藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

逆にならないようにしよう。

2005年12月23日 | テニス
テニスが強くなるには、速い球にはゆっくりコンパクトに、遅い球には速く大きく振ることです。
試合を見ていると、意外にもこの逆をやってしまう人が多いものです。

相手の打ったボールが速いと、反射的に「打ち負けないようにしないと!」と思います。
すると、力が入って、速く振ってしまいます。
速く振ると、面の角度も変わりやすくなるので、アウトが増えます。
「うわ!速い!ヤベッ!」と思うと、緊張します。
すると、筋肉が収縮し、稼動範囲も狭くなるので、力任せのスイングになります。
「負けるかよ!」と思うと、無意識にテイクバックも大きくなります。
すると、打点までの距離が長くなります。
そして「遅れないようにしなきゃ!」と速く振ってしまうのですが、これは手打ちです。
安定しません。

速いボールが飛んできたとき、1番最初におさえるべきポイントは「打点」です。
打点が狂ってしまうと、良いボールは返りません。
だから、まず「いかにベストな打点で捉えるか」を考えます。
とは言っても、「ヤバッ!速い!」と思った時点で力んでしまいます。
そこで、速い球が来たら「ラッキー!」とニヤッとしましょう。
笑うことで、顔の力が抜けると、全身がリラックスします。
相手が速い球を打ってくれることは、ラッキーです。
なぜなら、打点をしっかり合わせることができれば、最小の力で速い球を返すことができるからです。
楽して、最高のショットが打てるわけです。
速い球には「カウンター」を狙いにいきましょう。
カウンターのポイントは、リズムを合わせコンパクトなスイングでタイミングをはずさないこと、ボールから逃げないで、しっかりと捕まえに行く勇気です。
相手の打ったボールの威力を利用し、カウンターで返しましょう。

フワフワと飛んでくる、チャンスボールもミスの多いショットです。
この場合は、速いボールと逆で、意識してしまうことがミスの原因です。
へたに、十分に「どうやって打とうかな?」と考えることのできる場面の方が、迷ってしまい、弱気になります。
すると「ミスッちゃマズイ!」と思い、ゆっくりと入れにいったりします。
すると、せっかくのチャンスが台無しになってしまいます。
チャンスボールは、下半身の力をボールに伝えることを意識します。
そして、下半身を意識しながら、自分のペースである程度速く、そして大きなスイングで振るようにしましょう。
時間に余裕があると「どうしよう?」と考えてしまいがちですが、これはマイナスです。
左脳が働くと、イメージが消えてしまうので、動きがバラバラになります。
余裕がある時ほど、自分の描いたイメージを信用し、自分のペースを守りましょう。



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