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北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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夭折の歌人

2018-02-09 20:40:39 | 函館



以前紹介したことがある「石川啄木一族の墓」の側にある歌碑。





この歌を詠んだのは「砂山影二」という人物。
1918年に函館で創刊された文芸誌「銀の壺」の同人として活躍し、他方で石川啄木に心酔し、詩誌「海峡」を出版した人物ですが、人生に懐疑的であったとされ、1921年、青函連絡船から津軽海峡に身を投じ、弱冠二十歳の命を絶つという、短いながらも壮絶な人生を生き、「夭折の歌人」と呼ばれています。
確かにこの歌も、最期を予期しつつ、そんな自分と戦っているかのようにも感じられます。

石川啄木と、彼に関わった人物にゆかりのある場所には、函館でも多く足を運んできたけれど、この場所のように、「観光名所」と呼ばれるほどクローズアップされる機会の少ない場所に行ってみて、それがどういう場所であるかを勉強してみるのも面白いものです。
石川啄木は、「死ぬ時は函館で死にたい」と考えたほど函館を愛したとされていますが、彼のゆかりの場所があるのは、北海道では函館だけではないので、函館以外の町にあるゆかりの場所を巡ってみるのも面白そうだなと思います。
どこか行ってみようかな・・・。
コメント
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