HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

君の鼓動が聞こえるようだ

2008年07月27日 | JET LILY STAR
この間のJet Lily Starのライブの時にTシャツを買うとライブ映像のDVDがもらえた。

DVDについて言う前にTシャツについて少し。
Tシャツは2色でピンクとブルー。私はブルーを買った。というのも弟子たちがピンクはねぇ~って・・・私にはダメらしいので、ブルーにした。実際、私はスカイブルーは好きだから、自分でも選ぶだろうけどね。

でも、デザインがシンプルだから仕事場にも着ていける。それがうれしい。エルレとかマイケミとか、極めつけはマキシマム・ザ・ホルモンはふつうでも着て出られない・・・というか出ようとして、家族からストップがかかった。何せ、メンバーのお顔入りなんだもの。パンクスプリングだったかな?で買ったTシャツなんだけど、エジプトっぽいデザインが気に入って買った。もし、いつかエジプト行くなんてことがあったら、その時は着ていく。そういえば、細美くんもエジプト行きたいって言ってたな~。いっしょに連れていってください・・・マキシマムメンバーも引き連れて・・・そんなツアーがあればいいのに。


そんなブルーのTシャツ買っていただいたDVDには3曲入っていて、どれも音源のない曲だったので、それがうれしかった。出たばかりのCDに6曲、そしてこのDVDに3曲で計9曲の音源を手に入れられたことになるわけ。


このDVDはDiana∽Dianaのも3曲入っている。どちらも新作発売の2マンライブの時の映像だ。


この映像を撮ったのは誰か?

それはなんにも書いてないので不明である。

Jet Lily StarのスタッフなのかDianaのスタッフなのかわからない。

が、きっとドキドキしたんだろうね。撮影するのに。

ただ、最初からDVDにすると決めて撮っていたのか、いつものように撮っていて、あとでDVDにしようって決めたのか・・・それによってはドキドキ指数は違うだろうけど。


ライブって生ものだから、やり直しってきかない。
ゆえにNICOのライブの時のように数台カメラが入っていたら、あとでどうにかなる。でも、一人で一台のカメラで撮影するときは、どうしようもない。

だから結構プレッシャーがかかる。


私の場合はそういう風に世に出ますよっていう規制なく、撮らせてもらったことはあるけれど、それでも撮り終わった後は腕がガチンゴチンに固まって、しばらく腕が曲がったままって感じになる。

最初に映像というものを撮ったのはかなり昔で、今よりでかい機材の時だった。ゆえに重たくてブレる。また、慌ててパン(ズーム)したりして、カメラが混乱するのかピンとが合わなくなったりと、オーマイゴッドだった。

あと、これもあれもと欲張るといけないんだよね。

そんな数々の失敗から・・・といってもいまだに失敗は数知れず・・・ではあるが、自分の中で決めたことがあった。


ライブを撮る場合は、そのバンドなりアーティストの曲をよく聴いておく。そして、イメージする。ここでズーム、ここで全体。

実際にはステージを見ないとわかんないんだけど、自分の中で「何を撮りたいのか」「何を映像で伝えたいのか」決めておく。

写真なんかでもそう。私の撮る写真はたまにすごく困りもの。

「あのメロディを弾くときの指先が撮りたい」とアーティストの手の部分だけ撮ったりする。ゆえにそのアーティストを知らない人だと誰の手かわからない。

ただ、写真は何枚か撮っておいてあとで選べるけれど、一発勝負の映像はそれができない。演奏中に何かトラブルがカメラにあれば、それでその曲の映像はボツになる。

今回いただいた映像は私なんかのカメラに比べて解像度というのかが、すごくきれいで、透明な空気感が流れる。撮るポジションもやはりいい場所で、スタッフならではの特権だよね。うらやましい。

でも、ほんと一人で一台のカメラで撮るのは大変だ。
だって、シーンの切り替えなんてできないんだもの。
ずうっとカメラは回りっぱなしなんだ。
ボーカルからハイ、ギターへってなスカパーみたいな映像は一人撮影では無理。

ゆえに慌てるとズームがグワァ~って暴走するんだ。

「あっ、今はギターソロだ」とか「ベースの聞かせ場所だ」とかで

昔、それで早すぎる展開で、画像がガタガタしたこともあるし、今でもときどきする。

これを少しでもましにするのは、やはり曲をよく聴いておくことだろうね。なら、次はギターソロとかわかるから、まずはゆっくりカメラを引いて全体に戻してから、お目当てのメンバーのところにズームしていけば、なめらかに映像は移行していくから。

私自身はこの練習を以前あるバンドのライブ映像を撮らしてもらう前に家でかなり練習した。息止めてやるかんじ。ゆえに撮影の時はプールの中にいるような・・・


でも、たまにカメラはへそ曲がり。わざとピントをはずしてくれる。

「なんなんだよ~。なんで合ってくれないんだよ~。お願いだから合ってくれよ~。」

ってことになる。


そんな時の孤独な撮影者の気持ちをわかってください。


今回のJet Lily Starの映像で好きだったところは、まず、ギターのやぶさんを撮るところ。なんか彼ってこんな人だったんだという人間性が垣間見れるような表情をきれいに撮られていて、いいな~って思った。

操さんの表情もしっかり映っていて、あ~こんな感じだよね。彼は・・・ってまるでそこで見ているように感じた。ベースを弾いている指もアップで見れた。なんかそういうのうれしい。

長尾さんのはっきりしたドラミングの表情も見れて、あ~ドラミングしている時はこんな表情なんだって初めてちゃんと見れた気がした。いつもライブだと後ろの奥だから見えないんだもの。すごくかっこいいって思った。この映像見て。


真田さんはボーカルだから、映る時間が長い。その中で汗が光るまっすぐで、なんの混じり気もなく、歌うことに一生懸命な表情と姿がいっぱい映っていた。

まっすぐ前を見ていた。もちろん、カメラではなく、会場を。

ブルーに包まれる彼。
セピア色の彼。

とても美しくそこは輝いていた。


とにかく、撮影を一人でされたその方に

「お疲れ様。ありがとう」

と言いたい。


この映像を見ていると

その君の鼓動や「あれ~」「どうしよう」とかいろんな心のつぶやきが聞こえてくるようです。まるで自分のごとく。


これからもいっぱい映像を撮ってくださいね☆

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We are NICO Touches the Walls

2008年07月25日 | NICO TouchestheWalls
あれれ

We are ・・・っていうフレーズ。NICOも使ってくれるんだ。

We are My chemical romanceのごとく

以前ライブで言ってくれたという

We are TOKYO DROPのごとく


「NICO Touches the Walls ここにあり!」って



Jet Lily Starにもまた

We are Jet Lily Starって言ってほしいけどね。

「Jet Lily Starここにあり!」ってね。



それにしてもNICOの新曲を早くちゃんと聴きたいなあ~

光村さんが、「NARUTOの絵見かけると「あ、俺の」ってなるもん」って書いていたのが、なんだか素な感じで微笑んでしまうし、私なんかですらNARUTO見ると最近「あ、NICOの」って思うもん

今NICOやFoZZtoneを見ているとまさに「若葉の頃」って感じがして、まだまだ初々しくて、これから始まるんだっていう、ものすごい勢いの希望のパワーが溢れてきて、どんなでっかい花を咲かせるんだろう?ってワクワクしてくる。

まだ新芽が出たばかりのJet Lily Starも未来はまだまだ可能が溢れすぎているよ。

あ~なんか幸せだ。
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明日もがんばろうと思えるイベント2

2008年07月23日 | JET LILY STAR
5月だったんだね。前見たライブ。あれからもう2ヶ月も経ったんだ。
でも、つい昨日のことのように思えるよ。

イベントのど真ん中で登場したJet Lily Star

今回皆笑顔だったね。


一番いつもと違うと思ったのはドラムの長尾さんだ。
今までとどこかが違ってた。
ますますファンになった。


操さんはサングラスで登場。見えにくくない?って思っちゃったけど。
でも、すごくかっこいいベース弾いてくれた。
「17」(セブンティーン)・・・ベースのすごく際立つ曲だね。
ポール・シムノン風では今回無かったけど、操スタイルだった。
そうオリジナル。

