明日は天皇陛下の「祝賀御列の儀」に伴うパレードが開催されるんですね。
今年の夏ごろまでは、この週末に上京して、恒例の「秋の遠足」(80年代東映特撮作品のロケ地巡り)を開催する予定だったのが、私の事情により今回は取りやめということになったのだけど、もし予定どおり上京していたら・・・、ウーン、仲間たちでパレードを観に行ってたのかな・・・。
まあ、来年また仲間たちと楽しい時間を過ごすのを楽しみに、明日のパレードはテレビでじっくり見るとします。
ということで。
「博物館網走監獄」は、本当に見どころが沢山あります。
受刑者の刑務作業というと、農作業だとか、屋内での工芸品制作などを思い浮かべるけれど、煉瓦製造まで行われていたとは、驚きでした。
これは大きな建物のようです。
もしかすると・・・。
そう、これが、網走監獄を象徴する建物とも言える「舎房及び中央見張所」。
重要文化財指定もされている有名な建物に、早速入ってみましょう。
ああ、これですね。監獄を象徴する有名な光景は。
正面から入ってすぐのところにこの「中央見張所」があり、各方向を監視することができるようになっています。
房は、全部で五つの方向に分かれています。
室内に立ち入りができないので、写真撮影にも限度があるのだけど、冬の時期にはとても寒そうな板張りの部屋です。
この電話ボックスのようなスペースはお手洗いでしょうか。
言うに及ばず、水洗ではないのでしょう。
うわあ、これは狭くて寒そうだ。
そういえば、「第12回アメリカ横断ウルトラクイズ」のグアムのドロンコクイズで、「北海道の網走刑務所では、正月三が日だけ、使い捨てカイロが支給される。◯か✕か。」という問題が出題され、この問題を引き当てた女性の挑戦者が、◯へ飛び込んで泥まみれになり、福留さんに「暖房設備があるに決まってるだろ今は」(放送されたのは昭和63年(1988年))と言われていたけれど、この部屋が使われていた頃は、冬の寒さ対策はどうなっていたんでしょうね。
再び外へ。
刑務所外塀に用いられていた赤煉瓦の再現だそうです。
函館時代からの習慣で、煉瓦造りの建築物を見ると、どうしても積み方が気になってしまいます。
これは、右側の方は、小口が表面に出ている列と、長手が表面に出ている列が交互になっている「イギリス積み」だけど、左側の方は、同じ列の中で、小口と長手が交互に表面に出ている「フランス積み」です。
その下の方は、中央の出っ張り部分が「フランス積み」で、両サイドが「イギリス積み」。
「フランス積み」と「イギリス積み」が混在している建築物は見たことがあるけれど、こういう混在の仕方は初めて見たような気がします。興味深いです。