HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Night Line

2007年01月30日 | 邦楽
最近いろいろCDを買い過ぎて、かなり貧乏人となっております。そんな中の一枚に『NIGHT LINE』があります。そうTHE BIRTHDAYのシングルです。といっても4曲入りで、DVDもついてます。これで1,575円であります。別バージョンもあって、それはライブCD付きバージョンです。さすがに両方買うことはしませんが、私はやっぱりチバさんが好きなんだと改めて思います。

ミッシェル、ロッソ、The Birthday・・・どれもやっぱりチバさんの世界観がいっぱいで。それと私はクハラさんのドラムが好きです。タイトで軽やかで、リズムがしっかり刻まれて、なんか安心できるんですよ。子宮の中にいる赤ちゃんが聴くお母さんの心臓の音みたいなもんかな・・・

たとえば、レミオロメンの藤巻くんやTOKYO DROP(JET KELLY)の真田さんの書く詩はまるで小説のようで、1曲聴くと短編小説を読んだような気持ちになるけれど、チバさんの詩はまるで写真のようで、その場面、場面が彼の視点で切り取られて、それが無造作に並べられているそんな感じです。


「NIGHT LINE」の歌詞の中に出てくるアル・パチーノ。彼のことをどれくらいの人が知っているかわかりませんが、映画好きな人ならきっとご存知でしょう。たとえば昔は渋い役で「ゴッドファーザー」とかに出て、最近では「シモーヌ」とかのちょっとコメディ系に出ているハリウッドの大俳優・・・でもですね。彼の一番いい味が出ている映画は彼の初期の作品「スケアクロウ」と「狼たちの午後」であります。特に「スケアクロウ」泣けます。その男のせつなさに・・・素敵すぎです。アル・パチーノ。

おそらく、チバさんもアル・パチーノの映画が好きなんでしょうね。なんかまさにナイトラインが似合う大人の男がアル・パチーノであり、チバさんであります。

チバさんの歌はどこかジム・ジャームッシュやレオス・カラックスの映画に通じるところがあるから、もしかして彼らの映画を結構見ているのかな~って思ったりもします。

ジム・ジャームッシュの映画なら、たとえば「ナイト・オン・ザ・プラネット」「ストレンジャー・ザン・パラダイス」とかカラックスなら「汚れた血」だとか・・・前者はアメリカの監督で後者はフランスの監督です。

私が日本で好きな俳優のオダギリ・ジョーもジャームッシュフリークだし、この監督の映画によく出るミュージシャンのトム・ウエイツ(そうそうマイケミカルロマンスも影響受けたと言ってましたね)はやはりナイトラインという言葉が似合う人。


といいつつ、THE CLASHの音楽で多感な時期を超えられた私と同様にチバさんたちはTHE CLASHの子どもたちでもあります。

「ロンドンで生ミック見た~」とかそういう話ではしゃいでいたチバさんたちのことを今思い出しました。ミッシェル時代ですが・・・

THE CLASHといえば、最近ベースのポール・シムノンがブラーのデーモンたちとTHE GOOD, THE BAD, AND THE QUEENっていうユニットを結成してアルバム出しましたね。おそらく、買うと思います・・・わたくし(笑)ブラーも好きだし、THE CLASHは私のロックの神様って感じですからね。そのポールが復活ですよ~。PVは見たんですが、デーモンはかなり年を取り(笑)、ポールはデーモンよりもっとずっと年のはずなのに、若くて昔のイメージのまま・・・すごいな~って。このユニットのサウンドには「ロンドンコーリング」のダッ、ダッ、ダッ、ダッっていうリズムを強く刻むベースの音があるんですよね。あ~あのベースだ~って。もうにやけて(笑)しまいましたよ。


なんか「NIGHT LINE」から話が転がるは転がるは・・・(笑)


こうして、私のロック夜話は永遠に続いていくわけです。


改めて、本当に私はロックバカだな~って感じます。
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VALON