やぶさんも表情が前に比べてすご~く柔らかくなってた。前はちょっと堅くて、それがギターの音にも出てた気がしてたけど、今回はギターの音もやわらかくなっていて、曲にすごく溶け込んでいた。

真田さんも何かひとつ越えた笑顔だったね。前の京都でのライブでの断崖絶壁に立っているようなきりきり感もそれはそれで好きなんだけど、今回はなんかまだまだ余力はあるぜ~みたいなところが安心感をくれた。

セットリストは

bt fly high
心臓のインベーダー
シンクロナイズドスイミング
17(セブンティーン)
ナナ

5曲だけで、今まで見た彼らのライブでは一番少ない曲数だけど、1曲1曲が深く胸に飛び込んできた。

特に「シンクロナイズドスイミング」

この曲が音源になるまで、どれだけ待っただろう。

いつも苦しい時にそばにいてくれた曲。

音源になり、そして熟成されて、演奏されたその時。

なんだか水中にもぐったみたいに目の前が潤んだよ。

やっとここまできたんだって。


でも、まだまだ先はある。

心が折れそうになるときもあるかもしれない。


でも、こうしてミニアルバムを発表して、始まったんだ。次のステージが。

大事に生きていこうよ。その道を。


「いつか君は全てを叶える 僕にはわかる」

君が歌うその言葉を
そのまま君たちのために私は歌う。ずっとね。
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明日もがんばろうと思えるイベント1

2008年07月23日 | JET LILY STAR
久しぶりの大阪はとても暑かった。

心斎橋BIG CATでのライブまでは少し時間があったので、タワーレコードとジュンク堂の梅田店(ヒルトンホテルのところ)に行った。

ジュンク堂に行ったのはある本を買いに行くためだ。しかし、なぜか新刊にもかかわらずその本はそこにはなかった。

仕方が無いなあ~って、別の本屋さんでものぞこうかとエスカレーターを下りながら、吹き抜けの下に見える明るいカフェを見下ろしながら昔を思った。

「こうしてここにいると昔の自分と感覚はちっとも変わってないな~。この空間を何度通り過ぎただろう、かつて・・・」

そう私が大阪でOLしていた時、友達と待ち合わせるのはいつもここだった。とても静かで広々としていて明るい場所。

よく考えたら、その日見に行くライブに出る真田さんたちよりも若かった時だ。あれから何年たったんだろう。いろんなことがあった。でも、ここにくると感覚はそのままだ。


本は結局阪急百貨店近くの小さな書店で見つかった。そこには2冊もあった。とても好きな作家の本であり、その新刊はすぐに好きになった。何気なく書かれている文章の中にすごく深いメッセージを感じるのは私だけかな?

その本についてはまた書くかもしれないけど。

君に読んでほしいと思った、突然にね。


なるべく地上に上がらずして、大阪を渡り歩く。

でも、BIG CATへ行くには少しだけ地上を歩かないとだめだ。


ここにライブ見に来るのはきっと4年ぶりぐらいだと思う。このブログを始めるより前のような気がする。

でも、やっぱり来るとかつての感覚のままだ。


その時は私はバックステージパスをもらって、いろいろ映像を撮らせてもらってた。何せちっぽけなムービーカメラで撮るんだから、このやや大きめのライブハウスで撮影するのは苦労した。

楽屋から見た景色は今でも覚えている。


ってなんか前置きが長いよね。


昨日のイベントはDear Loving主催のイベントで、そこにJet Lily Starも出た。全部で7組。ゆえに長丁場のイベントで、帰る時間が最初から心配な私であったけど、それゆえに開き直りも早かった・・・で結局のところ、主催者さんがうまく仕切ってくださったのか、無事終電に間に合ってめでたしだった。


最初のバンド「SUAL拳」これで「さるパンチ」っていうそう。まだ結成9ヶ月らしいけど、初心者で9ヶ月ではないだろう・・・って思った。おそらく他ですでにバンドやっていた人たちの集まりだろう。曲は聴きやすい感じで、受け入れやすい感じ。ギターの人が12フレットあたりを弾くのが好きな人なんだなあ~っとそれがすごく印象に残った。ライブ告知のときにゼップ大阪とどこだったかでワンマンライブします!と言ったときには、最初びっくりした。

「え?ゼップでワンマン?」

それは違って、ゼップはイベントで、どこだったか(忘れた)でワンマンということだったよう。

ゼップでワンマンなんて9ヶ月のバンドではあり得ないでしょう、ふつう。


次のバンドはHigh-G

このHigh-Gはもう5回目ぐらいかな?かなり見てる。だから、知っている曲もあるから、なんかほっとする。このバンドはいいバンドだと思う。不思議とベース君はステージではいつもずっとニコニコしてるんだよね。物販では真面目な青年って感じなのに、ふわあ~ってかる~いオーラがステージだけ出る人。


3番手はあのHUMPTY

あのですね。ノーコメントにしようかと思ったけど、やはり一生懸命ステージをやる!ということにおいては拍手を送りたいバンドではあったよね。

が、私の中では音楽のステージというより、音楽劇のステージとしか見えないわけで。芝居に音楽がひっついていると思わないと見てられない。正直なところ。メインボーカルさんはイケメンさんではあるだろう、ゆえに女の子のファンが多い。でも、ベルトにまるで夜中に走るトラックのごとく電飾ベルトに文字が流れる衣装っていうのも、なんなの?もうひとりのボーカルさん?あの方は「王様2世」ですか?確かに小・中学生あたりには受けるかもしれないけど、あのままで音楽やっていくんですか?何を結局したいのか、伝えたいのか、まったくわかりません。お笑いやりたいんですか?

それよりお芝居の方へ行かれた方がいいんじゃないのですか?


ここでふと思った。

「なぜにこのイベントにこのようなバンドが・・・」

(のちに判明)


4番手

ここで、どお~っと気持ちが低迷した私を一気に引き上げてくれたバンド登場!
そうJet Lily Star!

で、彼らのことはあとで別枠で書きます。


5番手

photograph

このバンドよかった。なのに解散するらしい。なぜに?
ボーカルさんは失恋したばかりで、このイベントも欠席したいほどだったらしい。「がんばろうと思えるイベントで、がんばれないバンドがいてもいいでしょ」っていうMCが妙に受けた。というか、このボーカルさんすごくトークがうまい。どこか世界のナベアツを彷彿する容姿も重なって、なんかひきつけられた。

歌唱力もかなりで、聞かせてくれたし、ロックな香りいっぱいだった。解散なんて残念だな~。曲もかなりいいのに・・・

6番手

ザ・キャプテンズ。

最後のグループサウンズと自ら語るように、衣装はマーチングバンドのようなあれ。しかも赤。これが黒だとマイケミみたいにかっこいいんだけど・・・

ロッキンオンジャパンとかにも載っていたバンドだから以前から存在は知っていたし、音楽的にもだいたい想像してたら、そのとおりだった。

この手のバンドの曲を日々聴くことはないだろうけど、ここのボーカルさんはすごいと思った。かなりのオーラが出まくっていた。

顔立ちは端整で、歌舞伎でいうなら女形になれる美形な方である。そして言動すべてに彼の美学があり、そのしゃべり方はどうみても「ちびまる子ちゃん」の花輪くんである。

しかし、うまい。言葉の発し方、動作・・・このバンドもお芝居系である。芝居に音楽がついている・・・そう思わないと私の中では何かが爆発しそうだ。

「何歌いたいのかわからない」

そんなグループサウンズだった。

でも、アメリカツアーに出るんだって。結構受けるかも。だってアニメチックなんだもの・・・いけるよきっと。見た目で。誤解ないようにいうけど、このバンド演奏力も実はあるんだ。見た目に圧倒されるけどね。妙な歌詞と・・・


そして、いよいよトリ。

主催者Dear Loving。

彼らを見るのは2度目なんだけど、まったくどんな音楽だったか覚えてなかった。ゆえに昨日でしっかりわかった。


彼らもどちらかというとザ・キャプテンズやあのHumptyと同系であるということを。ゆえにこのイベントに誘ったんだね。

彼らを名づけるなら

「Theatrical rock」

だと。

きっと、はまる人ははまるロックだ。

ボーカルのマサさんはいい人なんだと思う。時間はやや押したものの、結構うまく仕切ってくれた。ゆえに最後の全バンドのセッションも見れた。会場のどちらかというと後方で見ていても、「化粧してる?」って思ってしまうようなかつてのヴィジュアル系のマサさんの汗が光ってみえた。


音楽がどうとか、堅いことを抜きにしたら、楽しいバラエティに飛んだ「明日もがんばろうと思える」イベントは大成功だったんじゃないのかな。


いっぱい笑ったもの。

ありがとう。







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ギターヒーロー

2008年07月20日 | FoZZtone
FoZZtoneのインタビューを読んで、そうだそうだといろんな意味でうなずいてしまった。

ギターの竹尾さんが言う、ギターロックバンドならギターヒーローがいないとだめだということ。

そうだそうだ!

まあ、正直日本でいうギターロックバンドというのはどれを言うのかよくわかんないんだけど、とりあえず、ヴィジュアル系でなく、化粧とかはしてないバンドでギュィ~ンとうなるギター音が入るバンドを言うのかなと。

実際は海外でもよくわかんないのだけど、一応ギターソロなんかがあって、それがすごく特徴的なロックバンドを言うのかな?と。

どういう分類かは把握してないんだけど、イメージ的には海外ではオアシスとかJIMMY EAT WORLDとか私の好きなMy vitriolあるいはフィーダーなんかが浮かび、日本ではミッシェルガンエレファントやthe Birthdayとかをイメージするんだけど、今はなんでもかんでもギターがちょっと耳につくバンドはギターロックバンドというみたい。

でも、どのバンドもギターあるの当たり前だし。


で、竹尾さんが言うにはやっぱりギターソロがあって、ギターヒーローがいないとギターロックバンドというのはおかしいって。


私はずっとこれは昔から思っているんだけど、バンドの凄さを感じる基準はドラムとベースだと。この2つがしっかりしてないバンドは続かないし、好きになれない。ライブにわざわざ行くのは結局のところ、このドラムとベースから放たれるビートを全身で感じたいからだろうって。もちろん、生の歌声や生ギターも聴きたいんだけど、この体全体がビートでシェイクされる感覚はライブでしか絶対に体感できないんだよね。

ボーカルは歌舞伎でいうなら、一枚目・・・すなわち主役である。

そして、ギターは二枚目・・・すなわち華のある存在であるべきなんだ。主役をより際立たせる意味でもね。

竹尾さんが言うのはこれだと思う。ギタリストは華を持っていないとだめなんだ。
でも、それは最初から誰でもあるものではないと思う。たまに生まれもってそういう人もいるかもしれないが、それはめったにない。

竹尾さんだって、初期のころの彼に比べて、どれほどヒーロー然としてきたかは、過去の映像を見ることでわかる。

彼は自分が「ギターヒーローだ」とそこへ自分を持ってくる努力を日々重ねていたんだと思うし、実際ステージを見て「かっこいいな~」って、それは外見だけがかっこいいとかではなくて、ギターをかき鳴らす姿や、会場へ向ける衝動というのかが、ギターヒーローなんだ。

The Birthdayのチバさんは、もともとボーカルでありながら、私には渋いギターヒーローであり、元ブランキーの浅井さんもそうだ。

実のところ私が日本で一番好きなギタリストのDAITAさんは凄いギタリストではあるけれど、ギターヒーローとはちょっと違う。エルレのウブさんもそうだ。

伝わるかな~この感覚。

職人肌のギタリストさんはギターヒーローではなく、ギターマエストロなんだ。


で、最近ではNICO Touches the Wallsの古村さんはギターヒーローとマエストロの中間にいる気がする。ただ、若いから今はギターヒーロー優先でもいいと思う。

昔から好きなチバさんはきっとどんなに年齢を重ねてもギターヒーローのままだと思う。そんなチバさんだからこそ、いつまでも新鮮だ。

Jet Lily Starの真田さんはボーカルギターだけれど、最近の彼はまさにギターヒーローになろうとしているというか、もうギターヒーローなのかもしれない。そして、リードギターのヤブさんはどこかギターマエストロの雰囲気がある。ゆえにこのバンドにはヒーローとマエストロが共存するわけだ。これってすごい。


そうだそうだをもう一つ。

渡會さんが言う。

「嫌な人間になったら嫌な曲ができると思う。いい曲書いても、何かこいつはキナ臭いみたいに皆感じると思う。」

そうだそうだ。


だから、「よく言うよ」って感じの歌もこの世にはいろいろあるんだ。そういう歌は結局のところ心に響かないし、一瞬好きだと思っても長続きしない。


あと、似たような曲でも語尾が「だ」じゃなくて「だろう」だったとかっていう違いで、その曲が心に残ることがある・・・って渡會さんが言ってたんだけど、


そうだそうだ。って


たとえば、私はELLEGARDENの「スターフィッシュ」の歌詞で

♪何を話そうとか

の「とか」にぐぐぐっと心掴まれたもの。


あるいはJet Lily Starの曲「架け橋」の

♪知ってるかい

♪なんだかなぁ

の「かい」と「かなぁ」にうわ~って思ったもの。


「くたばれナイトメア」の

♪なんてね

♪なぜだか

にもね。


そうそう

真田さんの使う言葉で「なんだかなあ」という言葉が好きだ。


「架け橋」にあるこの言葉は「雷」にも出てくる。

あと、「手の中の未来」に出てくる

♪なんだっけなぁ

も。


そうそう、こういう言葉においてはグレイプバインの田中さんがすごいよね。

「君を待つ間」なら

♪行こうじゃない

♪しゃべってたいじゃない

の「じゃない」


「遠くの君へ」の

♪わかってたくて

♪いやになるほど遠くの君へ

の「たくて」と「いやになるほど」にやられたのを思い出す。


FoZZtoneでもいっぱいそういうのがあるよね。

「黒点」なら

♪なぁそうだろ

♪だろ?なぁそうだろ

そういう言葉が入ってくるとほんと参っちゃう。


語尾オタクになりそうだ。






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言葉って難しい

2008年07月18日 | ELLEGARDEN
ポンっと言ってしまった言葉で後で苦しむことがある。

きっと誰しもそんな経験があるのだろう。

もちろん私なんてよくあることだ。

ひどい時にはそれを自分でフォローしようとして、さらに深みにはまることがあり、見事自ら撃沈だ。


きっと初めてだろうな~細美君がラジオでの発言を後で日記でフォローしたのは。
でも、それだけ彼が発した言葉に自分で納得いかなかったというか、ニュアンスを伝えるには言葉足らずだったと思ったんだね。

きっとそのハガキを書いた人を傷つけたかも・・・って感じたんだと思う。

彼はそういう人なんだと思う。

社会の大人の理不尽さには堂々と反発できる人だけど、個々の人、特に自分より若い人たちにはいつも心を尽くそうとしているのが、ラジオやらライブやらの発言で分かると思うけど、そういう人を傷つけるのが一番いやだと思っている人なんだと思う。


たまたまネットでラジオを聴いてから、日記を見たんだけど、その「小さいな」って彼が言ったとき、正直「これ言われた子ちょっとショックだったかも」って感じたんだ。きっと細美君自身も言ったあとで、そう感じたんだと思う。そのニュアンスは違ったとしても、それを伝えることができなかったと。

もちろん、ライブで手拍子しようが、ヘドバン(ってエルレであったっけ?)しようが、個々がそれぞれ好きなように楽しめばいいっていうのは同感だし、それを言いたかったというのもわかってる。

でも、細美君自身はきっとすごくその子の気持ちを考えたんだろうね。それが日記からすごく感じられた。


そういう風にもう一度自分に問いかけることのできる人って、私は好きだし、信用できる人だと思ってる。

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茶の花

2008年07月16日 | FoZZtone
ほんの少しだけしかまだ聴けないんだけど、23日に出るFoZZtoneのミニアルバムに入っている「茶の花」聴いて、やられた~って思った。

ほんとやられた。


ど真ん中直球って感じ。


今まで出ているアルバムやシングルで見つけたCDは買ったから、音源化しているものはだいたい今持っているとは思うんだけど、すべての曲にはずれがない。そしてすごくバラエティに富んでいる。

最近知ったんだけど、メンバーの好きな音楽というかアーティストはいろいろで、ジャンルもバラバラなんだけど、不思議とメンバーすべてと私の好きなアーティストが一致している。

まず、ギターの竹尾さんはジェフ・べック、リッチー・ブラックモアそしてグレイプバインが好きということ。他にもあるけど。

ベースの菅野さんはミスチル・スピッツ・エレカシ・トライセラトップスって、どれも家にCDあるバンドばかり、洋楽ではレッチリにミューズにウイザーってそこに山崎まさよしって・・・はずれなしぐらいにいっしょの音楽聴いてる。

ドラムの越川さんはスートンズ、ツェッペリン、イエモン、くるりにやっぱりグレイプバインそしてクイーンって・・・・うれしくなっちゃうよね。


ボーカルの渡會さんにおいては、サザンに吉井さんにオアシス、バッド・レリジョン、ニルヴァーナ、ベン・フォールズ・ファイヴにくるり・・・もう音の配列やら言葉の重ねかたやら、歪み具合とか、リズムの立ち位置とか、なんかわからないけど、はまる部分が果てしなく近そうな気がする。



ゆえに、そんなのをいわゆる栄養にして、育ってきたバンドがどんなにおもしろい音や言葉を料理して差し出してくれるかは想像できるよね。

でも、実際はそんな想像をも超えちゃっている気がした。「茶の花」聴いた時。


すっごいバンドになるんだろうな~。


NICO Touches the WallsとFoZZtoneとの出会いはほんとまた音楽の未来をきらきらしてくれた。

そこにJet Lily Starが加われば、すごいトライアングルゾーンが日本の超ロック界にできるはず。

なぜに「超」ロックなのか・・・

だって、この3つのバンドはロックだけには納まらない、もっと超えたロックをやるんだもの。ちっちゃくまとまらないパノラマを描くBeyondなロックを

そう

Beyond Rock Generation

なんだ。
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傘がない

2008年07月16日 | 邦楽
 ♪ 行かなくちゃ  君に逢いに行かなくちゃ
  君の街に行かなくちゃ  雨にぬれ

この曲は井上陽水さんの曲。彼の代表曲のひとつだ。

私の父親の時代はフォークソング時代だったと思う。でも、私の父はどちらかというとジャズやなぜかハワイアンの方を好んで聴いていた熱心なタイガースファンであり、そんな父も最近はクラシックなんかを聴いている。

私は子ども心の中で、あまりフォークソングが好きでなかった。いつも暗い歌詞に単純なメロディ。軟弱な男の、それでいて無理な強がりの歌・・・っていうイメージだった。それより、華やかで明るくてポップなアメリカやイギリスのポップスが好きだった。ロックといわれるビートルズだって(ってたぶんもう解散してたと思うけど)楽しそうだった。


ゆえに

「日本の音楽はおもしろくない」

という印象が強くなり、それから邦楽に戻るのにかなりの年月を要したわけ。


ただ、暗くてじめじめしていて、軟弱な強がりソングの中で、どこか光や希望や何か強さや生きる力を感じる曲を作る人と出会った。それが井上陽水さん。なんともいえない風貌で、何考えてんだかわかんない感じで、でも声が素敵で・・・

唯一、彼だけがあの時代の人としては私の中では別だった。

といって、別にCDとか持っているわけではないんだけど。


この「傘がない」っていう歌は、すごく前に作られた曲なのに今の日本にすごくマッチしている歌詞で、今も新鮮だ。

そう思っていたら、つい最近、再発なのか新たにリニューアル発売なのかわからないけど、「傘がない」が新しくPVを撮って、今CSとかで流れている。

このPVすごく好きだ。

まあ、なんといってもオダギリ・ジョーが陽水役で歌うんだよね。モノクロで私がビデオカメラを回すときにとりたくなってしまう撮り方で、映画「ベルリン天使の詩」とか好きな人ならわかってくれそうな映像だ。

陽水さんもちらっと登場するそのタイミングもなんかすごいな~って思った。


あれって、かなり長いカメラショットだよね。駅前の風景がずうっとズームされてそして移動していくから、切れないというか・・・だから余計すごいというか。


一方で、オダギリ・ジョーっていう人はどんなシチュエーションでも絵にしてしまうし、いつ見ても素敵なオーラが放たれているな~って。

そして、陽水氏以外のフォークソングを今さらすごく好きにはなれないだろうけど、暗い歌詞や軟弱で強がりな男の人に対しては、子供の頃のような拒絶感はなくなり、今は大人の悲哀っていうものを受け止められるだけ、ちょっとは成長したのかなって思う。大人の世界はだいたいは泥沼だものね。そこを頑張って生きているすべての人に優しさを持てたらと思うと同時に、そこにいる私にも手を差し伸べてくれる人たちには感謝を・・・



「傘がない」


なんか忘れていた君を思い出しちゃったよ。


元気かな。

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Broken Youth

2008年07月14日 | NICO TouchestheWalls
なんか1度聴いたら、頭から離れない曲だ『Broken Youth』

もう関東地方では7月頭からアニメ「NARUTO」のエンディングとして流れているんだね。早くここでも見たいな。

私がアジカンと出会った曲もこの「NARUTO」のテーマ曲の「遥か彼方」だった。聴いた場所はCDショップだったので、それが「NARUTO」の曲だとは最初知らなかった。こんな曲が日本にあったんだ!ってすごく聴いたその瞬間に心をぎゅっと掴まれた。そのまま、即座にその曲が入っていた『崩壊アンプリファー』を買いにいった。おもしろことにこれを聴いたCDショップにはこのアルバムはなくて、別のところまで行って、見つけて買ったんだ。

でも、その曲と初めて出会ってから15分以内にはもうCDを手にしてた。まさに「恋に落ちる瞬間」と同じだ。

それからアジカンのラジオがタイミングよくFMで始まり、それを聴いていた。そこで初めて聴いたのがELLEGARDEN。もしかしたら「遥か彼方」と出会わなかったらエルレとも細美くんとも出会えなかったかもしれない。

ゴッチのお陰かもしれないな。いつもゴッチは細美くんのことを褒めていたな~。

って話が違う方向へ行ってしまったね。



そう、今はNICO Touches the Wallsのテーマが素敵だ。なんかすごく体じゅうが熱くなる。血が騒ぐというのか・・・

8月13日発売がものすごく待ち遠しい。

ほんといいバンドに出会ってしまった。


フルアルバム早く出ないかな~。





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行けなくても・・・泣かない

2008年07月13日 | ELLEGARDEN
ものすご~く行きたかった京都大作戦一日目。チケットとれずに心で泣きました。

前日の11日にはすでに細美くんたちは京都入りしていたようで、私はその日仕事が遅く終わって同僚とちょっと買物をしに京都の中心部歩いてたんだけど、もしかして同じ頃同じ場所にいたのかな~

って思うだけで、まあ、ほのかな幸せを感じます・・・単純なのもので。


気持ちを切り替えて、自分が行けるライブへ心を馳せることに


その中のひとつ

サマーソニック08!

また悩みます。どのバンドを見るのか。


やっぱりピストルズを見るべきか

あるいはポール・ウエラーを見るべきか

でも、TRIVIUM見たいし。

パニックアットディスコ見たいし。

日本のバンドではvola&the oriental machine
が一番みたい。

そうそうグローリーヒルも参戦だね。

なんて、いろいろ悩むのが幸せな時だ。



私はこうして毎年サマーソニックを見たあとに歳を重ねる。

だからサマーソニックはその一年の自分への打ち上げパーティみたいなもんに
最近なりつつある。


この間京都のMOJOにFoZZtoneを見に行った時にいっしょだったlego big morl
もいよいよサマソニに出るんだね。

今スカパーとかでも大プッシュされているバンドのひとつだ。

が、しかし正直めちゃくちゃ新しい感じではない。バンプとくるりをミックスしたイメージがある。聴きやすいのは聴きやすいけど。

でも、野外ライブで見ると違うんだろうな。だから見たい気がする。すごく好きになったりして。


東京しかないけど、ラウドパーク行きたいな~

絶対に行けないけど。

今年のメンバーはヤバ過ぎだ。

東京近辺に住んでいるロック好きで今年ラウドパークに行かない人は後悔するかも。

あ~うらやましい。




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