HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

音楽を愛する人たちへ

2020年05月07日 | 音楽・映画・本
令和2年になってからもう5ヶ月も過ぎてしまいました。
その間、新型コロナウィルスという恐ろしいウィルスが日本そして世界で猛威をふるい
みんなが辛い思いをしている今、私自身も色々と自粛の日々です。

去年の年末にレディオクレイジーに2日間行った時にはまさかこんな日々が
やってくるなんて想像もしてませんでした。
そして、半年以上も前から取っていたQUEEN&アダムランバートのライブを観に
1月25日、さいたまスーパーアリーナに行った頃から怪しい雰囲気が漂って来ました。
このライブは久しぶりの家族4人で行ったライブであり、旅行でしたが、
私たちはその時にはすでにマスクをつけて、手洗いや消毒にも気をつけて
いました。しかし、当時はまだ、あまりみんなに実感がなかったせいか
東京やさいたまスーパーアリーナでマスクをつけている人はとても
少なかった印象がありました。

2月になり、これもかなり前から友達が取ってくれていたイエローモンキーの
京セラドームにも行きましたが、もちろんマスクして、除菌ティッシュも持って
あまり、会場周辺でも人がたくさん集まるところには行かず、人との距離をできるだけ
あけるようにしていましたが、内心はドキドキしていました。

ただ、まだその頃は感染者がそんなに出てなかったので、すぐに終息するのかなと
思っていたら、その2月の後半から一気にすごいことになって来ました。

そこからは今に至る状態です。

このコロナウィルスの怖さを世間に知らしめたのが、大阪のライブハウスでの
クラスター感染でした。

しかも、そこに出演していたバンドは昔、私の好きなバンドと対バンしていた
人たちでした。かなり昔ですが、実際にライブを見たこともあったし、このブログの10年以上前の記事に
インディーズの項目でそれらの人たちの感想なども書いていると思います。その人たちのライブが
まるで悪者のように世間で騒がれ、ファンの人たちについて色々と良くない言葉を
無関係の人たちから聞くこともあり、それが私はすごくいやでした。

後になって、今のようなひどい状況になってから、あの時のライブハウスやそこに
いた人たちの勇気ある行動(自分から問い合わせて検査してもらうという)が
改めて見直され、大阪市長はライブハウスには協力金を渡すと言われました。

世の中にはいろんな職業があり、場所がありますが、ここでもわかるように
音楽を愛する人は人を不幸にするようなことを自分からすることはなく、
むしろ、そういう可能性があるなら、
あえて自分のことを守るより他の人のことを考えて行動するんだなと
感じました。それぞれがどうしようと思い悩み、そして自分から
名乗り出たその葛藤を思うと悪いのはウィルスなのに
泣きそうになりました。

今回のコロナウィルスの影響でいろんなライブハウスが
窮地に追いやられ、閉店するライブハウスも出て来ました。

私は愕然としました。ライブハウスってこんなにもギリギリで
運営されていたんだと。自分の好きなバンドを見に行こうと
チケット取ろうとしても、すぐにソールドアウトになったりして
いたので、こんなにすぐに追い込まれるとは思っていませんでした。

今わかったのは、ライブハウスを運営する人たちは
本当に音楽が好きな人たちなんだ。そういう人じゃないと
ライブハウスはやれないんだと。

そんなに高収入が得られなくても、日々音楽と
関わるのを大切に思っている人たちがやってくれているんだと。

だからこそ、そんなライブハウスが消えていくのは本当に
悔しくて、悲しい。

京都のライブハウスの一つVOXHALLが閉店したのを
知り、本当にショックでした。もう10年ぐらいは行ってませんでしたが、
また、時間ができたら行こうと思っていたのです。ここは
私にインディーズバンドの良さを教えてくれたり、
いろんな出会いをくれました。
このホールでのライブについてはこのブログでも色々
書いているので、もしよければまたこのブログ内で検索してみてください。

このホールは映画館のように客席がステージより上に向かってあって、
そこからお気に入りのバンドをゆっくり見るのが好きでした。
そこでインディーズバンドの映像を撮らせてもらっていた時期もあります。
大切な思い出の場所がまた一つ消えてしまいました。
心からVOXHALLにはありがとうございますと言いたいです。

今、いろんなライブハウスを支援する動きがあり、自分ができる範囲で
募金をしています。

いつになったら、また安心してライブに参加できるのかと
本当にライブが恋しいです。

しかしながら、私の仕事上、きっとライブに行けるようになるのは
今の仕事を辞めるか、本当に世間全体が安心できるようになってからでしょう。

どうかそれぞれのライブハウスやそしてミュージシャン自身も
コロナに負けずに、また音楽を鳴らしていってください。

生活については、今はどこも経済的に不安定だと思います。
だから、できる範囲でしか、支援できないかもしれないけれど
少しずつでも沢山の人が動けば、きっと何かの役に立つはずです。

ただ、音楽を愛する人間でもミュージシャンのプライベートを支援することは残念ながら
できません。プライベートの経済的な支援はファン自身もきっと今、必要としているとは思いますが
それでも、音楽で心を支えてくれるならと、自分の生活費から音楽への愛情として
募金をするのです。音楽に助けを求めると同時に、それがなくなるのではという恐怖で
どうにかしないととファンは動くのです。

ライブハウスもミュージシャンもみんな苦しいと思いますが、コロナを
越えてまた元気な姿を見せてください。私たちも、越えて頑張ります。
絶対に負けません。
また、音楽を全身で浴びる日を信じて日々頑張ります。

音楽こそ、最高の心の治療薬ですから。
コメント
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