HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Summersonic 2012 大阪 8月19日(日)パート1

2012年08月30日 | 吉井和哉/イエローモンキー
これに行かないと私の夏はやってこないっていうぐらいのイベントが
サマーソニックです。

今年は例年より遅い日程でお盆休みの後ということで
日程的にはきつかったのですが、行って来ました。

私が行ったのは2日目の大阪舞洲でのサマソニでしたが
1日目は大雨に途中見舞われたということで
2日目も降る可能性大であったし、実際大阪市内は
大雨だったにもかかわらず、舞洲ではちらっと霧雨な感じで
降っただけですぐに止んでしまいました。
結局ほぼ晴れ!
自分でいうのもなんですが、晴女全開でした(笑)

結構風が吹いていたのですが、その風が雨雲を
寄せ付けないでいてくれたようで

空を見上げながら、小学生の時に発表会の劇で
風の精をやってその時の台詞がなぜか蘇ってきました。

「つむじ風、私の風よ、吹き起れ!」っていうの。

おかげで風を味方に今回はつけました。

まさにフォズの歌のごとく
「blow by blow」でした。

実は朝方ちょっと仕事が入って
開場時間には間に合わなかったのですが
ぎりぎりONE OK ROCKから見ることができました。

彼らのワンマンはまだ見た事がないのですが
彼らのライブを見るのは4回目ぐらいかな?

フェスの規模がどんどんでかくなっていく感じです。

彼らには結構思い入れがあって
大きなステージになるたびに
ほんと辛い事をいっぱい乗り越えてここにいるんだねって
じ~んとくるのです。

アイドルという偏見の目を押しのけて
有名人の息子といういらない飾りも捨て去って
他のロックバンドよりはるかに拭い捨てなきゃだめな
いろいろな事が多かったし、中傷も半端なかったと思うけれど
このサマソニで彼らを見たとき、まるで難しい山を上りきって
頂上に経つ登山家のようなすがすがしさを感じました。

もちろん、またここから更に高い山を目指さなきゃいけないのでしょうけれど
私はずっと応援していきたいなと思っています。
海外でも十分通用するバンドだと思っています。

ONE OK ROCKのセットリスト
(もしかしたら間違っているかもしれませんが)

1.アンサイズニア
2.Never Let This Go
3.Re:make
4.世間知らずの宇宙飛行士
5.The Beginning
6.Let’s take it someday
7.NO SCARED
8.完全感覚Dreamer

ワンオクを見た後は休憩というか
お昼ご飯タイムにしたり
グッズ販売のところに行きました。
見事にグリーンデイのはすべて完売でした。

サマソニのオフィシャルもごく僅かでしたが
Tシャツ1枚買いました。

あとは日本のアーティストグッズを少し。

その後、GROUP LOVE少々
GRIMES 1曲だけ
GRIMESに関してはいっしょに行った人が「なんかSEKAI NO OWARIの1/2版のあか抜けないバージョンだね。」
となんともいえない表現をしていましたが、期待して行ったのにややはずれ。

で、すぐにTHE SALOVERSへ。

CDも1枚持っているんだけれど、いまいち私にはぴんと来なかったので
ライブはどうか!って期待しましたが
やっぱり、どうも違うようで。
演奏は上手なのかもしれませんが。

その後、LOSTPROPHETSへ

やっぱり彼らはかっこよかったです。
愛聴アルバム「リベレイション・トランスミッション(Liberation Transmission)」
からもやってくれて本当に溶けてしまいそうなぐらいのうれしさでした。

彼らは今までにもサマソニに来てくれていますが、
2008年の時はピストルズの前に心地よい夕暮れに見たのが
今でも印象に残っているけれど、今回は真っ昼間の
灼熱の時間帯だったけれど、ほんとうによかったです。

ボーカルのイアンは年齢を重ねてたけれど
渋くなって大人のかっこよさが溢れていました。
他のメンバーも本当に相変わらず素敵でした。
すっごく温かくてこの人たちは日本を本当に好きでいてくれている
アーティストたちだというのを全身で感じられました。
タトゥーしてても、なんかそれが貴公子然としていて
まるでお城の窓ガラスのカーヴィングのように
上品に感じられてしまうところが凄いです。
今は繊細さにたくましさが加わって一層魅力的になっていました。

下記はそのやってくれた曲のひとつ
Rooftops (A Liberation Broadcast)





LOSTPROPHETSのセットリスト

1.Bring ‘Em Down
2.To Hell We Ride
3.Can’t Catch Tomorrow (Good Shoes Won’t Save You This Time)
4.A Town Called Hypocrisy
5.Where We Belong
6.Last Summer
7.Rooftops (A Liberation Broadcast)
8.We Bring an Arsenal
9.Shinobi vs. Dragon Ninja
10.Last Train Home
11.Burn, Burn


ロストプロフェッツもほとんど最前に近い場所で見てましたが
次の吉井和哉氏は最前へ!

イエモン時代なんか米粒ぐらいの遠さでみたこともあるのに。

その吉井さんがなんと目の前に来る訳です!
ほんと夢みたい。

吉井和哉 セットリスト

1.SPARK
2.マサユメ
3.煩悩コントロール
4.母いすゞ
5.CALL ME
6.ALL BY LOVE
7.LOVE LOVE SHOW
8.ビルマニア
9.点描のしくみ
10.JAM

まずの初っ端にイエモンの曲!
イエモンの曲がこのようにして何年ぶりかで
生で聴けるなんてほんと鳥肌ものでした。

ソロの曲でもずいぶん前にこのブログでも綴った
「CALL ME」もやってくれてほんと感動しました。
「ビルマにア」も好きな曲なのでやってくれてすごくうれしかったです!

そして
「LOVE LOVE SHOW」と「JAM」というイエモンの曲!

もうほんと泣けるとはこういう状況を言うのですね。

イエモンの曲をやるのはやっぱり洋楽バンドを意識してということで
サマソニだからやってくれたんだなって思いました。

「JAM」においては海外にも誇れる曲というかんじで
紹介してやってくれました。

もう暑い中なのにうるうる目から水が溢れて来ました。

そして、ぼんやり知ってたはずなのに
目の前で見るとわあ~って思ったのは
この吉井さんの横でギターを弾いているのは
ナッシングス、エルレの生形さんなのです!

なんという繋がりと奇跡。

ちなみにドラムはトライセラトップスの吉田さんでした。

豪華すぎる!


でもね。内心すごく複雑でした。
同じ日に同じサマソニでエルレの二人が違うステージで
違う音楽をやっているわけです。

こんなに近い場所に二人がいて
でもすごい遠いな~って。

細美さんと生形さんが並んで演奏する日は一体いつ来るのでしょう?
また見たいです。ほんとうに見たいです。

あと、正直な話。吉井さんはイエモンの曲をやる時の方が
生き生きしていたように感じました。それを見て
やっぱり彼はイエローモンキーの吉井和哉なんだと
強く感じました。ご本人は意識していないと思いますが
私はそう感じました。

一方生形さんはなんか先輩を前にして
緊張感があるのかナッシングスの彼とは
ちょっと違う感じで、凄く若く感じました。
で、思ったのは吉井さんの歌では彼の
本来の持ち味の無機質的な精巧な演奏は
出せないんだなって。彼ほどのギタリストには
ちょっと個性の出しにくい音楽だなと。

吉井さんにはやっぱり菊池英昭さんなのかな~って。

吉井さんの次はthe HIATUSを見たのですが
それについてはパート2で書こうと思います。

で、ラストがトリのグリーンデイ

実のところシガーロスと迷いました。
でも、まだ一度もグリーンデイの生ライブ見た事なかったし
もしかしてWake me up.....をやってくれるかなと
淡い期待をして行ったのですが

セットリストは

GREENDAY
1.Welcome to Paradise
2.Know Your Enemy
3.Stay the Night
4.Let Yourself Go
5.Oh Love
6.Holiday
7.Letter bomb
8.Boulevard of Broken Dreams
9.Hitchin’ a Ride
10.Brain Stew
11.St.Jimmy
12.Geek Stink Breath
13.2000 Light Years Away
14.Longview
15.She
16.Basket Case
17.King for a Day
18.99 Revolutions
19.American Idiot
20.Minority

でした。

もちろん聴き慣れ親しんだ曲もいっぱいやってくれました。
本当に彼らはエネルギッシュで驚く程。

だって一曲も休憩ないって感じですもの。
ノンストップって感じで。

しかも何度かお客さんをステージあげて
歌わせたり、ハグしたり
ギターをプレゼントしたり。

でも、ファンも凄いと思いました。
ステージにあがってしっかり英語の歌が唄えるんですもの。
本物のファンだなって。


また途中で寝っころがってギター弾きながら
ビリーはスタンドバイミーとかヘイジュードとか
唄ってくれました。

ほんとサービス精神満開で。

あの横長のステージを左右走り続けて
ほんとうにどれだけの体力があるのかと。

とにかく、楽しいライブでした。

と長々と書いてしまいましたが
今年の夏もこうして締めくくられました。

グリーンデイが終わったときに花火が打ち上げられて
最後を彩りました。

まあ、駐車場から出るのにどれほど長い渋滞に
巻き込まれたかは別にして

楽しい時間はあっという間に過ぎました。

the HIATUSはパート2で書きます!
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BIG BITES

2009年12月27日 | 吉井和哉/イエローモンキー
今頃知るなんて
驚きの3連発だった。

アニーの久しぶりのインタビューが
ロッキンオンジャパンに載ってて
読んでたら

え?ANCHANG!

え?NATCHIN!


なんというメンツ。


おそらく、私のこの日記を読んでいる人たちには
新鮮な名前かもしれない。


この2人

私がSIAM SHADEにどっぷり浸っていた時代の
いつもそばにいた人たち

ANCHANGはSEX MACHINEGUNSのボーカルのあのお方。
NATCHINは元SIAM SHADEのベースの彼。

そこにイエモンのアニーが・・・

好きな人は繋がっていくの原理
またもや成立。

ナッチンなんて至近距離で会ったことあるし。

まあ、このメンツだとおそらくヘドバン系ロックでしょうね。
曲はまだ聴いたことないけれど。

最近はヘドバン系ライブはぜんぜん行ってないから
きっと新鮮だろうなぁ~。

NICO Touches the Wallsのファンの大方は
行かないライブかもしれない。

音楽ってこんなに幅が広いのです。
そして、自由なのです。

ひとつに凝り固まるなんてナンセンス。

どんどんいろんなジャンルに飛び込め!って思います。

flumpool聴きながら、Northern19聴いても
ストレイテナー聴きながら、FACT聴いても
いいじゃんって。

くるり聴いて
The BIrthday聴くなんて最高じゃんって。

「このバンドだけです」っていう人も
いるだろうけれど、この世にはいっぱい良い音楽が
あるんだから、生きているうちにどれだけそういう
音楽と出会えるかって、もっとどん欲になろう!

海外のももちろん含めて。

最近、アリシア・キーズの新作を買ったんだけど
ジャンルは違うのにすごくよかった。
今作品は彼女も音楽の枠を取り払ったんだって。
だからロックな感じもあって、今までと違うよ。

ミッシェルのDVDつきのベスト盤も買った。
やっぱり大好きだ。

とにかく、音楽は永遠に終わらない。

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This is for you

2009年12月21日 | 吉井和哉/イエローモンキー
何年ぶりかに東京へ行った。
たった一泊だったけれど
渋谷のタワーレコードに行くと
ちょうど出たばっかりの
イエローモンキーのトリビュートアルバムが
大きくディスプレイされてた。

ある意味すごいタイミングだなぁ~って
予定がいろいろずれこんで
この日に東京へ来ることになったのに
そこにはイエローモンキーが着たという
衣装が展示されていた。

こういう衣装を着るロックバンドって
やっぱりイエモンしか見た事無いやって
改めて思った。


もちろん、そこでそのアルバムを買った。
どこで買ってもいっしょなんだけれど
渋谷で買うのが意味がある気がなんとなく
したから。


ずっと前にも書いたけれど
イエモンのベースのヒーセとは
同じ町で育った。ってもちろん
知り合いではないけれども
同じ空気を吸っていたんだと
思うだけで親近感がわく。


最近、テレビでクレヨンしんちゃんの
「おとな帝国の逆襲」っていう映画を
やってたけれど、あの映画から感じる
昭和感とイエモンの音楽に感じる昭和感が
なんか似ている気がする。
あの映画は好きなんだ。(笑)


イエモンのトリビュートアルバムは
2枚組ですごいアーティストがいっぱい
カヴァーしている。

でも、椿屋さんやムックさんなんて
あまりにもイエモンが好きすぎたんだろうね。
歌い方まで演奏の仕方までイエモンになってる。


それはそれでいいんだろうけど
やっぱりカヴァーしてもそのバンドの味が
出ているのが好きだ。

まだ、数回しか聴いてないので
印象はまた変わるかもしれないけれど

やっぱり、吉井さんが敬愛するシンガーの
あがた森魚さんのカヴァーは圧巻だった。
どう聴いてもあがたさんの歌に聞こえてくるから。

新鮮な感じがしたのは毛皮のマリーズとか
黒猫チェルシーとかの解釈。
tacicaも「カナリア」聴いて、どんなバンドか
ちょっと聴きたくなった。


KREVAはやっぱりっていう感じの
彼らしいカヴァーで、
私の大好きな「球根」は
THE BACK HORNがストレートに
やってくれた。彼らの色がいい感じで
出ててよかった。

9mmの「TVのシンガー」もよかったな~。


でも何よりやっぱり
Nothing's Carved In Stoneの「バラ色の日々」が
最高だった。

彼らの曲にしてたものね。ギターやベースの音に
彼らの音をしっかり織り込んでいた。

彼らにはたとえば「彼らのF」みたいな音があって
それはNCISの曲のどれにも必ず水戸黄門の紋所の
ように入っているんだ。今回もしっかり入っていて
ちょっと感動した。

でも、うれしいな~。イエモンとまさか生形さんと
村松くんが繋がるなんて。それぞれをまったく違う時代
というか時間に知って、まったく違う場所で見て、
違う音楽として聴いてたのに、それがこうして今ひとつに
なって、私のところにやってきているんだもの。


渋谷のタワレコではNCISの新譜とDVDもやっぱり
でっかくディスプレイされていて、
これも買っちゃった。

東京行って、わざわざ関西でも買えるのを買うなんてね。
でも、コメントも直筆であったし。


こうしていろんなアーティストがカヴァーしても
やっぱりすべていい曲だって改めて感じた。

イエローモンキーはやっぱりオンリーワンバンドだ。



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ビルマニア

2009年04月08日 | 吉井和哉/イエローモンキー
まだ実はCD買ってないんだけど、絶対に欲しい『ビルマニア』。
私はよく考えたらまさに「ビルマニア」だと思う。
今まで撮ってきた写真にどれだけ「ビル」を
写してきたか。

イギリスに留学中にも
フランスに旅行中も

お城とか撮るより
実はビルを撮っていた方が多い。

そしてやりたいことの一つに
東京のビル街を
早朝に太陽がまさに昇ろうかという時間帯に
ビルの間を静かに歩きたいというのがある。

グレイプバインが好きになったきっかけの
PVもビルがあって

NICO Touches the Wallsを好きになった
きっかけの「夜の果て」のPVにも
ビルがあって

ビルを見ると
なぜか心がドキドキしてくる

もしかしたら
相当なビルマニアなのかもしれないと

このタイトルを見た瞬間

自分に答えが出た気がした。


この曲のPVに出ているのは山田孝之さん。

彼がグラマラスなメイクで歌う。

吉井さんでなく

彼がメイン。


なんか懐かしい感覚がよみがえる。

その一方で

ふと思った。


このメイク
Jet Lily Starの真田さんがしたらどうだろう?って

本人はいやがるだろうけど


別枠でこんなグラマラスなボーカルやったら
すごい新鮮で別な感じのかっこよさが出るだろうなぁ~って

意外性があって

だれもが今まで思わなかったのかなぁ~とか

思いつつ


想像を巡らして

もし私がそういう映画を作るなら
主役は彼だなって


そう「デトロイトメタルシティ」
のヴィジュアル版

「おれヴィジュアル系なんてメイクなんてしたくないよ~」

っていうロックアーティストを

無理矢理化粧させてイエローモンキーのようなグラマラス系
ロックをやっていただくというもの。


あ~こういう企画やりたいな~。


ただ、細美くんのグラマラス系はみたくはないけど(ごめんなさい)


改めていいますが


吉井さんは何歳になっても素敵です。


ただ、アラフォーの吉井氏とちば氏のどちらかを
選べという超ありえない贅沢な選択があれば


私は


おそらく






ちば the Birthday 


を選んでしまうのでしょうか?????


いや


やっぱり

吉井 the ビルマニア??????


あ~だめ選べない!
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なんでいつももの悲しいの?

2006年10月16日 | 吉井和哉/イエローモンキー
カテゴリーをイエローモンキーのままにしていいのか・・・って事になりますが、元メンバーなので吉井さんはここに入れます。

『39108』は全体的にはやっぱりイエローモンキー時代から私が感じる昭和の香りが漂う。洋楽っぽいところもあるんだけど、やっぱり「昭和」がそこに顔を出す。

「人それぞれのマイウエイ」はどことなくレディオヘッドを思い浮かべてしまうけど、でもやっぱり甘酸っぱい昭和の東京の町がちらつく。なんなんだろうな。昭和の東京のイメージ。私は幼少の頃しか住んでいないんだけど、吉井さんと同じ世代だからかきっと同じ風景を見ていたんだろうな。どこか高度成長期なのにもの悲しい時代。コギャルとかガングロとかそういう人たちはいなくて、なんか暗い若者が多いイメージ。幼心に大学生は危険だって思っていた時代。ベトナム戦争の影が日本にまで落ちてきていた時代。

洋楽を聴いている人は妙に怪しげなオーラが漂っていて、ジミヘンやジャニスみたいな格好のお兄さんやお姉さんを銀座あたりで見かけてぼけ~っと見ていたら、親が遠ざけようとしたそんな時代。デパートに行くのは大変なお出かけで、フリフリの、でもそんなに派手ではないワンピースにリボンでくくったポニーテイル。白いレースのついた靴下に黒のエナメルのベルト付き靴を履いて小さなパラソル型のカバンを持ってでかけるのが親が私にさせるお出かけの格好だった。そんな格好が好きだったわけではなく、成長するにつれて、ロックバンドのロゴの入ったTシャツとジーパンという格好がふつうとなった私を見て、母はとても嘆いた。それもすべて昭和・・・

「黄金バット」だって昭和が誇る(笑)ヒーローものの子ども用アニメのタイトル。うっすらとしか記憶がないけど、幼心に「なぜに金色の骸骨なんだ」って思った。これって「恐いもの」と違うの?って・・・「お化けが正義の味方なの?」って・・・無気味なアニメだな~って今振り返っても思うけど、人気があったみたい。きっと吉井さんも見ていたんだろうね。

それにしても、どうしていつも哀愁が漂うんだろう。彼の歌には・・・時にそれはアイルランドの民謡と重なったりする。晴天の空よりどんよりと曇った空の方が似合う。そして、室内は安っぽい光がきらめく、場末の劇場が似合う。



でも、日本の「昭和」だけじゃないんだよね。それは異国の地のもの悲しい場所も想像させてくれる。モノクロの映画のようなシーンを勝手に思い浮かべてしまったり・・・行ったことがないのに・・・そう前世の記憶みたいにいろんな場所が彼の曲を聴いているとぐるぐる頭の中で回って行く。頭の中が投影機になる。

このアルバムラストの曲『BELIEVE』がせつなく胸に響く。

そうなんだよね。「振り向いても後ろには通り過ぎた景色があるだけ」



君はいない。そして私もいない。

ごめんね。私はもうとっくに消え失せてしまったの。君の世界から・・・
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NAI

2006年02月15日 | 吉井和哉/イエローモンキー
公園でチョコを食べて・・・って歌詞の入っているこの曲。昨日のチョコがらみで・・・ってことではないんだけど、この曲っておもしろいな~って再発見した。

「な・な・な・なにもないあなたとな・な・な・なにもない私と」
「何も無いあなたを抱きしめて」
「何も無い世界で長いくちづけを」

最後は「ないないないないない・・・」と歌い続けるわけで・・・

すべては「無」の中にあるということ?

最近「無」「ない」にはまってしまった私です。

何もないあなたと何もない私は果たして存在するんでしょうか・・・何もない世界で。
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イエモンの曲が頭で回った日

2005年02月20日 | 吉井和哉/イエローモンキー
Nさんがなくなったと父から電話があった。遠い日がよみがえった。東京の日々。父の部下であり、友達であり、弟のような存在だったNさん。父が入院した時もいつもお見舞いに来てくれて、そして幼かった私のことをあれこれ心配してくれたNさん。卒園式にも家族プラスNさんがいた。父よりずっと若かったNさん。あなたの記憶は私が7才の時で実は止まっている。でも忘れたことがない。それほどインパクトがあったあなたとの珍道中。そう、父が入院中で母はまだ赤ちゃんだった妹をかかえて大変だったから、夏休みの間は京都のおばあちゃんちで私だけあずかってもらうことになった時だ。Nさんが新幹線で東京から京都まで私を連れていってくれた。その道中、7才でまだまだ親に甘えたい歳ごろの私は寂しくて、Nさんにいろんな事を言って困らせた。「私はお姫さまであなたは家来」だとか「ハンバーグみたいな顔」だとか今聴くと顔から火が出そうなくらい恥ずかしい事を言っていたが、そんな私をやんわりと優しく笑って相手をしてくれたNさん。私の寂しさをわかってくれていたNさん。結構おもしろかったあの時間。ありがとうNさん。どうしてだか、Nさんの思い出はイエローモンキーの曲が似合う。そして今日は一日中、頭の中でイエローモンキーの歌が流れていた。外は雨。街の光がにじんでいる・・・
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CALL ME と暴れだす

2005年01月30日 | 吉井和哉/イエローモンキー
「CALL ME」は吉井ロビンソンの新曲で、「暴れだす」はウルフルズの新曲。どちらも最近のお気に入りの曲です。吉井作品はいつもノスタルジックでどこかセンチメンタルな雰囲気が溢れています。そして、寂しい心にはぐっときてしまうんですね。だから吉井ファンには20代後半以上の独身の女性が多いのかな~。もちろん、イエローモンキーのファンは男女問わず、とてつもなく多かったわけで、ゆえに解散した今はロビンソンに皆ついていくしかないのでしょうが、私は結局、吉井ワールドが好きな気がします。昭和の呪縛から逃れられない世界が・・・。さて、「暴れだす」も聴いていると体中の血が熱く、ぐわ~っと体内を走りだすそんな気がします。胸の奥で暴れ出すもの・・・それをどうしようもない時・・・CALL MEと言ってくれる人がいたら救われるんですけどね(笑)

解散したバンドからソロで活動している中でロビンソン以外には元JAMのYUKIちゃんが気になります。彼女の歌い方は妙に気持ちにフィットするんです。それにしても結婚して子どもを産んだ後でもあんなにキュートでいられるのは素敵だな~
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球根☆BURN

2005年01月04日 | 吉井和哉/イエローモンキー
これらの言葉で何を連想しましたか?イエローモンキーを思い浮かべた人なら同士です(笑)さて、彼らは去年解散しました。その前に4年ほど休止してたわけですから、結局ファンは待たされてふられた遠方の恋人みたいなもんです。でも、私の中のイエローモンキーは他のファンの方とは違う位置にいる気がするのです。私はどれくらいから彼らを知ったのかあまり覚えていないのですが、初めて聞いた時から「好き」だという気持ちがすぐに現れました。それでもCDを買うには至らなかったのです。でも「球根」という歌を聞いた時、そして何度となくラジオから流れるのを聞いた時、もうたまらなくなってシングルを買いに行きました。それが手元に初めて置かれた彼らの曲です。そして「パンチドランカー」というアルバムも買いました。この中に入っている「BURN」という曲も大好きなんですが、何より「球根」が私にとってのイエローモンキーなんです。歌詞といい、メロディといい。これを聞くと幼き日のせつない時がよみがえるのです。私は幼稚園入園直前、関西から東京へ突然、父親の仕事の関係で引っ越さなければならなくなりました。しかも引っ越しの日に高い所から転落して、頭を打ち、後にも先にも記憶が無くなったのはその時だけですが、意識が戻ると父が私を抱きかかえて必死で医者のところへ走っているところでした。でも、石頭だったのか、大丈夫だったようです。両親にしてみては引っ越し当日だったし、かなり大変だったことだと想像します。そして東京の足立区というところに来ました。どうやら幼稚園への途中入園は大変だったらしく、なかなか受け入れ先が見つからず、やっと入った頃にはすでに5月ぐらいになっていたと思います。そうです。人生最初の社会生活が入園式無しの途中入園という形から始まった私です。なのでそう簡単にとけ込める訳なく、行きたがらない私を母は大変な思いをして送り込んだものです。しかも少食の私はお弁当もあまりちゃんと食べない。そこで母はものすごくかわいいお弁当を作ってくれたのですが、やはりきれいにすべて食べれるようになったのは年長さんになってからでした。でも幼稚園の先生は皆いい人だったような記憶があります。私がいた場所はそうイエローモンキーのヒイセが育ったところでもあります。いわゆる下町です。そして東京タワーは父と2人で昇った思い出の場所でもあります。そのタワーを昇ってからしばらくして父が入院し、しばらく母とまだ赤ちゃんだった妹と三人の生活となります。結構母にはつらい生活だったと今だからわかるのですが、当時は休みになると私は親戚のどこかに預けられて、たまに父の会社の人にお世話になったりもしました。一人でいろんな大人の人の中にいるわけです。母と離れて実は寂しかったんです。でも、皆いい人ばかりで優しくて私をいろんな場所に連れていってくれました。だから好奇心が豊かになったんだと思うし、そんなチャンスをくれた人たちに感謝してます。
で、イエローモンキーに戻りますが、そんな日々の思い出がなぜか「球根」のメロディと合うのです。東京のあの昭和の時代と合うのです。私のあのさびしかった時代と・・・でも、お陰様でそんな父も母も今も元気です。今年のお正月もいっしょに過ごしました。イエローモンキーは私の中のノスタルジーな心に触れるバンドであり、解散しても曲は永遠に心に響き続けます。
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