HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Sound Shooter Photo Exhibition at Osaka

2010年03月25日 | 細美武士/the HIATUS
だいぶ経ってしまったけれど
大阪でのSOUND SHOOTERのライブの日に
塁さんの写真展を見に行ってきました。

雨降りの日だったけれど
そういえばドットって
雨粒みたいだなぁ~なんて
思いつつ、しっかり持ち物に
ドット柄のものを
取り入れていた私です。

写真集はライブ会場で買って
塁さんにもサインしていただいたのですが、

先にみた写真展のインパクトが強すぎました。
ほんと心にシュートしてくる写真ばっかりなんです。

スペースは結構狭くて10人入ったらぎゅうぎゅう
みたいな感じなんですが、そこに貼られている
写真が音楽なんですよね。
壁から激しいロックサウンドが聞こえてくるようで。

9mmのがまずあって
次にNothing's Carved in Stoneのがあり
村松くんがすっごくかっこよく写ってて
なんかちょっと遠い存在に見えちゃったり
しましたが、素敵な写真でした。
写真集ではかなり小さくなっちゃってるので
写真展で見た方がもっと迫力あって
心にがつんと来ますよ。

バックホーンやストレイテナーも
あるわけですが、
自分が好きだからっていうわけでもないけれど
the HIATUSのライブの細美くんの写真が
とりわけ好きでした。

この写真は写真集でも小さくなくて
ページサイズで載っているので
写真集だけ見られた方は
是非みてください。
全体に赤い焼き付けの細美くんの写真の
反対側のページの細美くんです。

これが生で見て
一番好きな写真です。
色合いも表情も角度も
なにもかも大好きです。
写真展の会場にいる間
何回も見て、目に焼き付けました。


もちろん他の写真も素敵なのですが
これは一生もんの写真というのか
生涯忘れ得ない写真の1つになりました。

村松くんの赤い色合いのページサイズの
写真とそこから2ページいったところの
オニイのグリーンがかった写真と
そのとなりのページのひなっちの表情も
大好きです。

あと風景の写真で
ポストカードにもなってて(買いました!)
『SHOOT THE FREAK』という文字が
ブルーの空を背景にしてぶら下がっている写真も
すごく好きです。

私はきっと塁さんの写し出すこのグレイブルーが
好きなんだと思います。

展覧会場にはたくさんのファイルが置いてあって
そこにも写真がいっぱい入っているのですが、

その中に細美くんのHPの写真もあって
「塁さんが撮った写真だったんだ。」と
改めて思って感動しました。

で、印画紙もついついチェックしてしまう私でしたが
メインの写真の方は分厚目の裏面がちょっと画用紙っぽいので
もうひとつの方はツルリとした印画紙だったと記憶してます。
(日数が経ったので記憶にちょっと自信がないですが。もしかして反対だったかも?)
この画用紙っぽい印画紙は写真展に展示されていた
写真にも使われていたと思います。
写真なのに絵みたいな感じがする印画紙です。

販売されている写真もあったのですが、
ちょっと手が出ませんでした。
いつか欲しいな~。

モンスターロックで塁さんとダイスケはんが
写真を撮り合ってたときに、ダイスケはんが
撮ったという写真も飾られてました。

なんか私とダイスケはんの好きなものが
似てるって感じたのはリンゴの写真。
私が大学時代に撮った写真と
構図が似てたんですもの。

(私は写真部でカメラ会社に最初就職)

海外で撮られた風景写真のファイルも
あったのですが、そこでFoZZtoneの
アルバムの歌詞カードに出て来た写真?
って思う写真もいくつかありました。

今度はもっと広い場所で展覧会して
もらえたらうれしいです。


それにしてもあのライブの一瞬を
どうしてあんな風に躍動的に撮れるんだろう?

写真集のページをめくるごとに
歓声やギターの音や歌やドラムのビートや
ベースの低音があふれてくる感じ。

目に見えない♪の出る
心で聞くジュークボックスみたい。

そうルイボックスだ。

これからも毎年写真展とライブを
大阪でも是非してくださいね!




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夢の途中

2010年03月22日 | 邦楽
夢を見た。

なんだかとっても長い夢で
とてつもなく多くの人が登場した。

いろんなミュージシャンも登場して
きたように思うけれど
覚えてるのは下記のシーン。

なぜかABSTRACT MASH
及びNothing Carved in Stoneの村松くんが
中学生と野球をしているという
なんとも不思議なシーンと

NICO Touches the Wallsの
光村くんと古村くんが
なぜか私の前に体操座りして
私が「武道館どうだった?」
って聞くと、すごく詳しく
古村くんが答えてくれて
その後で光村くんも話してくれて
私は「そうだったんだ~よかったね~。」
みたいに答えるというシーン。

このシーンが一番長くて一番ラストの方だった。


夢から覚めて
なんでこんな夢みたんだろう?って
思った。

私の仕事は内容は変わらないけれども
職場がいろいろと変わる仕事だ。

その仕事に初めて就いた時
ものすごく大変で
しんどいことが山積みだった。

そんなときに私を支えてくれたのが
これら2バンドだった。

そう、またもうすぐ変わるんだ。
場所が。で、また初めましての
人がいっぱいいて
そこにまた慣れていかないといけない。

だからこの夢は応援メッセージみたいなもんだと
思った。

勝手な解釈だけれど
また大変な場所へ飛び込んで行くから
すっごくこの夢は元気をくれた。


「夢の途中」っていう歌が昔あった。
それはインディーズバンドのChairという
今は無いバンドが歌ってた歌だ。

私は思うんだけれど

生きている限り「夢の終わり」はなくて
みんないつも「夢の途中」にいるんだと

だから私も
あなたも
彼も
彼女も

まだまだ夢を見続けることはできるんだ。


今宵は東京では塁さんのSOUND SHOOTERが
開催されていて、今もきっと盛り上がっていると思う。

NCISの村松くんも楽しく歌っているんだろうなぁ~。


そして、大阪ではUESAがライブしている。
真田さんと植田さんも楽しく歌っているのが目に浮かぶ。
からみづらいお笑いを携えて(笑)


ABSTRACT MASHは「作り上げては壊してさらに新しいものを作り上げていく」
というイメージだと昔彼らに話したことがあったけれど
私の仕事は「作り上げていく途中で次の人に手渡し、完成を見ないで、
また一から作り上げていく」そんな仕事だ。夢の途中ばかり見ている仕事だ。


ただ、思い出だけは必ずもっていけるから

それはそれで幸せなことなんだろう。



コメント (2)
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ABSTRACT MASH at 京都MOJO 2010.3.13

2010年03月14日 | abstract mash
地元は雨降りそうだったのに
MOJOに行く頃にはそんな気配はまったくなくなってた。

京都のMOJOは私が京都のライブハウスで
数年前初めて足を運んだライブハウス。
そこから日本のインディーズシーンとの
出会いが始まった。

そんなときに出会ったabstract mashと
久しぶりの再会。

去年、5月に同じMOJOでライブを
見て以来だ。

今回 winnieの「Dye Myself Black Tour 2010』に
彼らも参加。

winnieは橋本塁さんがモンスターロックでオススメしてたのも
あったし、アブストとの対バンでよく聞いてたので
あらかじめYOU TUBEでチェックしてたんだけど
すっごくバランスのいいバンドだなぁ~って
一目一聞で好きになってしまったバンドだ。

こんなこと書いたらwinnieのメンバーの皆さんに
怒られてしまうかもしれないけれど
「美女と野獣」のバンドなんだ。

怒らないでね!

フロントギターボーカルのioriさんは
ほんとにキュートでかわいいし、おしゃれ。

こういうたとえはまたまたおしかりを
受けるかもしれないけど

パフュームのかしゆかちゃんに雰囲気が
似てます。だから男性陣の心をぐっと
掴む一方で女性からも好感持たれるタイプ。

あるいはトミーフェブラリー系というか。

イメージわかりますか?


音楽はまた男性陣の心をぐっとつかむ
洋楽テイストのかっこいいエモーショナルロック。

だからこのバンドは
まず音楽で人を惹き付ける。

次にioriさんで人を惹き付ける。

そしてもうひとりのボーカルギターのOKUJIMAさんが
そのワイルドな個性で観客を引き寄せる。

ドラムのJINさんは妙な手品(って嘘ですが)で
人を引き寄せる。

ベースのabeさんはサポートさんですが、
安定したベースを聴かせてくれました。
でも,私は過去にどこかで彼と会ったことがあると
彼を見ながら思ってました。

いったいどこで彼をお見かけしたんでしょう?


そしてこのwinnieの特徴がドット!
そう塁さんのドットと同じ。
だから塁さんが好きなのかなぁ~って思ったり。

Sound Shooterのタオルがなぜにあるの?って
思ったらwinnieのタオルでした。

とにかくメンバーの雰囲気も
音楽も素敵なバンドで
もっともっとでかくなっていく予感がしました。

ステージの前方は男性陣がほとんど占めていて
遠くから来たwinnieファンもいたんじゃないのかな?
ioriさんが好きだ~って感じがオーラとなって
溢れてたし。

男性陣が多いけど、危険な感じの人はそういない感じで。
純粋系の人が多いイメージでした。あくまで印象ですので。


とにかく、今回MOJOで見るライブで久しぶりに人が溢れる感じの
ライブを見ました。Northern 19のライブ以来かな?


さて、前置きがすごく長くなりました。

この日は5バンドの出演でしたが、
私が来た時にはすでにfrip fropさんは
終わってて残念ながら見れませんでした。

2バンド目はWorkというバンド

2曲目でギターさんの弦が切れて
その合間にMCをされてましたが
慣れぬ様子。
でも、全体的なイメージは
メロディアスで聴きやすいロック。

その日のライブに到着するまでにも
いろいろレンタカーで大変だったようで
リハなしの本番とかだったようです。

思わず心で

「さすがWorkという名前のバンドだけあって
お仕事されますねぇ~。」

って言ってました。

でも、好感の持てるバンドでした。
ボーカルさんはギターもキーボードも弾かれる方です。

このバンドの印象から
今日の対バンはみんないいかも?って
思えましたからね。


対バンするバンドって大事ですよね?