2007年01月27日 | 邦楽
昨日は新年会で帰った時にはOUR MUSICという番組が終わりの方だった。この番組は必ず見るというわけではなく、たまたま見ることが多いんだけど、今回もたまたま見たらSalyuの日だったので、すごく「しまった」と思った。録画してたら良かった~って。

でも、対談はちゃんと見れなかったけど、ILMARIとかつてコラボした「VALON」を初めて2人で共演して歌う場面を見れたのがよかった。

ILMARIには申し訳ないけど、彼のラップの部分がSalyuの歌の部分をすごく際立たせる役割をしているんだよね。まさにILMARIが陰でSalyuが光。そのコントラストがこの曲をすごく印象づける。

あと、彼女が大好きだという徳永英明との共演もすばらしかった。

Salyuはまさに今最高の歌姫だと思った。

歌がうまいシンガーはいっぱいいる。たとえば、綾香や一青窈なんかもそう。いい曲もいっぱい作っていっぱい歌っている。


しかし・・・だ。Salyuは天性の歌手というんだろうか?

「存在が歌」

そういう感じなんだ。頭のてっぺんから足の指先まで「歌」って感じで。


最近買ったアルバムの中に彼女の新作もある。

ほとんどは小林氏と一青窈による曲で、一曲だけ彼女の作詞のものが入っている。あと櫻井さんとの曲も一曲あるけど。

この3人の不思議なトライアングル。3人とも素敵な人なのでそこから生み出されたこのアルバムがどれだけ心に溶けていくのかはだいたい知る人は想像できるだろう。


このアルバムについてはまた書くかもしれないけど、どんどん豊かに広がっていくSalyuの世界がこれからも楽しみだ。
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あなたがここにいてほしい

2007年01月27日 | Weblog
昨日は会社の契約社員と派遣社員の人だけでの新年会があった。私は喜んでいくというよりは付き合いで行く感じかな。何せ、うるさい御年配の方がしきられているので・・・。もちろん、いっしょに行く子の中には話していて楽しい子もいるので、それと食事は楽しみにしていたわけだ。

だいたい昨日来ていたのは20代の後半からトップは50代前半まで世代はすごく幅広い。しかも独身率がかなり高いのも特徴的だ。なんと13人中4人だけ既婚者。なんか日本の社会の今を見るようだ。

皆を取り仕切ろうとしている二番目に御年配の方は結婚して子どもさんももう27、8才というからかなりの人生キャリアだ。

しかし、絶対にあんな風にはなりたくない・・・といつも思うわけ。


同じ年令ぐらいでも、世の中には素敵な人はいる。人生経験豊かで、自然にいろんな事が身についている人。さらに仕事ができたら、最高だし、いいお母さんならそれも素敵だ。


まあ、その人は良いお母さんなんだろう・・・知らないけど。
まあ、その人は良い奥さんなんだろう・・・知らないけど。
まあ、その人は仕事がんばっているんだろう・・・いいとこ取りで、自己中で勘違いが多いけど。
まあ、その人は他人の悪口大好きなんだろう・・・それしか話題が無いんだろうけど。

私は運良く(笑)部署が少し離れているので、仕事上ではそう関係ないので、まだ救われている。しかし、ある時、同じ契約社員の人との壮絶口バトルを見てしまった時にはぞ~っとしてしまった。


そういう人が仕切る宴会なので、どうも皆がお愛想しているようでいやだ。本当にその人に人間的に惚れ込んではいないくせにね。彼女とプライベートでもおつき合いしなさいと言われたら、絶対に逃げる癖に。


ついついそういう状況を冷めた目で見てしまうのは私の悪いところだ。適当な会話に適当に加わって、適当に相づちを打つ。あまり、自分からは話題を提供しない・・・ってどうせ通じないからね。変わっているから・・・私は(笑)

彼らの話題は火曜か金曜か知らないけど、サスペンス劇場の話だったり、冬ソナの話だったり、テレビショッピングで買った「しわ伸ばし」の話だったり、会社辞めた人やいない人の悪口だったり・・・私のいない時は言われているのかもしれないな・・・って思った。


