HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ターニングポイント

2005年05月25日 | Weblog
人それぞれに人生においてターニングポイント(転機)というのがありますよね。私にもいくつかターニングポイントがありましたが、これでちょっと自分の道を変えられたかもしれないという転機がありました。それはイギリス行き。就職難で特に大卒の文系女子大生はなかなか採用してもらえない時になんとか入れてもらえた会社で安定した収入を得ていたにもかかわらず退職を決意した時。しかも寿退社でもないわけだから、これからどうなるかもわからない。収入はない。「どうする!」ってことでしょうが、私にはその時しかないって思ったわけです。NOW IS THE TIME!って。今を逃したら、一生後悔するって。とにかく海外で一人で自分がどういう状態になるのか。自分の情けなさを思い知ろうじゃないか・・・って。会社の人もなんで辞めるんだろうと思ったみたいだし、家族を説得するのも大変でした。

イギリスに行ったからって何が待っているのか自分の未来がどうなるのかなんて全くわかりません。不安が無いわけではないし、たった一人で旅行社を通すわけでもなく、飛行機の往復のオープンチケット(しかも帰りはいつにするか決めてなかったから、行きしか予約してなくて)だけ買って、そしてイギリスでの受け入れ先は京都のブリティッシュカウンシルで資料を集めて、自分でメールを直接学校に送って、入学許可書を得て、さらにホームステイ先や寮はその学校を通して見つけて・・・すべて手紙すなわち紙切れだけなので、実際行ってみないとどういう感じなのかまったくわからないわけです。ある意味賭けです(笑)それでも、行きたいという気持ちの方が強くて「なんとかなるさ」って感じで一人異国に飛び込んだわけです。

会社を辞めることを告げた時、特に友達に告げた時はなんかもう後戻りできない何かを感じました。しかも今まで毎日いっしょだった友達と明日からもう毎日会えないし、しかも海外行く訳だから今度いつ会えるかもわからない。そう思うとすごく寂しく感じたのも事実でした。しかも、当時おつきあいしていた人とも別れることを決意してすべて真っ白にしてしまったわけで、何がそこまで自分を決意させたのか今思うと不思議です。きっと何かを大きく変えようとする時はその人の人生の何かが生まれる時なんでしょうね。でもある人はそれを思い切れなくて結局ずるずる現状維持をして、でも失敗はせずにそれなりの道を歩んでいくのでしょうが、私はいろいろ失敗したことはありますが、そのイギリス行きはまったく後悔はしてないし、あの時の一人で異国の地でもがいて見つけた未来は今に繋がっていると思ってます。だから、今大きな変化を迎えようとしている人にエールを送りたいです。それが今なんだって。波打たない心は「それをするのは今」だと君の心が知っているからなんですよ。その時を逃したら大きく前進できないことをわかっているからなんです。霧は絶対に晴れて、青空が広がるから・・・

一度、立ち止まり足元を見て、そして空を見上げてまた歩きだそう!
コメント (9)
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