HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

2014年が終わる

2014年12月31日 | Weblog
今年ももう終わろうとしています。
いろんな事があったし、勉強したり試験受けたりいろいろしたけど
自分ではがんばったかなと。

身内が亡くなったので新年の挨拶はできませんが
ここを見ていただいた方には感謝とともに来年も
また見に来てもらえたらうれしいです。
どうぞ皆様お身体に気をつけて、素敵な年をお迎えください。


それにしても今年はライブの本数は少なかったですが、
充実したライブばかりで、しかも遠征をしたという
いつもにない一年でした。
ほぼ会いたい人には会えた気がします。
でも会えなくて残念だったのが真田暎人さんと片岡大志さん。

あれだけ毎年ライブに行ってたのに。
来年こそ会えるといいなと願っています。

一方で5年ぶりに村松くんに会えたのがうれしかったです。
スカパーとかでナッシングスの映像を見たりしながらも
「拓ちゃんだよな~」って思いながら、なんか不思議な感じもします。
同じ人であり、お話してもまったく昔と変わってなかったのですが
あのアブスト時代の彼とはちょっと一致しない感覚もあって
それが不思議な感覚を呼び起こします。
でも、彼の声や歌い方はやっぱり大好きです。
これからも体に気をつけて素敵な歌を歌い続けてくださいね。

今年は自分の中ではたくさん細美くんの歌声やMCが聴けて本当にうれしかったです。
というか幸せでした。またカシクラさんに会って握手もしてもらえたし、
エレベーターで一葉君といっしょになったし、栄喜さんとお話できたし、
泰葉ちゃんともお話できたし、渡會さんや愛ちゃんや井上くんとも話せたし、
オクジマさんともお話できたし、結構いろいろお話できてうれしかったです。

「オレに出来ることはお前にも出来る」という言葉は渡會さんからいただきました。

それは渡會さんがその時お好きだった言葉なので、今はまた変わっているかもしれません。

昔、村松くんからいただいたのが「一期一会」という言葉。
彼が今もそれを書いたことを覚えていてくれたのがなんか凄いなと思いました。

まさに彼との出会いも一期一会で、その彼がいたabstract mashのライブで
当時「世界の終わり」となっていたSEKAI NO OWARIのメンバーとも出会い、
winnieとも出会い、その言葉通りだな~って。

そういえば、細美くんがUstで「セカオワにもいい曲あるよ。
いっとき、くりかえしスターライトパレードを聴いてたことあるよ。」
って言った時は、なんか繋がった気がしました。

セカオワの沙織ちゃんもハイエイタスのアルバム買って聴いてるし
大好きだって以前ブログに書いてたし。

来年もいろんな出会いがあるといいなと思うとともに
また素敵な音楽たちと出会い続けたいです。

私にとって音楽は酸素。永遠に必要です。



(今年行ったライブやイベント)

1月 栄喜インストアトークイベント
2月 栄喜ライブat梅田シャングリラ
3月 小南泰葉インストアライブat京都タワーレコード
4月 SEKAI NO OWARIライブat 大阪城ホール
   BUMP OF CHICKENライブat石川産業会館
5月   the BUCK HORNライブat滋賀U☆STONE
6月 the HIATUSライブat京都MUSE
   渡會将士、岩崎愛、井上陽介ライブat京都二条公○食堂
   ACIDMANライブat心斎橋BIG CAT
7月 the HIATUSライブat 金沢エイトホール
8月 SUMMER SONIC at舞洲
   村松拓、Brian the sun、04 Limited Sazabys FM802ROCK KIDS夏祭りLIVE
11月winnie 村松拓ライブat心斎橋Pangea
12月the HIATUSライブat武道館
   RADIO CRAZYatインテックス大阪

加えて サマソニでQUEENを見れたのは本当に感動的でした。
自分の人生においてターニングポイントになった
大事な音楽たちに今年はいっぱい再会できた年でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HAPPY NEW YEAR!

