HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

『イジチュール』の夜へ マラルメ・プロジェクト3~「エロディアード」/「半獣神」の舞台から

2012年07月23日 | スポーツ/芸術/コラム
2012年7月22日(日)晴れ

京都芸術劇場 春秋座(京都造形芸術大学内)にて

『イジチュール』の夜へ

という不思議なパフォーマンスを見て来ました。


これを見ることになったのは
たまたまよく知る人がこの京都芸術劇場の会員に最近なって
何かを観にいこうということで目にとまったのがこれでした。

これを選んだ動機はおそらく多くの観客もそうであったように
教授こと坂本龍一氏が音楽で参加ということで彼の音楽を生で聴きたいという
それだけといっても過言ではありませんでした。


でも、見るからにはマラルメって?ってことで調べたりするのですが
あまりわからず、その詩とかも本屋さんで見つかるような多く流通しているものでもなく
アマゾンで見たら、パソコンが買えそうなぐらいの値段の全集しかありませんでした。

だから、まあいいかとなんの勉強もすることなく
ただ、見に行きました。


企画は浅田彰氏と渡邊守章氏
構成・演出は渡邊守章氏

朗読は渡邊守章氏と浅田彰氏
音楽・音響は坂本龍一氏
映像・美術は高谷史郎氏
ダンスは白井剛氏と寺田みさこ氏

ステージに登場するのは渡邊氏、浅田氏、坂本氏、白井氏、そして寺田氏と
5人だけでした。

最初から

「これはなんだ?」という摩訶不思議な世界に
戸惑うし、何を捉えたらいいのかも検討がつきませんでした。

とにかくフランスの19世紀後半の詩人のマラルメの詩人としての立場と
彼の作品を交差したものだというのがふんわりとわかってきました。

渡邊氏がまず一人で舞台に立ち、日本語でそしてフランス語で言葉を放たれます。
その日本語を頭の中で理解しようとするとどんどん先へ走っていってしまって
まったく追いつかないような言葉の群れに私は仕方が無く
まるで幼子が言葉を覚えるように、響いた単語だけを頭の中で繋げていきました。

虚無
夢想

永遠
精神
純粋
深夜
時間

無限
絶対
狂気
混沌
不能力


これらの言葉がぐるぐるといろんな言葉の合間に何度となく
くりかえされていきました。

この中に「暁鳥」という言葉が出て来た時に
なぜか私は村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を思い出していました。
あの夜と窓とねじまき鳥のシーンが
このマラルメの描く世界に重なってきました。


このパフォーマンスを説明するのはとても難しいけれども
渡邊氏が朗読するのに合わせて美しい肉体のパフォーマンスを
静かに動いているのに静かに音もなく見せてくれる白井氏と寺田氏は
ほんとうに素晴らしくて、生きているアートを見ているようでした。

そして、ピアノをピアノとして扱うのではなく
音を出すものとしてあらゆるところから音を生み出していく
坂本氏のパフォーマンスにも驚くとともに不思議な感覚を覚えました。

そして、何より私が感動したのはステージにおかれた2枚のスクリーン板というのか
それを使って幻想的な映像を2人のダンサーと溶け合わせてみせる演出に
ほんとうにうっとりとしてしまいました。

そのシーンの中では最近発売された
The John’s Guerrilla というバンドの
『ALL POWER TO THE PEOPLE』というアルバムジャケットをそのまま
ステージで展開しているようなものもありました。

同じっていうのではなく、同じ空気感というのか。

実際にステージでその裸体をさらすというのではないけれども
おそらく絹が張られたスクリーン板(なんていうのか知らないので)の
向こうに見える人影はまさに人間の体そのものであって
それがスクリーンに写し出される映像や文字の中で
オレンジがかった肌色を自由自在に動かしていくのです。
それが本当に美しくて。
2枚のスクリーンが並べられて
それぞれに肌色の幻想がくりひろげられて対をなすわけです。

全体的にパフォーマンスにはろうそくがとても重要な小道具であり
その光がマラルメのしがみつこうとする最後の夢のような気すら
していました。

正直、日本語を聴いている時はとても重い気持ちになってしまうのに
フランス語になると体はリラックスしてほっとしていくのがなぜなんだろう?
ってずっと考えていました。

日本人だから日本語に訳さないと意味がわからないということで
日本語になっているのだろうけれども、この詩はフランス語によって
初めてその生命を輝かせるようにも感じました。
別に意味なんてわからなくてもいいのかもと思いました。

