HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

細美さんのお誕生日に寄せて

2017年02月22日 | 細美武士/the HIATUS
2月22日

細美武士さんの誕生日

A happy birthday to you! あなたと出会えて本当によかったと毎年思います。

これからもずっとずっと素敵な歌を歌い続けてくださいね!

**********************

いつのころからか毎年この日にはブログ書くようになった。

ELLEGARDENの時はよく考えてみたら、細美さんが何歳でいつ誕生日かとかまったく
知らなかったし、調べるってことすらなぜかしてなかった。

なんでだろう?

とにかく彼の書く詞にしがみついていた時代だ。
仕事がしんどかったり、人間関係がしんどかったりで
とにかくしがみつくことしかできなかった。

彼の歌が細美武士そのものだったんだ。

一語一句もらさずに聴く感じだった。

iPodを胸に抱きしめて聞いていた。

そんな時代が懐かしくも思うし、今も当時よりは年を重ねた分
しんどいことと対応する能力も多少は身につけてこられたかなと思う。

でも。

でも。

やっぱり細美さんの歌は不可欠である。
家族と命と酸素と水の次に彼の歌だ。

エルレを初めて生で観たのは2004年の夏。
地元の小さなライブハウスで。

それからもう13年。
彼は今日44歳になったということだから
当時は31歳ってことだよね。

自分自身もそれだけ年取ったってことだから
なんか時の流れを感じる。

でも。

でも。

今も当時と変わらぬ思いで彼のことが好きだ。
人間的に好きだ。
歌が好きだ。
声が好きだ。

彼のプライベートな事は知らないし、
それをどうこう思うこともない。

たまに思うとしたら
何年も前に冷蔵庫を買うのを迷っていたけど
気に入ったのが見つかったのかな?って。

以前、ワンオクのTAKAがラッドの野田さんに
冷蔵庫をプレゼントしたって言ってたけど
この3人なら同じ好みのような気もしないではない。
北欧風なのかな〜?とか
細美さん、IKEAに今も結構行くのかな〜?とか

そんなことなら考えるけどそれ以外は
あまり考えない。

ディズニーが好きみたいだから
時々ディズニーランド行くのかな〜?

とかも考えることもある。

イギリスへの一人旅や
エジプトへの一人旅や
カンボジアへの一人旅や
ネパールへの一人旅などの

旅日記のような素敵なブログも大好きだ。

彼はどこかハックルベリーフィンのような感じで
自由な野生児みたいなところもある。でも
心が優しい野生児。

以前、細美さんもレイ・ブラッドベリを読むと知った時は
中学生の時からブラッドベリが好きだった私はうれしかった。
SFに分類される作家ではあるが、ブラッドベリは、
よくありがちなSFとはちょっと違う作品を書く。
人の偏見や思い込みなどをことごとく砕け散らしてくれるような
作品を書くのがブラッドベリで、
こっち側だけの見方ではなく相手側からの見方も考えられるところが
細美さんと通じるものがある気がする。

彼が震災の時に寄付について書いた本を読んでいた。
英語の本だ。
彼はアルケミストも英語で読んでいたよね。エジプトで。

私はアルケミストは日本語しかもってないけど
その寄付のは英語のしかないので、それを買った。

でも、全部は読めてない。

英文科出身だったので原書でいくつか読んだことはあるけれど
原作の一部が日本語訳の時に変えられている時があるので
お気に入りの本なら両方読んだ方がいいんだなとその時思った。
なぜ、変えるかというと日本人に理解しやすいようにと
変えるらしい。最近の翻訳はどうなっているか知らないけど。

もし、私が細美さんに本を一冊プレゼントできるのなら

サン・テグジュペリの「人間の土地」だ。

なんて、ありもしない空想をしてしまった。

私がライブ会場であまり好きじゃない光景は
ファンのプレゼントボックス。

もちろん細美さんのライブ会場では観たことはない。
彼は東北ライブ大作戦の人だからね。

でも、たとえばイエモンやSIAM SHADEなど
私は彼らのライブや音楽は大好きだけれど
会場に設置しているあれはいらないなと思う。

直接渡せるのならともかく、ポンと置いてある箱に
プレゼント入れって書いてあって、

「何これ!」って思ってしまう。

ときどき思う。ミュージシャンって何が欲しいのだろう?って
誕生日に何が欲しいんだろう?って。

たまにミュージシャンに対して他のミュージシャンの音源って失礼なのかなって
思いつつも、きっと聞いたことがないだろうっていう音楽を一音楽ファンとして
聞いてほしいと渡したくなる感じはある。


実際、エルレを知った時に当時よく観にいっていたインディーズバンドの
人とかに聞かせまくってた。

で、みんなすぐに大好きになった。


エルレが活動休止してもう7年は経ってしまった。
でも、まだ眠っているだけで、いつ起きるかわかんない。

その間にthe HIATUSやMONOEYESでいろんな音楽を聞かせてくれている細美さん。

Sleeping Beautyではないけれど
Sleeping ELLEGARDENをどこかの勇者がドラゴンと戦って目覚めさせてくれないかな?

