逮捕状が出たのに、それを直接捜査にあたったわけでもない、刑事部長が直接その執行をとめた。止めたには、ちゃんとした事情があったのだろうか。こんなことを許すことは、民主主義の国家ではないことを意味する。刑事事件にならなかったことを、盾にとって、加害者は訴えられた民事訴訟でも最大限利用する。
このあたりの事情を徹底的に問題にするのが、報道機関ではないのか。調べ上げて、どんな力学が働いたのか。と書いたものの、なんということだ。どちらがウソをついているのかは、一目瞭然だ。はたして民事訴訟で地裁は被害者の言い分をはっきり認めた。
嘘をついた加害者は、刑事罰も受けるべきだが、逮捕状の執行を止めさせた刑事部長、不起訴にした検察、検察審査会への証拠開示など、どんな具合だったのか知りたい。再起という手続きもあることはあるらしいが、やる気配はない。
ただ、あまりにもわかりやすく、真実は、万人の目に明らかではないか。どちらが嘘をついたのか。誰がどんな動機でそうしたのか。事情はインターネットでみるだけで、明々白々だ。加害者は、若い娘さんを、酔わせて(これが怪しい・・・そんなドラッグがあるという。)無理矢理ホテルに連れ込んで、「介抱して」、「合意のうえで」セックスをし、それで、訴えられると、反訴で一億何千万という慰謝料を要求する人なのだ。
加害者は、53歳の既婚者、家族あり。安倍総理べったりの有名記者である。そして逮捕状の執行を止めた刑事部長は、菅官房長官の秘書をしていた人物である。
それで、マスコミの報道はどうなっているか。これは、大事件ではないのか。これをとりあげない日本の報道界はどうなっているのか。そこに正義はあるのか。ハチの巣をつつく騒ぎにならないのは、エライことである。いかにも公平そうな顔をしながら、この問題を無視し、どうでもいい題材をさも大事件のように扱う。こんなマスコミは、存在価値なしである。問題がおきれば直ちに反応し、正義のために、動くべきである。