HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

栄喜~タワーレコード梅田NU茶屋町店 トーク&握手会、そして栄喜-Fight or Flight-について

2014年01月31日 | DETROX/栄喜/SIAM SHADE
2014年になって初めてライブが1月30日(木)に行われた
栄喜さんの新譜のトークイベントでした。

このイベントが決まったのが結構最近でかなりあわてました。
しかも私は忙しさにかまけて栄喜さんのアルバムを予約していなかったのです。
ただ、いつもネットで予約する事が多かったのですが、今回はまた
限られた店舗で買わないとこのトーク&握手会の整理券をもらえなかったので
予約はしてなくてよかったと思って、フライングゲットと発売日の前日の
28日に京都のタワレコに買いに行くと、なんとまたもやDVD付きの初回限定盤は
最初の在庫分はみんな売れてしまってて、通常盤が少ししかないという状況。

「あ~またやっちゃったか~」と去年の事がフラッシュバック。
でもイベントの整理券はかろうじて残っていて、大阪まで買いに行かなくても
よかったです。

でも、本当に栄喜さんの人気はすごいです。

で、イベントは平日の木曜日。その前の週や次の週なんかは無理だったのに
この日は仕事を早くきりあげて帰れるめったにない日でした。

「これは神様が栄喜さんに会いにいきなさい。」といってくれてるんだ
と思いました。

今年に入って、なかなかライブの日などと折り合いがつかずに
またいろいろな事情から「いつになったらライブに行けるのだろう?」
一体誰のライブが2014年のライブ初めになるのだろう?って
思っていたら、それが栄喜さんでした。

もちろん、この日はトークライブでしたので、演奏や歌はありませんでした。
でも、2月に大阪でライブがあるのです。それをやっと今年初のライブとして
チケットを購入しました。私の大好きな梅田シャングリラであります。

さて、私自身はトークイベントというのに参加するのは初めてでしたので
どんな感じなのだろう?って思ったら、まずマネージャーの横田さんが
登場されて、それから栄喜さんを呼んで、登場して始まる感じでしたが、
イスが用意されているにもかかわらず、お二人とも立ったままで
お話されていました。

横田さんが質問などを投げかけて、栄喜さんが答えて行くというような
感じでした。

黒髪になって、しゅっとした栄喜さんはちょっと去年の雰囲気と
違っていたような気がしました。

去年はKAZさんもいっしょだったからか、もっとくつろいでいた気がしましたが
今回はやや緊張というか、ピリっとした感じがありました。

彼が「この1年ほんと大変だったんだよ。自分のレコーディングはあるし、
ライブはあるし、SIAM SHADEの新曲のレコーディングやライブもあって」
というような話をされていましたが、その事が彼の佇まいや顔つきや
そこから出るオーラから感じられるようでした。

栄喜さんはいつもプロであることをしっかり自覚されているゆえに
音や演奏にすごくシビアであり、とことん追求されるタイプの方です。
だからこそ、去年のようなSiAM SHADEとしての自分と今の自分を
しっかり分けて、でもそれぞれに完璧にやろうとするゆえに
いろんな壁というか力とも闘ってこられたのだろうなって
彼の表情から感じました。

その時の状況がきっと今度のアルバムの
「Fight or Flight」というタイトルを生んだのかなとも
感じました。

英語のフレーズにfight-or-flight responseというのがあります。
これは闘争・逃走反応と訳されていますが、
これは動物の恐怖への反応を表した言葉です。

「闘うか、それとも逃げるか」

栄喜さんは去年の1年できっとハードな事がたくさんすぎて
ご自身で「もうどっか行っちゃおうか」とも思われたのかもしれません。
でもそこできっと「いや闘ってやる。」ってそしてこのアルバムを
見事に完成されたのだと思います。

このアルバムには本当に素晴しくて、
その燃える魂が飛び交っているのです。

トークは栄喜さんの厄年の話で、まだ後厄なのに
うっかりお札を返してしまったので、また
もらいにいかないとというような話で、
それは新年会で栄喜さんのところに
大太さんやなっちんが来た時に彼らから言われて
わかったというような感じでした。

他は関西での思い出というところで
自由軒のカレーがおいしかったという思い出と
昔、SIAM SHADEがデビューした当時に関西で
ライブしたら、知らない親戚陣が20名ほど
来てくれて、その方たちは滋賀県にいらっしゃると
いうことで、今村家の親戚は滋賀に多いらしいという
話でした。

あとはまだオフレコのライブ情報をちらりと言ってしまって
横田さんからまずいでしょって言われたり、
イベントについてもちらっともらしちゃって
みんながよく知っている人が参加してくれるって
言ってたので、みんないろいろと思いめぐらせていました。

栄喜さんが昔から仲がいい方たちって結構いると思うし、
ツイッターでの噂ではSIAM SHADEのメンバーとか
いろいろ飛び交っているけれど、誰なのかはわかりません。

メンバーもあり得るだろうし、仲がいいといえば
まず浮かんだのは、意外なところかもしれませんが
ソフィアの松岡さん。SIAM SHADE時代によく
栄喜さんが充さんの話をしていたのを思い出したからです。
あの時代はラクリマクリスティのメンバーなんかとも
仲良しだった気がします。

あの頃はヴィジュアル系で繋がっていたのですね。

とても不思議なのですが、栄喜さんは米米クラブの石井竜也氏の
展覧会にあった言葉で力をもらったと昔、その石井さんのラジオ番組に
出演された時に石井さんにその話をされていました。

私も実はイギリスから日本に戻ってきた時に初めて日本人のバンド
(ホーンセクションでしたが)ですごいなと思ったのが
米米クラブでした。そこでしばらく足踏み状態で、やっぱり洋楽を
聴いていた私でしたが、次に惚れ込んだのがSIAM SHADEでした。
まったく違うジャンルなのに好きになったのは、栄喜さんの中に
ある音楽遺伝子のひとつに石井氏の音楽もあったのかもしれませんね。
よくSIAM SHADEのライブ前に石井さんの曲を聴いてからステージに
あがると言われていたのを思い出します。

でも、今はきっと違う音楽を聴かれているのでしょうね。
今はどんな曲を聴かれてステージに上がられるのでしょう。

PTPのK君が凄いな~って大好きになってその音楽を聴き始めた頃は
彼がSIAM SHADEのファンだったなんて知らなかったし、
K君と栄喜さんが繋がった時はほんと驚いたし、すごくうれしかったです。
今はもうK君はいないけれど、もしかしたら栄喜さんはONE OK ROCKの
TAKA君とも繋がっていくのでは?とも思ったりしています。

というのもK君とTAKA君が繋がったのも驚きだったのですが、
私はSIAM SHADEが解散後、彼らのようなストレートで上質なハードロックを
歌って、演奏するバンドはなかなかいないな~って残念に思っていた時に
ワンオクを聴いて、初めてSIAM SHADEの後継者が現れたって思ったのです。
ストレートでのびやかなハードロック。

トークイベントは15分ほどであっという間に終わってしまいました。
それはその後の握手会が時間がかかりそうだからという理由でもありました。
確かにかなりたくさんのファンが集まっていて、今回は以前より女性が多かった気がしました。
きっとトークイベントだったからでしょう。男の子たちってやっぱり最初に音楽ありきですものね。
私もトークイベントというのが初めてだったので「ほんとに歌わないんだ。」と
ちょっと残念な感じもなかったというと嘘になりますが。

握手会の時いつも思うのはできるだけ後に並ぼうという人たちと
早く握手しようという人とわかれることですね。
私はまあ、ご想像におまかせしますが、自分の順番を待ちながら
またすごく不思議な気持ちになりました。

