理研など3法人「特定国立研究開発法人」に 2016年10月1日 20:26 日テレ
理化学研究所など3つの法人が10月から、世界トップレベルの成果をあげることが期待される「特定国立研究開発法人」に指定され、会見を行った。
1日に京都市内で行われた3法人理事長合同記者会見には、理研の松本紘理事長ら3法人のトップや、鶴保庸介内閣府特命担当相らが出席した。「特定国立研究開発法人」に指定されると、国際競争力を高めるために研究者に高額な給与を支払うことが認められる。
理研を巡っては、2年前、STAP細胞の論文不正問題で特定法人に指定する法案の提出がいったん見送られたが、今年の国会で法案が成立。今月から「特定法人」としての運営が始まった。
理研の松本理事長は、さまざまな分野との連携や人事改革に力を入れたいとしている。
首相、科学技術で健康長寿社会を 女性活躍にも期待 2016年10月2日 10時49分 東京新聞
安倍晋三首相は2日、京都市で開かれた科学技術関連の国際会議で講演し、先端技術を活用し、経済成長や健康長寿社会の実現を目指す考えを強調した。この分野での女性活躍にも期待を示した。「科学と技術は、社会を前進させてくれる。高齢化や、生産性の伸び悩み、健康増進といったいろいろな課題に取り組む上で、もっと重要な役割を果たす」と述べた。
ロボットや、膨大な情報「ビッグデータ」などの技術が融合すれば「解決できないと思われてきた問題を解けるようになる」と指摘した。
(管理人より) 科学技術プロパガンダが一斉に始まりました。上の二つのニュースをどのメディアも報じています。
ツイッターなどのSNSも、ロボットやドローンに関するアカウントがかなりあります。 例 @robospi @DMM_ROBOTS
企業のもありますがエンジニア個人のアカウント、大学や高専のロボット研究会のアカウントも。とにかくロボット、ロボット技術に関する宣伝が凄まじい。相当広告宣伝費が投入されているようです。一見、おもしろ動画を装ったロボットプロパガンダが作られていて、関心のなさそうな層にも浸透を図っていることもわかります。
これから、ロボット=三菱などのメーカー、ビッグデータ=スマート社会にじゃんじゃん税金を投入するという宣言です。
安倍首相の「科学と技術は、社会を前進させてくれる」という認識は明らかに誤りであり、刷り込みです。
環境汚染の現状を考えた場合、これ以上の科学技術の発達を望むのは間違っていると私は断言します。すべてのゴミの問題が根本解決していないからです。
病気の原因を撒き散らしておいて、薬を開発なんて大間違いです。マッチポンプです。
「科学技術で課題解決を目指す」なんて矛盾だらけ。逆に科学技術こそが問題を生み出し続けていることは明らかです。
原発で放射能をばらまいたり、プラスチックや化学物質で水を汚し、病気の元を作り、その尻拭いを科学技術でしようと言っているに過ぎないのです。しかもその尻拭いさえできてなんていません。
福島原発事故も収束していない。 メガソーラーは日本中の自然を絶賛破壊中。 海はマイクロプラスチックだらけ。
電子廃棄物だらけで 産廃溜め場は火災。最終処分場から汚染水。 放射性廃棄物やダイオキシン廃棄物の自治体たらい回し。 豊洲などを見てもわかる有毒物質に汚染された跡地の問題。
科学技術のせいで環境が汚染されたんじゃないですか? 科学技術で何にも解決していません。
科学技術によって問題が永遠に生み出されています。 汚染は永遠に拡大していく⇒ エントロピーの法則。
今こういう状態。 MAN(Steve Cutts)
この通りになっていることに気づかないのですか? 無視ですか?
科学技術を適用する尺度も間違っているのです。科学技術を適用する尺度が行き過ぎるなら、科学技術自体も問い直す必要があります。
たとえば、ナノ粒子とかマイクロビーズとかゲノム編集とか、そういう技術は、「生物の進化と適応の過程を無視した」科学技術。
科学技術のメリットしか見ない理数系の人間によって開発されています。
人間を不幸にする、開発しちゃいけない技術です。 数学や理科の知識があっても、そんなことがわからないなんて驚きます。
ノーベル賞がどうだのと、メディアが科学技術に権威を持たせようと、相変わらず騒いでいますがこういうのもあります⇒ 「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」
こうやって、科学技術に権威を持たせ、盲信してきたわけです。
単純に、旧技術⇒新技術で、旧技術の膨大なごみが出るということを忘れています。
日本という国を、始末に負えないゴミだらけにして、外国にもそのゴミを押し付けて、さらに電気を浪費するハイテク機器をつくり、乗り物を作り、自然を破壊し、食べ物の遺伝子まで操作して、もうめちゃくちゃ・・・科学技術を盲信するのをやめないとどうしようもありません。
経済的な合理性だってないんです。海も湖もマイクロプラスチックで汚染、空気はPM2.5で汚染。
そんな状況の中で、科学者にさらにニンジンをぶら下げる国。
理化学研究所、 産業技術総合研究所、 物質・材料研究機構の 研究者に「高額な給与」 なんて、テクノクラート社会そのものです。御用学者、マッド・サイエンティストに追い銭です。
官僚の天下り組織の独立行政法人の年収をみてみます。
産業技術総合研究所が堂々の一位。太陽光パネルとかナノテクとかリチウムイオン電池の研究をしているところです。
産業技術総合研究所、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) と、再生可能エネルギー関連が2つもランクインしてますね。(苦笑)
原子力ムラ=再エネムラ、どっちでもおいしいことになっています。同じメーカーですから。
ニンジンが巨大化していくことが閣議決定したわけです。
ほんとうは「御用学者がやってることは間違いだ、国策でやってることは間違いだ」という研究をする人、機関こそが必要なのに・・・
特定国立研究開発法人による研究開発等を 促進するための基本的な方針 平成28年6月28日閣議決定 より
「超スマート社会を未来の姿として共有」 と書いてあります。
もちろん、前回記事にしたスマホが前提となるスマート社会です。
参考 使い捨てのハイテク=スマホの虜になっていませんか?Steve Cuttsのアニメーションを見てください
スマートグリッドも含みます。全てに電子機器が介在する「超スマート社会」。ということは、とりもなおさず「超電子廃棄物社会」そして「超電力浪費社会」ということです。
放射能被曝者、電磁波被害者、低周波音被害者、化学物質過敏症、生産現場の労働災害なんて完全に無視した「超公害社会」です。
こんなことを勝手に閣議決定して、国策化して進めているのです。
これ、「未来の科学技術」という看板がかけてありますけれど、やってることは富国強兵と同じですからね。行き着く先は、戦争です。
市民をオリンピックや万博で目くらまししておいて、軍事産業が新エネルギーやロボットなどの技術を税金で開発し軍事技術につなげているのです。
実は災害は戦争準備にちょうどいい。 ファシズムはもうとっくに始まっているのです。
科学技術プロパガンダに騙されてはいけないということです。