HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

2012年ももうすぐ終わります。

2012年12月31日 | Weblog
今年は本当に行ったライブはどれも充実していて
すばらしいものばかりでした。

何より、the HIATUSのライブにこんなに行けたのも
いままでで初めてな一年でした。
というか細美くんにこんなにも会えた一年は
初めてでした。

the HIATUSで始まり、the HIATUSで終わった感じでした。

一方で、FoZZtoneのライブにはほんとうにたくさん行けました。
もちろん、たくさんといっても私の中でのたくさんなので
少ないじゃないかと言われるかもしれませんが
私はとても満足しています。

いろんなおもしろい企画に参加させてもらったし
何度も京都に来て下さったし、
渡會さんの笑顔も何度も見れて本当によかったです。

真田さんと会う事があまりできませんでしたが
今年は大事な家族をもうひとり紹介できたのがよかったです。

この1年心痛いこともたくさんあったし
楽しいこともありました。

人には言えない家庭でのいろいろな悩みもありましたが
いつも音楽に支えられてきました。

音楽の力ってやっぱりすごいと思った一年でもありました。

去年の今頃には想像もしてなかったACIDMANとの遅ればせながらの
深い出会いもありました。

昨日大阪のRADIO CRAZYで聴いた「ALMA」は本当に
一生忘れられない曲となりました。
大事な人といっしょに聴きました。

このようにどこでどうしてしまったのか
遠回りになってしまうこともあるけれど
音楽は必ず私に会いにきてくれるのですね。

細美くんは日本には「パーティ」が必要だといい
アジカンのゴッチはその言葉を受けて「細美くんのいうとおりだと思う。
みんなが外にでて、いろいろな風景を見て、いろいろな人で出会うっていうこと
人と繋がることが大事なんだと思う。」と言いました。


私に音楽がなかったら、絶対外に出ようとしない
人間だったでしょう。こんなめんどくさがりやを外へひっぱり出して
そしていろんな人と繋げてくれたのは音楽であり、ライブでした。

片岡さんには今年お会いできなくてとても残念でしたが、
来年は必ず会いに行きます!

bye bye circusのライブも見に行きます!

そして、また新しい音楽といっぱい出会いたいと思っています。

ここをご覧いただいている全ての皆様にとって
2013年も素晴らしい一年になりますように。
音楽に満たされた一年となりますように。

よいお年を。
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今頃4月30日(月・祝)のFM802REQUESTAGE10について

2012年12月29日 | 世界の終わり/SEKAI NO OWARI
もうずいぶん日が経ち過ぎていて思い出せない事多々なんだけれど

サカナクション
ナオトインテライミ
山崎まさよし
木村カエラ
SEKAI NO OWARI

というすごいメンツだった。

サカナクションも気がつくと結構ライブ見ている気がするけれど
彼らは見るたびにすごいな~って感動する。

明日のRADIO CRAZYでもまた見るけれど。

ナオトインテライミはまあ、こんな感じか~って思ったのと
客の拍手が少ないからといったん引っ込んだことが
なんか心にひっかかって、初対面なのに調子のりすぎ感が
印象をちょっと悪くしちゃったかも。

山崎まさよしさんは実は2度目のライブなんだよね。
一度目は彼のワンマンを同じ大阪城ホールで遠い昔に見た。
彼のone more time, one more chanceが大好きだった頃。

今回はセロリ以外はあんまり知らなかったな~。
サポートのミュージシャンはすっごくうまくて
なんか大人のジャズコンサート見てるような気がした。
ちょっと、昔の泥臭いロックなまさやんではなかったな。
もう、こなれた大人のミュージシャンっていう感じで
若さがなんかなくって、ちょっとがっかりした。

カエラちゃんはちっちゃくてかわいくて
見てるだけで楽しくなった。
後ろでドラムを叩くカシクラさんがまた相変わらず
かっこよくて、もうほんと幸せな気持ちになれる。

そして、とりはSEKAI NO OWARI

彼らは自分たちがとりなのはすごいからじゃなくて
他の方たちが忙しくて、いそいで帰らないといけないから
暇な自分たちが最後に来ただけですと、謙遜。

キャリアからしたらまだまだ若造なのだろうけれど
彼らは今年すごくがんばったよね。

そのあとの彼らの活躍ぶりでわかるように
その日の彼らのライブも素晴らしかったよ。

どんどんでかくなっていくけれど
好奇心やらチームワークを忘れないで
これからもみんな楽しく音楽をやっていってほしいと
思った。


ってこんな感じでちょっと自分がこの日について書いてなかったのが
ずっと気になってたので、今頃書きました。

いよいよ明日はRADIO CRAZYだ!

the HIATUSやACIDMAN、ナッシングスそしてアジカンがすっごく楽しみ!

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イエローモンキーの「BULB」のように~ブランケット再録に際して

2012年12月29日 | FoZZtone
イエローモンキーが「Mother of All the best」というアルバムで
自分たちの曲である「球根」を英詩で再録しました。

私はこの原曲の「球根」でイエモンと出会い、そして彼らに惚れました。
ライブでこの曲を聴いた時は溶けそうになり、泣きました。

とっても苦しみもがくような詞なのだけれど
そこにどこか光が見えるそんな歌なのです。

どれほどくりかえし聴いたかわかりません。

今回、FoZZtoneがオーダーメイドアルバムの中のベストアルバムを
作るという企画で、再録曲をファン投票で決めた3曲の中に
「ブランケット」という曲がありました。

この曲については何度も書いているから
私がどれだけ好きかはわかってしまっていると
思いますが、その理由はひとつやふたつではないのです。

この曲とイエモンの「球根」はまったく雰囲気は違う曲だと思います。
でも、どこかそこに二人の孤独な恋人同士がいて、
悲観的な場所に小さく寄り添っている感じが似ている気がするのです。
フォズの方はイエモンのメンバーの世代よりずっと若いから
あの「球根」の感覚よりは現代的になっているのかもしれません。
でも、そこにはまだ昭和が残っていて、小さな世界なのに
どこか世界を見渡す社会的な歌でもある気がするのです。

私はそのどこか社会的なところにすごく惹かれます。

どちらも映像にするならほとんどが暗くて
わずかな明かりしか無い感じ。

この曲を再録するのならどんな風になるのでしょう?

