HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

セカイイチ主催イベント『光風動春』パート2

2013年09月29日 | セカイイチ
「光風動春」っていうタイトルがとても素敵ですね。
今は秋なんだけれど、春が見えるような感じがしました。

さて、この日の主催者であるセカイイチ。

彼らは10周年を迎えて、新たな一歩のときにベーシストの泉さんが
脱退するということになり、ちょっと苦しい思いをされたと思います。
が、泉さんが抜けたあと初めてみた昨日のステージはそんな事
どこへやらっていうぐらいの「We are セカイイチ!」って感じの
ステージでした。

サポートのハルちゃんこと岡部晴彦氏はほんと違和感なく
セカイイチに溶け込んでいました。
で、あの笑顔最高ですね。すっごいいいキャラです!
よくぞ、ハルちゃんを見つけてきたなっていう感じです。

さてセットリストは私も知らない曲が混じってたので
他の方から拝借しました。

Step On
ニューカマー
あたりまえの空
幻を見ていた
Ride on songs
井の中の世界
カプセル
バンドマン

en)あかり

あかりを始める前にちらっと慧さんがリ~ラシャングリラ~とか歌ってたら
後ろにそっと渡會さんが表れて、みんなと手のフリ(ワイパー?)をやってましたね。
「し~!」っていうジェスチャーをしつつ。

で、あかりのあとに
オーラルのドラムとボーカルの山中くんと
フォズの渡會さんと菅野さんが出て来ていっしょに

RAIN/THAT/ SOMETHING

渡會さんがやるこの曲は初めて聞いたので、すごく新鮮でした。
まあ、途中間違えちゃうのはご愛嬌として,結構高音で歌うの
大変だったのでは?って慧さんの時はあんまりそう意識してなかったけど
キーがやっぱり違うのですね。ベースをきっちり弾いていた菅野さんは
かっこよかったです。しっかり練習されたのですね。

バンドマンは何度聞いても滲みる名曲であり
あかりをアンコールでやってくれた時はテンションマックスになりました。
大好きです、この歌。


知らない曲もあったので
「こういうのもやってたのか。」と新鮮な気持ちにもなれた
ライブでしたし、やっぱり上手いバンドだなって。
彼らがもっと高い評価受けてもおかしくないのにっていつも
くやしい思いがします。

フォズだってそう。まずは音楽を聞いてもらうチャンスを
もっと欲しいなって。

ラジオで今月の曲に選ばれないかな~。

「リトルダンサー」でもいいから。

これで2バンドいっしょにでかくしちゃうという。

この日のライブに男性でひとりで来られている方が目についたのですけれど
こうして、すっと来てひとりで音楽楽しんで帰る人っていうのもいいですよね。

50歳前後かの女性陣の人たちもいらして、若い子とも打ち解けてる感じで
そういうのもこういうバンドだからある光景なのでしょう。

年齢を問わない音楽というのか。

まあ、前見た栄喜さんのときのようにおばさんパワー炸裂になると
ちょっといやですけれどね。

おばさんいつも最前とかね。私も言えないけれど
初めてな人にこそ最前に行かせてあげてほしいです。
そのドキドキ感を味合わせてあげたら
若いファンがどんどん増えていくような気もするのです。
いい音楽をする人の楽器とか指の動きとかを
しっかり目にすると感動しますものね。

昔、某インディーズバンドで年齢が高いファンの方がいらしたのですが
若いファンの人たちに保護者的振る舞いをして、若いファンにちやほやされていた
人がいましたが、私はそういうカラーはあまり好きじゃないです。

なんかグループを作って、どこか選民意識を持つようなシステム。
音楽を聴くのはバラバラでいいんじゃないかなって。
そのバラバラが同じ空間にいて音楽で心をひとつにするっていうのがいいと
思うのです。ひとりで来てたって、なんか一体感を味わえる感じ。

まあ、人それぞれ価値観は違うので、どれが正しいとかわかんないのですが、
自分はこの感じでこれからも音楽を愛していきたいなと思う訳です。

たとえば漆職人さんは漆塗りが素晴しくなくちゃいくらかっこよくても意味ないように
音楽家は曲と演奏が素晴しくなければ、いくら外見がかっこよくても意味ないから
そこをこれからも音楽家の方たちには確認していって欲しいなと思うわけです。

そして、まだオーラルが若いから仕方がないけれど
客にいろいろ要求するのはだめだと思います。

それはステージがその力がないからなのですよ。
学校で生徒が寝てたり、しゃべったりするのは
生徒が不良だからとか、悪いとかではなくて
先生が惹き付ける授業をしてないからなのです。
それを認めるか認めないかはそれぞれですが。
どんな不良でも「おもしろい」と思えば先生の方を見るのです。

ステージもそうだと思います。
初めてのお客さんばっかりでも
その一曲あるいはステージが凄かったら、みんな自然と
惹き付けられて、ノってくれて、盛り上がってくれるのです。

だいぶ前に書きましたが、今Nothing's Carved in Stoneで
ボーカルをしている村松拓さんなんて、彼がABSTRUCT MASHの時代、
私がライブハウスの扉を開けた瞬間に私の心を掴む歌を歌ってましたから。
その日はその日ラストだった一曲しか聞けなかったけれど、その1曲だけで私は
ファンになり今に至るわけです。

そういうものだと思うのです。

だから、今まだこれからのバンドだからこそ
The Oral Cigarettesはそんなステージを作って行ってください。
一発目に観客に「すげぇ!こんなのはじめて!」って思わせるような。

あと、フォズもセカイイチも関西出身のメンバーがいるのですから
関西でのライブこそ絶対にSold Outにしないと!
それにはいろいろと日頃の政策(笑)が必要かと思うわけです。
10周年を迎えた今こそ、関西オールソールドアウト作戦を展開して下さい。
とことん関西です。なにがなんでも関西です。
大阪、神戸、京都、滋賀、和歌山、奈良制覇です。
ライブハウスの大きさは問わないけれど、やったライブはすべてソールドアウトで。

いくらでも作戦はあるはずです。
特にFoZZtoneなんて企画派集団ですもの。世間をびっくりするような企画を考えれると思うのです。
あんな事こんな事あるでしょ!?

ドラマ「あまちゃん」があれほど記憶に残るドラマになったことや
「半沢直樹」があれほど視聴率を取ったことにそのヒントはあるでしょ。

テレビドラマがもうだめだとか言われている時代にあのドラマ達のパワー!
それはアイディアと情熱そして愛情です。

音楽だってそれはあります。

やってやってください。

セカイイチもFoZZtoneもそしてオーラルも


「じぇじぇじぇ」も「倍返し」も超えて

慧さんが言ってたように

「音楽に温かいものをもらって、それをこうしてみんなに返して
またみんなから返してもらって」

という愛のリレーをどれだけ長く続けられるか
これからの10年、20年を楽しみにしています!

大好きなバンドたち

セカイイチとFoZZtoneへ

武道館が休館になるそうだけれど
再び、開館した時にはそこで「光風動春」をやってください!
これは仕事休んでも観に行くから!





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セカイイチ「and 10」レコ発ツアー2013

2013年03月04日 | セカイイチ
2013年3月2日(土)曇りのち晴

大阪アメリカ村BIG CAT

今年早々に京都のSOLE CAFEでセカイイチの岩崎慧さんのアコーステックライブを
いっしょに見てもらった人に是非バンドライブでも見て欲しいと誘ってでかけた今回のライブ。

チケットを取った時はまだ泉さんが脱退するなんて夢にも思ってなかったので
ギリギリに見れたオリジナルセカイイチかと思うとその人に
いっしょに来てもらって本当によかったって思った。

チケットを取った時からずっとその人には「the BAND」と「and 10」を聴いてもらっていた。
その人は熱心にも朝晩ずっとそのアルバムたちを聴き続けて、そして今回のライブを見たんだ。

で、彼は言った。「CDで聴いても上手いな~って思ったけれど、ライブはもっとよかったし
本当に演奏も歌も上手かった。曲の作り方もすごくいいね。」

彼はもちろんセカイイチのメンバーよりずっと年上だし、歌いながらピアノを何年も弾いてきた人だ。
大学は音楽大学でずっと和音やら音楽理論やらを勉強し、専門は声楽だった。
そんな彼から誉められると私自身まですごくうれしくなる。

まだ、あと東京でのライブがあるからセットリストは書かないけれど
「and 10」からはやるのはわかるよね。

それ以外にも新旧取り混ぜてのある意味「泉さん卒業バージョン」であった。
「on ベース 泉けんたろう!」って何度、慧さんが言ったことか。
ほんと何度も何度も。
他のメンバーの名前の5倍ぐらいは言ってたように思う。

これほど愛おしそうにこうして紹介する回数を残り何回かとカウントするように
呼び続ける慧さんが私は愛おしく思えた。

こんな事言ったら怒られちゃうかもしれないけれど
昔からなぜかセカイイチは4人ではなくて5人のように感じる時がある。

どうしてなのかわかんないけれど、感じる時があるんだ。
この日もやっぱりそんな気がしちゃった。

それはこわいものではなくて、むしろ素敵なもののように私は感じている。
セカイイチには音楽の神様が寄り添っているように感じたんだ。

慧さんが「これからも続くんでよろしくね。」と言ってたけれど
そこで微笑みながら見ている神様がいるような気がした。

「当たり前だろ。音楽の神様がサポートメンバーなんだからさ。」
そんな風にね。

あの、私がこんな風に感じたバンドはあとにも先にもセカイイチだけなんだ。
今のところね。ほんと不思議なんだけれど、そうなの。

大阪のゲストは小南泰葉ちゃんとバックホーンの山田将司さん

私はこの二人ともそれぞれのライブにも行ったし、大好きだから
本当にうれしかった。しかもセカイイチの歌を歌ってくれるんだから。

「ぷれぜんと」は本当に素晴らしくて、アルバムでしか普通は聴けない歌が
こうして生で聴けたのがほんとうに幸せだった。
泰葉ちゃんと慧さんとの声が重なる時は溶けそうになった。

