ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

追記アリ 8000Bq/kg超の指定廃棄物の焼却灰の入ったフレコンバッグ200袋が燃える産廃施設倉庫の火事

2016-05-17 | 産廃火災

郡山市のリサイクル施設で火事 フレコンバッグ200袋焼ける(福島16/05/16)

(5/16 13:12)FNN 福島テレビ

16日朝早く、福島・郡山市のリサイクル施設で火事があった。けが人はいなかった。

現場の周囲は、民家は少なく、畑や田んぼなどが多い場所。
火災の発生から4時間余りがたっても、建物からは白い煙が出ている。
火事があったのは、郡山市日和田町にあるリサイクル施設で、16日午前3時40分ごろ、通行人から「建物から煙が出ている」と、消防に通報があった。
火は、およそ4時間後に消し止められたが、倉庫内の壁の一部や、焼却後の灰が入ったフレコンバッグ、およそ200袋が焼けたという。
けが人はいなかった。
郡山市によると、焼却灰は、郡山市内の指定廃棄物を燃やした際に出たものだが、火事の前後で、周辺のモニタリングポストの値に変化はないという。 

 

郡山市で倉庫火事 焼却灰を入れた袋燃える(福島県)

 5/16 12:24 福島中央テレビ

きょう未明、郡山市で倉庫が半焼する火事があり、焼却灰を入れた100以上のフレコンバッグが燃えた。
火事があったのは、郡山市日和田町にある郡山建設廃材リサイクル事業協同組合の倉庫
きょう午前3時半ごろ、近くを車で通りかかった男性が消防に通報した。
ここは、木くずや廃プラスチックなどを焼却する施設の倉庫で、倉庫を半焼し、火はおよそ4時間後に消し止められた。
また、倉庫に保管してあった、焼却灰を入れていた袋が100から200袋燃えたということで、警察と消防が出火原因などを調べている。 

 

 

 

指定廃棄物倉庫から出火 放射線量変化なし 福島

毎日新聞2016年5月16日 21時49分

16日午前3時45分ごろ、東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物を保管している福島県郡山市日和田町高倉の「郡山建設廃材リサイクル事業協同組合」倉庫から黒い煙が見えると119番があった。約4時間後に消し止められたものの、鉄骨平屋建て倉庫の壁が焼け、指定廃棄物が入ったフレコンバッグ約800袋のうち100〜200袋が焼けた。環境省によると、倉庫外への飛散はなく、周辺の放射線量に大きな変化はない。

 指定廃棄物は、1キロ当たりの放射性セシウム濃度が8000ベクレルを超える廃棄物で、ごみの焼却灰や下水汚泥、稲わらなどがある。

 同協同組合によると、焼けたフレコンバッグには同組合の施設で建材などを焼却した際に出た灰が入っていた。バッグの容量は1袋約1トンで、敷地内4カ所に計約1600袋を保管している。倉庫は施錠されていなかった。周辺に火の気はなく、福島県警が、出火原因を調べている。

 同組合の矢野和宏専務理事(63)は取材に対し「民間で指定廃棄物の管理を徹底するには限界がある。国は民間に任せるのではなく、何らかの保管方法を考えてほしい」と話した。【土江洋範】

176カ所に点在、集約見通せず
 福島県内にある指定廃棄物は昨年末現在で14万2139トンに上る。環境省は民間の産業廃棄物処分場「フクシマエコテッククリーンセンター」(同県富岡町)を国有化して最終処分する計画だが、事故から5年が経過しても搬入時期は見通せていない。

 同県の指定廃棄物は現在、民間施設や公共施設、畑などの民有地計176カ所で一時保管されているが、今年3月にも同県二本松市で、畑に置いてあった指定廃棄物が燃える火災があった。また、指定廃棄物ではないものの、昨年9月の関東・東北豪雨では、除染で出た草木類を詰めた袋が大量に仮置き場から流出した。

 相次ぐ汚染ごみのトラブルに、地元自治体などからは「仮置きは不安定で、台風など自然災害時には大きな被害につながりかねない」と懸念する声が上がる。環境省は「保管管理者に管理体制の徹底を求める以外にない」と対応に苦慮しているのが現状だ。【渡辺諒】

 

(管理人より) 郡山市の産廃施設で、指定廃棄物の焼却灰が燃えたという最悪の火災が起きました。放射性焼却灰+産廃火災はもっとも気をつけなければいけないのに・・・

福島テレビのニュースだけでは「リサイクル施設」としか書いてないので、どんな事業者かもわかりません。そして福島中央テレビの方は、燃えたのが「指定廃棄物の」焼却灰とは書いてありません。

燃えたフレコンバッグの中身の焼却灰の放射能濃度がどれほどであったか、具体的な数値はどこにも書いてありません。恐ろしいことです。

こんなおかしな報道が現地福島では続いているわけです。「けが人なし」「モニタリングポスト異常なし」で済ませるテレビ報道・・・

 

まとめ

●福島県郡山市日和田町高倉の「郡山建設廃材リサイクル事業協同組合」の倉庫 

地図

ストリートビュー 

看板 

 

ここは、産業廃棄物焼却施設なのです。 「倉庫」「リサイクル施設」と書くと、まるでリサイクルショップみたいなイメージになりますので姑息です。この事業者の敷地は広く、所有する産廃の焼却炉が一般道路から全く見えない位置にあるんです。今回驚いたのは、低めの焼却炉の煙突すら周囲に木や建物があって道路からは見えないため、木屑のため場や焼却炉があるということ自体が一見わからないのです。

しかし航空写真には、煙が出ているところもちゃんと写っています。日常的に産廃を燃やしているという事実・・・

 

 

この焼却施設で 通常燃やしているものは、木くず・紙くず・繊維くず・廃プラスチック類・動物性残渣・ゴムくず・廃油・汚泥、感染性廃棄物 

今回の倉庫の火事で燃えたもの⇒8000ベクレル/kg超の指定廃棄物焼却灰 200袋(200トン)

倉庫の火事は4時間も燃え続けています。

福島の山火事や、洪水でフレコンバッグ流出などなど放射能拡散はありましたが、今回の火災で、さらに絶望が深まりました。

周囲には畑や田んぼ、福島県農業総合センター、工場、食品会社や民家もあります。どこが風下になってもおかしくない。

PM2.5の測定局も距離がある・・・

風向き


風下には、中学校や仮設住宅がありました・・・


環境省は 

「環境省によると、倉庫外への飛散はなく、周辺の放射線量に大きな変化はない。」

と言っているようですが、ありえません。微粒子になって風に流れていけばいくらでも飛散し、再拡散します。

モニタリングポストやそらまめ君の測定局の数字にいつも100パーセント反映されるわけではないので、数字はあくまで参考でしかありません。



追記  メーリングリストからの情報を追記します。 5/17 14:47



放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会:和田央子さんから緊急情報

5月16日未明、郡山リサイクル協同組合(産業廃棄物焼却施設)の灰保管庫(指定廃棄物)から火災が発生しました。 

ここは以前から問題があり、何度も周辺空間線量や土壌等の測定を行っていますが、放射線・重金属・化学物質ともに高い値が出ています。 

今回は指定廃棄物の火災のため、警察、消防のほか環境再生事務所が現場に調査に来ていますが、近隣住民への注意勧告は一切なく、田植えをしている人がいたそうです。  

この点問い質すため環境再生事務所長に、明日面会したいと申し入れていますが「立て込んでいるので遠慮して欲しい」と拒まれています。  

添付ファイルは環境再生事務所からのプレスリリースです。 


周辺住民は煙を吸っているのに「人的被害なし」、空間線量は0.1~0.2マイクロシーベルト台となっていますが、18時現在、K氏に日立アロカシンチレーションで測定してもらったところ、 

隣接する前田道路の前で0.36マイクロシーベルトでした。プレスは朝7時に鎮火したとありますが、いまだ現場からは煙が出ているとのことです。 

思えば鮫川村の爆発事故のときから、近隣住民に知らせない、人身事故はおきておらずモニタリングポストの値は上昇していないと過小評価してもみ消そうとするという対応でした。

浪江町、南相馬市、伊達市霊山町での火災もやはり同じような対応で、消防員がろくにマスクもせずに消火していた光景が見られたようです。

 

今回の指定廃棄物焼却灰は、10万ベクレル以下はフクシマエコテック、10万ベクレル超は中間貯蔵施設へ搬出されるまでの間、事業者が国から保管費用をもらって保管しているものです。 

焼却しているものは9割木くず、残りは廃プラや廃タイヤなどですが、感染性廃棄物(針なし注射器など)も扱っています。 

フクイチの近くの木くず等も扱っているとの話で(2014年)、放射線量の測定は、入口で抜き打ち的にトラックスケールで荷台を自動計測し0.5マイクロシーベルト以下であればOKという、極めて簡易なものです。 

 

今後もフクシマでは火災が起きる度に同じことが繰り返されるに違いありません。 

以下ニュースと共に拡散をお願い致します。 

https://www.youtube.com/watch?v=dQaqLeSn7VQ&list=PLM2X_BBz80yh843abrbBLWukGWClj6dHk&index=2

 

郡山市のリサイクル施設で火事 フレコンバッグ200袋焼ける(福島16/05/16) - YouTube

 

16日朝早く、福島・郡山市のリサイクル施設で火事があった。けが人はいなかった。現場の周囲は、民家は少なく、畑や田んぼなどが多い場所。火災の発生から4時間余りがたっても、建物からは白い煙が出ている。火事があったのは、郡山市日和田町にあるリサイクル施設で、16日午前3時40分ごろ­、通行人から「建物から煙が出ている」と、消防に通報があった。火は、およそ4時間後に消し止められたが、倉庫内の壁の一部や、焼却後の灰が入ったフ­レコンバッグ、およそ

 

200袋が焼けたという。けが人はいなかった。郡山市によると、焼却灰は、郡山市内の指定廃棄物を燃やした際に出たものだが、火事の­前後で、周辺のモニタリングポストの値に変化はないという。

 

①リサイクル施設ではなく紛れもなく焼却施設  

②火災は指定廃棄物倉庫からもとより8000ベクレルを超えるものが貯蔵されている。  

③周辺のMPは相当遠い。夜間は表示されないので夜間のデーターはいくらでもすり合わせることができる。そもそもこのような事態の時目安とすべきなのに夜間は稼働していないので何の役にも立たない。周辺ってどこのMPを指すのかもわからない。  

福島再生事務所のコメントをそのまま記事にしたもので指定廃棄物の管理責任を放棄したもの。

 

 

追記 

指定廃棄物が入った袋を焼く 郡山で倉庫火災

2016年05月17日 08時12分  福島民友

16日午前3時40分ごろ、郡山市日和田町、郡山建設廃材リサイクル事業協同組合の倉庫から出火、プレハブ平屋の倉庫を半焼、保管されていた指定廃棄物の焼却灰が入った大型の土のう袋約200袋を焼き、約4時間後に鎮火した。けが人はなかった。

郡山北署によると、大型土のう袋には、建設廃材を焼却して出た、放射性物質の濃度が1キロ当たり8000~10万ベクレル以下の指定廃棄物の焼却灰が入っていた。同署が原因を調べている。

環境省福島環境再生事務所によると、火災発生前の付近の放射線量を測るモニタリングポストの値は、同3時に毎時0.191マイクロシーベルト、鎮火後の同8時に毎時0.192マイクロシーベルトで、大きな変化はなかった。

同事務所によると、倉庫には1200~1300袋の同袋が保管されていた。火災で袋から出た灰は新しい同袋に詰め直し、同倉庫に保管するという。

現場はJR郡山駅から北に約9キロの郡山北部工業団地の一角。

 

 

 




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