誰かがツイッターでつぶやいていたけれど

イエモンのようにこの曲を「英詩」で再録してほしいと願います。

この曲の持つ、社会性と孤独性、そして明日への希望を
世界中に聴いてほしいのです。

英詩で放てば、世界中の人に聴いてもらえるチャンスができると思うのです。

ブランケットでベッドに舞い降りる感じは
どこか親が子どものときに毛布をふわっと
かけてくれた感覚もあって

この曲を聴いていると今世界中で大変な状況に
いる子どもたちのことを思います。

そんな子どもたちがみんなあったかいブランケットが
舞い降りて来るベッドでゆっくり眠れたらと思います。

そんな願いを込めて

私はこの曲が英詩にならなくても
いつか英語詩に訳したいです。


そして、日本語の歌は日本で大変な状況にある
子ども達へどうぞ届きますように。

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NHK大河ドラマ「平清盛」について

2012年12月26日 | Weblog
いろんな場所に大河ドラマの「平清盛」についての
視聴率がどうとか、内容がどうとかと書かれています。

正直な話、毎回かかさず見たわけではありません。
でも、結構見ていた方だと思っています。

まず、言っておきますが、私の親類縁者には今のところNHK関係の方も
あるいは「平清盛」に携わった方もいません。

そう、私はごく平凡な皆様と同じ一視聴者に過ぎないのです。

だから私の意見と違うからといろいろ言われても困るので
自分と意見が合わないな~って思われたらスルーして
別のブログへ飛んで下さればと思います。

このドラマは始まった当初から映像が汚いとか
清盛の服装がどうとかとかいろいろ言われましたね。

大河ドラマは美しくあってほしいというのが
多くの視聴者の願いという人もいましたが
そうなのでしょうか?

私はあのほこりっぽい映像から
砂くさい清盛を感じられて
映像なのに匂いがわかるようでした。
海賊船からは異様な匂いもするようでした。

よく大人たちは子どもにいいますよね。
道徳をふりかざして
「人を身なりで判断してはだめだよ。」
「人を外見で判断してはいけませんよ。」

そんな大人のある意味代表になるような人から
「きたない」発言が出るのもどうかと思いました。

私ならそんな人が上に立つ場所が
いい場所になるようには思えませぬが(と時代劇風に)

家がいろいろな事情で身なりをあまりきれいにできなくても
心は美しい人たちはたくさんいますもの。

ってこれはドラマだよ!ドラマはきれいじゃなくっちゃ。

そういう声が多々聞こえて来る気が今しました。(笑)

でも、もともとロックンロールな人たちが大好きな私であり、
パンク上等な人なので、ちっともそういうので人を悪く見たりなんて
しません。

私は人を格好ではなく、生き方で判断し、素敵だな~って思うのです。

なら、このドラマはちっともみすぼらしいドラマではないですよね。

あえて言うなら

「心の大河ドラマです。」

だいたい今の社会。
ファストフードの社会。
携帯小説の社会。
数多ければいい女の子集団がどうでもいい歌を歌う社会。
CDなんて買わずに、気に入った曲だけ携帯にダウンロードの社会。
勉強だって、日本史は難しいからと大学入試にはみんなは
政治経済や公民などを選んでしまう社会。

「平清盛」って誰よ!の人きっといるはずです。
「北条政子」って誰よ!の人結構多いはずです。

あのやり手女子の「北条政子」さんを知らないなんて
そんなんでキャリア志向とか言ってられるのか!って話です。

っていっても私が日本史にすごく詳しいわけではなく
実のところ世界史が好きでそこで世界を見たくて
英語に力が入ったという人なのですけどね。

もちろん、日本史も好きでしたよ。
でも、平家についてはそれほど知りませんでした。
清盛はもちろん知っていましたけどね。

ところが5、6年程前のある日
平家ゆかりの場所で仕事をすることになったのです。
そこからなんだか平家について興味を持つようになりました。
でも、そのくせ源頼朝がなんとなく子どもの頃から好きだったという(笑)
ゆえに大学時代は一般教養では日本史でしかも「鎌倉時代」限定の
授業を取っておりました。

今回その頼朝を岡田将生氏がやってくれたのはとってもうれしかったりします。
岡田氏は「重力ピエロ」で印象深い俳優さんでしたから。

あえてここで言いますが、私が日本人の俳優で特に好きなのは
加瀬亮氏とオダギリジョー氏です。まったく「平清盛」と関係ないです(笑)

話がそれましたが、まあそういうなんでも深入りしない社会です。
軽いのりがいい社会です。
ゆえに純文学は敬遠され、英語で聴いたら意味わからないしと
洋楽も敬遠され、洋楽でも踊れるならとダンス系はまだ聴かれ、
とにかく難しいことを考えるのはいやだという風潮がどこかあります。

もちろん、すべてがそうではありません。
もっと深く考えようっていう人たちもたくさんいると思います。
ただ、どうしてもそういう人たちはたくさんいてもマイノリティに
扱われがちです。

こういう深く考えない世の中だから人の気持ちや辛いことも
思いやれないのではないかと思います。

そういう意味で、今回の「平清盛」を見て
「おもしろい」と思った人は人の気持ちをいつもいろいろ
考えている人たちではないでしょうか?
心のひだの数が多いというのか。

この豪華な俳優陣。
ひとりひとりの演技が豪華な一品料理のように
美しく迫力がありました。

たとえば三上博史氏。
彼は本当に存在感があって表情だけで
語れる凄い俳優さんですね。
恐ろしいほど繊細な役柄をもう見ていて茫然となるほどに
演じて下さいました。

井浦新さんもそう。あの映画「ピンポン」時代のアラタさんからは
この役は想像できませんよね。せつないぐらいに痛い役柄を
ガラスが壊れるように、それがまるでスローモーションで撮られたかのように
心に強く刻まれる演技でした。

源義朝の家臣であり、よき親友のような存在だった
鎌田正清を演じた趙珉和(ちょうたみやす)氏のことは
私はここで初めて知ったのですが、ほんとうに彼の演技は素晴らしかったです。
彼の控えめながら自分を押し殺しつつ、義朝に対する友情というのか、
それを表情などで見るものの心を揺り動かす感じは、そう簡単に
出せるものではないと思いました。
彼と義朝が互いに刺し合って死ぬシーンは
本当に悲しく、せつなく、人間愛に溢れていました。
彼の今後に大注目です。

平重盛役の窪田正孝(クボタマサタカ)氏も難しい役だったと思うけれど
とても人間味溢れるいつも心を痛めて苦しむ心優しい重盛を
見事に演じきったと思います。若いのに存在感がすごくありました。
彼はかなり重要なポジションだったと感じました。

また、平頼盛役のAAAの西嶋隆弘氏もバラエティに出ている時の
軽さ(失礼!)一転して、すごくクセのある裏切り者を見事に
演じて、彼に対する考えが一変しました。こんなに演技力のある
人なんだと。もっともっとクセのある役やってほしいなと思いました。
きっといろんな役を演じられる人なのですよ。

後白河天皇役の松田翔太氏はもう圧巻としか言いようがないです。
あの目つきや感情を噴出させる時の表情や逆に冷淡な表情など
七変化というのか、奥の深い俳優さんだなと改めて感じました。
いろんなインスピレーションを彼から受ける監督さんは
いっぱいいることでしょう。

平忠度を演じたムロツヨシ氏は役柄によって本当に印象が
変わる人なのでほんといつも驚きます。
そして、私は彼の演じる役をもっといろいろ見てみたいと
思いました。今年出会った新鮮な俳優さんのひとりです。

兎丸を演じた加藤浩次さんも存在感がすごくありましたね。
日本でパイレーツオブニホンカイっていうのをやったら
彼がジョニーディップのポジションになれますよね。
お笑いの人とは思えませんよね。というか
もう彼はお笑いという域を超えて、今はいろいろ
されているのでエンタテイナーですよね。

八条院役の佐藤仁美さんのすごみある演技がまた強く印象に残りました。
他の女優陣はいわゆる美形な方たちばかりだったので
演技というより見た目が先行してしまいがちでしたが
彼女はすごい存在感がありました。
ほんとうはきれいな方なのにね。
深田恭子さんはもともと好きな女優さんなので安心してみれたし
杏ちゃんは妖怪人間のベラ以来好きになったので北条政子にぴったりだったし、
今回もうひとり存在感があったのがモー娘の高橋愛さん(今もモー娘か知りませんが)
が台詞がそんなにあるわけではないですが、控えめながら経子を
しっかりと演じられていて感動しました。

あと成海璃子さんの演じた滋子さんはとても素敵な人でしたね。
髪の毛が天然パーマという設定がまた斬新で
目からウロコのような感じを受けました。

そうですよね。昔だって天然パーマの人はいたわけですし
その方たちがロングへアをどうしていたのかって
思うと、なんかすごくリアルな感じがしてよかったです。

平時忠を演じたV6の森田剛氏もこんなすごい演技のできる人なんだと
初めて彼のことを正面から見ようっていう気にさせてくれました。
今までV6の中でもあまりちゃんと見ていなかったのが彼だったのですが
今回で彼に対する感情が変わりました。ものごとを斜めにみて
残酷な部分ももっている役を「なんだこいつ」って思わせるぐらい
いやな感じもありつつ、いいところもあるっていうのを見事に見せてくれました。

ひとりひとり書くと大変なので最後に松山ケンイチ氏について。

彼は素晴らしかったと思います。
彼は世間のいろいろな声と戦い、自分の心の声に従い
平清盛と対話して、平清盛を見事に演じきったと思います。

豪快な若者時代から静かに存在感を出す老年時代まで
彼らしい清盛を見せてくれました。

このドラマは心理描写が多くて視聴者が敬遠したとか言ってる人もいますが
ハリウッド映画の西武劇のような戦闘シーンがたくさんないと
大河ドラマはおもしろくないのでしょうか?

私の父は大河ドラマが好きで、私が物心ついたときから
いつもいっしょに見ていました。子ども心ながらすごいな~って
思いつつ、今思い出すのは戦闘シーンでもなく
映像がクリアかどうかでもなく
きらびやかな衣装でもなく
美男美女の様子でもなく
言葉でもなく

なんとそれぞれの印象深い表情なのです。

あの時のあの俳優さんのあの苦渋の顔。

あの時のあの女優さんの笑顔。

などなど子ども心にスクラップされていったのは
なんと表情だったのです。

ゆえに清盛を見ていた子どもたちは
今回のドラマにおいては数々の表情を心に
収めた事でしょう。

それくらい表情の宝庫のようなドラマでした。

ストーリーについて少し触れると
平清盛は結局、武士が世を治める道筋は作ったけれど
平家は滅亡してしまいました。
でも、彼が彼自身の意志で助けた源頼朝が
結局は清盛の夢を実現したのです。

これで清盛は報われたような気がしました。
鎌倉幕府ができ、そこでいろいろ四苦八苦したのち
室町幕府で庶民が笑顔でいられる世が作られたのですから。

庶民が笑顔になる世の中の最初の一歩を
作り出したのが清盛だったわけですよね。

最後の方での頼朝と清盛の幻影との対話が
感動的でした。静かでしたが、泣けて来ました。


今年の番組視聴率ベスト10にも入れなかったというけれど
チャートなんてどうでもいいのです。

周りの意見にすぐにつられる人や
流行ものに弱い人や
保守的な人などはどうしても
多数派になってしまうのが世の中。

周囲がなんといおうと自分がいいと思うものがいいと
言える人たちは少数派かもしれません。

番組の視聴率のために何度も脚本を書き換えさせられた
脚本家さんにもご苦労様と言いたいし、
そのせいで出るはずだったシーンがなくなって
出れなかった俳優さんもいたかもしれません。
台詞が少なくなった俳優さんもあったかもしれません。
でも、そのすべての方に私は言いたいです。

「誇りをもってそこにいた事実を大事にしてください。」と

堂々と「平清盛」に出ていましたと言ってほしいなと
すべての俳優さんたちに願います。

ひとつひとつを丁寧に見ずに
適当に批評する人たちが大嫌いな私だから
今回はあえて、このようなことを書かせていただきました。

ひとりでも心を揺り動かしたなら
立派なドラマなんですよ。

音楽といっしょ。


だから私はこのドラマにすべてかかわった人たちに
大きな拍手を送ります!

加えて、低予算でもアイディアで凄い番組を
いつも作ってくれているNHKさんは凄いと思っています。

お金をへんなところにばっかりかけて
たいしたアイディアもなく廃れて行くいくつかの
テレビ局に比べて、心と勇気があふれる人が
多いのがNHKなのかなと
別に回し者でもなんでもない一庶民の私は
思います。

先日の嵐が京都野菜を紹介する番組も
最初NHKと気がつかずに(嵐のイメージが民放だったので)
見ていて、いい番組だな~って見終わった時に
初めてNHKと気がつき、良質な番組を作るな~って
思ったし、

佐野元春氏のソングライターズも素晴らしい番組だし

5分間だけの番組もすごいなと思います。

私はいつもアイディアを出し合って前向きに進んで行く人たちが大好きなのです。

ということで長々と読んで下さった方ありがとうございました。





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bye-bye circusのワンマンライブに行きたかった!

2012年12月21日 | bye-bye circus
2012年12月20日(木)にあったbye-bye circusのワンマンライブ。
もちろん、私は行ける術もなく、行けた方たちのライブレポを
いろいろイメージしながら読ませていただいているだけなので
ここにそのライブレポを期待して来られた方には申し訳ないです。


ただ、行けなくてもbye-bye circusがワンマンライブをやったというのが
とても熱く心に響くのです。

真田暎人という類いまれな才能を持つロックミュージシャンが
いろんな環境に恵まれず、やっと築き上げたJet Lily Starも
解散せざるを得なくなり、そのあと1年かかって結成した
bye-bye circusのワンマンをようやく成し遂げました。

ずっと彼を信じて来た私としては、それがものすごくうれしいのです。
かれこれ2年近くかかったのかな。
彼は日々曲を作り続け、若いベースマンの佐藤くんを叱咤激励し、
よき女房役(ストーンズでいうミックの相方のキースみたいなもの)
である薮内さんとロックのグルーヴを築き上げて来たのです。

真田さんがあと何十時間というようにカウントした時間を
ブログのタイトルにしたのもわかる気がします。

ワンマンライブはゴールではなくて、そこからスタートするという
ことだと思うのです。そのスタートにつくための助走が
そのブログのタイトルとして現れたんだと思っています。

どれだけの人がワンマンライブにいたのかはわかりません。
でも、そこに行けなかった多くの人たちの心の数を数えると
会場に入りきれなかったのではと思います。


いろいろな新曲もできていて
私の知らない曲もたくさんあって
ほんと関西でbye-bye circusのライブがあまりにも少なくて
それはとても寂しいのですが、彼らの知名度が
もっと関東地方であがっていって全国的に広がっていけば
関西にももっとたくさん来てくれると思っています。

真田さんはセカイイチともスカボロとも今年対バンしました。
彼の歌をそのファンの方たちはどう感じたのだろう?って思います。

サンテグジュペリの「人間の土地」にあるように
素晴らしいバラを見つける園丁がいなければ
その素晴らしいバラもふつうのバラといっしょに刈り取られてしまいます。

いいシンガーソングライターも歌い手もギタリストも同じではないかと
思うのです。どうでもいいバンドといっしょにやっていては
刈り取られてしまいます。

バンドとしてセカイイチやスカボロのような素晴らしいバンドと
どんどん対バンしていって落ち込んだり、元気になったりして
その才能をしっかり開花できる場所へと移動していってほしいと願うのです。

ファンの人に真田さんがライブ前にお願いしてましたね。
手荷物類は会場がギュウギュウでなくてもロッカーに入れるか
荷物のある人は後ろの方で見てほしいと。

これって当たり前のロックバンドのファンのルールだと思うのです。
が、まだまだそういうのを言われないとわからないファンの方が
いるのですね。もしその方たちがJet Lily Starの時代からあるいは
もっと前からのファンだとしたら、とても残念なことです。
あきらかにロックを聴きにきているのではなく
真田さんを見に来ていることになるからです。

いっそ、SEKAI NO OWARIのLOVEさんからあのピエロの
かぶりものがどこで手に入れられるか教えてもらって
バンドメンバー全員マンウィズみたいにピエロのかぶりものして
歌うしかないのかな?まさにサーカスのていで。


そういえばオーストラリアのスプリットエンズが
そんなメイクでしたね。このバンドのメンバーが
のちにクラウデッドハウスを作って
あの名曲「Don't dream it's over」
を世に放ったわけです。

もっとロックを愛してほしいな。
bye-bye circusももちろんだけれど
もっともっと他のバンドや洋楽も聴いてほしいのです。
いっぱい聴くことで、さらにbye-bye circusのいいところが
見えて来るし、もっと愛せると思うのです。


ただ、拳をあげるだけがロックではないけれども
自然と拳があがってしまうのがロックなのです。

自然と踊れてしまうのがロックなのです。
ダンス、ダンス、ダンスは
訳すとロック、ロック、ロックになるのです。

真田さんが言う「I LOVE YOU」 
をbye-bye circus的に訳すなら

「おまえらおれに向かってかかってこいよ!
すべて受けとめてやるから。」

という日本語になると私は思っています。

みんなかかっていかなくちゃ。
こっちが受け身になっていてどうするの?
全身でぶつかっていこうよ。


今日仕事を早く終えることができたので
ひさしぶりに大阪の梅田ロフトに行って来ました。
そこでいっぱい並んでいた手袋を見て
2005年のクリスマスのJet Kellyのライブを
思い出しました。もう7年も前になるのですね。
この日のイベントで抽選でJet Kellyからの手袋を当てた子が
いまも使わずにそれを大事にしているのですが、
その手袋はロフトで買って来て下さったものなのです。
いまだにその袋も残っていますが(その年のクリスマス
バージョンのロフトの袋)今では彼の手は
その手袋より大きくなってしまいました。

私は昔から真田さんをはじめ、彼のバンドの
方たちからいっぱい温かいものを戴いて来ました。
彼の師匠である片岡さんからも温かい言葉を
いっぱい戴いてきました。

私はこのような温かいロックがもっともっと
世に溢れて行かないのが残念でしかたがないのです。

だからこそ今回のワンマンを始まりとして
彼らには来年もっともっと大きく大股で日本を歩いていってほしいのです。

「おれたちがバイバイサーカスだ!」ってね。


で、私もbye-bye circusに「I LOVE YOU」と言いたい。
それを日本語にすると「天国でも地獄でもどこまでもとことん付き合うぜ!」

さらに真田さんに「I LOVE YOU」と言いたい。
それを日本語にすると「あなたは我が家のみんなが共通して認める唯一の音楽ヒーローです。」

バイバイサーカスはこれからも旅を続けて行く。

to be continued.......(終わりなんてないのさ)

















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オーダーメイドベスト by FoZZtone

2012年12月14日 | FoZZtone
FoZZtoneというバンドは本当にどこまでおもしろいバンドなんだろう。
オーダーメイドアルバムを過去2回企画して
多くのファンが自分なりの選曲でアルバムを2枚作ったことになるけれど
今度はそれを含めて、フォズの過去の曲を新たに録り直したのを11曲から3~5曲に
セレクトして(それもファン投票にて)さらにライブ音源を3曲を加えてそれらすべて
合わせた中から10曲選んでベスト盤を作るという企画を発表した。

どこまで手間ひまかかる企画を考えるのかと
彼らの手間ひまを惜しまない、決してめんどうくさがらない
その職人気質に脱帽する。

いろんなバンドがベスト盤と称するものを古今東西
海外でも日本でも出している。

けれど、ここまで手間ひまかかった
しかもファンが自分で順番やセレクト曲まで
決めるベスト盤を作るという企画をするのは
前代未聞というか世界初に違いない。

もう、楽しすぎてワクワクする。
決して賞味期限のこないバンドだと確信する。

ベスト盤ってついついバンドが休み取る為に作るのか的な
ものも結構あるのに
このフォズのオーダーメイドベストは休むどころか
寝る暇惜しんで、彼らやスタッフ総動員で
一枚一枚また作るんだろうね。凄いね。

私自身がよくDVDとかを焼いたり
CDを焼いたりする作業をする人間なので
その手間とか時間を考えると本当にクラクラしそうなくらい。

でも彼らはあえてしんどいのもなんのそので
やってしまうんだね。

で、まずは初期の頃の曲をもう一度
今の自分たちでアレンジして録りなおすってことで
その録りなおしてほしい曲をファン投票で決めるんだって。

ゆえに今私はどれに投票しようか思案中なのだけれど

絶対にいれるのは「ブランケット」

これはライブで聴いたときにこんなすばらしい曲あるんだろうかと
思う程、感動し、そのシーンがいまだ忘れられない。
その余韻は2週間以上もったし、それで心が温かかった。
大阪シャングリラでのライブだ。

あんなに真っ正面に受けとめて抱きしめるように持ち帰った
「ブランケット」をどうして外せようか?

これが私のフォズのライブへこれから何度もいこうという
決定打になったような気もする。

さて、ひとり3曲まで投票できるので
残り2曲なのだけれど、

今現在最終的に候補にあがったのは残り3曲。
このうちどれを外すかだ。

ひとつはFinch
そして蜃気楼
ラストはumbrella

Finchはユーストで確か菅野さんがこれを聴いて
いっしょにこのバンドでやりたいと思った曲というようなことを
言ってた気がする。

これはドラミングによってまたすごく曲の奥行きが出て
メリハリがもっとついたらより凄い曲になりそうな気がするんだ。

蜃気楼はFoZZtoneのブルージーなナンバーで
これに武並さんのドラムが絡むとどうなるんだろう?って
すごく聴きたいなと思う。
この曲もなかなか譲れない感じなんだよね。

蜃気楼かな~というところを今の渡會さんなら
どう歌うんだろうなとかも気になる。

そしてumbrella

この歌にはポストダブステップの系譜が感じられて
ここにダブステップなドラミングが絡むと
すごくダンサブルでかっこいい今の新しいダンスサウンドに
なるような気もする。

フォズはある意味James Blakeより先にポストダブステップやってたんだって
改めてこれを聞き込むと感じてしまう。

あ~どれも捨て難い。

どうしよう。
まだ時間あるよね。

あ~日本のポストダブステップが聴けるかもしれない。

すっごく悩む。


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岩崎慧12番勝負~第5番 at Osaka Cafe Room vs 渡會将士(from FoZZtone)☆パート2 岩崎慧編

2012年12月12日 | セカイイチ
12月2日(日)
この日のイベントはセカイイチの岩崎さんがいろいろなゲストを迎えて歌い合うイベントで
今回はFoZZtoneの渡會さん登場となりました。

岩崎さんだけのソロワンマンとかに行ったことがあるので
彼の歌の魅力というのは十分承知なのではありますが
行く度にさらにその歌に惚れ込んでしまうのです。

今回は岩崎クエストと称して
彼がこういう世界に入るきっかけやら
入ってからやら
いろいろなお話を交えてのライブでした。

今までざくっとしか知らなかった彼の過去を
知ることができてなんか得しちゃった気がします。

<セットリスト>

聞いてますか?お月様
シルクハット
今日あの橋の向こうまで
ふりだしの歌
石コロブ(少し)
people get ready
ソフトフォーカス
RAIN/THAT/SOMETHING
解体新書
バンドマン

まずは中学の頃からの友達の話になって
その友達は斎藤和義さんのファンで
いっしょにギターで練習してたそう。
で、その友達に自分が斎藤さんといっしょに
撮った写真を渡したという話もされました。

で、高校を途中でやめてとにかく
全国を回ろうととにかく路上とかで
歌ってその日に得たお金で寝泊まりしてたという
話をしてくださいました。

福島に行ったときにお世話になった
バーのママさんにこの間久しぶりに
会いに行ったという話も出ました。

そのママさんが海外に行け!と
アドバイスを下さったそうです。

その海外行きはメジャーデビューしてすぐに
実現させたそうですが、それはあとでまた書きます。

で、全国を回ったあとに今のセカイイチのドラマーの
吉岡さんに出会って、そこでふたりでどんなバンド名にするかで
「すりガラスズ」で最初はやることになったそうです。
俺たちすりガラスみたいだなってことからついたみたいです。
今は無くなりましたが、昔よしもとが音楽にも力を入れたときがあって
ベイサイドジェニーというライブハウスが大阪にありました。
そこで活動していたそうです。
当時岩崎さんはAVの会社でアルバイトしていたそうですが
そのときに時間が結構あっていろいろ曲ができたそうです。

その当時に出したインディーズアルバムに入れた曲を
最初3曲もやってくれました。

16年ぶりとかにやったそうで
そういうのに遭遇できて私は幸せでした。
シルクハットはそのアルバイト中にできた曲だそうです。

今日はあの橋の向こうまでという曲は
彼が住んでいた近くに石津川っていうのが流れていて
そこを毎日歩く中でできた曲だそうです。
なぜか彼が住むところにはいつも川がそばにあるそうです。

the RIVERっていうブルース・スプリングスティーンの歌を
思い出しました。

岩崎さんはいつも弾き語りでも立って歌う方なのですね。
SOLEのときもそうでしたもの。

そういえば間で少しだけFoZZtoneの「音楽」を歌ってくださいました。
「だって好きなんだもの」って

ふりだしの歌はセカイイチのデビュー曲だということで
歌ってくれたのですが、このデビューしたてのときに
「ちょっとアメリカに行って来るわ」って一ヶ月ぐらい
アメリカ一人旅をされたそうです。
その間に、ロッキンオンジャパンの取材が入ってたのに
本人が日本にいなくて(急に決まったので本人は知らなかったそうです)
仕方が無くライターの方が音楽を聞いた感じを記事にされたそうです。
すごい新人さんだったのですね。

そのアメリカでのいろんな方とのセッションやらいろいろと
勉強になったそうです。そのときに歌った曲に
「People get ready」もあったそうで
これをハナレグミさんの日本語詩でのカバー版で歌われました。

そういえばこれってフォズのSOLEでも歌われましたよね。
みんながよく知っているのはジェフ・ベックバージョンですが
実はこれはカーティス・リー・メイフィールドの歌なのですよね。
ボブ・マーリーも影響を受けてたので、この歌の一部をONE LOVEに
使ったので、私が結構印象に残っているのはボブ・マーリー版なのでした。

でも、今回の岩崎さんのpeople get readyは独特の彼らしい歌い方で
それがすごく響きました。素晴らしい歌になりました。
本当のところ岩崎さんにはボブ・ディランの歌をやってほしかったです。
Blowin' the Windとか

石コロブはこんな曲もやってますってちらっとだけ
やってくれましたが、これは私の中ではセカイイチの最上級の代表曲だと
思っています。なにせ私とセカイイチとのファーストコンタクトの曲ですから。
がつんときた曲ですから。

岩崎さんも渡會さんのブログの愛読家のようで
「ゲッティの話」がすごく好きだそうで
その流れで、村上春樹のことを渡會さんが好きだからと
その名が出る「かいたいしんしょ」をやってくれました。
これは彼のソロCDに入っているのですが、
この曲は語り部的な感じというか
ある意味のヒップホップというか
言葉が川のように流れて来る曲なのです。
これをまた聞けて本当にうれしいです。

そうそうソフトフォーカスをやったあたりで
気分がいいから秘密のことを言おうかなと
いったん言おうとされたのに
突然、以前のファンの裏切り(?)を思い出されて
女子っていうものは~みたいなご自身曰く黒い自分が
登場されたわけで、「なんでみんな秘密だっていうのに
言っちゃうんだよ。」った話になりました。
みんな言わないって言って結局言うだろう?って

どうしたらいいんだ?ってことを訴えられてましたが
「信じる者は救われる」っていうことしか
私には浮かびませんでした。

でもすべての女子がそうだとは限りませんよ。
まあ、秘密のことなら秘密で何も触れなければ
害はどこにも及びませんので言ってしまえば
言わない事が一番ですね。

秘密の共有っていう楽しみは減りますが(笑)

あと私は口が堅いほうです(笑)

ソフトフォーカスの頃にはドリンクバーのところに
渡會さんも来られてて、そこから
「気持ちいい」とソフトフォーカスに賛辞を送られてました。

そうそうRAIN/THAT/ SOMOTHINGは今まで
彼の出演するライブに行ったときで聞かなかったことは
ありません。これも名曲ですよね。

渡會さんもライブ中に「今日雨降ってる?」「降ってた。」
「よかった。」っていう方なので雨が結構好きなんだろうなと
思うのですが、岩崎さんもそうなのかもしれませんね。

正直、私は雨はあまり好きではありません。
傘を持ち歩くのが嫌なのです。満員電車なんか最悪ですものね。
なのに過去に私が雨降りで傘をさしている二人の人を
ソフトフォーカスで撮った写真がとあるカメラ会社の写真コンテストで入賞したことがあるという
まさに雨と傘とソフトフォーカスに助けられている人なのであります。

FoZZtoneの歌にUmbrellaってあるので、まさに歌と絡んでます(笑)
その1枚の写真を撮ったことで、遠い昔からこの2バンドに出会う運命だったのかもしれません。

ラストの「バンドマン」は最初はやるつもりはなかったそうです。

でも10年バンドを続けてきて、続けて来たからこそこういう出会いがあって(渡會さんとかとの)
こうしてイベントをやっている今を思うとやっぱりこの曲を歌おうって思われたようです。
これはやっぱり毎回聴きたい名曲なので聴けて本当によかったです。

アンコールは渡會さんを呼んでのつばきフレンズの「光」をやってくれました。
この曲をまさか生で聴けるとは思っていなかったので、
「さいこう、サイコウ、最高!!It's great!, How wonderful!」ってな具合に
ハピネスな感情のうずまきを起こしてくれました。

岩崎さんのCDはすでに購入済みなので今回は買いませんでした。
(実のところ2枚もっているという)

この日は2年ぶりぐらい(いやもっと?)に会った友達と合流し、
その友達と会えたのもいい思い出となりました。
彼女と最初に会ったときに
「フォズをもっと広めないと」ってお互いに
あ~だこうだとライブ後に話したことが懐かしいです。
彼女は岩崎さんは初めてだったようなので
とても興味をもってくれたのでよかったです。
彼女はほんとうに音楽を好きな人だと思うので
そういうところがあまりライブとかで友達を
作らないというかほとんど作らない私が
珍しく友達になりたいと思ったゆえんです。

またいつかいっしょにライブが見れたらいいなと
思っています。

ということで長々と書いたのを読んでくださったかた
ありがとうございました。

また是非このふたりのイベントを開催してほしいです!




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岩崎慧12番勝負~第5番 at Osaka Cafe Room vs 渡會将士(from FoZZtone)☆パート1 渡會将士編

2012年12月08日 | FoZZtone
12月2日(日曜日)に大阪の西長堀近くにあるcafe Roomに初めて行きました。

ほんの少しだけ雨が降ったけれどあとは大丈夫でした。
晴れのちくもりのち雨のちくもりみたいな感じ。

もう今年中にフォズのライブは見れないのかな~って思っていたら
急遽大阪で渡會さんのソロライブが決まり、しかもそのイベントが
セカイイチの岩崎さんのイベントという超豪華版。

この間渡會さんがポッキーの日にイベントしたからではないけれど
グリコのキャラメルの名言(?)である
「一粒で二度美味しい」というのがすご~く当てはまるイベントでした。

正直、大阪駅から時間に間に合うように地下鉄を乗り換えて行く自信が
大阪駅を出る時点でなくなった。というか結構時間が迫ってたのです。
ゆえに貧乏なのにタクシーという超豪華な足で向かうのだけれど運転手が
おじいさんで「果たしていけるの?」って感じだったけれど
なんとか無事に到着しました。

運転手さんはそれはそれはよくしゃべる人で
「その人はすごく有名な人なのかね。」
「そんな遠くから(私がどこから来たかをたずねられたので言ったら)見に来るぐらいだから
すごいね~。」「おっちゃんは地図とかは見てもわからないが、ラーメン屋とかそういうお店とか
目印を言ってくれたら、すぐにわかるんだよ。」とcafe Roomの下の尾道ラーメン十六番さんと
定食もとやさんを言ったら自慢げに言われました。

さて、そこはこじんまりしたカフェだったけれども
イスはソファーのイスだったりパイプイスだったりで
いろいろでした。ソファーのイスが当たった人は
ほんとくつろげたことでしょう。

立ち見も今回ありました。

さて、最初は渡會将士さんが登場。
主催者の岩崎さんがまず出て来て、彼を呼びこみました。
(そのあと岩崎さんはずっとドリンクの方にいて渡會さんのステージを
見られていました。)

渡會さんの髪型はやや長くなったウエーヴのかかった前髪をたらした
スタイルなんだけれど、アーティストな感じをかもしだされていました。
ジョジョに出て来そうな人だなと思ったり。
服装は白い貴族然としたシャツにエンジ色のロングカーディガンを
羽織っていらっしゃいました。背中を向くとセイラー襟の模様が入っていたのがキュート。
どこで見つけたのかな?

そういえば、彼は長距離バスで来られたのですね。
初長距離バスみたいだったのに、ぜんぜん疲れた感じはしなくて
さわやかでした。

<セットリスト>

LOVE
Black Sheep Dog
polka dots
仮面ライダーブラックRX
I play the guitar(~funnybunny~悲しみは雪のように~stand by me~)
Shuni-Hum-Yoro-Kobiwo
Knockin' On Heaven's Door
Strike The Sun Fanfare
夕立ベッドイン

アコースティックライブはタワレコとSole CAFEしか
見たことがなかったけれど、この日は場所が初めてだったからか
いつもはこういう感じなのか、やや緊張感をもって
「音楽をします」っていうていで私としては好きな感じの
歌い始めでした。

Soleの雰囲気も好きなのだけれど、あちらは
すごくくつろいだ雰囲気なので、みんな親戚一同っぽい
感じがありすぎて、間にライブを忘れる時間が入るのだけれど
今回は「ライブ」っていう感じが大方していて音楽にどっぷり
浸れた気がします。

まったく彼ひとりっていうのは私は初めてだったので
そういうものなのかもしれないですが。

最近はいつも「ジャフオニカ学習帳」持参でそれを使って
弾き語りをされる。もちろん全曲ではないけれど。

なんだかうれしい。自分も同じものを見て練習するから。
で、この時はこう弾くんだなと指の動きを結構見てしまうのです。

LOVEから始まったのですが、ソロアコギバージョンは
いつもとはまた違って、それをなんと表現していいのか
わかんないけれど、素晴らしかったです。アレンジも歌い方もすべて。
首にすじがたち顔にもすじがたつほどの熱唱で
そういう姿を見ていると本当に感動します。
全身全霊で命かけてこの人は歌っているんだなって感じるのです。

Black Sheep DogはSoleでもアコースティックのライブでは
いつも聴けている気がしますが、このソロバージョンはまた
違う雰囲気でよかったです。いわゆるリズム隊が入らないから
アコギひとつでそれを表現するわけで、そういうのが渡會さんは
上手だなって思いました。メロディにしっかりリズム感を入れ込む。
音を踊らせ上手というのかしら。

ダンスダンスダンスっていう感じで。

polka dotsは本当に昔から好きな曲なので
そのソロバージョンが聴けてよかったです。
ここもカフェだからこれを選曲したのかな?

コーヒーは好きなので毎日のように飲むけれど
実はブラックなのです。普通飲むときは。
でも、コーヒー飲むときはいつもこの歌を思い出すのです。
たまにクリームを入れるときに特にこの歌を心で歌ってしまいます。

で、ブラック派の私(笑)に次に歌ってくれたのは
仮面ライダーブラックRXのテーマ
突然、倉田てつをさんとか宮内タカユキさんとか言うから
「え?」って思いました。すごく歌がうまい方なのだけれど
そんなに知られてないかもしれないというような感じの話から
歌い始めて、それが仮面ライダーブラックRXの歌だと
わかったのは私だけではなかったでしょう?

実のところ、倉田てつをさんは知っていたのです。
彼は東映の人ですから。私も昔東映に通っていた人間ですから。
最初、なぜ倉田さんなのだろうってわかんなかったのですが、
確か渡會さんは仮面ライダーのファンだったなって。
ということは.....
って思ったら、予想どおりの展開となりました。

子どものときはウルトラマン派か仮面ライダー派かというと
断然仮面ライダー派。ただ、ブラックの頃には卒業してたので
ブラックRXとかを見てはいなかったのです。

きっと同世代のファンの方たちはかなりハイテンションになったのでしょうね。

最初はしゅっとしたままやらせて下さいと言ってたけれど
ここで少し笑いをとってみんなから緊張感は抜けた気がしました。
それはそれでいいのでしょう。

I play the guitarのときに生のfunnybunnyが聴けたことはどれほどうれしかったことか。
体がうれしすぎて震える感じ。
私のここの名前にするぐらい好きな歌なのです。
いつか細美さんと渡會さんが二人でfunnybunnyをやってくれないかな。
もちろん私が見に行けるライブで。

その流れから浜田省吾の歌に行き、いつものstand by meへと歌い繋いでから
もとに戻ってしめくくったI play the guitar。この曲は本当に楽しい。

Shuni-Hum-Yoro-Kobiwoもとても好きな歌だけれど
今回はとても心が揺れる感じがしました。

この曲を初めて聴いたのはFoZZtoneを知ったばかりの頃で
「黒点」というシングルCDを買った時でした。
そのとき、この歌詞を見ながら、渡會さんはご両親のことを
大事に思われる方なんだなって思った記憶が今も鮮明に残っています。

懲りずに実家の野菜を郵送してくれ~というくだりが
すごくインパクトがあって、私がイギリスにいる時に
さすがに野菜は送れないけれど、インスタントみそ汁やら
いろいろ食べ物を段ボール箱に詰め込んで送ってくれたのと
重なったからだと思うわけです。日本にいても別々に住んでいると
それこそ何かと野菜とか米とかを送ってくれたりする。
そういうシーンがすごくリアルに感じた歌だったのです。

そんな風に送ってくれたお母様が今はいらっしゃらないと
思うと、悲しかったです。私はお会いしたことはもちろんないけれど
いろいろな意味でほんとうにリスペクトしていた方なのです。
目に見えない部分で支えられてきていたのに。

笑顔でこの歌を歌う渡會さんを見ていたら、
きっと彼の心の奥にはまだお母様の笑顔が大事に仕舞われていて
悲しい顔なんてしてられないんだろうなって思いました。

私もいつまでも思ってちゃだめですね。
どうしてなのか、思うたびに私が泣けて来ちゃうのです。
もっと教えてほしかったな~って。ほんとうは悔しいのです。

偉大な人は早く逝ってしまうのですね。

さて、終始笑顔があふれていた渡會さんのこの日の
最高のエンタテイナーぶりが発揮されるのはFoZZtoneの歴史を
語る時でした。

この日、岩崎さんが楽屋で岩崎クエストを語ってたんですって。
いわゆる岩崎さんの今に至る歴史。
で、彼と渡會さんが出会ったのは渋谷クアトロでイベントに
出てたときにリハのあと渡會さんが「それだめだろう」
「いいんだよ。やりたいから。」みたいな当時のドラマー(わかりますよね)
と言い合ってて、そのあとに岩崎さんが「わかるわ」と話しかけてきてくれた
ときだったらしい。岩崎さんって渡會さんより年下だったのですね。

そういう話から渡會さんが最初竹尾さんと出会った時の話になり
まずはいっしょにスタジオに入って何か弾こうってことになり
「Knockin' On Heaven's Door」をやろうってことになったそう。
で、渡會さんは当時よく流れていたアヴリル・ラヴィーンのを
想像してたけれど、これ原曲があるだろうなと(ボブ・ディランだと
わかったそうだけれど)思ってそれかなと思ったら竹尾氏が
思っていたのはガンズ&ローゼズの方のだったらしい。
で、今回まずはアヴリルバージョンを歌ってくれて
彼女はすばらしいと讃えたあとに
ボブ・ディランの方を真似て歌うんだけれど
すごく特徴を捉えていて、ディフォルメされてはいるけれど
「わかる~!」って感じでほんと笑えました。でも上手いの。本当に。
最後にやったガンズ版はもう最高中の最高。
あのメタル感の溢れたボーカル。あれはメタル知っている人はツボにはまる。
素晴らしい!ブラボー!ってスタンディングオベーション級でした。
高音でうなる感じとか。

このアヴリルの歌が入っている「HOPE」~For the children of Iraqというアルバムは
チャリティーアルバムでバラエティにとんだ素晴らしいアーティストたちによるアルバムなのですが
持っているアルバムからの曲だったのでちょっとうれしかったです。
2003年発売のCDだから、この頃にフォズが結成されたのかとなんか感慨深かったです。

この前後だったかな?渡會さんが何か飲みたかったらどんどん飲みに行っていいよって
言ったんだけれど、それで前の方の数人が動いたのです。でも、その間も彼は歌っていたのです。
ちょっとそこが不思議でした。たとえ渡會さんに言われても、いろいろ空気を読まないとって。
他の人はちゃんと聴きたいのに、ドリンクバーにいる岩崎さんにカクテル作ってって
言ってもできないわけで、PAをやっていたマスターが結局動かざるを得なくなる。
するとなんかガタガタしてせっかくの歌が遮断される。しかも大きな声で
ドリンクバーで話すもんだから.......
まあ、まだかなり若い方達だから仕方が無いのかも。言われるままにしちゃうというか
しないといけないのかなと思っちゃうのでしょうね。

そのあとの渡會さんが「Strike the Sun Fanfare」の前に欲しい人は「ビール!」とか
言っていいよ。でも次の曲はできないと思うけど。って言ったのは
まさにそれだと思うのです。タイミングを図ってねって暗に言っている感じがしました。

モッシュダイブのライブで喉が乾いて死にそうなのとは違うんだから
しかもイベントだから、終わってからでも大丈夫だったのでは?って
思うのは私だけでしょうか?でしょうね。めんどくさいやつって思われるだけですね。
失礼しました。

さて、その「Strike the Sun Fanfare」は東京キネマのDVDで
見た長いバージョンで、すごくすごく心に絵が描かれて行くように
深く深くしみいりました。この歌を聴いていると絵の具と筆が
浮かんでくるのです。大きなキャンバスに描いて行くかんじ。

最後の曲は「夕立ベッドイン」
この曲は結構前に彼がいいタイトルがついたってつぶやいていた曲ですね。
夏頃のような気がする。まああやふやですが。
でも夕立って夏のものですものね。

彼はベースボールベアーの「神々looks you」みたいなタイトルセンスに
感動するんですって。小出くんのセンスというか。
実は私、このCD持ってますが(笑)
だからそういうタイトルをつけたかったとのこと。

ただ、ベースボールベアーの曲ってやっぱりティーンとかに響く感じがします。
それに比べて「夕立ベッドイン」は大人の香りが溢れている気がしました。
この曲を聴いているとき、一瞬私は夏に戻れた気がして幸せでした。
私は夏が一番好き。だけど、いつも一番短い気がしてるのです。
今年もあっという間にあの暑さ、あの夕暮れのすがすがしさや朝のわずかな涼しさが
去ってしまったけれど、この歌を聴いているときにその感覚を思い出していました。
この曲をやる時は打ち込みを使われていましたね。

しかもこの日にこのCDを私たちに渡してくれるために
前の日とかにいっぱい焼いてくださったのです。
まさか大阪で一番にこのCDを販売してくれるなんて
夢にも思ってなかったから、いつも東京に行けない私には
本当に本当に一足早いクリスマスプレゼントでした。

しかもジャケットとか間に合わなくてシールを貼って
作ったそう。で、後ろに力強い字でマジックで
夕立ベッドイン/FOOL 渡會将士って書いてあって
新種のサインですね(笑)
とてもバランスがきれいな文字でさすが絵を描く人は
違うなって。
ジャケットの中心部にはGOOD MIGHT SEKAIのシールがどかんと貼られ
このイベントには行けなかったから本当にうれしい。その周りに
いろいろかわいいシールが貼ってあって人によって
それが違うからある意味世界で1枚のジャケットのCD。
私がかわいいなと以前買ったものと同じのも含まれていて
そういう一致がなぜかうれしかったり。
二階建てのバスもイギリスって感じだし。
シール選びにセンスもいいな。ってこれご本人が選んだのかな?
もしかして.....とか思ったり(笑)

岩崎さんの方については別にまた書きますが
ラストにアンコールで岩崎さんと渡會さんが
つばきフレンズの「光」をやってくれたのは感動しました。
岩崎さんは立って、渡會さんは座って弾き語り
素敵なハーモニーを聴かせてくれました。

この日はまず、渡會さんの歌で体が暖まり、
次の岩崎さんの歌で燃えました。

それについてはまた改めて。

美しい時間というのは人生においては
ほんのつかの間に過ぎないのですが、
それでも一生手放さずにしっかりと
持ち続けようと思いました。

そういうことを思わせてくれるお二人のライブでした。

これからも何度もお二人でこういうイベントを
やってくださいね!




























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