが
しまいに、栄喜さんがあえてそれを下において
「伏せ」って言ったのにも笑えました。

ソロだと、自分といっしょにやってくれる方たちは
それぞれに出演料がいるというシビアな話から
それに比べてバンドはそのまま出演料なしで出れるから
いいという話になりました。

ゲストミュージシャンを頼むと
一回のインストアで20代~30代の人たちの
給料の1/3ぐらいは支払うそうです。
って会場にいたのがそれぐらいの年代の人が多かったかなと
思ったので、もしかして40代基準だったらもっと高額ですよね。

CDが1枚売れてもほんともうけは少しだから
たくさん売らないといけないからみんな大変なんだというような
現実的な話まで笑いの合間にしてくれました。

また、栄喜さんはもっと先を行く音楽も好きでやりたいんだけれど
80年代の音楽好きの人はどうもそういうのに拒否感を持つ人が
いるんだっていうような話もしてました。

もちろんそういう人もいるだろうけれど、私は新しいとか
古いとかそういうのとは関係なく、心を揺らしてくれる音楽なら
素直に受け入れられる方なので、栄喜さんの先を行く音楽も是非聴いてみたいなと
思いました。


ガンズとかをちらりとカバーしてくれたりもしました。

アコースティックライブは初だったようで
思っていたより大変だとわかったとのこと。

アコギ用に作ってないので
K-A-Zさんも結構大変だったようで
私はそう気にはなりませんでしたが
間で彼が間違ったときに
栄喜さんが肘でつついて「間違っただろ」って
笑顔で言ってました。

そして彼の歌はやっぱり素晴らしかったです。
栄喜さんの声はすごく通ってきれいで迫力もあるし
自由自在に歌える感じがしました。
こんな近くで聴けていいのかっていうほど
感動しました。

一方で栄喜さんのMCは盛りだくさんで
どう書いていいのかわかりませんが、
人を楽しくさせるのが本当に上手だなと思いました。

しかも、男っぽく、怒ったふりしたり
すねたふりしてても、いやな感じはひとつもなくて
むしろあったかい何かを感じてました。

あんなに背が高く、「俺様」的な雰囲気があるのに
彼は上から目線じゃないのです。それが素敵です。

ずっと笑顔だし、目がキラキラしているし
DETROXの時はクールなイメージでこの人笑うのかなみたいな
K-A-Zさんを笑わせちゃうし。

お二人ともほんと失礼かもしれないけれど
キュートでした。

おしゃべりも結構あったのですが
4曲やってくださいました。

間でさだまさしの曲の触りとか
洋楽の触りとか
ジュンスカのスタートの触りとか
やってくれましたが。

<セットリスト>

あのゴール成し遂げる所まで
Stop
Start
時の流れ


アコギバージョンで聴けたのはとてもレアだということなので
ほんとうれしいです。

ライブ終了後に握手会がありました。
栄喜さんはひとりひとりに丁寧に対応してくださってました。
中にはハグしてもらう人もいました。

SIAM SHADEの時代はチケットもぜんぜん取れなくて
ファンクラブに入ってようやく取れるかんじで
ホールばっかりだったので、いつも遠くにしか彼を見れませんでした。
DETROXのときはステージが近くなってそれはそれですごく感動したのですが
お話するっていうのは皆無だったので本当にドキドキしました。

そして私の番。

私は握手してもらって少しだけ会話しました。

そのときに
何か好きな英語は?ってたずねたら
NYでティムに教えてもらったという英語を教えてくださいました。

You'd better not.だと思うのですが。ちゃんと聞き取れなくて
え?って聞き返しているうちに「次の人が待っていますから」と
あえなく、前へ進ませられたときになんと栄喜さんまでいっしょに
握手したまま歩いてきてくれるという状況にほんと幸せな気もちなりました。

You'd better not.だとすれば「そうしない方がいいよ」という意味にも、
「そんなことしたら承知しないぞ」と相手を脅すひとことにもなるけれど
それでよかったのでしょうか?

