HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ありったけ『ファミリーロック復活祭』2

2007年04月29日 | TOKYO DROP
前編読んだ方に少しはあの日の事が伝えられたかな~

まあ、仕方がないです。自分の力量ってもんがあるので許して下さい。

どの部分を抽出して書けばいいのか悩んでしまうぐらいあの日の『ファミリーロック復活祭』は素晴らしすぎました。イベントであんなに隅から隅まで愛がいっぱいで笑顔がいっぱいのイベントなんてこの私の人生において初めてなんじゃないかな・・・って思えるほどの全身から幸せを感じました。

こんな素敵なライブを知らないなんて、ものすごい損失だって思えるほど。出演者が皆お互いを認めあって、ファンも自分の応援するバンド以外に対しても温かい気持ちで見ているライブ。不機嫌な人のいないライブ。皆がキラキラしていたライブ。



TOKYO DROPの締めくくりにやってくれた曲『千一夜』

もちろん、新曲なので私は初めて聴きました。あまりにも心に突き刺さる曲だったので正直歌詞の細部までは覚えていません。でも、この曲を聴きながら、私は世界を思いました。この青い星、地球を思いました。

『Smile&Smile―100のほほえみ』(マグナムフォト東京支社)っていう写真集があるんですが、この歌を聴きながら、この写真集の中の子供達を思い出していました。この中には戦火の中の束の間の日常で見せる笑顔の子どもたちの澄んだ瞳だったり、銃を担ぎながらはにかんだ表情を見せる少女だったり、その現実とのギャップに胸が締め付けられるような写真が集められています。

私はかつて報道カメラマンになりたいと思ったことがあるんですが、それはそんなひどい状況の中でも一生懸命に生きようとしている幼い命たちをどうにか救えないものかと真剣に思っていたからなんです。 独身だったので、親には申し訳ないけれど、自分が誰かのためになるのであればそれこそ戦場の戦火の中に銃ではなくカメラを持って第一線まで行くのもその時は恐くはなかったんです。

結局、そういう人にはなれず、今こうしてのほほんと生きているわけですが、今は別に守れるものがあるので、小さい世界ではあるけれど、そこで大事な命を守っていきたいと日々生きています。

話は横道にそれましたが、『千一夜』を聴いていたら、それを作った真田さんの願いが強く感じられました。この曲を演奏している時に3人(4人とも?)がいっしょに歌う部分があるんですが、そこがすごく美しくて、その歌の詩の重みがよりせつなく伝わってくるんです。

ただ、まだ一度しか聴いてないので私の解釈が間違っているかもしれません。勘違いかもしれません。そういう時は笑って許してやってください。


私はずっと昔から思っているんですが、国を超えて人を繋ぐことができるのは音楽だけだって。言葉がたとえ通じなくても、そのメロディで人を優しくすることができる力をもっているんですよ。あるいは勇気や希望をもたらしてくれるんです。

この「千一夜」を聴いていてそういうことを改めて思いました。


この曲をエンディングに彼らのステージは終わりました。というより、また始まりました。ここからTOKYO DROPは動き出したのです。これから皆と千も万も夜を超えて歌っていくことをスタートさせたんです。涙でステージが滲んで見えました。笑顔で泣くというのはこういうことを言うんだって思いました。今こうして書いていてもまたなんだか泣けてきます。嬉し泣きですが・・・


そして、このイベントの主催者でトリを務めるTHE GRAND COLOR STONEが出番予定時間を一時間も過ぎた10時ごろに登場します。その前に舞台ではこの日の特別ゲストの萌田くん・・・いやジルコニアの植田くんが登場し、デイアラビのマサさんとおもしろトークを繰り広げるわけです。それにしても植田くんは芸達者な人ですね。なりきれる強さというのか、どんなことでも全力投球できる人なんだろうな~って。そういう人って素敵ですよね。この日はステージではないのに見にきていて呼ばれた~って言ってましたけどね。この飛び入りゲストが会場を一層盛り上げてくれてました。


THE GRAND COLOR STONEの事を真田さんが「THE」の・・・って呼んでいて、中野さんに略しすぎだって言われてましたが、そんな皆の兄貴分のグラカラのステージは私が今まで見た中で一番心に残るステージでした。今まで見た時は「どこまで曲でどこまでトークなんだ?」って感じでコミカルなイメージで、つかみどころがなかったんです。正直な話。いい曲もあるのですが、全体に渾沌としていて曲をじっくり聴くっていう感じではなかったんですが、今回初めて「いいバンドだ」って心から実感しました。おちゃらけも控えめに全編ライブバンドとして、しっかり歌と演奏をやってくれて、新曲も半分ほど(未完成だったようで)やってくれましたが、会場にパノラマのように広がる曲が多くて、心が開放されていくようでした。そして、こんなにも知っている曲が多いって自分でもびっくりしました。いっしょに行った弟子Bも同じ感想でした。こんなにもいいバンドだったんだって改めて感じました。

この頃にはもう終電に間に合いそうにないから、途中ででるかどうかの瀬戸際にきてました。それを弟子Bに言うと「おれはいるから、帰りたけりゃ帰ったら」みたいに言われ、未成年を置いて帰れるわけなくて、それを無理に連れて帰るっていう手もあったのですが、私自身もこの日は腹をくくった(って大袈裟ですが)というか、「よし、もう終電はあきらめよう。なんとか帰れるさ」ってもう、時間を気にせずに最後までいることにしました。

だから、ハラハラせずにじっくりグラカラの曲を聴きました。ある意味、この復活祭でグラカラの曲がじっくり聴けたのはすごくよかったです。「会いたい」とか聴いていたら、なんだかうれしくなってきて・・・この曲はFM802でも流れてきて車で「グラカラだ」ってすごく喜んだ記憶が甦ってきました。


