ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

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中国メディア 「まるで爆薬庫」天津の現場倉庫に全部で40種類余りの危険物3000トンが保管されていた

2015-08-19 | 事故

天津爆発 現場の倉庫に危険物3000トン

8月18日 17時01分 NHK
 
中国の天津で起きた大規模な爆発で、現場となった倉庫には毒物のシアン化ナトリウムに加え、爆薬の原料にもなる硝酸アンモニウムなど、合わせて3000トンに上る危険物が保管されていたことが分かりました。地元メディアは、捜査当局が倉庫を所有する会社の経営陣ら10人の身柄を確保したと伝えています。
中国の天津港近くにある倉庫とその周辺で12日深夜に起きた大規模な爆発では、18日までに114人の死亡が確認されています。
これまでに現場の倉庫には、およそ700トンに上る毒物のシアン化ナトリウムが保管されていたことが分かっていますが、中国メディアは公安省の幹部の話として、現場の倉庫には、これに加え爆薬の原料にもなる硝酸アンモニウム800トン、硝酸カリウム500トンなど、全部で40種類余りの危険物、3000トンが保管されていたと伝えています。
また、天津の地元メディアは18日、捜査当局が発生直後の13日に、倉庫を所有する会社の経営陣ら10人の身柄を確保していたと伝えました。
中国メディアは、身柄を確保された中に地元の公安局の元局長の息子が含まれているとも指摘しており、大惨事の背景に危険物のずさんな管理を見逃した行政と企業との癒着があったのではないかという見方が広がっています。

中国メディア 「まるで“爆薬庫”」

倉庫に保管されていたことが新たに明らかになった硝酸アンモニウムは、肥料や爆薬の原料になる危険物です。また、硝酸カリウムは、花火や爆竹などを作るために使われることがあるということです。
すでに保管が確認されていたシアン化ナトリウムも、金属のメッキ加工など工業分野で広く使われていますが、水に溶けやすく、酸と反応すると有毒で引火しやすい青酸ガスが発生する性質を持っています。
中国メディアはこの会社の倉庫について、「まるで“爆薬庫”のようだ」と伝えています。

 

中国・天津 神経ガスの成分、爆発現場付近で検出

産経新聞 8月19日(水)11時21分配信

【北京=矢板明夫】中国・天津での大規模爆発で、国営中央テレビ(CCTV)は17日夜、現場に出動した消防幹部の話として、爆発の起きた付近の大気から化学兵器のひとつ、神経ガスの成分が検出されたと伝えた。

 検出された神経ガスの詳細は明らかでない。現場の倉庫には、猛毒のシアン化ナトリウムが約700トン保管されていたことを当局が確認。報道では成分が周辺の下水道から検出されるなど、環境への放出が確実とみられ、防護装備を備えた中国軍の化学専門部隊が投入されていた。

 香港紙、文匯報(電子版)によると、北京公安消防総隊の幹部は、「シアン化ナトリウムと神経ガスの2種類の有毒な気体が前日に続き検知されている。指標としては最高の値だ」と語った。

 CCTVは、北京化工大学の化学専門家の話として、神経性ガスを一定濃度で吸い込むと、呼吸困難や心臓停止が起こり、死に至る場合もあると伝えた。

 検出された神経性ガスは、爆発が起きた倉庫に保管された化学物質が熱、または水に反応した際に発生したものとみられる。CCTVは、「倉庫に保管された危険な化学製品の種類と量はともに想像を超えており、全容を把握できていない。予想できない危険はまだ沢山ある」としている。




天津倉庫爆発 汚染物質、日本到達の可能性も 研究チームが画像分析

2015.8.18 08:00 産経新聞

山形大と東北大の研究チームが米航空宇宙局(NASA)の人工衛星MODISが撮影した画像を解析したところ、中国天津市で12日深夜に起きた大規模爆発で有害物質を含んだ汚染物質の放出が16日時点も続いている様子がわかった。日本に微小粒子状物質(PM2・5)などの大気汚染物質として風に運ばれ、到達する可能性もあるとしている。

 分析したのは山形大理学部の柳沢文孝、東北大東北アジア研究センターの工藤純一の両教授。柳沢教授は中国から流れてくるPM2・5による樹氷汚染の影響などを研究している。

 12日の衛星画像=写真(上)=では天津市付近の上空に汚染物質はほとんど確認できないが、13日=同(中)=には天津付近の港湾から渤海湾に向かって汚染物質(画面中央の黄色部分)が噴き出している様子がわかる。その後、汚染物質は朝鮮半島付近まで広がり、低気圧から伸びる前線に押される形で渤海湾から日本海方面に移動。16日=同(下)=には再び濃くなり、煙が引き続き放出されていることがうかがえるという。

 柳沢教授は「黄砂が日本に流れる春や秋と違い、今は太平洋高気圧が阻んでるが、前線に沿って日本に汚染物質が流れてくる可能性もある。大気で薄まるため、健康被害が出るような汚染物質が日本に到達するとは考えにくい。ただ、正確な汚染物質がわからず、観察していく必要がある」と話している。(杉浦美香)

 13日から16日にかけて、天津の爆発事故現場付近から拡散する汚染物質(黄色い部分)。人工衛星MODISの画像(東北大の工藤純一教授提供)

 

 

(管理人より) 大爆発が起き、化学物質が3000トンもばらまかれた天津市と日本の距離は、地図を見ると考えているよりもはるかに近いことが分かります。

日本では今もフクイチから放射能ダダ漏れ。風が吹き黄砂のように日本に化学物質が到達すれば化学物質と放射性物質の複合汚染になってしまうのではないでしょうか。

中国からの有害なPM2.5で大気が汚染され、日本で被曝している私たちにとっては、追加的な体へのダメージは避けられません。

相変わらず「大気で薄まるため」と学者に言わせているようですが、用心にこしたことはありません。

雨に濡れないように、外出時はできるだけマスクするほか市民に出来ることはないように思います。

日本政府は大本営発表してたようですが☟・・・・あとは個人の判断だと思います。空にばらまかれた毒物はもはやどうしようもないのですから。

中国政府も大本営⇒ 「神経ガス検出」を否定=中国天津市 

もう有毒な煙は流れてしまった後ですが、確認のため衛星画像を上げておきます。

http://www.citylab.com/weather/2015/08/satellites-spot-the-tianjin-explosions-foul-brown-cloud/401303/  より

NASA人工衛星テラ

 

NASA人工衛星アクア

 

 

気象衛星ひまわり8号

 

NASAの衛星写真 

 

 天津大爆発について、いろいろなこと(テロや核爆発?)がネットでは言われていますが、当ブログでは、現時点ではこれ以上の考察はしません。

 

 


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