泰葉ちゃんはカラフルなハーレクイン的ベニス風な服装でとても可愛かった。
でも、彼女はメンバーがジャケット姿だったので
「あ、失敗したかも。こんな格好で。」と言ってたけれど
ちっともそんなことなく、むしろ色を添えて素敵だった。

泰葉ちゃんが慧さんとけんたろうさんがボケで
そのボケを説明するのが響ちゃんで、ただの傍観者になっているのが
中内さんで誰もつっこみがいないと言ってたのが笑えた。

私はソーレとかで慧さんを見てたりして、感じたのは
彼は実のところシャイな人なんだろうなって。
心をお互いに打ち解けたらおもしろくなる人なんだろうけれど
初対面やあらためてちゃんとお話する人とだと固くなる感じがした。
根が真面目な方なんだと思う。

そういうところが歌にも出ている気がした。

で、お酒でどうにかなっちゃうところもそういうことからだろうね。
って私がいっしょに飲んだわけじゃないけれど、いろいろな人の
言葉から想像したらそういうことになった(笑)


バックホーンの山田さんが登場した時には
周囲にいた人たちが「え、イメージが違う。」って言ってた。

きっとスナフキンのような帽子をかぶっていたからかもしれない。
みんなのイメージは汗だくの髪がボサボサのイメージなのだろうか?
私から見たら、やっぱり山ちゃんでしかなかった。

この日はおそらくバックホーンのファンはそうたくさんいなかったように
思える。だって、セカイイチでのロックなナンバーでもみんななんか
大人しい感じだったもの。いつもこういう風なのかな?で
女性の方がやっぱり多いものね。


でも、山田さんはやっぱり凄いなって思った。
「虹」のまず一曲で、一気に自分の世界にみんなを巻き込んで行ったから。
なんだろう、あの熱情とあの扇動力。
「井の中の世界」もいつもバックホーンの時に歌うようにハンドマイクで
彼スタイルで歌い始めて、最高にかっこよかった。

山田さんがセカイイチの音楽を好きだというのも感じたし
慧さんがバックホーンが好きだというのも感じた。

実際に音源を聴いていたら、彼らにはどこか共通項があるんだ。
まあ、家には揃えれるだけ揃えたバックホーンのアルバムと
セカイイチのアルバムがあるから、なんかわかるんだ。
彼らはロックスピリットをバンドスピリットをどんな時にも
高らかに誇らしげに歌っているってね。

で、手作り感や庶民感も溢れていて
そこが聴くものの心を熱くしていくんだね。

申し訳ないけれど彼らといると
ルイ・ヴィトンやシャネルが並ぶようなハイストリートではなく
おいしいコロッケを売っているお店やお団子屋さんがある
庶民的な商店街にいるような安らぎ感を感じてしまって
ずっといっしょにいたいなって思うんだ。

で、熱くなることは何も悪くないよって
肩を叩いてくれる感じ。


たまたまこの日心斎橋の大宝ギャラリーで
写真家の橋本塁さんの写真展が開催されていて
それを先に見に行ってからライブに行ったんだけれど
バックホーンの素敵な写真もいっぱいあった。

そういえば、2年ほど前に同じBIG CATでサウンドシューターを
見に行く前にも塁さんの写真展に行ったなって。


この日私が一番初めにセカイイチと出会った曲の「石コロブ」も
やってくれたので、本当にしあわせだった。

新曲も実はやってくれた。
泉さんがいなくなる前に最後にもう一回音源をいっしょに作りたいって
新曲を作ったんだって。


彼らのバンドの歴史はこの3月で第一章を終えるのかもしれない。
でも次なる第二章には新たな出会いやチャンスがあるかもしれない。

だって神様がサポートでいるバンドだよ。
これからおもしろくなっていかなくてどうするのって話。

ひとつひとつの曲をほんと丁寧に
ベースの音を見逃さないように
メンバーが自分たちの足跡をこの場所に刻み付けるように
歌い、演奏したこの夜はほんとうにかけがえのない友情の
お裾分けを私たちもいただいたような夜だった。

全身全霊っていうのはこういうのを言うのかな?って


会場にはかつていっしょに対バンしていて
でも今は解散してしまっているバンドの人も来てるって言ってらした。

彼が言うように解散していようが、今は遠くにいようが
その時代時代で自分の支えになってくれた曲は終わることはないし
その歌い手や演奏者が消えることもない。

ずっと
ずっと
とこしえに
その曲は自分を励まし続けてくれるんだ。

私はいろいろな曲に支えられて今いる。
有名無名関係なく、その曲ひとつひとつと正面から向き合って
そして涙して、そして笑って、そして力をもらってきた。


だからこの世の中のありとあらゆる音楽の作り手、歌い手、演奏者たちに
敬意を表します。


あなたたちの歌はこの世界中の誰かの支えに必ずなっています。


そんなことを思いっきり感じたセカイイチのライブだった。

あと、遠い昔にBIG CATでバンドスタッフとして撮影してた時を
思い出した。あの頃のみんなは今どうしているのだろう?
あのステージの裏手から見た会場。
楽屋から見た景色。
同じ光景をいろんなバンドマンたちと共有できたことを
感謝します。

そして、私はBIG CATのブルーのライトが大好きだ。

セカイイチはこれからもセカイイチ

世界地図を広げてまだまだ旅は続くんだね。

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セカイイチand 10

2013年02月23日 | セカイイチ
セカイイチとの出会いは「石コロブ」だったんだけど
今回のこのand10にはこの曲は入っていなかった。

参加ボーカリストたちが選ばなかったのか
それとも選曲になかったのか

どこかのインタビューとかを読んだらわかるのかもしれないけれど
それがちょっと寂しかった。

私にはその出会いから今の間にとてつもなく時間のブランクがあって
セカイイチと真正面に向き合えるようになったのはここ数年のことだ。

だから過去の持っていなかったCDを買い集め
そのブランクを埋めるかのように過去の知らない曲を聴きまくった。

でも、ライブに行くチャンスはなかなかなくて
ボーカルの岩崎慧さんのソロライブやイベントに
参加することで少しでも追いつこうとしていた。

やっと来月の3月2日の大阪でのライブに行けることになって
「やっとだ!」って喜んでいたのだけれども
それがオリジナルメンバーで見るラストになるっていうのは
本当に残念でならない。

つい昨日のことだ。

ベースの泉健太郎さんが3月いっぱいでセカイイチをご卒業になるという事を知る。

私は脱退という言葉が好きじゃないので、あえての卒業という言葉に変えさせてもらってる。

10周年をひとつのひとくくりとして終えるのか
10周年をひとつのステップとして次のステップへ向かうのか
解釈はいろいろなんだろう。

泉さんは「音楽も大事だけれどそれ以上に家族を大切にしたい。」というような思いを
綴られていた。

音楽を最初は衝動や自己表現と考えていたとしても
人は10年も経つといろいろな環境の中で変化していくものだと
自分を振り返って感じる。

家族、特に子どもっていうのは授かってみて、自分が初めて命にかえても
守らねばならない存在だということを思い知らされるだろう。
そして、自分がこの世で一番会いたかった存在だということがわかるだろう。

そんな子どもたちといっしょになるべくいたいという泉さんの
気持ちがわかる気もする。

ただ、ミュージシャンだけではなく、ふつうの仕事においても
お父さんというのは仕事に追われて、なかなかゆっくりと
いっしょに子どもといられるわけではない。

だから音楽をやっているから家族といっしょにいられないという
わけではないと思う。

だからこそ、この決断には私たちの計り知れない彼と家族の
大事なことによるものなのだろうと思うので、彼の卒業を
温かく見守って、またいつか戻ってきてくれるかもしれない日のために
セカイイチを応援していくしかないと思っている。


*****************************************************************

さて、この話は突然だったのでこうして先に綴ったのですが
このアルバム「and 10」についてずっと書こうと思っていました。

タイミングがタイミングであったので
最初に書こうと思っていたのとちょっと解釈が変わっちゃうかもしれないけれど
この素敵なアルバムについて自分なりに感じたことを書こうと思います。



このアルバムはベストアルバムとトリビュートアルバムが合わさったような
アルバムのような気がします。

10年間の中のベストな曲にゲストボーカルが参加して慧さんと
歌うんだけれど、それがとてもゴージャスなのです。


全曲書くと大変なので
まずは私が大好きなGrapevineの田中さんと歌う「あかり」

この歌も大好きだし、田中さんも大好き。
ゆえにどれだけ鳥肌ものか想像して下さい。

ちなみに私が妄想の中で
結婚したいベスト3をあえてあげるなら
(別にどうでもいいことだけど)

1位 田中和将(GRAPEVINE)
2位 ホリエアツシ(ストレイテナー)
3位 チバユウスケ(the Birthday)

となります。まあ皆さんご結婚されているだろうし
(ホリエさんはまだかな?)妄想に他ならないので
あしからず。

いつも大好きという細美さんは?
栄喜さんは?って思うでしょうが
彼らはそういうジャンルを超えている存在なのです。



ゆえに岩崎慧さんと田中さんがいっしょに歌うなんて
ほんと夢のよう。

田中さんが歌うとそこはやっぱりバインの香りがほのかに
するのだけれど、今回全体的に感じたのは
セカイイチというバンドのサウンドの濃厚さ。

今までトリビュートアルバムでthe pillowsのとか
イエモンのとかLOW IQのとか聴いてても
それぞれカバーするバンドとかのカラーが出ていて
みんな自分たちのものにして名曲をカバーしてたのに
今回はゲストボーカルはそのポジションに徹していて
あくまでセカイイチなのです。

たぶん演奏がセカイイチだからなのでしょう。

でも、それぞれのボーカリストが選んだ曲が
それぞれの個性にぴったりで驚きました。

OKAMOTO'Sのオカモトショウさんの
RAIN/THAT? SOMETHINGも彼らしいし

THE BACK HORNの山田将司さんの
虹も彼だな~って思うし

ニューカマーを歌ったジュンスカの宮田さんは
ほんと「これでしょ!」って感じでした。

意外な感じで驚いたのはチャゲ&アスカのチャゲさんが
歌うKids Are Alright

これは最初チャゲさんと思えなかったです。
歌い方が独特で、これはちょっとセカイイチのイメージを
変える感じがありました。どこかヴィジュアル系のボーカルの
香りがしたけれど、チャゲさんってこういう歌い方だったのでしょうか?
チャゲ&アスカでしか聞いたことないので。
慧さんとのかけあいが、まるで父と子のようで素敵でした。

プレゼントは私の大好きな小南泰葉ちゃんが歌っていて
これは女性ボーカルだったからか泰葉ちゃんらしさの出ていた曲に
なっていました。彼女にはまさにぴったりの曲。

バンドマンは怒髪天の増子さんが歌われてましたが、
これを歌う人は増子さんしかいないと思いました。
実績や歴史や音楽への愛が溢れていて
素晴らしかったです。

最後に入っていたセカイイチのメンバーだけの歌
「真ん中の歌」

♪諦めと希望の真ん中を歩いたまま
全てを心のままに 解き放ってやろう

この部分がとても響きました。

このアルバムで今までの10年間の彼らの歴史がそこに浮き上がって
そしてなぜか過去の曲は今のメンバーを元気づける歌のようにも聞こえてきます。

あかりの歌詞にこういうのがあります。

♪僕らの旅立つ景色に 君が見とれてしまわないよう
君んとこまで迎えにゆくんだぜ

虹の歌詞には

♪あぁ 君とまたうまく笑い合いたいな
鳴り止まない歌声は 君の心にあるのさ

があって

ふりだしの歌には

♪ふりだしに戻る その場所は空(くう)
空(から)と書いて空(そら)になって 全てを思い出して



これらが泉さんへのメッセージのようにも
ついつい聞こえてしまいました。

これから先もセカイイチはずっと続いて行くと信じています。

泉さんが卒業しても、泉さんの場所はずっとそこにあります。

そして
バンドマンの歌のように

セカイイチのみなさんには言いたいです。

♪お願い ひとりぼっちの夜を支えてくれた歌聴かせてよ

って。


このフレーズはありとあらゆる曲たちに捧げたいです。

ひとりぼっちの夜ほど
歌は心を暖めてくれます。


慧さんはソロで歌うときもいつもセカイイチのことを
お話されます。彼はバンドを心から愛しているのだと
本当にいつも感じています。

だからこそ、これからも泉さんがそこにいなくても
彼は永遠に泉さんのベースの音を心に響かせながら
音楽の旅を続けるのだと信じています。



最後にここには入ってなかった
「石コロブ」の歌詞を

♪サイフは捨てて ギターを握って 自分のために今日は歌おう

過去の歌が未来の自分をきっと支えてくれるはず。

ミュージシャンは本当の本当は未来の自分への希望や光を
歌い続けているのかもしれないですね。

そして、それを聴く私たちは同時に自分の未来の希望や光を
探す道しるべとしてそれを受け取っているのかもしれません。

セカイイチのみなさん!

10周年おめでとうございます☆

とこしえに愛すべき音楽を!










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岩崎慧and岩崎愛「brother & sister Vol.3 」at 京都SOLE CAFE

2013年01月06日 | セカイイチ
1月5日(土)晴

今年最初のライブは京都での岩崎兄妹のライブでした。

年末にカウントダウンジャパンをテレビで見ていて
岩崎愛ちゃんがギターにthe HIATUSのマサ
ベースにナッシングスのひなっち(ストレイテナーでもあるけど)
ドラムにアジカンのきよしさんをバックバンドにして
歌っているのを見て、すごく衝撃を受けたあとに
アジカンのコーラスにも参加していたのをみて
こんなに凄い人だったんだと今まで知らなかった彼女の音楽を
聴かなくっちゃと思ったわけですが、
偶然なのか必然なのか
彼女の兄でセカイイチのボーカルの慧さんと
兄妹でのライブを京都ですることを知りました。

慧さんのライブは今まで何回か行かせてもらいましたが、
愛ちゃんのライブを見たいなと思ったときに
グッドタイミングでこのイベントに参加できたのは
本当にうれしいです。

年末にRADIO CRAZYでのトリだったアジカンのステージで
愛ちゃんを見て、年始にまた愛ちゃんを見るというつながり。

何か意味があるのかなと思っています。

SOLE CAFEは私にとってはティーンのときの地元なので
馴染みがある場所で、とてもアットホームな場所です。

そこで見たお二人は兄妹だけあって
しかもとても仲がよく
よりアットホームな空間がそこにできました。

しかも大阪出身なのでその雰囲気もね。

まずは愛ちゃんからでした。

セットリストは

花束
I LOVE MY LIFE
死ぬまで一緒
瞳を閉じて(ユーミンカバー)
バースデー
東京life
All right
26

自信ないけれど、たぶんこうです。

私が彼女に感じた印象は
カウントダウンジャパンの時からですが、
アメリカの女性シンガーのイメージ。

たとえば、リッキー・リー・ジョーンズ
リンダ・ロンシュタット
あるいはボニー・レイット

っておそらく、ここをご覧の皆さんは誰?って
思うシンガーばかりでしょうね。

ノラ・ジョーンズっていったら通じるかもしれないけれど
私にはノラより先にあげたアメリカの大御所たちを
思い浮かべました。
80年代のパワーのある女性シンガーたち。

自分でいうのもなんですが、本当に私は音楽バカなのです。
いいかえれば、音楽オタクみたいなもんです。

ジャンル問わず、洋邦問わず、聴きまくってます。
それも10代の頃から。まあ、比較すれば洋楽の方が
得意かもしれません。でも、いろんな音楽が
私を大人にしていってくれたのですから
忘れようがありません。

で、アジカンのゴッチが愛ちゃんの歌声や音楽に
惚れ込んだのもわかる気がしました。

おそらく、ゴッチはこのあたりの女性シンガーが好きだと思います。
(って知らないけれど、本当は)

あと、ミリー・リパートンとかも思い出しました。

本当に愛ちゃんの声は美しく、太く、まろやかです。

愛される歌声の持ち主だと今日、確信しました。

彼女がMCで何度となくゴッチの話をしましたが、
その中でゴッチお薦めの映画「私をスキーに連れてって」
を見たという話が、結構楽しかったです。

この映画ってすごく昔ですよね。
でも、皆さんはユーミンの「恋人はサンタクロース」を
絶対に聴いたことがあるはずなので、あの曲の映画かって
わかるはずです。

ゴッチがなぜにこの映画をお薦めしたのか
彼の「私をスキーに連れてって」論を是非聴きたいです。

私も見たことがありますが、好きな俳優のひとりである
三上博史さんが出ている映画なので見たのかな?
かなり前に見たので(たぶんテレビ)記憶は曖昧ですが
この映画にはいろんな見方があるので、おもしろいですよ。
内容というより、見方です(笑)

この映画がなぜに作られたか?
愛ちゃんもきっとご存知ないでしょうが、
これはスキーのテクニックを見せたい映画なのです。
と、これを作ったホイチョイプロダクションの社長さんが
言ってました。スキーのすごい技をやるチームみたいなのが
あって、それを映画にしようってことで作られたという
話を聴いた記憶があります。

私はスキーはパラレル止まりなので技なんてわかりませんが。

あと、バースデーっていう曲は愛ちゃんが自分の誕生日に
イベントをして、そのときにファンの人に配った曲らしいです。

東京lifeはゴッチ監修のもとに作られたアルバムの表題曲で
ゴッチに会えたから、アルバムが出せたみたいなことを
言われてました。

ゴッチって人と人を繋げる能力は天下一品ですよね。

この私もゴッチのお蔭てでエルレを知り、細美武士氏を知り
テナーのホリエ君を知ったのですから。

ちなみにみんな見た事あるでしょうか?このゴッチと細美くんと
ホリエ君が川辺でバーベキューしながらお話している番組を。
あのマイナーさ。今では考えられない番組でした。

さて、愛ちゃんの次は慧さんです。

慧さんのセットリストは

風来坊
Touch my head
Beat goes on
世界は幻(アナログフィッシュカバー)
才能と解放
幻を見ていた(新曲)タイトルがちょっとあやふやで、すいません。
さよならバイバイ(「幽☆遊☆白書」(これでよかったかな?)のエンディングテーマ)
ふりだしの歌
バンドマン

です。自信はないですが。

世界は幻では佐々木健太郎くんとは仲がいいという話が出ました。
初恋の嵐でのいろいろなボーカルさんとの交流の場での
おもしろいエピソードも話してくれました。

あと、前日にあった慧さんのライブで
仮面ライダーブラックの歌やったら受けなかったという話になり
友達がやっていて、ほんとうはやりたいんだけれど
みんな知らないみたいだからと「幽☆遊☆白書」のさよならバイバイという
ちょっとボサノバ風の曲をやってくれました。

って仮面ライダーブラック好きなお友達ってFoZZtoneの渡會さんですよね(笑)


愛ちゃんとふたりで「幽☆遊☆白書」は見てたそうです。
ゆえに愛ちゃんも口ずさんでました。

愛ちゃんの最初のライブを8年前に大阪にこだまにのって
サプライズで見に行った話をしたあとに「ふりだしの歌」
を慧さんは歌ってくれました。

ほんとうに妹への愛があふれていました。

そして「バンドマン」
何度聴いても素晴らしい曲ですね。


で、アンコールには兄妹で登場し

さよならCOLOR (スーパーバタードッグカバー)
おなじ話(ハンバート・ハンバートカバー)

を歌ってくれました。

さよならCOLORが聴けるなんて。

新年にふさわしいファミリーなアットホームなライブでした。

慧さんと愛さんそれぞれが、音楽で生きて行くという不安だったり希望だったりを持ち
言葉の端々からそれが感じられ、今の音楽業界の大変さも感じられましたが
このお二人なら、ずっとずっと歌い続けていくっていう未来が
私には見えた気がしました。

愛さんの歌じゃないけれど
「だいじょうぶ」
そう思いました。

慧さんはトップに立ち、売れたいという気持ちを言葉にされましたが、
もちろんそれもすごく大事だと思います、生活して家族を養うという意味では。
でも、同時に長く、ユーミンも言うように「詠み人知らずと言われながらも
見知らぬ人たちに歌い続けられる歌」を慧さんにも愛さんにも歌い続けてほしいなと
今日の歌たちを聴いて思いました。

最後に慧さんが「今日はふわふわする。」とか「熱い」とか言ってたので
ちょっと体調が心配でした。熱があったのではないですよね?