案外、意外なところにその勇者はいるのかも。


なんて、細美さんのバースデーなのに話が違うところへ行っちゃった。


人生において、
大げさと言われても
細美さんと出会えたことは一生もんの宝だと思ってます。

いつまでも元気でいてくださいね。

細美武士様








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Tarkus SEKAI NO OWARI at 京セラドーム 1日目

2017年02月12日 | 世界の終わり/SEKAI NO OWARI
2017年2月11日(土)雪のち晴れ

大阪の京セラドームでSEKAI NO OWARIのライブを観てきました。
まだ、すべてが終わったわけではないから、セットリストだったり
細かなことは書くつもりはありません。

私が今まで観た大きなホール級の会場では振り返れば、どこも森でした。
(そこだけは書かせてくださいね。)

彼らがどうして森にこだわるのか?
たまたまなのか?

そんなことをぼんやりと考えていました。

森といえば、西洋のおとぎ話には欠かせない場所。
そして、私の大好きなクイーンのフレディが書く詞にも
よく登場しました。

KATE BUSHの詞にも。

そこには悪魔や妖精たちが住み
いわゆるファンタジーが存在するのです。

セカオワの曲にはそんなファンタジーの要素が溢れているし、
ご本人達もそれを公言されています。


人間の心の中には誰しもファンタジーの世界が生まれる場所があって、
時として、現実からほんの少し離れたい時にそんな世界に自分を
連れて行くことがあります。

しかしながら、最近のめまぐるしい世の中において
自分の中にファンタジーを作る余裕すらなくなっている大人や子供が
あふれてきているように思うのです。

現実

現実

現実が

畳み込むように襲ってくるわけです。

そんな時に、彼らのライブは一時のファンタジーを見せてくれるのです。

家族連れで来ている人がたくさんいるというライブは
そんなにあるとは思えないのですが、そんなライブをしてくれるのが
SEKAI NO OWARIなんですよね。

誰もが楽しめるライブ。
でも、まったく誰にも媚びてなくて
自分たちのやりたいことを徹底的に
そして観客の喜ぶこともしっかりと考えて
中途半端なセットではなく芸術的にも建造物としても
完璧なものを準備し、その他の装飾、スタッフの衣装など
すべてに及んで、細かく考えているのです。

お体のご不自由なお嬢さんがお母様といっしょに来られていたのですが
そのお嬢さんが本当に笑顔で座りながらも体をゆすっている姿が忘れられません。

彼らの音楽がどれほど多くの子供たちや大人たちを幸せな気持ちにさせているのか
それだけでもわかる気がしました。

彼らの詞はとてもわかりやすく子供たちに語りかけてくれます。
10代の多感な時期に迷っている子供たちに
「それでいいんだよ。みんなそうなんだから。」と
答えてくれるのです。

10代の時に彼らに出会えた子供たちはきっと「生命」というものに
しっかりと向き合える子になるでしょう。
悩んでいても、それを乗り越える勇気を持てる子になるでしょう。
そんな風に私は感じるし、私が10代の時に彼らがいたら
もっと生き方は変わっていたのかもしれないと思いました。

もちろん、私の時代にはジョー・ストラマーがいてくれたし
ボブ・ゲルドフがいてくれたし、クイーンが
いてくれたから、それはそれで私の人生に大きく影響を与えてくれましたが。

まあ、残念なことは、それらが日本のアーティストではなかったことです。


私はハードロックファンではありますが、実は彼らの中にもロックやソウルは
根底にはあります。だから、メロディにはそんな要素が満載です。


現在活動休止中のELLEGARDENの
で、MEANININGの高田さんはセカオワが大好きだと言ってて
実際にCDお持ちのようだし、
細美さんも時々、ラジオで彼らの事に触れるし、
いっとき「スターライトパレード」が頭の中をぐるぐる回っていたと
言ってた時もあります。

そう、根底で音楽の糸のようなものが繋がっているのです。

オーケストラも使うようになって、
もともとピアノも藤崎さんが弾いてたわけで
そういうクラシック要素もいろんなバンドに共通しています。

the HIATUSもそういうのをやったし
くるりもしかりです。

昨日のライブを観ながら、
これらの費用は半端ないだろうなと思うと同時に
こういうライブとステージを観れる私たちは本当に幸せだなぁ〜と
心から思いました。

同じ8000円でもただ、ステージ演奏を観るだけじゃなくて
その場の雰囲気などすべて楽しめるのです。

彼らはその場所に一切の現実を持ち込みません。
ファンタジーに徹底しています。

採算を無視していると言ってもいいほどです。

観ながら思いました。

もし、今ここにフレディ・マーキュリーがいたとしたら
きっと彼らに拍手を送るとともに
きっと共演したがっただろうなと。

デビッド・ボウイにも観てほしかったなと思いました。

願わくば、KATE BUSHに観てほしいです。

WELCOME TO the SEKAI NO OWARI WORLDっていう感じで。

ファンタジーの世界はまだまだここで生きていますよ。

音楽とともに。

********************

2010年5月5日に私は彼らと初めて京都で会いました。
今思えば、彼らのタワレコ限定の500円CDの「幻の命」が出てから約3ヶ月後のことだったのですね。
京都のMOJOで初めて見た時から「素晴らしい」と心から思いました。
まだとても身近なところに彼らはいましたが、でもLOVEさんは機材を片付ける時もあのままで顔は
わかりませんでした。LOVEさんが片付けているのを横目で藤崎さんとお話してたことを
思い出します。深瀬さんもなかじんさんもみんな雰囲気は今ステージで観てて感じるあのままの
暖かい人たちでした。

あれから7年ほどたち、自分も年を重ねましたが、
彼らがどんどん素敵になっていくのが本当に嬉しいです。

藤崎さんもなかじんさんもご婚約されて本当におめでとうございます。

いつまでも公私ともに素敵な人生を歩んでいかれることをお祈りしています。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする