HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

a flood of circle

2009年11月29日 | a flood of circle
私が彼らの名前を初めて意識したのは
FoZZtoneの対バンに彼らの名前があった時。
彼らの他にdetorit7がいっしょに回っていた時だ。

detorit7は以前から知っていてかっこいいバンドだと
思ってたので、そのバンドとフォズといっしょに
回るバンドは一体どんなバンドかすごく興味があって
YOU TUBEで調べた。「Buffalo Dance」を聴いて
心にストライクが入った。

それからしばらくして、FoZZtoneのHPで
竹尾さんがa flood of circleのアルバムに
ギターで参加するとあって、なぜ参加するのかな
って思ったら、a floodのギタリストが失跡って
あった。

失跡?なぜ?ってその時思った。
今だに連絡はついてないようで
結局、脱退ということになったと
HPでは書いてあった。

最初これを聞いたとき
マニック・ストリート・プリチャーズ
のギタリスト失跡事件を思い出した。

突然の失跡というのは
バンドをかなり揺らしただろうし
苦しめただろうけど、
それを超えた音楽を私は聞く事ができた。

もちろん、フォズのおかげで知ったし、
竹尾さんが参加しているからと
タワレコで視聴したんだけど
一発目の「博士の異常な愛情」
(ってタイトルの映画あったよね。
見たことないけど。)
を聞いたとたん、
「はい、買います」って自分の心が
返事した。

聞いててすごく気持ちがいいんだよね。
ベタベタしてない音楽。
ギタリストの脱退なんて感じさせないアルバム。

それにしても4人の参加ギタリストがすごい。

椿屋四重奏の安高さん
FoZZtoneの竹尾さん
THE BACK HORNの菅波さん
そして、wash?の奥村さん。

奥村さんは実際にサポートギタリストとして
a floodのライブに参加しているからか
一番、いい感じにバンドと溶け込んでいる気がした。
でも、他の3人もそれぞれの持ち味がしっかり出てて
よかったし、そんなギタリストの味を生かしながら
A flood の色もしっかり出てて、それがすごいなぁ~
って思った。たぶん、彼らはそれぞれのギタリストに
あった曲を渡したんだと思う。
それが、どんぴしゃでそれぞれの本領が発揮できたんだと思う。

竹尾さんはやっぱり王道のハードロックなギターを弾いていて
それが、すごく気持ちいいくらいに「アンドロメダ」という曲を
彩っている。この曲を聞いて、思い浮かんだのは20代の頃の
SIAM SHADE。なんか若気の至りの熱さが伝わってきて、
なんか自分まで若返りそうな勢いのある曲。
歌詞もいいんだよね。

♪名も無い孤独の粒が人知れずこぼれた~

ってなんて素敵な詩を書ける人なんだろう。

SIAM SHADEもだけれど
ミッシェルガンエレファントの若い頃のチバさんも
思い浮かべてしまう。

「プリズム」も竹尾さんがギター弾いているんだけど
フォズでの時はあまりわかんなかったんだけど
このa floodのを聞いて、竹尾さんの音色や音の選択が
DAITAさんに似ているっていうのがわかった。

そう私の日本でのギタリストの師のような人。
大好きなギタリストのDAITAさん。

だからかもしれない。どこか竹尾さんの参加してる
曲はSIAM SHADEをついつい思い出す空気が漂う。
佐々木さんの歌い方も栄喜さんにどこか似ているところがある。

一方で、奥村さんが参加している曲は
洋楽っぽい。「Ghost」なんて出だしは
マイケミかって思うものね。

「博士の異常な愛情」はすっごく好き。
なんで、こんなにかっこいい曲できるの?
って感じ。ブルースをうまくエッセンスとして
入れこんだロック。

♪狂っている~

あたりがものすごく好き。


惚れる音楽っていうのはこういうのを言うんだね。


全体的にすごくクオリティの高いアルバムだと思う。
しかもやっぱり若気の至りっぽい青い情熱が溢れていて。
彼らの今しか出せない音をしっかり詰め込んでて。

あ~私もこんな時代に戻りたいって思う感覚。

それにしても、こんなに他のバンドのギタリストを
かっこよく仲間にしてしまうアルバムって
すごいなぁ~。

それぞれのギタリストたちもすごく楽しんでるのが
伝わってくるし。自分の曲だってぐらいに。

FoZZtoneファンの私としては多少複雑な心境も
あるようでないんだけど、竹尾さんのギタリスト
としての素晴らしさがこれからもいろんなところで
発揮されるといいなぁ~って思う。

