HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

孤独ライダー

2005年02月28日 | MAGIC PARTY---AUDIO RULEZ(MILKRUN)
2月23日にAUDIO RULEZのファーストアルバムが発売された。前身バンドのMILKRUNの時に出たアルバムから約1年8ヶ月ぶりのアルバムだ。でも、まったく別のバンドとして生まれ変わった彼らはとても強くなった。でも、素直な気持ちは変わらないようだ。まっすぐ、まっすぐ彼らの人間性が伝わってくる。このアルバムを出すまでの苦悩と葛藤の日々。ものすごく辛そうだった時。そういうものを見事に乗り越えてきたんだな~と感じる。目の前の霧が消え去って目指す場所が見えてきたんだなと思えるようなアルバムだ。もちろん、これからも平たんな道ではないけど、彼らは負けないと思う。MILKRUNとして京都から上京し、ARZとして再デビューするまでの間、彼らは京都でライブをすることはなかった。そして去年の年末に4年ぶりぐらいに京都でライブをしてくれた。あの今にも顔がくずれそうになる彼らの表情を見ていると光る眼を見ていると胸がつまった。そう、私は何がなんでも応援し続ける。にごりのないロックで、最近のいらいらしている若者には届きにくいのかもしれない。でも、こういうロックが愛される世の中になれば、犯罪も減るのではないのかな。中にある「孤独ライダー」という曲。ライブで聴いたことがあるけど、こぶしをあげて飛び跳ねたくなるような曲。聴いているとなんかがんばれる気になる曲だ。ふと仮面ライダーも頭の中でよぎったりするけど(実は子どもの時、仮面ライダーのファンでした。最近は見てませんよ。大人のファンに人気のようですが)自分一人でも走り抜けてやる!敵なんか吹っ飛ばしてって感じだろうか(笑)最近、精神的にヘビーな日々な私。そんな私を救ってくれる1曲になりそうだ。知らない人も是非このアルバムを買ってみてください。演奏はすごく上手いし、メロディラインもきれい。4人とも男前だし(笑)なによりいい人たちなんですよ。ほんとに。今はアニメの「ジパング」の主題歌「羅針盤」を歌っているので聴いた事がある人もいるかもしれませんね。以前は「アンビリーバボー」のエンディングを3ターム担当してました。とにかく一聴してください。
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AIRMASTER in SIGA

2005年02月27日 | インディーズ
2日連続でお馴染みのバンドの皆さんが滋賀でライブ。今日はAIRMASTERが草津という場所にある大きなショッピングモール内のCDショップJEUGIA草津店でインストアライブをしてくれました。でも実際は外であったのでアウトストアライブ。しかも今日は雪が舞うと~っても寒い日。見ていて凍えそうでした。でも、そんな寒さの中でも聴く価値十分のバンドなんですよね。AIRMASTERは。ライブ会場では結構ロックなバンドで、でも曲はメロディアスで、聴いていると元気がわいてくるそんなバンドなんです。去年は心斎橋のアトランティックスというライブハウスでワンマンライブをしたのですが、200人以上のファンで会場がぎゅうぎゅうでした。でもすご~く楽しかったんですよ。そのバンドが今日はアコースティックライブをしてくれました。全部で9曲もしてくれて、間で1曲カバー曲もしてくれました。カバーを聴くのは初めてだったので、すごくうれしかったです。やってくれたのは斉藤和義の「唄うたいのバラッド」。この曲私も好きなんです。聴いてて感動しましたよ。あとはいつもの軽快でノリのいい曲がしっとりとアレンジされていたりして、AIRMASTERの静の部分が観れて楽しめました。彼らは静と動の顔を持ち、どういう角度から聴いても「いいな~」と感じさせてくれるんですよ。何せ演奏がギターがベースがドラム(今日はカフォーンという箱型の打楽器?)がそして歌がうまいんです。大阪でのライブが多いのですが、最近では京都や奈良、滋賀なんかでもライブをしています。雑誌「ぴあ」関西にも紹介された事もあるバンドなので、またその名をどこかで見かけたら一度ライブハウスに足を運んでみてくださいね。
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フォギーライブat シガ

