HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

人間の細胞はおよそ1ヶ月で入れ替わる

2011年05月30日 | FoZZtone
つい最近のFoZZtoneのライブで渡會さんが言ってたと
いろんな人のブログで知った。

「人間の細胞はおよそ1ヶ月で入れ替わる」らしいって。

正直、今しんどい。
体力的にも精神的にも
どこか大人社会における孤独感があって
自分しかわからないしんどい重い仕事が
まかされる一方で

たいした社会経験もないのに
ちょっとお上(かみ)的なお仕事現場で
2年働いてたからって、大事なことは
学ばず、そういう場所の悪いところを
学んで来たようなやつが今私のそばに
いて、仕事していてイライラするんだ。

何もしないし、いつもこっちに
おんぶにだっこ。なのに文句だけは
一人前にいうし、どこか上から目線な
「どんだけお前さんえらいんだよ。」
みたいな態度でいる。

爆発しそうだ。

そんなにいうなら「自分でやれ!」って

私の私物は勝手に使うし、
私が作った資料を全部使うし、
なんにもしない。印刷すら
言われてやっとする。

まだ20代だというのに
おっさんのように
ぶくぶくしてて
言う台詞までおっさんだ。

こんなことを公に書いては
いけないんだろうけれど
私のブログだから
つぶやかせてください。


で、

その渡會さんの言葉にしがみつくんだ。

「こんなにイライラしている私の細胞も
夏になった頃にはすっかり入れ替わって
楽しい細胞に替わってる」

ってそう思いたいの。


もっと大人になりたい。
私自身がね。


でも、20代後半のそいつより
20歳になったばかりの子の
方がちゃんと社会的な行動が
できたりする。

これはどういうところで
差ができるんだろうね。

やっぱり家庭かな?
それともいい先輩?
あるいは先生?
それとも上司?


細胞の入れ替わりの話に戻るけれど、
火傷だけは入れ替わらないよね。
一方でタトゥーを入れた皮膚もそうだ。

細美くんがタトゥーをいっぱい入れたのは
ELLEGARDENの時の自分の細胞を残す
ためなのかもしれないね。

あるいは将来エルレに戻ったときに
the HIATUSの時の自分の細胞を残す
ためなのかもしれない。


この細胞のくだりのMCを言った後に
渡會さんは「口笛男」を歌ったみたいだけれど

ほんとうにある時期、渡會さんは苦しかったんだね。
なんか、そんな時の彼を思うと、すごく心が痛むし
今はそんな時の細胞は入れ替わって、きっと
また新しく歩み始めているんだね。


彼も結構上から目線な言葉を発しているけれど
私の職場の人とはまったく違う種類だ。

これは彼の言葉の化粧みたいなもんだから。
本当の彼は人に対してもっと敬意みたいなものを
もって話してくれるもの。

だからこそ、ステージ上のつっぱりは
彼の盾にみえて、余計に愛おしく思える。

君が今この地球にいて日本にいて
歌を歌ってくれているのが
どれだけうれしいか

どうやったら伝わるのかな~。

言葉じゃ説明難しいけれど

君の名前を呼び続けるよ。

「NAME」のように。

君は老いるまで歌い続けなきゃだめなんだ。



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まだ一度も聞いてない音楽について語るのはどうかと思うけれど

2011年05月26日 | bye-bye circus
Bye-Bye Circusの初ライブが5月24日に渋谷であった。

もちろん私が行ける訳もなく
思いだけ馳せていたわけだけど

そのspritっていうのかな
なんだかわからないけれど
こういう音を鳴らしているんじゃないかという
感覚は感じていた。

もちろん、実際に聞いたら違うのかもしれない。
でも、きっとこんな感じだっていうのは
なんか想像できるんだ。

ヒデトさんとヤブウチさんから
こういうロックが生まれないわけないって。

いろんな人のライブ感想を読ませていただいた。
みんなJet Lily Starの解散後、どれだけこの日を
待ち望んでいたかが伝わって来た。

こらえてきた鋼鉄というのか
地面の奥深く埋め込んで
泥の中に隠していたロック魂を
掘り起こして、泥をきれいに拭き取って
みんながそれを握りしめて
このBye-Bye Circusのライブに来たんだろう。

私もまたロックボールを磨いておくよ。
そのライブが見れる日まで。

Bye-Bye Circusって略すとBBCになっちゃうね。

BBCといえば英国放送。

いたずらに
まだあるはずがないBye Bye CircusをYou Tubeで検索してたら
BBCでのライブとかそいういうのが出て来て
さらにCircusでひっかかったのが
ErasureのThe Circusという歌だった。

驚いた!

Erasureは私の大好きなユニットのひとつだったから。

最近、すっかり忘れていたというか
聞いてなかったけれど

私がイギリスに住んでいる時に
出会って、毎日聞いていて
帰国後もずっと聞いていたユニット。

男性2人組。
ボーカルのアンディのイメージは
いつも真っ白なワンポイントもないTシャツに
ブルージーンズで歌っている清潔感いっぱいの人。

彼はゲイなんだけれど、そえゆえか
それとは関係ないのかわかんないけれど
すごく魅力的な人だ。

ライブではスイミングウエアのような
ピチピチウエアで歌う人でもある。

今までUESAの話をするときに
こんなユニットになってほしいというのに
やはりUKのユニットtears for fearsを
あげていたけれど、
erasureも2人だったのを今思い出し、
これこそ一番なってほしいユニットなのかもって
思ったりもした。
ヴィユアル的にはUESAのお二人の方が
かっこいい。でも、彼らの音楽は
ヴィジュアルも超えちゃうぐらい
ファンタジックで心を揺らすんだ。

ロックというよりはポップでエレクトロな
2人組だけれど、ほんとメロディは
最上級だ。

こういう音楽も2人でもできちゃうわけで
またたまにはエレクトロなUESAも
聞きたいなぁ~なんて思った今日である。

まさに今日。

で、erasureのふだんとは違うけれど
妙にオリエンタルなPVを見て、
その音に耳を傾けて下さい。

真田氏に怒られるかもしれないけれど
このアンディのつぶらな瞳が
たまにヒデト氏の瞳と重なることがあった。
(もちろん私の中でのみ)





