HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

小南泰葉 at タワーレコード京都

2014年03月17日 | 小南泰葉
2014年3月8日(土)17:00より
京都のOPAにあるTOWER RECORDにて
小南泰葉ちゃんのインストアライブ&サイン会がありました。

大阪のNU茶屋町のタワレコでいろんなアーティストを見ることはあるけれど
なかなか京都で好きなアーティストを見る機会がないので
泰葉ちゃんが来ると知ってどれだけうれしかったことか。

実のところこのインストアの事を知る前にネットですでに
注文していたので、あ~あと思いつつも整理券をゲットするために
発売日に(インストアライブはその3日後だからあわてたけど)
買いに行きました。その買いに行った日にはHEY-SMITHがお店に
来てましたが。

でCDについていたカードの写真がネットのとお店で買ったのとは
違ったので、それはよかった?のかなと。

この京都ではステージという場所は決められてなくて、
フロアをステージに変える感じなので、かなりアーティストと
ファンが密になるのです。

ここで初めてインストアを見たのはFoZZtoneでした。
こんなに近くていいの?って感じでしたが、今回の小南泰葉ちゃんは
さらに密な感じでした。

そういえば、FoZZtoneのベースの菅野さんが泰葉ちゃんのバンドで
弾いていたのをきっかけに私は泰葉ちゃんを知ることとなったのですが
その2アーティストをこの京都で見れるとは何かの繋がりなのかな?と。

本番前にリハで登場した泰葉ちゃんは白いシャツに原色の色がぱあ~っと
ぶちまけられたような模様がついたものを来て、相変わらずのボブへアが
揺れていました。ほんと小柄で顔もちっちゃくて指も細いのにあの力強い
弾きっぷり。
あまりにも近過ぎて前方の人は本番前には座らされましたが、それでも
ほんと近い感じでした。まつげに塗られたマスカラのちょっとしたダマが
見える感じでした。肌もお人形のように白くきれいで本当にかわいい方です。

<セットリスト>

やさしい嘘
嘘憑きとサルヴァドール
ボーダーライン
終わりなき炎症
3355411

彼女はリリース前になると怖い夢を見るらしく
それはkill系の夢で家族やら自分がやったり、やられたりするそう。
で、今回は姉のCANDYさんがやられたそう。

この日お母さんが来るって言ってたのに来てない!ってライブの時言ってましたが
あとで来られていたようです。

ボーダーラインは恋人をぐつぐつと鍋で煮込んでしまうような話と
さらっと言ってましたが、まあ考えれば怖い話です。
でも、彼女の独特の世界観それはもちろん比喩なのですが、
彼女の話を聴いて思い出したのが、イギリスの女性ロッカーの
スージースー。彼女はスージー&ザ・バンシーズのボーカルで
知らない人の方が多いかもしれませんが、彼女たちの歌に
carcass(屍骸)という曲があるのですが、それを思い出しました。
まだ子どもだった私はとても衝撃を受けたし、こういう詩が書けるという
スージーはなんて凄い人だと思ったのでした。でもすっかり忘れてました。
ところが、泰葉ちゃんの話を聴いてそれがよみがえってきたのです。

こういう詩を書いて歌える人ってそういないと思います。

私が今回のアルバムで好きなのは「終わりなき炎症」です。
少しアヴリルを思い出したりもしますが、このトーンが
小南泰葉とすごくマッチしている気がしました。
この歌の前に彼女は「母乳がいいよ。」って話をしていましたね。

3355411はガラケーで打つと「しにたい」となるそうですが
それを2乗することで「生きたい」にしたいという願いが
込められているそうです。

インストアが終わったあとサイン会がありましたが
ひとりひとりにとても丁寧に接して握手もしてくださいました。

今回のテーマがOPEN SESAME(開けゴマ)ということで
それも書いていただきました。

とても前向きになれる言葉ですよね。
辛い時も苦しい時もいろんな運命に
「ひらけごま!」ってとにかく壁をあけていく強さ。
それを自分に向けて唱えて行けたらと思います。

その後テレビの「僕らの音楽」でしょこたんと共演してましたが
彼女たち二人はとても似た者同士だなって感じました。

きっと彼女達はいっしょに何かを起こしてくれることでしょう。

彼女たちは学校がとても苦手だったと話してましたね。
私も苦手でしたが、ふつうなふりして通ってました。
目立つ子ばかりに話しかける先生が何より嫌いでした。
一方でどんな子にも目立つ子大人しい子難しい子に関係なく
話しかけて、笑顔をくれる先生が好きでした。

変わった人やこもりがちな人に冷たい世の中。
学校の先生たちにも「あいつは変わりもんだから」と異端児のように
扱う人も中にはいます。でも、先生たちの中には絶対に
そういう子たちにも愛情を注いでくれる人はいます。
だから、すべてがそうだと思わずに声をかけてくれる先生に
ひとことでもいい「ホルモン好きですか?」とか
「音楽好きですか?」とか話しかけてみてください。
きっと笑顔で答えてくれる筈。
「ホルモンってレバーとか腸とか?私はレバー好きなんだけどな~」
「音楽ってロックが好きかな。そして今なら小南泰葉をお薦めするよ。」って

私は今すごく苦しい日々を送っているけど
それをパワーにかえて多くの人に渡して行きたいな。
苦しいから八つ当たりするのではなくて
なるべく明るい方へ繋げて行くのが大事なのじゃないのかなって
いつも音楽から教わっています。

小南泰葉ちゃんの音楽もそんな音楽のひとつであります。


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栄喜 LIVE TOUR 2014 ~Fight or Flight~at 梅田Shangri-La

