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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

コロナですべてを見直すときが来た

2020年04月22日 10時24分08秒 | 思考試行

 何もない時は、それぞれの日常生活にそれほど問題はない、かのようにみえる。いままで、それぞれの国、個人、会社、団体は、いろんなことがあった歴史の流れの中で、変化しながら、すごしてきて、そして、今のいま、を迎えている。

 しかしながら、実は、それぞれに問題を抱えているのが実態であって、改善、克服しなければならない問題が山積している。表面的に大々的になっていないのが、平時なのだと思う。

 コロナ問題が起きて、やらなければならないことがドットきた。それぞれがやらなければならないことが出てきた。しかも、今の決められた役割をこなしていればいいというものでは当然ない。

 誰が何をどうするのか、どういう問題が起きていて、どうそれに対処するのか、厳しい条件のなかで、方策を探すことが求められる。とりわけ、国の政府の役割は大きなものがある。

 国が財政赤字で、今回のことでさらに赤字が増えるので、どれぐらいの出費が可能なのか、「孫子の代に借金をまわす」ことだから、できるだけ抑えなければならない、ということをテレビのキャスターがいった。なかば常識のように。本当だろうか。

 財務省もそういう立場のようだ。だが、日本の場合、世界の中で有数の債権国だという。世界に対して金を貸している立場だという。そうすると、「孫子の代に借金をまわす」とは何を言っているのだろうか。金を借りているのは、日本政府であって、誰から借りているのかといえば、外国からではない。日本国民からということである。

 国民は債権者であって、債務者ではない。では日本政府はその借金をどう返すのか、国民に返すということになる。どこから返すのか、日本国政府の資産から返すということになる。約定の利息と元金を返すだけである。

 国民は金を貸していながら、借金をしているととでもいうのだろうか。おかしな話である。「子孫に借金を残す」などとインチキを言ってはいけない。

 したがって、国民がコロナ禍で苦しんでいるときに、裕福な国民から政府が借金をして、苦しい国民に必要な資金を提供することに何の問題があるというのだろうか。欧米の対応は、どこも早い。当然のことだ。仕事をさせないのだから、必要なお金は当然早く出さなければならない。

 それを日本政府は、グズグズグズグズしていて、何を考えているのか、思い切り無能ぶりを発揮している。有事の際には、ホントに役立たずどころか、問題を解決しようとする動きに、むしろ邪魔になる存在と化している。

 コロナ騒ぎで、始めて政権の本当の姿をみせてくれている。無能なのである。カッコウばかりつけているんじゃない。

 無能の根源は、国民のことを、本当には考えていないということである。投票さえしてくれればそれでいい存在なのである。問題にどう対処していくかという「頭」がないのである。国民の生活など眼中にないのである。

 それは、日本国が真に国民のための政治、社会にしようという意欲がなく、能力もないということを示している。改善課題が、明確になってきている。