藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

休むことに、ベストを尽くそう。

2005年05月20日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート12」

ルパンは
「なんだと!!じゃ、式は明日じゃねえか! こうしちゃ・・・」
と動き出そうとしますが、まだ傷が完治してません。
「イテテテ・・・」
「ほうら、無理すんじゃねえよ!傷口が開いちまうぞ!」
「食いもんだ、食いもん持ってこい。」
「食いもんって、お粥か?」
「なんでもいい、じゃんじゃん持って こい!」

ルパンは大量の食料をバク食いします。
「バカヤロー、そんなに慌てて食うなよ!胃が受け付けねーぞ!」
「うるへぇー!12時間もありゃ、ジェット機だって直らぁ!」
ルパンの顔が青くなります。
「ほら、言わんこっちゃねえ、洗面器か?」
「んんんん~」
「食ったから、寝るって・・・」

テニスが上手くなるためには、ルパンのように、回復することに全力を尽くすことです。

休むことは、重要なトレーニングです。
筋肉や、テニス技術は、練習してその後しっかりと休んでいるときに強化されます。
練習してインプットされたデータは、しっかり休むことで、保存されていきます。
ずっと疲れたままでは、せっかく練習して学んだデータが消えていってしまうので、上達しません。
ただ、やみくもに練習すればいい、というわけではありません。

しっかりと練習し、しっかりと休むことが大切です。
プロは休むことに集中します。
練習後のクールダウンをしっかりやり、ストレッチをして、食事や栄養のバランス、睡眠などの健康管理に注意します。
オーバーワークになりすぎて、体を壊さないようにしています。
体を壊して、ブランクを作ってしまうのが、一番レベルダウンします。
今日は1日中練習したと思ったら、次の日は1日しっかりと休む。
あるいは、1日の中で、しっかり練習する時間と、しっかり休む時間のメリハリをつけましょう。
体調管理を丁寧にして、コンスタントに続けることが、上達の秘訣です。

僕の場合は、「今日はテニスやりすぎたなぁ!」とオーバーワークぎみだった次の日は、たいてい集中力が下がっていて、体が重く感じます。
まだ、疲れが抜けきっていないのです。

一方、十分に休んだ次の日は、動きも良く、集中できています。
長嶋さんのように「ボールが止まって見える」まではいきませんが、ボールがスローに感じます。
ボールがガットに当たるときの、タッチ感覚も良いです。

試合で勝つには、まず、元気な体を作ることが大事なのです。
技術を磨くことと、休むことがワンセットで練習です。

ルパンのように、元気な体になることに、ベストを尽くしましょう。

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