HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

FoZZtone インストアライブ at 大阪梅田NU茶屋町 タワーレコード

2013年06月26日 | FoZZtone
ちょっと時間が経ったけれど
先日大阪でのフォズトーンのインストアライブに行きました。

NU茶屋町のタワレコでは今までもいろいろなアーティストのインストアライブを
見ていますが、フォズは初めてだった気がします。

この日はミニライブとサイン会がいっしょにありました。

セットリストですが
記憶があいまいですがきっと下記のようだったかと。

LOVE
世界の始まりに
Shangri-La
GO WAY GO WAY
She said
Reach to Mars
Master of Tie Breaker

アコギバージョンだったので
GO WAYとか
Master of~とかは
大変だ~っと言われていたような。

アコギの時のキャノンさんがいつも弾いている
ウッドベースは彼が言うに
「借りたままずっと使ってます。」ということで
もう彼のものになりつつあるのかな?

でも、それを弾く彼はとても渋いです。

渡會さんは髪の毛を少しカットされたので
それがさわやかさを醸し出してました。

竹尾さんは髪の毛にパーマをあて
ある意味シャープからマイルドに
なりつつあるのですが、
演奏の合間のMCの時にふと
どこかへ心がいっちゃったのか
「俺、家にいるような気分でいた。」とのこと
彼の今のハピネスさが溢れている感じでした。

誰がなんといおうとも
ロックンロール魂を忘れない彼は
薬指にキラキラ光る指輪をはめていました。
もう眩しいぐらいでしたよ。

おめでとうございます!

ってどうせあの日にバレているのだから
いいですよね。

MCとかもう思い出せなくなってますが
シャングリラの時のわっちのパントマイムのような
手の動かし方が好きです。

風や家やいろいろな言葉を手で表現するところ。

彼にもサイン会の時言いましたが、
こういうフリがあると子どもたちもまねして
喜びそうですね。

NHKのみんなのうたとかにこの歌とこのフリが
出て来たらすごく広がりそうって。

リ~ラ、シャングリラ~って
歌いやすいし。

これも全国的に広がらないかな~。


最近はずっと渡會さんが楽しそうなので
本当に見ていてこっちまで楽しくなります。

なんか次つぎに新しい事が始まる予感がいっぱいで
進撃をやめないかんじ。

まさに進撃のフォズトーン

音楽業界の古いやり方を食ってしまおうぜ!って感じですか?


握手もいつものような
スクールオブロックのようなロックな握手でした。
これはずっと変わらない。
出会った頃から同じです。

この間U-22のバンドの発表がありましたが、
どのバンドも「何かをもっている」そんな印象のバンド陣でした。

それぞれ実際に生で聞いてみたいなって思いますが
この企画に参加するバンドはやっぱりフォズのファンがいる
バンドがおそらくほとんどを占めるので、パワーロックみたいなのとか
ハードコアっぽいのとかはあまり応募がないのだろうなと感じました。
どのバンドもどこかフォズの影響を感じるので。

この日はRECはできませんでしたが、その分十分に楽しめました。
次は梅田のシャングリラでのライブ。
7月はまたいいライブが目白押しです。関西で。

8月はサマソニがあるし。

夏が来るのはほんとうにいつもうれしい。
熱くても暑くても夏はやっぱり最高なんだと
8月生まれの私は思うわけです。

って今日は土砂降りの雨で少し涼しかったですけどね。
梅雨ももうすぐ明けるのかな?





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4人だぜ!bye-bye circus!

2013年06月24日 | bye-bye circus
なんかビートルズの宣伝文句みたいな感じになりましたが

ドラムの柴田航さんが6月22日付で正式メンバーになられて
ようやく本物のバンドになったような気がしました。

そういえば、真田氏はもうビートルズは聞かないなんて
書いてましたが、年齢的にはビートルズぐらいではないかと思われる
頭脳警察さんのイベントのオープニングアクトをそのめでたい22日に
つとめあげられました。

頭脳警察さんと言えば、私がまだ子どもの頃、なんかの雑誌か
テレビか忘れましたが見て「お、おっかねぇ~。」と思った印象を
bye-bye circusがいっしょにやった22日まで持っていたバンドさんです。

そして、騒音寺さんもいっしょということで
このバンドさんもイメージは「やっぱりこ、こわいかも」でした。
彼らは有名で関西のどこのライブハウスに行っても
ついついそのポスターなり足跡が目に留まるバンドさんであって
いわゆるパンクともラウドとも違う、なんというのか
戦闘系ロックというのか、ある意味日本独自のロックのイメージが
ずっとありました。

が、OAのbye-bye circusのその名前をなんと騒音寺のボーカルさんは
腕にマジックで書いて登場してくれたそうです。
なんて、温かい人だと感動しました。

私は実際は見てないので、人づてですが
そもそも頭脳警察さんにあこがれていた騒音寺さんのボーカルさんが
若い頃に頭脳警察さんとライブすることができてそして今もいっしょにライブできていることを
本当に幸せに思われている気持ちをきっと若いbye bye circusにも分けてくださったんだろうなと
感じました。

これはある意味「bye-bye circusよ。年を重ねてまたいっしょにやろうぜ。」って
いうメッセージのような気がしました。

そういう日にワタルさんがメンバーになったのが
本当に運命的な気すらしました。

彼らに風が吹いて来た気がします。

HPもリニューアルし
4人のメンバーの写真になり
新譜のアルバムジャケットも公開されてます。

http://byebyecircus.com/pc/index.html


真田氏はブログで「掘る人」になるというような事を書かれてました。

DIG IN

きっと根っこをしっかり張らしたい
しっかり耕していい土地を作ってそこにいい種を蒔くように
バンド力をしっかりさせていい音楽を育てて行きたいのかな?
と勝手に思いました。


彼の作る昔の曲は1点からパノラマに広がるような遠近法的な歌詞が
多かったように思うのですが、きっとこれからは
焦点深度の深い、すなわち大きな広がりから一点に集中させて
よりシャープにするというカメラの焦点のようになっていくのかもしれません。

前は写す人だったのが
今度はその写すカメラ自体になっていく感じというのかな。

真田氏の作る音楽を
4人のメンバーで一点に集めて
心をそして演奏力を集めて

ピントがしっかりと合った音楽を
これから作り出してくれるんだろうなと

もちろん「掘る」のは真田氏自身の内面でもあるのですが
私は彼が彼を掘って行くとそこにはきっと彼しか知り得ない
「音」があると思っています。
その「音」はまだ誰も知らない音で、彼も知らない音。
それに行き着いた時に彼は自分の人生の答えをきっと
知るのでしょうね。

その瞬間を一体どこで見れるのかな?


何より今は
4人が大阪にやってくる日を楽しみにしています!

そして聞きたい!

「おれたちがバイバイサーカスだ!」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NANO-MUGEN CIRCUIT at 京都KBSホール

2013年06月22日 | 邦楽
2013.6.15(土)雨ときどき曇り

なぜかKBSホールに行く日は雨降りだ。
でも、私が会場に行くときはいつも止んでいる。
だから傘の心配はしなくていいんだ。

京都でアジカンを見れるなんて
大げさかもしれないけれど夢みたいだ。

ASIAN KANG-FU GENERATIONの主催のナノムゲンフェスが
今年は彼らの大きなツアーがあるので少し小分けにした形で
地方を回るナノムゲンサーキットという形を取ったよう。

でも、おかげで地方在住者はこのナノムゲンに参加できるチャンスを
得たというわけだ。

海外からのアーティストをちょっと期待したけれど
この日は日本のバンドばかりだった。

the chef cooks me
Phono Tones
Turntable Films

というバンドが対バンとして登場。

どのバンドもゴッチが多くの人たちに紹介したいと
思っているバンドということだった。

Phono Tonesはキヨシさんのバンドで
Dr.DOWNERのメンバーもいるし
the chef cooks meのsimoryoさんは
アジカンのサポートキーボードとしていっしょにツアー回ってるし
ゴッチはこれらのバンドのアルバムのプロデュースもしてるし
言ってみればファミリーなイベントかと。

京都ということでTurntable Filmsという京都出身のバンドも
登場した。

私の個人的な音楽嗜好においてはこのTurntable Filmsが
一番はまる感じがした。
アークティックモンキーズっぽい感じで。

チーフクックスは大所帯のビッグバンド風というのか
サックスとかいろんな楽器奏者も加わってて
女性コーラスもあってカラフルなイメージだった。
たとえば大きな広場で演奏しているイメージ。
外国の広場とかでそういう結構しっかりしたビッグバンドが
演奏しているのを見たことがあるけれど、そういうのが
似合いそうな感じだった。

ゴッチはこういうのを聞いていると「音楽だ!」って
気になるんだって。

それを聞いて思ったんだけれどゴッチは
中学時代に聞く吹奏楽部の演奏とか
合唱コンとかに結構懐かしさを持っているんだろうなって。
誤解ないようにいうけれど、チーフクックがそうっていうのでは
ないからね。もちろんすごい大人な感じだから。