どうぞ、お身体もご慈愛下さいね。

まあ、単に飲み過ぎだったのかもしれませんが(笑)

今年もまたいいライブがいっぱい見れそうな
そんな気がした夜でした。





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岩崎慧12番勝負~第5番 at Osaka Cafe Room vs 渡會将士(from FoZZtone)☆パート2 岩崎慧編

2012年12月12日 | セカイイチ
12月2日(日)
この日のイベントはセカイイチの岩崎さんがいろいろなゲストを迎えて歌い合うイベントで
今回はFoZZtoneの渡會さん登場となりました。

岩崎さんだけのソロワンマンとかに行ったことがあるので
彼の歌の魅力というのは十分承知なのではありますが
行く度にさらにその歌に惚れ込んでしまうのです。

今回は岩崎クエストと称して
彼がこういう世界に入るきっかけやら
入ってからやら
いろいろなお話を交えてのライブでした。

今までざくっとしか知らなかった彼の過去を
知ることができてなんか得しちゃった気がします。

<セットリスト>

聞いてますか?お月様
シルクハット
今日あの橋の向こうまで
ふりだしの歌
石コロブ(少し)
people get ready
ソフトフォーカス
RAIN/THAT/SOMETHING
解体新書
バンドマン

まずは中学の頃からの友達の話になって
その友達は斎藤和義さんのファンで
いっしょにギターで練習してたそう。
で、その友達に自分が斎藤さんといっしょに
撮った写真を渡したという話もされました。

で、高校を途中でやめてとにかく
全国を回ろうととにかく路上とかで
歌ってその日に得たお金で寝泊まりしてたという
話をしてくださいました。

福島に行ったときにお世話になった
バーのママさんにこの間久しぶりに
会いに行ったという話も出ました。

そのママさんが海外に行け!と
アドバイスを下さったそうです。

その海外行きはメジャーデビューしてすぐに
実現させたそうですが、それはあとでまた書きます。

で、全国を回ったあとに今のセカイイチのドラマーの
吉岡さんに出会って、そこでふたりでどんなバンド名にするかで
「すりガラスズ」で最初はやることになったそうです。
俺たちすりガラスみたいだなってことからついたみたいです。
今は無くなりましたが、昔よしもとが音楽にも力を入れたときがあって
ベイサイドジェニーというライブハウスが大阪にありました。
そこで活動していたそうです。
当時岩崎さんはAVの会社でアルバイトしていたそうですが
そのときに時間が結構あっていろいろ曲ができたそうです。

その当時に出したインディーズアルバムに入れた曲を
最初3曲もやってくれました。

16年ぶりとかにやったそうで
そういうのに遭遇できて私は幸せでした。
シルクハットはそのアルバイト中にできた曲だそうです。

今日はあの橋の向こうまでという曲は
彼が住んでいた近くに石津川っていうのが流れていて
そこを毎日歩く中でできた曲だそうです。
なぜか彼が住むところにはいつも川がそばにあるそうです。

the RIVERっていうブルース・スプリングスティーンの歌を
思い出しました。

岩崎さんはいつも弾き語りでも立って歌う方なのですね。
SOLEのときもそうでしたもの。

そういえば間で少しだけFoZZtoneの「音楽」を歌ってくださいました。
「だって好きなんだもの」って

ふりだしの歌はセカイイチのデビュー曲だということで
歌ってくれたのですが、このデビューしたてのときに
「ちょっとアメリカに行って来るわ」って一ヶ月ぐらい
アメリカ一人旅をされたそうです。
その間に、ロッキンオンジャパンの取材が入ってたのに
本人が日本にいなくて(急に決まったので本人は知らなかったそうです)
仕方が無くライターの方が音楽を聞いた感じを記事にされたそうです。
すごい新人さんだったのですね。

そのアメリカでのいろんな方とのセッションやらいろいろと
勉強になったそうです。そのときに歌った曲に
「People get ready」もあったそうで
これをハナレグミさんの日本語詩でのカバー版で歌われました。

そういえばこれってフォズのSOLEでも歌われましたよね。
みんながよく知っているのはジェフ・ベックバージョンですが
実はこれはカーティス・リー・メイフィールドの歌なのですよね。
ボブ・マーリーも影響を受けてたので、この歌の一部をONE LOVEに
使ったので、私が結構印象に残っているのはボブ・マーリー版なのでした。

でも、今回の岩崎さんのpeople get readyは独特の彼らしい歌い方で
それがすごく響きました。素晴らしい歌になりました。
本当のところ岩崎さんにはボブ・ディランの歌をやってほしかったです。
Blowin' the Windとか

石コロブはこんな曲もやってますってちらっとだけ
やってくれましたが、これは私の中ではセカイイチの最上級の代表曲だと
思っています。なにせ私とセカイイチとのファーストコンタクトの曲ですから。
がつんときた曲ですから。

岩崎さんも渡會さんのブログの愛読家のようで
「ゲッティの話」がすごく好きだそうで
その流れで、村上春樹のことを渡會さんが好きだからと
その名が出る「かいたいしんしょ」をやってくれました。
これは彼のソロCDに入っているのですが、
この曲は語り部的な感じというか
ある意味のヒップホップというか
言葉が川のように流れて来る曲なのです。
これをまた聞けて本当にうれしいです。

そうそうソフトフォーカスをやったあたりで
気分がいいから秘密のことを言おうかなと
いったん言おうとされたのに
突然、以前のファンの裏切り(?)を思い出されて
女子っていうものは~みたいなご自身曰く黒い自分が
登場されたわけで、「なんでみんな秘密だっていうのに
言っちゃうんだよ。」った話になりました。
みんな言わないって言って結局言うだろう?って

どうしたらいいんだ?ってことを訴えられてましたが
「信じる者は救われる」っていうことしか
私には浮かびませんでした。

でもすべての女子がそうだとは限りませんよ。
まあ、秘密のことなら秘密で何も触れなければ
害はどこにも及びませんので言ってしまえば
言わない事が一番ですね。

秘密の共有っていう楽しみは減りますが(笑)

あと私は口が堅いほうです(笑)

ソフトフォーカスの頃にはドリンクバーのところに
渡會さんも来られてて、そこから
「気持ちいい」とソフトフォーカスに賛辞を送られてました。

そうそうRAIN/THAT/ SOMOTHINGは今まで
彼の出演するライブに行ったときで聞かなかったことは
ありません。これも名曲ですよね。

渡會さんもライブ中に「今日雨降ってる?」「降ってた。」
「よかった。」っていう方なので雨が結構好きなんだろうなと
思うのですが、岩崎さんもそうなのかもしれませんね。

正直、私は雨はあまり好きではありません。
傘を持ち歩くのが嫌なのです。満員電車なんか最悪ですものね。
なのに過去に私が雨降りで傘をさしている二人の人を
ソフトフォーカスで撮った写真がとあるカメラ会社の写真コンテストで入賞したことがあるという
まさに雨と傘とソフトフォーカスに助けられている人なのであります。

FoZZtoneの歌にUmbrellaってあるので、まさに歌と絡んでます(笑)
その1枚の写真を撮ったことで、遠い昔からこの2バンドに出会う運命だったのかもしれません。

ラストの「バンドマン」は最初はやるつもりはなかったそうです。

でも10年バンドを続けてきて、続けて来たからこそこういう出会いがあって(渡會さんとかとの)
こうしてイベントをやっている今を思うとやっぱりこの曲を歌おうって思われたようです。
これはやっぱり毎回聴きたい名曲なので聴けて本当によかったです。

アンコールは渡會さんを呼んでのつばきフレンズの「光」をやってくれました。
この曲をまさか生で聴けるとは思っていなかったので、
「さいこう、サイコウ、最高!!It's great!, How wonderful!」ってな具合に
ハピネスな感情のうずまきを起こしてくれました。

岩崎さんのCDはすでに購入済みなので今回は買いませんでした。
(実のところ2枚もっているという)

この日は2年ぶりぐらい(いやもっと?)に会った友達と合流し、
その友達と会えたのもいい思い出となりました。
彼女と最初に会ったときに
「フォズをもっと広めないと」ってお互いに
あ~だこうだとライブ後に話したことが懐かしいです。
彼女は岩崎さんは初めてだったようなので
とても興味をもってくれたのでよかったです。
彼女はほんとうに音楽を好きな人だと思うので
そういうところがあまりライブとかで友達を
作らないというかほとんど作らない私が
珍しく友達になりたいと思ったゆえんです。

またいつかいっしょにライブが見れたらいいなと
思っています。

ということで長々と書いたのを読んでくださったかた
ありがとうございました。

また是非このふたりのイベントを開催してほしいです!




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岩海苔ライブ at 京都SOLE CAFE

2012年08月09日 | セカイイチ
2012年8月4日(土)

SOLE CAFEに真夏日に行ったのは初めてだったけれど
外で待っている時はほんと焼け付くような暑さでした。

そんなSOLE CAFEで初めて
セカイイチの岩崎慧さんと
LOST IN TIMEの海北大輔さんのユニット
「岩海苔」のライブを見て来ました。

彼らはこの日は「岩海苔」ツアーの真っただ中で
この日だけ昼下がりのライブで
まさに「カフェライブだね。」ってことで
お酒ではなく、コーヒーを飲みながらのライブでした。
海北さんはブラックなのですね。

この日は夕方からまた別のアーティストのライブがここで
あるということでのんびり時間を気にせずにってことは
できないからということもあったのか、歌う事を重視してくれたようです。

でも、それがいい方向へ向いたのか
お二人が言うにはこの日の「岩海苔ライブ」は大当たり!
の素敵なライブになったようです。

私は他のを見たことはないので比較できませんが
この日のライブは会場の雰囲気からかコンセプトが自然と
生まれて、その雰囲気を最後まで持続しながらの
温かいライブだったと感じました。

コンセプトは
「愛と破壊」

間違ってるかもしれませんが
まずはセットリストを


岩崎さんが歌う方は岩と
海北さんが歌う方は海と書きますね。

<セットリスト>

岩海苔のテーマ

Kids Are Alright (岩)
あしたのおと(海)
ソフトフォーカス(岩)
バードコール(海)
空中ブランコ(岩)
合言葉(海)
かいたいしんしょ(岩)
トーチソング(ブルーハーツカバー・海)
そして僕は途方にくれる(大澤誉志幸カバー・岩)
愛のメモリー(松崎しげるカバー・海)

*このあたりから順番は不確かです!
Human Nature (マイケル・ジャクソンカバー(ほんの少し)岩)
快楽主義者(岩)
別れの朝(ペドロ&カプリシャスカバー・海)
元気を出して(竹内マリアカバー・岩)
バラの花(くるりカバー・岩海)
約束(海~これは岩崎氏からのリクエスト)
バンドマン(岩~これは海北氏からのリクエスト)

岩海苔のさよならのテーマ

En) 岩海苔ノーミュージックノーライスのテーマ

これらのセットリストはあくまで私の記憶のもとですので
かなり順番とか曲名とか怪しいですが
参考にということで。


この日はどういうわけか「愛」がテーマになって
それに絡んだ曲の選曲になっていったようです。

海北さんがこういうことを言われてました。

「日本語っていいよね。最初に練習する字があいからだものね。」
(あいうえお~のね)
そうか「あい」=愛かと

何十年も生きて来て初めてこれに気がついた私です。

海北さんはブルーハーツの真島さんの曲
「トーチソング」をカバーしたのですが
彼は真島さんの文学的な歌詞に中学時代
すごく感動したというブルーハーツとの
思い出を語ってくれました。

♪作り雨にはブーゲンビリア~

というような歌詞が書ける?っていう感じで
話されていました。

ブルーハーツはクロマニヨンズまで入れると結成
30年になるそうです。

まあ、私自身の年齢を見るとそうだねよね~って
なりますが(笑)

この日岩崎さんがやってくれた彼のソロの
「かいたいしんしょ」は結構独白系というか
詩を朗読しながらそれに音が絡んで来る感じの曲なんだけれど
これ聴きたかったので聴けてよかったです。

春樹という名前もこの詩には出てくるのですよ。

海北さんが慧さんはソロの方が文学的だと話していました。

これらの話を聴きながら、私は洋楽でも邦楽でも
文学的な歌詞の歌が好きかもしれないな~って
改めて思いました。

海北さんはかなり古い歌謡曲をカバーされていて
それらは家族でドライブした時とかに車の中で
流れていたということで、家族の影響は大きいというような
話をされていました。

私自身はあまり両親の影響を受けているようには
思えませんが、父親が好きだった洋画を見ていて
そのサウンドトラックに影響を受けて洋楽好きに
なったのかもしれません。

父自体はウクレレ弾くのでハワイアンを聴いてましたし
母は演歌でしたから。

で娘の私はロックしかもハードロックにパンクにモータウンという
バラバラな感じですね。

でも、海北さんがカバーしてくれた曲は母も聴いてたので
私も知ってました。

慧さんのカバー曲はほんとわたしにどんぴしゃの選曲で
ほんといつも驚きます。

この間の慧さんのワンマンで聴いた「そして僕は途方に暮れる」を
また聴けて本当に幸せでした。
これはやっぱり名曲ですね。

そしてくるり!

「バラの花」を歌い出した慧さんに
ほんと私は泣きそうになりました。

この曲はくるりの中でも一番好きな曲だからです。
私の思い出深い曲のひとつでもあります。

この曲が関西では当たり前に流れていた頃
まだ関東では「くるりって?」っていう知名度でしたものね。

そもそも今こうして私が日本のアーティストのライブに
行くきっかけを作ってくれたのがくるりですから。

彼らと出会って生で演奏を聴かなかったら
ライブに行くことはなかったのかもしれません。

「生の演奏と生の歌ってほんとすばらしい!」を
体感させてくれたのがくるりでしたから。

LOST IN TIMEの「約束」を海北さんが歌っている時に
慧さんが後ろでドラムの源ちゃんの真似をし続けるという
おまけつきでしたが、それが似ててみんな笑ってました。
エアドラムですね。

セカイイチの「バンドマン」をやる前に
響ちゃんのドラムもシンバルを手首で返して叩くところが
彼だね~みたいに少し真似されていて、それが
ほんと特徴掴んでておもしろかったです。

この曲は海北さんがリクエストしたのですが
終わった時になんか海北さんが
「これだめなんだよね。」っていいながら
岩海苔のタオルで目頭を押さえているのを見て
なんかぐっと来てしまいました。


そういえば竹内マリアのカバーのあたりで
「俺たちはそこそこできるんだよね。」という言葉を
言ったあとに少し落ち込む海北さんがいて

「そこそこ」っていうのがどうやらひっかかったようです。

確かに「そこそこ」はトップではないかもしれません。
でも、私は海北さんの声や慧さんの声は「そこそこ」ではなく
「たったひとつの声」「素敵な他に代わりのいない声」だから
それを大事にしてほしいと思いました。

そして「そこそこ」の人じゃなくて「かなり」の人だから
それぞれが10周年を迎えるのではないですか?

私はあまりLOST IN TIMEのことは知らなかったのですが
この名前の由来はなんだったのでしょう?

私はきっと「時間を忘れるくらいのすばらしい音楽を
奏で続けるバンド」っていう意味だとこの日思いました。

時間に迷子すなわち素晴らしい時間に包まれること

これからもまたこの二人のライブにはあるいは
それぞれのバンドのライブにも行くと思います。

そして、白いご飯に海苔の佃煮をのせるたびに
二人の顔とその歌声が浮かんでいくのです。
生涯。

これはすごいですよね。

最近ではコンビニで買うおにぎりみても思い出すもの(笑)
葱とカイワレで渡會さんを思い出すように(笑)

あと海北さんが言ってた言葉が心に残っています。

「音楽界でCDが売れないとか言っているけれども
見る側面を変えたらそんなに音楽の環境が悪いとも
言えない。というのもライブに実際に足を運ぶ人口が
増えているんだから。生で聴こうという人たちが
増えているんだから。まだまだ捨てたものじゃない。」

っていうような内容です(あくまで私の記憶による解釈ですので
一字一句同じではありませんよ。)


私は慧さんがかつてアメリカで見たように
ライブハウスで踊っているおばあちゃんに将来なりたいです(笑)

生涯ライブから離れない人になる所存です。

タフに生きるぞ!




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岩崎慧ソロワンマンライブat Kyoto Sole Cafe

2012年07月01日 | セカイイチ
6月30日(土)晴のち雨

でも岩崎慧さんは雨をかわして忍者のように
歩いたのかこれっぽっちも雨に濡れなかったとご報告有り

私は珍しく車で送ってもらったので
それほど濡れることなく無事Sole Cafeへ。

実のところチケットはキャンセル待ちな人でした。
日々忙し過ぎて気がついた時にはチケットが......
でも、キャンセル待ちしてたら
「キャンセルが出ました。」とご連絡いただき
無事飛び込めました!
最後の一人に。


このところ「私もう終わっちゃうかも」っていうぐらい
頭ぐらぐら体ボロボロな毎日でした。
夜ご飯も食べずにシャワーだけ浴びて寝るような
忙しい日々でした。
仕事しながらなんか「泣きそう」になることも。


それで昨日も仕事で遅くて頭がずっと痛かったんだけれど
今日も朝起きたらまだ痛くてどうしようって思いつつも
「岩崎さんのライブだ。」と思うと少しずつ気持ちが上がって来たのです。

でも、Sole Cafeについた時はまだ頭痛がするので
いつものように大好きなSole Cafeのカフェオーレを飲むと
少しましになったような気もしました。

が、岩崎さんが登場し一曲目を歌い始めたとたんに
まるで魔法がかかったように
ベールかなんかをふわっとかけられたように
その頭痛も体のしんどさも一気にす~っと
どこかへ行ってしまったのです。

なくなりかけたエネルギーが
ぐうっとまたフルになっていくような
感覚を覚えました。

セットリストはインディーズの頃の曲もあるし
あとで思い出しているので順番もあやふやです。
どなたかもし「違うよ」っていう場合は教えて下さいね!

Touch My Head
Daylight
エイリアン
石コロブ
ウクライナ
アンテナ
美しき遠吠え
(ミイラ...少し)
ベンチ
空に星がきれい(斎藤和義カバー)
そして僕は途方に暮れる(大澤誉志幸カバー)
快楽主義者
RAIN/THAT/ SOMETHING
最初のうた
バンドマン

EN1) フォーク
EN2) ハローグッバイ


私とセカイイチの最初の出会いの曲が「石コロブ」
この曲と出会った時の気持ちはこのブログの
カテゴリーの「セカイイチ」の最初のところを見てもらったら
わかると思います。

が、本格的にセカイイチと出会うには結構時間がかかりました。
でも、今こうして歌が深くなった岩崎さんと
出会えたのがよかったのかもしれません。

まあ、私もその頃だとまだずっと若かったのですけれど(笑)

そんな出会いの曲をやってもらえて
どんなに幸せだったことか。

そして出会いの曲はいつでもナンバーワンなのです。
私にとっては。

ローリングストーンって勝手に頭の中で変換する曲です。

「エイリアン」と「最初のうた」は今日買ったCDの中に
入っている曲で、また折りをみてこのCDについても
書きたいなと思っています。


4曲を演奏されたあとにリクエストをなんでも
受け付けるということで4人の方が手をあげて
リクエストされました。

それが
「ウクライナ」から「ベンチ」までの4曲です。

ほんとうは「ミイラ」だったのですが、それは
かなりの年数やっていないとうことで少しだけ
歌われるだけということになり、そのかわりに
「ベンチ」が歌われました。

「ミイラ」ってもちろん初めて聴くのですが
少しだけ聴いても胸に響きました。

ふとアメージングストーリーを思い出したのは
私だけかもしれませんが。

「アンテナ」とか「美しき遠吠え」とか
生で聞けるなんて思ってなかったので
ほんとうにうれしかったです。

斎藤和義氏のカバーは
慧さんが16歳ぐらいの頃に
家の近くか裏手にあるトンネルの中で
ナチュラルエコーを響かせて思いっきり
歌った思い出の曲ということでした。

警察官に何度か注意されたそうです。
「君の声大きい。」って

そうそう最初の方のMCでは
コバエを飼ったという話。
そのコバエの名前がプーちゃん。
笑えました(笑)


会場に「変わったもの飼った人いますか?」っていう
質問に答える人はいませんでしたが、

変わっているかどうかはわかりませんが
蛍をインスタントコーヒーの瓶にいれて
飼ってたことがあります。
春樹風に(笑)

緑色の光はほんとうに夜中まばゆく光りました。


話がそれたので戻しますが
あと京都のタクシーの運転手さんの話も
おもしろかったです。

「~です~~~。」って最後をのばす
甲高い声の運転手さんの。

「僕声変わりなかったんです~~~。」っていうオチの。

カバー曲を歌うといわれた時
私はなぜか洋楽かと思ってしまいましたが
今回は日本の歌でした。

斎藤和義さんの曲はあとで「あ~あれだったのか」と
わかったものの彼の曲をすべて知るほどのファンでも
ないので、最初はわからなかったのですが
次にされた大沢誉志幸さんの「そして僕は途方にくれる」
を歌い始められた時、私はどれほど驚き、そして
感動したことか。


この世界にそして今まで生まれて来た楽曲はどれほど
たくさんあるかわかりません。もちろん私が生まれる前からの
曲もすべて含めて。

その中で。
その中でですよ!

私が人生の中でも95年ぐらいからしか日本の音楽を
ほとんど聞かなかった人がですよ。
サザンぐらいしか知らなかった人がですよ。
片手の手で数えるほどしかいなかった
好きなシンガーの一曲をですよ。

この日
岩崎慧さんがカバーして下さったのです!

実はこの曲のタイトルがあまりに気に入り過ぎて
作文の題名に使っちゃったぐらいの思い出曲なのです。

もちろん歌も最高だし、
イントロからもうこの曲ってわかっちゃうほど
イントロも好きなのです。

ですから、このイントロを慧さんが弾き始めた時に
「え!まさか?え!まさか?」って
内心「きゃ~!」の世界でした(笑)

彼の思い出深い「空に星が奇麗」のあとに
私の思い出深い「そして僕は途方にくれる」がくるなんて


もしかして岩崎さんにも何か思い出があるのでしょうか?

ラストの曲の時に慧さんは
メンバーの色々な活動の事に触れ
そんな中でも自分はソロのライブでも
いつもバンドへの敬意を払って
ラストにはバンドの曲をやります!と
「バンドマン」を歌ってくれました。

この曲ほんとうに素晴らしい曲ですし
慧さんがどれほど「セカイイチ」を大事に
思っているかもわかります。

アンコールはまず
ヘヴィメタをやるとかいいつつ
「フォーク」をやってくれました。
そして、間でディープパープルの有名なあの曲をチラ程度に
弾いてくれて、この分野は中内さんが得意ということで
慧さんはこちらが専門という風にある曲を弾いてくれましたが
私もどの曲かと頭の中の音楽ライブラリーが見つけるまもなく
わからずじまいでしたが、誰の曲だったのでしょう?

でも、フォークが聞けてうれしかった。

2回目のアンコールでは
「ハローグッバイ」が聞けました。
タイトルだけ見るとビートルズ思い出しますが。


あと、アコースティックライブって座って歌うものって
思ってたら、彼はずっと立って2本のマイクを立てて
歌われました。BOSSのエフェクターだったかで
リバーブして歌ってくれた時はすごいな~って思いました。
最初に歌うときにテンポとかリズムが一定じゃないと
あとで歌を重ねるときに狂ってくるもの。


チューナーはBOSSのTU-3というクロマチック・チューナーだったような...
(不確かな記憶なので)


ライブ終了後CD販売がありました。

そのCDのタイトルが「Quartier Latin」(カルチェラタン)

私が興味をもったのがそのCDの入っていた油紙。
いわゆるパラフィン紙です。

フランスではサカナとかをパラフィン紙で包んで
市場とかでは渡されるようです。
それをイメージして、おそらくフレッシュなCDという
「これ録りたてだよお~!」的な感じかなと。

カルチェラタンはソルボンヌ大学のあるところで
いわゆるアカデミックな地域。

おしゃれな学生たちがカフェで勉強してたりします。
私が留学してた時に仲良くなったフランス人の子が
ソルボンヌ大学の子で大学内に連れて行ってもらったことがあります。

すっかり忘れていたのですが、このCDを見たときに
ふわっとその光景が蘇って来ました。

そんな感じでサインも握手もしていただいて
私はなんかすごい時間をかけて
時間を泳いで、一瞬だったけれど
あの「石コロブ」の歌うたいさんと
こうして繋がれたことを本当に幸せに思いました。

この世界でこんなに人がたくさんいるのに
その中でこうして握手をしてその存在を確認できるなんて
奇跡のような気がします。

そんなチャンスはもう来ないかもしれないけれど
これからも音楽はずっと聞いていくわけで
この日のことは忘れないと思います。

そしてフランスのことを思い出すときに
この日から岩崎さんのことを思い出すでしょう。


なんだかまたフランスに行きたくなってきました。

別にブランドものを買うとかには興味はなくて
あのフランスの田園やカフェや海が見たくなりました。

と岩崎さんはいろいろなものを置いていってくださいました。

私の眠っていた思い出を引き出す魔法とか。

ありがとうございました☆






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セカイイチ岩崎慧present's「もうガマンできないよっ!」~大阪編~「もうガマンでけへんわっ!」

2012年04月30日 | セカイイチ
4月29日(日)大阪心斎橋JANUSにて

セカイイチ岩崎氏によるイベント「もうガマンできないよっ!」の
大阪編が開催されました。

出演メンバーは
佐々木亮介(a flood of circle)
長澤知之
桃野陽介(MONOBRIGHT)
ヒダカトオル(ex BEAT CRUSADERS)

そしてセカイイチのメンバーに
サポートキーボードの山本健太さん

でした。

このメンツを最初発表された時
「うわ~ゴージャス」って思いました。
これ行かないと絶対に後悔するって。
だから、この日朝から結構大変な仕事あったけれど
行く意思を強く持ち、この日を迎えました。

そもそもこのイベントタイトルがどうしてついたのか。

岩崎慧氏が、自分達をとりまく様々な環境下の閉寒感?にいたたまれなくなり
「もうガマンできない!」と叫びついたらしいです。
これはどこかで読みました。
そして、おもしろいのはセカイイチは一日中バックバンドに徹し、
オリジナル、カバーにとらわれず多種多様なゲストボーカリストが大いに歌うイベントで
岩崎さんはボーカリストであるのにもかかわらず
彼自身もゲストボーカリストのバックで
ギターを演奏し、コーラスを担当するわけです。
これってすごいですよね。

そもそもこの形態のアイディアは
ボブ・ディランのバックバンドをしていたthe Bandという
アメリカの大物ロックバンドの解散ライブで
いろんな大物ボーカリストを迎えて
やったコンサートを映画化した「ラストワルツ(The Last Waltz)」
を見てひらめいたらしいです。

ちなみにこのライブを撮った映画監督は
あのマーティン・スコテッシ監督です。
「タクシードライバー」「ローリングストーンズシャインアライト」や
最近では「ヒューゴの不思議な発明」が彼の作品としてあります。

さて、話を戻しますが
ステージの会場から向かって左側に岩崎さんが立ち
その後ろにキーボードの山本さん
その横に泉さん
そしてその横にドラムの響さん
その前が中内さんで
真ん中がゲストボーカリストの場所でした。

最初のゲストはa flood of circleのボーカルの
佐々木さん。私はフラッドの音楽が大好きなのですが
まだ一度もライブに行ったことがなく
だから本当に楽しみでした。彼の生の歌声を聴くのが。

初っ端に「Blood Red Shoes」を聞けてテンションが
いわゆるそこですでにマックスに。
しかもですよ。その演奏をセカイイチのメンツが
やっているのですよ。なんて夢のような共演。
コーラスを慧さんが歌うのですよ。なんて体が溶けそうな感動。
フラッドの中でも特に好きなこの曲が聞けたのが
本当にうれしかったです。

佐々木さんが響さんにうちのドラム叩きにくいって
言われるんですが、というように話したら
響さんが「たしかに叩きにくい。」って話されました。
で、佐々木さんが「フラッドのメンバーは頭が悪い。」っていうような
事を言われましたが、そんなことはないけど「叩きにくい」と
丁寧に返され、「やさしい先輩だ。」と佐々木さんが言われてました。

また、岩崎さんと親しくなったのはフォズトーンのイベントでだったのですがと
佐々木さんが言われたのですが、そこでフォズの名前が出て来たのが
なんかうれしかったです。好きなバンド同士がみんな繋がっていて
ほんと幸せ。

で、そこで岩崎さんが君何年生まれというようなことを聞かれ
先輩windを流され、コードについてあれこれ教えてもらいました。
というような話をされると、慧さんがあせってました(笑)

私の中に新たに「先輩ウインド」という言葉が
加わった瞬間であります(笑)

そこで、尊敬する先輩から教えられたコードで
作った曲がこれっということで
ブルースが一番好きだという思いが詰まった曲
「コインランドリー・ブルース」を
歌われました。すごく滲みました。
またいつかこの曲について書いてみたいなって思います。

そして、セカイイチのカヴァーは「猿の惑星」で
海外のカヴァーはオアシスの「whatever」でした。
これを彼自身が日本語詩にして歌われました。
すごく心に滲みる歌詞でした。
また聞きたいな~。
「猿の惑星」は佐々木さんに歌ってほしい曲だったので
うれしかったです。

彼のステージはあっと言う間に終わりましたが
すごいインパクトと熱と感動をステージにどかんと置いてくれました。
ここだけで、もう最高気分!
しかもバックがセカイイチだ!ってことも凄すぎる。


次は長澤知之さん。
私は彼の名前は知っていたけれど音楽はあまりしりませんでした。
彼にもロックテイストは溢れていて、なんか引き込まれてしまいました。
ユニコーンの曲をカバーし
セカイイチの「Jaipur Town」もカバーしたのだけれど
ご自分の「はぐれ雲けもの道ひとり旅」を歌う時に
マイクのコードが歌い始めにとれちゃったようで
そこで出だしが歌えそうになかった状況の時に
慧さんが機転をきかせて最初の方を歌われて、
また感動。さすがプロって。
ここで「あ、もう一度最初から。」ってやらずに
自然に繋げていくあたりがプロですよね。
音楽は何があっても止めちゃダメっていうのを
ある音楽家から聴いたことがあります。
間違えてもそのままいけと。
あと、この曲が慧さんは大好きだと言ってました。
長澤さんは洋楽ではビートルズの「eight days a week」を
カバーしました。パンクなビートルズっていう感じで。
よかった~すごく。

ここで休憩が入り
次に登場したのがMONOBRIGHTの桃野さん。
彼は前のこのイベントでテンパったらしく
三度「落ち着こうか」って慧さんに言われたって
いうことでしたが、この日も言われていました。
いつもはアフロの頭をしている彼ですが
今日は最初はそのアフロはギターの中内さんの
頭にあって、彼はふつうの頭で登場しました。

で、タオルを置く場所もどこにしようかと
あちこち動いて、ここも「落ち着こうか」って
感じで言われてました。

ここで桃野さんが言っておきたいことがあると
いい、それは
やはり佐々木さんが言ったような先輩ウインドの話で
最初に出会った時に慧さんが「何年生まれ。」って言うから
「1983年」というと慧さんは「俺は1982年」ということで
そこから先輩ウインドが吹き始めたと(笑)で
敬語を使って話していたらしいのですが、今日というか
最近というかわかった事が桃野さんはいわゆる早生まれ
ゆえに学年としては慧さんと同級生すなわち「タメ」であったということ。
「今までの俺はなんだったんだ。」とタメで話そうとするのですが
やっぱりついつい敬語が出てしまう。そのたび「くやしい。負けた気がする。」と
桃野さんが言われてました。ほんとこの方おもしろすぎる。
そして、桃野さんは後輩ウインドの人なので年下にも敬語を使ってしまうらしい。
彼はカバー曲にユーミンの「destiny」をやりました。最初は違う曲を
リハで持っていったそうですが、それはみんなに受けそうな曲だったらしいのですが
やっぱり自分を偽れないと、自分が好きな曲をカバーしてこそカバーだと
急遽これに変えたそうです。ユーミンって意外だったけれど楽しかったです。
あと、彼はセカイイチのでは「RAIN/THAT/SOMETHING」をカバーしてくれました。

そんな中、アフロの頭を中内さんからとるタイミングがなかなか図れず
最後の曲で中内さんに指示されてとってかぶるということに。

で「これが鶴です。」と笑わせてくれました。
鶴にいてもおかしくないですね。確かに。

ほんとすっごく楽しい人でした。
歌はすっごく上手いですよ!
まあ,ゲスト及び慧さんも全員上手いですけれどね。

4番目のゲストはあのヒダカトオルさんです。
ビークルのダカさんです。
サマソニで彼を見て以来です。
人生において、ライブで「死ぬかも」って思うほどのすごい中に
巻き込まれたライブでもありましたが(笑)
エルレでもホルモンでもある程度後ろで見てたら
あのモッシュダイブの渦に巻き込まれることはないのですが
あのフェスのあの規模でかなり後ろだったのにモッシュダイブが
半端なく、後ろに逃れようと逃げていってもまだそのモッシュダイブの
波が終わらないという、溺れそうな感じでした。
で、そのライブ終わったら雨上がりのこともあって
ドロだらけの人たちとボキボキにおれた傘があちこちに
散らばっていました。でもライブは楽しかった!

っていうような記憶を呼び起こしながら久しぶりのヒダカさん。
彼が出て来るやいなや「時間が巻いているんだよね。」
おれが出る時間までまだ15分もあるしと。
ここで彼により「大喜利」が始まりました。


「朝起きたら、あなたは世界一になっていました。なんの世界一ですか?」

っていうお題にセカイイチのメンバーも山本さんも黙り込んでしまいました。
慧さんは「こういうの本当に苦手で。」っていうようなことを
ヒダカさんに訴えてました。ヒダカさんは「関西人だろ?」みたいな
感じで答えるまでやめませんでした。

最初に山本さんが「睫毛の長さ」って答えて合格
次に結構時間がかかったけれど、響さんが「二度寝の早さ」って
答えて、これは大いに評価されました。
そして、中内さんはきれいに「セカイイチの「THE BAND」というアルバム」
と答えて、合格でしたが、こういう生真面目さがヒダカさんの餌食になります(笑)
慧さんの時は私は心の中で「先輩ウインド~」っていうのを三回くらい唱えてました。
すると彼が「先輩ウインド」と答えて、なんかホッとした感じでした。
これは桃野さんのおかげ?
ラストを決めるように言われた泉さんは「息子の数」っていうので
私的にはちょっと微妙(笑)でした。

まあ、ヒダカさんの無茶ぶりはホルモンのダイスケはんとかナオちゃんとかで
知ってるので、特に正統派(笑)なセカイイチのメンバーはドキドキしたことでしょう。
ダイスケはんとかは下ねたでも下品系でもなんでも答えちゃうから。
でも、おもしろいんだ。涙流して笑うことも。ヒダカさんとナオちゃんとダイスケはんの
番組は最高だったのに終わっちゃったんだよね。随分前だけれどね。

で中内さんが今回ヒダカさんの標的になっていたような。
とてもタジタジだったけれど、私はそんな中内さんが好きです。
でも、某ラジオ番組のDJをしていた某有名バンドのギタリストに
その方とわからずに「ギターくわしいんですね。」と言って
周囲を凍り付かせたという逸話のある中内さんでした。
ヒダカさんは今度は有名だけれどみんながわかりにくいドラマーを
つれてくるぞ!って脅してました(笑)

ヒダカさんはなんとセカイイチの「ニューカマー」をカバー。
これもすっごくよかったです、
あとヒダカさんはビークルの「Situation」をやってくれて
なんかあの時代の空気をふと思い出して胸の奥がきゅんとなりました。
洋楽はビートルズの「Free as a bird」をオアシスのリアムの
真似で歌ってくれました。あの手を腰の後ろで組んで上向きで
歌うスタイルね。
あとグランドファンクレイルロードの「We're an American Band」を
やってくれたと思います。記憶違いでなければ。

とにかく慧さんとの絡みも素敵でした。
なんでも弾けて歌えてしまう慧さんってすごいです。


ヒダカさんが終わった後はセカイイチの他のメンバーを
楽屋に戻して、山本さんと二人だけでステージに
残った慧さん。

ここで彼のアコギステージ。

眠りの森
エイリアン(これであっているかちょっと不安ですが)
バンドマン

を演奏されました。

バンドマンを生で聞けてほんとうに感動しました。
大好きです。この曲。
今度はバンドで聞きたいですか、ソロでも
すっごく胸の奥を揺らしてくれました。

すべて終わったあとに全員で登場して
そこで慧さんが「ボブ・ディランになりたい!」って
言って、ゲストも全員呼んで
「I shall be released」を日本語詩で歌ってくれました。
ボブ・ディランの曲です。
正直、最近、慧さんがボブに見えて来ました(笑)

あと、慧さんって古代イタリアの美形なイタリア人っぽいですね。
フォズの渡會さんとお二人でテルマエ・ロマエに出れそう。
月桂樹の輪っかを頭に乗せて、白い巻物をまとって。
っていい意味で言っているので怒らないでくださいね。


さて、こんな楽しいイベントってそう出会えるもんじゃないって
真底思いました。みんな歌も演奏もうまくて
そしてお話もおもしろくて。

それにしてもセカイイチのメンバーってみんな凄いです。
他のバンドの曲も洋楽もいっぱい演奏できてしまうんですもの。
自分たちらしく。セカイイチらしく。

私はかつて石コロブで知ったセカイイチと
フォズトーンを通じて再会できたことを
本当に幸せに思うし、慧さんを通じて
ヒダカさんと再会できたことも幸せでした。

ヒダカさんがこの大阪での「もうガマ」が
今まで自分が出た中で一番おもしろくて
会場も一番熱いって言ってくれました。

ほんとの音楽バカたちが集結した夜っていう
感じでした。

当たり前に洋楽アーティストの名前が
飛びかうステージ。

こういうのに自然についていけるのは
やっぱり音楽好きなファンたちでしょう。

この日はチケットはソールドアウト。
だからどれだけ関西の人がこのイベントを
待っていたかってことです。

これからもまた何度も大阪編をやってくださいね!

あ~もうガマンでけへんほど、幸せすぎて最高やったわ~!





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「The Band」by セカイイチ

2012年03月23日 | セカイイチ
このブログを書き始めた頃はまだ今の仕事とは違う仕事をしていた。
ブログを書くのにも慣れてなくて(って今もだけれど・苦笑)
たどたどしい文章の中に入れれるだけの音楽を詰め込んでいた気がする。
だから、ミュージシャンの事もカテゴリーに分けてなくて
このブログを始めた頃に触れた音楽はみんないっしょに「音楽」に入れ込んでいた。
アルバムを1枚について書くってこともそうなかったように思う。
最近でこそ書くけれど、仕事に追われていて実際は買って「素晴らしい!」と
思ったCDでも書いてないのもいっぱいある。いつか書こうと思いつつ。

セカイイチのアルバムもすべてではないけれど
ほぼ持っている。でも、まだここでは一枚も感想を書いてなくて。

でも、出会った時の新鮮な気持ちは短い文だけれど
触れていたのでそれはやっと最近探し当ててカテゴリーに加えた。

それを読んでいて、もう7年ほど前なんだけれど
そこで触れていたビークルのヒダカさんとセカイイチの岩崎慧さんが
今いっしょにライブしているのが不思議だ。
すでにそこで繋がっていたのだろうか?

自分が好きだという人たちがどんどん繋がって行く。
長いスパンで見る程それがよくわかる。

Jet Kelly(現 bye bye circus)の真田氏と繋がるplaneのキクチさんは
やはり岩崎さんといっしょにライブしてるし、FoZZtoneとセカイイチは
繋がっているし......挙げたら凄い数になるのでここまでにして。

前置きが長すぎですね。

さて、ここからは襟を正して
この素晴しいアルバム「The Band」について感じたままに
綴りたいと思います。


このタイトルを最初に聴いた時
アメリカの大物バンド「the Band」を思い浮かべた人は何人いただろう?
まあ、年齢の問題だけれど(笑)もちろん私もその時代の現役ではないけれど
ボブ・ディランを少し勉強した人なら知っているはず。
(ちなみにボブ・ディランの歌は中学校の英語の教科書に載ってます)

セカイイチと初めて出会った曲が「石コロブ」でそのタイトルが
頭の中ではついついボブ・ディランの歌にもある
「Like A Rolling Stone」に変換されてしまうのです。いつも。

セカイイチのメンバーがどんな音楽を聞いて来たかとか
そういう詳しいことは全然知らないから
ボブ・ディランが好きとかそんなこともわかんなかった。
でも、彼らの音楽からその遺伝子を見つけるのは自然なことだった気がします。

今回のアルバムは70年代~80年代~90年代~そして今を
結ぶバンドサウンドの歴史を感じるような音が詰まっているように感じました。

♪世界を変えるのは俺たちだともう一度叫ぼう

という心にガツンと入って来るフレーズが光る「ニューカマー」
こういう曲がいっしょに自分と走ってくれたら本当に走りきれそう。
ギターのインストが懐かしい感じで、私が好きな80年代風な感じがしました。

「快楽主義者」
この曲は聞けば聞く程はまりました。
このBritishな音。ユニオンジャックがチラつくようなサウンド。
清志郎さんの名前や
the Whoの「サマータイムブルース」というタイトルなんかも入ってる。

この「快楽主義者」とFoZZtoneの「Sir Issac!」「Osgood」と小南泰葉さんの「soupy world」
は兄弟妹みたいな曲だと勝手に思って、自分のiPodに「ユニオンジャック兄弟妹」って
いうプレイリスト作ってしまいました(笑)

イギリスに弱い私ならではのプレイリストだとは思いますが(笑)

♪言葉の中指つきたてろ

ってほんと感動するほどかっこいい言葉

で、そのフレーズのすぐあとに
♪おいしいごはんが食べたいな

最高だ!なんて返しをしてくるんだ!ってこういう人には惚れちゃうよね、男女問わず。

「Clockwork」
最初のイントロは電子音楽系かと思ったらオアシスを彷彿するサウンドに。
ほぼ日本語詩なのにオアシスが日本語で歌ったらこんな感じになるんじゃないかと
思う程、そのグルーヴ感が半端ない。
日本にもこんなにすごい音楽を作れるバンドがいたんだと改めて
セカイイチの音楽性の幅広さに驚きました。
さらにそこに80年代のビージーズ系電子サウンドや
アメリカのKISS系のギターサウンドも混じり込む感じで
大好き。

「Nothing has changed」
また、ぐっとイメージが変わって
とてもさわやかなロックサウンドへ。
イントロから私の弱い惚れちゃう系サウンドです。
ストリングスがまた甘い旋律で曲を包み込んで
心があったかくなっていく気がします。

私の勝手なイメージは夕方だけれど、また空が赤くなる前の
青空の下、堤防に自分が立って空を見ながら
聞いている感じです。っていうかそういうシチュエーションで聞きたい!
季節は春です。

「風来坊」
この曲はセカイイチだな~っていう曲だと私は勝手に思っています。

でも、どこかステレオフォニックスと通じる部分もあって
それがまたドキドキしてしまうほど、好きです。

「Beat goes on」
またまた雰囲気が変わって、70年代ディスコ風なベースが私の心を掴んで
都会の空気感を感じさせてくれます。ちょっと気分がリッチな感じになります。

「ソフトフォーカス」
70年代か80年代か不確かですが
ボビー・コールドウエルとかそういうジャンルの音楽の遺伝子を感じます。

「Night and Daylight」feat.SEAMO

ドゥビーブラザーズにヒップホップを混ぜたらこんな感じなのかなと
いうようなすごくおもしろいファンキーな曲です。

これもベースがかっこいい曲ですね。

「everybody goes on」
この曲の歌詞とつながるかどうかは関係なく
この曲を最初に聴いた時に「石コロブ」と対になる曲なのかなと。
あくまで勝手に感じました。

♪まっすぐ進もうとして まっすぐだったことはない
残す足跡 それだけが全てだとしても

っていうところが心に一発で入って来ました。

この歌の歌詞全体が年取ったってまだまだやれるんだっていう
力をくれる感じがして、いつも心のポケットに入れて置きたい一曲です。

「正しさを間違えた王様」
これはポール・ディビスとかダン・フォーゲルバーグとかそういう時代の音楽の
遺伝子があるように感じました。ふわっと心を包み込んでくれるサウンドと
歌詞が日々の辛いことを薄めてくれる感じです。

「バンドマン」
歌詞はとってもせつなくて
いろんなバンドマンたちが自分のことのように聴くのかな?

♪バンドマン涙が乾くようなやさしい歌を聴かせてよ
お願い ひとりぼっちの夜を支えてくれた歌を聴かせてよ


そしてこの歌は「もういやだ。なんで生きてるんだろう?」って
絶望にどうしていいかわかんない時に私を支えてくれた音楽たちに
捧げたいです。

僕のバンドマン
私のバンドマン

そう、あなたです。
あなたたちです。
ずっと
ずっと
ずっと
私を支えてくれて、励ましてくれて、背中を押してくれた
バンドマンのあなたたちです。

ありがとう。

************************************************

タワレコの特典に「バンドマン」のアコースティック版CDが
ついていたのですが、これもまたソロのバンドマンの
哀愁が漂うとともに、底力もあって
これを心が弱っている時に聴いたら
ドバーっと涙がこぼれるだろうなと
そんな自分を想像してみたり。


こうして長々と自分の感じたままを綴りました。
まだ全くインタビューとか人の詳しい批評とか
読んでなくて、読む前に自分がストレートに
感じたままを書きました。

ピントがずれているかもしれません。
セカイイチの昔からのファンの方に叱られるかもしれません。
でも、このアルバムは本当に素晴らしいと思います。

くりかえしくりかえし聴くたびに
深く深く自分の体内に入って行くのを感じます。

聴かれてない方は是非一度聴いてみてください。










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来日記念盤

2005年06月04日 | セカイイチ
最近洋楽のアーティストのCDを買う時、リリースすぐに買うのがためらわれる。というのも、その後、来日とか決まったり、あるいは来日したりするとその後に「来日記念盤」という特別盤が出たりしてしまうから。えっ~、もうそれ持っているのに~ってことになりかねない。しかも同じ値段でDVDがついていたり、ライブ音源がついていたりして、すごく損した気持ちになる。ある時は結局2枚持ってしまう時もある。まあ、それが売り手の作戦なのだろう。でも、NINだって、つい最近出たばかりなのに今度DVDつきだったか、CDつきだったか忘れたけど、また出るよね。きっとファンなら買うよね。たとえすでに持っていても。そして、グリーンディの『AMERICAN IDIOT』も今まで粘ってセーフ。この前、スペシャル盤が出て、それを買った。なんかポスターまでもらったから会社帰りにはちょっと恥ずかしかったけど。今度グッドシャーロットのやはり2枚組限定盤がでる。これももっていなかったからよかった。そうそうブロックパーティもDVDつき出るよね。ほんとファン泣かせの来日記念盤だ。

それにしても、どうして好きなバンドは同じ時期に新譜を出すのだろう。せめて1年ごとにずらしてほしい。オアシス、フーファイタース、ホワイト・ストライプスにコールドプレイ。どうして皆さん仲良く同じ時に出すのでしょうねぇ。どれから買うか悩んでまだ買えない。フーファイはまだ出てないけど、この間アジカンのラジオ番組で流れた「ベストオブユー」だったかな?はすごくよかった。フーファイのデイブはNINのアルバムにも参加しているし、彼はホワイト・ストライプスが好きみたい。なんかやっぱり繋がるんだね。

ウイザーも出したけど、まだちょっと買う気が起こらない。だって、新曲の「ビバリーヒルズ」ってなんかJガイルズバンドが作る曲みたいで新鮮味がなかったんだもの。(って皆さん、Jガイルズバンドって知ってるかな?「堕ちた天使」とか今でもよくTVで流れるよ)

日本のバンドでは今はあまり欲しいというのが浮かばない。そうそう「シンガーソンガー」と「セカイイチ」と「ビートクルセイダース」のは欲しいかも。あとアジカン主催のナノムゲンのコンビネーションアルバムは欲しいな~。洋邦入り交じりのコンビ。何せアッシュやファラーなどの外国勢にエルレガーデンにストレイテナーとスパルタローカルズが参加してアジカンも新曲で参加しているんだから。ほんと私にとっては素晴らしいコンビネーションアルバムだ。でも、これらのバンド名を言っても知っている人は私のご近所さんにはいないだろうな。会社の中にも・・・。そう、オレンジレンジを知っていることを誇らしげにいう程度の音楽偏差値の人ばかり。まあ、それが世の中ってもんですね(苦笑)いいかえれば、私が変わり者ってこと。
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