2005年02月26日 | インディーズ
なんとアンケート書いたのに渡すのを忘れて持ち帰ってしまいました。ゆえに誰からメールが欲しいか(笑)という欄において私が誰にマルしたかは永遠の謎になってしまいました(笑)さて、今日は初滋賀ライブということでもちろん知名度はほとんど無いわけで(すいません・でもそれが現実)その中でどれくらいのテンションでライブを展開してくれるのかというのが私の実は楽しみでありました。ふだんの京都VOXHALLや大阪のライブだと彼らの事をよく知るファンがたくさんいて、そういう中でやるライブしか私は観た事がなかったから、この見知らぬ地でどれだけ彼らの音楽を伝えられるのかが観たかったんです。実際に全体的に客の入りは5バンドいたのに今いちでした。でも、私は得した気がしましたね。皆知らないだけなんですよね、実のところ、いいバンドが目白押しだった中でじっくり観れた私は充実した時間を過ごせましたから。で、そのフォギーは客は少なくてもいつもより真摯な感じを受けました。いつも見るファンの顔がほとんどない分、甘えは許されないというかんじなのでしょうか。まっすぐでしたね。音を・・・歌を・・・放つ方向が・・・無駄を省き、自分達のエッセンスを絞り込んで初めての場所で初めての人たちに自分たちの存在をあるいは音楽を・・・軌跡を残そうと無意識にしていた気がします。でも、うれしかったですよ。客が少ないからと手を抜くことはなく、むしろより丁寧にそして笑顔でライブをやってくれたこと。なんか私のためのライブ?(笑)って思うほど私の視界には彼ら4人しか見えませんでした。もちろん他のファンも周りにはいましたけどね。それほど一人一人を喜ばせてくれるようなライブでしたよ。一瞬ですが、ステージから客席を観たらどんな感じだろうと想像しました。すると逆に超リッチなライブに思えるかもしれないなと思いました。贅沢なライブですよ。ファンにしてみれば。抽選で選ばれたファンのためだけのライブみたいで(笑)いつかもっと大きくなったフォギーを観ながら「あの日は贅沢なライブだったな~」と回想するのでしょうね(笑)そうそうライブの最初にドラムのうえだ君がスティックを高々を掲げて始めるところ、まるでオーケストラの指揮者が棒をふるようでした。これから交響曲が始まりますよというかんじで。実際にフォギーの交響曲が始まったわけです。心に残る歌と演奏をどうもありがとう。
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滋賀ハックルベリー

2005年02月26日 | インディーズ
今日、厳密には昨日(25日)滋賀の老舗ライブハウス「ハックルベリー」に行ってきた。実はまだこのライブハウスは2回目の参上だ。一度目はあのELLEGARDENとgood 4 nothingとあともう1バンドの対バンライブ。すばらしく音響がよかったライブだったし、エルレの細美くんに「小さなゼップ」と言わしめた場所だ。小さいけど天井が高いんだ。だから広がるんだね、音が。結構メジャーバンドなんかも来ていて「ナンバーガール」とか「ガガガSP」とかも来ているし、もうすぐ「斉藤和義」もライブをする。今日はそこで5つのバンドを観てきた。それぞれが個性があって、1バンド目はアジカン風でメロディがよく、耳になじんだ。2バンド目は不思議な女性2人組でイメージはジブリの映画「紅の豚」の加藤登紀子が歌う歌みたいなかんじ。キーボードだけが楽器で2人でハモる。3バンド目はステインド風(注・アメリカのラウドロックバンドでありながらメロディアスなバンド)とんで5バンド目は北欧のシガーロス風。でほんと個性のぶつかり合いでありながらいいバンドばかりだった。さて、私の見に行こうと思ったバンドは4バンド目のバンド「フォギーメランコリック」だった。以前「京都インディーズ道」でも登場したバンドだ。そう好きなバンドの1つだ。だから絶対に解散なんてさせない!(笑)さて、ここを観てくれているかもしれない音楽好きの日本のどこかにお住いの方にイメージを伝えるなら、レディオヘッドに北欧系ロックを混ぜて、アイリッシュとイングランドサウンドをプラスし、あとはアメリカのバンドNEVE(以前、このブログで書いたバンドだ)の遺伝子も注入したようなサウンドを作り出すバンドだ。っていってもわからないかな?アッシュ好きな人やレディオヘッド好きな人は好きかもしれない。4人組でなかなかのgood looking! 興味をもたれた方はCDも発売中なので京都のJEUGIAのHPからでも買えますよ(って・・・突然プロモーターになってます・笑)まあ、京都におこしのせつは私のお薦めバンド「Airmaster」「Chair」「foggy melancholic」のCDをお土産にどうぞ。(笑)
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3人と5人☆

2005年02月24日 | インディーズ
最近3ピースバンドが目につく。大好きなレミオロメンもそうだし、最近注目の「つばき」というバンドもそうだし、ストレイテナーも最近3人になった。私はこのスタイルがもっとも安定する気がする。たとえるなら俳句スタイル(笑)かな?無駄なものをなくして、最小限で大きく広く深く表現するスタイル。でも、それゆえに各自の力が必要なわけで、責任も重大だ。だからか個々に実力のあるバンドが多い。遠い昔UKで活躍したバンド「THE JAM」も3ピースバンドで、彼らはすごくかっこよかった。そう今も現役でかっこいいポール・ウエラーのいたバンド。オアシスの兄弟も彼が好きだよね。ニルヴァーナもそうだし、グーグードールズもREMもそうだ。あの申し訳ないけど、日本の昔の3ピースバンド、たとえばアリスとかアルフィーとか・・・私は興味ありませんし、私の指す3ピース枠の対象外です。すいません。ファンの方・・・。

一方で5人組というとなんか人数が多い気がするよね。でも、5人いても各自がしっかり独立して力があるバンドは大所帯って気がしないから不思議だ。私の愛するバンド「SIAM SHADE」がそうだった。5人が5人とも実力がある。ボーカルの栄喜くんのパフォーマンスはすごくかっこいいし、それこそステージをフルに活用できる人だし、ギターのDAITAくんはそのテクニックのすばらしさと音の温かさはもう一人でも十分観客を楽しませる力があった。ベースのナッチンもそのベースのパフォーマンスが逞しかったし、ドラムの淳士くんも安心して全身を委ねられる感じの力強く、テクニックのあふれたドラミングだった。そしてもう一人のギタリストでボーカルもとる一馬くん。彼は解散後、ビビアンとガンダムシードの曲をやってかなり上のチャートに入っていたから案外そこで知った人が多いのかもしれない。でも、DAITAくんという超速弾きテクニシャンのギタリストとやっていても、しっかり彼の個性を出せるギタリストで、しかも実家がダンススクールだけあって身のこなしがダンサブル・・・ゆえに不思議な雰囲気をステージにもたらすんだよね。しかもピンでボーカルできる人でSIAMの曲には彼のボーカルが主なものもあるんだから、やはり実力派。そしてこのバンドは皆が曲を書けたんだ。すごいことだよね。でも、中にはこれとは反対に5人は多すぎない?って感じさせるぐらい役割のはっきりしてないバンドもある。ステージ観ていて、なんで5人もいるの?かえってバンド力を半減させているよって思うバンドもいる。だから人数が多いバンドはふつう以上にいろいろ考えないといけないんだろうな。たとえばステージでの立ち位置からも・・・そうそう昨日観たライブの中に大所帯のバンドがいたけど、横並びに5人がいて「ちょっとそりゃ、学芸会だろう」とつっこみ入れたくなった(笑)私の好きなインディーズバンドのChairも5人だけど、ここはもともと4人でそこにキーボードさんを加えて5人になった経緯がある分、なぜに5人になったかの理由があるんだよね。だからしっかり各自のポジショニングができているし、最近富みにそのキーボード効果を発揮している。これからますます楽しみだ。
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ステージングアクト☆

2005年02月24日 | インディーズ
だいぶ前というかもう一年以上前かもしれないな。あるバンドのボーカルさんとステージングについて語りあったことがある。彼はステージングに悩んでいた。私もバンドしたことがないからド素人だ。なのに何を語るのか・・・。でも、ステージでは素人でも観客ではプロだ(笑)そう今までにいろんなステージを観てきているから。まあ、海外のバンドの方が多いのかもしれないけど。ゆえにどんなステージングをするバンドやミュージシャンに魅了されたかは心のデータに刻まれている。それを話したことがある。それと芝居も好きだったし、勉強してたこともあったから、どうしたらステージを広く効果的に使えるかとかも多少は考えるチャンスはあったので、それもヒントになればと語った記憶がある。

なぜ今こういう話を持ち出したかというと、またvanillamanの話の続きとなるのだが、彼のステージ上での動きがそれを思い出させたんだ。御本人は自然に動いているということだが、その動きや演奏の仕方が不思議な動線をステージに描く。そしてそれが彼のカラーとなって、誰もすわっていないドラムセットやらがすっかり彼のステージに溶け込んでしまっている。邪魔じゃないんだね。人間がすわってなくても音がすわっているような感じかな。そう見せてしまうステージングに驚くわけだ。それもセンスなのかな。自然にできてしまうのは。でも、それが自然にできないミュージシャンがいたとしたら、それはそれで自分で考えて練習してやればいいものができると思う。空間をいかに効率的に使いこなして、自分を大きく見せていけるか、もし悩んでいるミュージシャンがいたら、いろんな場所からそれをつかんで行ってほしいなと思う。一枚の絵からだって奥行きが勉強できるんだから。
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京都ARCEDUX

2005年02月24日 | インディーズ
23日に京都ARCEDUXというライブハウスに行ってきた。初めていくライブハウスだった。結構昔からあるみたいだけど、今まで行く機会はなかった。やはり京都では磔磔、京都ミューズあるいは京都VOXHALLやMOJOが頭に浮かぶ。まあ、磔磔やVOXHALLはすごく古くからあるから当たり前かもしれないけどね。そこでこの前Chairのライブを京都VOXHALLに見に行った時に初めて知ったvanillamanというソロのミュージシャンのライブを観てきた。私はこの前の初めてのライブでかなりこのvanillamanから衝撃を受けた。まず、ひとりですべてをこなすということ。そう打ち込みを活用しながら、ギターとボーカルを自分でやるというスタイル。それでいて結構激しい。ひとりだとちょっとゆるめでロック色が薄れて、大人しくなりがちなのにすごくエモーショナルなんだ。ロックなんだ。打ち込み系なのに人間味が溢れているんだ。これはすごいと思った。へたすると冷たい雰囲気になる可能性もあるデジタルを駆使しながら、生のギターとボーカルがしっかりと自立しているんだね。だからあったかさが伝わるのかな。でも、かなりのリズム感と頭の回転力がないとステージが成立しない気がする。だからこそ驚きなんだ。少しも違和感なく1曲1曲が展開されるわけだから。まるで魔術師だね。どこにそのトリックがあるのか知りたくてライブに足を運んでしまうそんな感じだ。だから、私は「行きたい」という思いが強くなってしまった。すると縁があってか、また京都でライブがあることがわかり行くチャンスが廻ってきた。実は昨日はライブ行くまではかなりハードでバタバタしてハプニングのあった一日だった。疲れていたけど、また彼のライブを観れて、それで心が暖かくなり、すっかり疲れは消え去り、楽しく一日を終えられたわけだ。ありがとう。

なんかタイミングというのがあるね。最近打ち込みに興味を抱いた私はその手の雑誌なんかを買って読んでいた。実はAUDIO RULEZという以前も書いたことのあるバンドが打ち込みに今ちょっと力を注いでいて、ライブなんかでも少しだけど使っていた。それでどんな風にやるのか知りたくて雑誌なんかを買って読んでいたわけだ。ふと思ったけど打ち込みを使うバンドは実は演奏力とか歌唱力とかが豊かなんだよね。ゆえにそれが効果的に曲に彩りを与えるんだ。反対に実力のないバンドとかが使うと最悪になる。だからライブで打ち込み取り入れて違和感なく自然に曲が心に届くバンドやミュージシャンは実力がもともとある人たちなんだ。演奏できないからするのではなく、できるからするんだよ。たまに勘違いする人いるみたいだけど。
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SMELLS LIKE TEEN SPIRIT

2005年02月23日 | 洋楽
これは知る人ぞ知るニルヴァーナの曲。私はこの曲が大好きなんです。これはアルバム『NEVERMIND』の1曲目。まさに1曲目にてノックアウトでした(笑)実は私がこのアルバムを手にした時にはすでにカートはこの世にいませんでした。だから、彼の人となりとか彼の今を知ることはできませんでした。でも彼の声やどこか不安げでせつなく響くギターの音は私の心にじわじわとしみ込んで来て、彼のスピリットはいつの間にかこの中に居座ってしまった・・・そんな感じです。多くのミュージシャンはかなりニルヴァーナの影響を受けていて、たとえば私の大好きなASHもそうだし、グーグードールズなんかもそうではないかな~と感じるわけです。ところで私はフー・ファイターズのファンでもあります。本当のところデイブがニルヴァーナのドラマーだったと後で知り、びっくりしました。だって、ニルヴァーナのドラムってすごくかっこいいビートを叩き付けるんですから・・・それがファイターズのデイブだったなんて。そう私はデイブ・グロールが好きなんです(笑)しかし、このアルバムはほんと名作です。「気にすんな!」って感じのタイトルでしょうか・・・それとも「大きなお世話!」って事でしょうか?(笑)

Smells like teen spiritはよく言えば「青春の香り」でまあ簡単に言えば「青臭い」ってことなのかな~?この歌とは関係ないけど、大人になっても「青臭さ」の残る人が私は好きだったりします(笑)歳を重ねても心に光をもち続けることって大切じゃないかと思うわけです。
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イエモンの曲が頭で回った日

2005年02月20日 | 吉井和哉/イエローモンキー
Nさんがなくなったと父から電話があった。遠い日がよみがえった。東京の日々。父の部下であり、友達であり、弟のような存在だったNさん。父が入院した時もいつもお見舞いに来てくれて、そして幼かった私のことをあれこれ心配してくれたNさん。卒園式にも家族プラスNさんがいた。父よりずっと若かったNさん。あなたの記憶は私が7才の時で実は止まっている。でも忘れたことがない。それほどインパクトがあったあなたとの珍道中。そう、父が入院中で母はまだ赤ちゃんだった妹をかかえて大変だったから、夏休みの間は京都のおばあちゃんちで私だけあずかってもらうことになった時だ。Nさんが新幹線で東京から京都まで私を連れていってくれた。その道中、7才でまだまだ親に甘えたい歳ごろの私は寂しくて、Nさんにいろんな事を言って困らせた。「私はお姫さまであなたは家来」だとか「ハンバーグみたいな顔」だとか今聴くと顔から火が出そうなくらい恥ずかしい事を言っていたが、そんな私をやんわりと優しく笑って相手をしてくれたNさん。私の寂しさをわかってくれていたNさん。結構おもしろかったあの時間。ありがとうNさん。どうしてだか、Nさんの思い出はイエローモンキーの曲が似合う。そして今日は一日中、頭の中でイエローモンキーの歌が流れていた。外は雨。街の光がにじんでいる・・・
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ラビリンス

2005年02月19日 | 音楽・映画・本
ラビリンスとメイズは同類語・・・そう迷路とか迷宮って意味。知る人ぞ知るあのデビッド・ボウイが出ていた映画のタイトルも「ラビリンス」・・・いまいち印象は薄いけど、見た覚えがある。昨日、あるDVDを探し求めて、会社帰りの超お疲れモードの中、京都の四条烏丸のJEUGIAから四条河原町のタワーレコード、HMVなどを回ってみたが、見つからない。もうだめかと思ったら、怪しげな裏通りの(ってこともないけど)近くに大人の映画館(笑)がある、CDショップに行ったら探してたものがあった。そこのお店は実はもう随分昔からある。でもすっかり存在を忘れてた。しかしながら、DVDが見つからない状況の苦し紛れにふと思い出すとは・・・人間の記憶ってもんはある時、ふっと底から浮かんでくるもんだね。それで、久々に京都の四条の裏道をぶらぶら歩いてみた。なんかタイムスリップしたように古い床屋さんとか商店とかがあった。ふと迷路に入ったようだった。自分の心も実は今迷路を彷徨っている。自分はどこへ行けばいいのかわからなくなっている。何が一番大事なのか・・・わかっているけど・・・他のものも手放せない。そろそろ決断すべきなのかな・・・人が読むと何言いたいのこの人ってことになるよね。きっと・・・そう訳わからないからラビリンス。
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