こういう音楽を好む感じってどこか
くるりの岸田さんと音楽的嗜好が似ている気がする。

正直言わせてもらうと
私はこのあたりはあまりピンと来ない方。

きっと心が美しくないんだと思う。
って言ったら私の好きなバンドが心が濁っているっていうわけじゃないよ。
チーフクックを見てたら心はやさぐれないし、なんかさわやかだし
暗いホールでも明るい戸外にいるような気分にさせてくれる。
周囲には小鳥のさえずりが聴こえそうな
子どもからお年寄りまで楽しめそうな
そんな音楽でとてもハッピーなサウンドだとすっごくわかる。
でも、ドロドロ日々を「なんだよ!こいつ!」ってむかつくな~って
言うような思いを抱えてたりする人間にとっては
ドロドロから押し出してくれて、吐き出させてくれるような
音楽の方がはまるんだよね。

美し過ぎてドロドロの心を素通りしていく感じ。

美しい絵はがきより錆び付いたドラム缶の転がる
閉園となった遊園地の悲しい風景写真の方が
胸の奥が熱くなるっていう感じの私だから。

でも、チーフクックがいいバンドであるのは間違いない。

フォノトーンズはインストバンドだったけれど
心に響いた。

でTurntable Filmsは英語詩で全部確か歌ってたと
思うんだけれど、日本人が英語詩を歌うと
細美さんならとても美しくてうっとりできるけれど
だいたいはクセのあるのが多くて、好き嫌いが
はっきりしちゃうのだけれど、このバンドは
好きな感じだった。

また聞きたいなって思わせてくれる感じ。

京都だからチャンスはいっぱいあるよね。

そういえばアジカンと出会ってなかったら
細美さんとも出会ってなかったなと思うと
ゴッチはほんと凄い人だなって。

しっかりと才能のある人を見つける能力に
たけているというか。

岩崎愛ちゃんだってそう。
彼女ってほんと今の日本の女性シンガーにはあまりいない
アメリカのリンダロンシュタット的なポップなカントリーシンガーっぽい
感じがあって、声が素晴しいんだよね。そんな彼女を彼は発見したんだ。

私はセカイイチの岩崎慧さんルートで彼女を知ったけれど。

そして、アジカンの時間が来た時はほんとドキドキわくわく。

去年末にRADIO CRAZYで彼らのステージを見て
それについてライブの感想を書くといいつつ
いまだに書いてなかったけれど、あの日は
the HIATUSのあとで、ゴッチが細美くんの言葉を受けて
「ほんと、今の日本はパーティが必要なんだと思う。」
って言ってたのを思い出すのがこのナノムゲンサーキットでの
ライブだった。

いっしょにやったバンドたちを見ていても
彼らを見ていてもKBSホールで大きなパーティをやっているような
楽しさが溢れていた。みんな好きなように体を動かして踊るんだ。
モッシュダイブは後方から見てたのでわからなかったけれど
それよりダンスしている人の方が多かったんじゃないかな?

セットリストはきっとまだ出してはいけないと思うけれど
これだけはいいかな?

「ループ&ループ」と「君という花」はやってくれた。

彼らは10周年ということだけれど
私はその初期に特に彼らに思い入れがあるので
昔の曲をやってくれるとテンションがかなりあがった。

もちろん最近の曲も素敵なんだけれど
あの時代の泥臭さというのか、ややつっぱり気味なところとか
未来がまだ見通せてない不安とかがすごく曲に反映されていて
それが心の奥にぐっと触れた。

ゴッチは今はいろんな活動をしている。
それを批判する人もいれば共鳴する人もいる。

私はゴッチが好きだからすべてに共鳴するっていうわけじゃないけれど
しっかりとしたポリシーとかぶれない行動をする彼をリスペクトしている。

彼はこのナノムゲンフェスをやろうと思ったのは自分がいいと思う音楽を
より多くの人に知ってもらいたいということで、日本ではとかく
マイナーになりがちな洋楽のバンドを呼んでフェスを開催した。
最初は洋楽ファンからは批判され、邦楽ファンからは誰?って感じだったようだけど
今ではナノムゲンフェスで洋楽を好きになって、そこから卒業してフジロックや
サマソニにみんな行ってしまって、結局ナノムゲンフェスにはいつも洋楽初心者が
多く集まるけれど、それでいいんだと思っているらしい。
ナノムゲンで1つでも多く好きなバンドを増やしてくれたら彼は幸せなんだね。

彼は言った。

「別にアジアンカンフージェネレーションだけを好きだと思ってくれなくていい。
音楽というものを好きになってくれて、その中でアジカンもいいなって思ってくれたら
それで幸せです。」(このとおりではないですよ。言われた言葉は。こんな感じという)


私はミュージシャンからこの言葉を聞けてほんとうにうれしかった。
私はいつもいろいろなバンドの音楽を聴き、好きな音楽がいっぱいある。
でも、世の中には自分たちのバンドだけを好きでいてくれないといやだという
バンドもいるんじゃないか。またファンの中にもいろいろ他のバンドのライブに行くと
「なんだ、あの人あちこち行って。ファンじゃないじゃん」とかいう人がいて。
そういうのが息苦しくて、だからライブであまり「このバンドの熱烈なファンです!」
っていうような人とはかかわらないようにしてきた。
私としたら、どのバンドも同じぐらいに大好きで同じぐらいの熱さでファンのつもり
なんだけれど、それがどうも適当に思われる傾向があって。

だけどゴッチが言ってくれた「音楽というものが大好き」がまさに
私のそれで、ゴッチがなんだか応援してくれている気がした。

もう、どう思われようがとことん音楽バカを貫いて行く!って
そう思った瞬間だった。


この日、アンコールが始まるまでバンドの後方は幕がかかっていた。
しかし、アンコールになってその幕もあがり、見事なKBSホールの特徴でもある
ステンドグラスがあざやかにお目見えした。
そのステンドグラスとステージが一体化して、そのステンドグラスがまるで
アジカンのステージのために作られたかのような気がした。

ずっと前にthe HIATUSのthe afterglow tourの名古屋で
細美くんが「このホールは今日のこの日のために作られたんだ!」って言った言葉を
思い出した。

このKBSホールのステンドグラスはこの日のアジカンのステージのために
作られたんだ!って。やっとこの日をステンドグラスは迎えられて
ほんとうに幸せだったんじゃないだろうか。って

会場の外にはFLAKEレコードのdawaさんが来られてたようだけれど
会場出ると人の流れに押されて、たどり着けなかった。

私はゴッチのおかげでFLAKEレコードさんを知り、行ったこともある。
そして、そこでは99RADIO SERVICEのCDもプッシュされていて
すごくうれしかった。音楽雑誌でも紹介されてない海外の音楽も
知ることができて、そこで海外のCDも買ったりしている。
フレークさんのところのNOKIESはくるりとも
いっしょにやったりしてゴッチともつい最近やってる新進バンドだけれど
すでに北欧でツアーしてたりするんだよね。実はこのバンドの
ドラム君は身内の大学時代の同級生で音楽サークルで繋がってるんだ。
で、以前FoZZtoneとも対バンしたしね。

話がそれちゃったけれど
アジカンの音楽はやっぱりど真ん中に響くし、
演奏もやっぱり凄かった。

CDよりライブだ!ってやっぱり感じた。

KBSホールっていうのは奥行きはそれほど深くなくて横に広いホールなので
後ろの方でもしっかり顔が見えるんだ。だからほんと近くにアジカンを
感じられたし、音響もすごくいいホールだから音もよかった。

また来てくれたらいいのにな~。
あとここにthe HIATUSもまた来てほしいな。

前日は4時間以上もやってしまったらしく、終電に間に合わない人が
続出したそうで、この日はちょっと控えめだったそうだけれど
それでも18時半に始まって22時近くまでやってたんじゃないかな?

そうそうMCでゴッチがヨーロッパツアーが思いのほか好評で
お客さんがいっぱい入ってうれしかったみたいなことを
言ってました。

そういえば、アリスタのツアーでロンドンに行ってた
スコット・マーフィーがそれを知らなくて、現地で
会えなかったのをツイッターですごく悔しがってたね。

「君繋ぎファイブエム」というアルバムがあるけれど
その中の「君という花」は彼らの代表作のひとつであるけれど
思うに、ゴッチという人は「人と人を繋げて行く人」なんだなって。

私はゴッチによってエルレに繋げてもらって、あるいはテナーにも
繋げてもらって。

で、やっぱり好きなものが似ているんだなと思うのは
彼がナノムゲンに呼ぶ海外のバンドたちは私の特に好きな
バンドたちばっかりだということ。

ASHにしてもFEEDERにしても
洋楽の中でも特に大好きなバンドたちだから。

これからも彼によってどれだけいろいろなバンドに
繋げていってもらえるんだろう?

それがすっごく楽しみであり、
彼にはこれからも彼らしく音楽を続けてほしいと
思う。

10周年おめでとう!アジアンカンフージェネレーション様!






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「おれたちシリーズ関西編・おれたち、旅に出た」at 心斎橋・酔夏男

2013年06月19日 | 邦楽
2013年6月14日(金)

初めて、大阪心斎橋にある酔夏男に行ってきました。
もう何年も前から真田氏や片岡氏がそこでライブしてて
行きたいな~って思いつつも、平日のライブばかりで
行く機会を得ることがなかなかできなかったのです。

が、今回平日ではあったけれど
やっと金曜日にライブが。
当日にならないと実際は何が起るかわからない仕事なので
ドキドキしていたけれど、この日はなんとかくぐりぬけて
大阪の心斎橋まで行くことができました。

やった~!

この日は「おれたちシリーズ関西編・おれたち、旅に出た」
というイベントで、これには野辺剛正・片岡大志・石田匠というキャリアのある
大人の男性陣が集結しました。

この3人組で関西は初めてだったようで
これに来れたのはラッキーだったと思っています。

最初からは行けなかったのですが、途中からでも
十分に楽しめるライブでした。

私が行った時はちょうど大志さんがおひとりで歌われる時で
不思議な国のアリスに出て来る代用ウミガメの話から
ウミガメのスープの話になって、その歌を歌われました。

初めてドアを開いて入った初めての空間で
突然不思議の国のアリスの話とウミガメスープの歌って
ほんと異次元の世界に迷い込んだような
ワクワク感がそこから始まりました。

片岡大志さんからはそこはかとなく
文学的香りというのか、しかもそれは決して日本文学ではなく
海外の特にイギリスとアメリカの文学の香りがいつも漂っていて
そこがまた彼の魅力のひとつだと思っています。

イギリスっていってもちょっと湿気のある部分ではなくて
早朝の朝露に揺れる草花から香る匂いだったり
アメリカではちょっと土の匂いの香る空気だったりを
彼の歌から感じるのです。

そして何より彼の声がほんと素晴しいのです。
つやがあってのびやかで透明なのです。

彼の歌声を聴いているととてもきれいな水で
全身を洗われたような感じになるのです。

そんな彼のお仲間の野辺さんと石田さんもそれぞれが
個性的でそれぞれの色を強烈に放つ方達でした。

私は以前から石田さんのライブにすごく行きたかったので
この日大志さんと石田さんをいっしょに見れるなんて
ある意味ワンダーランドにいるみたいでした。

石田さんはハスキーな声で、でも音域は広く
いろいろなイメージを歌から与えてくれる方です。
もっと彼の歌を聴いてみたいと思いました。

そして野辺さんは温かいまろやかな歌い方で
キーボードも弾かれて、その居心地のよさに
心をほっこりさせてしまいました。

この3人のトークもおもしろくて
大志さんの「バーガーキングが一番おいしい。」という話から
マクドナルドやらサブウエイやらいろいろと展開していきました。

ビッグマックの話もでましたが、
私はビッグマックと聞くたびに村上春樹氏の「パン屋再襲撃」を
思い出してしまいます。

村上春樹氏の初期の頃というのか彼の作品には
結構簡単メニューな料理が登場します。
ファストフードやパスタ、そしてベーコンエッグ。

でも、シンプルだけれど、彼の作品を読んでいると
そういうものが食べたくなるのですよね。

これってイギリスの文豪のチャールズ・ディケンズと
共通するというか、ディケンズの作品にもシンプルな
料理がよく登場するのですけれど、読んでいると
食べたくなってしまうのです。

って話がそれましたが、
そういうディケンズ的な世界も片岡さんはさりげなく
かもしだしてくれるシンガーソングライターだと
私は思っています。

石田さんとは随分と前にツイッターで言葉のやりとりした
印象が強いのですが、彼がある時、閉園になったとある
遊園地跡に唯一まだ残されている観覧車について触れ、
それに対して、私が聞いた話を伝えたところ、それに
感動してくれたのがうれしかった記憶となって
今もよみがえります。

その観覧車は今でも月に一度回されていて
それを動かしにくる老人がいるという話です。
その老人は実はその閉園になった遊園地の
園長だった人で、月に一度観覧車を一周回しながら
またいつかこれに人を乗せて、この観覧車を
蘇らせたいという思いがあるというのを伝え聞きました。
実際にその現場を見たことは私はありませんが
それは都市伝説でもなくて現実にされている話です。

とてもせつないけれど、ロマンのある話でもあるなと
私はその観覧車を見るたびに思うのです。
きっと、石田さんもその観覧車を見るたびに
思い出してくださると思っています。

私は行ったことはないくせにこの観覧車が
アメリカのコニーアイランドとかにあるような
観覧車に思えて来るのです。そこだけが
私の中でアメリカになるのです。

想像力で生きている........それが私ですね(笑)

さて、この3人が「ふるさと」をアカペラで
ハモられた時はほんと鳥肌ものでした。

彼らがやると日本的な「ふるさと」ではなく
どこかアメリカ的な「ふるさと」になるのが
不思議です。

そして、アンコールで歌われた
「come together」も最高でした。

また何回でもこの3人組のライブが見たいとほんと思いました。
大人だけれど子ども心のあるライブというのか。

この酔夏男はくつろげるソファーとかもたくさんあって
来られている方たちはみんなゆったりとライブを楽しまれていました。
結構たくさんお客さんはいらっしゃいましたが、みんなアットホームな
空間でくつろがれていました。


さて、片岡大志さんとの出会いを少しだけ。
彼は真田暎人氏が昔やっていたJET KELLYというバンドのプロデューサーでした。
片岡さんは矢井田瞳さんを育てたプロデューサーとしても有名であり、
植村花菜やmiwaの音楽のプロデュースもされてます。

そのような方に、若くもない私が若気の至りのように(笑)
ある日、自分が大好きなJET KELLYがどうして売れないのか!
どうしてあのように素晴しい音楽が世に出ないのか!のような
訴えを大志さんにした事がそもそもの出会いです。

きっと彼は驚かれたことでしょう。
でも、丁寧にそれに対して答えてくださいました。
そして、実際にお会いする機会を得て、
大志さんのおかげでいろいろな映像も撮る機会も
いただき、今に至るわけです。

大志さんはいつもとても気さくで
優しくて、丁寧に接して下さるので
会うとほんとほっとして、仕事であったイヤな事も
忘れさせてくださるようなお人柄です。

これからも彼のライブをチャンスをできるだけ作って
見に行きたいと思っていますし、もっともっと
彼の新曲を聴いてみたいと思っています。

英語の歌の彼ならではの日本語詩のも聴いてみたいです。

また、そんなワクワクするライブを見れる日を楽しみにしています!






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MWトリオ(a.k.a FoZZtone)ワンマンライブat cafe Room (大阪・西長堀)

2013年06月09日 | FoZZtone
バンド内バンドもあっていいんじゃないか!
とFoZZtone内に立ち上げられたバンドその名をMWトリオ。

言ってみれば大宇宙の中の小宇宙のようなイメージ。

今回、崖の上のギタリストこと竹尾氏がプライベートの
ご事情でご欠席のため、急遽このMWトリオが結成されました。

コンセプトはニューオーリンズを拠点に活動するジャズトリオらしい。
メンバーはMW、AD☆NOV、アントーニオの3人。

まあ、簡単に言えば、渡會氏と菅野氏と武並氏なのだけれど
その覆面バンドというのか、MWトリオが言う設定では
フォズトーンの友達バンドということになっています。

2013.6.8(土)晴れ

大阪の西長堀にあるcafe Roomにてこのワンマンライブがありました。
この場所は以前セカイイチの岩崎さんとフォズの渡會さんの2マンの時に
一度来ています。

60人強入るスペースなのかな?イスはいろいろな形ので整理番号順に
すわっていく感じです。

さて、その日のセットリスト

ムートリオのテーマ
Jaguar in the stream
Fish, Chips, Cigarettes
春と鉛
ラナウエイ
Smuggler
チワワ
(15分のトイレ休憩)
レインメイカー
世界の始まりに
GO WAY GO WAY
She said
Shangri-la
BABY CALL ME NOW
LOVE

en)
植木等の「だまって俺について来い」のMWバージョン
「夕立ベッドイン」のMW trio バージョン


登場した時にまず珍しいなと思ったのが
MWこと渡會さんのメガネ。
髪の毛も以前より短くなり
その雰囲気がどこかのなんとか博士とか教授っぽくて
それでいてかなりはまっていました。

アントーニオこと武並JJさんは筋肉隆々の柄Tシャツを
着ていてマッチョ風になられていました。

AD☆NOVこと菅野さんは黒いハットをかぶってヒゲをはやし
深々と帽子をかぶるとルパン3世の次元のようでした。

で、このバンド海外から来たという設定なので
初っ端からMWさんが英語で話し続けるという。

日本語はa littleってことでビールを表現するのに
ジェスチャーでやってみせるという。
ビールをサーバーから入れてそれを飲み干すまでを
音をまじえつつ再現されていました。

で、ビールをお店の方から渡されて、飲み、また
注文して飲み、のくりかえしのライブで
終始なごやかであり、笑いの絶えない、いろんな
ポーズを皆さんがとってくれるというふだんのライブでは
見れない表情がいくつも見れました。

一応、MWトリオがフォズのナンバーをカバーするという設定になってました。
で、後半からはそれもどっかへ飛んでってましたが。

さて、Sole Cafeとはまた違う雰囲気を出すのがこのcafe Roomでの
ライブなのかなと思いました。
どちらにも良さはあり、そのカフェのカラーが出ちゃうのですね。

なんか久しぶりにジャガーが聴けたような気がして、
すごくうれしかったです。

そして結構昔の曲を立て続けにやってくれたので
じわ~っと来ました。

Smugglerが鳴り始めた時は会場がどよめきました。
昔からのファンは特に喜んだわけです。

この前半のMCの流れから曲から曲へ続けるために歌われたみたいですが

ポッキーのCMのいきものがかりの「ジョイフル」を結構身振り入れて
歌うMW氏。あるいはゴールデンボンバーの「女々しくて」を歌うMW氏にも
会場は大盛り上がりでした。


後半は日本語に戻ってましたが、そこでまたいろいろなお話が。

10周年というのは適当なんて爆弾発言が出ましたが、
竹尾氏と出会った時から言うなら12周年になるけれど
ある時、菅野氏が「おれが入って10周年」って言ったことから
10周年が決まったそうです。

しんどい事、辛い事の方が多いと思う。でも、俺たちは
素晴しいアルバムを3連発で出せた。それがとっても幸せに思う。
だから、幸せだ!と思った瞬間を十分楽しめたらいいんだよ。
っていうような話を渡會さんが言われてました。

それは確か「Shangri-la」に入る前だったと思いますが、
リンゴスターはビートルズが結構いい感じの時に
「やめたい」と思っていたらしくて(その時にオノヨーコの
真似とか勝手に想像上で、わっちがやってくれてましたが)
そのストレスになった時に作った「Octopus's Garden」
がなんかいいなって思ったらしいです。そういう感じで
シャングリラを作ったというような話だったと思います。
(もし、違ったら許してください。なにせ記憶はすぐに混沌としますので)
その流れで、先に書いた楽しいと思ったら楽しんだらいいんだよっていう
話になったわけです。

ちなみに「Octopus's Garden」私も好きです。
イメージ的にはついつい日本の公園にあるタコの遊具を描いちゃいますが
違いますよね。実はリンゴってビートルズの中では一番肩身の狭い思いを
していたと思うのですよ。あとから入ったしね。ファンからの扱いも
他のメンバーと違ったようにきいたことがあります。
でもね。今10代の世界の若者に結構知られているビートルズのメンバーは
案外リンゴスターかもしれません。なぜなら彼はあの世界的アニメの
「きかんしゃトーマス」のナレーターをやってましたからね。
日本でいう森本レオのポジション。

って話がぜんぜん違う方向へ行ってますがフォズに戻します。


最近のいろいろな事。
アニメのタイアップとか
東京キネマのDVD製作の秘話とかを
語ってくれたのですが、
たとえば、アニメのendingは自分たちが
お金を払ってしてもらったのではなくて、
自分たちが信じてやってきた音楽を
インデペンデント( Independent)で活動している自分たちの
ライブをたまたま観に来て、聴いてくれた音楽会社の人が
これはいいと声をかけてくれたことに始まったということであり
ライブ映像の方はMusic on TVの人たちの方から積極的に
協力して下さったとの事。

で、ここから少し私の思う事を書きます。ライブとは関係ないです。

私にはそのM on TVの人たちの気持ちがすごくわかる気がします。
こんなにも自分たちである意味D.I.Yで丁寧にぶれずに音楽を
やり続けているバンドを本当の音楽好きがどうして放っておけるだろうかって
事です。こんないいバンドを応援しないわけいかないだろう?って事です。

今音楽業界はしんどいというのはまだまだききます。
アベノミクスなんて言ってても、それが音楽までに届くなんて
まだまだ遠い感じです。

そんな時に真の音楽ファンあるいはロックファンは少しずつ
自分達の動きをし始めている。そんな事を最近すごく感じます。
フォズはそれを先取りして始めていました。そして
音楽配信業界であるスペースシャワーもタワーレコードも
そういうのを求めていて、そういうのがだんだんと
重なって行きつつある気がするのです。

いわゆる手に職がないと不景気な世の中は生き抜けないと
いわれますが、それと同じで、人まかせで自分たちは
ただ作曲して歌って演奏していたらいいだけではだめな
世の中になっていると思うのです。
渡會さんがインタビューで「実業家」という言葉を
あげてましたが、まさにミュージシャンもただ、
それだけで満足していてはいけないのです。
自分達でいろいろなアイディアを出し合って
新鮮な事をやり、アルバムの出し方や
ジャケット作り、ライブの形式、ファンとの関係、
アルバムの数をちゃんとマーケティングして
採算がしっかりとれるようにしないといけない
などすべてにおいての総監督のようでもなくちゃいけないのです。

もちろん、一人ではできないのでチームというのは大事です。
これからの時代はある意味アイディアや才能が個々にあるバンドが
生き残っていくのだと思います。

あのサッカー日本代表で本田が言ったあの言葉です。

「個」です。

最後は「個」なのです。

それがバンドの未来を決める気がします。


ってここでまたライブの話に戻します。

「世界の始まりに」から特に竹尾氏の不在が
渡會さんのギターだけでは補えない状況になり
ここでなんと口でその部分を補うという荒技に出ました(笑)
渡會さんと菅野さんが二人でその場所を口で補いながら
歌い演奏するというとても大変な感じでしたが、
こちらはとても楽しんで参加していましたよ。

「GO WAY GO WAY」なんて竹尾氏のソロ満載の
曲なので会場もいっしょに口で演奏参加してたような気がします。

このカフェにはステージの後ろに絵がかけられているのですが、
それが山の絵で、その山のてっぺんに崖の上のギタリストの竹尾氏が
見えるだろう?ってことでそこにいるという設定になりました。

で、もし竹尾氏に「崖の上のポニョ」なんて言ったりしたら
大変なことになるというような話も出ました。

「GO WAY~」はほんとテンションあがります。
そして、この曲はライブがCD以上にもっといいです。
フォズの曲はライブで聞くとCDもいいけれどもっと凄いって
いつも感動します。

「She said」

この曲を聞くとフラワームーブメント時代のアメリカのサウンドを
思い出します。もちろん私はそれをリアルタイムで聴いてたわけでは
なくてのちに知るわけですが、昔の映画とか見ていて、その時代の音楽が流れたりして
そのイメージと合うというか。もちろん、サーモンとガーファンクルっぽい
イメージもあるのですが、歌詞は渡會さんらしくて、やっぱり素晴しいです。

この歌に入る時に地元の駅にいた女子高校生たちの会話を再現してくれた
渡會さんですが、なんでもジャニーズ系のアーティストのCDには限定盤、
特別盤、通常盤があるけれど、特別盤のリミックスがやばいとか高校生が
熱く語っているのがプロのアーティストが聴いているとちょっとくすっと
してしまうけれど、そういう年頃ってあるなっていう話から女子高生には
女子高生の生活のにおいがして、それがいいにおいならそれだけでいいなって
言う話からいいにおいの柔軟剤を使った方がいいよねってことで
この曲に入っていったわけです。歌詞の中に柔軟剤がでてきますものね。

「BABY CALL ME NOW」
この曲を竹尾氏が作曲したっていうのはすぐにわかりますよね。
エリック・クラプトン風ですもの。これをクラプトンにカバーして欲しい気すらします。
このアルバムの絵が往年のスター・エリザベス・テイラーに見えますが、どうでしょう?
私の父が大好きで、また父は絵を描くことが大好きで、鉛筆でデッサンしたエリザベス・テイラーの
絵が私のところにあるのです。それを思い出しました。

本編ラストはやっぱり「LOVE」
これはやはり彼らの代表曲ですね。
これでぶち上がって終わるという感じですね。

その後アンコールで
まずはMWさん一人で登場し、
「ひとしっていう人がいて」って前の仮面ライダーブラックのように
話そうと思ったけれど、すでに「植木ひとし!」っていう声が会場から
あがって、それはやめになってその植木ひとしさんの話をされました。
そんな植木さんの曲をカバーされたのですが
それがジャージーでこんな風に変わるんだっていうぐらいのすてきさです。
もちろん原曲も日本を元気にする曲で、つらい人たちをみんな受けとめるような
大きな海のような人が植木さんだったなって思うそんな彼を表している曲です。
それをMWバージョンに変えて、きっと今の彼もこういう風にとにかく
なんとかしていこうぜ、あきらめないで、とりあえず俺んとこにこいよって
感じなメッセージなのかなと思いました。とにかく生きててりゃそれで
いいんだよって言う、それで十分君は素晴しいんだよって言う。

ラストのラストは渡會氏のソロから
「夕立ベッドイン」で、これをベースとドラムと聞くと
またすごくすてきなのですよね。

ということで長々と書き連ねてしまいました。
毎度のことではありますが。

こうして書いて行くことでシーンを自分で思い出して
ただ、喜んでいるだけなので、許して下さい。

終了後、60枚限定のMWトリオのCDを買いました。
また、その感想はいつか。

ムートリオのテーマはどこかのクラブで演奏してる風な
感じで、リズムがすごく印象的な曲でした。

ということで、終了!


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする