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北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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網走監獄6

2019-11-10 16:17:28 | オホーツク地方

六回に亘った(こんなになるとは思わなかった・・・)「博物館 網走監獄」もようやく最後になります。

約二時間ほどの滞在で、駆け足になったけど、十分楽しめたと思います。

 

 

これはまた古い木造の門があります。

監獄ができたばかりのものでしょうかね。

 

 

受刑者は道路工事にも従事していたんですね。それも1200名とは。

確かに書いてあるとおり、この門では脱獄が容易にできちゃいそうですね。

 

 

なるほど。社会治安を守ると共に、受刑者の人権尊重も考えられていたんですね。

網走では、当初の塀が木造にならざるを得なかった事情はどのようなものがあったんでしょう?

  

 

 

 

このような煉瓦塀まで、受刑者の労働として造られていたとは。

受刑者にとって解放感を味わえる門というのも、なんか分かる気がしますね。

 

 

 

舟運が発達していない時代の物資の運搬の再現。

これしか手段がないとはいえ、なかなか大変そう。

 

 

 

 

 

 

これまた大きな味噌樽。これが一般の家庭で用いられていたということに驚きを感じます。

 

 

 

 

 

 

「梅田事件」。聞いたことがありますね。

昭和25年(1950年)から翌年にかけて発生した強盗殺人事件と、それに付随する冤罪事件。発生場所が現在の北見市内ということで、網走の法廷で裁かれていたのですね・・・。

 

 

 

 

工芸品として、お土産としての人気も高い「二ポポ」。書かれているとおり、アイヌ語で「木の小さな子」「人形」という意味があるそうで、狩猟の際、ニポポに祈念すると必ず狩猟が成就するという信仰があり、狩猟で捕らえた動物を料理する際は、まずニポポの口に供えるという風習があったほか、ニポポに願い事をして、それが成就された時は、ニポポの首に装身具を飾るというのもあったそうです。

これも受刑者が工芸品として制作していたんですね。知りませんでした。


 

最後に、入りはしなかったけれど、この建物。

 

 

実際に受刑者が食していた食べ物がメニューとしてあるそうです。

次回行くときは、ぜひ食べてみたいです。 

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網走監獄5

2019-11-10 07:51:47 | オホーツク地方

今朝は朝の気温が氷点下5度。

寒いけど、晴れた日は日光が部屋に直接差し込んで温度が上がるので、日中はストーブなしでも過ごせます。

ただ、冬の到来と共に悩まされるのが部屋の乾燥。昨日は湿度30%まで下がりました。

洗濯物はあっという間(それはオーバーか?)に乾くけど、インフル対策もせにゃならんし、試行錯誤の日々になりそうです。

 

ということで。

「博物館網走監獄」の記事は、写真を整理した結果、あと二本になります。

 

 

これまた長屋のような建物。

これも住居関係でしょうか?

 

 

受刑者の共同浴場だそうです。

 

 

うわあ・・・、後ろ姿見ると少々ビビってしまいます。

 

 

「くりからもんもん」なんて名前は初めて聞きました。

「倶利伽羅竜王」というのは、「不動明王の化身としての竜王」とのことですが、「不動明王」という、知っているようで知らない言葉を調べてみると、「大日如来の命を受けて魔軍を撃退し、災害悪毒を除き、煩悩 (ぼんのう) を断ち切り、行者を守り、諸願を満足させる主尊」とのこと。

ここに収容されるような人たちの信仰の対象として崇められていたのかな?それとも単なる流行?

この「もんもん」とは漢字で「紋紋」と表記され、やがて刺青全般を指す言葉として定着したそうです。

 

 

この「イギリス積み」の小さな建物は・・・?

 

 

独居房ですか。

なるほど懲罰としてはかなり辛そう。

 

 

これも、いかにも「懲罰」って感じの部屋ですね。

 

 

7昼夜重湯のみって・・・。少なくとも私には考えられません。

 

 

ここにも「教誨堂」が独立して建っていました。

 

 

 

 

「刑務所の歌」というのがあったんですね。

「はこだて検定」で学習した「酒は涙か溜息か」で知られる高橋掬太郎さんの作詞というのも注目点です。

 

 

 

この「見張所」は、園内マップでは4箇所設置されています。

要所要所において、監視の目を光らせていたということなのですね。

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