2014年01月08日 | Weblog
2014年が始まってもう8日目ですね。

このブログを書き始めて10年目になったのかな?
いつまで続けるのかな~って思いながら
まだまだ音楽に対する愛情は薄れることがないので
書いて行くことになると思いますので
これからもよろしくお願いいたします。

なんか去年からまだ10日も経ってないのに
すっごくいろいろ変わった気がしています。

まず、ライブの予定がまだひとつも入っていないということ。
今まで毎年1月にはライブ行ってた気がするのですが
今年は1月はまったくだし、2月もどうなるかな~って。

去年ライブに行くことでいろいろ考えることがありました。
SIAM SHADEの復活ライブを見れたからかもしれません。

15年ほど前までの私は年に1度か2度ぐらいの
ツアーでしか見れないSIAM SHADEのライブのために
いつもスケジュールをあけていました。
それでも、日程が合わずに見れないこともあり、
そうすると1年ほど見れなかったりするわけです。
それでも、私は日々彼らの音楽を聴いていて幸せでした。

ところが彼らが解散し、その後インディーズのバンドのライブを見るようになってから
行きたいと思えば結構簡単にチケットがとれるバンドでありながら
実力もあるバンドたちに惹かれるようになって、そういうライブに
通うようになりました。

ミュージシャンともお話ができたりして、ロックが大好きな私にとって
ミュージシャンが一番ロック話をふつうにできる人たちであることを
体感し、その話をしたいがためにまたライブに通うようになりました。

私はロックが好きすぎて、自分の周囲の人たちとは
話が噛み合なくて寂しかったところが、こういうミュージシャンたちとは
説明なくして、あ~だこうだと洋楽邦楽問わずお話できる喜びを
知ってしまったのです。

ただ、そういう風に近しくなることには長所も短所もあることに
気がつきました。

偉大なるロックがそのミュージシャンの人間が近くで見えることにより
神から人間になってしまったというか、それがよくないなって
去年は強く感じた年でもありました。

そんな時に遠くでしか見れなかったSIAM SHADEとの数年を思い返して
あの「触れないロック」というか「崇高なるロック」というかを
また感じたいなと思ったわけです。

the HIATUSやACIDMANはそういう「崇高なロック」に入ると思うわけで
他にもそういうロックはもちろんあって、今年はそういうロックを
必死でチケットをとって、できるだけたくさん行きたいなって
思っています。洋楽ももっと行きたいなと。

もちろん小規模なカフェとかでのライブでも
ステージからの距離は近いのに崇高なアーティストもいて
そういうのもセレクトして、また必死でチケットをとって
行きたいなと思っています。

まあ、本物を見つける音楽の旅はまだまだ今年も続きそうです。

ここをもし通りすがりにご覧になられた方や
いつも見て下さる方にとって
この1年も音楽に満たされる一年となりますように!
そして健康でありますように!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3.11~音楽家たちの大事な役割

2013年03月11日 | Weblog
いまだに自分自身何もできてないから
きっとこのようにブログに書くべきではないのだろうと思ったりする。

でも、忘れられない。
あの日、職場が地震で揺れ、会議が中断され
皆で見たテレビの映像がこの世のものかと
思うぐらいの目を覆うものであり、
それを見た自分は足がガクガクした。
必死で電話した自分。
いろんな人たちの顔が浮かんで
いてもたってもいられずにとにかく電話したその瞬間が
まだ生々しく蘇る。


ここ数日間は
テレビでは震災のいろいろな特集が組まれて
今もなお復興というのにはほど遠い現状を伝えている。

原発の問題もまったく解決してないし、
福島の人たちは2重3重苦をまだ背負ったままだ。

テレビでのアンケート調査で少しずつ震災に対する
記憶が薄れて来ているという人たちが半分以上を占めていた。

まだ何も解決して無いのに。

どうして忘れてしまうのか。
人間には辛いことは忘れるという力があると学者は言う。

でもこれは忘れてはいけないと思うんだ。


あの大きな船がどかんとまだそこにある住宅地。
そしてほとんど回りはがれきが取り除かれた地面たち。

子どもの時に遠い昔の関東大震災の時の記録映像を見せられて
焼け野原で何もなくなっている町を見て
昔は大変だったんだな~って思ってたのに

今見る東北のいろいろな町の姿はまったくこの時と変わらなかった。
どんなに技術や文化が進歩しても、
大自然の脅威の前ではまったく同じじゃないかって。

ある海辺の町ではもうまったく風光明媚も関係なく
とてつもなく高い防波堤を立てるというような計画もあるらしい。

観光で潤っていた町もそれでは潤えない。

なんとか方法はないものだろうか?