ステージがすべて終わり、その後は恒例のファミリーロック全員集合のお時間です。グラカラが順番に今日の出演バンドを呼ぶわけですが、初めの方にTOKYO DROPを呼び出すと、すでに真田さんはできてました(笑)かなりもう飲んでいたのかな?って感じで(笑)でも、だからステージでも乗っていて楽しかったです。操さんや長尾さんやヤブさんはちょっと控えめに最初はしてらしたけど・・・

HIGH-Gが出た時は実は私達2人組は大喜び。なにせ今はまっているガチャピンの姿でボーカル君が登場したからです。「ひらけポンキッキ」って言ってましたから、その世代なんだな~って。今は「Pーkies」だったけど、3月で実は終わってしまったんですよね。長い放映時代を終えたわけです。復活を望む声もあるようですが。でもガチャピンとムックは健在で『科学忍者隊ガッチャピン』という番組で(まあ、ガッチャマンをパロディっているわけですが)頑張ってます。また、The KillersというUSAのバンドのPVにも出演でこのPVの中でガチャピンが歯磨きをするシーンや最後カプセルホテルでメンバーといっしょに寝るシーンが微笑ましいから好きです。

ディアラビのメンバーも#SOARのメンバーも出て、ステージは大賑わい。収集がつかなくなっている感じでしたが、ステージも会場も楽しさの渦で、とっても幸せな時間がそこに流れていました。そして最後の最後に、TOKYO DROPの操さんが呼び出されて、彼がしっかりと締めをやってくれました。とっても素敵でした。彼が絞めをすることにこの日は意味があるような気がしました。


あなたの存在が大事であること・・・皆が感じたと思います。
そして、このステージに立っているどのメンバーも見ているどのファンも大事だっていうことを。


終わった後、さてどうしようって感じではありましたが、こういう時男の子が同伴だと心強いもんです。しかも私よりでかいわけで。

久しぶりにTOKYO DROPのメンバーと彼は会って、でかくなったことをびっくりされつつも笑顔で話したりする姿を見て、本当に今日は連れて来てよかったって思いました。それと、一年ぐらい前に渡したあるものことを長尾さんが覚えてくださっていて、お礼を言って下さったのでうれしかったです。でも、その期間彼に会えてなかったことになるわけで、月日の流れを感じました。


とにかくメンバーと挨拶してから速攻で帰りました。いくらJRがまだあるっていっても大阪からの電車がすべて鈍行になってしまっては大変ですから・・・で、ぎりぎり快速のラストに乗り込めて京都駅まで・・・

実は違う駅で降りようと思ったのに線路内のトラブル発生で電車が真夜中にストップしてしまったんですよ。


ゆえに暗い京都駅の構内を走り、ほとんど締めかけの改札を抜け、暗い建物内の通路を走り、タクシー乗り場へ・・・


夜を翔け抜ける


そんな感じでした。


でも、すごく幸せな夜でした。


この深い夜を超えて、これからもずっと君たちがいることを信じていたい。

いいえ、絶対にいてくれるよね?


TOKYO DROP

完全始動

2007年4月25日大阪にて

目撃そして体感




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ありったけ『ファミリーロック復活祭』1

2007年04月28日 | TOKYO DROP
言葉にならないほど感動した・・・って言うことも可能です。それだけでもその場所にいた人はわかるでしょう。でも、それだけで伝えるなら、別に自分の中でそう思っておけばいいわけで、ここに書こうとするならば、やはりできるだけその会場にいなかった人にも何かが伝わるように書かないと・・・ってことでなけなしの言語力であの日の事を書いてみたいと思います。

4月25日大阪江坂ミューズにて『ファミリーロック復活祭』というイベントがありました。これはTHE GRAND COLOR STONEが主催して行うイベント『ファミリーロック』の復活祭でした。私はTOKYO DROPがお休みしていたから復活祭なのかな~って思っていたら、主催者のグラカラも実はお休みしていたんですね。

6時半開演だったのですが、最初からかなりの人でした。ちょっと今まで私が見たファミロクとは違う感じで、最初からファンもバンドもスタッフも気合が入っている感じでした。


オープニングアクトは#SOAR。長崎から来たというボーカルギターとキーボードの2人組ユニットでした。写真で見た時は男の子の2人組かと思ったら、ステージには男の子と今風の女の子が・・・でも自己紹介の時、一卵生双生児の・・・っていうことで、やっぱり女の子に見えてた方も男の子でした。でも、しゃべり方から仕草からニューハーフ風というのか、とってもユニークでまたMCもかなり笑わせてくれました。でも、曲は結構じっくり系で、メロディアスですんなり入ってくるかんじでした。演奏している時の2人はMCの時とは別人のようにミュージシャンでしたよ。

次はHigh-G。もうこれで3回目となり、かなり聴いたことがある曲が増えていてなんだかうれしくなりました。前にも書いたと思いますが、ここのドラムさんだけがこの日の全てのバンドのメンバーとどこか違うオーラを出していて、どうしてもゴス系にしたくなります(笑)体型的にはフォール・アウト・ボーイのボーカル的。彼の事がいつも気になって気になって・・・でもまだお話したことありません。残念・・・

彼らの曲はどんな感じか・・・あくまで「たとえば」ですが、CUNEってバンドいますよね。『サムライドライブ』って曲が有名な。あのバンドの系統の曲調かな~って・・・あくまで主観ですので、そういうのでかたづけないでくださいね。とってもメロディラインが気持ちよくて、広がりがある曲をやるバンドなんですよ。前のライブで買った『Replay』という曲もやってくれて、それを聴いたら、テンションが上がってしまいました。私は結構後ろの方で見ていたんだけど、前の方のファンの人たちが拳をあげるかなんかしないのが不思議で不思議で・・・彼らがパンクスプリングに出ることは想像できないけど、他のフェスとかに出たら、絶対血の気の多い連中は暴れると思いますね。パンクではないけど、血を騒がせる要素をもっているバンドだと思うわけです。会場を揺らす力はいっぱいあるから、ワンマン見てみたい気もします。

そうそうこのバンドのセッティング中に幕の降りたステージのそでにはデイアラビのマサさんとTOKYO DROPの真田さんとグラカラの中野さんがトークを繰り広げてました。
「空は風、声は羽根」の「うぉ、うぉ、うぉう、うぉうおー」っていうフレーズのところをパロディって「うぉ、うぉ、魚(さかな)~」みたいなことを言ってました。

さて、次のDEAR LOVING。この頃にはすでに時間が押しているのに気がついてちょっと気がはらはらしてきました。早く始まって~ってこのあたりでは本当に思ってました。終電が・・・って。

幕が上がるとなぜかポリスマンに扮した得体の知れない人が登場。私はDEAR LOVINGを見るのが初めてだったので、こういうバンドかって初め正直思いました。あれ?って・・・見た事はなかったのですが、真田さんとかの日記でそういうイメージじゃなかったので、こんな極もの系だったっけ~?って。

そうしたら、それはちょっとした彼らの中の別のキャラクターだったようで、本編が始まったらその彼はドラマーで思ったとおりの曲が演奏されました。このバンドもメロディがやっぱりきれいで、すんなり聴ける音楽を奏でていました。残念ながら音源をもってないので、詳しくは書けませんが、バンドのメンバーは個性派集団で、ギターの彼はすばらしいつっこみをする人で、ボーカルのマサさんとの掛け合いが最高でした。でも、ギターテクは凄い人でした。ベースの彼はあまり話さない美形の人でしたが、もくもくと骨太なベースを弾くのがかっこよかったです。それにしてもカラフルなイメージのバンドで、まさに「愛すべきあなた・・・」っていうバンドでしたね。

次はいよいよTOKYO DROPでその時すでに一時間は時間は押してて9時にはなっていたと思います。

私はここまでは後ろで見ていたんですが、なぜか背の高い人たちが前に立ち、見えなくなったのでいっしょにいった弟子Bをおいて(彼は背が高いので後ろでもよく見えるらしく)前の方へ・・・

するとTOKYO DROPのファンの方が声をかけてくださって、いつの間にかその中に・・・
なんていうのかな・・・TOKYO DROPのファンって本当にまっすぐな心のファンが多いっていうか、混じりけ無しに純粋にその音楽を愛しているんだっていうオーラを出しているファンが多いんです。きっとそれはバンド自身が出す誠実なオーラがそういうファンを引き寄せるんでしょうね。

いよいよTOKYO DROPの復活ステージが・・・

胸が高鳴り、全身が研ぎ澄まされます。

新曲「Destroy」から始まったステージ。

あ~やっぱり真田さんのポジションはここだって感じました。バンドのフロントマン。そして、後ろで力強いドラムを打ち込む長尾さん。奈良Tをやっぱり着てて。あ~長尾さんだ~会いたかった~っていろんな思いが溢れてきました。そしてビリー(っていつの間にか自分でそう言ってしまう)山口操さんのベースを弾く姿。これだ。やっぱりここにあなたがいないと絶対だめだ。って思いました。ギターはサポートの薮内さんで彼は初めてだったのですが、まっすぐな感じでTOKYO DROPに寄り添ってギターを披露してくれてました。

とにかく、JET KELLYからのメンバーでTOKYO DROPに名前が変わって、初めて見たライブでした。

「TOKYO DROPです」って真田さんが言った時、とっても新鮮であり、やっと聴けたって思いがあふれて胸が熱くなりました。


そうTOKYO DROPが動き出したんだって・・・今ここで・・・

本人たちを見るまではずっと不安で、ただ早く会いたくて。

ステージ後に「もう大丈夫ですよ」って操さんや長尾さんが言ってくれた時、笑顔で返した私ですが、本当は泣きそうなぐらいなうれしさだったんですよ。彼らが元気に目の前にいること・・・握手をした時のぬくもり。あ~彼らはここにいる。いてくれる・・・って。

destroy→bt fly high→手の中の未来→シンクロナイズドスイミング→星のリンダ→空に風、声は羽根→楽園→千一夜っていうセットリストだったんですが、新曲ではさまれたセットリストの曲はどれも思い入れのある曲ばかりで、余計にずっしりと心に・・・というよりは音楽の愛というのがあるとすればそういう目に見えないベールがすう~っと降りてきて私のすべてを包み込んでくれるようでした。それはもちろん私だけじゃなくて、そこにいる「おかえり~」ってステージに向かって全身全霊で叫んだファンの皆にも降りてきて包み込んだ感じでした。見えないけど見えるベール。あんな感覚ってそう経験したことがありません。とっても神聖な何かでした。


いろんな苦しみや痛みと戦い、いろんな葛藤があったであろうメンバー。それぞれがそれを超えて今ここに笑顔でいること。

そのひとりひとりの時間の厚みがしっかりと歌や演奏に現れていて、今まで聴いたことのある曲の最高級な歌と演奏を聴けたような気がしました。「手の中の未来」も「シンクロ・・・」も自信を持ってメンバーからそれぞれのファンへしっかりと渡してくれているって感じがしました。揺るぎない気持ちがそこにあって・・・

前へ進むこと。私たちもいっしょに前に進むこと。

お互いにしっかり決意表明しましたね。


そんな感じでした。


「おかえりなさい」って私も、彼も、彼女たちや彼らたちも、声をしっかり出していいました。本当に大好きだから・・・


・・・・・待っていたんだ。僕の明日・・・

輝く未来・・・そんな歌を今

歌ってもらってます。僕の明日は私たちの明日でもあるわけで。

戻ってきてくれてありがとう。本当にありがとう・・・そう心底思いました。




続きは後半へ・・・




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ヴィヴィアン・ウエストウッドなあなた

2007年04月28日 | Weblog
今週はとっても濃厚な1週間だった。とびきりハートウォームなライブを真ん中で浴びて、昨日は昨日で素敵な人と会って・・・

仕事はその反比例でゴールデンウイーク明けに新システムに変わるのでコンピューターから何からもう大変で、汗だくになるほど動き回った。息もつけないほど・・・とはこういうことを言うのかというぐらいヘビーワークだった。

ライブについては書くことがありすぎて、また改めて書くけれど、今テレビで映画関係の80年代の洋楽ビデオが流れている。そして私の大好きなマドンナの『CRAZY FOR YOU』のPVが流れている。


この曲をある時期何度くりかえし聴いたことか・・・


これは『ビジョン・クエスト~青春の賭け』という映画の中の挿入歌であり、この映画の劇中バンドのボーカルとしてマドンナも出演していた・・・と記憶している(定かではない・・・随分昔なので)


この曲は何度聴いてもあきることがない。まあ、歌詞は恋愛詩なんだけど、メロディとcrazy for youという言葉の響きがすごくはまっていて、心にくい込んでくる。


昨日家に帰る途中に思った。そういえば、今現在において海外では何人か女性ボーカリストで好きな人はいるけれど、日本ではどうか。まあ、椎名林檎とかサリュとかは好きだけど、とりあえず彼女たちはソロアーティストで、バンドのボーカリストではいったい誰がいるんだろう?って考えた。



今はひとりしかいないって思った。


そうヴィヴィアン・ウエストウッドが似合うあなた。マドンナが好きなあなた。


一番好きな女性ロックボーカリストがこの日本にこの京都にいてよかったって思った。


別に何か凄いことをしてほしいとか、何かこうしてとか思わない。

そのままで今のままで自然なままで充分素敵だし、ロックだし、かっこいいし。


今テレビからライオネル・リッチー(ex.コモドアーズ・・・モータウン系のコーラスグループで最高にメロディアスな名曲を残している)の『Say you, Say me』が流れている。これは映画『ホワイトナイト』っていう心に残る映画の主題歌で、本当に名曲。是非聴いてほしいな。


buttonという英語がある。日本語ではボタンやバッジのことを言うけれど、他の意味もある。「新芽、つぼみ」


Press the button!

大きな事を始める時に使う言葉。

その蕾みが花開く時を待っている。

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描くこと

2007年04月24日 | TOKYO DROP
嘘だと思ってもいい。自分がしたいことをいっぱいいっぱい心の中で描くこと。毎日、あるいはときどきやってみて。

自分だけじゃ・・・って思うなら、誰かに自分の夢をいっぱいいっぱい話してみて。とりあえず話してみて。で・・・自分が忘れちゃってもいい。聞かされた誰かが覚えてくれていたら。


それが、いつの間にか芽を出し、忘れた頃に目の前に現れるから。


小学校の頃描いたこと。中学生の頃描いたこと。高校生の頃描いたこと。大学の頃描いたこと。社会人になってから描いたこと。


そういうことが時間を超えて、忘れた頃に現実となって現れる。すっかり自分は忘れていたのに親友が「昔言ってたとおりになったね」とか言うんだよね。「え?そうだった?」って自分は忘れているのに。

そういう言葉を聞くと「あっそうなんだ。私は描いていた場所に今いるんだ」って思えて、日々に忙殺されているくたくたな自分も悪くないな、なんてちょっとうれしくなる。


だから、今「夢」を描くことはとっても大事なことで、忘れそうな人は誰かに話しておいて、それが忘れた頃にひょっこり現れるのを気長に待つのも楽しいかもしれない。

これから歩む人生のあちこちに夢の種を隠しておくんだ。



明日は描いた一つの夢の種がまた芽を出してくれる。

TOKYO DROPのライブに行けること・・・ずっと待っていたこの日。

君たちの笑顔が早く見たい。

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MUSE

2007年04月23日 | 洋楽
ヒダカさんの『ワールドライド』でミューズのインタビューがあった。彼らを見て、でかいバンドになったな~というのと同時に年重ねたな~って思った。

ということはすなわち自分自身も年重ねたな~ってことだね。

彼らの曲で初めて聴いたのはなんだったっけ?

今はマイケミカルロマンスがクイーンの大スペクタクルサウンドを受け継いでいるけれども、ミューズが出た時、クイーンっぽいな~って最初に思った。それをヒダカさんも言ってたから、やっぱりな~って。

大阪の心斎橋クアトロの招待ライブに行ったのが最初だ。まだ少年のような雰囲気を残していたメンバーも今じゃ・・・

ドラムもベースもこんな人だったっけ?っていうほどなんか変わった。


でも、この3人組は好きだ。


サマーソニックで久々に見た彼らはダンサブルになっていて、ちょっとクアトロの頃とはサウンドは違った・・・って当たり前か(笑)

でも、あのクアトロで赤いバラの花で白いピアノを飾り付けて、しまいにはバラの花びらをまき散らしていくんだよ。小さなライブハウスがなぜかゴージャスなホールへ。その時に見えた。彼らの未来が。でっかいバンドになるだろうな~って。


ヒダカさんは最近の彼らは80年代のダンスミュージックを取り入れているんではと分析してた。しかもその中でもウルトラボックスをあげてきたヒダカさんに拍手。ウルトラボックスってどれだけの人が知っているのかな~。そのボーカルギターのミッジ・ユーロはかなりの美男子で、後に私の大好きなボブ・ゲルドフとライブエイドをやることとなる主要な人物だ。

この時代のダンスミュージックはここんところ流行ってきた黒人系のダンスミュージックとは違う。たとえば、ペットショップボーイズやフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドなんかに見られるように独特の世界がある。

最近、そんな時代が復活しつつある。シザー・シスターズとかザ・フラテリスとか。

聴いていて暑苦しくない。すう~っと入って来るダンスミュージック。マドンナもこの頃はもっとやわらかい感じだった。実は子どもの頃夜中にアメリカの音楽番組をやっていて、親に隠れて夜中に起き出して見ていた。なんともショービジネスって感じの番組だったけど、そこで初めてマドンナを見た。初登場の時だった。ロングヘアを三つ編みにして、ジーンズの短パンにシャツを羽織っていた記憶がうっすら残っている。なんて可愛い人なんだろう・・・ってあこがれた。それ以来、彼女のPVは必死で見て、レコードも何枚か買った。そうアナログ(笑)CDも出ていたけど、なぜかアナログ(笑)昔のレコードのジャケットは部屋に飾るとすごく素敵なんだよね。


なんか話がそれたけど、ミューズが今年はフジロックに来るんだね。彼らのサウンドの雰囲気は大自然が似合う気がする。それは健全という意味ではなく、怪しくも森に住む妖精や魔女なんかを呼び集めそうな雰囲気で(笑)

彼らのPV見たことがある人ならわかると思うけど、だいたいが恐い。というか無気味なのが多い。一度夜中に見て、氷りついたことがあったPVもあった。お化けとは違う不気味さ。


そんな彼らの曲でやっぱり一番好きなのが『プラグ・イン・ベイビー』だ。これを携帯に入れて、昔目覚ましにしていた。「プラグ・イン・ベイビー~~」って鳴るとハイテンションで起きれるんだ(笑)朝から・・・


マイケミカルロマンスも彼らの事が大好きらしい。やっぱり・・・って思う。かれらの一番新しいアルバムのジャケットはピンクフロイドのアルバムジャケットも手掛けた人なんだけど、ジャケットだけ見ても引き込まれる感じだ。ちなみにピンクフロイドのアナログも家にある。それには特典として絵はがきやシールも入っていて、なんでも物持ちがいいというか、そういうのをすぐに忘れてしまう私はたまにアナログを出してみると、そこにシールとか絵はがきとか見つけて、すごい宝を見つけた気分になる。


それにしてもミューズはいいバンドだ。


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スピンオフ

2007年04月22日 | ELLEGARDEN
夜中にFM802に細美さんがゲストで出ていた。結構最近ラジオを聞いてないし、よく忘れるので昨日は朝から「今日の夜中・・・」って自分でくりかえし唱えていた。

幕張メッセの話が主だったんだけど、生の彼の感想が聴けてよかった。彼が語るにはその日はとっても冷静な自分とハイテンションの頂点にいる自分が見事に同居していたらしい。ゆえにもともと視力2.0という視力な上にさらに研ぎ澄まされてしまったのか一番後ろの人たちや救護室の人たちやすべてが見渡せてしまったということ。だから、ふつうフェスなら前の方は熱いけど、後ろに行くにつれテンションが低い人とかがいて「あいつらをもっとこっちに向けたい」って気持ちが出て来るみたいだけど、幕張はもうそんな次元ではなくて、その後ろの後ろまで皆同じテンションでこっちが投げかけた言葉に一番後ろの人が答えているのが見えるんだって。それって本当にすごいことだって感じていたみたい。

それに幕張にはふだんからライブに行き慣れている人たちも来るけれど、ふだんはCDだけを聴いている初めてくるファンの人たちもいたわけで、そんな中あのモッシュとダイブの中に入ってしまって身動きがつけなくなってしんどくなってしまったりした不馴れなファンを行き慣れた人たちが気づくとすぐにそのファンをそこから出やすいようにしてあげたり、いっしょに後ろまで連れていってあげたりして、そんな姿をステージから見ていて細美くんはすごくうれしかったらしい。スタッフの人たちもダイブとかして来るファンを顔を蹴られながらも「絶対に怪我人を出さないぞ」っていう強い意志でささえて下ろしたりしていたようで、それもすごくうれしかったって言ってた。

彼がいうにはふつうのライブハウスだと一つのストーリーを皆で共有する感じだけど、幕張ではいろんなところでいろんなストーリーがあって、それぞれに映画ができてしまいそうだったって言っていた。

まさにスピンオフがいっぱいのライブだったんだね。スピンオフっていうのは主役以外の人が主人公になるアナザーストーリーのこと。


そうそう細美くんが素敵な表現をした。彼がステージに立っていると、足元から根っこがば~っと生えて会場中にそれがはり巡らされ、隅から隅まで感じられるそんな気持ちだったって・・・

思わずイメージで根っこがば~っと生えていく絵が浮かんでしまった。

反対に考えれば会場中のすべてのファンが細美くんを感じられたんだと思う。きっと・・・


この話の後に大阪だけのThe Birthdayとのライブについて話していたけれど、細美くんにとってもやっぱりチバさんっていう人はすごい存在だったんだね。私の好きなチバさんと細美くんがこうしてやっぱり繋がっていて、そういう私や彼らの繋がりはきっと前世の何かからそれこそ根っこがば~っと未来に張り巡らされて、そこで繋がったんだろうなって思う。


音楽の師がこの前私に言ったんだけど、初めて会ったのに違和感なく話せる人と嫌だなって思う人がいるのはそれぞれの肩にいる守護天使というのか前世の魂というのかが関係しているんだって。違和感なくとけ込める人はやっぱり前世でも繋がっていた人たちなんだね。だからこそ、この数え切れないぐらいの音楽とアーティストがいる中で出会えた音楽とアーティストは自分の目に見えない魂が呼んできたのかもしれないってふと思った。

まあ、これをまるごと信じるわけではないけれど、ときどき世の中には不思議なことがたくさんあるからね。


そういえば今朝目覚めた時に見た夢。過去に出会ったインディーズバンドから今にいたるバンドまでが総出演で交替で登場した。妙に懐かしくて、それぞれと夢の中で話をした。そこで一番驚くべきことはとあるバンドがELLEGARDENと共演したという夢が最後に出てきた。そのとあるバンドを誰かということは言えないけれど、もしこれがいつか正夢になれば、すごいな~って思った。


そうそうチバさんとの共演が決まって、細美くんがあるライブで会ったから「ありがとうございます」って挨拶したら、チバさんが「え?何?いつ?」って感じだったので慌てて「いや忘れてください」って言って去ったっていう話は微笑ましかった。そして、共演嫌じゃなかったのかな~って心配している細美くんにパーソナリティーのちわきさんがThe Birthdayのマネージャーに秘かに先に聞いてたらしく、快諾したって言ってたから大丈夫だよって言ってあげていて、見えないけれど、細美くんが笑顔を浮かべているのが想像できた。


それにしてもこのライブ行きたかったな~。今年はいいライブがあり過ぎだ。来週はいよいよTOKYO DROPの復活ライブ。そして5月はグッドシャーロットとNINのライブ。もうどうしようって感じだ。まあうれしい叫びというか・・・

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やっぱり君に言いたいんだ

2007年04月20日 | ELLEGARDEN
細美くんは絶対にここを見てくれないってわかっている。ネットヘイターって言ってたからね。わかっているけれど、やっぱり言いたいんだ。

いつかどこかでふと間違ってここに辿り着くかもしれないってこと、完全否定にはしたくないんだ。

今日「ROCKIN'ON JAPAN」のインタビューを読んでいて、泣きそうになった。実際は私は幕張には行ってないけれど、なんだか見えるようだった。君の涙が・・・

君が言うようにステージを降りた君はそこらへんのセブンイレブンとかで缶コーヒーを買っている若者と変わらないだろう。こんなすごいことをやってのけた人だとは君を知らない人は想像もしないだろう。

オールスタンディングで3万人。しかも皆一体化して・・・

君は音楽を身にまとうと、まるで世界を変えちゃうんじゃないかと思えるほど光を放つ。小さなライブハウスだろうがどこだろうが、君はそこを特別な場所に音楽だけで輝かす。

もちろん私が今さらどうこう言わなくてもファンの人たちはどれだけELLEGARDENというバンドが凄くて、最高だってわかっている。

でも、そういう次元だけではない存在に私には思えるんだ。


君たちをまったく知らない10代前半の子どもたちが「風の日」の歌詞を知り、そしてそのメロディを聞いて、頭をかかえた。それは彼らの知りたかったことがそこにあって、衝撃を受けたからだと思う。10代の子どもたちはいつも本当は答えを求めている。でも、誰もそれを答えてくれはしない。

自分はおかしいのか?
自分はだめなやつなのか?
自分は弱虫なのか?

そんなことをあえて友達にも先生にも母親にも聞けやしない。


そんな時に「風の日」は答えてくれたんだ。



・・・・・そんなもんだ  って


細美くんの言葉はストレートに見事に多感な時期の子どもの痛みの特効薬となる。



もちろん、彼はインタビューでも言っているけど、革命家にも政治家にも宗教家にもなりたくないって・・・


それは大丈夫。子どもたちってそう簡単に革命家も政治家も宗教家も作りあげたりしないから・・・っていうかそういう発想はないんだ。これらは皆大人たちが必要とするものだからね。

だから、純粋に「この歌が好き」って思うんだ。ELLEGARDENが好きになり細美さんの歌が好きになる前に「これは大事な何かだ」ってただ思うんだ。何度も何度もくりかえし歌うんだ。


最近のヒットチャートにのる曲では8割がた、私にとってはどうでもいい曲ばかりだ。そんな曲をトップチャートにあげるやつらっていうのはだいたい「おっ、かっこいいじゃん。CD買ってカラオケで歌っちゃおう」っていう軽いノリで買うやつらか顔だけ見てファンになっているやつらなんじゃないかな?もちろんすべてではないけれど、購入者の半数ぐらいはいるんじゃないかな?だからブックオフでは在庫がありすぎて(すなわちすぐに売るやつが多い)お荷物になるんだ。

ブックオフとかにいけば、どのアーティストが愛されているかすぐにわかる。CDがほとんど見つけられないバンドほど愛されているんだよ。だって、好きなバンドのCDを売るなんて考えられる?一生ものに決まっているよね。

そんなやつらに比べて、子どもっていうのはほんとうにまっすぐだ。「風の日」を聴いたからってELLEGARDENのアルバム買わなきゃ・・・なんて思わない。何度も何度も口づさんで「風の日」の歌詞を自分に確かめる。それが大事なんだ。細美くんが誰だとかELLEGARDENのライブがいつあるとか、そんなことを思いもつかない。ただ、ひたすら何度もくりかえして聴く・・・あるいは口づさむ。


彼らはELLEGARDENを知らないがゆえに一層深くその歌を自分の中に取り込める。

でも、だからこそ細美くんの作る曲は素晴らしいんだと改めて思うんだ。


彼らはやがて成長し、何人かは本当にELLEGARDENのファンになってライブに行くのかもしれない。そして、そこで生の歌を聴くとき、そしてそれを自分が完璧にいっしょに歌える時、他者が知り得ないほどの感動を覚えるんだろうな。


改めて言うよ。


細美くんを革命家にも政治家にも宗教家にもしようなんて、未来を担う10代たちは思ってはいやしない。ただ、君が歌で彼らの求める何かを答えてくれる。それだけで、彼らは自分の未来に、それはほんの少しであるかもしれないけれど、光を見つけることができるんだ。それが今の子どもたちにとってどれほど大事なことかきっと君は気づいてないんだよね。もちろん、気づく必要もない。誰かのためにとか、そういうことはまったく考えずに、自分のままでこれからもいてくれたらいい。


でも、君の歌と出会えない子どもたちはきっとまだ答えを見つけられて無い。だから、もっともっと歌い続けて、泣けない子には泣いていいんだよって、笑えない子には笑っていいんだよって、肩をたたいてあげてほしい。


そして私が言う「答え」っていうのは生き方の完全無欠な答えのことではない。いうなれば、「希望のしっぽ」みたいなもんだ。そのしっぽをつかむことを「答え」って私は思いたい。つかめなかったしっぽをほんの少し、先っちょを指先でもつかめたら、その子はこれから頑張れる・・・ってそう思えるんだ。


私は別に細美くんを特別な存在として、それこそ何かの祖みたいに崇める気なんて毛頭ない。君みたいな人はいないって、それは当たり前のことで、それはここを見てくれている人たちにも私自身にも皆平等に言えることであって、誰もがそれぞれに特別な存在だ。

