HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

シンデレラガールというファンタジー

2023年05月19日 | 音楽・映画・本
今年になってずっとブログを書いていなかったのに、突然アイドルのことを書くなんて
今まで少しでもこのブログを見てくれている人は驚かれたかもしれません。

まず、最初に言わせていただきたいのは
私は相変わらずELLEGARDENが世界で一番好きで、そして細美武士さんのバンドやユニット全てが
大好きです。さらにACIDMAN, SEKAI NO OWARI、さらにやっと活動再開して新譜も出してくれた
ABSTRACT MASH、加えて昔から応援している真田ヒデトさんも大好きです。

しかしながら、「シンデレラガール」を歌ってデビューしたKing&Princeを見た時、
なんて王道のアイドルなんだと今まで感じたことがなかったキラキラした感覚を持ちました。

私はもうかなりの歳ですが、幼少期からすでにジャニーズのアーティストたちは
いっぱいテレビに出ていました。しかしながら、不思議とそこに惹かれることは
ありませんでした。中学校でクラスの女子の8割ぐらいが、ジャニーズのアーティストに
熱心であった時も、私は見た目はむさ苦しそうな海外のヘヴィメタやパンクを
聴いていましたし、私の日常にはロックかソウルそして時々海外のポップミュージックが
ありました。

それはずっと続いていて、今も洋楽は聴きますが、日本のバンドに素晴らしいバンドが
増えて、日本にいて幸せな音楽生活を送れています。

誤解のないように言っておきますが、日本のアイドルが好きじゃないということではなく、
私が心が揺らされるのがロックであったというだけです。

テレビにはいろんなアイドルが出るし、SMAPや嵐もすごい人たちだと
思っています。K-popもそうです。BTSもTWICEもすごいと思っています。

ただ、実際にCDを買うとかはほとんどなくて、仕事柄、子供たちと
接することが多かったので、その時は必要な曲だけを購入していました。
それはBTSだけでしたが。

そんな私がある日、デビューしたてのKing&Princeが「シンデレラガール」
を歌う姿を見て、なんかすごく、懐かしい気持ちになったのです。

「これが日本のオリジナルのアイドルだ」と

SMAPとか嵐の時は感じたことがなかったのに
なぜだろう?とずっと不思議でした。

それはまず「シンデレラガール」という曲にあると思います。
ポップソングの王道を行くメロディライン。
かつてアメリカで人気のあったインシンクのような。



あるいはイギリスのA1のような



世界共通の王道のポップミュージック

それをこの「シンデレラガール」を聴いて初めて私は感じたのです。

そして、まだデビューしたての未来に不安と希望が入りまじって
でもキラキラしている6人のメンバーから
「これがポップだ」と眩しいぐらいに感じました。

6人の誰のファンだとかそういうのはなくて、
この6人の今が素晴らしいとその時思いました。

だから、私はその時のKing&Princeが好きです。
あの真っ直ぐな歌を歌うKing&Princeが好きなのです。

他の曲もテレビドラマの曲だったりして、いろんなところで
流れてきますが、私はあの最初の「シンデレラガール」が大好きなのです。

歌詞の内容というよりあの歌の空気感とメンバーの歌い方。
それが一番なのです。

だから、私はまず、一人が脱退し、そして今度は3人が脱退するということを
聴いた時に、あのキラキラした時はやはりその時にしか見れない
貴重な時間だったと改めて思いました。

CDは持ってなかったのですが、私はあえて6人がいるときの
「シンデレラガール」だけを購入しました。

新しいバージョンは5人のなので、購入していません。
別に最初に脱退したメンバーのファンというわけではありませんが、
6人だったからこそ溢れたファンタジーのような煌めきは
もう戻らないと思うからです。

実際のファンの方たちは本当に寂しく、悲しいと思いますが、
そういうキラキラした時をみんなで共有できた奇跡は
素敵な宝物となると思います。

私のように生きている年数が長いとELLEGARDENのように
また10年を経て戻ってきてくれることもあるので、
もしかしたら、いつか別な形でキラキラして戻ってきて
くれるかもしれません。

もちろん2人のメンバーはそのまま継続するということで
そこもまた違う形で煌めいていくことでしょう。

私は朝露が緑の葉からこぼれ落ちそうな時に
太陽の光で煌めくそんな瞬間を
King&Princeで見させてもらったことに
感謝します。

年取ってもそんな煌めきは愛おしいものです。





コメント (2)
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