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UESA in store at 2011.5.22

2011年05月22日 | 真田暎人/UESA
朝は大雨だった。

でも、自分で言うのもなんだけれど
結構私は晴れ女。

とりあえず自分が行く時は
雨も止む事が多い。

で、やっぱり傘を使わずに
南彦根くんだりへ無事にいくことができた。

それにしても
まさか自分がこのような場所に
やってくるとはつい最近まで
想像もしてなかった。

彦根は滋賀県では有名な場所のひとつで
あのゆるキャラ「ひこにゃん」もここ出身である。
あるいはラルクのメンバーのお二人も
彦根出身である。

そんなメインな彦根よりちょっと南にある
南彦根にあるローカルな大型モールの
VIVA CITY 彦根で

そよかぜとUESAの
インストアライブがあった。


正直行くことはかなりためらったけれど
UESAの2人が「インストア」に対する思いを
綴ったブログを読んでいたので
やっぱり自分の目で見て耳で聞かないと
わかんないなと行くことにした。

ついた時はすでにそよかぜのライブの
第一部は終了していて、植田さんが
ステージでギターのチェックをしていた。

そしてUESAの第一部が始まった。

セットリストは

ダイヤモンド
Life goes on
ハローハロー
いつか世界樹の下で
真っ赤な糸

ちょっと意外なセットリストに
思えたけれどLife goes onが
聞けたのはうれしかった。

第二部の方のセットリストも書いて置くと

キャラバン
マーチ
真っ赤な糸
パパリーナ
summer movie
where is love


キャラバンが聞けたのはよかったし
where is loveもやっぱり
私には真っ赤な糸よりキーソングのように
思えるんだ。なぜか。

観客は年齢層バラバラで
かなり高年齢の人もいれば
赤ちゃんもいる。

それが大型モールでの
インストアってもんだ。

このモールは
滋賀県では有名な平和堂っていう
スーパーの大型版なんだけれど
その大型版の構造は結構どこも
似ていて、シースルーのエレベーターが
5階ぐらいまで上がって行く場所の前が
広場になっていて天井までかなり高い
吹き抜けになっている。

その広場で歌うと
声が天井の方にあがっていく
そんな感じがするんだ。

UESAの2人はとても自然体で
いつものライブのような感じで
やっていた。

印象的だったのはそよかぜが
終わってからUESAのライブが
始まるまで20分ぐらいの
空き時間があるんだけれど
もう15分前ぐらいには
植田さんはステージにあがって
ギターチェックをし始める。
というかずっと弾いている。

そんなことするミュージシャンって
そういないと思うけれど、
彼はずっと弾いていた。

真田さんはそれより後に
登場する。そしてなかなかステージには
あがらない。

そんな対照的な2人を見て
そこがいいんだろうなって
思った。

2人とも同じ行動すると
しんどいものね。

植田さんがMCで
真田さんに「おまえゆるきゃらみたいだな。
さなにゃん」ってなことを言ってたけれど
それなら「ひでにゃん」の方が言いやすい
って心でつぶやいていた自分がおかしい。

2人のMCからおそらく見た人が
私の近くで

「これって漫才の人?」って
話しているのを見て笑えそうになった。


音楽漫談ではありませんよって。

小さな子も真剣に見ていた。

中に「ギターほしい」と言っている
6、7歳の男の子もいた。


そよかぜは何度か滋賀でやっているみたいなので
やっぱりそういう積み重ねは大事だなと思ったのが
あるカップルが通って、男の子の方が
「あ、そよかぜ来てるんだ。」ってつぶやいたこと。

こんな
って言ったら怒られそうだけれど
(ちなみに私の住んでいるところも
さほど変わらない環境です。)
すでに「そよかぜ」は知名度を持ちつつあるんだから。

そういう努力っていうのも大切なんだね。


そよかぜ自体の音楽は新曲って言っていた
最後の曲はいい曲だなと思ったけれど
正直、全体的に印象は残っていない。
申し訳ないけれど、私の聞くジャンルでは
ないだけで、好きなひとは好きなんだと思う。

UESAの2人はステージだけ見ていたら
インストアとかライブハウスとか
関係なく、いつもの
いやいつも以上のロックなUESAだった。

ただ、そんなに回数インストアでする必要も
ないのかなって思った。

いろんな方法があると思うし
インストアもそんな方法のひとつだと思う。


でも、来年の今頃にまたVIVA CITYで会いたいとは
思わない。というか来ちゃだめだと思っている。


やっぱりインストアはCDショップでしてほしい。
スーパーで多くの人に聞いてほしいという気持ちもあるだろうけれど
彼らは万人に聞いて欲しい音楽を最初から作っているのではなく
自分たちが伝えたい音楽を放っていると思っている。
もちろん多くの人に聞いてもらわないといけないんだけれど
そこのところをうまく言葉で言えないんだけれど
友達100人より親友2人の方が大事っていうのと
似ている感じ。わかってもらえるかなぁ~。


ファストフードのような音楽もこの世にはいっぱいあって
そういう音楽の方が蔓延している。

そういう音楽ならインストアなんてぴったりだろう。
でもUESAのような音楽なら
年齢とかそういうのは関係ないにしても
聞いて欲しい人たちっていうイメージは
あるんじゃないかな?

なら、そういう場所でやるべきかと。


観客を選んじゃだめだってわかっている。
でも、お金を払ってでも聞きたいと思って
集まってくれる人のいる場所で歌うのが
大事だと私は思うんだ。

もちろん、インストアはそのきっかけになる。
でも、確率的にはかなり低いと思う。

あと16時の部のUESAのライブの時間は
スーパーにいる人たちはそろそろ帰って
夕食の準備に入るから、ほんとうに
聞いてもらうのは大変だと思った。

やっぱり音楽は音楽を聞く場所で聞きたいな。
アウトドアでも構わない。
そこに音楽を聴こうと思って集まった人しか
いない場所で聞きたい。

そんなことをインストアライブの
ステージではなくて
その周辺を見て思った。

UESAは果敢に自分たちらしさを見せるステージに
全力投球していて
それは本当に素晴らしかった。

2人の雰囲気はどこか
フランス映画の登場人物のようで

なんだか映画ができそうだった。

ステージで歌っている2人の向こうに
果てしなくいろいろなイメージが
広がって、短い時間だったかもしれないけれど
そこには深い何かが私には見えた気がした。

見えているものだけじゃない何か。
笑顔とリズムをとる足の下には
彼らの今へ続く道が続いていて
それがまたどこかへ繋がって行く感じがした。

この1年を勝負の年にしてほしいと
本当に思った。

でも、今日の2人を見ていたら
勝負に勝てるって思った。

なんの勝負かって

そりゃあ日本制覇さ(笑)


もちろんそれを望むけれど
その前に自分制覇と相方制覇をしてほしい。

植田さんは今日は今まで私が見たステージの中で
一番自然な笑顔でいた気がした。

なんとか楽しさを伝えなきゃではなくて
なんて楽しいんだろうって感じ。

真田さんもくつろいだ雰囲気が
ジュテームって感じでよかったのかもしれない。


でも、あの広い場所でインストアでやるなら
私の地元のミニゼップでライブやってほしいな。

あの忌野清志郎さんも
ELLEGARDENもライブをやったところ。

歩いてでも行けちゃうんだ。

いつか絶対に来てくださいね!






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1年が過ぎて

2011年05月22日 | bye-bye circus
Jet Lily Starが解散したのは去年の昨日。
あれから一年経ったんだ。

つい最近のようで

あるいは

ずっと昔のようで


いろいろな複雑な思いはカラカラと
虚しく回り続けていたけれど

ようやく約束してくれたように
真田暎人氏と薮内寛和氏は
バンドを始動してくれた。

Bye-Bye Circus

そのバンド名。

どんな音楽をやってくれるのか
もちろん裏切らないってことを
確信している。

金曜日の夜に
やっとの思いでタワレコに
たどり着いた。

なんだか大げさだけれど
夜9時に閉まるタワレコに
間に合うように仕事場を
出れることがほとんどなくて
でも、とにかくフォズの
京都のタワレコとコラボの限定の
オーダーメイドアルバムの予約を
しにいかなくちゃいけなくて
(って自分的にだけれど)
まずは予約できてほっとして
そのあとは久しぶりに
視聴コーナーを漂流していた。

いろいろ欲しいCDがあるんだけれど
この日はThe Viewのアルバムだけを
買った。

このアルバムのタイトルが
「BREAD AND CIRCUSES」

そうサーカスが入ってるんだ。

このアルバムがすっごくいい。

どこかオアシスの香りもしなくはないが
良心的ロックンロールって感じで。

どうしてタイトルに
パンとサーカスを入れたのかな?
インタビューとか読んだことがないので
わかんないけれど
懐かしい音楽の香りが漂ってくる楽曲が
散りばめられている。

あと、
柴田元幸さんという有名な翻訳家が
いらっしゃるけれど、彼の訳した本を
結構読んでいる。

おそらく、
私の好きな翻訳家のベスト5に入るだろう。

1人は勿論村上春樹さん
もう1人は片岡しのぶさん
そしてこの柴田元幸さん

あとの2人は秘密にしておこう。

その柴田さんのエッセイのタイトルも
「ケンブリッジ・サーカス」と
サーカスが入っているんだよね。

なんだかサーカスがいろんなところで
目についてしまう。


まあ、サーカスはあの道化師たちが
いるサーカスもあるけれど

イギリスの地名にサーカスのつくところは
多い。

もともとサーカスの語源はラテン語の「円」で、
演技する円形面を意味する。

すなわち英語でいうサークルだ。


真田氏が彼のブログで
フォークダンスが好きだみたいな事を
確か書いていたんだけれど

まさにサークルで動くダンスだよね。

それにサーカスといえば
パントマイムも関係ある。

パントマイムもひとつの見せ物であったから。

真田氏の歌詞の中にパントマイムっていう言葉が
確か出て来たよね。それに彼もよく
ステージでパントマイムをするような動きを
しながら歌う。

彼がなぜバンド名を
Bye-Bye Circusにしたかはご本人に
聞いていただけばいいんだけれど

Bye Byeには別に深い意味はないそう。

でも、あえて私が勝手に独断と偏見で
解釈する。


「サーカスよ!さらば。」

すなわち

グルグルいつも同じ場所を回っているなんて
ごめんさ!って感じ。

そんなところから抜け出してみせるぜ!

そういう風に思ってる。



彼らのロックンロールは
ひとつの円の中に留まらないのさ。




Jet Lily StarのHPが無くなった。
1年経ったからだね。

私はHPのすべてをダウンロードしたり
残したりしてないので、
すべて消えちゃった感じがしたけれど
音楽はしっかり残っているから
それでいいじゃん!
って思っている。


明日はUESAがひこにゃんのいる彦根で
インストアライブだ。


行ったことのない場所だけれど
おそらく円形の広場でやるんだろう。

サーカスで。


2人でもそこをはみだす
ロックを放ってくれるはずだよね?


だってUESAは最近カミングアウトしたんだもの。
本当はロックなんだってね。

ポップなふりしてて
ロックを隠してた。

でも、もう我慢出来なくなったんだよね。

どうぞ

爆発させてください。

サーカスにロックを!

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What a wonderful world in KANSAIで感じたこと

2011年05月17日 | 細美武士/the HIATUS
イベント自体はよかったと思っているし
あのマークも好き。
カメラワークも素敵で
キャスティングもよかったのではないかと思っている。

ただ、おそらく細美さんの中には
いろんな温度差があったんじゃないかと
あくまで私の推測ではあるけれど
感じてしまった。

イベントの最後にステージにゲストが
みんな上がって来た時の彼の表情。
きっと、楽屋裏のそれぞれの
アーティストの温度差を感じたのだろうなって。

あるいは芸能人と音楽人との違いとか。

おそらく、芸能界でドラマに出たり
いろんな歌番組に出たりしている人たちと
細美さんはちょっと違う世界にいると思う。

きっと彼のことを知らないアーティストたちも
いたんじゃないかな。

おそらく、細美さんから声をかけることは
ないだろうし、あのメンツだとマネージャーとか
取り巻きがいっぱいいて、話す雰囲気もなかっただろう。

細美さんはきっと単独で行ってたと思うし。

芸能界に長い事いる人はおそらく
一般大衆のふつうの生活すら想像できないし
明日からすぐに庶民と同じ生活を送れと言われても
おそらく無理だろう。電車なんかにも乗れない人もいると
聞く。そういう人がその庶民すら想像できない被災地の
人たちのことを心から憂うことができるのだろうかと
申し訳ないけれど思ってしまうんだ。

細美さんはどんな時でも私たちと同じ目線に立っている
人だと思う。もちろん、彼のミュージシャンとしての
ポジションはかなり高いところにあるのだろうけれど
それでも、私たちと同じ感覚を忘れずにいられる人だと
思う。それは彼の言葉の端々やその行動から
感じられる。

中には「細美さんを崇拝しすぎだよ。」って
反論する人もいるだろう。

私は何も崇拝はしてないけれど、
前にも書いたけれど、彼は私のもうひとつの
心臓のような存在だ。それは何かを讃えるというより
むしろ自分の中にあるものに寄り添う存在なんだ。

痛い時に痛いと感じる
辛い時に辛いと感じる
楽しい時に楽しいと感じる

そんな歌を私の中に届けてくれる人なんだ。

彼は基本的に「チャリティー」と言われるイベントに
誘われれば行くという方針でいたけれど、
少し考えようかなっていうようなことをブログで
書いていた。

実は今、私は彼がブログで読んでいると言っていた
「The Science of Giving」を読み始めている。

正直、自分がチャリティー研究の本なんかを
読むなんてこの年まで想像できなかった。

でも、細美さんが「目からウロコ」っていうのが
すごくよくわかる本なんだ。

「へぇ~」っていうところがたくさんある。

まだまだイントロと第一章あたりを読んでいるだけなんだけど

なにせ、日々仕事に追われていて読書する時間が
もてない。一週間のうちほんの数時間だけ立ち番というか
イスはあるので座り番というかの仕事が回ってくるので
その時だけは本が読めるんだ。で、その時に読んでいるから
なかなか進まない。

でも、そんなに読み進んでなくても
「目からウロコ」な事が書かれているんだ。

人はどうして寄付をするのか?
自分が何かをしてあげたいという決意はどこから来るのか?
寄付金の値段はどのように決めて行くのか?
災害によって集まる寄付金の額に差が出るのはなぜか?

12月が一年で一番寄付が多い月なのはなぜか?
Decemberという言葉の中にdecentという言葉と重なる文字を
含んでいるからか、みたいな事が書かれている。
decentは「道徳にかなった」「寛大な」という意味が
あるからだ。

というような心の考察をして
自分はどのようにそのチャリティーに参加していけばいいのか
とかいろいろなヒントを
読み進んでいくにつれ、もらえるような気がする。

チャリティーをこういう角度から考える人たちが
いるんだというのにも驚いたし、そういう研究もあったのも
今回初めて知った。

こういう本を読もうと思ったのも
東日本大震災があったからで
これは尊い命が多数失われたからこそ
これから自分たちが何をすべきか
その人たちのくやしい思いをどのように
これからの東北の光に変えていくのか

勉強しながら考えて行かないとだめだと思っている。

本当に今、初めて考えることがあったり、
初めて勉強しようと思うこともある。

原発の事も
発電の事も
いろいろ記事を読んだり
いろんな人の意見を読ませてもらったりしている。

たまたまだけれど
アジカンのゴッチはあの震災の数日前に
原発について自分が実際に見に行って
その感想というか、自分の考えを書いていた。

音楽活動をしながら、
そういう場所へあえて自分で赴き
自分の目で見たもの
身体で感じた事を
率直に書いている彼もまた
素晴らしい人だと思った。

ミュージシャンというくくりを
超えているなって。

やっぱり人はいろいろ考えなくちゃならないし
やっぱり勉強しなくっちゃならないと思う。

今回ほど勉強ってものが
実は人の命を守るためにあるんだってことを
思い知らされたことはない。

受験やいい会社に入るためでなく
自分や大事な人を守る為のものだってこと。

ゴッチと彼が私にある意味紹介してくれた
(ラジオではあったけれども)ELLEGARDENという
バンドの細美武士氏がなんだか

「何をすべき」の見本になってくれている気がする。



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What a wonderful world in KANSAI

2011年05月14日 | 細美武士/the HIATUS
東日本大震災支援チャリティコンサートに
細美さんが出演した。

このチャリティーを知ったのはなんと二日前の木曜の夜。
細美さんのHPで知った。

以前沖縄でのチャリティライブを知ったのは
後のことで、見れなかったのがすごく残念だったけれど
今回は2日前に知ることができて本当によかった。

実際のところ大阪の万博公園でのライブなので
行こうと思えば行けたんだろうけれど
ここんところの仕事がハードで
睡眠時間も3、4時間で
かなり消耗していたので
野外のライブはちょっと無理だろうなと
生放送をやると知って、家で見ることにした。

このコンサートの出演者のセレクトは
どういう感じでされたのかすごく興味がある。

よくこれだけ見る側の年齢層をうまくつかむ
メンツを選んだものだと思ったから。

しかも、こういう組み合わせはなかなか
考えつかないなぁ~って。

山村隆太・阪井一生(flumpool)
高橋優
キマグレン
スターダスト・レビュー
WEAVER
スキマスイッチ
加藤登紀子
HOUND DOG(アコースティックVer)Vo.大友康平 G.土方隆行、設楽博臣 Key.佐藤達哉
The NO PROBLEM's(キヨサク from MONGOL800)
細美武士
miwa
植村花菜
藤井フミヤ&藤井尚之
Char
DEPAPEPE
渡辺美里
海援隊

最初に登場したflumpoolの2人に
WEAVERの杉くんが参加して
the一杉隆っていう一日限りのユニットで
歌っていた。

細かく書くと大変なので
大雑把に感じたことは
スターダスト・レビューは
フュージョン系のイメージで
演奏がすごいって感じなんだけれど
今回は根本さんがボーカルで
他のメンバーはコーラスで
楽器はキーボードだけというアコースティック
バージョンだったんだけれど
本当にうまくて感動した。

加藤登紀子さんはかなりのお年なのに
すごく素敵で、彼女も被災地に行かれていて
スターダストの根本さんもそうだけれど
実際にその場所に足を運んだ人の言葉は
響く。

「紅の豚」のあの歌声を思い出した人も
いるかもしれないけれど、声がすばらしかった。

the NO PROBLEM'sはキヨサクさんがアコギと歌で
Dragon Ashのダンサーの方(名前はちょっと知らなくて)
が横で踊リ続けて、画家の方が絵を描き続けるという
不思議なユニット。

ダンサーさんは最初はすごく違和感があったけれど
彼自身がだんだん「祈り」に見えて来た。
なんだかいろんな魂を受け取って天に送ってあげているような
不思議な感覚があった。

このときも思ったんだけれど
今回のこのコンサートのカメラマンはすごいと思った。
アングルが最高なんだもの。
空とアーティストの収め方が最高というか

そのダンサーと空の組み合わせなんかも
素敵だったし、登紀子さんと風と空の組み合わせも
きれいだった。

渡辺美里さんの表情の撮り方もきれいだったし
全体的に被写体への愛がすごく感じられた。

フミヤ氏が歌った「白い雲のように」だったっけ(すぐ忘れる)
は猿岩石の歌で、今日初めてこの曲が藤井兄弟が作ったものだと
知った。

ハウンドドッグも
藤井フミヤ氏も
渡辺美里さんも
私ですら知っている有名な曲を
それぞれ持たれていてそれがすごいし
逆にそういう年代の人たちで
被災者の方達には強く届くんだろうなって思った。

Charさんのギターも圧巻で
ジミヘンの「紫のけむり」が聞けるとは思ってなかった。

トリの海援隊はもう金八先生のままで
先生が生徒に話すように
会場に話しかけていた。

とてもいい言葉がたくさんあった。

「手を動かせる人は手を動かして
足を動かせる人は足を動かして
笑顔が出来る人は笑顔で
涙が流せる人は泣いて
なんかその一歩一歩のくりかえしから
日本が元気になってくれれば
と思います。」

というような言葉が胸に響いた。

こういうチャリティーのフェスはどちらかというと
若い世代のバンドで構成されることが多いと思うし
そういう世代の方が行動に移しやすいと思うんだけれど

きっと海援隊のような年齢のアーティストも
こういうフェスにすごく参加したいと思っていたはず。
だから、すごく気持ちが溢れていた気がした。

中盤に戻るけれど

miwaさんと
植村花菜さんが
続いて歌った。

お二人ともデビュー当初
片岡大志さんがプロデュースされたり
楽曲を提供されていた方達なので
なんかこの並びは凄いなって
私自身は感動していた。

そして、その2人の前に登場したのが
細美武士さん。

そう私にいつも心の種をくれる人。

ひとりで
アコギで歌う彼を見るのは
本当に初めて。

いつもと違って
どこか思い詰めているというか
本当に東北のことを思っているのが
彼の表情から伝わってきた。

今日の出場者の中で
それは一番感じられた。

この万博公園にはチャリティーライブだし
有名な人も来るしってことで小さな子ども連れの
親子や年齢層の高い人が結構来ている感じがして
そんな中で細美さんはちょっと
「誰かしら?」的な存在だったかもしれない。

でも、彼は何者なのかわからないけれど
すごく惹かれた人はたくさんいたはず。

あとで見たツイッターにもそんな言葉を
たくさん見つけた。

西門の昧爽
Make a wish
風の日
インソムニア

この4曲を彼は歌ってくれた。

風に寄り添うように歌い始めた「西門の昧爽」が
私の中のいろいろな傷をやさしく包んで行った。

このセットリストはおそらく被災地で彼がやった
ライブのリストと重なると思うんだけれど
きっと被災地の人には深く滲み渡ったと思う。

「Make a wish」のイントロが始まって
彼が歌い始めたときに
自然と感情が溢れて頬に伝わるものがあった。

いろんな人が「号泣した」
「泣いた」と書いている。
ほんとそうなんだけれど
その言葉でも補えないぐらいの
まさに今まで我慢していたのかな~って
いうぐらいに涙の川が堰を切ったように
溢れるものがあった。

「もう10年いっしょに過ごしてきたじゃん」

ほんと響くよ。この言葉。

そして彼と会場でハモって歌った場面では
思わず私も歌っちゃった。

この歌は私は自分より若い世代の人にも
いっぱい聞いてもらっている。

この曲は伝えなければならない遺伝子のように
伝えて行くべきだと思っている。

だから、エルレを知らない若い人たちも
知らないうちに「Make a wish」が歌えるように
これからも聞かせ続けて、いつかそういう人たちが
ライブで細美くんのステージを見て
そして「あ、この曲知ってる。」
「いっしょに歌える。」っていう風にしたいと
思っている。


私の人生の中でも大事な曲の「風の日」も
やってくれた。どれだけ苦しいときに
この歌を口ずさんだことだろう。

♪ぼくらはそんなもんさ

その言葉でどれだけ助けられたことだろう。


「インソムニア」はきっと被災地で
ゆっくり安心して眠れない人のことを
思って歌われているんだろうね。

彼のブログではいつもいつも
被災地の人が少しでも眠れるようにって
書いてあるもの。

「眠り」すなわち「心と身体の休息」って
本当に大切だもの。


彼の歌には頭のてっぺんから
手の指先そして足の指先まで
すべてに魂がこもっている。

彼との出会いは
私の人生において
本当にかけがえのない宝もの。

自分が生まれてきてよかったと
思えることの一つだ。


こんな彼と巡り合わせてくれた
アジカンのゴッチに感謝。

で、ある意味Tsutayaに感謝。
というのも、アジカンの曲に
ひとめぼれというか初聞きで
惚れたのはTsutayaで本を
探していたときだったから。

一瞬の出会いが
永遠と繋がることが
あるんだとそのとき
知った。


被災した人たちの大変さを思うと
自分がもどかしいけれど
逆にそんな弱い自分の背中を押して
くれているのが被災地で日々前に進んで行かれている
方達なんだというのを改めて感じるんだ。

こんなすごい状況を一歩一歩毎日超えていく
東北の人たちが「俺たちを見ろよ。俺たちについてこいよ。」
って言ってくれているように感じる。本当に。

私もやってみる。

あなたたちに負けないように。

鋼のような心をもって。



まさに、私のもう1人の大事なアーティストの真田ヒデト氏がブログで書いていたように

-(マイナス)isの素晴らしさが伝わるコンサートだった。

What is a wonderful world(素晴らしい世界って何)ではなくて

What a wonderful world (なんて素晴らしい世界)であった。







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ロックンロールは鳴り止まない

2011年05月08日 | 邦楽
「俺ってコミュニケーション障害なんだ」

そんなことを言う子がいた。

どうしてそんなこと思うのかわかんなかった。

だって、ふつうに話しているじゃない。

「みんなが俺の言うことわかんないんだ。
話すとみんな引いてしまうんだよ。」

きっと今の世の中、
日本に限らず、そういう風に感じている人が
いっぱいいるんだと思う。
本当はそんなことないのにね。

ゲームばっかりやっている人たちは
ゲームの話で盛り上がる。

カードゲームの小学生は
カードゲームの交換で盛り上がる。

でも、そういうのに興味のない人間もいるわけで

たとえば

「サカナクションの曲が好きだ。」というと

は~?誰それ?

ファンキーモンキーベイビーズの方がいいぜ。
とか
嵐だよ、やっぱり。
とか
Greeeenはいいよね。
とか

多数決で
多い方が勝ちなんだよね。


少数派はまるで言葉の通じない人のように
扱われる。

ファイナルファンタジーがどうした!

巨人対阪神がどうした!

そんなもの興味ないっていう子がいても
いいと思うんだけれど

世間はなんかよそよそしい。


いっしょじゃないといやな人たちが
多過ぎる。


自分の知らない世界に臆病な人が
多過ぎる。

私は自分の知らない世界を知っている人が
眩しいのに。

知らない世界を教えてくれる人は
すばらしいと思っているのに。


だから
もしかすると
私はたくさん友達がいますっていう人に対しては
あまり信用してないのかもしれない。
すばらしいと思っていないのかもしれない。

なんか嘘っぽく思っているのかもしれない。

ほんとうの友達なんて
結局のところ
究極1人いればいいんだし。


ただ、友達じゃなくても
自分が心を注ぎたいって思う人が
たくさんいるのはいいなぁ~って思うんだ。

これを言うと嘘くさいけれど

「愛」を注げる存在がたくさんあるのは
幸せなんじゃないかと思うんだ。


別にこっちを向いてくれてなくても
私を愛してくれてなくても

なんかしてあげたい。
なんか幸せになってほしい。
がんばって生きて行ってほしい。

そんなことを思える存在は
いっぱいあるほど自分は幸せに思える気がする。

で、

そんな人たちのことを思って
泣く事は悪い事じゃないんじゃないかって
思えるんだ。


今日見た「神聖かまってちゃん」のドキュメンタリー見て
の子を応援したくなって
泣きたくなっても
悪い事じゃないやって
自分勝手に思ってる。


きっと余計なお世話だぜって
言われるだろうけれど

別に人の心なんて
見えないし、
手で掴めないし、
たたき壊すことだってできないんだから

思う事で負ける気はしない。


人を大事に思えるってことは
最高の武器だって
なんか改めて思えた。





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いろいろ考えちゃうんだ

2011年05月08日 | 細美武士/the HIATUS
いろいろ考えることが多くて
家族のことや
仕事のことや
音楽のことや
自分のこれからのことなんか

人生は簡単じゃないな~って
こんな年でまだまだ手強さを感じてる。

細美さんがブログで「考える」ってことを書かれていた。
彼もいろいろ考える人であるのはわかっていたけれど
民放テレビに対する感じ方は共感できる。

私の父はいつも新聞は少なくても3社以上は読まなくてはいけないと
子どものころよく私に言っていた。

でも、今家でとっているのは一社だけで、
しかも忙し過ぎて、ろくに新聞も読めていない。
さささっとメインなところを読むかんじだ。

3社以上っていうのは新聞社によって考え方が
違ったり、ニュースの切り取り方が違うからだ。

だからテレビだって、すべてのニュースの報道を
真底信じることはなくて、どこか実際に自分が
行ってこの目で見なきゃわかんないって思っている。

それは昔読んだ石川文洋氏の「戦場カメラマン」という
本による所が多い。これを読むまで、ベトナム戦争において
ベトコンは悪で、北ベトナムは悪でみたいな感覚があったが、
それはアメリカ側からの見方であって、日本はアメリカ側
だったから、教科書でもそんな感じで書かれていたんだ。
本当は北も南も当時のソ連とアメリカの犠牲となった
国であって、どちらも悲惨な戦いを強いられていた
人たちばかりだったんだよね。

両方から見ないと物事の真髄はわからないんだってことを
この本から学んだ。

だから、いろんな出来事について考える時
片手落ちにならないように意識する。

今回の原発問題もそうだ。

ロッキンオンジャパンの対談で
細美さんはやっぱり頭がいい人だなと
感じた。彼は簡単に「反対」とか「停止」とか
そんなことは言わない。それは彼が考えの途中であるのと
彼が両面から物事を見れる人だからだ。

昨日渋谷で「原発反対」のデモがあったんだよね。
正直、私が東京にいたとしても参加しないと思う。
だって、私はまだ「反対」も「賛成」も自分の中で
考えがまとまっていないから。

自分の好きなアーティストがデモに参加してても
それだけは譲れない。考えがまとまってないのに
参加はできないし、私は細美さんがそういうのに
参加する人でなくてよかったって思う。

このデモには本当に「反対」って思って参加した人もいれば
とにかく「原発」ってものへの関心をもってもらいたいという
気持ちで参加した人もいただろう。
あるいは、そんなデモに参加する自分が好きな人も
混じっていたかもしれない。
それぞれの価値観で参加したらいいので
私はそれに対して、いいとか悪いとか言うつもりもない。

ただ、もし本当に日本中からすべて原発を廃止したら
みんなやっていけるんだろうか?って
それがリアルじゃないんだ。

テレビでたけしが「かつて車は人を殺すから危険だ。って
言ってたのに誰も車乗るのやめてないじゃないか。」って
言ってたけれど、それと似てるような気がする。

便利なものを知った進化した猿たちは
もうその昔には戻れないんじゃないかって。

昭和の途中から原発は出来始めたのであって
それまで無い時代があった。
そこにはエアコンなんてなくて
みんなは扇風機のわずかな風で夏を過ごした。
むしろ、風鈴なんかの音で涼しさを想像した。
車にもエアコンなんてなくて、窓全開で
走っていた。
コンビニなんてないし、スーパーも早く閉まるし
お正月なんてお店はどこも閉まっていた。
ライブ会場なんてあまりなくて
コンサートホールの照明もそんなにたくさんなくて
パソコンなんて家にはなくて
テレビもブラウン管で
ハードディスクなんてついてないし
DVDデッキとかブルーレイとか3Dなんてなかったし
そんな感じの世界にみんな戻れるんだろうか?

きっとそれぐらいしないと今の時代原発無しでは
無理だろうね。すでに何か別の手段が開発されていたら
いいけれど、今この段階で「こういうので代用しましょう!」って
いうのはまったく出て来てないよね。構想はあっても。
すぐじゃないわけで。

安全っていうのはどんな場合も絶対じゃない。
でも、安全性を追求していくことは大事だと思う。
だから、原発を減らすことを考えるのと同時に
原発を維持するための安全性の向上を考えるべきかと
思うんだ。

福島で原発事故の放射能の恐怖の中にいらっしゃる方の
思いは遠く離れている関西の人間にはとうてい
想像もできないものだろうし、知ったかぶりなんて
できやしない。

でも、今回起きた焼肉店での食中毒事件。
あれもみんなが「安全」と思って口にしていたものから起きた。

この地球上には「安全」と信じて裏切られることが多々ある。
でも、次はもう裏切らないだろうと人はまた「安全」を信じる。

だからまた生の肉を食べるんだ。今も食べたいと思っている人もいるはずだ。

それってなんなんだろうね。

だから私はいっぱい考えたいと思う。
これが間違いでこれが正しいとか
そんなに簡単に結論なんてでやしないから。


なんだか今日はくるりの曲聞いている。

(It's only)R'n R Workshop!

っていう歌の中に
いっぱいギターがでてくる。

テレキャスター
フライングV
SG
レスポール
ダン・エレクトロ
ジャズマスター
グレッチ
ストラトキャスター
リッケン・バッカー

これらはみんな電気食べて生きている。
電気がないと飾り物になっちゃうんだ。
あるいはクラシックギターに
負けちゃう小ちゃな声しかでないギターに。

各家に自家発電機があればいいのかな?
そうしたら、電気の使用量を自分で管理できるから。
自給自足と同じ感じで。

あ~わかんないな~。






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film A moment

2011年05月05日 | 細美武士/the HIATUS
細美さんと健さんと大木さんとの対談を読もうと
買ったまま、忙し過ぎて読めてなかった
ROCK'N ON JAPANの一ページをめくった時
そこに「film A moment」っていう
タイトルが飛び込んで来た。

TK from 凛として時雨

あ~凛としての人だ。

DVDリリースの宣伝ページなんだけれど
そこに書いてあった短い文が目を引いた。

スコットランド、アイルランド1人旅にてTKが撮り貯めて来た旅の写真、
そして8mm映像。

スコットランドとアイルランドっていうのにまず心が動いた。
写真と8mmというのにまた動いた。

私が大好きな場所、スコットランド。
いつか絶対に行きたいアイルランド。

このふたつの写真と映像だ。

凛として時雨。

彼らの名前はもちろん知っている。
けれど、不思議と音楽をあまり聴いたことがない。

きっとかなり前に聞いて、自分なりに「違うかな?」って
思って聞いてなかったんだろう。

どういう印象だったかも覚えてないし
曲自体も浮かんでこなかった。

でも、「film A moment」にすごく惹かれた。

見たら、完全生産限定パッケージで
値段的にも決して安いもんじゃなかった。


でも、私はアマゾンで見つけて、すぐに
購入した。アマゾンはすごく早くて
一昨日の深夜に注文したら、昨日の夜には
届いていた。すなわち深夜は昨日だったわけで
その日のうちに届いたわけだ。


そして、それは期待どおりというか
私が惹かれた空気感をそのまま
そこに凝縮していた。

まず、写真集として
なんかなつかしいスコットランドが
そこにあったし、まだ行ったことがないけれど
思い描いているアイルランドがそこで
見れた。

人にこの感覚を説明するのはとても
難しいのだけれど、どこか物寂しげな
町。どこか曇り空が似合う世界。
雨が心の奥にぐっと滲みる感覚。

そういうものがこの写真集と映像に
しっかりとパックされていて
それがすごくうれしかった。

写真集の中には彼の旅日記もあって
それも言葉で情景を見させてくれた。
私をセンチメンタルな時へ
運んで行った。


映像も編集はおそらく専門家が
したんだろうけれど、それを
撮ったのは彼自身で、そんな風景を
切り取る彼の価値観がどこか
共感できるものがあって
なんだか知らない彼なんだけれど
親しみを覚えた。

DVDに流れる音楽が彼らのいつもの
音楽ではきっと無いんだろうけれど
すごく映像にマッチしていた。

これからすぐに凛として時雨の
ファンになるかどうかはわからない。

でも、まったく独立した作品として
この「film A moment」は素晴らしいと
思った。


このDVDが届く前に

昨日はずっとELLEGARDENのライブDVDを見ていた。
懐かしいな~って思いつつ、この頃はタトゥーを
腕にまだ細美さんはしてなかったな~とか
思いつつ、そのドキュメンタリー映像を見て
なんかすごく胸の奥がぎゅっとなった。

そこでいくつか仙台などの東北のライブハウスが
映った。そこでの楽しそうなファンとの言葉の
交流。それを見ながら、先日の郡山での
細美さんのフリーアコースティックライブを思った。

もしかして
もしかして

このDVDの中にいたファンの方の中に
今回の震災で命を失った人がいるかもしれない。
(できればゼロであってほしいけれども)

それを思うと、どれだけその人たちが
エルレの音楽をまた生で聞きたいと
思っていたかと考えてしまって
泣けて来た。

だからこそ、今回細美さんが
「Make a wish」と「風の日」を
やったというのを聞いて、
これはある意味、このライブに
来たくても来れなかったファンにとっても
やっと安心して行くべき場所へ行ける
鎮魂歌になったのかもしれないって。


私はもちろん、生でまだエルレの曲を
再び聞いてはいないけれど、それを
今生きているこの日本で彼が
やってくれたという事実だけで
幸せを感じる。

なぜか、空気に乗ってここまで
来ているんじゃないかってぐらいに
感じるんだ。

音楽はやっぱりすごい。

だからこそ、

震災後、音楽がどういう役割を果たすのか
それぞれ悩んだりされてきたと思うけれど

音楽で1人でも幸せを感じさせることができるなら
それでいいのではないかと?
あなたの歌で歯をくいしばれる人がいたら
なんと素晴らしいことかと。

今こそ、お金儲けうんぬんに関係なく
心の価値で動くミュージシャンを
応援していきたいなと私は思う。




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心の奥が苦しすぎてどうしようもない時にいつも思うのは君のこと

2011年05月03日 | 細美武士/the HIATUS
きっとこのブログを以前からご覧になって下さっている方は
最近、細美くんのことをぜんぜん書いてないって思っていたかもしれません。
もうファンじゃなくなっちゃったのかなとかも。

私は彼のファンというよりか
彼は私の生きて行くのに必要なもうひとつの心臓のような存在なので
彼がいないことなんて考えられません。

それは恋するとか
愛とかそういうものとは
次元が違うというか

家族や友達とも違うというか

説明不可な自分の体内の細胞が
記憶している何か太古からの
メッセージのような気もしなくは
ありません。


ある意味、ふつうに元気にしている時とか
何かに没頭している時とかは
ふわっとその存在感を感じつつ
日々を過ごしているのだけれど
常に彼のことを忘れることはないのです。

しかし、時々ものすごく心にダメージを
受けたりすると、祈りのように
細美武士という名を何度も心で唱えてしまうのです。

今日もちょっとそういう感じ。

まあ、冷静に考えたら
それほど大きな心のダメージを受けたわけでは
ないんだけれど、大人げない心のちっぽけな
自分が今日起きたあるできごとに
怒りを押さえられなくて、なんだか
情けなくて涙が出そうになったのです。

そんな時に細美くんのブログを読んだら

「うぶも高橋もゆういちもほんとうにありがとう!」

っていうフレーズがぱあ~んと目に焼き付きました。


エルレじゃんって

ELLEGARDENじゃないかって


やっぱりこういう時に彼らに会いたくなります。
あの4人で奏でるあの音楽を聴きたくなります。

たとえば「モンスター」

♪そういう二つとない宝物を集めて
優しくも揺れてる声を合わせて
一つ一つ片付けてく僕らは
不確かなまま駆けてく


あるいは「missing」

♪重なって少し楽になって
見つかってはここに逃げ込んで
笑ったこと思い出して
We're missing

それとも「花」

♪どこかで呼ぶ声がするよ
君のせいじゃないから

一秒一瞬ひとめでもいいから
笑い顔を見せてよ


彼はこの間郡山でフリーライブをされました。
どんなライブだったのでしょう?
被災された方たちに彼の歌声が
いっぱい届いたのでしょうか?

彼は自分で被災地に行き、
ボランティア登録して
実際に作業もしているそうです。

きっと、役場の人とか
その場所の人たちには
彼が何者なのかわかんないのでしょうね。

彼が汗だくになって
作業している姿を想像して
まだ何もしていない自分と
比べてしまう。


それどころが日常のできごとに
参ってしまっている自分の弱さが
申し訳ない感じがします。

自分の地元の一番近いライブハウスの
前を通り過ぎるたびに
そこにいた細美くんやウブさんや高橋さんやゆういちくんを
思い出し、ほんの少しだけタイムスリップします。


戻る事はできない過去を思っても
なんにもならないけれど

心と身体がバラバラになりかけている時には
有効なんじゃないかと思うのです。

そこに戻ると心と身体がひとつになって
「しあわせ」の感情で安心を取り戻してくれるから

思い出をメモリーっていうけれど

きっと自分の身体で感じた「しあわせ」を
呼び起こす作業がメモリーなのでしょう。

なんだか今日は涙腺がゆるんでしまって
余計に過去に戻っちゃって。


会いたい


会いたい


細美くんに会いたい


生の歌声を聴きたい。


あんなにあんなに
近くにいた君の笑顔が
また近くで見たい。











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