ギタリストの良さも自分たちの良さも
しっかり出ているこの
『PARADOX PARADE』は
今年の私の中のベスト10に入ると思う。

ってちなみに今年のベスト10入りするのを
今から思い浮かべると

The HIATUSとNICOとFoZZtoneと
NCISとFACTは絶対に入る。

あと思い出しておこう。

もちろん、流通には乗ってないけど
Jet Lily Starの「17才」「yes」は
単独版としては最高。

なんか毎日違う音楽について
書いているけれど、
どれに対する愛情も平等だ。

だって、好きな音楽に順位なんて
つけられないし、好きな音楽が
たった1つなんてあり得ないし。

どの星だけが好きって夜空見て
言えないようにね。


あ~なんかいい音楽に出会えると
幸せだ。


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椎名林檎と東京

2009年11月27日 | 邦楽
久しぶりにMステで東京事変を見た。
椎名林檎がちょっと以前のイメージに戻ってた。

私は椎名林檎として出てきた時からずっと
彼女のことが好きで、女性ボーカルで
こんなに不協和音的感情を出せる人って
いないなぁ~って思ってた。

東京事変は好きだけれど
椎名林檎一人名義の方がより好きだ。

『無罪モラトリアム』はデビュー後初アルバムにして
最高のアルバムだと思っている。


彼女の描く東京が好きだ。

なんか遠い記憶の東京がそこにある気がするから。


父親が勤めてたのか、関係会社だったのか
わかんないけれど、丸の内の会社に行った時の記憶。

下北沢に住む父の友達の家に連れていかれたときに
その友達の奥さんが歌舞伎町で何かの芝居を見てきたから
と私に赤い小さなボストンバッグを買ってきてくれた記憶。
そのカバンには「メルヘン」とドイツ語で書かれてた。

「無罪モラトリアム」の歌詞カードの開いた最初のところ電車の沿線図が
書かれてる。新宿を中心に。新宿から中野あたりの沿線図を見ると
なんだか子ども時分の空気がよみがえってくる。


「ここにキスして」が大好きで、どれほどくりかえし聴いたことか。
シド・ヴィシャスという言葉があるだけでも、それが催眠術のように
私を引き込んでしまうのに、彼女の世界にほんとうにひっぱり
こまれてしまった。


そんな世界を実は操っていたのは亀田誠治氏なんだよね。
おそるべきベーシストそしてアレンジャー。

彼を久しぶりに今日テレビで見て、相変わらずおっちゃんぽい
人だなぁ~って思いつつ、この人がNICOのプロデューサーでも
あるんだよなぁ~って思った。

さらにFoZZtoneのプロデューサーでもあるんだよね。
大好きな「音楽」や「NAME」も彼がプロデュースしたんだ。

彼が関わる音楽ってどこか「東京」の香りが漂う。
絶対に「大阪」や「京都」じゃないよね。
「千葉」でも「神奈川」でもない。

私が記憶する「東京」の空気を彼のプロデュースする
音楽から感じるのは私だけかもしれないけれど。

ベーシストがプロデュースするからか
NICOにしてもFoZZにしても椎名林檎にしても
ベースラインが印象深いよね。そこにこだわりを感じるというか。

もともとベースの低音が好きな私には
そこがやられちゃうところなのかもしれない。

私自身がベースという楽器の素晴らしさと出会ったのは
実はマイケル・ジャクソンの歌を聴いてだったんだけど
モータウン系のサウンドにはベースのポジションがすごく
重要で、マーヴィン・ゲイとかの曲聴けば、そういうのが
すごくわかると思う。

ついでながら、私はマイケルのダンスに惚れたんじゃなくて
最初はその歌だった。特にジャクソン5のね。

で、マイケルつながりで今CMでも椎名林檎が
ムーンウォークしているけれど、東京事変のメンバーも
練習してるそう。

って伊澤一葉さんもしてるのかな?

って話は突然、一葉さんへ。

一葉さんをこういう番組でしっかり見たのは初めて。

彼はThe HIATUSのメンバーだものね。
Mステでシングルチャートに『Insomnia』が出たとき
一葉さんの顔が映し出されて、本人もびっくりって
感じだった。見てて「オレなんでここにいるの?」って
感じもしないではなかったけど、彼のスウィートな顔だちに
反しての斜めにものごとを見てそうなところがいい。

椎名林檎も彼の過激な攻撃に合うみたいだものね。以前
何かのインタビューで書いてた。

でも、演奏となると楽しそうな顔になる。
そういうところが好きだ。

the HIATUSのライブでもすっごく楽しそうだったもの。

また彼と細美くんのLittle Odysseyを生で見たいな。

で、また話戻すけど
亀田氏はミサイルイノベーションとも仕事してるから
そこで、またJet Lily Starのプロデューサーの片岡大志氏とも
繋がっていくわけで。

もちろんきっとプロデューサー同士でお知り合いだろうし。

ちなみに亀田氏のアレンジする曲には
東京の歌舞伎町とか新宿とかのビル街の
空気を感じて、危ない場所なんかも
感じたりするんだけど

片岡氏のアレンジする歌や彼自身の歌には
湾岸線あるいは吉祥寺や三鷹の空気を感じて
どこか穏やかな安心感や時折せつなさを感じるのはなぜだろう?

東京の2つの顔をそれぞれのプロデューサーは
描いてる気がする。

って私のこれは勝手な思い込みに過ぎませんので
あしからず。


とにかく、私は最近すごく東京へ行きたい。
でも、なかなか行けないので
今日もJet Lily Starのライブが東京であったのに
いけずに家でMステを見てたわけ。

どなたかJet Lily Starのファンの方で
ライブレポをして下さる方いませんか?


私はすごくそのライブを見たいから。
見たつもりになるような
ライブレポしてくれませんか?