海岸線にどかんと壁を巡らすのではなくて

要所要所にとてつもなく高くて丈夫なビルを建てて、
津波が来たら、何トンにも耐えうるシャッターがそれぞれの窓に降りて
完全防備したビルにぶつかり流れる向きを変えさせて、海にまたそれを
戻して行くような方法はないのだろうか?
そのビルより海に近い人たちはすぐに逃げられるように
走ってにげられるルートを作れないのだろうか?
人間と今の技術の中でそういう何かシステムを生み出せないのだろうか?

と素人は素人なりにいろいろと考える。
笑われようともみんなのアイデアを集めたら、きっと何かが生まれると
私は信じている。

震災直後、ミュージシャンの人たちは悩んでいらした。
自分たちは何ができるのかと。

私は今ほど、ミュージシャンという仕事をしていらっしゃる方たちが
こんなにも重要な役割を担っていると感じたことはない。

彼らはいろいろなイベントをし、
原発反対の運動をし、
歌い、論じ、そして訴える。

まだ震災の時は小さくてあまりわかってなかった子どもたちも
こうして自分が好きな音楽家たちが声をあげて
「震災復興のためにはどうすべきか。」を言う事を
まっすぐに受け取って、そしていろんなことを音楽から学んでいる。

世間で風化していこうとも
少なくとも音楽を聴く人たちの間では決して震災は風化せず、
むしろ「何か自分でもできるかもしれない。」という思いを
抱いて成長して行く子どもたちを育てるんだ。

音楽のすばらしさはそこなんだ。

歌を通して、心を動かす事ができるミュージシャンは
大事なことをしっかりと伝えて行ける力がある。

坂本龍一氏やアジカンのゴッチをはじめ
インディーズの若手のミュージシャンまで
多くの人が日本中、世界中に向けて
大事なことを発信して行く。

それは自分たちの利益のことを考えることなんかまったくなくて
ほんとうに「助けたい」
あるいは「救いたい」
あるいは「美しい未来を子どもに残したい。」
という純粋な気もちからだとわかるんだ。

じゃないと音楽家はもうそんなイベントなんてやっていないと思う。
いろんな意味でバッシングにも合い、嫌な目をして
やめちゃおうかと思うような状況もこの2年の間にいっぱいあったと
思う。でも、みんなやめてない。みんなちゃんと続けている。

細美さんは何度も何度も東北にひとりでライブをしにいき
ボランティアも続けている。

マキシマムザホルモンも
くるりも
ブラフマンも
ACIDMANも
他のいろいろな人たちが

もちろん音楽家だけではなく
いろんなジャンルの人で続けている人はいっぱいいる。

人間だから日々の忙しさにかまけて
忘れがちになったとしても
歌がある限り、自分の好きなアーティストが
動き続けてくれる限り、絶対に忘れないと思うし
自分もあせらずにできることをやっていこうと思う。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年あけましておめでとうございます☆

2013年01月03日 | Weblog
2013年も始まりました。

今年もまたいろいろな出会いがあるんだろなと
今からワクワクどきどきしています。

年末ラストに聴いた一曲はやっぱりACIDMANの「ALMA」でした。
だいぶ前の曲なのに去年の後半はこれが私と大事な人の一曲になりました。

そして、新年の一曲をシャッフルする前に細美くんのデュエット曲を
見つけてしまい、それをダウンロードしたので、それが今年の1曲目となりました。

Raspberry Fieldとの英語での曲です。
韓国のシンガーなのかな?
まだ詳細はわかりませんが、とても美しい曲です。

あと、年末に買い替えたiPhone5をいじっていたら
ピッと自分が購入したFoZZtoneの曲のうちの一曲を
押してしまって、それがiPhoneにダウンロードされたのですが
「ターミナル」でした。これが今年のフォズの一曲目となりました。