ついこの間Zepp Nambaであんなに遠くに見えて、手の届かない感じに思えた
栄喜さんがこうして目の前にいるわけです。他の人とおしゃべりしながら
握手する彼を見て、なんかちょっと胸の奥が熱くなりました。
一人一人に本当に丁寧に言葉をかける彼。
特に何か悩みやら病気やらで辛い感じの人には
とても優しい、そして「がんばれよ」っていう気持ちが溢れ出した瞳で
肩をたたいてあげたり、手をしっかり握ってあげたりしている彼。
私は自分と握手してもらう以前にこのような光景にじ~んときてしまいます。

栄喜さんの人柄はやんちゃであったとしても本質的には愛情深い人であり
まっすぐなきれいな心の人だとそのしぐさや言葉や表情から感じざるを得ません。

私の番になると、冷静になろうとしても無理なので、思うように伝えられない
感じです。今回は自分ではめずらしく、手紙を書いてきて渡しました。
そこにはSIAM SHADEとして出会ってから今に至るまでのいろいろな思いやら
彼から影響を受けた出来事など。誤解しないでほしいのはそれがジャニーズに
送るような(って私は送ったことないですが)愛を告白するようなものじゃないということ。
これでも私は根っこはロックンロール人間ですからね。もっと人間的な事です。
これまでのお礼のような感じというか。

他のファンの方はもっと上等なものをたくさんプレゼントされていましたが。
何せ、その日の前日が彼のバースデーだったので。

私はそのような気の利いたものを用意はできないのですが、
ただ、時代や国や男女関係なく、命の糸のようなもので人は繋がっていて
時を超えて、また再会できるというような話を綴った小説を彼にプレゼントしました。
読んでもらえるかどうかわかりませんが、バラバラなものだと思っていたものが
実はひとつの場所に繋がっているっていうのをSIAM SHADEと出会って15年以上たった
今だからこそ、それを感じたのでその本をどうしても渡したかったのです。

あと、私はミュージシャンにチョコレートってあげた記憶は現bye-bye circusの真田氏が
Jet KellyかTOKYO DROPかJet Lily Starのどれかの時代にチャーリーとチョコレートの
WONKAチョコが売ってたのを、この映画がよかったのでそれでおみやげにあげたぐらいで
バレンタインデーを意識してあげたことはなかったのですが、今回は
ちょうどバレンタインシーズン前のチョコがいろいろ出ている時期だったので
それもプレゼントにして渡しました。

私としては、よくやったというぐらい珍しく気恥ずかしい行動ではありますが、
まあ、他の人たちのプレゼントに埋もれて、どうかなっちゃっていることでしょう。
手紙さえ読んでもらえてたら、その感謝の気持ちが伝えられたのでうれしいのですけど
読んでもらえたのかな~。

プレゼントはともかく、実際に握手をした時、前回は温かかった気がするのですが
今回はとても手が冷えていらっしゃってちょっと驚きました。私もそうですが。
ふたりして冷えててぎゅっとしたくなる感じでした。
前回は歌った後だったので熱くなっていたのでしょうね。
今回はお話だけだったし、待っている間に冷えちゃったのでしょうね。
顔色も少し肌の白さが目立つ感じで、それは黒髪が余計に強調していたのでしょう。
でも、しっかり目を見て話して下さると、ほんとドキドキしてしまいました。
突き抜けるような視線と笑顔、そして「どう接したらいいんだろう」という
戸惑いも感じてしまいました。私みたいなのだとそうでしょうね。

こうして年に一度でもあなたが生きているのを握手でじかに感じられるのは
ほんとうにうれしいし、またそこから生まれる音楽を愛していける喜びを
かみしめて、その場をあとにした私ですが、自分の血を分けた家族たちに
彼のことを伝えて、彼の音楽を伝えて、家族でそれを共有していきたいです。
って実際に共有していますけれどね。

彼は自分の家に本格的なスタジオを作るそうです。
そこで籠って本格的なレコーディングをするらしいです。
完璧主義者である彼だからこそ、もっと音楽を追求して
よりよい音質や音楽を生み出したいのでしょう。
彼なら前よりも今、今よりも明日の方がもっと素晴しい音楽を
作ってくれると確信しています。

横田さんが言うには栄喜さんは意外と飲み歩かなくて
家にすぐに帰ってこもる人らしいです。

彼のコックピットをちょっとのぞいてみたい気もしますね。
自分でエフェクターとか作ったりしちゃったりして。
(歯の時みたいに。)


結構インストアについて長々と書いてしまいましたので
アルバムの曲については別に書こうと思います。
今ここで書くとほんと読むに耐えない長さになりますものね。

でも、ほんと力が湧いて来る音楽が一枚の円盤に魔法のように入っています。
背中から羽根が生えちゃうんじゃないの?
腕からロケット砲が飛んじゃうんじゃないの?
飛べちゃうかもしれないんじゃないの?
っていうぐらいのパワーが入っています。
みんなに聴いてほしいなと心から思います。

ちなみにこのアルバムを購入した時にもらったステッカーは
「信念」でした。

私はロックと向かい合う時は嘘偽りなく、本能で愛すという「信念」を
これからも貫きたいと思っています。そして音楽そのものに真底惚れる人間で
あり続けたいです。ゆるがない「信念」のものに。
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HAPPY NEW YEAR!

2014年01月08日 | Weblog
2014年が始まってもう8日目ですね。

このブログを書き始めて10年目になったのかな?
いつまで続けるのかな~って思いながら
まだまだ音楽に対する愛情は薄れることがないので
書いて行くことになると思いますので
これからもよろしくお願いいたします。

なんか去年からまだ10日も経ってないのに
すっごくいろいろ変わった気がしています。

まず、ライブの予定がまだひとつも入っていないということ。
今まで毎年1月にはライブ行ってた気がするのですが
今年は1月はまったくだし、2月もどうなるかな~って。

去年ライブに行くことでいろいろ考えることがありました。
SIAM SHADEの復活ライブを見れたからかもしれません。

15年ほど前までの私は年に1度か2度ぐらいの
ツアーでしか見れないSIAM SHADEのライブのために
いつもスケジュールをあけていました。
それでも、日程が合わずに見れないこともあり、
そうすると1年ほど見れなかったりするわけです。
それでも、私は日々彼らの音楽を聴いていて幸せでした。

ところが彼らが解散し、その後インディーズのバンドのライブを見るようになってから
行きたいと思えば結構簡単にチケットがとれるバンドでありながら
実力もあるバンドたちに惹かれるようになって、そういうライブに
通うようになりました。

ミュージシャンともお話ができたりして、ロックが大好きな私にとって
ミュージシャンが一番ロック話をふつうにできる人たちであることを
体感し、その話をしたいがためにまたライブに通うようになりました。

私はロックが好きすぎて、自分の周囲の人たちとは
話が噛み合なくて寂しかったところが、こういうミュージシャンたちとは
説明なくして、あ~だこうだと洋楽邦楽問わずお話できる喜びを
知ってしまったのです。

ただ、そういう風に近しくなることには長所も短所もあることに
気がつきました。

偉大なるロックがそのミュージシャンの人間が近くで見えることにより
神から人間になってしまったというか、それがよくないなって
去年は強く感じた年でもありました。

そんな時に遠くでしか見れなかったSIAM SHADEとの数年を思い返して
あの「触れないロック」というか「崇高なるロック」というかを
また感じたいなと思ったわけです。

the HIATUSやACIDMANはそういう「崇高なロック」に入ると思うわけで
他にもそういうロックはもちろんあって、今年はそういうロックを
必死でチケットをとって、できるだけたくさん行きたいなって
思っています。洋楽ももっと行きたいなと。

もちろん小規模なカフェとかでのライブでも
ステージからの距離は近いのに崇高なアーティストもいて
そういうのもセレクトして、また必死でチケットをとって
行きたいなと思っています。

まあ、本物を見つける音楽の旅はまだまだ今年も続きそうです。

ここをもし通りすがりにご覧になられた方や
いつも見て下さる方にとって
この1年も音楽に満たされる一年となりますように!
そして健康でありますように!
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