切なる願いであります。


椎名林檎から

ついには

Jet Lily Starまで繋がりましたね。


こうして今宵も
私の音楽迷路は繋がって
深みにはまって、
自分を見失うんだ。












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NICO Touches the Walls 『Aurora』

2009年11月25日 | NICO TouchestheWalls
カラフルな色でもただキラキラ輝くのでなくて
どこかグレイシュな色たち。
それがNICO Touches the Wallsの色だと私は思ってる。

っていうか
ただのキラキラカラフルは嫌なんだ。
そうなったら、たぶんお別れしなくちゃ
いけなくなっちゃう。

私が出会った頃のイメージと
最近の彼らのイメージは
だいぶ変わった。

いいとか悪いとかではなくて
ダークな部分が多かった以前に
比べて最近は光の部分が多くなったってこと。

テレビとか映画とかのタイアップもあって
メインストリームに出て
その躍進ぶりは目を見張るものがある。

それはファンとしてはうれしいことである。
でも、少し寂しさもないとはいえない。

時々、自分とNICOを確認するために
「夜の果て」のPVを見る。

ちょっと近づきがたい哀愁があって
アウトロー的なイメージの光村さん。
もちろん、PVのイメージであるんだろうけど
彼の当時のインタビューの時の雰囲気も
どちらかというと話上手というより
ポツポツと言葉を慎重に選びながら
自分の内面的なことを音楽的なことを
静かに語る感じだった。

それも彼の一面なんだろうけど
最近はラジオでの彼を知るせいか
すごくおもしろい人でおしゃべり
上手な人なんだなぁ~って思う。

ライブの時のMCにしても
頭のいい人だなぁ~って
思うほど聴いていて気持ちがいい。

どちらの面を含めて
光村さんという人が好きだ。

ただ、どちらかというと
ダークな面を出すときの彼が
好きなのかもしれない。



今回の「Aurora」というタイトルは
彼らの色を表しているなって思った。

オーロラって夜空にしか浮かばない色の奇跡だ。
暗い背景があってこそその色が美しく
心にインパクトをあたえるんだろうね。

実際に見たことないから
いつか見に行きたいな~。

「ホログラム」

オーロラっていう曲のあとにこの曲が来るのが
またいいなぁ~って。

「オーロラ」は夜のイメージだけれど
「ホログラム」は朝のイメージ。

ホログラムに反射する光がキラキラして
そこにいろんな色が反射して
オーロラとは違うカラフルな光の奇跡を
起こすんだよね。

朝これを聴くと

「今日もがんばろう!」って気になる。

真っ白な世界。
誰だって、大人も子どもも関係なく
その未来はまだ真っ白なんだよね。

あきらめることはないんだ。
まだ誰だって可能性が残っているんだ。

そんな気持ちにさせてくれる。

「芽」

不協和音がずっと合わさって
そこが好き。

ギターのメロディとベースが
すごく気持ちよく聞こえてくる。

ドラムのビートの厚みが
どっしり感を感じさせてくれる。

土から芽が出てくるイメージ通り。
根っこがすごくしっかり張られている
それがドラムから伝わってくるよ。

「Lonesome Ghost」

古村さんのギターは
やっぱり「夜の果て」の時の
ギターの音で惚れ込んだ。

今回の「Lonesome Ghost」の
彼のギターがすごく好きだ。

自由自在に弾ける彼は
いろんな可能性を秘めたギタリストだと
思っている。
実際のライブでもいつも
ギターで感動をくれるもの。

対馬さんのパーカションもプリミティブで
手のぬくもりが伝わってくる。

坂倉さんのベースのグルーヴもすっごくよくて
この曲はこのアルバムの中でも
インパクトが強い。ちょっとフュージョンな感じ。

the BUNGYと共通する部分があるかも。

「ビッグフット」は
やっぱりすごくよくできた曲だと
思う。どの楽器をみても
メロディの展開をみても
楽しい。

今日はドラムを注目
今日はベースを注目
って感じで、いろんな切り口から
楽しめる曲だから。

「かけらー総べての想いたちへー」
出だしでもうNICOってわかるよね。
この感じ。
NICOらしいバラードって感じ。
これからの季節に似合う。

今のイメージは12月に人恋しく想いながら
街の雑踏を1人歩く感じ。

こういう感じは誰もが抱くだろう。
だから、この歌は誰の心にも共鳴するんじゃないかな?

この歌詞に出てくる「ハロー」
これがすごく胸に響く。

「ハロー」ってよくある言葉で
明るい昼間に使う言葉だよね。
もちろん、夜に使うこともあるんだろうけど
イメージは光だ。

それがこの哀愁漂う曲の中に
散りばめられると
まるで「マッチ売りの少女」の点す
マッチの火の光みたいに
ポッポッとそこを照らして
なんだか温かいものを感じる。

きっと大都会の街角にたたずんで
i-Podとかにこの曲を入れて
聴いたりしたら
「ハロー」という言葉で
何か素敵なものが見えてくるかもしれないね。

「錆びてきた」
これすごく好き。

♪朽ち果てた~っていうところすごく好き。
この曲の色は「夜の果て」側のカラーだよね。

なんだか「よく似合う」がROCK ME OUTって聞こえちゃう。

これをライブで早く聴きたい。

「レオ」

韻が気持ちよく踏まれてる。
レオとオレが鏡になっているように
白と黒
天使と悪魔
陰と光
っていうツインの言葉も出てきて
ある意味この部分が私の
先に書いた光村さんのイメージの
二面性なのかもしれない。

「N極とN極」
これはNICOの新しい感じの曲のような気がした。
こういう曲もやるんだって感じ。
たたみかけるような展開。
結構この感じくせになって
くりかえし聴いてしまう。

「風人」
この曲は結構私には難しいイメージがある。
こういう曲作りって難しいんじゃないかって。
こういうのは絶対にNICOしか作れないよね。

間でムード歌謡調の旋律まで入ってきて
洋楽要素もいっぱいで、和な感じもありで
半音が駆使されているし、すごいなぁ~って
聴くたびに思う。

「波」
アコギがキラキラしている曲。
こういう曲もやっぱりNICOだよね。

なぜかわかんなけど
NICOの曲はひとりで聴くイメージが多い。

誰かといっしょに聴くというより
自分確認のために
ひとりで何かを考えるときに
聴きたい曲。


いろんなことに疲れたり
情報社会の中で頭が混乱してたり
誰かを本当に好きなのかを自問自答したり
そんなときにどこかでひとり
この曲を聴くと心が穏やかになりそうな
そんな気がする。

このアコギは古村さんなのか光村さんなのか?
ライブの時のアコギは光村さんだよね。
ほんとうにきれいな音色。
嘘ついてない音色。


「トマト」
これも名曲だよね。
サザンの「素敵な夢を叶えましょう」と通じるものがある。
じわぁ~っと心に滲みてくるんだ。
なんだか、聴いていると

「生きるのは大変だけれど、人生っていうのはこんなもんで
でも、誰でも何かを日々育てているんだって。それが小さくても
それでいいんだ。」

ってそんな感じのメッセージを
勝手に自分で受け取ってる。(あくまで私の主観ですので)

トマトが好きなだけに余計にこの曲が大好き。


NICOのアルバムっていつも何度も聴いているうちに
どんどん発見があって、どんどん好きになっていく。
このアルバムもそうだ。最初より二回目、3回目
の方がより好きになっていってる。

これからどんどん有名になって
チケットも取りにくくなるんだろうけど

「レオ」の歌に出てくる言葉
”レゾンデートル”を忘れずに
どうして音楽を始めたかを忘れずに
時代の流れにまかれないように
会社の言いなりばかりにならないように
自分の音楽を守り続けていって欲しいと願います。








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ベースマガジン12月号

2009年11月23日 | JET LILY STAR
11月7日にあったリットーミュージック主催の最強プレイヤーズコンテストで
ベース部門で見事グランプリをとったJet Lily Starの山口操さんの記事が
見たくて、発売初日にうきうきと買いにいった。

何ページにも及ぶものではなかったけれども
そこにソウさんの写真が載っているのが
すごくうれしかった。

「これが我が愛するJet Lily Starのかっこいいベーシストだ」

って叫んじゃうぐらいに。

下記に彼の名前が載っているし、そこから写真のコーナーへ
いくと彼の受賞のときの写真も載っている。


http://www.rittor-music.co.jp/spc2009/bm/


彼が持っていたギターは白かったから
きっとCOMBATの30万以上するベースを
もらったんだね。
これをステージで見れるのはいつなのかな?


そんな彼のいるバンドJet Lily Starの曲で
私がこよなく愛する曲のひとつがこれ。

Jet Lily Star 「雷」





そして、ソウさんのベースが光るこの曲
「17才」





これからますますかっこいいベーシストに
なっていくんだろうなぁ~。


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Insomnia

2009年11月22日 | 細美武士/the HIATUS
「不眠」といえば不眠なのかもしれない。
日々の私の睡眠時間は短すぎて
特にここしばらくずっと寝れなくて。
それはやることが多すぎて寝たくも寝れないわけで
ベッドに入ってから眠れないということではない。
ベッドに入ったらあっと言う間に眠りについて
あっという間に朝だから。もちろん目覚まし音に
起こされるわけで。


でも、この「Insomnia」は寝たくも寝れない方の
「不眠」っていう意味だろう。


昨日やっと時間を作ってタワーレコードに行き
「Insomnia」を買った。
ラジオでもこの曲を聴いたことがなかったので
この曲は家に帰ってから初めて聴いた。

save meのところが「生命」に聞こえるのは私だけかな?

ドラミングの音がすごく生で聞こえる。
生っていうのが正しい表現なのかわかんないけど
スッピンの音で、しかもすごく難しいリズムを
打ち続けてて、そのインパクトがすごい。

そしてピアノが入るとthe HIATUSだと
感じるほど、ピアノの独特のカラーが
もう確立されている感じがした。

ストリングスはゲストアーティストに
よるものだけれど、この絡みが
さらに曲に濃淡をつけている。

どこか懐かしい音がそこにあって

今じゃすっかり忘れていた
10代の頃の自分が
初めて聴いた音楽に
「なんだこれは」って
衝撃を受けて
何度も聞き直したあの感覚が
この曲を聴いて、よみがえってきた。

「Curse Of Mine」はまた「Insomnia」とは
違うタイプの曲で、こういう曲に行ったんだと
思う一方で、行くだろうなと予測してた気がする。
もともと細美くんがまだThe HIATUSを作ってなくて
ひとりでいろいろ作曲しているといっていた
頃の彼の言動からこういう曲を想像してた。
それが今聴けた感じがした。

「Antibiotic」
この曲を聴いてると、自分の中の遠い日の
大事な何かを呼び起こしてくれる気がした。
この曲はまるで羊水みたいに
私を浮かべてくれるような
そんな感じがする。

テンポの早いドラムと
ゆったりとしたピアノ

その対照的な感じが好きだ。

たとえば
電車に乗ってて
その電車はすごいスピードで走っているんだけど
窓の外を眺める自分には景色が
ゆっくりと過ぎていくように見えて
なんか全身の力が抜けて
心に休息が与えられる
そんな感じに似ている。

The sun goes down

私の好きなフレーズだ。
というか何度このフレーズを聴いただろう。

私の大好きなバンドのLEVEL42の歌にも
このフレーズがくりかえされる。

もちろん、このフレーズは誰もが
日常で使うことがある。

でも、それなのにこのフレーズが
歌詞として入ってくると
心が揺れる。


『Insomina』に出てくるsave meも
大好きなQUEENの歌に出てくるフレーズだ。

誰もが使いうる言葉なのに
どうして、歌の中に出てくると
こういう風に強くインパクトを持って
心に貼り付くように入ってくるんだろう?

痛いぐらいに
save meという言葉が入ってくる。

自分の今の叫びなのかな?


このシングルの3曲とも
なかなかありきたりの言葉で
言い表すことはできない。

まだ、買って数時間しか経ってなくて
その中で数回くりかえして聴いた
その第一印象を今書いている。

だから、彼らが意図しているものと
まったく違うところで私は聴いてるのかも
しれない。

ただ、今回この3曲すべてにおいて
細美武士色は薄らいで
というかむしろほとんど溶け込んでしまって
「the HIATUS」の曲だというのが
すごく強く感じられた。

どこからどう聴いても

「The HIATUS」の曲で
7人がしっかり溶け合った曲だということ。

もう細美くんの曲ですって言えなくなってる感じ。


これがツアーやライブをやりながら
彼らが作ってきたThe HIATUSの音楽なんだと
理解できた。

今の日本でここまでの水準の音楽を
やれるミュージシャンって果たしているのかな?
っていうほどの誰もが手の出しようのない音楽が
この中にあった。

これって世界においても
いないんじゃないの?
っていう感じだ。

これは日本だけで出すのは
もったいなすぎる。

多くの世界の人々にも
聴いてほしい音楽だ。


多くの人が聴く権利が
あるんじゃないかな?


あまりにも想像以上で
まだ自分の言いたいことが
思うように書けてないけれど

とにかく一度聴いてない人は
聴いてほしいなって。


こういう音楽を今聴けて
本当に私は幸せだ。
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やっぱりオオカミ・・・その街に慣れてしまったら旅に出よう

2009年11月18日 | 細美武士/the HIATUS
いつもネットラジオを聴くのは
更新ぎりぎりになってしまう。
ひどいときには聞き逃したりしてしまう。

今回もギリギリ。
でも、細美くんの生のカンボジア旅行記が
聴けてよかった。

彼もやっぱりポルポトやキリングフィールドを
知っていたんだね。でも、あえてそこに
触れたくないのはまだ自分でそれらに対する
立ち位置がわかんないからだと言ってた。

私も正直わかんない。
だいたい歴史っていうのも
それを「正しい歴史」っていう風に学校の教科書に
書いた人によっていくらでも変わってしまうからだ。

中学高校とずっと「北ベトナムは悪者」って教科書から
思ってきた私は大人になって、石川文洋さんの本と
出会って「そうじゃないんだ。」ってことを知って
まったく考え方が変わった。

片方の言い分だけで物事を判断してはいけない

っていうことをそこから学んだ。

どちらの立場も知り、いろいろ自分自身で調べて
納得したときに初めて、自分の立ち位置を定めることが
できるんだってわかったんだ。

それ以来、大きくは世界でのいろんな争いも
小さくは日常の争いも自分がしっかり両者を
知らなければ、意見をしないようにしようと
こころがけている。

音楽についてもいっしょかもしれない。
誰かがいいとか悪いとか言ってても
自分で聞き、さらにライブを見て
判断して、好きか嫌いか決める。

誰の意見にも左右されない。

細美くんが判断できないのは
ポルポトが果たして悪人かどうかっていうことなのか
彼の思いはわかんないけど

私も最初はキリングフィールドの映画を見て
なんてひどいって思ったし、ポルポトはひどいとか
思っていた。でも、実際にはいろんな人が
それは間違っていると言っていて、
どちらが本当か実際はもっと調べないとわかんないんだ。

本田勝一さんなんかの本だとそういうことが書かれている。

結局は自分で調べないと自分の目や耳や足で確かめないと
わかんないんだ。

アフリカに細美くんが行きたいって言ってたけれど
私はイギリスでアフリカの人たちといろいろ話して
いろんな情報にアフリカの印象を作り上げられていたのを
知った。やっぱり実際のその国の人と話さないと
わかんないことはこの世にはいっぱいあって
反対に日本人だっていっぱい誤解されている。
だから、日本人はそれを世界の人に伝えないといけないんだ。

歴史は誰かに都合よく書かれることがある。
だから、その中で悪者だと思う人物がいたら
もう一度自分で調べてみた方がいいかもしれない。
案外、せつない人生を送った人なのかもしれないから。


さて、そういう話は彼はしてなくて
旅でのエピソードを話してくれたんだけど
東京に帰ってきてシャワーを浴びたときに
こんなに気持ちがいいシャワーはないなって
思ったって言ってた。

でも、そんな感動は日に日に薄れていくんだろうなって。
その街に慣れてしまうんだろうなって。

シャワーに関して言えば、一見先進国に見えるイギリスも
大変だった。イギリスではB&Bか個人の家に泊まることが
ほとんどだった私だけれど、立派な個人の家でも一日に
使えるお湯のシャワーの量って決まってて、使ってる
うちに水に変わるなんて日常。震えながらシャワーを
浴びたりするわけで、日本でおもいっきりお湯のシャワーを
浴びることができるのは幸せだなぁ~ってその当時、
本当に思った。

