HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

「The Band」by セカイイチ

2012年03月23日 | セカイイチ
このブログを書き始めた頃はまだ今の仕事とは違う仕事をしていた。
ブログを書くのにも慣れてなくて(って今もだけれど・苦笑)
たどたどしい文章の中に入れれるだけの音楽を詰め込んでいた気がする。
だから、ミュージシャンの事もカテゴリーに分けてなくて
このブログを始めた頃に触れた音楽はみんないっしょに「音楽」に入れ込んでいた。
アルバムを1枚について書くってこともそうなかったように思う。
最近でこそ書くけれど、仕事に追われていて実際は買って「素晴らしい!」と
思ったCDでも書いてないのもいっぱいある。いつか書こうと思いつつ。

セカイイチのアルバムもすべてではないけれど
ほぼ持っている。でも、まだここでは一枚も感想を書いてなくて。

でも、出会った時の新鮮な気持ちは短い文だけれど
触れていたのでそれはやっと最近探し当ててカテゴリーに加えた。

それを読んでいて、もう7年ほど前なんだけれど
そこで触れていたビークルのヒダカさんとセカイイチの岩崎慧さんが
今いっしょにライブしているのが不思議だ。
すでにそこで繋がっていたのだろうか?

自分が好きだという人たちがどんどん繋がって行く。
長いスパンで見る程それがよくわかる。

Jet Kelly(現 bye bye circus)の真田氏と繋がるplaneのキクチさんは
やはり岩崎さんといっしょにライブしてるし、FoZZtoneとセカイイチは
繋がっているし......挙げたら凄い数になるのでここまでにして。

前置きが長すぎですね。

さて、ここからは襟を正して
この素晴しいアルバム「The Band」について感じたままに
綴りたいと思います。


このタイトルを最初に聴いた時
アメリカの大物バンド「the Band」を思い浮かべた人は何人いただろう?
まあ、年齢の問題だけれど(笑)もちろん私もその時代の現役ではないけれど
ボブ・ディランを少し勉強した人なら知っているはず。
(ちなみにボブ・ディランの歌は中学校の英語の教科書に載ってます)

セカイイチと初めて出会った曲が「石コロブ」でそのタイトルが
頭の中ではついついボブ・ディランの歌にもある
「Like A Rolling Stone」に変換されてしまうのです。いつも。

セカイイチのメンバーがどんな音楽を聞いて来たかとか
そういう詳しいことは全然知らないから
ボブ・ディランが好きとかそんなこともわかんなかった。
でも、彼らの音楽からその遺伝子を見つけるのは自然なことだった気がします。

今回のアルバムは70年代~80年代~90年代~そして今を
結ぶバンドサウンドの歴史を感じるような音が詰まっているように感じました。

♪世界を変えるのは俺たちだともう一度叫ぼう

という心にガツンと入って来るフレーズが光る「ニューカマー」
こういう曲がいっしょに自分と走ってくれたら本当に走りきれそう。
ギターのインストが懐かしい感じで、私が好きな80年代風な感じがしました。

「快楽主義者」
この曲は聞けば聞く程はまりました。
このBritishな音。ユニオンジャックがチラつくようなサウンド。
清志郎さんの名前や
the Whoの「サマータイムブルース」というタイトルなんかも入ってる。

この「快楽主義者」とFoZZtoneの「Sir Issac!」「Osgood」と小南泰葉さんの「soupy world」
は兄弟妹みたいな曲だと勝手に思って、自分のiPodに「ユニオンジャック兄弟妹」って
いうプレイリスト作ってしまいました(笑)

イギリスに弱い私ならではのプレイリストだとは思いますが(笑)

♪言葉の中指つきたてろ

ってほんと感動するほどかっこいい言葉

で、そのフレーズのすぐあとに
♪おいしいごはんが食べたいな

最高だ!なんて返しをしてくるんだ!ってこういう人には惚れちゃうよね、男女問わず。

「Clockwork」
最初のイントロは電子音楽系かと思ったらオアシスを彷彿するサウンドに。
ほぼ日本語詩なのにオアシスが日本語で歌ったらこんな感じになるんじゃないかと
思う程、そのグルーヴ感が半端ない。
日本にもこんなにすごい音楽を作れるバンドがいたんだと改めて
セカイイチの音楽性の幅広さに驚きました。
さらにそこに80年代のビージーズ系電子サウンドや
アメリカのKISS系のギターサウンドも混じり込む感じで
大好き。

「Nothing has changed」
また、ぐっとイメージが変わって
とてもさわやかなロックサウンドへ。
イントロから私の弱い惚れちゃう系サウンドです。
ストリングスがまた甘い旋律で曲を包み込んで
心があったかくなっていく気がします。

私の勝手なイメージは夕方だけれど、また空が赤くなる前の
青空の下、堤防に自分が立って空を見ながら
聞いている感じです。っていうかそういうシチュエーションで聞きたい!
季節は春です。

「風来坊」
この曲はセカイイチだな~っていう曲だと私は勝手に思っています。

でも、どこかステレオフォニックスと通じる部分もあって
それがまたドキドキしてしまうほど、好きです。

「Beat goes on」
またまた雰囲気が変わって、70年代ディスコ風なベースが私の心を掴んで
都会の空気感を感じさせてくれます。ちょっと気分がリッチな感じになります。

「ソフトフォーカス」
70年代か80年代か不確かですが
ボビー・コールドウエルとかそういうジャンルの音楽の遺伝子を感じます。

「Night and Daylight」feat.SEAMO

ドゥビーブラザーズにヒップホップを混ぜたらこんな感じなのかなと
いうようなすごくおもしろいファンキーな曲です。

これもベースがかっこいい曲ですね。

「everybody goes on」
この曲の歌詞とつながるかどうかは関係なく
この曲を最初に聴いた時に「石コロブ」と対になる曲なのかなと。
あくまで勝手に感じました。

♪まっすぐ進もうとして まっすぐだったことはない
残す足跡 それだけが全てだとしても

っていうところが心に一発で入って来ました。

この歌の歌詞全体が年取ったってまだまだやれるんだっていう
力をくれる感じがして、いつも心のポケットに入れて置きたい一曲です。

「正しさを間違えた王様」
これはポール・ディビスとかダン・フォーゲルバーグとかそういう時代の音楽の
遺伝子があるように感じました。ふわっと心を包み込んでくれるサウンドと
歌詞が日々の辛いことを薄めてくれる感じです。

「バンドマン」
歌詞はとってもせつなくて
いろんなバンドマンたちが自分のことのように聴くのかな?

♪バンドマン涙が乾くようなやさしい歌を聴かせてよ
お願い ひとりぼっちの夜を支えてくれた歌を聴かせてよ


そしてこの歌は「もういやだ。なんで生きてるんだろう?」って
絶望にどうしていいかわかんない時に私を支えてくれた音楽たちに
捧げたいです。

僕のバンドマン
私のバンドマン

そう、あなたです。
あなたたちです。
ずっと
ずっと
ずっと
私を支えてくれて、励ましてくれて、背中を押してくれた
バンドマンのあなたたちです。

ありがとう。

************************************************

タワレコの特典に「バンドマン」のアコースティック版CDが
ついていたのですが、これもまたソロのバンドマンの
哀愁が漂うとともに、底力もあって
これを心が弱っている時に聴いたら
ドバーっと涙がこぼれるだろうなと
そんな自分を想像してみたり。


こうして長々と自分の感じたままを綴りました。
まだ全くインタビューとか人の詳しい批評とか
読んでなくて、読む前に自分がストレートに
感じたままを書きました。

ピントがずれているかもしれません。
セカイイチの昔からのファンの方に叱られるかもしれません。
でも、このアルバムは本当に素晴らしいと思います。

くりかえしくりかえし聴くたびに
深く深く自分の体内に入って行くのを感じます。

聴かれてない方は是非一度聴いてみてください。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

happy song, happy days at LIVE SQUARE 2nd LINE

2012年03月18日 | bye-bye circus
去年の5月24日に東京渋谷でbye-bye circusの初のライブがあった。
もちろんその時私は行けていないけれど、
元Jet Lily Starの真田暎人氏が同ギタリストの薮内寛和氏と結成し、
ベースに佐藤さん、今はドラムにWATALUさんを迎えて始動した新バンドが
bye-bye circusである。

私が初めてこのバンドを見たのが去年の9月9日のライブ。
それから半年も経って、2度目のライブを見ることとなった。

その間に真田暎人氏に対して私はいろいろな思いがあって
このブログにもいろいろ書かせて頂いた。

彼が先月までバンドと平行してやっていたUESAとbye-bye circusとの
立ち位置をどのように考えているのか途中でわかんなくなって
もともとバンドのフロントマンとして
グレッチのテネシーローズをかき鳴らすロックボーカリストとして
すごい人だと思っていた彼がなんだか変わって来たのかな?と
思った時期もあった。そんな時に彼はbye-bye circusを選んだ。
UESAにももちろんいい部分はたくさんあるけれど
私にとっての真田暎人が一番彼らしくいれるのはやっぱりバンドだと
思っていたので本当にこの決断はうれしかった。

そして、やっと1本になった彼の今を
この目で見る事が出来た。



2012年3月15日(木)曇り雨のち晴

大阪福島セカンドライン(正式名はLIVE SQUARE 2nd LINEです)

なんと私が事前にローソンで購入していたチケットは整理番号1番だった!!!

が、当日は仕事の関係で到着した時にはすでに開場されていたので
先頭を取ることはできなかったけれど
一番前だと実は音がちゃんとステレオで耳に届かないんだよね。
だからその日の気分でもし今日は音じゃなく彼らの指の動きを
見たいとかそういうのであれば先頭もいいけれど
音を重視するなら真ん中より後ろの方が場所的にはいいと思ってる。

たまに思うけれどいつも最前にいる人たちは
本当の彼らのいい音を聴いたことがあるのだろうか?
もったいないなと思うこともある。
まあ、人の勝手だし、価値観の違いもあるだろうし。

まあ、私も京都でのthe HIATUSのライブの時最前行って
目の前でメンバーを見れたのは感動したけれど
あとで、後ろでみた人に「今日の音は最高だった。」と
言われた時は「失敗したかな。」って思ったもの。


この日のイベントはそよかぜとの2マンライブで
オープニングアクトにはココロオークションが登場した。

そよかぜは以前滋賀でのショッピングセンターでのインストアの時に
UESAといっしょに出てたので、見たけれど
ココロオークションは初めてだった。

ココロオークションはメンバーの組み合わせの妙というのか
それぞれの個性があるバンドに感じた。

ボーカルさんはメガネをかけたさわやか青年で
ギタリストさんは毛皮のマリーズにいそうなサイケな雰囲気を出し
ベーシストさんはちょっとSekai no owariの深瀬さんっぽい感じで
ドラムさんはあまり見えなかったけれど、好青年っていう感じだった。

で、音楽はバンプを時々彷彿するけれど、見た目と違って
歌力のあるバンドだと感じたし、最近めずらしくまっすぐな素直な
音楽をやるバンドだなとかなり好感がもてた。

素直さが新しいというのか。結構伸びしろがありそうな気がした。

一方でそよかぜは前は環境の悪いショッピングセンターでのライブだったから
ライブハウスで聴いた方がその歌のうまさとかギターの上手さとかは
わかったけれど、特筆すべきことはなかった。

さて、最後に登場したbye-bye circus。

セットリストは

bye-bye circusのテーマ
宇宙のROCK
三つ数えろ
square beat liberation
蹴っとばせ
孤独の星
奴隷
OH MY LITTLE SOLDIER
お金をください
悪魔はラッパを鳴らさない
beautiful day

En) yes

半年ぶりに
そしてbye-bye circusひとつになった真田氏を
見るというのでドキドキしていた。

レニー・クラヴィッツの「Rock And Roll Is Dead」の音楽にのって
登場したメンバー。

「やってくれそうだな~。」っていう期待感が倍増。

そしてbye-bye circusのテーマより始まった。

あ~またここで真田暎人がフロントマンとして歌っているバンドを
見れたという感動がもうすでに押し寄せて来た。

9月に見た時はライブハウスDというところで
私はあまりこのライブハウスに対して馴染みがない。
どこか居心地が悪いというか、UESAや暎人氏のソロで
行かせてもらったのだけれど、ライブハウスとしての
オーラがまだ出て来てない。新しいライブハウスでも
心斎橋ジャニスなんてオーラでまくりなのにね。

まあ、かといってこれからよくなっていくのかもしれないけれど
ライブハウス選びっていうのも大事な気がする。

そして、今回は私の大好きなある意味今まで生きて来た人生で(ちょっと大げさ・笑)
わたしにとって一番大事なライブハウスであるセカンドラインで
このバイバイのライブが見れたのが本当にうれしい。
私は観客に過ぎないが、セカンドラインに来るとホームに戻って来た
そんな安心感があるんだ。

この日は今富さんは他のイベントでいらっしゃらなかったけれどね。

「宇宙のロック」は前に聴いた時よりずっとパワフルになっていて
バンド全体の音のバランスが気持ちよく調和しているのを感じた。
ってなことを1つ1つ書いていたら終わりそうにないので
全体的に感じたことを書こうと思う。


とにかく前は言い方は悪いけれどヒデトさんの横で
ただがむしゃらにベースを弾いていたイメージだった
佐藤くんだけれど、半年でこんなにも変わって行くんだと
驚いた。彼が言葉をいっぱい放ち、観客を煽り、
盛り上げて行く感じもすごく新鮮だった。
なんだかよくわかんなかった前のイメージから
ちょっと頼もしくなっていた。

このバンドはMCが3人(ヒデト氏、ヤブ氏、そして佐藤氏)
ができるんだとそういうのって大事だよね。
もちろんドラムのワタル君もふられたら話せる人だというのは
わかるし。

初めて聴いた「三つ数えろ」のギターがものすごく好き。
ヤブさんのギターがキラキラしてた。

♪世界なんて3秒で変わる

これこそ音楽の力以外何ものでもないよね。
3秒で人を幸せな気持ちにさせることができる可能性があるもの。

「奴隷」という曲は一番新しい曲みたいなんだけれど
とても好きなタイプの曲だった。
ブルージーでジャージーな
あのストレイキャッツ系というか。
野良猫が歩いていそうな。
それこそ太宰治の「人間失格」に出てくる電気ブランという
お酒がなんか浮かんでくる感じ。
この曲はぐちゃぐちゃな恋愛みたいなのを
歌ったっていうような事を言ってたけれど
まさに「人間失格」のイメージだなって。
きっと太宰氏が生きてたらこの曲好きなんじゃないかなって。


一方で遠い昔、きっとかなりコアのクイーンのファンしか
知らない曲でフレディがプロデュースしたとある
アーティストの曲で「マンハッタンから来た男」って
いう曲があるんだけれど、数年前にフレディのスペシャル盤を
買った時に入ってて、もう何年も聞いてなくて
忘れていたけれどその空気感を思い出したよ。
ロンドンでも通じるいわゆるドリアン・グレイの世界にも
共通するね。

こういうのを東京キネマとかでやると合いそうな気がした。
って私は東京キネマは行ったことなくてフォズのライブ映像で
しか見たことがないんだけれどね。

どこか場末の空気感や昭和感がいい。

でも、この曲でおもしろいのは途中ですごい展開をするんだ。
場末の夜の風景から朝のすがすがしい風景にシーンが変わるような
展開。明治から昭和そして平成に飛ぶような。
なんかMVを作るとすごくおもしろいのができそう。

こういう歌は映像を作るものにはいろんなワクワク感を与えるよね。

「OH MY LITTLE SOLDIER」はヤブ氏が観客を煽って
それに佐藤氏がいっしょになって煽るといういいムードで始まった。

ちょっとカントリーテイストっていうかここにバンジョーが入ると
余計にそんな雰囲気になりそう。ブラッククロウズとかやりそうな
南部臭を感じつつも、明るい気持ちなる曲だ。

ギターも一気にロンドン系から南部アメリカ系にスイッチが変わって
そんな切り替えもヤブさんならではだなって。

「お金を下さい」
これも初めて聴いたのだけれど

メロディの展開とかはやはり真田暎人なんだけれど
歌詞の書き方はさらっとしててある意味新鮮というか

でもそこにも
「真っ白い朝」という言葉が出て来た。

私はもしかして彼が使う言葉の中で一番好きな言葉は
「白い朝」なのかもしれない。これが彼の人生観なのかなと
思う。彼はいつも「白い朝」を見るために生きて
音楽をやっているのかなって思うほど。

そして、そこには愛する人が必ずいるんだ。
夢でしか会えない今の状況でもね。
白い朝と大事な人はいつもいっしょなんだね。

そして私がきっとバイバイで一番好きな(今まで聞いた中で)
「悪魔はラッパを鳴らさない」

この曲の時、この日のライブでは本当に最大のピークに
達していたと思う。メンバー全員が熱くひとつに
なって会場をとりこんでロック魂で炎をあげていた。

まるで先人の海外のロックバンドのフロントマンと
ギタリストが隣同士で歌い合うかっこいいシーンを
思い出してしまうような名シーンが
そこにあった。感動した。ロックだ!!!!!って。
佐藤さんのベースを弾く姿も
ワタルさんのドラムを叩く姿も
ほんと全身全霊でそこから湯気があがっているようだった。
佐藤さんの「ウォウォウォ~」っていう煽りが
ロックバンドだ!ってこれをもっともっと男子に見せたいって
本当思った。

そしてラストにドラムのソロがあった。
圧巻だよ。こんなドラムソロのシーン見たの久しぶりだ。
彼もひとつひとつでかくなっていってるんだよね。
そこから「beautiful day」に繋がる流れは
最高の流れだった。


そしてアンコールには
「yes」

この曲はいろんな場所でいろんなメンバーで聴いた。
このアンコールのMCで
NYのジョン・レノンミュージアムに虫眼鏡で見ないと
わからないしみみたいなところに「yes」と書いてあるって
いう話をしてくれた。

「俺はジョン・レノンじゃないからさ
みんなの生きて行く道が「イエス」
正しいぜっていう説得力はないかもしれないけれど
ちょっとでも笑ってくれたらうれしいなってつくった曲
を歌います。」

っていうMCから始まった「yes」

この歌を初めて昔聞いた時に思ったのは

「真田暎人の生きていく道は「イエス」正しいぜ」
ってことだった。

この曲はきっと人間すべてへの「イエス」なんだね。

そして、今改めて思う。

真田暎人の選んだ道は「イエス」だと。


この日のライブは本当に素晴しかった。
セカンドラインに丸い熱いロック球が
できあがった気がした。

お客さんもそよかぜまではそれほど多いとはいえなかったけれど
bye-bye circusの時になって急に増えた。
関西でこれだけのファンが待っていたんだってわかった。

この日のライブは

新生bye-bye circusの本当のスタートになったのかもしれない。



















コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GIFT by HANDSOME

2012年03月11日 | FoZZtone
戻したくても戻らない日々。
ここで私が何を書こうと
震災で大切な人を失った人や
自分の家や仕事やいろんなものを失った人や
心に深い悲しみをたくさん抱えている人には
何ミリ足りとも役に立たない。

自分は何をした?
何もしてない。
募金をしたと言っても
そういうことだけでは何かしたことにならないよね。

そんな自分が時々すごく恥ずかしく思えるよ。

細美君はいつも時間ができたら東北の町へボランティアに行き
あるいはいろいろなミュージシャンは音楽も届けている。
音楽の存在意味を考えた一年であったのかもしれないけれど
心にとって音楽がどれだけの癒しを与えるかは
いろんな場面でみんな感じて来たことだと思う。

いろんな人が自分の役割を果たそうとした一年でもあった。

今日のこの日のことを思って作られたのだろうと思う曲がある。
昨日から無料でダウンロードができた曲で、
あとまだ追加でダウンロードできるようになった曲がある。

それは

水野創太presents “HANDSOME”
HANDSOME = 水野創太(EdBUS)/渡會将士(FoZZtone)/小野雄一郎(butterfly inthe stomach)

このユニットが歌う「GIFT」という歌だ。

http://soundcloud.com/conbini/gift-handsome

上記のアドレスで曲が聞ける。
まだ追加分に余裕があればダウンロードもできる。

その歌詞の

「もうどうにかなってしまいそうな心のまま 情けない魂で歌おう
生きているだけで恥ずかしい俺のまま抱きしめたいんだ君を」

という部分が今日は特に響く。

自分が生きているということ
あんなに多くの人が命を失ったのに

でも、自分が生きていることを
その人たちに感謝して、
もっと大事に大事にしていかなくてはいけないって
そう強く改めて思った。

今生きているすべての人は
みんなそれぞれ使命をもっていて
もっていない人はいないんだ。

それはみんなで東北を日本をよみがえらせる事
誰ひとりもれることなく
生きて、希望を増やす努力をして行く事

それをこの歌を聞きながら思った。

そしてなんでもない日常に感謝して
今日も明日もいっしょに生きて行きたい。

追記)HANDSOMEという名前の由来は

http://edbus.net/handsome

に書いてある。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マーチ」は3月の歌なのか行進の歌なのか~UESA活動休止に寄せてvol.2

2012年03月03日 | 真田暎人/UESA
3月になって急に春の香りがしてきた。

昨日までいっしょだった人が
もう今日は別々に歩き出している。
不思議だね。

UESAは2月29日という「うるう年」の
この日に幕を下ろした。

4年に一度しかこないこの日。
考えようによっては4年後に復活するということも
あるのかもしれない。

まあ、活動休止は事実上解散だと言う人もあれば
復活すると信じている人もいて、そればかりは
きっとご当人たちもわからないのだろう。

11年ぶりにハイスタンダードが復活するなんて
想像してなかったし、突然期間限定でも
SIAM SHADEが復活するなんて誰が予想してた?

そう考えると
ELLEGARDENもどうなるかわかんない。
ただ、ただ、細美君の中には必ずいつか
復活しようという気持ちはあると思っている。
それは彼自身がいつも忘れないように
自分に言い聞かせている約束だから。

一日限りなのかもしれない。
でも必ずあると信じている。

UESAの場合も植田さんが「必ず戻ってくるからな。」
と言った以上、どこかで必ず戻ってくると思う。
ただ、それは一回限りになるのかそこからまた始まるのかは
わかんない。


さて、大阪でのラストのワンマンライブについて
期待にそえないかもしれないけれど
自分なりに感じたことを綴りたいと思う。

2012年2月26日(日)

日本史好きなら「あ、2.26事件の日だ。」って思うだろう。

私は歴史的な日っていうより宮部みゆきの「蒲生邸事件」
を思い出す。あれはタイムスリップして2.26事件の
真っただ中に行く青年の話だけれど、すっごく読み応えのある
そして感動がやってくる小説だった。

おそらく、今後は2月26日になったら
私は心をこの大阪でのUESAのワンマンにタイムスリップ
させるのだろう。

場所はLIVE HOUSE Dという梅田の泉の広場を上がって
歩いていくところだ。

結構歩く時間がかかるので
行くにはちょっと不便。

このライブハウスのことを植田氏も真田氏も
お気に入りのようだけれど、正直
私はいまいちだ。

本当は福島2ndLINEでラストをやってほしかったな。
まあ、UESAが一番好きなライブハウスみたいだからね。

<セットリスト>

UESAのテーマ
ハローハロー
プロペラ
真っ赤な糸
私の彼はギタリスト
shinin' on
ホワイト
スロウ
スターダストラブソング
ダイヤモンド
光の子
フリスビー
星のリンダ
大人になって
マーチ
パパリーナ
サマームービー
クラクラクラブ
楽園

En1) 誰かが君に恋している
En2) everybody needs somebody
En3) Where is love

東京の方が2曲多かったんだね。
そういう意味でもやっぱり絶対にファイナルは
東京になるからうらやましいな~。

一番好きな「Where is love」と
「スターダストラブソング」
そして「光の子」が聞けたからよかったかな。

この日初めて
「プロペラ」
「大人になって」を聴いた。
いい曲だったっていう印象だけ残って
今はすっかり忘れちゃっている。
残念だな。

またソロでやってくれればいいな。

Jet Lily Starの曲で初めて聞いた「yes」
は一度聴いただけでもう忘れられなかったけどね。


この日は晋平さんがドラムでサポートとして入っていた。
ある意味、純粋なふたりっきりではなかった。
でも、ドラムがあるのとないのでは違う。
私はやっぱりドラムが入っている方が好きだ。

この日は今まで聞いたMCの中で一番
心から笑えた。ほんと涙が出るほど。
こんなにうまく掛け合えたんだって。

真田氏の「もてお君」の話。
植田氏の「チャボ」の話。
晋平さんに無人島に連れて行くならどっちで選択を迫り
最終的には真田氏が選ばれたそのかけ合い。

この日は真田さんと植田さんの意気が本当に合っていた。
いつものグダグダ感がまったくなかった。
これが5年の歳月なんだろうか?

この日がラストで悲しくて泣くのではなくて
おかし過ぎて笑って涙があふれた。

真田氏が植田氏に何か言ってというと
植田氏は「あかん、言った言葉が自分に来てあかん。」って
言ってなかなか話さなかった。

最後の最後に話した時はやっぱり泣いてた植田さん。

「Where is love」では途中で声をつまらせた真田さん。

その頃には会場でもすすり泣く声や嗚咽が聞こえて来てた。

「みんな女の武器を見せないでよ。しまってよ。」って
言ってた真田氏。

この日のは武器じゃないよ。
それぞれの心の真珠を目に飾ってただけだ。
美しく二人を送るためにね。

まあ、私は真珠をうっかり家に置いて来ちゃったけど。

この日聞いた中で意外と心に残ったのは
「私の彼はギタリスト」

以前、このブログでこの歌の存在意味がわかんないみたいな
ひどいこと書いちゃってたけれど、この日は今まで聞いた中で
一番素敵に心に響いた。

きっと真田氏の植田氏への思いが一番詰まっていたのだろうね。
「俺の相棒はギタリスト」って感じで。

彼らが一番最近、そして活動休止前ラストにCDにした
「マーチ」

これはだいぶ前からやっていた曲だけれど

♪君が泣いているの知ってたよ
僕は旅に出るのを決めてるけど・・・・・

いびつな直線になるのは歩幅のまるで違う二人だから♪

っていう言葉がこの日を表しているようで
なんかとってもやさしい歌だけどせつない気持ちになった。

いろいろ書きたい気持ちもあるけれど
なんかまだある意味実感がわかない。

私はあの日笑って泣いたけれど
悲しくて泣く事はなかった。

とても静かな心で彼らのライブを見ていたと思う。

静かな終わりの時こそ
あとで大きな悲しみが来る気がする。

無表情な人こそ
すごく悲しかったりするのと同じなのかもしれない。


きっと
ある日

なんでもない日の
なんでもない瞬間に

たとえば
姪っ子にビスケットを割って
「はい」って渡した瞬間とかに。


突然涙がこぼれてくるんだろう。
そして思いっきり泣いてしまうんだろう。


でも、まだ今はその時じゃない。
終わりっていうものは
そう簡単に「fin」にならないもんだよ。
人間の心ではね。


さて、March。
私もまた歩き始めてる。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

March 1st

2012年03月01日 | 真田暎人/UESA
今日から新しい一日が始まった。

私のプライベートでもひとつの区切りが今日だった。

UESAについてはまた後日書くけれど

ある人が言ってたのを間接的に聞いたんだけれど

何かわかっている自信はそれが崩れると終わっちゃうけれど
何かわかってない自信はどんな時も失われないらしい。

なるほどな。

なんかわかんないけれど自分って天才?って思っている
どこかのミュージシャンもきっと後者なんだろう。

でも人生を生きて行く上でそれが大事だと思うんだ。

自分はきっとすごいギタリストのはず(根拠はないけれど)
自分はきっとすごい歌い手のはず(根拠はないけれど)
自分はきっとすごい映像作家のはず(根拠はないけれど)

これだよ。
これ。

皆さんも根拠のない自信を持って
自分はきっとすごいんだと思うことが大事です。

そうすれば叶えられる夢も増えると思うんだ。


今日は京都や滋賀では高校の卒業式。
卒業された皆さん!おめでとうございます☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする