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北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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小学校跡

2020-11-17 19:54:03 | 釧路&釧根地方

 

釧路市中心部、北大通から少し中へ入った所に、小さな碑を見つけました。

 

 

校歌が刻まれています。

平成19年(2007年)に近隣の学校と統廃合された、「旭小学校」という小学校の跡地に設立されています。

ということは、前回釧路に住んでいた頃にはまだあったということですが、そう言われてみれば、うっすらと校舎の光景が眼前に浮かんでくる気がします。

(当時は、この場所からそれほど離れていない場所に住んでいたので)

 

 

歴史ある学校には必ずと言っていいほど設置されている、二宮金次郎の像。

私が卒業した札幌の小学校にはなかったと思うんだけど、二番目に通っていた八雲町の学校には、あった記憶があります。

 

 

ここはどこかというと、現在は、ご覧のショッピングセンターのある場所。

職場からも近いので、仕事帰りにたまに寄っています。

 

 

小学校の跡地ということで、店内にはこのような物が残されています。

 

 

 

 

 

そしてこれらは、校舎解体時に残されていた、児童の作品の数々。

かつてここに学校があり、今も、卒業生や地域の人達の心の中でその存在が残り続けているということを物語る貴重な財産だと思います。

これからも、ずっと大切にされていってほしいものですね。

 

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白樺台

2020-11-15 19:23:04 | 釧路&釧根地方

今日は、「釧路市立博物館」で開催された「学芸員トーク」を聴講してきました。

ここへ来て、釧路市内とその周辺の町ブラネタも尽きてきた気がするので、新たな散策スポットを発見できればと思って参加しましたが、結果は、大変興味深い話を聞くことができたので、だんだん寒さが厳しくなってきたけれど、散策計画を練ったうえで回ろうと思います。

最近、公私共に何だかモヤモヤした日々が続いているけれど、楽しみができたので、今週は頑張れるかなという気がします。(木曜日は人間ドックの日ですが、よい結果が得られますように)

 

ということで、今日は、残り少ないネタストックを一つ消化。

 

 

釧路市郊外にて。

バスが一台停まっていますが、ここが終点になっていて、また折り返し運転の起点となる旋回場です。

 

 

「白樺台」という地域にあるバス停。

 

 

いつも利用するバス路線(この他にもう一系統ある)なんだけど、いつも利用するのは、釧路駅前ターミナルを出発してから八つ目の停留所までで、そこから遠く離れた終点までは一度も乗ったことがなかったので、ちょっと行ってみようと思って乗ってきました。

 

 

 

次のバスまでのわずかな時間、周辺をちょこっと歩いてみました。

 

 

住宅街にある銭湯。

一度だけ来たことがあるのだけど、昔ながらの銭湯という雰囲気で、好印象だったのを覚えています。

 

 

この地域で紹介したかった場所が、こちらのコンビニ。

写真だけ見ると、どこにでもある普通の店舗のようだけど、実はこの白樺台エリアは、公営住宅が多く立ち並ぶ住宅街であるにも関わらず、昨年、唯一あったスーパーが撤退してしまい、一時期買い物ができる場所がなくなってしまいました。

その後、こちらのコンビニが進出してきたのだけど、そういう事情ゆえ、店内は他地域の店舗よりも広く、多店舗では売っていない食料品も充実していています。

 

 

 

で、この空き地が、昨年撤退したスーパーの跡地。

前回釧路に住んでいたとき、確か平成16年(2004年)の今頃だったと記憶しているのだけど、そのスーパーの中に入っていたラーメン屋さんが、北海道新聞の釧路地方版で紹介されたのを見て、食べに行ったのを覚えています。

先程も書いたように、公営住宅をはじめ多くの住宅が軒を連ねる住宅街なだけに、何とかならなかったのかなあと思えてなりません。

 

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鶴居神社

2020-11-13 21:09:38 | 釧路&釧根地方

 

「鶴見台」のある鶴居村へ行ったとき、村の中心部にある神社に寄ってみました。

 

 

北海道はアイヌ語由来の地名が多いことで知られていますが、「鶴居」という地名は、漢字からも想像ができるとおり、国の特別天然記念物にも指定されている「タンチョウ」の繁殖・生息地であることに由来しています。

 

 

本殿に辿り着くまでに、大きな鳥居が二つあります。

 

 

今の時期によく見られる「落ち葉の絨毯」とも言える光景ですね。

 

 

 

なるほど、京都の八幡宮に由来している神社でしたか。

「石清水八幡宮」という神社は知りませんでしたが、平安時代前期に八幡宮総本社の宇佐神宮(大分県宇佐市)から勧請された神社だそうで、「誉田別尊(ほんだわけのみこと)」こと「応神天皇」、その母親で、「息長帯比賣命(おきながたらしひめのみこと)」こと神功皇后(じんぐうこうごう)、「宗像三女神」という、福岡県宗像市にある「宗像大社」に祀られている「多紀理毘売命(たぎりびめ)」、「市寸島姫命(いちきしまひめ)」、「多岐津比売命(たぎつひめ)」の総称である「比咩大神(ひめおおかみ)」の三柱が祀られています。

開運厄除、心願成就、学業成就、勝運などの御利益があることから、パワースポットとしても知られているそうです。

ということは、この神社も、同じような御利益があるということなんですね。

小さな村の小さな神社だけど、このことが広くPRされれば、こちらもパワースポットとして注目が集まるのかもしれませんね。

 

 

 

これは、鶴居村ゆかりの戦没者の追悼碑だそうで、84名の戦没者の名前が刻まれています。

 

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鶴見台

2020-11-11 21:01:22 | 釧路&釧根地方

 

釧路の隣の鶴居村に、こんなスポットがあります。

名前から想像がつくとおり、特別天然記念物にも指定されているタンチョウを間近で見ることができる場所として、遠方からも写真愛好家が多く訪れています。

 

 

 

 

なるほど、タンチョウは、アイヌ民族からも神として崇められていたんですね。

ここにも書かれているとおり、乱獲や生息地の開拓により、一時期は絶滅したと言われていましたが、それが今や、1,700羽を超える生息が確認され、人々の目を楽しませているというのは、素晴らしいことだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

コンパクトデジカメなので、ズームアップで撮ろうとすると若干ぼやけてしまいますが、雰囲気は伝わるかなと思います。

次は、羽を広げた様子をしっかりと撮れるように頑張ってみます。

 

 

 

 

展望台の側に、このような物がありました。

キャベツのようにも見えるけど、何かの花なのかな・・・?

 

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企画展

2020-11-08 15:52:34 | 釧路&釧根地方

 

散歩がてら「釧路市立博物館」に寄ってみたところ、このような企画展示が実施されていました。

アイヌ民族の織物、編物に関する展示です。

 

 

入口近くで、映像付きで紹介されていたのが、日高管内平取町二風谷の「アットゥシ」という織物。

平成25年(2013年)、経済産業省の「伝統的工芸品」に、北海道の工芸品で初めて指定され、着物や前掛けのほか、帯、コースター、巾着などの小物として織られています。

その歴史は古く、1621年、キリスト教宣教師だった「アンジェリス」という人物の「第二蝦夷国報告書」で紹介され、絵画記録としては、1799年、「秦檍丸(はたのあわきまろ)」という人物の「蝦夷島奇観」に記載があります。

主に日常着や労働着として着用されてきましたが、18世紀後半以降は交易品として本州にも流通して、海運業や漁業の仕事着となったほか、アイヌ民族の儀礼でも18世紀後半から着用されてきました。

道東地域でも、1781年頃の「松前随商録」という文献に、産地として「クスリ」、現在の釧路地方が紹介されており、現在、釧路市立博物館では16点が所蔵されています。

 

 

これは、アイヌ語で「~を織る」という意味だとか。

 

 

同じくアイヌ語で「袋などを編む」というそうです。

 

 

で、こちらは、「ゴザを編む」という意味とのこと。

 

 

 

これがその「ゴザ」で、床に敷いたり、日用道具を乗せたりのほか、祭壇や壁面を覆うなどの用途に用いられているそうです。

 

 

 

「タラ」という荷縄で、荷物を纏めて括り、運搬するほか、採集した食料や子供を背負うのにも用いられています。

釧路地方では、ヒグマの肉を背負う荷縄を。「カムイタラ」と呼んで、他と区別しているそうです。

 

 

「サラネプ」という編み袋で、採集、運搬、貯蔵に用いられています。

 

 

最後に、着物をもう1点。

アイヌ民族の文化も興味深いものが色々とあるので、釧路にいる間(いつまでだ?)、道東地方の文化についても触れる機会を作ってみたいです。

釧路市立博物館HP)

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