2014年03月16日 | DETROX/栄喜/SIAM SHADE
2014年2月9日(日)天気 晴れ

SIAM SHADEのライブ後の栄喜さんのライブ。
どんな感じになるのかな~って思いつつ
私の好きなライブハウスのひとつである
梅田Shangri-Laに行ってきました。

このライブハウスではいろいろなバンドを見てますが
栄喜さんがステージに立つとより華やかさが増すというのか
やっぱりエンタテイナーなロックンローラーなんだと
改めて感じました。
近くて遠い人というか。ショービジネスの人なんだというか。
そういうのを嫌がる人でもあると思いますが、そこから
溢れるオーラはやっぱり違います。

だからタワレコでの握手会でのあの近さは奇跡みたいな感じです。

でも相変わらずMCには笑わせてもらいました。

最初にコンタクトを入れ忘れて30秒で入れて戻って来て
スタンバイ直前に間に合ったので息切れしていると。

こういうことが時々あるようで
実はSIAM SHADEのこの間のツアーでも2カ所そういうのがあって
ステージに立った瞬間
「あ、見えない。」って思ってそこでコンタクトの入れ忘れに気がついたそう。
で最初はテンションが低くなって、その後合間にコンタクトを入れて戻って来た時から
急にテンションがあがったらしいです。一体どこでのライブだったのでしょう。

あと串カツの話。チーズとエリンギの串カツの話でエリンギが出て来なかったようで
きのことか言ってたらツッチーが「エリンギ」と言ってくれて「すごい」と栄喜さんが
土屋さんを褒めていたのが笑えました。また、ステージにあった扇風機がすごく
心地よい風でそれをみんなに伝えたいとか、その風にあたってみろと土屋さんを呼び込んだり
温度があがるとチューニングがよく狂うんだとギタリストたちがチューニング中に話したり
とにかくずっと笑顔で、大阪を楽しんでくれていました。
大阪は笑いに厳しいといいつつ、栄喜さんはよく会場を笑わせてくれていましたね。

今回のメンバーはベースにウッチーさん、ドラムに今井さん、ギターに白田さん
そして、もうひとりのギターは土屋さんでした。

ベースは以前は人時さんでギターはKAZさんでしたが、今回黒夢と重なって
大阪はこのメンバーだったという事です。でもこのメンバーもすごくよかったです。

土屋さんは相変わらず王子というのがぴったりで、かなり栄喜さんのお気に入りの
ようで、ドラムの今井さんも相変わらずキュートなのにパワフルなドラマーでした。
ウッチーさんはいつもは怖い(笑)バンドでベースを弾かれているということですが
怖いバンドも聴く私なので、こういうメンバーが栄喜さんのところに来てくれるのが
またすごくうれしいです。白田さんもすごくかっこよくて、あまりお話はされなかったけど
美しくかっこよく弾かれるギタリストでした。

このライブ会場である場所は子どもと体の不自由な方ようのスペースになっていて
こういう配慮をされる栄喜さんがやっぱり好きです。
ただ、子どもさんは思いのほか小さくて、このような音が結構激しいライブハウスに
この年で来られて大丈夫なのか?と心配にはなりました。まだ耳が出来てない頃じゃ
ないのかな?って。難聴気味にならなければいいですが。

合間のMCで原発反対と戦争反対の歌に入る前に言われていました。

栄喜さんのバンドのメンバーはみんな高度な技術の方たちばかりなので
本当に演奏にも惚れ惚れしてしまいます。そして全身全霊で歌われる栄喜さんの歌。
ライブハウスが野外フェス級になる感じがします。
ファンは意外と年齢層が若くて、昔のSIAM SHADE以上に現在の栄喜ファンが
たくさんいるのかなと思いました。男女比もちょうどいい感じですよね。夫婦で
来られている方もいて、なんかいいなと思いました。

今回のアルバムをメインに歌ってくれたこの日のライブ。
もちろんそのアルバムのツアーではあったのですが
好きな曲ばかりなので本当にテンションがあがり
音楽に溶けそうでした。体の中の根性が燃焼して
強くなれるそんな感じです。

最近辛いこともあって、内蔵がはみ出ちゃうんじゃないだろうかと
思うほど悲しくてくやしくて絶望的な事があっても
音楽にしがみついていけるだけで助かっている気がするし、生きてやるって思えます。
栄喜さんには昔、SIAM SHADEの時代もほんとうにほんとうに絶望的な時に助けてもらいました。
そして、今もまた助けてもらっています。彼の前へ前へとにかく前へという姿勢。
これにひっぱられています。

絶対に負けないつもりです。
どんなことにも立ち向かって守るべき人たちを守ります。
辛い事は本当は自分の事より他者の事の方が辛いですよね。
しかも、まっとうに生きて、誠実に生きている人がバカを見るという。
人のばかげた行為でその責任を誠心誠意仕事をがんばってきた人が被害を被るという。
そんな理不尽な世の中に絶対に負けません!
自分の大事な人たちの事を考えると自分が負けていてどうする!っていつも思います。
だから私は絶対に超えてやると栄喜さんの歌に誓います!!!

ライブにたくさん行けなくても、この日のライブの余韻がいつまでも
続いて、私を守ってくれる事でしょう。


<セットリスト>

最終列車
あのゴール成し遂げる所まで
SOSUS
Business
Wonder Wish
Save me
Stand up
こっちを向いて
悲しみは続かない
この世界が終わるまで
会いたくて
DNA
Stay
Go Understand
Catch my life
戦争反対
太陽に手を伸ばして

En)
Start
声に...
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