「そんなことしたら承知しないぞ」ってある意味
栄喜さんが使いそうな気もしますが。

よければどういう意味だったのか教えてください~!と天の声に向かって叫ぶ!
(まあ、無駄なのはわかってますけれどね。)

多くのファンはきっとSIAM SHADE時代からのファンなのだと思います。
そのとき10代だった人も20代か30近くになっているんだろうなと
思うとなんかじわ~って来ました。

栄喜さんが40歳超えているのが信じられませんものね。
近くで拝見しても若々しくて昔遠くからしか見れなかったけれど
PVとかで見た彼と変わらなかったです。


栄喜さんの歌は顔を上向きにしてくれますって言ったら
そうだろ!上向き過ぎて何かにぶつかりそうになるから
気をつけないとね。って笑顔で言ってくれたのも
忘れられません。

SIAM SHADEが解散したときはもう世界がまた私を見捨てたかのような
絶望感に陥りましたが、そこから日本の他のロックに繋がって
the HIATUSやくるり、アジカンやFoZZtone、bye bye circusやセカイイチ、そしてACIDMANに
出会えたわけですから、そのa seed of Japanese musicはまさにSIAM SHADEであり
栄喜さんなのです。

お蔭でSIAM SHADEに出会うまではほとんど洋楽しか聴かなかった私は
その後の今にいたる16年間で日本の音楽にもかなり詳しくなりましたよ(笑)
ほんといっぱいいっぱい聴きましたもの。

これからまた栄喜さんが元気に熱いステージを繰り広げてくださって
パワーのある音楽をやり続けてくだされば
私は安心してよい音楽たちと出会っていけると思います。

本当にありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします。


あと、今日同じ空間にいらした方たちは

「同じ時を時代を過ごせる奇跡」を分かち合った人なのだと思うと

なんかこみ上げるものがありました。

「たとえどんなに向かい風に吹かれても君をその手をいつまでも離さない」

栄喜さんはそのときの約束をまだみんなに守り続けてくれている気がしました。

ほんとなんか泣けました。

少しの時間でしたが、今日だけタイムスリップしました。

私はドラえもんではなく栄喜さんにどこでもドアを出してもらえたみたいです。
16年前の私にほんの少しだけ戻れました。

また明日からその時代の自分の夢を思い出して歩いて行きたいと思います。










コメント (2)
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RADIO CRAZY 2012(2日目30日日曜日)パート3 BOOM BOOM SATELLITES編(修正版)

2013年02月09日 | 邦楽
前回よりちょっと間があいたし、
また年末からもかなり経って、2月もだいぶ過ぎてしまってて
記憶もかなりあいまいにはなっているけれども
あのライブのインパクトはかなり強くてまだそのシーンが熱くよみがえります。

Radio Crazyの2日目の3番目に見たのがBOOM BOOM SATELLITESのステージでした。
彼らのことはもう10年以上前から知っているけれど、なかなかライブを見るチャンスは
ありませんでした。今auのCMで流れているダフトパンクや電気グルーヴなどの曲が結構流れている時代に
ブンブンの曲も聴いていて、心惹かれるものはあったものの、なぜか映像と切り離してあまり
考えられなかったのです。映像に生命を与えるミュージックっていうのを勝手に自分で思っていました。
ケミカルブラーズとかもどうしても映像がまず浮かんでしまうバンドだし。
「Let Forever Be」(映像はミッシェル・ゴンドリー)なんて映像と音楽でひとつって感じですよね。





テクノとかエレクトロとか電子音楽の世界は決して嫌いじゃないし、
むしろ興味があったのですが、どっぷりはまることはなく、なんというのか
たまに食べるフランス料理のような存在でした。
おいしいけれど毎日は食べれないという感じの。


でも、以前にブログで書きましたが、
細美氏との対談で彼らの生身の姿が初めて見れた感じが
私に今までと違う印象をもたらしました

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/62088e3b86fef2b158f07b3823e22ccd


この時の対談の3週間後ぐらいに震災があったのですが、
これによって細美さんや中野さんや川島さんの新たな葛藤と新たな音楽へのアプローチも
始まったのではないかと私の個人的な感覚ではありますが感じました。
特に生きることへの前向きな姿勢をこれを境目に彼らの3人とも、
特に細美さんと川島さんは対談で生きるのが辛いと言ってたのが
ふっとんだそんな気がしました。

生きること

そのための音楽

私には彼らの音楽がそれ以降
生命力に特に溢れている気がします。

そして、初めてのステージ。

思い描いていた以上にアグレッシブで
迫力があって、ライティングの美しさ
ステージ上での彼らのかっこよさ。

そしてドラムのYOKOさんのど迫力!

