HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

次に何が起るかわからない

2010年06月27日 | 細美武士/the HIATUS
指折数えて待っているthe HIATUSの新譜「ANOMALY」

今朝家族の誰かがテレビをつけっぱなしで
そのときやっていたのが『プライミーバル2』というNHKで
やっている海外のドラマだったんだけど、それに
「ANOMALY」という言葉が突然出て来て、ちょっとドキッとした。

本屋さんに行くと細美くんの顔があちこちにあって
なんか不思議な感じがした。

でも、どれもあと一冊とかになっていて
どれほどみんなが彼を求めているのかがわかる。

どうして彼を寄り所にしてしまうのか
自分でもわからないけれど

この今の心の痛みが彼の音楽ならやわらげてくれると
信じきってしまっている自分がここにいて

「はやくその特効薬を!」と
いう感じで発売日を待っている。


正直、どんな曲が入っているのかわからない。
まったく想像できないんだ。

「the IVY」だって想像できなかった音楽だったし。

でも、彼なら
the HIATUSならって

どこかで安心感を抱いて
その音楽が自分に降りてくるのを
待っている。


ライブチケット抽選にはとことんはずれてしまった私だけれど
いつかいつかきっとって
その生の演奏と歌を聴ける日を待つよ。


今年は夏フェスも行けないし、
ライブに行く予定も今のところない。
行きたいライブがあっても
そこに仕事がドンピシャで
被ってて、身動きつけない。


関係ないけれど、ワールドカップで
ガーナとアメリカの試合のときに
会場にクリントンとミック・ジャガーがいて
2人でアメリカを応援してたけど
なんでミックがアメリカなんだ?って
思った。彼イギリス人だもの。

まあ、今はアメリカに住んでいるから
ほとんどアメリカ人なのかもしれないね。

マイケルの命日が25日だったけれど

ジョン・レノン
フレディ・マーキュリー
そして
マイケル・ジャクソンって

お互いをリスペクトしつつ
スーパースターの悩みを
共有してた友達同士だったなぁ~って

そんな彼らをいつも見送ってた
エルトン・ジョンって悲しい人だなぁ~とか
(彼はダイアナ妃とも友達だったし)
思う一方で

ポール・マッカートニーとか
ミック・ジャガーって絶対に長生きしそうだなって

アーティスティクな人はドラマティックな結末を迎えて
商業主義にうまく乗って生きている人はある意味ふつうに人生を終える。

音楽界でもそんな構図があるような気がしてしまう。


でも、私はやっぱり長生きしてずっといい音楽を
作り、放ってくれるのが一番だと思う。

だから、ミック・ジャガーがこんな笑顔で
サッカー観戦しているのを見るのは
元気な証拠だから、これからもロックしていって
ほしいと心から願う。





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SEMI- CHARMED LIFE

2010年06月20日 | 細美武士/the HIATUS
今日、「CUT」を買った。
細美くんとスティーブンの対談が載っていたから。

心の底から行きたかった~
そして行けなくてくやしかった~って
思うのがこのThird Eye BlindとThe HIATUSの2マンライブ。

チケットが当たらなかったのが最初。
次に、またチャンスがやってきたときに
仕事のために行けないのがわかって断念。

これDVDにしてくれないかなぁ~。

細美くんとスティーブンが「セミ・チャームド・ライフ」をデュエットしたって
細美くんがどんな感じで歌ってるのかちょっと想像できなくて。
それが見たかったし、聴きたかった。

また、メンバー全員でやったという「GOD OF WINE」も聴きたかった。

これらの曲が入ったファーストは今から10年以上もまえ1997年に
出たんだけれど、その時に細美くんがまだ無名で何度も何度もこのアルバムを
聴いていたんだと思うと、なんか偉大なる時間の川の流れを感じる。

私がこのアルバムを買うきっかけを作ってくれたのは
当時SIAM SHADEで活躍していた栄喜さんだ。

彼がすごく好きだと言ってて、どんなのかなと
まだ、発売してそんなに経ってなかった時期に
買った。聴いたら本当によくて、私も何度も
ヘヴィーローテーションして、
それから彼らのファンになって
次のアルバムも買い続けた。


今振り返れば、私と栄喜さんと細美くんは
同じ時にこのアルバムを何度も何度も
毎日聴いてたんだね。

そして、まさかそんな細美くんとそれから数年後に出会って、
こんなにも日々力をくれる存在になるとは想像もできなかった。

一方で、栄喜さんも今はDETROXというユニットで
やっぱり相変わらず私にパワーをくれている。


さらにさらに今年出た3EBの新譜もやっぱりよくて
何度も聴いてしまう。


音楽はやっぱりすごい力を持っているんだね。


とにかく、このファーストを聴くと
まだまだ若かった自分とそのときの風景がよみがえる。

今の自分の仕事とか状況なんて想像もしなかった時代。

ある意味、私の心穏やかな時代。

今は戦いだけれど、そこに3人(細美くん、栄喜さん、スティーブン)が
固まりになってその音楽パワーをくれている。


だから、私は大丈夫なんだ。

音楽に守られている

そう感じるんだ。
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The Ivy

2010年06月20日 | 細美武士/the HIATUS
もう一ヶ月はヘッジホッグのネットラジオを聴いていない。
くたびれきった日々、食事もままならない日もあって
気づいたらイスに座ったまま寝てる。目が覚めたら夜中の2時ぐらいで
そこからお風呂に入り、慌ててベッドにもぐる。そしてまた6時前には
起きて、仕事場へでかける。

でも、こんな感じの人ってこの世には
いっぱいいるんじゃないかなって最近思う。

自分だけしんどいって、かわいそうがっていたらだめだなって。

だけど、自分には音楽が好きっていう感情があってよかったって
こういう今だからこそ痛切に感じるんだ。

いろんな状況でも、i-podが側に無くても
何度も聴いたその歌たちは、これはというときに
頭の中で勝手に鳴ってくれるから。

細美武士っていうアーティストも
これっていうときにいつも助けに来てくれるんだ。

それは時にELLEGARDENの曲だったり
The HIATUSの曲だったり

そのバランスはまるで「ニュートンのゆりかご」みたいだなぁ~って
最近、感じる。

「ニュートンのゆりかご」っていうのは以下を参照してください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ニュートンのゆりかご

日本ではアメリカンクラッカーとかカチカチボールとか言われて
2つのボールが一つの紐に結ばれていて、その紐の真ん中を持って
2つのボールをカチカチぶつからせて遊ぶおもちゃになってますが、
ご存知でしょうか?

私の中でその紐の真ん中が細美さんで
1つのボールがELLEGARDEN
もう一つのボールがthe HIATUSで
それがその時、その時にカチカチと
ぶつかってどちらかが上の方に跳ね上がって
音を鳴らすそんなイメージがあります。


今までも何度も書きましたが、
私にはそのどちらも同じラインに存在して
優劣や好き嫌いをする存在ではありません。

別々に存在していて
別々に好きなんですから。


ELLEGARDENの細美さんが好きだったという人も
いるでしょうし、
今の細美さんが好きだという人もいるでしょう。

どちらを支持するとかそんなこと考えもしないし
人それぞれの感じ方なのでそれに対する意見もなにも
ありません。

ELLEGARDENは今休止中でいつか細美さんは復活させようと
絶対に思っていると彼の発言から想像することはあります。

そのときに、前みたいな細美さんじゃなくなっちゃったら
どうしようと思っている人もいるでしょう。

でも、私はきっと同じじゃないと思います。

これは誰もわからないことですが、
もし、ELLEGARDENが今も活動を続けていたとしても
そこで何も変化がないままきているとは言い切れないでしょ?

むしろ、エルレでも変化していたと思うのです。

昔から、好きになったアーティストのアルバムで
一番好きなのはいつも最初に買ったアルバムです。

なぜなら、その中の曲を聴いてファンになったから
その曲こそがそのアーティストの自分のベストソング
であるのは変わり得ないのです。
いわゆる私とそのアーティストとの「結婚」ソングなわけです。

「結婚」」したらそれからの人生2人にはいろいろあるわけで
変化もいろいろあって、その変化が我慢できなくなったら
「離婚」になるわけです。逆にその変化があっても
根本的なその人の存在を大事に思ったり、
「結婚」したその日をいまだに鮮明に覚えているのなら、
きっとずっとその人についていくことができるわけです。

私にとっての細美さんというアーティストはそんな存在です。
だから、彼の作る曲において、今の段階ではまだ好きだという
気持ちは継続中ですし、過去のすべての曲は一生ものです。


「The Ivy」という曲はYOU TUBEで初めてPVと同時に聴きました。
出だしから衝撃的でした。アプローチの仕方が、初期のMUSEを彷彿
させたけれど、もちろん曲の雰囲気はぜんぜん違います。
後半はレディオヘッドを彷彿しました。
細美さんがMUSEを好きかどうかは知りませんが
同じようにMUSEが好きな生形さんもNothing'sでMUSE的な
アプローチをしているけれど、こんなにも切り口が違うんだと
興味深かったです。
レディオヘッドを彷彿するといえば、ストレイテナーのホリエくんの
作るサウンドですが、この部分でもやはり切り口が違うから
おもしろいなぁ~って思いました。

歌詞を聞き取るのは難しいけれど
夜が来て、星が出ているその下に
ツタがからまっていく壁というような
くだりに、なんだか自分が何かに
がんじがらめになっていく感覚を
感じました。

PVもキリストとマリアを思わせる
映像で、すごい苦しみと悲しみを感じました、

戻れない過去を思って、
逃れない苦しみを抱えて
でも最後にはカタルシスがあって
静かに戦いを終えるようなイメージでした。

歌詞カードを見ないと詩の内容をなかなか理解できないので
早くアルバム発売日になってほしいです。

この「The Ivy」を聴いて、やっぱり彼は毎回
彼自身を超えていく人なんだなって思うと同時に
こんな曲を他の誰が作れるんだ?って思う程
素晴らしいと私は思いました。

そんな歌をつくる彼の頭の中を見てみたい。
映画「マルコヴィッチの穴」みたいに。








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Where is love?

2010年06月17日 | 真田暎人/UESA
「愛はどこに?」そんなタイトルの曲を初めて聞いたのは
UESAの大阪でのワンマンライブ。

♪探したんだよ~

♪笑いたいんだよ~


明日この曲を含む4曲入りのミニアルバムが発売される。

私は当分ライブに行けないので、そのCDを手に入れるのは
まだまだ先になりそうだけれど、心にはしっかりと届いているから
大丈夫。この曲は絶対にUESAの中でも私には大事な曲になるから。

今、この時、この時期に。

きっと神様が送り出してくれた曲なんだと思っている。
真田さんにミューズが降りて来て、
「生きている大事さ」を伝えに来てくれたんだ。



私だけじゃなくて
私のとても大事な人にも


この曲はこれからを照らしてくれそうだ。


この曲を思って
今も涙が溢れてしまう。


愛ってやっぱり
自分の命の側にいつもあるんだね。

この数ヶ月
何度絶望して泣いた事か

でも、新しい光が見えて来た。


この曲がCDとなって産声を上げた日に。

この曲をこの世に送り出してくれた
UESA
そして
片岡大志さん
そして
関わったすべてのミュージシャンとスタッフの方

ありがとうございます。

あなたたちがずっと幸せでありますように。
あなたたちの音楽が多くの人に届きますように。

Where is love?

It is in your songs!



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ファンファーレと熱狂

2010年06月13日 | 邦楽
どう自分に折り合いをつけたらいいのか
どういう未来が待っているのか
最近はそれがすごく知りたい。

今の苦しみからどうやったら脱出できるのか
まったく答えが見つからない。

心が焼けるっていうのはこういう感覚なんだね。

ずっと焼け続けているよ。


なかなか寄り道したくても
お店が開いている時間に職場を出れない日々。

でも、先日やっと9時閉店の京都の河原町OPAにある
タワーレコードに駆け込めた。

Nothing's Carved In Stoneの2nd アルバムが出た
6月9日。そうロックの日。

火曜日でそんな遅い時間だというのにレジは列が出来てて
驚いた。みんなきっと仕事帰りなんだろうね。
そしてそれだけ音楽を欲している人が多いってことだ。

なんか仲間がここにいる気がした。

ナッシングスのを買うつもりで行ったんだけど
andimoriの新譜も買ってしまった。

ナッシングスもUKの香りがするんだけど
andimoriもUKの香りがいっぱい。

どちらかというとナッシングスはUKのスタンダードなロックに近く
andimoriはパンクやニューエイジ世代のアークティックモンキーズや
リヴァティーンズっぽくって、それがすごく私の中にストレートに響く。
ちょっと、the JAMの感じもあって、はっきり言って惚れちゃいます。

日本人の感覚よりイギリス人の感覚を感じる。

歌詞は日本語なのに浮かぶ情景はロンドンやシェフィールドだったりする。

すごくいいバンドだとこのセカンド聞いて改めて思った。


気になったのはこのアルバムに入っている歌のいくつかに
「人身事故」っていう言葉が入っていたこと。

この曲を作っている小山田君はきっと電車通勤なんだね。
彼の日常には電車が当たり前なんだというのがわかる。

電車っていうとやっぱりJet Lily Starの真田さんを
思い出す。彼の歌にも電車がいっぱい出てくるから。

私も電車通勤だから、その感覚が共有できているようで
そばに彼らがいるようで、それに支えられている気がする。

ただ、「人身事故」って悲しい。

JRに乗っていると、こんなにも「人身事故」が多いのかと
思うほど、毎週のようにそれで電車が遅れる。

1人の命がそこで消えてしまっているのに
駅のプラットホームや電車の中の人たちは
「なんて迷惑な。」ってイライラするだけだ。

そこで1人命を落としたっていう重さを考える余裕もない。

もちろん、私もそんな1人なのかもしれない。

でも、私はどうしても線路に飛び込む人の抱えていた苦しみを
思ってしまう。そして、悲しくてしかたがない。

どこの誰かも結局わからないけれど
その人の冥福を祈るしかない。

みんなは気がつかないとだめだ。
多くの人を駅や電車の中に足止めするほどの
その人はそこにいた!という
命の重みを。

彼か彼女かわかんないけれど
生きていたかった!という叫びが
それだけ多くの人をそこに止めるんだということを。


あ、なんか話が違う方向へ行ってしまった。


でも、やっぱり命を守らないといけない。
自分自身でもね。

生きるのはしんどいけれど
生きることで誰かを絶対に幸せにしているんだと
信じてほしい。実際そうなんだから。


「ファンファーレと熱狂」というこのアルバムは
とにかく、すっごく今の私にはストライクだ。

その歌詞で元気がもらえるというより
そのメロディで気持ちが楽になるというのか。

歌詞にはいろんな国が出て来て、まるで
海外旅行に出ているみたいなアルバムでもある。


いろんな事があるけれど
結局は音楽に助けられている。
そして、まだまだいい音楽は生まれているんだね。


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村松拓氏の詩について

2010年06月07日 | Nothing's Carved In Stone
昨日というか今日というか深夜に再放送されてたモンスターロックを見た。

実は最近、仕事ですごい展開があり、かなり責任の重い仕事が私のもとにやってきた。
前任者はナーバスブレイクダウンでその座を降りたそんな仕事だ。

「うそだろう?」っていう感じでいる私に
「はい、あなた明日からそれ引き継いでやってね。」の世界。

実はプライベートでも結構ヘヴィな事があって
自分が安らぐ場なんてどこにあるの?って感じだけれど

人間っていうのは不思議なもので
しんどいことがあっても、そこにさらにしんどいことがやってくると
前者はそれほどしんどく思えなくなるという適応性があるということを知る。

おそらく、この仕事とプライベートのヘヴィバランスが
案外それなりに仕事に向き合える状況を作っているんだろう。


ゆえに、細美くんのラジオもこの一ヶ月ほどぜんぜん聴けてなくて
スカパーとかもチェックできてなかったんだけど、
たまたまツイッターを始めてた私が通勤途中に見てたら
フォローしてるモンスターロックのツイッターに
ナッシングスのインタビューをしたっていうのがあったのと
村松くんがそのことをツイッターしてたのを思い出して、
そろそろそのインタビューあるんじゃないかと見てみたら
ドンピシャだった。

ウブさんと村松くんの2人がそれぞれ個別にインタビューを受けていた。

「Cold reason」はセッションから生まれたと生形さんは語っていた。
この曲はとても好きで、特にベースラインが好きだ。こういうベースラインが
きっと私は一番好きなんだと思う。レッチリのフリーが好きなのも
こういうベースラインを彼も弾くからだと思う。

だから日本ではひなっちが一番好きなベーシストであるゆえんだ。

「Sunday Morning」をmy spaceで聴いたけれど

なんて素敵な曲なんだろうって思った。

ナッシングスはやっぱりUKテイストのバンドだと思う。
あの湿気のある曇り空の多い国。雨の日の草の香り。
朝露にぬれる花。空を見上げてもそこにおいかぶさる
木々が立ち並ぶ森。

オーイングランド マイライオンハートの世界。

私の愛するUK。


ナッシングスでもアブストでも最近村松くんは
すべて英語詩になった。

以前はアブストの曲では日本語も混じってたのに。

でも、全部日本語ではなくて英語と交互に
パッチワークのように出てくる感じで。

でも、そういうことするより英語で書いた方が
より伝わりやすいと思ったのかな?


私は彼の書く詩を読んでいていつも思うんだ。

彼は海を見てるのかな?って


彼の詩にはどこか海のイメージがする。

それはただの海ではなくて
もっと深いもの。

人間が海から生まれたってことに
関係があるような

そんな遺伝子の叫びのような


彼の書く英語で印象に残る単語は

skin
wave
sand
time
world
life
heart
soul

そして

inside


彼の詩にはいつも深い心の扉の中から
出ようともがいている何かを感じてしまう。


skinという言葉は私にはとても痛いイメージがある。

アブストでもナッシングスでもこの言葉を彼は何度か使ってて
それが私に痛みを訴える。

彼はナッシングスに加わる前はタトゥーをしてなかったけれど
今は腕とかにタトゥーを入れている。絵と文字が彼のスキンに
刻まれた。


細美くんのタトゥーが昔に比べてすごく増えたのを見てて
彼がどれだけの心の痛みをかかえていたのかがわかる気がした。

心の痛みはタトゥーによって緩和されるのだろうか?って思ったことがある。

そう痛みのバランス。


村松くんは話をしているときはとっても明るくて
こんな歌詞を書く人には思えないんだけど、
そんな姿と裏腹に、深い何かを抱えているのかな?


魂を絞り出すような
そんな歌い方。

彼が詩を書くときに何を思って書いているのかはわかんないけど
私には感じることがある。その痛みを私も知っているかもしれないって。

同じぐらいの年齢のころに。

もしかして今もなお、自分のインサイドに苦しめられているのかも。

いまだに解放してあげてないものがあるのかも。


だから、彼の書く詩に泣きそうになることがあるのかな?


私は海が好きだ。

泳ぎが達者なわけでもなく
魚がすごく好きなわけでもない。

むしろ魚は気持ちわるいって思う方が多いけど、

イルカとかシャチとか鯨とかに惹かれる。


deepestとか
sinkとか
sufferingとか
downとか
breathとか

やっぱり海の感覚でしょう?

今読んでいる小説「マラコット深海」(コナン・ドイル作)
はまさに深海の話。とてもおもしろいんだ。ただそれほど
分厚くない本なのに仕事が忙しくてまだ読め終えてない。
でも少しずつでも、読んでいて深い海を感じて、心がやすらぐ。

これはとあるプロデューサーさんが「きっと私が好きだと思う」
とオススメしてくれた本で
彼はさすが人の特徴を見極めるプロだなぁ~って
改めてその凄さを感じた本の一つでもある。


話を戻すけれど、


これらの詩がすべて村松くんではないかもしれない
生形さんも書いているのがあるから。

でも、私は生形さんもきっと海系の人だと思っている。
それはサーファーとか海でスポーツするのが好きっていうのではなくて
どちらかというとヨーロッパの海水浴に向いてない海を好む人。

見る海。
岩場に波打ってくる海。
悲しみを包み込む海。

そういう海。


おそらく、ELLEGARDENの描く海とは違う海。

サーファーやオレンジカウンティを感じる海じゃない。
アメリカの海じゃないヨーロッパの海。

時としてそれは日本海とも通じるものもあるかも。

おもしろいのは、エルレを今離れている細美さんも生形さんも
どちらもサウンドがそんな海水浴に向いてない海のイメージの
歌を作っていることだ。

アイスランドやアイルランドやそういう場所の海を
思い浮かべてしまうような歌だ。


エルレのときは生形さんはどういう人なのか
謎が多かった。歌詞を書くことはないし、
ギターでしか彼を知れなかった。


でも、今ナッシングスで彼を知り、
ギターで大好きになった彼をもっと好きになった。


そういえば、村松くんの書く詩にNothingもよく出てくる。

Nothing's Carved In Stoneというバンド名は確か生形さんが
考えたんだよね?


Nothing
何もない。


何もない絶望を
何もないから今が始まりだという希望にしたのが

このバンドなんだろうね。

来週69の日に出る彼らの2ndアルバムがすごく楽しみだ。














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