お目当てのバンドがあるからって
それだけ見るわけじゃないから
どうしようもないバンドがいっしょだと
もう苦痛地獄ですから
好きなバンド見に来てるのに
なんか損したような気持ちになるわけで。


過去のライブ記憶から思い出して
比較的京都MOJOの対バンではずれは
あまり無いですね。ここで対バンとして
見たバンドが後々でかいバンドになっていく
っていうのを何度か見ましたもの。

レベルが高いというのか。
ブッキングマネージャーさんが
センスがいいというのか。

話脱線しましたが戻します。

3バンド目はHakU

このバンド名は何度か目にしてたので
どんなバンドなんだろう?って
思って期待してました。

ここもエモ系でしたが
ベースが女性でかっこよかったです。

そして、いよいよ
ABSTRACT MASH登場です。

このときは観客がかなりいっぱいになって
去年のMOJOのときとは全然違いました。

不思議と今までアブストをこのMOJOで
見たときはすべて職場が違ってた私です。
ゆえに、そのたびにパワーをもらって
頑張れてる気がします。

さてさて

セットリストは

1mmタール
Aches
I am
Save the world
Aspilli
Inside the running soul
Nothing can be printed with you
Turn you reason

やはりニューアルバムからの曲がメインでした。

でも初っぱなに私の大好きな
アブストといえばこれ!っていう1mmタールから
始まって、一気にテンションアップでした。

「I am」はすっごく生で聴きたかった曲だったので
それが聴けてすっごくうれしかったです。

♪We gotta go before yesterdaysっていうところ
がとりわけ心を振るわせてくれます。

この歌詞に出てくるフリスビー

私は自分の愛する音楽を刻んでいるCDを
フリスビーにすることは永遠にないけれど

この音楽を愛するっていう気持ちは
フリスビーにしてそれを作ってくれて
演奏して歌ってくれているアーティストに
投げるから返してほしいな。

PVにもなってて
この間もスペースシャワーTVでも流れてた
「Save the world」も生で聴けてよかった。

coldplayっぽくて
かっこいいPVで

色合いも素敵だし
CGの使い方も素敵だし

ちょっとスコットランドの最北端の海辺を
思い出した。日本だけど。

その曲はライブだとまたドシンと心に
落ちてくる。

拓くんの歌い方は以前より
いい意味で変わってきてて
一段とスケールがでかくなった気がした。

観客をしっかり見据える眼力というのか
歌を伝えるという力が
最初出会った頃から比べると
その進化に感動してしまった。

ナッシングスのライブも見たことあるけど
その時の彼は堂々として観客にまるで
「かかってこい」的な感じで歌ってた。
そして、いつも笑顔だった。

アブストの時は結構以前はクールなイメージ
だったけれど、今回はナッシングスとはまた
別の顔だけれども「楽しんでくれてるかい」
っていうような笑顔をいっぱい振りまいてた。

彼の思いが分厚く会場に広がっていくのを感じた。

そしてドラムのゆうたくんも
ベースの梨本くんも
リードギターの小林くんも
スケールでかくなってた。

ギターも新しくなってたし。

拓くんのギターもね。

フェンダーのテレキャス。
あれはメイプルなのかな?
ウッディなやつ
詳細までわかんなかったけど

お気に入りなんだって。

ゆうた君はどうして
あんなに笑顔でドラミングができるんだろう?
っていつも思う。
とっても愉快な方なので
スポークスマンとして
これからもアブストを引っ張っていってくれるんだろうね。
梨本くんも今回すっごくでかく見えた。
あれだけ動いて手先がぶれないたくましさを
改めて感じた。
小林くんのギターもブルーから変わって
あれはお友達に作ってもらったっていうギターなのかな?
彼の弾くギターの音大好き。
それに彼の作るメロディラインは一級品だって思ってる。
昔も今も



アルバムのタイトルとも関係ある

「Inside the running soul」

これは地下鉄に乗っているときに浮かんだというような
ことをMusic on TVだったかで言ってたような

たまたまだけれど
東京メトロに去年12月と今年1月と何度か乗る機会
があった私だけれど、実のところこの歌を聴いたときに
感じるのはロンドンの地下鉄なんだ。

アルバムのジャケットの写真だって
どうみても私にはロンドンのチューブを
思い出してしまう。

あの地下鉄に乗って
自分のこれからの人生について
いろいろ考えてた頃

これからどうなっちゃうんだろう?
自分の未来には何が待ってるんだろう?

私はどんな人たちにこれから出会って
どういう場所へ連れていかれるんだろう?

そんなことを考えていたあの薄暗い空間を
思い出した。


東京メトロはその線によってカラーが
あって、結構いろいろ乗ったけれど
どこが好きってまだ言えるほど
乗ってないけれど

日比谷線に乗って日比谷あたりに来たとき
ロンドンのピカデリー線のキングスクロス駅を
思い出した。

このキングスクロス駅は1987年に火災で
多くの犠牲者を出して以来、閉鎖されている。
その後、その横に作られたキングス・クロス・セント・パンクラス
でもテロが起きて、犠牲者が出ている。
なんだかわからないけれど
その辺りを通る時、
悲しみを感じてしまう。


もちろん、悲しみだけじゃなくて
地下鉄は喜びも運ぶだろう。

今は廃盤になっているみたいだけれど
フランス映画「subway」にもあるように
地下鉄っていうのはある意味人間の心の
縮図みたいなものも運んでいる気がするんだ。

あ~なんだか話が飛躍しすぎた。

アブストの話に戻すけれど、

このアルバムのタイトルは
きっとこれからのアブストの生き様を
表していくと思う。

いろんな駅はいろんな人の心で
そんな駅があるかぎり、走り続けていって
くれると信じてる。
駅ごとに音楽を置いてまた次の駅へと
どんなことがあっても
これからも歌い続けていってくれると。