逆に、日本に帰ってきて、しばらく抜けれなかったのは
電車とかに乗るとほとんどの人の頭が黒いこと。
みんな同じ髪の色をしているのが違和感があった。
あちらはカラフルだから。それと英語を毎日聴いてたら
日本語までも英語っぽく聞こえてきたこと。

あれは不思議だった。

でも、今じゃ慣れてしまってる。
自分の街にも慣れすぎている。

やっぱり違う街に旅しないといけないなぁ~。

ひとり旅がしたいなぁ~。


細美くんも言っていたけれど、
海外へ言ったら、できるだけ日本人の
いないところへ行く方が楽しい。

ロンドンなんて、日本人の集まる場所が
あるけれど、そんなところが一番最悪だ。

留学くずれがそこに集まって
同じ日本人を狙ってるから。
いくらでも利用されちゃうよ。

だから私は外国人より警戒してた。
ほとんど日本人の友達はそこで
新たに作る事はなかった。
日本から知っている友達で
先に留学していた人や
仕事で行ってた友達ぐらいと
交流するぐらい。
彼らなら信頼できるからね。


もちろん、すべての日本人がそうではないし
ちゃんと話せば、どういう人間かは
わかるはずだよね。自分の中でポリシーさえあれば。


私はよく「一匹オオカミ」って判断されるみたいだけど
仕方が無い。小さい頃からそう育ってきてるから。

だから、細美くんが「1人で行動するのが好き」って
言ってるのを聞いてわかる気がした。

もちろん、友達もいるんだけど、
自分の時間を大事にしたい人間でもある。

ときどき1人にならないと
自分が何者なのかわかんなくなるのかも。


最近はなかなか1人にはなれないけれど
それでも、ある意味こうしてブログを
書く事で自分の中をいろいろ整理しているのかも
しれない。

だから、読み手はつまんないかもね。


あと細美くんは「THIS IS IT」は見ないと言ってた。
彼が言うことはなるほどって思いつつも
私は見てよかったってやっぱり思う。

あれは確かにマイケルが作った映画ではないけれど
彼が作ろうとしていたステージがどんなものだったかは
感じることができる。

あの映画の興行収入が何に使われるのかってことは
考えてなかったし、細美くんが疑問に思うのも
わかる。

でも、あの映画の中であれだけお金をかけていた
ツアーだから、それが実行されなかった分の
損失もかなりあると思う。だから、きっとそこへにも
使われるんだと私は思ってた。

さらにあのツアーのダンサーとして参加するために
おそらくそれぞれの国での仕事とかもやめてやってきた
人たちも、すごい損害があっただろう。でも、
彼らは夢は叶ったし、3ヶ月ほどマイケルといっしょに
いられて、その後の損失なんてケチなことは言わないだろう。

でも、そんな彼らにこの映画から出演料が出るとしたら
それはいいことだと私は思う。彼らが次の素晴らしいダンサーに
なるかもしれないんだ。あるいは洋服のデザイナーや
コーラスに選ばれた歌手たちや女性ギタリストに
そのお金が支払われるなら、それだけでもこの世界の音楽に
すごい貢献をしている映画だと私は個人的には思うんだ。



そして、たとえばエルレが突然休止して
出るはずだったアルバムが出なかったときに
ベスト盤が出たことがあった。

これとこの映画はまったく違うものでは
あるけれど、どこか重なる部分もあるんだ。

細美くんはやっつけ仕事が嫌いな人だと思う。
お金もうけだけの仕事なんて最低だと思ているだろう。
それは私も同意見だ。

でも、世の中には
誰かだけの利益になることもいっぱいあるけれど
少数派のチャンスがなかった人への
助けになることもたまにはあるんじゃないかと思うんだ。

私はやっぱり商売というものと芸術というものへの
立ち位置をまだしっかり見極められないのかもしれない。

だから、先に拒絶するよりは
自分の目や耳や足で体感してから決めたいって
思うんだ。


それがいつも迷いに迷って迷路に入っている
私という人間だ。


生きている場所は違うけれど
これを見ていてくれる方たちも

そして細美くんにも

これからもお互いに迷路を歩くだろうけど
周りに左右されずに
自分の立ち位置を見つけにいこうって

小さく心で今叫んでます。









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November 15th

2009年11月15日 | Nothing's Carved In Stone
"光が必要だと感じている11月15日”

確かにそうだ。
私は「光が必要だ」って感じてる。
もっともっと夏ぐらいの光が必要なんだ。

でも、でも夏はあっという間に秋に連れ去られた。
その喪失の中、今年の冬は優しい冬なのか意地悪な冬なのか。

今日は私の大事な人を見送りにいった。
新幹線が発車する直前にプラットホームを走った。
なんで、新幹線ってこんなに長いんだって
思うぐらい走った。
やっとその番号の車両のところまで来て、
光で反射する窓からその姿を必死で探した。

するとあちらが先に私を見つけて手を振ってくれた。
光って顔ははっきり見えなかったけれど
こっちを向いて手を振ってくれているのは
わかったので思いっきりの笑顔で手を振りかえした。

ほんの数秒の時間。
新幹線はすぐに走り出した。

こういうのが遠距離恋愛みたいなものかな?
って思いつつ、ほんのしばしの別れだけれど
寂しさが募った。私も東京へ行きたいな。

そんなことを思ったNovember 15th

********

Nothing's Carved In StoneのDVDが出るのが
すごく楽しみだ。あの独特のグルーヴを
毎日でも感じられるかもしれないんだから。

なかなか彼らのライブに行けない。
サマソニも大阪には来てくれなかったし。
なぁ~んて言ってても
大好きなのは変わりないわけで。
チャンスが巡ってくればまたあのライブを
全身で感じたいなって思う。