だけど、同じ時代に同じ日本人としてここに細美くんと存在できることがとてもうれしい。

本当にうれしい。










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Start From Scratch

2007年04月18日 | START FROM SCRATCH
不思議なんだけど、このバンドの曲を聴いているとSIAM SHADEを思い出す。ジャンルはおそらくぜんぜん違うと思うんだけど、なぜかギターのリフとか弾き方を聴いているとDAITA氏を思い出してしまうんだ。

ボーカルのアーロンの声はどこか懐かしくて、どうしても彼がアメリカのハワイ出身に思えないんだ。どこかスコットランドの香りがするというのか・・・声がAZTIC CAMERAのロディ・フレイムをふと彷佛させるからかもしれない。

私がまだ多感な時期に大好きだったアズティックカメラ・・・彼らの曲にはギターロックの祖たるエッセンスがいっぱい詰まっていて、それが今のバンドにもかなり影響を与えている。おそらくそういう影響を受けたバンドの曲を聴いて育った世代がまたそれを受け継いでいるんだと思う。

スコットランド出身でありながら、それこそいろんな国のいろんなジャンルの音楽を取り入れているロディのようにこのStart From Scratchもレゲエだったり、パンクロックだったり、エモ系サウンドだったりをほどよく自分たちの中に取り込んで、オリジナルなメロディを作りあげている。


あまりにもアーロンの声が私にはまり過ぎていて、すごく身体が暖まる。それは彼らと実際に会って話したとかそういうのとは関係がない。もちろん、実際も素敵な人たちではあったけど。音楽として歌として、私の中に刻まれた音楽の歴史の中で、自分が若くて、まだ将来が不安で、でもそんな時に自然体な歌声と言葉とメロディで力をくれたその頃の音楽を再び彼らが思い出させてくれたというか、また出会えたっていう気がした。そして、とっても新鮮なんだ。Start From Scratchが生み出す音楽世界観が・・・

こうして今日だけではなかなか説明がつかないんだけど、私の中では鼓動のようなサウンドが彼らのサウンドなんだ。


懐かしくて、懐かしくて・・・・

聴けば聴くほど心が揺れる。


彼らがどのバンドに似てるとかそういうのはあまり思いつかないけど、ELLEGARDENとか好きな人なら好きになるかもしれない。


でも、どうしてなんだろう?

ハワイも湘南も超えて、私にはスコットランドの夏を彼らの曲を聴いていると思い出してしまう。


彼らに会えてほんとうによかった。そう聴けば聴くほど思う。

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I don't love you

2007年04月15日 | 洋楽
マイケミカルロマンスの『I don't love you』のPVを見たことがある人ならわかると思いますが、モノクロの映像なんですよね。そして、2人の男女が登場します。男性は全身顔から手から真っ黒で女性は真っ白。これが何を意味するのか・・・

監督のマークウエッブにお聞きしたいところですが、またメーキングなどを公開してくれたらな~って願うわけです。

私としての解釈ですが、あれはブロンズ像と大理石像との恋のような気がします。粘土でできあがった像と大理石というゴージャスな石から削ってできた像とが恋をしたらどうなるのか・・・

粘土なので触ると汚れが大理石についてしまう・・・

ゆえに美しい大理石を汚したくなくて、ブロンズの男性は悲し気に去っていくんです。でも、大理石の女性の方はなぜかわからない。

「僕は君を愛さない」・・・は本当は「君が大好きだから」っていう気持ちが隠れているんですよね。

このPVの最後に大理石の女性の目から黒い涙が流れるんです。これがまた悲しく思えるんですよね。彼女も中身はブロンズだったんですよ。だから涙が黒いんですね。


ってな解釈は私の独断と偏見でありますので、実際のところは知りませんのであしからず。


でも、ウエッブ監督は美術館であるいはそういう彫刻のある場所でこのPVのイメージが浮かんだんじゃないかな~って思うわけです。

私は結構、彫刻が好きで(自分でやるのは苦手ですが)イタリアに行った時はほんとに溜め息のつきっぱなしでした。あまりに美術館や町にある彫刻が美しすぎて・・・

それに実際にヨーロッパにはあの大理石のように白くてなめらかな肌のかわいい女の子とかいて、なんて愛らしいんだろうって思ったりしました。

日本でガングロ系の高校生とかいますが、あの正反対です(笑)あのガングロに自らする女の子たちはそんなにブロンズになりたいんでしょうか?いつか大理石のような美しい王子様が現れて恋したらどうするんでしょ(笑)

生まれながらに肌の色はそれぞれで、それはそれで自然なことだからその色を活かすファッションなり化粧なりヘアースタイルなりすればいいのですが、無理に色が白い人が機械的に黒くするとほんと年とってからひどい目に合いますよ。おそらく実年齢より10才ぐらいはふけてしまうというか・・・

自然な自分を大事にしたいものですね。そして、恋愛は自分の勝手な早とちりな解釈ではなくて、相手をよく知る努力をしないといけませんね。ほんとうは相手は自分と同じブロンズかもしれないんですから・・・
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出会いは突然に

2007年04月13日 | START FROM SCRATCH
♪~月曜に市場へでかけ~火曜日はお風呂に入り~テュラテュラテュラテュララ~♪って歌あったよね。タイトル忘れたけれど・・・確かロシアの民謡で。

そんな感じの出会いもあるもんだと今日思いました。

今週の月曜日にMTVであったパンクスプリング07のライブ特集第一弾の後になんとなくチャンネルをそのままにしていたら新番組の『ホワイトベルト』っていうのが始まり、そこでとあるPVが流れました。