そんな初心表明のように
私は勝手に思い込んでしまった。

あくまで個人的勝手な解釈なので
そこは大目に見てください。

全部で8曲やってくれたけれど
もっともっと聴いてたかった。

あ~終わりが来なければいいのに

って本当に思った。


ラストはwinnie

思っていたとおりに
素敵なライブだった。

聴きたかった
winnerとかも聴けたし
心から楽しいって思えたライブだった。


相変わらず、昔のままの
ひとなつっこい人柄のアブストにも
会えたし、

この日は京都の地下鉄に乗り
家路についた。

ただ、京都の地下鉄は短いので
あまり東京やロンドンみたいな
雰囲気はないんだよね。


ロンドンの地下鉄に乗って
私が未来をいろいろ思った先には
こうしてアブストがいたんだなぁ~って
今だから思う。心の地下鉄が
今ここに繋がったんだって。


これからもっともっと
多くの人のもとに
彼らの音楽が届くように
願ってます。







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Sound Shooter Vol.5 in Osaka

2010年03月12日 | ONE OK ROCK
3月7日(日)雨!

大阪心斎橋BIG CATで
私が大好きな写真家・橋本塁さん主催イベント
『SOUND SHOOTER Vol.5』に行ってきました。

このイベントは今までは東京オンリーでしたが
今年初めて大阪で開催されたわけです。

このイベントを知ったのは去年の11月の終わりか
12月の初め頃。塁さんのHPで知って、無謀にも
誰が出るのかも全く知らないのに先行で予約。
ちょっと危険だったかもしれないけれど
彼が撮るアーティストは好きなアーティストが
多いので、絶対にはずれは無いと思ってました。

元旦早々にメンツが発表になったとき
意外な組み合わせで、さらに最後に決まったのが
ONE OK ROCKということでますます
不思議な取り合わせとなり、どんなライブに
なるのかちょっと想像できませんでした。

この日は先に塁さんの写真展を見に行ってから
ライブ会場へ向かったのですが、この日は
いろいろアーティストに遭遇しました。

写真展自体についてはまた改めて
書こうと思いますが、

まず、写真展に入るだけでも列が
外にできていて、しかも雨で寒い。
そんな中、MEANINGのメンバーやら
cinema staffのメンバーやらが
通り過ぎていくわけです。

写真展に入っているときも
MEANINGのメンバーと久保田さんが
入ってきて、いっしょに写真展を
見ているという状況。私の果てしなく近い隣に
エルレの高田くんがいて写真のファイル
を見ているってわけです。

が、その場の状況からさすがに
声をかけることはできませんでしたが
不思議な感じでしたねぇ~。

6畳間ぐらい?の狭いスペースで
真ん中にもテーブルがあって
そこに写真のファイルがたくさんあって
壁一面には写真がいっぱい貼ってあって

ゆえに
見ている人の後ろを通るときも
ぶつかるんですよ。

塁さんもちらっと来て
ちらっとまた出て行かれて
かなり忙しそうでしたが
ドット柄のパンツにドットTシャツ
靴もドット柄とやはりドットで
決められてました。

写真展から外に出て、ちょっと近辺を
歩いてると目の前にONE OK ROCKの
メンバーが4人で歩いてました。
ほんと突然どこからか目の前に
現れて、すぐ前を歩いているわけです。

結局、別にサインもらうとか
握手してもらうとかなく、
そのまま彼らはお店に入り、
私と連れはBIG STEPを上に上がると
いう感じでしたが。

私は今まで勘違いしてましたが
あのONE OK ROCKのTAKAくんは
ジャニーズにいた子のお兄ちゃんだと
思い込んでましたが、ご本人だったんですね。
まあ、どうでもいいことですが、
だからか~ってわかることがあとで判明。
それはのちほどに。


超先行で取ったチケットだったので
かなり前の番号。

ゆえにほぼ最前に近いか最前に
いた私たちでありました。

本当は体調が先週から悪かったので
最初は後ろで見ようなんて思ってたのに
気づいたら、やっぱり前にいました。

今回のメンツは以下のとおり

ivory 7 chord
MEANING
cinema staff
ONE OK ROCK
FRONTIER BACKYARD
lockfrank

最初は塁さんがステージに登場して
ごあいさつをされました。
今回の主催者の累さんのことも
すごいphoto shooterだ~って
ずっとずっと思っていただけに
その人とその人の好きなバンドだけで
行われるこのイベントはなんて
ゴージャスなんだろうって
改めて感じたし、
アットホーム感がいっぱいでした。

彼がバンドを紹介して
去って、バンドが登場するわけだけど
気がつくと塁さんはいつもすぐそばにいて
彼のお仕事姿がしっかりと見えて
それがまた写真を撮る私としては
勉強になるというか。

でも、あのでかい望遠つき一眼レフを
5台だっけ肩にかついで
あの姿勢で撮るのは過酷ですね。
絶対に背中と腰にくるよね。
カメラって望遠とかつけると
すっごく重いし。

使ってたカメラはcanonのはわかった。
あとレンズの先にはドット柄のテープが
巻かれてましたね。さすが~

シーンによってカメラを使い分けて、
間でSDカードを入れ替えてと
細かく動かれ、ステージの下だったり
上だったりを駆け巡り、
なんて身軽なの?って思いました。

ってすっかりライブなのに
誰を見てるの?って感じですが
ちゃんとバンドも見てましたよ。


今回のメンツは累さん曰く
「東京の連中がうらやましくて
大阪まで見にきたいと思うような
組み合わせ」だったそう。
「ファンがどれもかぶらないんじゃないか」
って思うほどの違った味を集めたそうです。

実際のところ私はすべてのバンド初ライブでした。
もちろん音楽自体は聴いたことあるバンドも
いたし、CD持っているバンドもいましたが。

最初登場したのは
Ivory 7 chordでここはメロディックな感じで
聴きやすいロックでした。
ベースの野田さんは塁さんと同級生だって
言ってて、塁さんががんばってるから
自分も頑張ろうって思うみたいなことを
いいながら、めちゃくちゃ友達会話してました。
野田さんは元Wrong scaleのメンバーです。
(ってファンは知ってますよね。)

2番目に登場したのが
MEANING。

エルレの高田氏が所属するハードコアっていうのか
なんていうのかもうジャンルわけわかんなくなっている
私ですが、以前京都大作戦での映像でちらりとか
見たことはあったのですが、すごそうっていう
印象しかありませんでした。だって短すぎる映像だったので。

累さんが紹介に上がって来た時に
「今日ONE OK ROCKのファンで初めて来られた人とか
ライブ初めて来たっていう人はトラウマになるかもしれません。
かなり覚悟してください。でもいいですから。」みたいな
ことを言われてました。

で、始まると

私は「好きだ!」って思ってしまいました。

なんだかわかんないけど「好きだ」っていう感じ。

理由をいえないけど本能が「好きだ」っていう感じ。

「かっかってこ~い」と観客を煽る煽る。
で、自分たちも観客ゾーンへダ~イブする。

私のところにはダイブしてないけど
ボーカルのHAYATOさんの汗だくの腕が
べた~って手にひっついた~。

とにかくモッシュダイブがすごかったけれど
思ってたほどしんどくなくて
かつてのグッドシャーロットのときの
「死にそう」みたいなのにはぜんぜん
ならなくて、いわゆるミーハーファンが
いなくてロックファンが多い場合は
モッシュダイブはあっても
ちょっとした思いやりはあるんじゃないかと
感じたわけです。
ゆえにすっごく楽しかったし
かっこいいステージだった。

で、そのステージ上にMEANINGの映像カメラマンとして
久保田さんがクールに撮影されているんですが
この久保田さんが今回の私と連れの大ヒット人物!

ステージ転換のときにセッティングしてるときに
久保田さんもステージにいて、暗闇に見えるんですが
すごくシルエットがきれいな人で、絵になるんですよ。

写真展でもコンビニでも見かけた彼ですが
私のイメージしてた村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」
に出てくる赤坂シナモンそのものなんですよ。
鼻が高く、スリムですらっとしてて無表情で指先がきれい。

そんな彼もカメラをステージに置いたかと思ったら
突然観客側にダイブ!
クールな顔して突然ダイブ!
心は情熱的なロッカーなんだね。

まあ、それはともかく私のお連れさんなんて
まだ18歳だというのにMEANINGに惚れちゃって
誰にっていうのでなくて彼らのステージに。
彼女はこういうバンドやりたいんだって。
一応ギタリストなんだけど。もちろん学生バンドの。
全部のライブが終わったあとにすぐそばに
MEANINGのメンバーがいるのにシャイなその子は
声もかけられず、でもしっかりとCDは買いにいってたな~。
赤盤も青盤も買っておりました。

さて、すっばらしくよかったMEANINGのあと

cinema staffが登場

初めて音も聴いたバンドだったけれど
結構私の周辺にはファンがいた感じだった。

私の印象としては
ちょっとおしゃれな9mmって感じ?
9mmの格好がおしゃれじゃないとかじゃなくて
曲が9mmはどこかすっごく日本の独特の臭みを
背負っているロックバンドな気がするんだけど
(それがくせになって好きになる人多いと思うけど)
このcinema staffはそれを名前のごとくフレンチじゃないけど
ふわっと臭みを消したような感じ。
でも9mmみたいにボーカルが丁寧に言葉を吐いて歌ってる間
ギターやベースはひっくりかえったり、飛んだり、ギター振り回したりって
9mm状態になってるわけです。

MCで「暗いでしょ。」ってバンドのメンバーが言ってましたが
MEANINGに比べたら、そりゃあ大人しいかもしれません。
でも、ベースさんもギターさんも転げ回ってたじゃないですか。
それって暗いこと?
たまにボーカルさんの顔が俳優の森山未來に見えたりして(勘違い?)
まあ、聴きやすいけど、単独のライブに行くかというとどうかなぁ~。
終わったあとの評判はよかったように思いますが。


次に登場がONE OK ROCK。

期待に胸を膨らませていたら~

演奏や歌は本当にかっこよくて上手かった!
好きな歌が連続で生で聴けてよかった!

ただ、
ただ、
ファンが怖かった~!

正直MEANINGの時より恐怖を感じました。
自己中心的ファンが多い感じがして
女の子ばかりなんだけど頭を叩かれまくりだし、
タオルであやうくコンタクト飛ばされそうに
なりましたし、肘鉄くらうし

とにかく少しでもメンバーに近づきたいという
ミーハー願望満載でこれがジャニーズ系ゆえん
なのか~っていう感想。

いろんなモッシュダイブ系ライブに行ってますが
こんな恐怖を味わったのはあまりありません。

せっかくいい音楽をやっているONE OK ROCK
なのにファンがもう少し音楽ファンのウエートが
増えるといいのにね。そうしたらもっともっと
スケールのでかいバンドになるのになぁ~。

ギターなんかもすっごくかっこいいし。
PRSのギターとギブソンのギターを交互に
使ってましたよ。結構挑発的だったし
なかなかこういうギタリストっているようで
いないオーラがありましたね。

ベースの人は(名前まだ把握してないので)
ふつうの時と演奏しているときは全然別人になるからすごい。
まるで鬼っ子みたいに髪振り乱して弾くんだけど
かっこいいんだよね。

ドラムさんも力強かったし、これからどんどん
すごいドラマーになっていきそうな感じだった。

ボーカルは本当に上手いと思う。
それに日本語と英語の組み合わせ方が
すっごくうまいよね。気持ちいいもの。

バンドとしてはすっごくいいバンドだし
ライブもよかった。

あとはファンだけだ。


ONE OK ROCKが終わったら波が引くように
周りにいた女の子たちが一気にいなくなった。
生き返るようだった。

次はFRONTIER BACKYARD

彼らの名前はよく聞くし、曲も少しは聞いたことが
あるけれど、イメージはダンスなイメージ。

実際にダンサブルだったけれど
すっごくほっとして楽しくて
最初は小さな渦なのに
気づくとでっかい渦になっていて
そこにいつの間にか巻き込まれていて
振り回されちゃっていて
それがすっごく楽しくて

っていう感じのライブだった。

とにかくわけわかんないうちに
彼らの手の内に落ちてた感じ。

いいライブだった~。


ラストはlocofrank

期待してたとおり
最高だった。

木下さんのベース弾きながら
笑顔のボーカル最高ですよね。

ロコをこんな目の前で見れるなんて
他じゃありえないかもって
思いながら見てました。

会場はもう男女問わず
ダイブの嵐。
次々に人がステージに向かって
流れてくる感じ。

目の前のライブハウスのスタッフが
動き回る。

で、最終的にはカメラを一台だけ抱えてたかな?
そのまま眼鏡ははずして、塁さんも会場に向かって
ダイブ!

しかもダイブしてまたすぐに会場にもどって
写真撮ってるんだから。
最高のカメラマンだよね!

ロコのset list

survive
Be full
tabacco smoke
cycled promises
side by side
time after time
mountain range
from eighteen
start

en)
across time

time after timeのときに
「これは新しいカバー曲」っていうことを
言ってたんだけど、まるで英語のように聞こえました。
っていうかしっかり聞き取れなかったら
英語みたいに思えただけなんだけど。

この曲が始まったら
「あっ、シンディーローパーやん。」って
テンションあがりました。だって私シンディー大好きだもの。

startのときは会場はぐちゃぐちゃだったと思われます。
(って最前だったから見えないもの。ただ人が流れてくるだけ)

木下さんがいいことをいっぱい言ってました。

累さんが初めてこのSOUND SHOOTERを関西でやったことを
すっごい冒険だみたいなことを言ってました。
開拓者魂みたいな感じかな?
(このまま言ったのではないですよ。こんな意味合いのこと)
一回で終わるかもしれないけれど、
これをあえて最初にやるっていうのはすごい。
その心意気がすばらしいっていうようなこと。

これはおそらくカウントダウンジャパンですら
撤退した大阪なのにっていう意味合いが
あったのかなぁ~って思いつつ、
実際大阪の方が東京よりいろんなイベントにおいて
満員御礼になる率が低いように思う。

どこかロックが育ちにくいのかなぁ~って
思うことがある。
関西人である私がだから東京に住みたいと思うゆえんだ。

昔でいうフォークとかアコースティックサウンドは
結構育ちやすいんだと思うけれど

ハードロック系やパンク系はやっぱり東京に
大阪からはるばる出てこないと大成しない傾向に
あるように思う。

関西だけではでかくなれないんだよね。

学生時代
劇団四季のミュージカルが好きだったころ
電車で同じ大学生たちが会話してて
「劇団四季よりやっぱり関西は吉本やろ。」
って盛り上がってた。
それ聞いてがっかりした。
もちろん、同級生に吉本の人いるし
お笑いも好きだし、吉本新喜劇を見に行ったことあるし
お笑い番組も見るけれど、私は劇団四季も
野田マップも劇団そとばこまちも見るし。

どうも関西人は囲いを作りたがる。
開放的なようで閉鎖的。
もちろん、すべての関西人ではなくて
割合的にそのように感じる。

だけど、今回SOUND SHOOTERに参加した関西人は
きっとそんな囲いをとりのぞいてくれる人たちばかりだ。

次回も大阪で是非やってほしいと
心から願います。

あと、ONE OK ROCKのSET LIST

CONVINCING
完全感覚Dreamer
Reflection
存在証明
カラス
恋ノアイボウ心ノクビド
Viva Violent Fellow


とにかく塁さんに「ありがとう!」
って言いたいライブでした。

終わったあと塁さんにだけ
写真集にサインしていただきました。

ひとりのカメラマンが
こんなにも多くの人を動かすなんて
すごいことです。

カメラマンってふつう言葉で表現しないでしょ。
でも、彼は彼の写真で言葉を発しつづけて
写真で汗を見せて、写真で魂をぶつけてたんですよね。
音楽は見えないけれど、塁さんは音楽を写真で表現できる
まさにSOUND SHOOTERそのものです!

やっぱり最高のカメラマン!