「November 15th」という曲は彼らの曲の中でも
とりわけ好きな曲なんだ。
導入あたりのインストの部分が
どこかレディオヘッドっぽい気がして
それがまた好きな感じなんだけれど、
それが途中からドライブ感が溢れて
車輪が回転していくように
馬が走り抜けていくように
感情を煽っていくんだ。


このスローな部分からスピーディーな部分へ
いく過程でのドラミングがすごく好きだ。

っていうか全体的にこの曲の
ドラミングが大好きだ。

もちろん、ギターやベースや音が重なり合って
メロディのグラデーションを作っていく
感じのところも大好きなんだけれど。

拓くんのボーカルの高音のハスキーになるところも
彼ならではの空気感で、ひとたびこれにはまると
抜け出れない感じだ。


この曲を聞いていると
ストレイテナーの「the Novemberist」も思い出す。

ちょっと兄弟みたいな曲だなって。
ひなっちで繋がってるのかな?

11月とつく曲で2つも大好きな曲があって
幸せだ。

憂鬱な秋もこれらの曲のおかげで
どこかで光が待っててくれてるように
思える。

I'm still searching now.




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カンボジア

2009年11月14日 | 細美武士/the HIATUS
来週いよいよthe HIATUSの新譜が出る。
まだラジオとかでもまったく聴いたことがないので
どんな曲か想像するだけでドキドキしてくる。
ズルのないクリアなバンド魂と音がそこに
存在するんだろうね。

そんなthe HIATUSの細美くんの休暇先はカンボジアだった。
予想外の場所であり、私には驚くべき場所だった。

なぜなら、カンボジアは私の人生にとっても
ある種のターニングポイントの場所だったから。

もちろん、一度も行ったことはない。
でも、行きたい国だ。

以前ブログに書いたと思うけれど
私はいっとき戦場カメラマンにあこがれ
同時に戦場や紛争を取材する記者の本を
かなり読み込んだ時期があった。

そんな中で、友達が薦めてくれた本に
「戦火と混迷の日々」がある。
作者は近藤紘一さん。残念ながら
彼はもうこの世にいない。

その本にはポルポト支配下のカンボジア
やクメール・ルージュについての記述が
あった。

カンボジアの重要な遺跡のアンコールワットが
どれだけ破壊されそうになったかを知ったのも
この本がきっかけである。

また一ノ瀬泰造氏の「地雷を踏んだらサヨウナラ」
を読んだのもこの頃だ。これは浅野忠信主演で
映画化されている。

同時に沢田教一氏について知ったのもこの頃だ。

当時の私にとってこれらのカメラマンたちや
記者あるいはカンボジアとベトナムという場所は

日々の頭から離れない音楽と似たような存在だった。


当時は「生きてる」っていうのは
どういう時に一番強く感じるのだろう?って
いつも思ってたからかもしれない。

もちろん、ふだんは周囲と合わせて
くだらない話にも耳を傾けて
どうでもいいようなうすっぺらい恋ばな
に適当に合図づちをうち
こんなつまんない世の中で
どうやったら生きているっていう
充実感を得られるんだろう?って
内心いつも思ってた。

そんなとき、まず石川文洋さんの
「戦場のカメラマン」という本と
出会い、そして先に述べたこれらの
人たちを知る事となる。

毎日毎日彼らの本を読み、
映画も「キリングフィールド」とか
「プラトーン」とかそういう映画を
選んで見ていた。

一ノ瀬氏も沢田氏も結局カンボジアで
亡くなったわけだけれど
彼らは「生きる」意味をそこで
あざやかに感じていたんだと思う。

私は自分もそんな感覚を味わいたくて
戦場で写真を撮りたいと思い始めた。

なんだか怖いものなんてなくなったように
思えた。

だから決断できたんだ。
すべてをいったんやめて
ひとりで海外へ行く事を。

選んだのはイギリスだった。
それはジャーナリズムの先進国だったから。
英語が通じる国だったから(英文科出身だったから)
そして、BBCでのカメラマンたちの凄さを
知ったから。


結局、私はたいした人間ではなかったので
戦場のカメラマンにはなれなかった。

ただ、今は「生きてる」を激しく感じなくても
「生きている」ことの意味を感じることが
できるようになった。

だから、戦場は必要なくなったんだ。

イギリスへ単身で片道の
エアーチケットを持っただけで渡り
そこでいろんな人たちと出会い
別の世界が開けたのも確かで、
それがなかったら、もっと
悲惨な人生だったかもしれない。



細美くんはどうしてカンボジアだったんだろう?

アンコールワットを見たかったのか
やっぱりそこでの強い「生命」を
感じたかったのか。

細美くんがアップしてくれた
カンボジアの写真を見ていると
遠い日の自分が生きることを
感じようとしていた頃を
ふと思い出し、そして
遠い日のこの国の悲劇が
もう世界のどこにも
くりかえされないようにと
命をそこで失った魂たちが
その美しい景色を見せることで
願っているように感じられた。


今この時期に細美くんがカンボジアへ行ったという事実
そこには何かの意味がある気すらしてくる。

生きているということは
美しい景色をどれだけ見れるかで確認できるし


その音楽がどれだけすばらしいかを知るには
美しい景色をどれだけ心で見れるかということだと

なんだか彼の日記と写真を見ていて思った。


彼の歌を聞けば

今自分が生きる意味が鮮やかな風景とともに
感じることができる気がするんだ。

不思議だな~。




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最強ベーシスト!!!