先日のRADIO CRAZYについてはまた詳しく書きたいと思いますが、
本当に素晴らしいフェスでした。

それにしても年末年始は行事ごとが多すぎて
自分の時間がなかなかもてなくて、やりたいこともできません。
というか仕事しなくちゃいけないのもやっていなくて
あせってます。

ということで

ここをご覧くださっている皆様は
今年も充実した一年で、どんな事があっても「生き残る」生命力を
兼ね備えた方達ばかりであると信じております。
また、皆様とたくさんいい音楽を聴いていけたらと思っています。

素敵な2013年を!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012年ももうすぐ終わります。

2012年12月31日 | Weblog
今年は本当に行ったライブはどれも充実していて
すばらしいものばかりでした。

何より、the HIATUSのライブにこんなに行けたのも
いままでで初めてな一年でした。
というか細美くんにこんなにも会えた一年は
初めてでした。

the HIATUSで始まり、the HIATUSで終わった感じでした。

一方で、FoZZtoneのライブにはほんとうにたくさん行けました。
もちろん、たくさんといっても私の中でのたくさんなので
少ないじゃないかと言われるかもしれませんが
私はとても満足しています。

いろんなおもしろい企画に参加させてもらったし
何度も京都に来て下さったし、
渡會さんの笑顔も何度も見れて本当によかったです。

真田さんと会う事があまりできませんでしたが
今年は大事な家族をもうひとり紹介できたのがよかったです。

この1年心痛いこともたくさんあったし
楽しいこともありました。

人には言えない家庭でのいろいろな悩みもありましたが
いつも音楽に支えられてきました。

音楽の力ってやっぱりすごいと思った一年でもありました。

去年の今頃には想像もしてなかったACIDMANとの遅ればせながらの
深い出会いもありました。

昨日大阪のRADIO CRAZYで聴いた「ALMA」は本当に
一生忘れられない曲となりました。
大事な人といっしょに聴きました。

このようにどこでどうしてしまったのか
遠回りになってしまうこともあるけれど
音楽は必ず私に会いにきてくれるのですね。

細美くんは日本には「パーティ」が必要だといい
アジカンのゴッチはその言葉を受けて「細美くんのいうとおりだと思う。
みんなが外にでて、いろいろな風景を見て、いろいろな人で出会うっていうこと
人と繋がることが大事なんだと思う。」と言いました。


私に音楽がなかったら、絶対外に出ようとしない
人間だったでしょう。こんなめんどくさがりやを外へひっぱり出して
そしていろんな人と繋げてくれたのは音楽であり、ライブでした。

片岡さんには今年お会いできなくてとても残念でしたが、
来年は必ず会いに行きます!

bye bye circusのライブも見に行きます!

そして、また新しい音楽といっぱい出会いたいと思っています。

ここをご覧いただいている全ての皆様にとって
2013年も素晴らしい一年になりますように。
音楽に満たされた一年となりますように。

よいお年を。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK大河ドラマ「平清盛」について

2012年12月26日 | Weblog
いろんな場所に大河ドラマの「平清盛」についての
視聴率がどうとか、内容がどうとかと書かれています。

正直な話、毎回かかさず見たわけではありません。
でも、結構見ていた方だと思っています。

まず、言っておきますが、私の親類縁者には今のところNHK関係の方も
あるいは「平清盛」に携わった方もいません。

そう、私はごく平凡な皆様と同じ一視聴者に過ぎないのです。

だから私の意見と違うからといろいろ言われても困るので
自分と意見が合わないな~って思われたらスルーして
別のブログへ飛んで下さればと思います。

このドラマは始まった当初から映像が汚いとか
清盛の服装がどうとかとかいろいろ言われましたね。

大河ドラマは美しくあってほしいというのが
多くの視聴者の願いという人もいましたが
そうなのでしょうか?

私はあのほこりっぽい映像から
砂くさい清盛を感じられて
映像なのに匂いがわかるようでした。
海賊船からは異様な匂いもするようでした。

よく大人たちは子どもにいいますよね。
道徳をふりかざして
「人を身なりで判断してはだめだよ。」
「人を外見で判断してはいけませんよ。」

そんな大人のある意味代表になるような人から
「きたない」発言が出るのもどうかと思いました。

私ならそんな人が上に立つ場所が
いい場所になるようには思えませぬが(と時代劇風に)

家がいろいろな事情で身なりをあまりきれいにできなくても
心は美しい人たちはたくさんいますもの。

ってこれはドラマだよ!ドラマはきれいじゃなくっちゃ。

そういう声が多々聞こえて来る気が今しました。(笑)

でも、もともとロックンロールな人たちが大好きな私であり、
パンク上等な人なので、ちっともそういうので人を悪く見たりなんて
しません。

私は人を格好ではなく、生き方で判断し、素敵だな~って思うのです。

なら、このドラマはちっともみすぼらしいドラマではないですよね。

あえて言うなら

「心の大河ドラマです。」

だいたい今の社会。
ファストフードの社会。
携帯小説の社会。
数多ければいい女の子集団がどうでもいい歌を歌う社会。
CDなんて買わずに、気に入った曲だけ携帯にダウンロードの社会。
勉強だって、日本史は難しいからと大学入試にはみんなは
政治経済や公民などを選んでしまう社会。

「平清盛」って誰よ!の人きっといるはずです。
「北条政子」って誰よ!の人結構多いはずです。

あのやり手女子の「北条政子」さんを知らないなんて
そんなんでキャリア志向とか言ってられるのか!って話です。

っていっても私が日本史にすごく詳しいわけではなく
実のところ世界史が好きでそこで世界を見たくて
英語に力が入ったという人なのですけどね。

もちろん、日本史も好きでしたよ。
でも、平家についてはそれほど知りませんでした。
清盛はもちろん知っていましたけどね。

ところが5、6年程前のある日
平家ゆかりの場所で仕事をすることになったのです。
そこからなんだか平家について興味を持つようになりました。
でも、そのくせ源頼朝がなんとなく子どもの頃から好きだったという(笑)
ゆえに大学時代は一般教養では日本史でしかも「鎌倉時代」限定の
授業を取っておりました。

今回その頼朝を岡田将生氏がやってくれたのはとってもうれしかったりします。
岡田氏は「重力ピエロ」で印象深い俳優さんでしたから。

あえてここで言いますが、私が日本人の俳優で特に好きなのは
加瀬亮氏とオダギリジョー氏です。まったく「平清盛」と関係ないです(笑)

話がそれましたが、まあそういうなんでも深入りしない社会です。
軽いのりがいい社会です。
ゆえに純文学は敬遠され、英語で聴いたら意味わからないしと
洋楽も敬遠され、洋楽でも踊れるならとダンス系はまだ聴かれ、
とにかく難しいことを考えるのはいやだという風潮がどこかあります。

もちろん、すべてがそうではありません。
もっと深く考えようっていう人たちもたくさんいると思います。
ただ、どうしてもそういう人たちはたくさんいてもマイノリティに
扱われがちです。

こういう深く考えない世の中だから人の気持ちや辛いことも
思いやれないのではないかと思います。

そういう意味で、今回の「平清盛」を見て
「おもしろい」と思った人は人の気持ちをいつもいろいろ
考えている人たちではないでしょうか?
心のひだの数が多いというのか。

この豪華な俳優陣。
ひとりひとりの演技が豪華な一品料理のように
美しく迫力がありました。

たとえば三上博史氏。
彼は本当に存在感があって表情だけで
語れる凄い俳優さんですね。
恐ろしいほど繊細な役柄をもう見ていて茫然となるほどに
演じて下さいました。

井浦新さんもそう。あの映画「ピンポン」時代のアラタさんからは
この役は想像できませんよね。せつないぐらいに痛い役柄を
ガラスが壊れるように、それがまるでスローモーションで撮られたかのように
心に強く刻まれる演技でした。

源義朝の家臣であり、よき親友のような存在だった
鎌田正清を演じた趙珉和(ちょうたみやす)氏のことは
私はここで初めて知ったのですが、ほんとうに彼の演技は素晴らしかったです。
彼の控えめながら自分を押し殺しつつ、義朝に対する友情というのか、
それを表情などで見るものの心を揺り動かす感じは、そう簡単に
出せるものではないと思いました。
彼と義朝が互いに刺し合って死ぬシーンは
本当に悲しく、せつなく、人間愛に溢れていました。
彼の今後に大注目です。

平重盛役の窪田正孝(クボタマサタカ)氏も難しい役だったと思うけれど
とても人間味溢れるいつも心を痛めて苦しむ心優しい重盛を
見事に演じきったと思います。若いのに存在感がすごくありました。
彼はかなり重要なポジションだったと感じました。

また、平頼盛役のAAAの西嶋隆弘氏もバラエティに出ている時の
軽さ(失礼!)一転して、すごくクセのある裏切り者を見事に
演じて、彼に対する考えが一変しました。こんなに演技力のある
人なんだと。もっともっとクセのある役やってほしいなと思いました。
きっといろんな役を演じられる人なのですよ。

後白河天皇役の松田翔太氏はもう圧巻としか言いようがないです。
あの目つきや感情を噴出させる時の表情や逆に冷淡な表情など
七変化というのか、奥の深い俳優さんだなと改めて感じました。
いろんなインスピレーションを彼から受ける監督さんは
いっぱいいることでしょう。

平忠度を演じたムロツヨシ氏は役柄によって本当に印象が
変わる人なのでほんといつも驚きます。
そして、私は彼の演じる役をもっといろいろ見てみたいと
思いました。今年出会った新鮮な俳優さんのひとりです。

兎丸を演じた加藤浩次さんも存在感がすごくありましたね。
日本でパイレーツオブニホンカイっていうのをやったら
彼がジョニーディップのポジションになれますよね。
お笑いの人とは思えませんよね。というか
もう彼はお笑いという域を超えて、今はいろいろ
されているのでエンタテイナーですよね。

八条院役の佐藤仁美さんのすごみある演技がまた強く印象に残りました。
他の女優陣はいわゆる美形な方たちばかりだったので
演技というより見た目が先行してしまいがちでしたが
彼女はすごい存在感がありました。
ほんとうはきれいな方なのにね。
深田恭子さんはもともと好きな女優さんなので安心してみれたし
杏ちゃんは妖怪人間のベラ以来好きになったので北条政子にぴったりだったし、
今回もうひとり存在感があったのがモー娘の高橋愛さん(今もモー娘か知りませんが)
が台詞がそんなにあるわけではないですが、控えめながら経子を
しっかりと演じられていて感動しました。

あと成海璃子さんの演じた滋子さんはとても素敵な人でしたね。
髪の毛が天然パーマという設定がまた斬新で
目からウロコのような感じを受けました。

そうですよね。昔だって天然パーマの人はいたわけですし
その方たちがロングへアをどうしていたのかって
思うと、なんかすごくリアルな感じがしてよかったです。

平時忠を演じたV6の森田剛氏もこんなすごい演技のできる人なんだと
初めて彼のことを正面から見ようっていう気にさせてくれました。
今までV6の中でもあまりちゃんと見ていなかったのが彼だったのですが
今回で彼に対する感情が変わりました。ものごとを斜めにみて
残酷な部分ももっている役を「なんだこいつ」って思わせるぐらい
いやな感じもありつつ、いいところもあるっていうのを見事に見せてくれました。

ひとりひとり書くと大変なので最後に松山ケンイチ氏について。

彼は素晴らしかったと思います。
彼は世間のいろいろな声と戦い、自分の心の声に従い
平清盛と対話して、平清盛を見事に演じきったと思います。

豪快な若者時代から静かに存在感を出す老年時代まで
彼らしい清盛を見せてくれました。

このドラマは心理描写が多くて視聴者が敬遠したとか言ってる人もいますが
ハリウッド映画の西武劇のような戦闘シーンがたくさんないと
大河ドラマはおもしろくないのでしょうか?

私の父は大河ドラマが好きで、私が物心ついたときから
いつもいっしょに見ていました。子ども心ながらすごいな~って
思いつつ、今思い出すのは戦闘シーンでもなく
映像がクリアかどうかでもなく
きらびやかな衣装でもなく
美男美女の様子でもなく
言葉でもなく

なんとそれぞれの印象深い表情なのです。

あの時のあの俳優さんのあの苦渋の顔。

あの時のあの女優さんの笑顔。

などなど子ども心にスクラップされていったのは
なんと表情だったのです。

ゆえに清盛を見ていた子どもたちは
今回のドラマにおいては数々の表情を心に
収めた事でしょう。

それくらい表情の宝庫のようなドラマでした。

ストーリーについて少し触れると
平清盛は結局、武士が世を治める道筋は作ったけれど
平家は滅亡してしまいました。
でも、彼が彼自身の意志で助けた源頼朝が
結局は清盛の夢を実現したのです。

これで清盛は報われたような気がしました。
鎌倉幕府ができ、そこでいろいろ四苦八苦したのち
室町幕府で庶民が笑顔でいられる世が作られたのですから。

庶民が笑顔になる世の中の最初の一歩を
作り出したのが清盛だったわけですよね。

最後の方での頼朝と清盛の幻影との対話が
感動的でした。静かでしたが、泣けて来ました。


今年の番組視聴率ベスト10にも入れなかったというけれど
チャートなんてどうでもいいのです。

周りの意見にすぐにつられる人や
流行ものに弱い人や
保守的な人などはどうしても
多数派になってしまうのが世の中。

周囲がなんといおうと自分がいいと思うものがいいと
言える人たちは少数派かもしれません。

番組の視聴率のために何度も脚本を書き換えさせられた
脚本家さんにもご苦労様と言いたいし、
そのせいで出るはずだったシーンがなくなって
出れなかった俳優さんもいたかもしれません。
台詞が少なくなった俳優さんもあったかもしれません。
でも、そのすべての方に私は言いたいです。

「誇りをもってそこにいた事実を大事にしてください。」と

堂々と「平清盛」に出ていましたと言ってほしいなと
すべての俳優さんたちに願います。

ひとつひとつを丁寧に見ずに
適当に批評する人たちが大嫌いな私だから
今回はあえて、このようなことを書かせていただきました。

ひとりでも心を揺り動かしたなら
立派なドラマなんですよ。

音楽といっしょ。


だから私はこのドラマにすべてかかわった人たちに
大きな拍手を送ります!

加えて、低予算でもアイディアで凄い番組を
いつも作ってくれているNHKさんは凄いと思っています。

お金をへんなところにばっかりかけて
たいしたアイディアもなく廃れて行くいくつかの
テレビ局に比べて、心と勇気があふれる人が
多いのがNHKなのかなと
別に回し者でもなんでもない一庶民の私は
思います。

先日の嵐が京都野菜を紹介する番組も
最初NHKと気がつかずに(嵐のイメージが民放だったので)
見ていて、いい番組だな~って見終わった時に
初めてNHKと気がつき、良質な番組を作るな~って
思ったし、

佐野元春氏のソングライターズも素晴らしい番組だし

5分間だけの番組もすごいなと思います。

私はいつもアイディアを出し合って前向きに進んで行く人たちが大好きなのです。

ということで長々と読んで下さった方ありがとうございました。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Have a happy birthday. I'm glad to see you!

2012年04月06日 | Weblog
この歌をあなたに贈ります。

♪毎日、あなたが私にもたらしてくれる愛のおかげで
私の寂しさは遠くへ吹き飛んでしまいます。
一日が愛と共に始まり、愛と共に終わるのです♪(from「It all begins and ends with love」)

あなた=あなたの歌~「LOVE」

♪世界中が目覚める瞬間に耳を傾けてみてください
ほら、世界中が目覚めますよ♪(from「It all begins and ends with love」)

Say Hello! Sekai~♪というあなたの曲へとこの歌は繋がっています。

すばらしい歌とそれを作るあなたへは何もお返しをすることはできませんが
私が生まれて初めて音楽というものが人の心を支えるものだと教えてもらった
マイケル・ジャクソン(ジャクソン5)の曲の1つ
「It all begins and ends with love」を捧げます。
とても古い曲だから、退屈してしまわなかったらいいけれど
ただ、あなたの曲と同じぬくもりはこの歌にも溢れています。

ここをもし見て下さることがあれば
どうぞ、聴いてください。






あなたの歌がこれからも多くの人々にとこしえに愛されますように。
そして、あなたの人生が愛に満ちていますように。

A Happy Birthday to YOU!!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012年 A HAPPY NEW YEAR!

2012年01月01日 | Weblog
明けました!

いろんな年越しをされたと思いますが
ここをご覧の皆様にとって
とても明るい素敵な一年となりますように

正直、元旦早々に
人生っていうのはままならないな~って
感じることがありました。

前へ進もうと思っても
後ろからひっぱられてしまう
そんな感じでした。

人間って難しい。
だからおもしろいといえば
そうなのかもしれませんが。

まだまだ長い道のりは続きそうです。

それではわずかな灯りを求めて
今日からまた歩き出します。

必ず
必ず
「よかった。」と思える日が
来る事を信じて

君を信じてよかったと
思える日が来る事を信じて

*****************************************

今年最初にiPodシャッフルして
最初に出て来たのは

ビートルズの「サージェントペッパーズロンリーハーツクラブバンド」
次はクイーンの「輝ける七つの海」

というイギリスの誇る2大バンドの曲でした。

洋楽からのスタートなんて何年ぶり?

邦楽で最初に出て来たのは
the Birthdayの「BABY YOU CAN」

なんかちょっと前向きになれそう



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年が終わる

2011年12月31日 | Weblog
今年このブログを見ていただいた方
本当にどうもありがとうございました。

今年はいろんな出来事があって
苦しんだ人たちがたくさんいて
どうしていいかわからない人もたくさんいて
音楽は多くの心を救って
命の重みを実感した一年でした。

来年はそれぞれが前向きに生きて行き
それぞれの命を大事にしていける一年となりますように
心から願っています。

それではまた来年もこのブログは続けるつもりですので
よければ見に来て下さい。

皆様のご健康をお祈りして

よいお年を!

Have a happy new year!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

April

2011年04月03日 | Weblog
気がつくと4月。

また新しい季節がやってきて
新しい職場で新しい出会いがやってくる。


いろんなことを考える。
人生はどこかで
歌のリピートの部分のように
くりかえされるところがあって

私は同じ場所にまた戻って来た。
同じ風景がそこにあって
でも、そのときの私は今の私を
まったく想像してなかった。

同じ場所にある鏡に映る自分を見て
「歳とったね~!」って
思わず声かけそうになった。

そういえばここでくやし涙を流したこともあったっけ。

もしかしたら、また流すかもしれない。

でも、そこでの出会いが今の私にいろんな世界と
繋げてくれた。運命的なものもたくさんあった。

あのとき、がんばった自分を今はほめてあげたい。


まだまだ10代とかの若い人たちは
未来が不安で仕方がないだろうし、

震災の被災者の方も想像できない毎日を
過ごされていることだろう。

でも、やっぱりがんばった場所に
人は必ず戻れるんだと私は信じたい。


何年後かあるいは何十年後か
今の自分を心からほめてあげられる日は
必ず来ます。


私はそんなあなたの目撃者になりたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする