大人になってもふるさとの味を忘れないでね-。北茨城市立大津小(竹内克直校長)で25日、総合的な学習の一環として「北茨城の食文化体験会」が開かれた。全校児童155人を前に大津漁業協同組合の関係者がアンコウのつるし切りを披露し、北茨城発祥の漁師料理「アンコウのどぶ汁」を振る舞った。
食文化体験会は10年ほど前から毎年実施。体育館で行われたつるし切りは、同漁協が運営する「市場食堂」の大森博之さんが担当し、児童らは体長約50センチ、5キロほどのアンコウが見事な包丁さばきで切り分けられていく様子を興味深そうに見詰めていた。
4年の八角梨加さん(10)は「昨年はインフルエンザで休んでしまったので、今年はつるし切りを見学できて良かった。来年もおいしいどぶ汁を食べたい」と笑顔。同漁協の石川秀夫参事は「地元の伝統的な食材を食べることで地元愛を育み、大人になって県外に出て行っても郷土の味を忘れないでほしい」と話した。 (小室雅一)
北茨城市にある大津小学校では、毎年この時期に地元の漁業協同組合と協力し、子どもたちにあんこうについての産業や食文化を学んでもらおうと授業を行っています。
25日は、全校児童およそ160人が体育館に集まり、はじめに漁協の関係者があんこうのつるし切りを披露しました。
子どもたちは、口を金具につるされた体長60センチほどのあんこうが10分ほどで、皮や身をそぎ落とされ、胃袋や肝が取り出される様子を興味深そうに見入っていました。
このあと、大根やわかめなどと一緒にあんこうの身や皮を入れ、肝で味付けをした郷土料理の「どぶ汁」がふるまわれました。
子どもたちは、「おいしい」と言いながら「どぶ汁」を味わい、なかには、お代わりをする子どももいました。
小学6年生の男の子は「つるし切りは、少し怖いところもあったけど、こんなにおいしい『どぶ汁』に変わるんだと驚きました」と話していました。
02月25日 17時07分
(管理人より)
もう言葉もありません。原発事故前も汚染があったかもしれませんが、原発事故後はさらに汚染されている日本の水産物。
とりわけ、福島に近い茨城の海の底魚のアンコウを郷土料理として、学校の総合学習の授業で食べている茨城の小学生。
水産庁のデータです。☟直近の茨城のアンコウのデータは出てきませんでした。最高でセシウム合算50ベクレル/kgぐらいありますね。
子どもたちが食べた「どぶ汁」は「肝で味付け」してあるそうです。肝臓にセシウムは溜まるというのになんということでしょうか!もちろん、セシウム以外の核種のデータはありません。
ストロンチウム90なども調べなければならないでしょう。
今回の問題はまず教師の教材研究不足です。 そもそも食材のアンコウが放射能汚染されていれば、授業そのものが成立しないということに気づかなければなりません。
郷土料理も食文化の継承も、汚染がない前提でしか成立しません。
残酷にも、学校で子どもの命を脅かしています。総合学習で何をやってもいいというわけではありません。
そして、さもいいことのように報道するメディア(NHK、茨城新聞)の愚かさ。
日本はレベル7の放射能汚染国になったのです。
今でもフクイチから放射能汚染水が海洋に漏れ続けているこの国で、このような授業が行われていいはずがありません。