2009年11月07日 | JET LILY STAR
やってくれると思ってた!!!

そんな感じで、実際は遠くからの応援だったけれども
我が愛すべきJet Lily Starのベーシストのソウさんが

リットーミュージック主催の最強プレイヤーズコンテストの
ベーシスト部門で見事グランプリを受賞されました。

おめでとう!
おめでとう!
おめでとう!


自分はただのファンのくせに
この日をドキドキしながら待っていたわけで


今日なんて朝からなんか落ち着かなかった。


昨日なんてthe Clashを聴きながら
ポール・シムノンのベースを聴きながら
やっぱり思い浮かべるのはソウさんのことで


彼がどういう経緯でこのコンテストに応募したのかは
知らない。

だけれど、私には彼が挑戦したのはこのコンテスト自体ではなくて
実は自分自身になんだということがすごく感じられて、
だからこそ、私は絶対にグランプリを穫ってほしかった。

グランプリを穫るということは
すなわち、山口操に勝つということだから。

彼が彼を超えたときに
絶対に次の大きな目標がしっかり見えるだろうし
新たな展開が絶対にやってくると思えた。

私は、何か大きな壁を実は最初に打ち砕いて
進むべき道を切り開いてくれるのは
彼かもしれないと
このコンテストに参加したのを知ったときに
強く感じたんだ。

彼の演奏した音はおそらく今度
ベースマガジンにつくだろうし、
映像もまたリットーミュージックのHPにも
アップされるだろうから
そのときはまたここで紹介したいなと
思っています。

どんどん前向きに力強くなっていく
ソウさんは

今に本当にすごい日本のベーシストに
なっていってくれると信じてる。

元ガンズ・アンド・ローゼズ,
現ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのマット・ソーラム
もゲストで来てて、その中で堂々と弾いているソウさん
を生で見たかったけれど、思いは通じたよね?



ほんとうに
彼は彼を変えた。
すっごいパワーを持つベーシストに変えた。

ほんとうにうれしくて、私はしあわせな気持ちでいっぱい。




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This is it

2009年11月04日 | 洋楽
最初の数分でもう胸が詰まった。
まだ、そこではマイケルが登場してないというのに。

最初に出てくる人たちの言葉は
マイケルのファンの誰もが思うことだろう。
だれもが共感することだろう。

そして、その言葉を発してるその人たちは
その時はまだ来るべきマイケルとの別れを
想像もしていない。

その数分で

マイケルがもうこの世にいないという
悲しみが改めて私を包んだ。

でも、その映画には
そんなお別れや悲しみなんて
いっさい無いんだ。

ただ、見るものだけが知っているだけで
映画の中のすべての人や
そしてマイケル自身も
そんなことを考えてもいない。

みんな生き生きしていて
いっしょに素晴らしいステージを
作ることだけに専念している。


この映画だけ見てても
すばらしいパフォーマンスなのに
それがリハーサルだなんて
桁違いだ。

だから、もしそれが本当に
ステージとしてライブとして
あったなら、どれだけの
すごいステージだったかと
思うと、それが見れないのは
エジプトのスフィンクスが
できあがった日に夕日に染まる
様を見れないのと同じくらいに
歴史的に残念極まる事実だ
ということだ。


それにしてもマイケルは
どうしていつもあんなにやさしく
話すのだろう。

それでいて、自分の主張は
しっかりするんだけど
言い方が静かで穏やかで
イライラしたり大声でどなったりなんて
まったくない。


ジャクソン5時代の名曲で
私が大好きな曲「I'll be there」を
歌うマイケルを見たときは
本当にうれしかったし、悲しかった。


このステージのバックで
使う映像へのこだわりも
すごいなと思った。


バックで流す映像なのに
映画並みのお金の掛け方。
それだけ見てても
すばらしいんだ。


また、リードギターを弾く女性が
かっこいいんだ。
まだ無名に近い彼女に

「ここは君のみせどころだ」と
彼女が輝く場所もちゃんと作ってて
しかも
「僕はそばにいるから」と言うところ。


本当にやさしい人だと思った。


この映画を見てて思うのは
ここに集まっている人すべてが
マイケルを愛して集まってきているんだと
いうこと。このリハーサルは愛しかないって
いうぐらい。

このステージに携わるすべての人たちに
たとえば、衣装にしても照明にしても

今まで誰もやってないことをやってもいいんだよ。


っていうことをマイケルは言葉じゃなくて
彼のリハの姿で伝えてて、それで
みんながそれぞれの分野で「誰もやってないこと」
に挑戦できた。


約2時間、愛が最初から最後まで
溢れんばかりあって、見ている側も
一枚の巨大なスクリーンからその愛を
受け取って、終わったときは
全身でマイケルを受け止めていた。


「余韻を残す」

この言葉をこの映画の中で
マイケルがディレクターや
演奏家たちに言うのを幾度か聞いた。


そして、マイケルは

今もしっかり彼の生きていた証を
その余韻を世界中に残している。


私が生まれて最初に恋したアーティスト

マイケル、あなたはこの世にはもういないけど

あなたは私の心では永遠にステップを踏んでいる。

あの笑顔のままで。


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