誰も、もちろんELLEGARDENなんて存在知らないだろうし、マイケミだってもちろん何の事かわからない。映画の話は少しは通じる人はいるけれど、個人的に話せる雰囲気はないし、くだらない話にただただ、うなずきん・・・だ。

たとえば、ミスチルについてだったり、スピッツについてだったりもできる隙間はない。本の話も将来の夢についても語ることはない。何か刺激を受ける話はどこにもない。ただ、生産性の無い会話だけがぐるぐる回っている。

20代はまだしも、30代を過ぎるとこんな会話の中で生きている人が多いんだろうか?


お金が有る無しではなくて、経験というものは自分から動かないと絶対に得られないと思う。だらだらと人生を過ごしていくと、結局こういう会話でしか生きられないんだろうね。

でも、自分から動くというのはすごくパワーがいるもので、案外しんどい。ゆえに逃げてしまう人が多いのも確かだ。


そんな時に自分を引っぱり出してくれる人が側にいたらラッキーだ。

年令は関係ない。たとえ10代でも60代でも。

とにかく、心の経験の豊かな人が一番だ。そういう人と出会ったら、ほんとに自分自身を見つめられるというか、わかってあげられるチャンスが巡ってくる。


ただ、そういう人にはめったに出会えない。


そして、たとえ「心に響くメッセージ」といいながらも団体で献金とかを取ろうとするような怪し気な人たちには騙されてはいけない。


本物はだいたい一匹オオカミだから・・・


ちなみに「あなたがここにいてほしい」・・・これはマイケミも聴いていたピンクフロイドの曲「WISH YOU WERE HERE」の日本語タイトルだ。そういえば、去年ピンクフロイドの初代リーダーのシド・バレットが亡くなった。まだ60才だった。天才と狂気の人。

でも、彼みたいな人ならきっと何かを心にプレゼントしてくれるだろうな。

「あなたがここにいてほしい」というのは実は脱退したシドに対して他のメンバーが書いた曲なんだ。

いなくなった後もシドの影響はずっとピンクフロイドに残っていて、素晴らしい作品がその後も作られていったんだね。








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ベストヒットUSA

2007年01月25日 | 洋楽
もう何十年ぶり?ってぐらいでこの番組を見た。まだ子どもの頃、唯一海外のPVを流してくれる番組だったので、親の目を盗んで、夜遅く見ていた記憶がある。

これがずっと続いていたわけではないけれど、最近のCSやBSの普及でどうやら復活したようだね。でも、知らなかった。たまたま、マイケミカルロマンスがゲストで出ると知って、存在を知ったんだ。

昔と同じ音楽で始まる番組。これにマイケミが出るなんて・・・なんか不思議な感じ。ゲストにはジェラルドとドラムのボブが出た。ボブはジェラルドが話している時はまるで能面のように無表情にしているのに、いったん自分が話す番になると、しゃべるはしゃべるは。しかも活き活きと・・・そして少年の表情になる。黙っていると年より上に見られてしまうけど、実際はジェラルドより若いし、笑ったり話したりするとまだ若いな~って思う。

ジェラルドはすっかりアル中から抜け出して、すっきりした好青年となっていて、その話し方や笑顔が楚々としていた。

サマソニで染めた髪の事で、あれはPVのためにやったけど、やり過ぎだと思ったから、黒髪に戻したって言っていた。ボブも「今のジェラルドが僕の知っている昔からのジェラルドで好きだよ」ってな具合でかわいい顔で言うもんだから、ジェラルドも「あ~うれしいな」って感じで笑顔でボブの肩を抱いていた。そんな2人の様子がすごく微笑ましかった。


他にもブラックパレードについて話していたり、影響を受けたのはやっぱりクイーンやブラックサバス(知ってるかな~・あの今やお笑いの人かとMTVとかでは思われてしまっているオジー・オズボーンがいたバンド)やビートルズだと話していた。目の周りを黒くしたりするのはおそらくブラックサバスの影響だろうね(笑)

私が子どもの頃はオジーの未来を予言してたのかな~「黒魔術のオジー~」とか言いながら、友達とお笑いネタにしてたもの。だって、鳥の生き血とかを口に入れて吐くんだよ。なんだこの人って思うでしょ?バカな人だな~って・・・子どもなら。でも、憎めなかった。


まあ、そろそろマイケミネタもファンじゃない人は飽きちゃうだろうね。でも、私の中では今だにあのライブが忘れられない。i-Podにセットリスト順に入れて聴いているもんだから、甦るは甦る・・・

キャ~リオン~ってね。

そういえば、ニュースステーションの中のサッカーのコーナーで海外のシュート集の時に「Welcome to the Black Parade」が使われていた。それがなんともゴールシーンにぴったりで。これはこの先もいろんなスポーツシーンで使われそうだね。

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Kiss the World

2007年01月25日 | インディーズ
最近、またどば~っとCDを買ってしまった。マイケミのアルバムの後、RADWIMPSを買ったら、他にあまり欲しいと思うのが無くて、つまんないな~って思っていたら、急にまた最近欲しいCDがいっぱい増えて、どうしようかって感じ。

そんな中で、ついに買ってしまったのがGOOD 4 Nothingの『Kiss The World』・・・エルレのファンなら彼らの事はきっと知っているだろうけれど、彼らのCDを買ったのは初めて。

なんか今回のアルバムの曲をどこかでちらっと耳に挟んで「好き!」って思ったもんだから、CDショップで試聴したら、やっぱり良くて。もう「買う」前から自分のところに来るって感じた(笑)

JEUGIAで買ったので、ギターピックがもらえたし、サンプルCDまでもらってしまった。

でも、彼らってこんな曲やってたっけ?って感じなぐらいスマートに研ぎ澄まされたロックになっていた。

かつてエルレとの対バンで地元に来た時、彼らのライブも見たんだけど、濃いいバンドだな~って思ったもので。しかもバンドのメンバーの一部を最初はスタッフと思っていたり(笑)何せ、汗だくでステージまで機材を運びこんたからね。かなり狭いところなんで・・・重たいのに大変だな~スタッフさん・・・って思っていたら、後でステージに彼がいるではないか!男前さんなのにねぇ~気づけよ私って感じ(笑)

彼らのお陰でエルレのライブがアンコールもすべて終わった後に、「ねえ、皆もういっかいエルレ兄さんたちに歌ってもらわないかい!」って明るくなったライブハウスで言ってくれて、皆で飲んでいた細美くんに言うと「じゃあ、やろっうかな」ってまたさらに1曲やってもらえたから、ほんとにいいお兄さんたちだという印象が今だに残ってる。


彼らの英語もすごく自然で聴いていて気持ちがいい。日本のバンドで英語詩を歌うバンドもいくつかあるけれど、多くは不自然なものが多くて、すごく気持ち悪くなることもある。そんな中、アメリカ人にしか聞こえないエルレガーデンの細美くんと出会って、すごく感動したけど、Good 4 Nothingもほんとなめらか。すごく癒される。


わ~なんか今年出会った(実際は過去に出会ってるけど)日本のバンドでお気に入り第一号となった。


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ヒーロー

2007年01月21日 | インディーズ
昨日の16時からは山口さんのソロライブだった。でも、今回はカバーがメインで、1曲だけ彼のオリジナルをやった。それは「終着駅」だった。なぜにこの曲を選んだのか・・・それが知りたい。

さて、私が知る曲もあれば、知らない曲もあった。最後の曲はミスチルの「ヒーロー」だった。これは結構難しい曲だと思う。だから、それをアコギ1本で歌いこなす山口さんはすごいな~って思った。

でも、彼にはこれからこの曲を超える歌を歌ってもらいたいと思う。もちろんオリジナルで。そういう曲を作れる人だと思うから。



野外のこういうライブでいいところはベビーカーに乗っている赤ちゃんもいっしょに聴いてられるということだろう。爆音ロックではなく、アコースティックな音楽でもあったし・・・



それにしても、今月は毎週のようにいろんなパターンのライブに行っているな~。

先週がマイケミだったなんて嘘みたいだ。あのぎゅうぎゅうの半端じゃないライブで拳をあげて歌っていた人が、静かに椅子に座ってライブを見ているなんてね・・・


いっとくけど、別人だね(笑)自分でもそう思う。きっと私自身はミラーボールのようにいつも回転していて、その光が当たる場所によって、表情や思いを替えていっているんだ。それは自分の意志というより回りからの光の影響で・・・



それにしても、昨日のライブにはゆるやかな時間が流れていた。それに身を任せることで、いい気持ちになれた。


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光が降りてきて、そしてそこにある始まりと終わり

2007年01月21日 | インディーズ
そういえば、「しげぞう」のライブを見るのは初めてです。前に一度だけビデオで見せてもらったことはあるけれど・・・

その時は結構2人とも交互にそれぞれがボーカルを取っていたように思います。でも、今回は牟田口さんの方だけが歌っていて、山口さんはコーラスとギターを担当していらっしゃいました。

今回はカバー曲がメインでその中に「ママ」という曲がありましたけれど、これはマイケミの「ママ」ではもちろんなくて、SHUUBIの「ママ」です。SHUUBIについては以前にもこのブログで書いたことがあるのでSHUUBIで検索してもらうとそれを読んでもらえることができます。

でも、なんでこの曲が好きなのかな~って思います。これは男の人より女の人の方がよくわかる感じの歌詞だからです。確かにいい曲ではありますが・・・

「ハナミズキ」もやってくれました。私はこれの山口さんバージョンを以前に聴いたことがあるので、今回は牟田口さんバージョンで聴けて興味深かったです。歌う人によってこんな風に歌う解釈が違うのかと、そして聴く側の受け取り方も違うんだと。

あと「青い春」もやってくれました。


そして、ラストの曲。
『歪む窓辺にて』



私はこのタイトルを聴いたとたん涙があふれそうになりました。でも、なんとかこぼさずに済みました。




これは私がインディーズバンドの音楽を聴くきっかけとなった曲。おそらくこれに出会わなかったら今のようにいろんなインディーズのバンドの皆と出会えなかったと思います。


ただ、この曲をやっていたPACESというバンドは解散ライブもせずに突然終わってしまったんです。
終わりがないというのは引きずるものです。


私は最近では忘れていたあの初めてこの曲を生で聴いた日のことを思い出しました。確か2004年の1月18日。あれから丸3年経ったんですね。いろんな情景やら自分のことやら思い出しました。今とはいろんな事情が変わり、いろんな変化があって、時はそれでも流れ続け、決して留まることなく、私は流されてここにいます。


でも、なんか昨日この曲を生で聴けたことでやっと「終わった」気がしました。


やっと、終わりました。最後の「○」が文章につけられたように・・・



ステージに降り注ぐ光の玉を追いかけながら、なんだか天使が降りてきているようだな~って感じながら、心はとても穏やかに静かに何かの終わりに微笑みました。そして、そこから始まる何かに光のお酒で乾杯しました。


まるで蝶々のように確かに羽をつけて天使たちが彼らの回りにたくさん飛び交うのを感じたんですよ。それはきっと音楽の天使たちなんでしょうね。



いい時間を過ごせました。


きっと、あの光はずっと忘れないでしょう。
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濃厚な一日

2007年01月21日 | インディーズ
昨日はかなり濃厚というか時間が小刻みに区切られて、その中で最大限に動くという感じだった。

そんな中に「しげぞう」というユニットのライブがあって、時間を割りふって、京都の新風館というところに行った。これは私がよくライブを見に行く山口茂さんとFlangeというバンドのボーカルの牟田口裕三さんという2人が思いついた時(たぶんそう)にやるユニットである。

これは昼の2時から約30分間あり、それから夕方4時からは山口さんのソロライブがあり、そしてまた夜の6時から「しげぞう」ライブというイベントだった。

天気はすごくよかったけれど、外だったので結構寒かった・・・と思う。というのもどうも寒い地方に住んでいるためなのか、ものすごい寒いかと言われると私自身はそれほどでもなかった。でも、そこのスタッフさんがいい人たちなのか、しげぞうさんたちが心配りがあるのか、御丁寧に膝掛けと携帯カイロを見ている人に渡しにきてくれた。

そういうところが私はいいな~って思う。お客さんの立場になって考えてくれるところ。

私は昼の部を見てから、ある場所に移動し、なんとか再び山口さんのソロライブに間に合ったけれど、夜の部はさすがに遠慮させてもらった。おそらく、最後の方が盛上がるのだろう。でも、私は太陽の下で見るライブを見たかった。本当の姿は昼間の方が実はよく見えるんだよね。

それこそ「服の下の下」(彼らがやった曲の1つのタイトル)・・・すなわち心の行方が。

それは自分自身の心でもある。


なんか光がきれいだったな~。光の玉が降りてきていた。まるで天使がいっぱい降りてきていたように・・・

おそらく、夜になったら見えなくなっているだろう。夜になると人は防護服をまとい、心にも厳重な警備を施す。ゆえに光の天使は降りては来ない。


私は帰りに頼まれものを買いにロフトへ行き、そしてタワーレコードにあるものを見つけにいった。それはTOKYO DROPがカバーで参加している『NO COLLECTERS, NO LIFE』というコレクターズのトリビュートアルバムだ。これはタワーレコードだけの限定版なので、他で手に入れることができない。しかもある程度の限定生産のようだ。

コレクターズを聴いていたわけではなくて、やはりTOKYO DROPとしての音源が欲しかったんだ。

店内でいろいろ見ていたら、アルバム『THE BLACK PARADE』が流れてきた。あ~やっぱりいい曲だな~って思いながら、これ聴いたら買いたくなるだろうな~って思った。マイケミカルロマンスのコーナーには「今すごく売れてます」ってポップが貼ってあった。なんかもっとましな表現の仕方はないだろうか・・・ってちょっと思ってしまったけれど、誰かが試聴していた。


そして、夜の7時過ぎだったかな。ある場所にいると「ミュージックトラック」という楽器機材関係の運搬トラックが近くに止まった。そこからデッカイアンプが下ろされた。そして、とあるビルに運びこまれた。

「あっあれは『しげぞう』ライブで使われたアンプではないか?」と根拠はないけど、そう感じた。

結構場所的にも近いし、あのアンプが新風館の野外に置きっぱなしな訳ないし。


思わず「いい音楽を伝えるお仕事ご苦労様」って心で言ってしまった。





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久しぶりのfmOsaka

2007年01月20日 | 洋楽
最近ラジオを聴く時間が全然無くて、聴くとしてもfm802が多かった私が、久々にfmOsakaを聴きました。もちろん、それはマイケミカルロマンスのジェラルドのインタビューを聴くためです。

このDJショータさんは大阪のライブリハ前にインタビューしたそうで、でも彼はライブ見てないとか・・・(ええ~!)って感じではありましたが、彼のお友達の結婚式の二次会があってそちらを選んでしまったとのこと。それはすごい選択だったのかもしれません。でも、おそらく結婚式にも本当は行きたかったけれど、インタビューがあったからそれは断念して、二次会だけでもと参加したんでしょう。もし、親友だったら絶対にお祝してあげたいですものね。


さて、この番組「ROCK THE RADIO」ではずっとマイケミ企画をやっていたようで、知らなかったのですが、ファン2組がメンバーと会えるという企画があったようです。選ばれた2組の人たちがそれぞれ今日電話でその日の感想を言ってたのですが、声や話し方を聴いたとたんに「あの子だ」ってすぐにわかりなんか不思議な気持ちでした。2組なので4人いたんですが、その子たちを見ました。入る前も出てきた時も・・・見た目から高校生ぐらいの女の子たちでしたが、ひとりは可愛い子で印象に残っていて、今日電話に出たうちの人です。

彼女たちはライブ中に将棋倒しになったといってましたが、そんな事があったなんてぜんぜん知りませんでした。ちょっと怖いですね。昔、ロックのライブで事故があったので・・・


今日のインタビューでジェラルドも今回の日本でのライブでのファンの雰囲気に驚いたようです。まるでアメリカやヨーロッパのようになっていたと・・・そう欧米化です(笑)

かつての来日の時はおとなしくちゃんと聴くイメージだったようですが、今回はステージにあがろうとしたやからもいたようで(このインタビューの時点ではまだ大阪のライブはやっていないので、それは名古屋か東京でのライブのことでしょう)吃驚したようでした。


この話を聴いていて、もしかしたら、彼らは欧米化になるより今までみたいな日本的な聴き方の方が好んでいるのかな~って思いました。暴れに来るのではなく、音楽を聴きにきてほしいんだと・・・


そうそう、トムウエイツの話が出ました。妙にうれしかった。彼の口からトムウエイツなんて・・・彼はもともとはニューヨークの出身ではないけれど、ジム・ジャームッシュの映画に出たり、パティ・スミスとかとも交流があったりして、どこかニューヨークの香りが漂います。

退廃的で渋い歌。ダミ声。私はトムとマイケミのメンバーと同じニュージャージー出身のアーティストのブルース・スプリングスティーンとスザンヌ・ベガの3人から漂うニューヨークの下町が好きなんです。セレブなニューヨーク市民にあこがれるニュージャージー市民あるいはブルックリン地区の人たちの労働者階級ながら、夢を抱いて、いつかあの摩天楼へと思うそういう感覚を歌にしたり、そんなセレブな生活なんかいらねえ、たばこと音楽と愛する人さえいればいいと歌ったり・・・

大人の香りを漂わせながら、どこか永遠の青春を感じさせる彼ら。

マイケミの今後に影響を与えそうなのがトムとは・・・


そういえばホワイトストライプスもある意味トム・ウエイツと映画『コーヒー&シガレッツ』で共演してたな~。


ちなみにオダギリ・ジョーもトム・ウエイツに影響を受けているそう。実際、ジム・ジャームッシュフリークでもあるしね。


やっぱり好きな人は好きな人と繋がっていくんですね。それを改めて感じたインタビューでした。


たぶん今年中にまた来日すると思うからまた行きたいと思います。ただ、チケットを取るのがまた難しくなりそうで、それがいやだな~。




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ついに10位

2007年01月19日 | 洋楽
今日最新のオリコンの雑誌が店頭に並んでいたので、チャートを見たら、なんとブラックパレードがついに10位に!ELLEGARDENのアルバムもまた上がってきていたし、過去のアルバムも100位内にあった。

順位があがるというのは、それだけ多くの人が彼らの音楽を聴いているんだということで、それがなんかうれしかった。

彼らは同じ時期に出口のないトンネルを彷徨い、オリジナルを産む苦しさを味わい、そしてその苦しみを超えてアルバムを作り上げた。そして、それが見事に評価された。

音楽で彼らは人々を感動させ、多くの人のもとにその音楽を届けることができた。

なんてすごいことなんだろう。


まさにストレートにロックで人々の心を掴んだバンドたちだ。


私の家の近くのCDショップでは今ブラックパレードは品切れ状態。それって洋楽ではなかなか無いことだよね。


2000年代を象徴するミュージシャンがようやく登場したんだ。


おそらく、マイケミの注目度はこれからもっと増すだろう。ただ、彼らは音楽性がすばらしい上にヴィジュアル的にも最近の人気バンドには珍しく素敵だから、これがちょっと微妙な方向へ行くのではないかとやや心配となる。こういうところもクイーンに似ているかもしれないね。クイーンはいっときアイドルのように扱われて、そこを超えてやっぱり音楽でその存在を印象づけた。マイケミもちょっとアイドルっぽく扱われるかもしれない。でも、彼らも絶対にそれを超えて音楽で感動を与えてくれると信じている。


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