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夢を旅した少年

2010年03月06日 | JET LILY STAR
「でも 僕は 夢をみたい」

真田さんがブログに書いていた。

この時、ふと頭に浮かんだのは

パウロ・コエーリョの「アルケミスト 夢を旅した少年」という本だ。

ここにはいろんな心に響く言葉が散りばめられていて
その中にこういうのがあった。

「傷つくのを恐れる事は 実際に傷つくよりつらいものだ。」
「夢を追求している時は、心は決して傷つかない。」
「僕が真剣に自分の宝物を探している時、毎日が輝いている。
それは一瞬一瞬が宝物を見つける夢の一部だと知っているからだ。」

       (角川文庫「アルケミスト」より引用)

ライブハウスがいつも輝いているのは
きっと誰もが自分の宝物を探しに行く場所だからだろう。

ライブする側も
ライブを見る側も
ライブ会場を運営する側も

みんな宝物を探している。


だれもが明日も続くってそんな確かな証明なんて
ないはずだ。

明日何があるかなんて
誰も結局わからない。


だからこそ、

毎回のライブが唯一無二なんだ。
18時に開演して21時に終演を迎えるなら
それがすべてなんだ。
その時間だけが永遠なんだ。

だから、毎回覚悟を決めて私はライブにいく。
次の予定なんてわかりっこないもの。

NICOだって
FoZZtoneだって
the HIATUSだって

行けた日のライブはいつも覚悟を決めて行っている。

マイケミだってアヴェンジドセブンフォールドだって
結局、もう二度と同じメンツでは見れない。
だから、マイケミは去年のサマソニ、そしてアヴィンジドは
一昨年のサマソニがオリジナルメンバーのラストのライブだった。
毎回覚悟して見ている私には後悔はない。


音楽は常に流れている。
大きな河となって
押し寄せてくる。

その中で自分がつかむ音楽は
これからもたくさんあって
すでにつかんだ音楽は
手放すことはない。

私はライブハウスでキラキラしているバンドの
姿を見ると、自分の命を感じることがある。

生きているって感じれるのがその瞬間だ。


だんだん年を重ねてライブハウスから遠のくのかもしれない。
でも、自分が行ってきたライブの感覚と思い出は
絶対に忘れないから、それが死ぬまでの宝ものだ。
そして、音源がある限り、いつでもどこでもすぐに
心はその場所へ戻ることができるんだ。



偶然なんだけれど、
この前、細美くんのラジオのネット放送を聞いてたら
彼も今パウロ・コエーリの本を読んでるって言ってた。
ただし、英語版らしいけど。

彼がこのコエーリの本を読むのはわかるような気がする。

私は宗教的な神様っていうのはよくわかんないけれど
細美君が言うように「神様」ってやっぱりいると思う。


だって不思議でしょ?

受精して細胞分裂して人の形になって
ポコンとこの世に生まれた人間というものが
悩んだり、喜んだりするっていうこの感情を
誰が作ったの?って考えれば
科学では説明できないでしょ?

あるバンドが解散して
悲しいって思う感情を
科学的に納得出来るように証明出来る人っている?


そんなときこそ、
神様が見てる気がするんだ。

すべての出会いに意味があるように
すべては同じ場所に繋がっているように

それがなんだか神様の意図することのようにね。

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Inside the running subway

2010年03月05日 | abstract mash
今年の1月
東京メトロに乗りながら
自分がかつて行った
いろんな街の地下鉄を思った。

大阪
京都

あるいは
ロンドン
グラスゴー
パリ
ブリュッセル

きれいなところもあれば
殺伐として薄汚れた場所もあった。


最近、あるバンドのとてつもない発表もあって
仕事での一年の疲れもあって
さらにプライベートでも苦しいことがあって
久しぶりに寝込んでしまった。

ちゃんと発売日には手元に届いてたのに
我が親愛なるABSTRACT MASHのニューアルバム
「Inside the running subway」は。

特典のCD付きで

だけど、ダウンしていて
聴けてなかった。

そして、まだ本調子ではないけれど
やっぱり待ちに待ったアルバムだったから
聞いてみたら



なんか体中をABSTRACT MASHっていう名の
地下鉄が猛スピードで走り抜ける感じで

「元気だせよ~!」

って体内を起こしてまわってくれた。


自分が大好きな音楽は
私にとっては親友そのものだ。

改めて、私にはこんなにも親友がいるのかって
泣きそうになった。


ひとたび好きになった音楽は
たとえそのバンドがいなくなったとしても
永遠に親友だし、

これから新しいステップを昇って行く
新しい展開を迎えるバンドも
もちろん永遠に親友だ。

私にはいろんな親友がいて幸せだ。


さて、この「Inside the running subway」
の最初の曲を聴いた瞬間から
もう、全身を猛スピードでその音楽は
走っていった。

寝込んでなんていられないぜ~

って感じで


まさに「覚醒」の瞬間だった。


やはり彼らにはヨーロッパの香りが漂う。

特にアイリッシュの香り。


それが私が一番好きな香り。


イギリスにいても
好きになるものは
どこかアイルランドの空気を
そこに漂わせる。

おそらく前世はアイルランド人だったんじゃないかと
思えるほど、好きで好きでたまらない。


このアルバムを聴いて、どの曲も
驚きであるし、日本だけのリリースなんて
もったいなさすぎる。


超えてるよ。

どうでもいいちまたにあふれるジャパニーズソングなんて
軽々超えてる。つまんない音楽なんてふっとばせ~!って
感じで。


洋楽ファンなら自然にこのアルバムを受け入れられるだろう。

彼らのCDは今まで出ているので手に入れられるものは
すべて持っているけれど、今回のはフルアルバムだけあって
音質とかもすべて以前のものとは違うし、余計に彼らの
素晴らしさがそこに詰め込まれていて、自然と顔が
ほころんでくる。