ホワイトストライプスのメグに
匹敵する感じでした。

川島さんが歌う「へルター・スケルター」が
ほんとしびれるほどかっこよかったです。

へルター・スケルターって結構ロックミュージシャンが
カバーする曲ですが、このブンブンのカバーは
ほんとブンブンに染め変えられていて、
壮大な広がりをもってパノラマ状に広がって行き
ほんと体が宙を浮いてしまうような感覚になりました。

トランスするというのはこういうことかと。
音楽でトランスできるってすごいことですよね。
とても健全だと思うのです。

<セットリスト>

KICK IT OUT
HELTER SKELTER
ANOTHER PERFECT DAY
Moment I count
MORNING AFTER
DRESS LIKE AN ANGEL

新作からかなり前のまでいろいろやってくれた気がします。

このステージを見れて本当によかったと思います。

このステージをきっとこのあとが出番であった細美さんも
きっと見てたのでしょうね。

そして、このときはまったく知らなかったし
元気そうだった川島さんでしたが、

今年早々にご病気について発表されてツアーも中止になりました。
RADIO CRAZYのときはすでにご本人はそのことをご存知で
その中で歌って演奏されていたわけで
だからこそ、余計にあのステージが生命力に溢れていたのかなとも思います。

この日のRADIO CRAZY後の川島さんのツイッターで
「細美くんにいっしょにコーチェラに行こうと言われたのがすごくうれしかった。」と
つぶやかれていたのが、すごく印象に残っていたのですが、
こういう意味もあったのですね。細美さんはきっと川島さんとすごく心を
通わせていらっしゃるんだと思います。
是非ともいっしょにコーチェラに行ってください。
見る側でもいいけれど、いっしょに出演されたらいいなと思います。
そういうステージを私自身もお金と時間があれば是非見に行きたいです。

私の勝手な解釈ですが、あのUstでの対談が彼らを完全に結びつけたそんな気がします。

川島さんは手術をされて、入院されていましたが、つい最近退院されました。
ほんとうによかったです。ご退院おめでとうございます!

彼のツイッターから彼の日々元気になられている感覚が伝わってきて
うれしいです。手術をされる前の不安ももちろん感じましたが
手術後に目覚めて、そしてつぶやかれた言葉たちが
ほんとうに涙が出る程、美しくて
「ほんとうにあなたがこの世に生きていて下さることを神様に感謝します。」と
心でつぶやきました。
彼が語った言葉の中には音楽がいっぱいで、音楽を愛している人の言葉に
他ならなかったのです。


今はゆっくりと治療されて、またあの素晴らしいステージを
見せてくれる日を私たちはおいしいものはあとで食べる!って
いう感じで、じっくり待っています。

今川島さんがはまっていられるのかチョコボールで
キョロちゃんの「オモチャの缶づめ」
をもらうために銀と金のエンゼルを集めているという話。
銀が何枚か集まっているようですが、お見舞いに来られる方が
みんなチョコボールをもってくるというエピソードも
微笑ましいですね。

実のところほんと遠い遠い昔の話なのですが
私はまだ幼少の頃に一度だけおもちゃの缶づめを
もらったことがあります。

でも、母親は今の時代の母親みたいに
子どものなんでもを写真に撮るような人でもなく
下にいた妹の面倒で大変だったために
ただ「はい」って与えられただけで
証拠写真は残っていません(涙)
携帯も無い時代ですから。

ゆえに中身がなんだったのかすっかり忘れてます。
あまりにも子ども過ぎました。
ただ、その缶を開けた部屋のふすまだったり場所だったり
開ける瞬間だったりは覚えているのですよね。
よっぽどのテンションだったのでしょう。

そして、当時は本当に缶づめだったのです。

あ~年がバレそうですね(笑)


また川島さんのあのステージが見れる日まで
チョコボールを私も食べ続けてまた
おもちゃの缶づめを当てようかと現在企てています。

って余計に太る危険はありますが。

ステージに戻って来た川島さんのところに
特別ゲストでキョロちゃんが来たりしたら
とちょっと妄想に入ってしまいました。

いっそ、でっかいおもちゃのかんずめを作って
そこから飛び出すブンブンサテライツとか
森永製菓と提携してブンブンチョコを製作してもらって
そこのくちばしに川島さんの顔が出て来たら
ブンブンの缶づめをもらえるとかあれば楽しいなとか。


......すいません。行き過ぎました。
ある意味願望です。

こんな私ですが、ブンブンサテライツのステージにノックアウトでした!
大好きです!





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