感じること。
それが詩の望むところなのでは?と。

言語を超えて、
その音だけで実は人を癒していく。

私が幼少の頃から英語の歌を聴いてそれらを愛して来たように
それぞれの国の言葉には実はみんな音楽が伴っていて
それがその言葉が一番伝えたいことなんじゃないかと。

日本語には日本語で伝える音が
フランス語にはフランス語で伝える音が

それを変えてしまうと
伝わるものも伝わりにくくなるのかもしれないと
このステージを見ていて感じました。

このステージの素晴らしいのは
それを具現化して見せてくれたことです。

日本語の朗読もしてくださって
それはいわゆる音声を選んで聴いてくれていいですよって
いうサービスであったと私は思うのです。
本当のところはそのダンスと音楽と映像とフランス語だけで
日本人の私たちでも十分に「したがって」(イジュールの意味)
夜を魂を夢を絶望を混沌を感じれると思いました。

同じ渡邊氏が朗読しているのに
自分の母国語である日本語より
フランス語で読まれている方が
数倍も心に滲みて来ました。
で、ほっとしました。
その言葉に体を委ねていたいと思いました。


今回行った動機は坂本氏だったかもしれませんが
私はフランス語の音の響きと
ダンサーの方と映像にほんとうに
すっかりまいってしまいました。
坂本氏の奏でる音たちは
そのダンスや詩にまるで真珠のネックレスでも
かけるかのようでした。


このプロジェクトは
心から素晴らしいと感動したし
意味はまったくわからなくても
自分自身に何かを持ち帰れました。

あ~もっとこのパフォーマンスを深く考えたいとも思いました。


遠い昔、イギリスで見たリンゼイ・ケンプが彼の劇団とは関係なく
だれか(忘れました)とのプロジェクトでやったパフォーマンス劇を
思い出しました。スペイン戦争が舞台となっていたそのパフォーマンス。
パントマイムと映像が交差する世界。

私は言葉を超えた言葉に心を昔から振るわして来たんだなと

人間は言葉を超えた大事なものをもっているというのを
思い出させてくれた夜でした。








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ルネ

2008年02月10日 | スポーツ/芸術/コラム
今日は京都の伊勢丹に内藤ルネ展を観に行きました。

内藤ルネさんをどう表現したらいいのか私は知らないんだけど、ロマンティックなイラストレーターとでもいうのかな?

残念ながら去年突然亡くなられて、彼が描いていた未来はもうわかるすべはないんだけど、まだまだ仕事に夢中な75歳だったそうです。


会場には往年のガール達というのでしょうか、かなりの年齢の女性の方も若い人に混じって案外多かったです。小さな老婦人がルネ展のグッズ売り場でまるで少女に戻ったかのように絵葉書や小物を手にしている姿がとっても愛おしく思えました。


このルネさんは男性で、生涯独身でした。

男性なのにほんとうに可愛い絵を描かれるんです。

女の子のファッション誌のイラストやファンシーグッズのデザイン、インテリアデザイン、人形作家とほんと多岐に渡る活躍で、展示されていたコップやらポットやら人形やらがどれも可愛くてほしくなります。

いっしょにいった弟子Aは彼の描く女性の絵を見て「どうみてもジュリア・ロバーツにみえる」といいました。


もちろん、彼が描き始めた頃はジュリア・ロバーツなんてまだ女優ではなかったわけで、彼が初めてジュリアを見たときはどういう印象をもったのかな~なんて二人で話してました。


そんな彼は今の社会の中で子ども達の心が殺伐としているのを憂い、だからこそ、あえてロマンティックな世界、夢の世界をもっと子どもたちへ・・・と思っていたようです。

彼の絵の下書きや制作業者への注文なんかを書いている絵を見て、言葉は丁寧なんだけど、自分の意思をしっかり通そうとする人なんだな~って感じました。そして、自分の仕事すべてに心を込めて、そして愛をもっているのが書かれている言葉から熱く伝わってきました。

字もきれいなんですよ。やっぱり・・・。



あと、昔の雑誌が展示されていたんですが、そこにあった特集に「オードリー・ヘップバーンのファッション」というのがあって、今でもふつうにファッション誌に特集されているヘップバーンですから、改めて彼女の日本女性を惹きつける魅力を再確認しましたね。


そうそうここ数年のルネさんの絵に出てくる女性はどこか中島美嘉っぽかったですね。


まあ、今日はとにかく人が多かったです。さすが3連休のなかび。


バレンタインも近いからかもしれませんね。




ルネさんのグッズをしっかりと手にもってレジへ向かった小さな老婦人のことが今でも忘れられません。


私もこんな風に年取った時でも、まだ少女の心を忘れずにドキドキしていたいと思うし、いつまでも音楽に心を揺り動かされたいって思います。


拳上げれなかったら、杖でもあげる勢いで・・・


そう、ロック好きはきっと最後までロック好きだと思うから


ルネさんもカップの説明を業者に書いている紙に

「ビートルズの曲に合う感じで」って書いてました。


心だけでも私は永久に年取らないように日々生きていきたい。
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ロートレック展

2007年09月24日 | スポーツ/芸術/コラム
昨日は久しぶりに大阪へ出かけた。
弟子Aが小学生のときの卒業研究(そんなのが小学校であるのが驚きだったけど)で選んだフランスの画家「ロートレック」の展覧会が天保山のサントリーミュージアムで11月の初めまでやっているということで、彼女に連れて行ってくれと頼まれていくことになった。

もちろん私もロートレックは知っていた。実際、フランスに行ったときもいろんな美術館で彼の絵というかリトグラフをたくさん見たし、彼が活動していた時代の歓楽街であったモンマルトルにあるムーランルージュの前も通ったことがある。

ムーランルージュといえば、映画にもなっていて、イアン・マクレガーと二コール・キッドマンのミュージカル仕立て(しかも流れる曲はエルトン・ジョンの曲だったりして現代テイストだ)のが記憶に新しい。この映画にもロートレックは登場している。

ロートレックは貴族の家の出身なのでお坊ちゃんではあったのだけれど、病気のために足が成長せずに背丈はかなり低かったよう。そんな彼が歓楽街で描いたのが娼婦たちやステージに出る歌手や俳優たち。あるいはサーカスの道化師たち。

彼のリトグラフのメインはポスターであったようだ。

今でいうライブ告知のポスターやアーティスト写真の代わりに彼が女優たちの歌っている姿なんかを絵にしたんだね。


この展覧会には晩年の10年の作品が展示されていたんだけれど、その作品群の間に実写のフィルムが放映されていて、それが結構新鮮に感じた。


モノクロというかセピアがかった映像に二人のコメディアンが映っていたんだけど、その一人が床に背中をひっつけてくるくる回るんだ。そう、まさにブレイクダンス。今でもダンス系アーティストがやっているそのパフォーマンスを100年以上前にすでにやっている人がいたんだっていうことが新鮮だった。

あるいはある女優がスマパンのアルバム「アドア」のジャケットのような衣装を着て花や蝶を表現している踊りをするのがやっぱり新鮮だった。




新しいものは案外歴史の彼方から発掘されるものなのかもしれない。


ロートレックの名前を知らない人でもきっと彼の絵は見たことがあるはず。


たとえばどこかのカフェだったり、いろんな場所に飾られやすい絵だから。





展覧会を見たあと、ほんの少しサントリーミュージアムのバルコニーというのかなそういう場所に出て、海を見た。

右側の方には舞洲が見えて、あの玉ねぎ頭の塔のような建物のごみ処理施設がキラキラと輝いていた。


あ~あそこでサマソニがあったんだな~


左側の方にはWTCが見える。


あ~あそこで去年のサマソニがあったんだな~


風の音しか聞こえないそのバルコニーで


あの夏のロックサウンドがステレオとなって私の耳に聞こえてくる気がした。




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ギリシャの壷

2006年11月04日 | スポーツ/芸術/コラム
昨日は京都はまさに行楽日和で驚くほどの人の多さに圧倒されながら、私は弟子Aと京都市美術館へ行って来た。明日までなんだけど今「ルーヴル美術館展」をやっていて、彼女が行きたいというのでいっしょに行ったわけだ。今回は古代ギリシャ芸術のものだけだったので絵はいっさい無かったし、ギリシャ彫刻や壷しか展示されていなかった。もし、今流行っているダビンチコードの影響でダビンチの絵を見れると思ってきた人はがっかりしたかもしれないけれど、私は古代ギリシャの彫刻とか好きなので楽しかったし、彼女も楽しんでいた。

しかし、これもすごい人でUSJかと思うほど入場するのに列ができていた。でも、USJで並ぶのに慣れてしまっていた私たちにはそんなに苦痛ではなかった。館内に入っても係員の人が大きな声で「これは順番なんてないので空いたところからご覧ください」って叫んでいた。

それほど人が多かったということだ。でも、案外ギリシャの壷はそんなに群がるほど人はいなくて、ゆっくり見れた。ギリシャの壷って独特のチョコレート色をしていて、絵が人の首は横向きなのが多いんだけど体は正面みているのとかあって、それがまたおもしろい。なぜにあんな色なのか・・・おそらくあの辺りの土の色も関係あるのかな?赤土だものね。

古代でもやっぱり音楽は大事だったみたいで、音楽のシーン・・・すなわちライブの描かれたものもあった。あるいは芝居もギリシャではさかんだったので芝居が描かれていたのもあったし、喜劇役者をかたどった彫刻や芝居に使うお面もあった。

古代の音楽ってどんなんだったんだろう?

びっくりするぐらい現代の音楽と共通してたりして・・・


そんなことを考えながら、あるいは絵や彫刻の表情とかを見て弟子Aと勝手に話を作って、たまにお笑いも混じって楽しみながら観賞していた。


遠い昔、フランスのルーヴル美術館に行ったことがある。かなり広かったと思うけど、印象に残っているのはミロのビーナスが置いてあった彫刻の部屋だ。今は違うと思うけど、当時は彫刻が私の印象では実に無造作に適当に置かれている感じだった。見学者もそんなにいなくて、静かで、その場所がすごく気に入って、結構長いことそこにいた。

一方でモナリザの部屋は厳重すぎて、なんかつまらなかった。

私は風景画に少しだけ人を描くコローの絵が好きで、ルーヴルで憶えているのはコローの絵だったりする。

昨日の展覧会で出口を出たところにはルーヴルグッズがたくさん販売されていて、模写の絵なんかも展示されていたんだけど、そこにコローの絵を見つけて懐かしいな~って思い出した。


そんな文化の日らしい美術観賞をした後は河原町に戻って、まずは2人でケーキを食べ(笑)次に紀伊国屋書店に寄って、弟子Aが彼女がお気に入りの雑誌『NYLON』(この雑誌はそんなに部数を発刊していないのかすぐになくなるらしく、また地方だと置いて無い書店も結構あるらしい)を購入。それから、ブラブラ歩いてロフトへ。ロフトの文具売り場で彼女はスケッチブックやら絵の具やらを購入。私も前から欲しかった手帳を購入。その後HMVに行くとマイケミカルロマンスのPVが流れていて、そこには輸入盤にもかかわらず珍しくコーナーができていた。国内盤ならそれだけコーナーを作られるのはわかるけど、まだ国内盤が発売されていないというのに・・・

おそらく、感情の起伏が激しい人や熱くなりやすい人はマイケミカルロマンスを好きになるだろう。でも、淡々とした人やそれほど感情の起伏が激しくない人は苦手に思えるかもしれない。クイーンが好きな人は好きになる可能性は高いけど、嫌いな人はだめかもしれない。

イギリスで彼らが今人気が高いのはおそらくクイーンの「ボヘミアンラプソディ」がビートルズの曲を抜いて国民的人気ナンバーの曲として選ばれたことと関係あるような気がする。イギリス人はクイーン的な曲が好きなんだね。

そのPVをひととおり見た後に私はやっと探し当てたパニックアットディスコの輸入盤のアルバムとAFIの新譜を買った。AFIの方は最初買うつもりは無かったんだけど、弟子Aにせがまれてついつい買ってしまった。まあ、私自身も聴くからいいかと・・・

彼女はずっと欲しかった形の靴を偶然あるお店で見つけて購入し(なんと2100円)それで幸せそうな顔をしていたので、見ていて微笑ましかった。

2人で夕食をとり帰宅。

ひさしぶりに彼女とゆっくりとした時間を過ごせてよかった。

それにしても、買い物した内容を振り返ると・・・我ながら相変わらずだな~って。
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MARC WEBB

2006年09月20日 | スポーツ/芸術/コラム
最近好きだな~って思う洋楽のPVのdirectorをよくよく見てみると・・・皆同じ人ではありませんか!

ダニエル・パウターの「BAD DAY」そして、マイケミカルロマンスの「HELENA」「The Ghost of You」「I'M NOT OKEY(I PROMISE)」等すべてMarc Webbさんが監督しているではありませんか!他にはどんなのを監督しているか調べると驚くべきことに最近私が気に入っているバンドが目白押し。

たとえば、SNOW PATROLなんかもそうです。他にCDを持っているイエローカードやミッドタウンもそう。THE USEDも彼によるPV撮っていたんですよね。

言葉で表現するのは難しいんだけど、彼のPVには社会性というかちょっとした彼の考え方が見えて来るんです。それは戦争だったり、テロだったり、学校でのトラブルだったり・・・もちろん楽曲からのイメージもあるだろうけど、筋が1本通っているそんな感じがするPVなんです。

悲しいものもあれば、ハートウォームなのもあり、映像の根底にはやっぱり愛が流れているそんな気がします。


その監督さんはマイケミカルロマンスのDVDにも登場するけど、包容力のありそうな素敵な方です。30才だそうです。


そうそう、粘りに粘ってダニエル・パウターのCDを買うのを押さえていた私ですが、ついに待っていたCDが出ます。DVD付の・・・そうMarc Webb監督作品の「BAD DAY」のPVがつくCDです!

私はいつか絶対にこのPV付がでると信じて今まで待っておりました。だって、これ大好きなんですもの☆

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勝ちは勝ち

2006年08月07日 | スポーツ/芸術/コラム
この前の試合後、新聞やらテレビやらで亀田君の勝ちがどうとか判定がどうとかといろんな人が意見を言っている。

彼は男女ともに人気が今あって、若い女性にもすごく人気がある。母性本能をくすぐるらしい。でも、私自身はかつて彼に似た生徒がいたな~って思う程度。

でも、この前の試合の後、彼が涙ながらに御両親に感謝の言葉を述べたところに心を打たれた。これこそ家族の絆・・・親と子の深いつながりなんじゃないのか・・・って。

そういうのが今の日本から消えつつある・・・ゆえに悲惨な事件が起こるわけで。

彼が日本中に見せつけた最大の勝利はここにあると思う。親子の愛の勝利だ。

判定が微妙とか、なんとか言われても、勝ちは勝ちだ。彼だって、そんなこと言われたままじゃ終わらない。さらに努力して「やっぱりあれは本物だった」と証明すべくこれからも頑張り続けるだろう。

まだ19才だ。これからがすごく楽しみであり、まっすぐに生きていってほしい。
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ファン・デル・サール

2006年06月09日 | スポーツ/芸術/コラム
いよいよ始まりましたね。FIFAワールドカップ。なんかドキドキしてきました。もうあれから4年もたったなんて・・・その間ほんと激動の4年でした(笑)

私はもともとプレミアリーグが好きで、わざわざスカパーのサッカーチャンネルにお金払って、週末の夜はプレミアリーグを見て心を癒してました。当時は家で英語関係の仕事をしてまして、それをしながら、テレビをつけていたわけです。あのぽ~んというサッカーボールの蹴る音がなぜか心を癒すのです。風の音とボールの音が交差する案外静かなスポーツなんですよね。やっている事は激しいのに・・・

プレミアリーグでアーセナルの試合を見るといつもアンリがものすご~くファンタスティックなシュートを決めるので、それ見るだけで疲れがとれるというものです。アンリはフランス代表として登場です。楽しみ・・・

私はもともとガンバ大阪の稲本のファンだったので、彼がイギリスで最初に参加したフラム(フルアム)の試合はだいたい見てましたね。そのチームのゴールキーパーが今回オランダ代表で出るファン・デル・サールであります。私はこのチームで彼を見て、惚れました(笑)・・・ってもちろん外見ではありませんよ。彼のナイスキーパーぶりに。

前のFIFAの時にブラジルのチームで一番好きになったのが、ロナウジーニョ。彼は今回はもうワールドカップの「顔」って言っていいぐらい、あちこちで特集されていますね。彼の自然児のようで計算されたプレイも楽しみです。

今日タワーレコードによったら、映画『GOAL!』のサウンドトラックが流れていました。オアシスのモーニンググローリーが大大フューチャーであります。それにしても街がすいていた。きっと、皆スポーツバーなんかで応援の準備をしているんでしょうね☆
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もしも・・・

2006年06月03日 | スポーツ/芸術/コラム
一枚の写真がいろんな人の心を刺激し、言葉を生み出してくれるなら、あるいはメロディを浮かばせるのなら、なんて幸せなことだろう。

この前、やっと自分なりの写真集ができあがり(って自分が写っているんじゃないよ。私は自分の写真は嫌い。だれか美しく撮ってくれる人いないかな~笑)それを約束していた人に渡せた。ほんとうはもっと、きっちりした写真集を作りたかったんだけど、日々時間に追われ、家の事情とかもあって、綿密に計算して、何度もプリントを点検してまではできなくて、完璧とはいいがたいものだった。でも、できたものには満足している。たった一冊づつしか作れなくて、手元には何も残ってないのだけど、まあデータはあるわけだから、また時間ができたら作ろうかなと思う。でも、また違う感じのができたら、あげたくなってしまうのだろう・・・で結局手元に残らないのかな?

かつて我が家に一度だけプロのカメラマンが撮影に来た。もちろん私ではなくて、家族の一人を撮影しに・・・そのカメラマンが持っていたデジタル一眼レフはすごかった。何十万もするんだろうな。いつか私も何十万までとは欲張らないけど、いい一眼レフカメラが欲しい。

あと映像用のデジタルムービーも・・・今持っているサンヨーのムービーカメラのハイグレイド版が出た。10万は超えてたと思うけど、ソフマップとかで買えばもっと安くなるだろう。でも、ぜんぜんお金がないので当分は無理。ゆえに今持っているカメラたちを大事にそして最大限に生かしていい写真を頑張って撮り続けたいと思う。



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描く

2006年05月21日 | スポーツ/芸術/コラム
テレビで「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の絵の謎を解く番組をやっていた。思わず見入ってしまった。映画『ダ・ヴィンチ・コード』の公開に合わせたものだけど、なかなかおもしろかった。本自体まだ読んでいないので、どんな話なのか全くわからないけど、この特集を見ていたら、ますます読みたくなった。

「モナリザ」はルーヴル美術館で実際に見たことがあるけれど、実のところあまりにも厳重な管理で、ちょっと見る側としては、絵と自分の間に分厚い壁があるようでがっかりだった。

それより印象的だった作品とかつて出会ったことがあった。どこで見たんだったっけ?ロンドンだったのかイタリアだったのかあるいはフランスだったのか忘れてしまったけど、ダ・ヴィンチの作品でどきっとするものがあった。

それは薄暗い部屋に飾られていた作品で、大きさはかなりあったんだけど、穏やかな笑顔の聖母らしき女性と幼子がいて、それに気を最初取られるのだけど、ふとその聖母の後ろを見ると恐ろしい形相の人がいるんだよ。それがすごく恐かった・・・

きっとそれにも何かメッセージがあるんだろうね。

イギリスに留学している時の多くは美術史や建築史を勉強していたので、多くの美術館に出向いて、いろんな作品を見て来た。そうするとやっぱり謎めいた絵っていうのは結構あって、こういうのを1つ1つ研究していくとおもしろいだろうな~って思った。

ここ何年ももう絵なんて描いてはいないけど、弟子Aが美術部に入って、デッサンをしているのを見せてもらうと、「描きたい」と思って来た。私は別に油絵とかそんなでっかいものを描こうと思っているのではなくて、えんぴつと練り消しゴムで小さなモノトーンの世界を描きたいなと。鉛筆と消しゴムだけで、本当にいろんな物が白いスケッチブックに現れてくるんだ。それがすごく楽しい。

線を重ねていくだけで、濃淡をつけるだけで、消しゴムで光を入れるだけで、そこに描かれたものが活き活きとしてくる。

明日何か描いてみようかな・・・自分の撮った写真を鉛筆でコピーするっていうのもおもしろいかも。
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もうすぐ

2006年05月19日 | スポーツ/芸術/コラム
ワールドカップが始まる。メンバーが先日発表されて、いよいよ実感がわいて来た。それにしてもあれからもう4年も経つんだな~。あの時と今の私ではほんと状況がぜんぜん違う。あの頃の私には今の私なんてまったく想像できなかった。人生っていうのがおもしろく感じる時はそんな時だよね。明日自分は今日の自分と違うかもしれないんだもの。それはもちろんいい方向でなくては嫌なんだけど・・・

さて、私の大好きな稲本も柳沢も入っていたし、玉田も入ったからすご~く試合が楽しみだ。巻の話題で世間は賑わっているけど、巻もどんな活躍をしてくれるんだろう。想像できない分、期待してしまう。

かつては土曜の夜はプレミアリーグを見て過ごしていた私も今はぐったりしつつ、カウントダウンTVぐらいを見たりしている。アンリの華麗ですかっとするシュートがまたワールドカップで見れるんだな。

そうそうワールドカップのマスコットのライオンみたいなのが売れずにそれを作った会社が倒産の手続きをしたってニュースでやっていた。まだワールドカップ始まってないのにね。いっそ、日本でブレイクさせてあげたらどうだろう?なんかむさ苦しい雰囲気だけど、ある10代が見たらちょっと間抜けな表情が可愛いって言って、これ欲しいと言っていた。もっと売り込めばいいのにね。
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