勢い

そんなものが溢れている。


次世代に来るバンドの力がみなぎっている。


全部で11曲。


どの曲もずしんと入ってきて
4人の全身全霊が入っているのが
音圧となって私にぶつかってくる。


もし、これから誰かと出会うとして
このアルバムを差し出して
聴いてもらって

「好きですか?嫌いですか?」

ってたずねた時に

「好きです。」っていった人とは
ずっと友達でいられる気がする。


Nothing Carved In Stoneのボーカルでもある拓くんだけれど
NCISではどこか末っ子的なポジションでもちろん自由にやって
いるんだろうけれども、俺様感はない。

でもアブストでの彼はもっともっとのびのびとして
仲間たちと「俺様がやってやるぜ~」的なオーラを出して
すっごく楽しく、ホームでやっている試合のような
感じがする。

このアブストのメンバーがまたみんなすっごくキュートって
言ったら怒られそうだけれど、楽しい人たちなんだ。

ドラムのゆうたくんはこのバンドではスポークスマン的な
役割をしているのか、お話が上手だ。ずっと笑顔で
ドラミングが出来ちゃう人だ。それがまた全力投球的な
激しいドラミングで、圧倒されちゃう。

ギターの小林くんはまさに極上のメロディメーカーで
ほんとうに毎回すごいって思う。彼が作り出すメロディは
スコットランドのスカイ島で流れていたウイスキー色の川の
透明さやハイランドに流れる濃い青色の川の透明さのように
色はついていてもとことん透明なそんな美しさを持っている。


ベースの梨本くんのベースはしっかりとした屋台骨のように
サウンドをがっちりと支えつつ、自分の遊び心を充分にそこで
ころがして、こんなに楽しそうにベースを弾く人いないなぁ~
って思うほど自由自在だ。


今回タワレコだと特典に2曲入りのCDがついてきた。

これはすべて彼らがケースに手作業で入れたらしくて
指紋がついたのもあるって言ってたけれど、
私のにもついてたよ。だれのかわかんないけれど。

レモンウォーターという曲に会わせたのか
レモン色。


偶然なのかわかんなけれど、
拓くんの兄貴的存在のひなっちのいるストレイテナーの
アルバムも同じ日リリースで、ストレイテナーも
私にとっては大事なバンドの1つなので
それも同時に届いた。

それの感想はまた書くかもしれないけれど

今はこの「Inside the running subway」で
いっぱいだ。


なんだか今まで行ったことのある
すべての国の地下鉄が
このアルバムに繋がっているように思える。







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世界が終わる夢

2010年03月03日 | JET LILY STAR
書いても書いても
なんだか書き足りない。
このまま書き続けたら
きっと一編の物語が書けそうだ。


♪このまま朝を待って
僕らは消えそうな気がしたんだよ
約束も結べずに
花には水をそっと
美しい君に薔薇の花束を
素晴らしい今と この唄を♪


この曲が今なぜか頭の中で
ぐるぐる回っている。

なんてかっこいいロックチューンだ!

って思いつつ

その歌詞は今はすごく響く。


「約束も結べずに」


そうだよ。まだ約束を果たして無いよ。

それは覚えておいてね。


たとえ、バンド自身が消えてしまったとしても

約束はまだまだ継続中だからね。


4人ともこれから先もロックし続けること。

これが約束だ。


素晴らしい今があるなら
きっと、そこには
またロックが生まれるはず。


世界が終わる夢を見た後には
新しい朝が待っていて、

そこにはきっとあなたたちの笑顔が
あると信じてる。


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なぜにあなたは私に彼らと出会わせたのでしょう?

2010年03月01日 | JET LILY STAR
最近、ポール・ギャリコの本を何冊も読んでいる。
ある方から教えてもらって以来、すっかりその世界に入ってしまった。

読み終えたばかりの本は「雪のひとひら」である。

この本にはいろいろ考えさせられる言葉やシーンが登場する。

そんな中で

「いずれ取り上げられるものならば、なにゆえに彼はわざわざ彼女に与えられたのか。」

今は妙にこの言葉が響く。


出会った頃を振り返り、
それから今に至る年数を思う。


ときどき思ったんだ。

ロックとポップが戦うとなんだかロックは負けちゃうような気がするって。

人はやっぱりズキズキ痛んだり、戦ったりする音楽より
やさしく包んでくれたり、痛みを緩和してくれたりする音楽の方を
選んでしまうんだろうなって。


でも、私はそんな闘いの後の傷をいっぱいつけているようなロックが好き。
何度も何度も立ち上がろうとするロックが好き。
そんなロックをずっと応援していたいと思う。


雪ひとひらと雨のしずくのような別れがもうすぐ訪れようと

自分がこうしてJet Lily Starを思ってきた年月が
どういった意味を残してくれるのか
今すぐにはわからないとしても

「雪ひとひら」の一節を借りるなら

より偉大でも重要でもなくても

この宇宙に存在するこの音楽のすばらしい調和を思い、
この身もその中で一役果たすべく世に送られた

と考えれば、ちょっと幸せな気持ちになれた。

多くのファンと同じ
たとえるなら「雪のひとひら」
あるいは「雨のひとしずく」
に過ぎないけれども

側にいられたことを
ほんとうに幸せに思う。


どうもありがとう。
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