そして、その音楽を聴いて「えっ?彼らは誰?」って具合に電撃が身体に走りました。

とにかく名前を知らないと・・・って他の作業をしていた手を留めて、メモを手に持ち、PV終了間際に出るクレジットから

Start From Scratch(SFS)の『SUNNY DAY』って曲だと知り、メモしました。

そして、水曜日にパンクスプリング07の特集第二弾を見たら、そのトップに彼らが登場。東京だけしか出て無いので初めてライブパフォーマンスをテレビを通してだけど見たのですが、それにまたもやしびれてしまいました。


すでに月曜からそのバンドの名が頭から離れなくて、水曜日に行ったHMVではCDを見つけられなかったために木曜に今度はタワーレコードに行きました。

実は彼らはこの4/4にメジャーデビューしたのです。だからメジャーのところを探したのですが、見つからず、やっと見つけたのはインディーズのコーナーでそこにはアルバムが一枚とインディーズの時のシングルが一枚とメジャーデビューのシングルが一枚だけありました。

言う間でも無く、その3枚とも買って、すっかり彼らのCDはその棚から無くなりました。なんか昔のエルレのCDを買った時を思い出しましたが・・・

そして、その日は実際は聴く時間が無かったのですが、ジャケットとかを見ていたら、なんとメジャーシングルの帯の裏にライブ情報が・・・


目を疑いました。なんと今日13日に京都でライブがあると・・・しかもそこは私のよく行く場所、京都VOXHALL。驚いたのなんの・・・

が、13日は職場の飲み会で焼肉を皆で食べに行くことが決まってました。でも、うまくいけば見れるかもと、急遽、SFSのスタッフさんあてにメールで出演時間を問い合わせると8時半からとお返事をいただけました。

焼肉屋での打ち上げが6時半から始まって、なんとか8時にそこを出れば間に合うかもと、一応食べるだけ食べて(でも焼肉食べるとね~わかるでしょ・・・ゆえに必死で歯磨きをし、クロレッツを噛み・・・)「すいません。用事があって早く帰らないといけないので~」って先に退席させてもらって、速攻でVOXHALLへ・・・

着いたら、ステージではなんだかセクシーすぎるダンサー達が踊りまくっていて、それが終わるといつもは観客席となる真ん中あたりにDJコーナーが作られていて、そこでヒップホップ系のアーティストが歌い始めて、ラップのリズムにその手のファンが身体を揺らしていて、おそらく特に会社帰りの服で来た私は浮き浮きだろうなと思いつつも、その中に入っていきました。

そのラップの間にステージではSFSのセッティングが行われていて、MTVで見たメンバーがステージでチューニングとかしてたので、とりあえず一番前まで行って、ラップのリズムに身体を少しだけ揺らしながら、ステージの方を見ていました。

そして、いよいよライブが・・・

全部で5曲だったと思いますが、もう最高でした。ハワイ出身のアーロンがボーカルギターでアメリカ人で、あとベースとドラムとリードギターが日本人のバンドなので、ほとんどが英語詩ですが、MCはアーロンもちゃんと日本語で話してくれてました。途中『ハチミツ』を飲んだりするので「不思議な人だな~」って思いつつも、その彼の選ぶ言葉や話し方に人間としての温かさを感じました。

もちろん、グリーンディ系のバンドなので(笑)腕には見事なタトウーがありましたが、ほんとオーラが溢れてました。

このバンドはでかくなるな~って・・・

関西ではまだ知名度が低いけれど、関東ではかなり人気のようです。大きな野外フェスへの出演が次つぎに決まってますし・・・

ゆえにこんなに近い場所で見れるのは今だけかもしれないって思いました。VOXHALLでメジャーバンドを見たのは初めてだったし、こんなレベルの高いバンドもなかなか見たことないし、VOXHALLで初めて踊りまくりました(笑)・・・パンクスプリングのように。


よく考えたらパンクスプリングに行ったことからここに繋がっているような気がします。行ったからライブ特集を真剣に見てたわけで、そこで知り得たんですから・・・


ライブ後にベースのジェシーとボーカルのアーロンとお話ができました。お二人ともとっても素敵な方たちで、自然体で話せました。アーロンに最初は英語で「日本語しゃべれるのですか」と聴いたら、大丈夫と言ってくれたので、たまに英語も交えながら日本語で話しました。思わず、パンクスプリングの話もしたり・・・どんな音楽を聴いてきたかとか・・・

とにかく、この1週間は彼らと出会うための週だったのか・・・って思うほど、あっという間に彼らと繋がることができ、不思議な気持ちです。握手もしっかりしてくれて、アーロンは英語で「名前はなんていうのですか?」って聴いてきて、名前を言うと「○○本当にどうもありがとう」ってさらに握手してくれるわけです。

おそらく、京都ではほとんど知られて無いバンドでしょう。何せMTVのホワイトベルトでのPVが初オンエアでパンクスプリングのライブ映像も初だし・・・見て無いとまったく京都ではわからないわけで。

そんなバンドに出会えて、こうして実際に生でライブ見れて(それこそ幕張メッセ並みの素敵さで・・・もちろんライブハウスの規模なので狭いですが、そんなの超えてました)ジェシーとアーロンと握手できて、繋がって・・・特にアーロンなんてハワイからの人なんですから、繋がるのはやっぱり奇跡です。それともこのバンドに出会う運命だったのかな?

なんかまだ気持ちがハイです。


先週までまったく知らなかったのに・・・


出会いってこういうものかもしれませんね。


ちなみにVOXHALLのチケット販売をしていたスタッフさんとちょっと話をしていたら、Velvet Mellowの前身バンドのデイジーでドラムやったことがあるのがわかり、今は「空中ループ」っていうバンドでドラムやっているのがわかって、もうびっくり。そこもまた繋がっていて・・・


繋がり・・・ってほんと素敵です。

アーロンもMCで言ってました。

「ライブで素敵なのはこうしてお客さんや共演したバンドと繋がっていくことです」って

ほんとそうです。


とにかく、彼らの今回のレコ初ツアーの最終日である今日に、そして彼らのまだ2度目の京都でのライブに参加できてしあわせでした。
コメント (2)
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